JPH1112126A - ゲル状温熱マッサージ料 - Google Patents

ゲル状温熱マッサージ料

Info

Publication number
JPH1112126A
JPH1112126A JP9168378A JP16837897A JPH1112126A JP H1112126 A JPH1112126 A JP H1112126A JP 9168378 A JP9168378 A JP 9168378A JP 16837897 A JP16837897 A JP 16837897A JP H1112126 A JPH1112126 A JP H1112126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
massage
weight
gel
tincture
sufficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9168378A
Other languages
English (en)
Inventor
Misaki Ishida
実咲 石田
Saori Endou
さおり 遠藤
Hitoshi Harui
等 春井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOF Corp filed Critical NOF Corp
Priority to JP9168378A priority Critical patent/JPH1112126A/ja
Publication of JPH1112126A publication Critical patent/JPH1112126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、使用時の滑り性及び洗い流
し性に優れるとともに十分な温熱効果を有し、かつ温熱
の持続性に優れ、使用後の肌に十分なしっとり感を与
え、経時安定性にも優れたゲル状温感マッサージ料を提
供する。 【解決手段】 a.グリセリン又はジグリセリン85〜
99.44重量%、b.アニオン性高分子0.05〜
0.5重量%、c.トウガラシチンキ又はショウキョウ
チンキ0.01〜2重量%及びd.水0.5〜5重量%
を含有することを特徴とするゲル状温熱マッサージ料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は身体用マッサージ料
に関し、詳しくは皮膚への塗布及びマッサージを行って
いる時に十分な温熱効果を有し、使用時の滑り性に優
れ、使用後の洗い流し性も良好であり、かつ、使用後の
肌に十分なしっとり感を与え、経時安定性にも優れたゲ
ル状温熱マッサージ料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、健康や美しい身体に対する意識が
高まっており、エステティック等のボディケアが注目さ
れている。そして、シェイプアップ効果、スリミング効
果等を目的としてマッサージが特に注目されており、マ
ッサージ時に使用する様々なマッサージ料が提案されて
いる。
【0003】使用時のべとつき等の欠点を改善し、さら
に皮膚の温度を一時的に高めて血行促進の効果を付与し
たマッサージ料としては特開昭61−161210号公
報、特開平2−311408号公報及び特開平5−22
9926号公報に記載された多価アルコールを使用した
マッサージ料が挙げられるが、これらのマッサージ料は
使用時にマッサージに適した十分な滑り感が得られない
だけでなく、温熱効果も充分でなかった。又、使用時の
滑り感を改善したマッサージ料として特開平6−728
41号公報に記載されたグリセリン、モノグリセリン脂
肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステルの配合物である
マッサージ料が挙げられるが、このマッサージ料は油性
成分を含むことから経時安定性に問題を生じるだけでな
く、十分な温熱効果が得られなかった。一方、温熱効果
を高めたマッサージ料として特開平6−92820号公
報では保湿剤、水溶性高分子及び糖類を組み合わせた組
成物が挙げられるが、このマッサージ料は使用時の滑り
性及び使用後の洗い流し性が悪く、しかも一時的な温熱
効果はあるものの温熱効果を持続させることはできなか
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決し、使用時の滑り性及び洗い流し性に優れるとともに
十分な温熱効果を有し、かつ温熱の持続性に優れ、使用
後の肌に十分なしっとり感を与え、経時安定性にも優れ
たゲル状温熱マッサージ料を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、a.
グリセリン又はジグリセリン85〜99.44重量%、
b.アニオン性高分子0.05〜0.5重量%、c.ト
ウガラシチンキ又はショウキョウチンキ0.01〜2重
量%及びd.水0.5〜5重量%を含有することを特徴
とするゲル状温熱マッサージ料である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いるa.成分はグリセ
リン又はジグリセリンであり、各々を単独で使用しても
二種類を組み合わせて使用しても良い。
【0007】本発明のゲル状温熱マッサージ料の成分で
あるa.成分の使用量は85〜99.44重量%であ
り、好ましくは90〜99.44重量%、更に好ましく
は92〜99.44重量%である。85重量%未満では
十分な温熱効果が得られず、99.44重量%を越える
と使用時の滑り性及び洗い流し性が悪くなる。
【0008】b.成分のアニオン性高分子としては、カ
ルボキシビニルポリマーやアルキル変性カルボキシビニ
ルポリマー(例えばグッドリッチ社製 商品名「カーボ
ポール」や「ペムレン」、和光製薬(株)製 商品名
「ハイビスワコー」等)、ポリアクリル酸(例えば東亜
合成(株)製 商品名「アロン」)、カルボキシメチル
セルロース(日本製紙(株)製 商品名「サンロー
ズ」、ダイセル化学工業(株)製 商品名「CMCダイ
セル」、第一工業製薬(株)製 商品名「セロゲン」
等)等があるが、中でもカルボキシビニルポリマー及び
アルキル変性カルボキシビニルポリマーが好ましい。
又、これらアニオン性高分子は単独で使用しても二種類
以上を組み合わせて使用しても良い。
【0009】b.成分の使用量は0.05〜0.5重量
%であり、好ましくは0.1〜0.4重量%、更に好ま
しくは0.15〜0.3重量%である。0.05重量%
未満では安定なゲル状を形成することが困難であり、
0.5重量%を超えると使用時の滑り性が悪くなる。
【0010】c.成分はトウガラシチンキ又はショウキ
ョウチンキであり、これらは単独で使用しても二種類を
組み合わせて使用しても良い。
【0011】c.成分の使用量は0.01〜2重量%で
あり、好ましくは0.05〜1.5重量%、更に好まし
くは0.1〜1重量%である。0.01重量%未満では
十分な温熱の持続性が得られず、2重量%を超えると刺
激性が強くなる恐れがあり、コスト的にも不利である。
【0012】d.成分の水は通常化粧品に使用される
水、すなわち精製水、水道水、天然水等が好ましい。
【0013】d.成分の使用量は0.5〜5重量%であ
り、好ましくは1〜4重量%、更に好ましくは1.5〜
3重量%である。0.5重量%未満では使用時の滑り性
及び洗い流し性が悪くなり、5重量%を超えると十分な
温熱効果が得られない。
【0014】本発明のゲル状温熱マッサージ料は、本発
明の特徴を損なわない範囲において、通常化粧品に使用
される添加剤を配合することも可能である。例えば、エ
タノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコー
ル、高級アルコール、シリコーン誘導体、蛋白誘導体、
スクワラン、ホホバ油、オリーブ油、ヒマシ油、ラノリ
ン、レシチン、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステ
ル類等の油性基剤、エチレングリコール、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコ
ール、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、
カチオン性高分子、非イオン性高分子、殺菌剤、キレー
ト剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、動植物由来の天然エキ
ス、色素、香料等を配合できる。
【0015】
【発明の効果】本発明のゲル状温熱マッサージ料は、使
用時の滑り性及び洗い流し性に優れるとともに十分な温
熱効果を有し、かつ温熱の持続性にも優れ、使用後の肌
に十分なしっとり感を与え、経時安定性にも優れてい
る。
【0016】
【実施例】実施例により本発明を具体的に説明する。 実施例1〜10及び比較例1〜7 表1〜表3に示すゲル状温熱マッサージ料を調製し、下
記の方法により評価を行なった。結果を表1〜表3に示
す。
【0017】(1)性状 25℃におけるマッサージ料の性状を目視にて判定し、
下記のように評価した。 ○:均一な透明ゲル状である。 △:やや濁りを生じているがほぼ透明ゲル状である。 ×:白濁もしくは分離、又は固化もしくは液体の状態で
ある。
【0018】(2)温熱効果 20名の女性をパネラーとし、入浴前にマッサージ料を
肌に塗布した時の温熱について下記のように判定し、2
0名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を温熱効果
の十分なマッサージ料であると評価した。 2点:塗布時に十分な温熱があると感じた場合。 1点:温熱がややあると感じた場合。 0点:殆ど温熱が無いと感じた場合。
【0019】(3)使用時の滑り性 20名の女性をパネラーとし、入浴前にマッサージ料を
使用してマッサージを行い、使用時の滑り性について下
記のように判定し、20名の平均値を求めて、平均値
1.5点以上を滑り性が良好なマッサージ料であると評
価した。 2点:滑り性が良好であり、マッサージし易いと感じた
場合。 1点:滑り性がそれほど良くなく普通であると感じた場
合。 0点:滑り性が悪いと感じた場合。
【0020】(4)温熱の持続性 20名の女性をパネラーとし、入浴前にマッサージ料を
使用してマッサージを5分間行った時の温熱について下
記のように判定し、20名の平均値を求めて、平均値
1.5点以上を温熱の持続性が良好なマッサージ料であ
ると評価した。 2点:マッサージを行っている間及び後に十分な温熱が
あると感じた場合。 1点:マッサージを行っている間及び後の温熱が弱いと
感じた場合。 0点:マッサージを行っている間及び後に殆ど温熱が無
いと感じた場合。
【0021】(5)洗い流し性 20名の女性をパネラーとし、入浴前にマッサージ料を
使用してマッサージを行った後、水又はぬるま湯でマッ
サージ料を洗い流した時の洗い流し性について下記のよ
うに判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点
以上を洗い流し性が良好なマッサージ料であると評価し
た。 2点:スムーズに洗い流せたと感じた場合。 1点:洗い流し性がやや悪いと感じた場合。 0点:洗い流し性が悪いと感じた場合。
【0022】(6)使用後のしっとり感 20名の女性をパネラーとし、入浴前にマッサージ料を
使用してマッサージを行い、洗い流した後のしっとり感
について下記のように判定し、20名の平均値を求め
て、平均値1.5点以上を使用後に十分なしっとり感が
あるマッサージ料であると評価した。 2点:しっとり感が十分あると感じた場合。 1点:しっとり感が若干あると感じた場合。 0点:しっとり感が無いと感じた場合。
【0023】(7)経時安定性 マッサージ料を容器に密封して−5℃、25℃、45℃
で1ヶ月間保存し、その外観を観察して、次の3段階で
評価した。但し、配合直後の性状が×のマッサージ料に
ついては試験を実施しなかった ○:安定性良好(全ての温度条件において透明ゲル状で
あり、外観の変化がない。) △:安定性やや不良(いずれかの温度条件においてやや
濁りを生じる。) ×:安定性不良(いずれかの温度条件において白濁もし
くは分離、又は固化もしくは液体の状態となる。)
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】表1〜2より、本発明のゲル状温熱マッサ
ージ料は、いずれも塗布時に十分な温熱効果を有し、使
用時の滑り性及び洗い流し性に優れるとともに温熱の持
続性にも優れ、使用後に十分なしっとり感を与え、しか
も経時安定性が良好であった。表3より、比較例1では
a.成分が本発明の範囲より少なく配合されているので
十分な温熱効果が得られず、比較例2ではb.成分が本
発明の範囲より少なく配合されていることからゲル状を
保っていない。そして、比較例3ではb.成分が本発明
の範囲を超えて配合されていることから使用時の滑り性
及び洗い流し性が悪くなっており、比較例4ではc.成
分が配合されていないことから温熱の持続性が悪くなっ
ている。又、比較例5ではd.成分が本発明の範囲より
少なく配合されていることから使用時の滑り性及び洗い
流し性が悪くなっており、比較例6及び比較例7では
d.成分が本発明の範囲を超えて配合されていることか
ら十分な温熱効果が得られていない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a.グリセリン又はジグリセリン85〜9
    9.44重量%、b.アニオン性高分子0.05〜0.
    5重量%、c.トウガラシチンキ又はショウキョウチン
    キ0.01〜2重量%及びd.水0.5〜5重量%を含
    有することを特徴とするゲル状温熱マッサージ料。
JP9168378A 1997-06-25 1997-06-25 ゲル状温熱マッサージ料 Pending JPH1112126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9168378A JPH1112126A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 ゲル状温熱マッサージ料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9168378A JPH1112126A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 ゲル状温熱マッサージ料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1112126A true JPH1112126A (ja) 1999-01-19

Family

ID=15866996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9168378A Pending JPH1112126A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 ゲル状温熱マッサージ料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1112126A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030039953A (ko) * 2001-11-16 2003-05-22 (주) 굿모닝크리닉 알긴산, 고추틴크, 석고를 이용하여 보습, 다이어트효과를 갖는 온열 팩의 제조 방법
JP2004331573A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Noevir Co Ltd 固形状多価アルコール基剤
JP2005298351A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Pola Chem Ind Inc ゲル状化粧料
JP2008069132A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Noevir Co Ltd 痩身用組成物
JP2008069133A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Noevir Co Ltd 痩身用組成物
JP2008266254A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Lion Corp 保湿剤組成物、および軟質固体表面の保湿性改質方法
JP4455667B1 (ja) * 2009-09-30 2010-04-21 英生 住野 皮膚用外用剤キット
JP2012254941A (ja) * 2011-06-07 2012-12-27 Kao Corp 皮膚外用剤及びこれを用いた香料揮散促進方法
KR20180030165A (ko) 2016-03-15 2018-03-21 가부시키가이샤 만다무 온감 화장료

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030039953A (ko) * 2001-11-16 2003-05-22 (주) 굿모닝크리닉 알긴산, 고추틴크, 석고를 이용하여 보습, 다이어트효과를 갖는 온열 팩의 제조 방법
JP2004331573A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Noevir Co Ltd 固形状多価アルコール基剤
JP2005298351A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Pola Chem Ind Inc ゲル状化粧料
JP2008069132A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Noevir Co Ltd 痩身用組成物
JP2008069133A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Noevir Co Ltd 痩身用組成物
JP2008266254A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Lion Corp 保湿剤組成物、および軟質固体表面の保湿性改質方法
JP4455667B1 (ja) * 2009-09-30 2010-04-21 英生 住野 皮膚用外用剤キット
JP2011074009A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Hideo Sumino 皮膚用外用剤キット
JP2012254941A (ja) * 2011-06-07 2012-12-27 Kao Corp 皮膚外用剤及びこれを用いた香料揮散促進方法
KR20180030165A (ko) 2016-03-15 2018-03-21 가부시키가이샤 만다무 온감 화장료

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3392980B2 (ja) 水系ジェル状洗浄剤組成物
EP2308457B1 (en) Cleansing cosmetic preparation
JPH08143420A (ja) 化粧料
JP2000087081A (ja) 洗浄剤組成物
JPH1112126A (ja) ゲル状温熱マッサージ料
JPH0699275B2 (ja) 非水クレンジング料
JP3540165B2 (ja) ジェル状クレンジング化粧料
JPH11139928A (ja) 乳化型パック化粧料
JP3418882B2 (ja) 水性ピーリング化粧料
JP3543523B2 (ja) ボディ用化粧料
JP3532910B2 (ja) クレンジング化粧料
JP3479048B2 (ja) 化粧料及び不織布含浸化粧料
JP3527334B2 (ja) 化粧水
JP2963285B2 (ja) ジェル状化粧料
JP2001335414A (ja) 化粧料
JPH07277943A (ja) 皮膚化粧料
JP2000219619A (ja) 化粧料
JP2799600B2 (ja) 皮膚用油性化粧料
JP2002284640A (ja) ホットクレンジング料
JP3446173B2 (ja) 白濁化粧料
JP3615670B2 (ja) 透明化粧料
JP6177634B2 (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP3455470B2 (ja) 美白用石鹸組成物
JP2909919B2 (ja) 化粧水
JP2003238355A (ja) メイクアップ除去料

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050419