JPH09263528A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH09263528A
JPH09263528A JP10319996A JP10319996A JPH09263528A JP H09263528 A JPH09263528 A JP H09263528A JP 10319996 A JP10319996 A JP 10319996A JP 10319996 A JP10319996 A JP 10319996A JP H09263528 A JPH09263528 A JP H09263528A
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JP
Japan
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skin
effect
cosmetic
stone
powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP10319996A
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English (en)
Inventor
Rie Mochizuki
理絵 望月
Takashi Maekawa
貴志 前川
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MANDAMU KK
Original Assignee
MANDAMU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮脂吸着効果があり、ベタツキを抑え、保湿
効果、整肌効果等のスキンケア的効果に優れ、且つ安定
性及び皮膚に対する安全性が高い化粧料を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 中位粒径が5〜15μmである麦飯石粉
末を5〜25重量%含有することを特徴とする化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、麦飯石粉末を含有
することにより、皮脂吸着効果があり、ベタツキを抑
え、保湿効果、整肌効果等のスキンケア的効果に優れ、
且つ安定性及び皮膚に対する安全性が高い化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本発明で用いる麦飯石は、中国では古来
から薬石として漢方薬の調剤に用いられ珍重された鉱石
であり、その名称の由来は、外見が麦の握り飯とよく似
ているためと言われている。麦飯石は、火成岩類中の石
英班岩で、アルカリ長石及び石英、黒雲母等を主成分と
し、その外観は薄い黄褐色の石基の中に、白い長石の班
晶と灰色をした石英の結晶が象がんされたように豆粒あ
るいは米粒大の点々として散りばめられている形状か
ら、麦飯に似ているために俗に麦飯石と言われている。
麦飯石は非常に多孔質となっており、これによって強い
吸着力を有し、水中において汚染物質、有害イオン、細
菌および嫌な臭いを吸着するとともに、人体に不可欠の
ミネラルを水中に適度に溶出する。更に「水に活力を与
える」として、水の腐敗を未然に防ぐ作用もある。
【0003】スキンケア用香粧品類に麦飯石を用いた例とし
ては、化粧石鹸(特開昭58−174500)、歯磨き
(特開昭58−174306)、日焼けによる痛み抑制
用の保健塗布液(特開昭59−76008)、入浴剤
(特開平2−200623)、皮膚洗浄剤(クレンジン
クリ−ム)(特開昭59−152306)等がある。一
方、化粧料に麦飯石を用いた例としては、特開昭60−
214720があるが、基礎化粧料及び基礎美容剤への
配合を提案したものに過ぎず、具体的な効果や使用方法
は示されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明に用いる麦飯石
粉末は、従来スキンケア化粧品等に用いられてきた酸化
チタン等に比較して、比表面積が大きく、吸油量や吸湿
量が高い。従って皮脂吸着効果や皮膚の保湿効果に優れ
ていると考えられる。薬石とされてきた麦飯石のこれら
の優れた性質を化粧料に利用することが待ち望まれると
ころである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな実情に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、麦飯石粉末の
粒径及び含有量を限定することにより、皮脂吸着効果が
あり、ベタツキを抑え、保湿効果、整肌効果等のスキン
ケア的効果に優れ、且つ安定性及び皮膚に対する安全性
が高い化粧料を得るに至った。
【0006】すなわち本発明は、中位粒径(メジアン粒径)
が5〜15μmである麦飯石粉末を5〜25重量%含有
することを特徴とする化粧料に関する。以下、本発明を
詳細に説明する。
【0007】本発明に用いる麦飯石粉末は、従来スキンケア
化粧品等に用いられてきた酸化チタン等に比較して、比
表面積が大きく、吸油量や吸湿量が高い。従って皮脂吸
着効果や皮膚の保湿効果に優れている。また麦飯石は、
人体に不可欠のミネラル分を主成分としており、ミネラ
ル分を水中に適度に溶出し、溶出したミネラルが肌を適
度に調整して美容効果を与える。
【0008】従って本発明に係わる化粧料は、皮膚表面の汚
れや角質化皮膚、老廃物、余分な皮脂などの吸着除去効
果があり、ベタツキを抑え、保湿効果、整肌効果等によ
り荒れ肌を未然に防ぐスキンケア的効果にも優れ、且つ
安定性及び皮膚に対する安全性も高い。
【0009】本発明における麦飯石粉末の配合量は、化粧料
全量中に5〜25重量%、好ましくは10〜20重量%
である。5重量%未満であると粘性が十分に得られず、
パック、クリ−ム等では製剤化が困難であり、また使用
感上でも塗布時の粘性が低いことから風合いが悪い。ま
た麦飯石のスキンケア的効果が得られない。一方、25
%を超えると粘性が高くなり過ぎ、製剤化が困難である
とともに、使用感上でも肌に伸ばしにくく、ザラツキ感
があり、風合いが悪い。
【0010】本発明において配合する麦飯石の粒径は、中位
粒径(メジアン粒径)が5〜15μm、好ましくは5〜
10μmである。5μm未満であると、使用感上きしみ
・ひっかかりが感じられ、風合いが悪い。一方、15μ
mを超えると、ごろつき・ザラツキが感じられ、風合い
が悪い。
【0011】本発明の化粧料の剤型は任意であり、例えば化
粧水などの可溶化系、乳液、クリ−ム等の乳化系あるい
はファンデ−ション、分散液、パック等の各種剤型をと
ることができる。
【0012】本発明の化粧料は、前記の必須成分に加えて必
要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲内で、化粧
品、医薬品等に一般に用いられる各種成分、すなわち水
性成分、粉末成分、油性成分、界面活性剤、保湿剤、増
粘剤、殺菌剤、防腐剤、香料、色素、緩衝剤等を配合す
ることができる。
【0013】例えば、化粧水においては、精製水にグリセリ
ンのような保湿剤、皮膚栄養剤等を溶解し、防腐剤、香
料等をアルコ−ルに溶解し、両者を混合して室温下に可
溶化する一般の化粧水の製造において、精製水部に麦飯
石粉末を化粧料全量中に5〜25重量%となるように加
えて化粧水とする。
【0014】
【実施例】次に本発明の効果を実施例に基づき詳しく説
明するが、これは本発明の範囲を限定するものではな
い。実施例の数値は重量%を表わす。 実施例1〜3、比較例1 (パック)
【0015】(製法) 室温でエタノール、メチルパラベ
ン、キサンタンガムを混合溶解し、これら以外の成分を
80℃で混合溶解したものの中に、攪拌添加した後、室
温まで放冷してパックを得た。
【0016】(保湿、整肌効果についてのモニター試験)2
0〜30代の女性10名により、比較例1の酸化チタン
配合パックと実施例2の麦飯石配合パックとを用いて、
額部に薄く均一に伸ばし乾いてからはがす方法で、両者
の比較実験を行った。保湿、整肌効果については、「し
っとり感、肌の滑らかさ、肌の柔らかさ」として評価し
た。比較例1の酸化チタン配合パックについて、しっと
り感の効果あり:20%、肌の滑らかさの効果あり:5
0%、肌の柔らかさの効果あり:40%であった。一
方、実施例2の麦飯石配合パックについて、しっとり感
の効果あり:60%、肌の滑らかさの効果あり:70
%、肌の柔らかさの効果あり:60%であった。したが
って、比較例1の酸化チタン配合パックと、実施例2の
麦飯石配合パックとでは、保湿、整肌効果について大き
な差が認められた。
【0017】実施例4 (クリーム)
【0018】(製法)精製水に1,3−ブチレングリコ−
ル、メチルパラベンを加え、加熱して70℃に保つ(水
相)。他の成分を混合して70℃に保つ(油相)。油相
に水相を加え、予備乳化を行い、次にホモミキサーで均
一に乳化した後、よくかき混ぜながら30℃まで冷却す
る。
【0019】
【発明の効果】本発明に係わる化粧料は、麦飯石粉末を
含有することにより、皮膚表面の汚れや角質化皮膚、老
廃物、余分な皮脂などの吸着除去効果があり、ベタツキ
を抑え、保湿効果、整肌効果等により荒れ肌を未然に防
ぐスキンケア的効果にも優れ、且つ安定性及び皮膚に対
する安全性も高く、極めて有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中位粒径が5〜15μmである麦飯石粉
    末を5〜25重量%含有することを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 中位粒径が5〜15μmである麦飯石粉
    末を5〜25重量%含有することを特徴とするパックま
    たはクリーム。
JP10319996A 1996-03-28 1996-03-28 化粧料 Pending JPH09263528A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010061900A (ko) * 1999-12-29 2001-07-07 김상기 치약 및 마사지용 크림으로 맥반석을 사용하는 방법
JP2001294896A (ja) * 2000-04-13 2001-10-23 Seimei Bunshi Kasseika Kenkyusho:Kk ミネラル含有石鹸および化粧品
WO2003015723A1 (fr) * 2001-08-10 2003-02-27 Kanebo, Limited Cosmetiques et procede de maquillage
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JP2014114268A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Chikyukankyo Bakuhanseki Kenkyusho Co Ltd 歯垢除去剤

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