JP3527334B2 - 化粧水 - Google Patents
化粧水Info
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Description
に詳しくは、使用中にコクのあるしっとりした使用感触
が得られ、なおかつべたつきやぬめりなどを感じない、
独特の使用感を有する化粧水に関する。
皮膚に水分や保湿成分を与え、モイスチャーバランスを
保つことによって健やかな皮膚を保つ効果を持つもので
あり、また、目的に応じた成分を配合することにより、
柔軟、収斂、清浄などの効果を持たせることができる。
は、使用する者にとって、心地好い使用感が感じられ、
使用することによって心理的に満足感が得られることが
重要である。化粧水を使用するときの心地好い使用感と
しては、清涼感、コク、なじみのよさ、などがあげら
れ、それらの使用感を向上させるために、清涼感の向上
にはアルコールやメントールなどの清涼剤の配合、コク
やなじみのよさの向上には保湿剤や増粘剤(粘液質)、
エモリエント剤(油分)の配合などが行われている。
上のためには増粘剤の配合が従来より行われているが、
コクをさらに向上させるために増粘剤をより多く配合し
ても、使用中に不快なぬめり感が出たり、使用後ののべ
たつきが多くなるなど、逆に使用感を損なう要因となっ
てしまい、十分にコクを向上させることはできなかっ
た。
コクを向上すると同時に、なおかつべたつきやぬめりな
どを感じない化粧水を得るべく鋭意研究を行った結果、
平均分子量が1,000,000〜5,000,000であるポリエチレン
グリコールと、アルギン酸塩又はキサンタンガムとを組
み合わせて配合することにより、使用中にコクのあるし
っとりした使用感触が得られ、なおかつべたつきやぬめ
りなどを感じない、心地好い使用感を有する化粧水が得
られることを見出し、本発明を完成するに至った。
とりした使用感触が得られ、なおかつべたつきやぬめり
などを感じない、心地好い使用感を有する化粧水を提供
することにある。
均分子量が1,000,000〜5,000,000であるポリエチレング
リコールと、アルギン酸塩とを含有し、平均分子量が1,
000,000〜5,000,000であるポリエチレングリコールの含
有量が0.001〜0.1重量%であり、アルギン酸塩の含有量
が0.005〜0.5重量%であることを特徴とする化粧水を提
供するものである。
〜5,000,000であるポリエチレングリコールと、キサン
タンガムとを含有し、平均分子量が1,000,000〜5,000,0
00であるポリエチレングリコールの含有量が0.001〜0.1
重量%であり、キサンタンガムの含有量が0.005〜0.5重
量%であることを特徴とする化粧水を提供するものであ
る。
リエチレングリコールは、エチレンオキサイドの単独重
合体からなる水溶性の高分子で、一般には平均分子量
5,000,000 までのものが知られている。ポリエチレング
リコールは、化粧品に使用することが知られており、そ
の開示例として例えば特開昭61-4760号公報などがあ
る。
リコールは、平均分子量が1,000,000〜5,000,000のもの
で、これに相当する入手可能な商品としては、Polyox W
SR-301(Union Carbide社)が平均分子量4,000,000、Pol
yox Coagulant(Union Carbide社)が平均分子量5,000,0
00で、これらを用いることができる。
しては、アルギン酸塩またはキサンタンガムが挙げられ
る。これらの水溶性多糖類の中から一種または二種以上
を任意に選択して使用することができる。
にアルギン酸ナトリウムまたはキサンタンガムが好まし
い。
の配合量は、0.001〜0.1重量%の範囲である。0.001重
量%未満の配合量では、十分なコクのある使用感が得ら
れず、一方、0.1重量%を越える配合量では、使用中に
ぬめり感が出る、糸を引く、など使用感が逆に悪くなる
ため、いずれの場合も満足な結果が得られない。
ルギン酸塩またはキサンタンガムの配合量は、0.005〜
0.5重量%である。0.005重量%未満の配合量では、十分
なコクのある使用感が得られず、一方、0.5重量%を越
える配合量では、使用中にぬめり感が出る、使用後にべ
たつくなど、使用感が逆に悪くなるため、いずれの場合
も満足な結果が得られない。
成成分のほかに、必要に応じ一般的に化粧料に配合され
る成分を配合することができる。それらの成分として
は、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アル
コール、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1,3−ブタンジオール、ソルビトー
ル、マルチトールなどの多価アルコール、流動パラフィ
ン、高級アルコール、エステル油、メチルポリシロキサ
ン等の油分、タルク、カオリン、無水ケイ酸等の粉末、
陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界
面活性剤、防腐剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、キレート
剤、酸化防止剤、香料などがあげられる。
と同様であり、適量を手またはコットンなどに取って顔
に塗布する。また、スポンジ付き中栓容器やスプレー式
ディスペンサー容器などに入れて用いることもできる。
使用箇所は顔だけでなく、腕、脚など全身にも用いるこ
とができる。
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。実施例に先立ち、各実施例で用いた評価法を説
明する。
女性パネル10名で行った。試験方法は、洗顔後に試料
約1.5mlを顔全体に塗布し、使用中、使用後の感触を、
以下の各項目に従ってスコアをつけ、スコア平均から次
のように評価した。 スコア (項目1)コク 2:コクを感じる 1:ややコクを感じる 0:コクを感じない (項目2)ぬめり感 2:ぬめりを感じない 1:ややぬめりを感じる 0:ぬめりを感じる (項目3)べたつき 2:べたつかない 1:ややべたつく 0:べたつく (項目4)糸引き 2:糸を引かない 1:やや糸を引く 0:糸引きが気になる 評価 ○:スコア平均1.0以上 △:スコア平均0.5以上 ×:スコア平均0.5未満
る化粧水を調製し、その官能評価試験を行った。
粧水(実施例1および2)は、使用中にコクを感じると
同時に、ぬめり感、べたつきを感じず、糸引きがない、
優れた使用感を有していることがわかる。表1におい
て、水溶性多糖類(アルギン酸ナトリウム)の配合量が
0.005重量%未満の場合は(比較例1)使用中のコクを
感じず、一方、0.5重量%を越える場合は(比較例2)
べたつきやぬめり感を感じるため、いずれも満足な結果
が得られない。また、ポリエチレングリコールの配合量
が0.001重量%未満の場合は(比較例3)使用中のコク
を感じず、一方0.1重量%を越える場合は(比較例4)
ぬめり感や糸引きが出るため、いずれも満足な結果が得
られない。
グリコールの平均分子量が1,000,000〜5,000,000である
場合は(実施例3〜6)使用中のコクを感じることがわ
かる。一方、ポリエチレングリコールの平均分子量が1,
000,000未満の場合は(比較例5及び6)十分なコクを
感じられず、満足な結果が得られない。
が1,000,000〜5,000,000であるポリエチレングリコール
と、水溶性多糖類とを組み合わせた場合(実施例7、参
考例1〜3)は、十分に使用中のコクが感じられ、ぬめ
り感、べたつきを感じない、優れた使用感を有してい
る。これらの水溶性多糖類の中でも、アルギン酸塩(実
施例1〜6)とキサンタンガム(実施例7)が特に優れ
ていることが表1から表3により明らかである。一方、
水溶性多糖類以外の高分子物質を組み合わせた場合は
(比較例7〜9)十分なコクが感じられず、べたつきが
あるなど、満足な結果が得られない。
た。(8)に、(4),(5),(6),(7),(9),(10)を溶解し、先の
水相と混合可溶化した。官能評価試験は、コク、べたつ
き、ぬめり、いずれの項目に関しても、○の結果が得ら
れた。
粧水 下記の組成からなる化粧水を調製した。 [処方] (1) ポリエチレングリコール(平均分子量2,000,000) 0.01重量% (2) キサンタンガム 0.015 (3) 1,3-ブタンジオール 6.0 (4) グリセリン 5.0 (5) ポリエチレングリコール4000 3.0 (6) オリーブ油 0.5 (7) ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5 (8) ポリオキシエチレン(5)オレイルアルコールエーテル 0.3 (9) エタノール 10.0 (10)防腐剤 適量 (11)香料 適量 (12)精製水 残余 [製法] (1),(2)を(3)に分散した後、(12)に添加して溶解させ
た。(9)に、(4),(5),(6),(7),(8),(10),(11)を溶解し、
先の水相に添加、撹拌してマイクロエマルションを得
た。官能評価試験は、コク、べたつき、ぬめり、いずれ
の項目に関しても評価は○の結果が得られた。
(4),(5)を添加溶解し、これを水相とした。(3)に(10)を
溶解し、(7)に(6),(8),(9)を溶解したものを混合し、こ
れを油相とした。水相部と油相部とを混合し、2層式化
粧水を得た。官能評価試験は、コク、べたつき、ぬめ
り、いずれの項目に関しても評価は○の結果が得られ
た。
しっとりした使用感触が得られ、なおかつべたつきやぬ
めりなどを感じない、独特の使用感を有する優れた化粧
水である。
Claims (2)
- 【請求項1】 平均分子量が1,000,000〜5,000,000であ
るポリエチレングリコールと、アルギン酸塩とを含有
し、平均分子量が1,000,000〜5,000,000であるポリエチ
レングリコールの含有量が0.001〜0.1重量%であり、ア
ルギン酸塩の含有量が0.005〜0.5重量%であることを特
徴とする化粧水。 - 【請求項2】 平均分子量が1,000,000〜5,000,000であ
るポリエチレングリコールと、キサンタンガムとを含有
し、平均分子量が1,000,000〜5,000,000であるポリエチ
レングリコールの含有量が0.001〜0.1重量%であり、キ
サンタンガムの含有量が0.005〜0.5重量%であることを
特徴とする化粧水。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26483795A JP3527334B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 化粧水 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26483795A JP3527334B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 化粧水 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0987132A JPH0987132A (ja) | 1997-03-31 |
JP3527334B2 true JP3527334B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=17408903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26483795A Expired - Lifetime JP3527334B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 化粧水 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3527334B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3793620B2 (ja) * | 1997-04-18 | 2006-07-05 | 花王株式会社 | 濡れ肌用皮膚化粧料 |
US6429177B1 (en) * | 2000-08-22 | 2002-08-06 | Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco, Inc. | Separating multi-phase personal wash composition in a transparent or translucent package |
JP3975060B2 (ja) * | 2001-02-28 | 2007-09-12 | 日興製薬株式会社 | 水層−油層からなる液−液系の二層型化粧料 |
JP4664651B2 (ja) * | 2004-11-05 | 2011-04-06 | ポーラ化成工業株式会社 | 海洋性原料を含有する皮膚外用剤 |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP26483795A patent/JP3527334B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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