JPH0248512A - 養毛料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、イチョウ抽出物を必須成分として含有する養
毛料に関し、その目的とするところは、頭髪・頭皮の機
能の九進と正常化をもたらし、健やかにする、優れた養
毛・育毛効果のある養毛料を提供することにある。

［従来の技術］ 従来種々の養毛料が、禿頭、薄毛、フケ、脂漏などの生
理学的諸症状に対し、その予防や治療に用いられてきて
いる。

般に、養毛料の配合薬剤、いわゆる養毛剤としては、主
に頭皮の血行促進、毛母細胞の活性化、頭皮の脂質分泌
抑制、頭髪への栄養補給などを目的として使用されてお
り、例えば、ビタミンＥ及びその誘導体、塩化カルプロ
ニウム、センブリエキス、ニンニクエキスなどの血管拡
張剤、エストラジオール、エチニルエストラジオールな
どの女性ホルモン剤、パントテン酸及びその誘導体、セ
ファランチン、モノニトログアヤコールなどの皮膚機能
元進剤、サリチル酸、レゾルシン、塩化ベンザルコニウ
ムなどの角質溶解剤・殺菌剤、グリチルレチン酸、アラ
ントインなどの消炎剤、ビタミン８６などのビタミン類
、メチオニン、セリンなどのアミノ酸類など各種成分が
用いられてきた。そして、それらが配合された五毛料を
外用することによりフケ、痒みを抑え、また脱毛を予防
若しくは抑制したり、更には発毛や育毛を促す効力を発
揮させるべく期待がなされてきた。

［発明が解決しようとする課題］ 養毛剤は、上記の如く種々のものが知られいるが、毛成
長や発毛の促進、脱毛の予防、皮詣分泌の抑制、またフ
ケの発生、痒みに対して効力を有すると共に、長期連用
することから副作用や皮膚刺激性のない、安全性の高い
ものが望まれている。

しかし、従来の養毛剤は、−数的に脱毛の予防、頭皮改
善的意味合いで有用であるが、実際的に発毛・育毛を促
進するものが少なく、養・育毛効果を期待するＦで充分
満足し得ないところかあった。

［問題点を解決する手段］ 本発明者等は、前記実情に鑑み、更に優れた養・育毛効
果を有する養毛料を得るべく鋭意検討した結果、イチョ
ウ抽出物は、優れた養・育毛促進作用があり、養毛剤と
して極めて有効性が高いことを見い出し、この知見をも
って本発明を完成させたのである。

すなわち、本発明は、イチョウ抽出物を必須成分として
含有することを特徴とする五毛料に関する。

以下、本発明の構成について説明する。

本発明において必須に使用されるイチョウ抽出物とは、
イチョウ（Ｇｉｎｋｇｏ　ｂｉｌｏｂａ　Ｌ、）の葉・
花・枝・果実などから抽出して得られるものである。抽
出方法は特に限定されず、例えば、抽出溶媒として、水
、メチルアルコール・エチルアルコール等の一層アルコ
ール、プロピレングリコフル、１．３−ブチレンゲリコ
ール等の液状多価アルコール、酢酸エチルエステル等の
低級アルキルエステル、ベンゼン、ヘキサン等の炭化水
素、エチルエーテル等が挙げられ、これらの一種または
二種以上を組み合わせて使用でき、これらの抽出溶媒と
共に室温又は加温して抽出し、濾過して得られる抽出液
、またはこれを濃縮したものであってもよい。更に、必
要に応じて、これらの抽出物を精製して用いることがで
きる。

イチョウ抽出物は、血管障害の改善薬として、脳動脈硬
化、老人ボケ、精神障害やその他の血管障害による疾病
の治療の目的で使われることが知られている。またイチ
ョウ抽出物を健康増進のための健康飲料などに配合する
ことも知られている（特開昭６２−２０５０２８．６２
−１９００４６．６２−２６２９４７）。しかしながら
イチョウ抽出物を本発明の如き、養・育毛料の有効成分
として利用することは知られていない。

本発明におけるイチョウ抽出物の配合量は、所期の目的
を達成し得る有効量を用いる必要があり、少なすぎる場
合には効果が得られないことから、固形分としては　０
．００１Ｎ１０．０重量％、抽出液の場合には主に製品
配合上から０．Ｏ１〜２０．０重量％の範囲が好ましく
、より好ましくは固形分として０．０１〜５．０重量％
、抽出液として０．１−１０．０重量％の範囲である。

本発明でのイチョウ抽出物は、常法に従い、通常頭髪用
製品として知られる種々の形態の基材に配合して適用す
ることができる。例えば、乳液、クリーム、ローション
等の形態であり、ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘアロ
ーション、ヘアクリーム、ヘアリンス、シャンプーヘア
セットローション、ヘアスプレー、ヘアパック等が挙げ
られる。

また、五毛料基剤を構成する成分としては、精製水、低
級アルコール類、多価アルコール類、油脂類、界面活性
剤、美肌用成分、紫外線吸収剤、増粘剤、色素、防腐剤
、香料等、通常化粧品に用いられるものから適宜選択し
て使用し得る。

更に、一般に養毛料の薬効成分として知られる血管拡張
剤、女性ホルモン剤、皮膚機能亢進剤、局所刺激剤、角
質溶解剤、消炎剤、殺菌剤、ビタミン類、アミノ酸類、
生薬抽出物類、保湿剤等を必要に応じて養・育毛効果を
一層期待して、配合しても何ら差支えない。

［実施例］ 次に本発明について、製造例及び実施例をあげて、更に
説明する。これらは本発明を何ら限定するものではない
。

製造例１ 乾燥したイチョウ緑葉の粉砕物、１．０ｋｇを酢酸エチ
ル−ベンゼン混合液（１：　１）８ＩＬを用いて脱脂し
た後、風乾し溶媒を除去し、然る後７０　Ｖ／Ｖ％エタ
ノール８℃で５時間加温抽出を行なった。その後残渣を
再度７０Ｖ／Ｖ％エタノール８２で３時間加温抽出し、
得られた抽出液を先の抽出液と合して、５０℃以Ｆで濃
縮乾固し、粗結晶１９６ｇを得た。得られた粗結晶に９
５Ｖ／Ｖ％エタノール２２を加えて攪拌抽出を行ない、
不溶物は炉別し、更に抽出液に２５％アンモニア水を加
えてｐＨ９，０に調整し、析出する沈殿を除去した後、
活性炭２０ｇを加え、５０℃で３０分攪拌し、その後活
性炭を炉別した。その処理液を５０℃以下で濃縮乾固し
粉末１２ｇを得た。

製造例２ 乾燥したイチョウ緑葉、１．Ｏｋｇを水−アセトン混合
液（１：１）５ｊ２を用いて、６０℃で６時間抽出を行
った。得られた抽出液にヘキサンを加えて（２ｆｔ、ｉ
ｎ、ＩＩｌの計３回）、ヘキサン可溶部を除去後、ヘキ
サン不溶部に硫酸アンモニウム２００ｇを加え、その後
メチルエチルケトン　１．ｏｊＺを用いて抽出を行った
。更に得られた抽出液を濃縮した後、７０　Ｖ／Ｖ％エ
タノール２Ｉｌを加えて希釈し、イチョウ抽出液を得た
。

本発明の効果を確認するために、表１に示す試料を常法
にて調製後、以下に示すように養・育毛促進効果試験を
実施して評価、検討を行なった。

（以下余白） 表　　１ ±３０ｇを１０匹１群とし、各モルモットの左Ｕの背部
を除毛し、右側を対照側として５０％エタノールを塗布
、左側を試験側として試料（１１〜（３）を各々　０．
１ｍｌずつ、１日２回、１０日間塗布した後、両側の毛
２０本をランダムに抜き、毛長を測定した。対照側と試
験側の毛長平均の差を検定し、伸長速度を求め　〔２］
のモルモット体毛の生長に及ぼす影響を調へた。

その結果を表２に示す。

表　　２ （表中の数値は重量％である） 及」じ１果」ｕ１払 ハートレイ系モルモット（♀）、体重４５０平均伸長 表２から明らかなように、試料（１）〜（２）（本発明
品）を塗布した場合には、対照側、また試料（３）（比
較量）のものを塗布した場合に比べて、体毛生長が速く
、優れた養・育毛効果が認められた。

実施例［２］養毛料（ヘアクリームタイプ）（処方）　
　　　　　　　　　　　　（重量％）（１）　　ミツロ
ウ　　　　　　　　　　　　１０（２）流動パラフィン
　　　　　　　　　５０・０（３）　　ステアリン酸　
　　　　　　　　　３．０（４）　セスキオレイン酸ソ
ルビタン　　　２．２（５］　　モノラウリン酸ポリオ
キシエチレンソルビタン（２０Ｅ、０．）　　　　　　
　１．８（０胎盤抽出液　　　　　　　　　　　０．５
（７）　ビタミンＥ０．１ （８）　　イチョウ抽出物　　　　　　　　　０．２（
９）　　香料　　　　　　　　　　　　　　０．２ｉ１
Ｇ）　　パラオキシ安息香酸メチル　　　　０．１回　
精製水　　　　　　　　　　　　　残量（製法） （匂及び（８）、（１０）、（１りを混合溶解し、こわ
に（１）〜（５）及び（７）を混合後、加熱溶解したも
のを加え、乳化する。冷却後、（９）を添加して養毛料
を得た。

実施例［３］養毛料（ヘアトニックタイプ）（処方）　
　　　　　　　　　　　　（重量％）Ｃ１）　　サリチ
ル酸　　　　　　　　　　　　０．１（２）乳酸　　　
　　　　　　　　　　　　０．０１（３）　　乳酸ナト
リウム　　　　　　　　　　０．０５（４）　エタノー
ル　　　　　　　　　　　　６０・０（５）　　イチョ
ウ抽出物　　　　　　　　　　１．０（６）　　センブ
リエキス　　　　　　　　　　０．２（７）香料　　　
　　　　　　　　　　　通計（８）　　防腐剤 （９）精製水 （製法） （１）〜（（へ）を（９）に溶解し、これに（７）、解
したものを加え、攪拌混合し、 た。

実施例［４］養毛料 （処方） （１１ポリオキシプロピレンブチル エーテルリン酸（：１５Ｐ、０．） （２）　　ポリオキシプロピレンモノ ブチルエーテル（６０Ｐ、０．） （３）トリエタノールアミン （４）　ヒアルロン酸ナトリウム （！５）　　イチョウ抽出物 （句　エタノール （７）　香料 （８）防腐剤 （９）　　精製水 （ヘアリキッドタイプ） 適量 残量 （８）を（４）に溶 養毛料を得 （市川％） ９．０ １Ｏ９０ １，０ ０，０５ ０，５ ３０，０ 適量 適量 残量 （製法） （４）、（四を（９）に溶解後、これに（１１〜（３）
及び（匂；（９）椅を混合溶解したものを加え、攪拌混
合し、五毛料を得た。

［効果］ 以上の如く、本発明によりイチョウ抽出物が毛生長促進
作用を有効に発揮することから、それを有効成分として
配合することにより、頭髪、頭皮の機能を光進し、正常
化して、養・育毛の促進効果がはかられ、健やかにする
、優れた養毛料が得られると同時にその提供が可能とな
った。

以　　上 出願人　　株式会社　小林コーセー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. イチョウ抽出物を必須に含有することを特徴とする養毛
   料。