JPH0393707A - 水中油型乳化化粧料 - Google Patents

水中油型乳化化粧料

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JPH0393707A
JPH0393707A JP22894789A JP22894789A JPH0393707A JP H0393707 A JPH0393707 A JP H0393707A JP 22894789 A JP22894789 A JP 22894789A JP 22894789 A JP22894789 A JP 22894789A JP H0393707 A JPH0393707 A JP H0393707A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水中油型乳化化粧料に関し、更に詳しくは、塩
化ナトリウム及び/又は塩化カリウムがその溶解度を越
えて配合され、スクラブ効果に優れ、使用性が良好で、
かつ使用感が非常に良い水中油型乳化化粧料に関する。
〔従来の技術〕
従来、種々の目的で無機塩類を配合した化粧料が知られ
ており、例えば、無機塩類を他戊分の可溶化安定剤とし
て配合した化粧用ローション(特開昭58−69806
号)や、保湿或分として配合した化粧料(特開昭62−
209009号、同62−209010号)がある。
一方、塩化ナトリウムや塩化カリウムは、共に生体内に
普遍的に存在する塩であり、体液の浸透圧維持や組織代
謝、生体電位に深く関わっており、食塩の高浸透圧によ
り浮腫の減少、血液循環の活発化が認められることも報
告されている。このため、身体を引き締め、血行を促進
すること、さらに食塩の粒によるスクラブ効果、すなわ
ち、摩擦により皮膚の老廃物を取り除いて肌をなめらか
にしたり、新陳代謝を高めることを期待して、食塩を身
体にすりこみマッサージすることが行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、食塩をそのままマッサージに使用した場
合には、ザラザラ感を強く感じてしまうばかりか、滑り
が悪くマッサージしづらいという欠点があった。
また、湯で湿らせたタオル等に食塩をのせマッサージす
ることも行われているが、実際にマッサージに必要な量
よりも食塩を多く使わなければならず、無駄が多いとい
う問題もあった。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる実情において、本発明者は鋭意研究を行った結果
、塩化ナ} IJウム及び/又は塩化カリウムをその溶
解度を越えて配合した水中油型乳化化粧料は、クスラブ
効果が高く、しかも使用性及び使用感に優れていること
を見出し、本発明を完威した。
すなわち、本発明は、塩化ナトリウム及び/又は塩化カ
リウムがその溶解度を越えて配合されていることを特徴
とする水中油型乳化化粧料を提供するものである。
本発明で用いられる塩化ナ} IJウム及び塩化カリウ
ムとしては、特に制限されず市販のものであればいずれ
でも良く、また岩塩を使用することもできる。これらの
20℃における水に対する溶解度は塩化ナトリウム26
. 38g,塩化カリウム25.5gである。本発明化
粧料における、塩化ナトリウム及び/又は塩化カリウム
の水系中への配合量は、それぞれの溶解度以上であって
、未溶解のものによりスクラブ効果がでる範囲であれば
よく、特に制限されないが、27〜50重量%であるの
が好ましい。また、化粧料全量中における配合量は8〜
40重量%、特に10〜30重量%が好ましい。
これらの配合量未満ではスクラブ効果が劣り、また多す
ぎるとざらざらしすぎて使用感が悪くなるので好ましく
ない。
なお、これらの水系中に分散した状態における粒径は、
0.05〜2mmの範囲のものが好ましく、岩塩を使用
する場合には粉砕することにより上記範囲内に調整して
使用する。粒径が0. 05mm未満ではスクラブ効果
が得られず、2++++++を越えると使用時にスクラ
ブによる刺激が強すぎて傷みを感じるので好ましくない
また、これら塩を溶解する水は全組戊中に20〜70重
量%配合するのが好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料は、水系にナ} Uウムイ
オンやカリウムイオンが高濃度に存在することから、用
いる界面活性剤としては、良好な安定性を得るために非
イオン性界面活性剤が好ましく、例えばグリセリン脂肪
酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、
ボリ才キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビット脂肪酸エステル等のエステル系
界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ル等のエーテル系界面活性剤等が挙げられる。これら界
面活性剤は、全組或中に、0.1〜15重量%配合する
のが好ましい。
また、本発明に用いられる油相或分としては、通常の化
粧料に使用されるものであれば特に制限されず、天然動
・植物油、合或油のいずれでも使用することができる。
具体的には、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油等の植物
油、ミツロウ、ラノリン、キャンデリラワックス、木ロ
ウ、パラフィンワックス等のワックス類、流動パラフィ
ン、スクワラン、ワセリン等の炭化水素、セタノール、
ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級ア
ルコール、その他のエステル油、シリコーン油等が挙げ
られる。これら油相或分は、全組或中に1〜60重量%
配合するのが好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料には、前記或分のほか、通
常の化粧料に用いられる戊分、例えば保湿剤、防腐剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、美容或分、香料、水溶性高
分子、体質顔料、着色顔料、光輝性顔料、有機粉体、タ
ール色素等を、本発明の効果を損わない範囲で配合する
ことができる。
本発明の水中油型乳化化粧料は、通常の方法に従って乳
化することにより製造することができ、ボディーマッサ
ージクリーム、フットマッサージクリーム等各種マッサ
ージクリームなどとして好適に用いることができる。な
お、これらを使用するには、適量を手にとり、身体にす
りこむようにしてマッサージした後、水又はぬるま湯で
洗い流せばよく、使用性が非常に良いものである。
〔実施例〕
次に、実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明
はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例l ボディーマッサージクリーム第1表に示す組
或のクリームを調製し、スクラブ効果、使用後のひきし
まり感及び経時安定性について評価した。結果を第l表
に示す。
(製法) All)〜(7)を70℃にて加熱溶解する。
B.(8)〜Ooを70℃にて均一混合する。
C.AにBを加えて乳化後、冷却して製品とする。
(評価方法〉 スクラブ効果、使用後のひきしまり感;10名の女子パ
ネルを対象とした使用テストを行い、スクラブ効果及び
ひきしまり感があると判定した人数により次の通り評価
した。
7人以上の場合:0 3〜6人の場合:Δ 0〜2人の場合:X 経時安定性; 40℃で1ケ月保存した後、分離等の経時変化の有無を
外観により判定した。
経時変化無し二〇 経時変化有り:× 第1表から明らかな如く、本発明のボディーマッサージ
クリームは、塩化ナトリウムがその溶解度を越えて配合
されており、クリーム中に塩化ナトリウムの粒が安定に
分散し、優れたスクラブ効果を示すとともに、使用後の
皮膚にひきしまり感を与え、しかも経時安定性も良好で
ある。これに対し、比較品l及び2のクリームは、いず
れも塩化ナトリウムの配合量が溶解度未満であり、スク
ラブ効果を示さず、使用後のひきしまり感も劣るもので
あった。
実施例2 フットマッサージクリーム (処方)              (重量%)(2
)クリセリルモノステアレート4.0(3)ステアリル
アルコール       l.O(4)流動パラフィン
          lO.0(5)ゲイロウ    
          2。O(6)ワセリン     
          10.0(7)ジメチルボリシロ
キサン(100cs)    l, 0(8)ホホバ油
              20. 0(9)塩化ナ
トリウム          11.0aQプロピレン
グリコール        8,00D防腐剤    
           0.20精製水       
       23.8αつ岩 塩         
      5.0(製法) A.(1)〜(8)を70℃にて加熱溶解する。
B.(9)〜■を70℃にて加熱溶解する。
C.AにBを加えて乳化後冷却し、αつを粉砕して加え
て混合する。
上記の如くして得られたフットマッサージクリームは、
クスラブが安定に存在してスクラブ効果が高く、使用性
が良好で、使用感も非常に良いものであった。
実施例3 首すじ用マッサージクリーム(処方)   
           (重量%〉(3)ベヘニルアル
コール 3.0 (4)スクワラン            10.0(
5)アボガド油             5.0(6
)オリーブ油              5.0(7
)ジメチルボリシロキサン(100cs)    0.
 5(8)塩化カリウム           l5.
5(9)プロピレングリコール       15. 
0αQ防腐剤               0.1(
自)精製水              40.9(製
法) A.(1)〜(7)を70℃にて加熱溶解する。
B.(8)〜ODを70℃にて均一混合する。
C.AにBを加えて乳化後冷却して製品とする。
上記の如くして得られた首すじ用マッサージクリームは
、未溶解の塩化カリウムが安定に存在し、良好なスクラ
ブ効果を有すると共に、使用感も極めて良好なものであ
った。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く、本発明の水中油型乳化化粧料は、未
溶解の塩化ナ} IJウム及び/又は塩化カリウムが系
中に安定に分散して存在し、スクラブ効果に優れると共
にマッサージ後は簡単に洗い流すことができ、使用性が
良好で、かつ使用感も非常に良い、極めて有用なもので
ある。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、塩化ナトリウム及び/又は塩化カリウムがその溶解
    度を越えて配合されていることを特徴とする水中油型乳
    化化粧料。
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