JP2855274B2 - 養毛料 - Google Patents

養毛料

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JP2855274B2
JP2855274B2 JP1270273A JP27027389A JP2855274B2 JP 2855274 B2 JP2855274 B2 JP 2855274B2 JP 1270273 A JP1270273 A JP 1270273A JP 27027389 A JP27027389 A JP 27027389A JP 2855274 B2 JP2855274 B2 JP 2855274B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、イチョウ抽出物と特定の核酸類またはその
構成塩基を含有し、頭髪・頭皮機能の亢進と正常化をも
たらして養毛・育毛効果に優れた養毛料に関する。
[従来の技術] 従来種々の養毛料が禿頭、薄毛、フケ、脂漏などの生
理学的諸症状の予防や治療に用いられてきている。
これら養毛料には、頭皮の血行促進、脂質分泌抑制、
毛母細胞の活性化等種々の効果を有する各種薬剤が配合
されているが、今までのところこれら薬剤は十分な効果
を有するとはいえなかった。
最近、養毛剤として、効果および安全性の面から生薬
等の植物抽出物が注目されてきている。そして、これら
の生薬抽出物の中でもイチョウ抽出物が優れた養毛料と
して提案されている。
しかし、このイチョウ抽出物も従来のものと比べると
養毛効果は優れているものの、未だ満足の行く十分な養
毛効果を発揮するには至っていない。
[発明が解決しようとする課題] 従って、より安全性が高く、養毛・育毛効果に優れた
養毛料の開発が望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは斯る実情に鑑み、鋭意研究を行なった結
果、イチョウ抽出物の有する養毛・育毛効果は、特定の
核酸類またはその構成塩基との組合せにより相乗的に引
き上げられること、従って、これら2成分を含有する養
毛料は極めて有効性が高く、優れたものであることを見
出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、イチョウ抽出物0.0001〜10重量
%と、アデノシン三リン酸、グアニン、アデニンないし
はそれらの塩から選ばれる、核酸類またはその構成塩基
0.0001〜5重量%とを必須成分として含有することを特
徴とする養毛料を提供するものである。
本発明において必須成分として使用されるイチョウ抽
出物は、イチョウ(Ginkgo biloba L.)の葉、花、枝、
果実などから抽出されて得られるものである。抽出方法
は特に限定されず、例えば、抽出溶媒として水、メチル
アルコール、エチルアルコール等の1級アルコール、プ
ロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液
状多価アルコール、酢酸エチルエステル等の低級アルキ
ルエステル、ベンゼン、ヘキサン等の炭化水素、エチル
エーテル、アセトン等の公知の溶媒を用いる方法が採用
され、これら溶媒は一種または二種以上を組合せて使用
することができる。就中、好ましい抽出溶媒としては、
水と混和する有機溶媒の水溶液、特に、エチルアルコー
ル、メチルアルコール、アセトン等の水溶液が挙げられ
る。
イチョウ抽出物としては、イチョウの葉、花、枝、果
実等の原料を上記抽出溶媒に浸漬し、これを室温で、ま
たは加温下抽出し、濾過して得られた抽出液をそのまま
用いても良いが、更に必要により濃縮したものを用いて
も良い。また、これらの抽出物を精製して用いることも
できる。
本発明の養毛料におけるイチョウ抽出物の含有量は、
乾燥固形分として0.0001〜10重量%(以下単に「%」で
示す)であり、より好ましくは0.01〜5%である。抽出
液を使用する場合は、溶質である乾燥固形分の含有量が
上記範囲内であれば、その抽出液濃度等は何ら限定され
るものではない。
イチョウ抽出物の含有量が0.0001%より少ないと十分
な養毛効果は得られないことがあり、また、10%を越え
て配合してもそれ以上の効果の増大は見られず、かえっ
て着色、臭いの発生や、剤型によっては沈澱が生じる
等、製品面での問題が生じる場合がある。
一方、本発明の他の必須成分である核酸類またはその
構成塩基は、アデノシン三リン酸、グアニン、アデニン
ないしはその塩から選ばれる一種または二種以上であ
る。
上記核酸類またはその構成塩基の本発明養毛料中の含
有量は0.0001〜5%、好ましくは0.001〜3%である。
核酸類の含有量が0.0001%より少ない場合は、十分な
効果が得られないことがあり、また、5%を超えて配合
しても効果がほぼ一定となり、その増大は見られない。
本発明の養毛料は、常法に従い、必須成分であるイチ
ョウ抽出物と核酸類とを通常頭髪用製品として知られる
種々の形態の基剤に配合して調製することができる。
養毛料の形態の例としては、例えば、乳液、クリー
ム、ローション等が挙げられ、剤型としては、ヘアトニ
ック、ヘアリキッド、ヘアローション、ヘアクリーム、
ヘアリンス、シャンプー、ヘアセットローション、ヘア
スプレー、ヘアパック等が挙げられる。
また、養毛料基剤を構成する成分としては、精製水、
低級アルコール類、多価アルコール類、油脂類、界面活
性剤、美容成分、紫外線吸収剤、増粘剤、色素、防腐
剤、香料等の通常の化粧料に用いられるものを例示する
ことができ、これらは適宜選択して使用することができ
る。
[実施例] 次に製造例および実施例を挙げ本発明を更に説明す
る。しかし、本発明はこれら実施例等によりなんら限定
されるものではない。
製造例 1 乾燥したイチョウ緑葉の粉砕物1.0kgを酢酸エチル−
ベンゼン混合液(1:1)8リットルを用いて脱脂した
後、風乾し、溶媒を除去した。次いで、70V/V%エタノ
ール8リットルで5時間加温抽出を行なった。その後残
渣を再度70V/V%エタノール8リットルで3時間加温抽
出し、得られた抽出液を先の抽出液と合して50℃以下で
濃縮乾固し、粗結晶196gを得た。得られた粗結晶に95V/
V%のエタノール2リットルを加えて撹拌抽出を行な
い、不溶物を濾別し、更に抽出液に25%アンモニア水を
加えてpHを9.0に調整し、析出する沈澱を除去した後、
活性炭20gを加え、50℃で30分撹拌し、その後活性炭を
濾別した。その処理液を50℃以下で濃縮乾固し、粉末12
gを得た。
製造例 2 乾燥したイチョウ緑葉1.0kgを水−アセトン混合液
(1:1)5リットルを用いて、60℃で6時間抽出を行な
った。得られた抽出液にヘキサンを加えて(2リット
ル、1リットル、1リットルの計3回)分液し、ヘキサ
ン可溶部を除去後、ヘキサン不溶部に硫酸アンモニウム
200gを加え、その後メチルエチルケトン1.0リットルを
用いて抽出を行なった。更に得られた抽出液を濃縮した
後、70V/V%エタノール2リットルを加えて希釈し、イ
チョウ抽出液を得た。
実施例 1 表1に示す処方の試料を調製し、下記の試験法によっ
て養毛効果を評価した。なお、表中の配合量は重量%で
ある。
処方: 養毛効果試験法: 雄のC3H/HeNCrj系マウス(8週令)を10匹1群とし、
小川らの方法(日皮会誌:96(3)、195−197、1986)
に従い、試験を行なった。すなわち、マウスの背部約2
×4cmを剃毛し、翌日より1日1回ずつ試料〜の塗
布を連日行ない、皮膚の色がピンクからグレーに変わり
始めた部分(毛再生が始まった部分)の面積比の変化を
求めた。面積比を下記の(I)式に従い算出し、毛再生
率とした。
試料塗布開始後、9日目、12日目、15日目および19日
目の各群における毛再生率の平均値を求めた結果を表2
に示す。
結果: 表2に見られる如く、イチョウ抽出物と核酸類を組合
せた養毛料(、)は、対照()と比較した場合は
もとより、イチョウ抽出物またはビタミン類単独配合の
養毛料(、、)と比べても毛再生が明らかに速
く、顕著な毛再生促進効果があった。
実施例 2 ヘアクリームタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ミツロウ 1.0 (2)流動パラフィン 50.0 (3)ステアリン酸 3.0 (4)セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 (5)モノラウリン酸ポリオキシエチレン ソルビタン(20E.O) 1.5 (6)イチョウ抽出液(製造例1で得られ たものの50%水溶液) 1.0 (7)デオキシリボ核酸ナトリウム 0.02 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(1)〜(5)および(9)を混合加熱、溶解する。
B.(6)、(7)および(10)を混合撹拌する。
C.AにBを添加して乳化させ、冷却後、(8)を添加し
てヘアクリームタイプの養毛料を得た。
実施例 3 ヘアローションタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)サリチル酸 0.1 (2)乳酸 0.01 (3)乳酸ナトリウム 0.05 (4)エチルアルコール 40.0 (5)イチョウ抽出物(製造例1で得られ たもの) 0.2 (6)アデノシン三リン酸 0.1 (7)香料 0.05 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (9)精製水 残量 (製法) A.(1)、(4)、(5)、(7)および(8)を混合
溶解する。
B.(2)、(3)、(6)および(9)を混合溶解す
る。
C.AにBを加えて混合撹拌し、ヘアローションタイプの
養毛料を得た。
実施例 4 ヘアリキッドタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ポリオキシプロピレンブチルエーテ ルリン酸(35P.O) 9.0 (2)ポリオキシプロピレンモノブチルエ ーテル(60P.O) 10.0 (3)トリエタノールアミン 1.0 (4)ヒアルロン酸ナトリウム 0.05 (5)イチョウ抽出液(製造例1で得られ たものの70%エチルアルコール溶液) 0.1 (6)アデニン 0.01 (7)エチルアルコール 30.0 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(3)、(4)および(6)を(10)に混合溶解す
る。
B.(1)、(2)、(5)および(7)〜(8)を混合
溶解する。
C.AにBを加えて混合溶解し、ヘアリキッドタイプの養
毛料を得た。
[発明の効果] 以上の如く、本発明の養毛料は有効な毛再生促進効果
を有する。すなわち、頭髪・頭皮の機能を亢進し、正常
化して優れた養毛・育毛効果が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−117816(JP,A) 特開 平1−128913(JP,A) 特開 昭63−183518(JP,A) 特開 昭63−88112(JP,A) 国際公開91/2525(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イチョウ抽出物0.0001〜10重量%と、アデ
    ノシン三リン酸、グアニン、アデニンないしはそれらの
    塩から選ばれる、核酸類またはその構成塩基0.0001〜5
    重量%とを必須成分として含有することを特徴とする養
    毛料。
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