JP2001335414A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2001335414A
JP2001335414A JP2000157747A JP2000157747A JP2001335414A JP 2001335414 A JP2001335414 A JP 2001335414A JP 2000157747 A JP2000157747 A JP 2000157747A JP 2000157747 A JP2000157747 A JP 2000157747A JP 2001335414 A JP2001335414 A JP 2001335414A
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cosmetic
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evaluation
feeling
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Kenichi Sugimoto
憲一 杉本
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ひげそり前後の肌に塗布した時に、さらさら
感、滑らかな感触等の肌感触の改善と保湿効果を付与す
ることのできる化粧料を提供する。 【解決手段】(A)低級一価アルコールと、(B)水溶
性収斂剤と、(C)多価アルコールとを含有してなり、
(B)/(C)の質量比が、5/1〜1/1の範囲にあ
ることを特徴とする化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料に関し、詳
しくは、ひげそり前後の肌に塗布した時に、さらさら
感、滑らかでしっとりとした肌感触の改善と保湿効果を
得ることができ、また、電気カミソリによって髭を剃る
時に使用すると、電気カミソリが滑りやすくなる効果を
与える化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ひげそり前後の肌に使用される化
粧料としては、プレシェイブローションやアフターシェ
イブローションという名称で市販されているものがあ
る。例えば、プレシェイブローションは、ひげそり前に
使用し、電気カミソリを滑りやすくする効果と肌感触を
調整するものである。また、アフターシェイブローショ
ンは、ひげそり後に使用し、肌荒れを改善したり、肌感
触を調整するものである。これらの化粧料は、クリー
ム、乳液、ローション等の形態を有し、適用後に肌に充
分な保湿効果を持たせるために、各種油剤やグリセリン
等の保湿剤が多量に配合され、また、使用時にさっぱり
とした感触を付与するために、高濃度のアルコールや各
種粉体が配合されている。
【0003】しかしながら、しっとりとした感触を向上
させ、保湿効果を高めようとすると塗布時の油っぽさや
べたつきが増すという問題があり、また、爽快でさっぱ
りとした感触を向上させようとすると保湿効果が不足し
て肌荒れが起こるという問題があった。そのため、塗布
時には、さっぱりとしながら、滑らかな感触を与え、塗
布後には、高い保湿効果を与えることは困難であった。
【0004】これらの問題を解決する方法の一つとし
て、例えば、特開平8−3013号公報には、アクリル
酸系重合体と球状粉体と揮発性シリコーンとからなるア
フターシェイブローションが開示されているが、水に不
溶性の粉体を使用した場合、長期間保存している間に、
粉体の凝集が起こって再分散できなくなり、求める機能
を発揮しない等の技術的な問題点があった。また、特開
平10−203936号公報には、低級アルコール、粉
末、液状油分、高級アルコールとアルキル変性カルボキ
シビニルポリマーよりなる化粧料が開示されているが、
高い保湿効果においては充分満足できるものには至って
いない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
実情の下でなされたものであって、その目的は、ひげそ
り前後の肌に塗布した時に、さらさら感、滑らかな感触
等の肌感触の改善と保湿効果を付与することのできる化
粧料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意研究を行なった結果、低級一価アル
コール、水溶性収斂剤及び多価アルコールを特定比含有
する化粧料によって、ひげそり前後の肌に塗布した時
に、さらさら感、滑らかな感触の肌感触の改善効果と保
湿効果を与え、また、電気カミソリが滑りやすくなる効
果を与えることを見出した。また更に、特定の植物抽出
物又は圧搾物を配合することにより、経時的な熱や紫外
線による変色や変臭を防止できることを見出し、本発明
を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、(A) 低級一価ア
ルコールと、(B)水溶性収斂剤と、(C)多価アルコ
ールとを含有してなり、(B)/(C)の質量比が、5
/1〜1/1の範囲にあることを特徴とする化粧料にあ
る。また、更に、(D)ウーロン茶、ウコン、エイジ
ツ、エチナシ、オトギリソウ、ゲンノショウコ、コメヌ
カ、コンフリー、サンショウ、シソ、シナノキ、シャク
ヤク、ダイズ、紅茶、ビワ、ボタン、マロニエ、ユキノ
シタ、アスパラサスニネアリ及びローズマリーからなる
群より選ばれる植物の抽出物もしくは圧搾物の一種又は
二種以上を含有することを特徴とする化粧料にある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる低級一価アル
コールとしては、特に限定されるものではないが、例え
ばメタノール,エタノール,イソプロパノール,プロパ
ノール,ブタノール等が挙げられる。好ましい低級一価
アルコールとしては、安全性及び清涼感の付与から考え
てエタノール又はイソプロパノールである。低級一価ア
ルコールの配合量は、化粧料全体に対して、好ましくは
5〜70質量%(以下、単に%と記する)、更に好まし
くは10〜60%である。5%より少ないと乾燥速度が
遅いためにさらさら感を得るまでに長時間を要する場合
があり、また70%を超えるとピリピリとした皮膚刺激
が発生したり、皮膚の脱脂が起こる場合があり好ましく
ない。
【0009】本発明に用いられる水溶性収斂剤として
は、化粧料に用いられる水溶性の収斂剤であれば特に限
定されるものではなく、例えば、アラントイン、アラン
トインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジ
ヒドロキシアルミニウム、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、パラフ
ェノールスルホン酸亜鉛、パラフェノールスルホン酸ナ
トリウム、フェノールスルホン酸アルミニウム、硫酸ア
ルミニウムカリウム、レゾルシン、塩化第二鉄、塩化ア
ルミニウム、硫酸アルミニウム、クエン酸アルミニウ
ム、酢酸アルミニウム、β−ナフトールジスルホン酸ア
ルミニウム等が挙げられる。好ましい水溶性収斂剤とし
ては、パラフェノールスルホン酸亜鉛、フェノールスル
ホン酸アルミニウム、塩化アルミニウムである。また、
これら水溶性収斂剤は、一種又は二種以上を適宜選択し
て用いることができる。水溶性収斂剤の配合量は、0.
1〜10%が好ましく、更に好ましくは、0.5〜5%
である。0.1%より少ない場合、目的とする効果が得
られない場合があり、また10%を超えると、乾燥後の
肌上に粉を形成して違和感を生じる場合がある。
【0010】本発明に用いられる多価アルコールとして
は、分子内に水酸基2個以上有し、常温において液状を
呈するものであれば特に限定されず、例えば、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、グリセリン、ジグリセリ
ン、トリグリセリン、ポリグリセリン、ヘキシレングリ
コール、イソプレングリコール等が挙げられ、これらを
一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
また、多価アルコールの配合量は0.05〜10%が好
ましく,更に好ましくは0.1〜5%の範囲である。
0.05%より少ないと滑らかな皮膚感触に劣る場合が
あり、また10%を超えると、べたつきを生じる場合が
ある。
【0011】本発明においては、水溶性収斂剤/多価ア
ルコールの質量比が、5/1〜1/1にあることが必須
であり、この範囲を超えた場合、さらさら感、滑らかな
感触の改善や保湿効果を付与することができない。
【0012】また、上記の水溶性収斂剤を用いた化粧料
においては、経時的もしくは紫外線の影響を受けて、収
斂剤が変質し、即ち変色や変臭が発生しやすかったが、
特定の植物の抽出物又は圧搾物を配合することによっ
て、これらを防止することができる。
【0013】植物の抽出物又は圧搾物としては、ウーロ
ン茶、ウコン、エイジツ、エチナシ、オトギリソウ、ゲ
ンノショウコ、コメヌカ、コンフリー、サンショウ、シ
ソ、シナノキ、シャクヤク、ダイズ、紅茶、ビワ、ボタ
ン、マロニエ、ユキノシタ、アスパラサスニネアリ及び
ローズマリーからなる群より選ばれる植物の抽出物又は
圧搾物である。これら植物の抽出物又は圧搾物を得るた
めに植物は、その葉、根、茎、花等を区分けして用いた
り、組み合わせて用いたりすることができ、そのまま、
又は細かく刻んだり、乾燥させて粉末状にしたり、すり
潰したりして使用することができる。また、これらの植
物の抽出物を得る方法としては、例えばこれらの植物の
葉、根、茎、花等を、水又は親水性有機溶媒で抽出して
抽出液を得る方法、更にこの抽出液を乾燥させ、粉末を
得る方法等が挙げられる。親水性有機溶媒としては、例
えばメタノール、エタノール、1,3−ブチレングリコ
ール、プロピレングリコール等が挙げられる。これらの
溶媒は単独でも、二種以上を組み合わせて使用してもよ
く、水とこれらの溶媒を混合して使用してもよい。ま
た、本発明では、このような植物抽出物又は圧搾物をそ
のまま用いることができ、またこれらの抽出物又は圧搾
物を更に塩化メチレン、n−ヘキサン、メタノール、エ
タノール等の有機溶媒を用いた抽出や、酸・塩基分画等
により分画、精製して、単一又は二種以上の成分にして
用いることもできる。
【0014】これらの植物抽出物及び圧搾物は、一種又
は二種以上を組み合わせて用いることができる。そし
て、この植物抽出物及び圧搾物の毛髪化粧料中での含有
量としては、乾燥固形分として0.001〜1%が好ま
しく、より好ましくは0.01〜0.1%である。0.
001%より少ない場合は、目的の効果を得ることがで
きない場合があり、また1%を超えると、皮膚にべたつ
きやつっぱり感を生じる場合があり好ましくない。
【0015】本発明の化粧料には、上記必須成分の他
に、本発明の効果に影響のない範囲で、通常化粧料に配
合されている他の成分、例えば、油脂、ロウ類、高級脂
肪酸、界面活性剤、湿潤剤、増粘剤、キレート剤、pH
調整剤、殺菌防腐剤、たんぱく質分解物、各種ビタミン
類、アミノ酸、動植物抽出エキス、酸化防止剤、香料、
色素等を適宜配合することが可能である。
【0016】本発明の化粧料は、各成分を常法により混
合し、均一に分散させることにより製造することができ
る。また、その剤型としては、ローション、乳液、クリ
ーム、ジェル、スプレー、ミスト等とすることができ
る。また本発明の化粧料の肌への適用方法としては、適
量を肌に塗布するだけでよく、さらさら感、滑らかな感
触の肌感触の改善効果と保湿効果が得られる。特にシェ
イブローション、ジェルとすることが好ましく、その中
でもプレシェイブローションとしてひげそり前に使用し
た場合には、電気カミソリが滑りやすくなる効果を有
し、また、ひげそり後の肌に塗布しても好ましい感触を
得ることが可能となる。
【0017】
【実施例】次に 、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。実施例に先立って各実施例で採用した評価
法を説明する。
【0018】(1)べたつき感のなさの評価 使用性評価モニター10名が実施例及び比較例の化粧料
を適量肌に塗布し、その時のべたつき感を評価し、以下
の評価基準で評価した。 ◎ :8名以上がべたつき感がないと回答。 ○ :5名以上8名未満ががべたつき感がないと回答。 △ :3名以上5名未満がべたつき感がないと回答。 × :3名未満がべたつき感がないと回答。
【0019】(2)さらさら感の評価 使用性評価モニター10名が実施例及び比較例の化粧料
を適量肌に塗布し、その時のさらさら感を評価し、以下
の評価基準で評価した。 ◎ :8名以上がさらさら感があると回答。 ○ :5名以上8名未満ががさらさら感があると回答。 △ :3名以上5名未満がさらさら感があると回答。 × :3名未満がさらさら感があると回答。
【0020】(3)肌のなめらかさの評価 使用性評価モニター10名が実施例及び比較例の化粧料
を適量肌に塗布し、その時の肌のなめらかさを評価し
た。評価結果は、非常に良好(評価4)、良好(評価
3)、やや良好(評価2)、不良(評価1)の4段階評
価とし、10名の平均値をとって以下の様に表した。 ◎ :平均値が3.5以上。 ○ :平均値が2.5以上、3.5未満。 △ :平均値が1.5以上、2.5未満。 × :平均値が1.5未満。
【0021】(4)肌塗布後の白浮きのなさの評価 使用性評価モニター10名が実施例及び比較例の化粧料
を適量肌に塗布し、乾燥後の白浮きのなさを評価した。
評価結果は、非常に良好(評価4)、良好(評価3)、
やや良好(評価2)、不良(評価1)の4段階評価と
し、10名の平均値をとって以下の様に表した。 ◎ :平均値が3.5以上。 ○ :平均値が2.5以上、3.5未満。 △ :平均値が1.5以上、2.5未満。 × :平均値が1.5未満。
【0022】(5)電気カミソリのすべりやすさの評価 使用性評価モニター10名が実施例及び比較例の化粧料
を適量肌に塗布しその後電気カミソリのすべりやすさを
評価し以下の判定基準で評価した。 ◎ :8名以上が電気カミソリがすべりやすいと回答。 ○ :5名以上8名未満が電気カミソリがすべりやすい
と回答。 △ :3名以上5名未満が電気カミソリがすべりやすい
と回答。 × :3名未満が電気カミソリがすべりやすいと回答。
【0023】(6)変色及び変臭の評価 実施例及び比較例の化粧料を、透明瓶に入れ、50℃の
条件下にて1ヶ月間放置したものと、太陽紫外線照射下
にて2ヶ月間放置したものを作成し、製造直後との色調
変化及び臭いの変化程度を以下の評価基準に従って専門
検査員により判定を行った。 ○ :調製直後と差がない。 △ :わずかに変色している又は変臭を認める。 × :明らかに変色又は変臭を認める。
【0024】実施例1〜7、比較例1〜5 表1に示す組成のローションを常法により調製した。得
られたローションについて、べたつき、さらさら感、肌
のなめらかさ、白浮き、電気カミソリの滑りやすさを評
価した。その結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1から明らかなごとく、低級一価アルコ
ール、水溶性収斂剤、多価アルコールを含む本発明の実
施例の化粧料は、それらのいずれかを欠く比較例の化粧
料と比較して、優れていることが確認された。
【0027】実施例8〜13、比較例6〜8 表2に示す組成のローションを常法により調製した。得
られたローションについて、べたつき、さらさら感、肌
のなめらかさ、白浮き、電気カミソリの滑りやすさ、ま
た、変色及び変臭を評価した。その結果を表2に示す。
尚、成分(D)の植物抽出物については、エタノール抽
出エキスを用い、配合量は乾燥残分値を記載してある。
【0028】
【表2】
【0029】表2から明らかなごとく、特定の植物抽出
物の一種又は二種以上を配合することによって、変色及
び変臭が抑えられ、品質的に安定にすることができるこ
とが確認された。
【0030】実施例14 常法により下記組成でアフターシェイブローションを調
整し、べたつき、さらさら感、肌のなめらかさ、白浮
き、電気カミソリの滑りやすさ、また、変色及び変臭を
評価した。その結果、実施例14は、いずれの項目にお
いても優れていた。 (質量%) ・エタノール 30.0 ・スルホ石炭酸亜鉛 2.0 ・1,3−ブチレングリコール 0.5 ・マロニエ抽出液BG−J(丸善製薬社製) 0.3 ・イソプロピルメチルフェノール 0.05 ・アラントイン 0.05 ・ε−アミノカプロン酸 0.05 ・加水分解コラーゲン液 0.5 ・香料 微 量 ・精製水 残 余
【0031】実施例15 常法により下記組成でプレシェイブローションを調製
し、べたつき、さらさら感、肌のなめらかさ、白浮き、
電気カミソリの滑りやすさ、また、変色及び変臭を評価
した。その結果、実施例15は、いずれの項目において
も優れていた。 (質量%) ・エタノール 60.0 ・スルホ石炭酸亜鉛 2.0 ・塩化アルミニウム 0.5 ・グリセリン 2.0 ・コンフリーエキス(一丸ファルコス社製) 0.3 ・サンショウエキスBG−J(丸善製薬社製) 0.3 ・シソエキス(丸善製薬社製) 0.2 ・シナノキエキス(丸善製薬社製) 0.2 ・香料 微 量 ・精製水 残 余
【0032】実施例16 常法により下記組成で乳液状化粧料を調製し、べたつ
き、さらさら感、肌のなめらかさ、白浮き、電気カミソ
リの滑りやすさ、また、変色及び変臭を評価した。その
結果、実施例16は、いずれの項目においても優れてい
た。 (質量%) ・エタノール 15.0 ・スルホ石炭酸亜鉛 1.0 ・プロピレングリコール 0.5 ・シャクヤクエキス(一丸ファルコス社製) 0.1 ・ダイズエキス(一丸ファルコス社製) 0.1 ・紅茶エキス(丸善製薬社製) 0.1 ・ビワエキス(丸善製薬社製) 0.1 ・カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5 ・ミリスチン酸イソプロピル 0.5 ・デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0 ・香料 微 量 ・精製水 残 余
【0033】実施例17 常法により下記組成で乳液状化粧料を調製し、べたつ
き、さらさら感、肌のなめらかさ、白浮き、電気カミソ
リの滑りやすさ、また、変色及び変臭を評価した。その
結果、実施例17は、いずれの項目においても優れてい
た。 (質量%) ・エタノール 10.0 ・スルホ石炭酸亜鉛 2.0 ・グリセリン 0.5 ・プロピレングリコール 0.5 ・ボタンエキス(一丸ファルコス社製) 0.1 ・ユキノシタエキス(一丸ファルコス社製) 0.1 ・アスパラサスネアリエキス(丸善製薬社製) 0.1 ・ローズマリーエキス(丸善製薬社製) 0.1 ・アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 (PEMULEN TR−1、BF.Goodrich社製) 2.0 ・トリエタノールアミン 1.2 ・デカメチルシクロペンタシロキサン 2.0 ・疎水化トウモロコシデンプン 1.0 ・グリチルリチン酸ジカリウム 0.2 ・香料 微 量 ・精製水 残 余
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、低級一価アルコール、
水溶性収斂剤及び多価アルコールを含有する化粧料によ
って、ひげそり前後の肌に塗布した時に、さらさら感、
滑らかな感触の肌感触の改善効果と保湿効果を与え、ま
た、電気カミソリが滑りやすくなる効果を与え、また更
に、特定の植物抽出物又は圧搾物を配合することによ
り、経時的な熱や紫外線による変色や変臭を防止できる
顕著な効果を発揮するものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)低級一価アルコールと、(B)水
    溶性収斂剤と、(C)多価アルコールとを含有してな
    り、(B)/(C)の質量比が、5/1〜1/1の範囲
    にあることを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 更に、(D)ウーロン茶、ウコン、エイ
    ジツ、エチナシ、オトギリソウ、ゲンノショウコ、コメ
    ヌカ、コンフリー、サンショウ、シソ、シナノキ、シャ
    クヤク、ダイズ、紅茶、ビワ、ボタン、マロニエ、ユキ
    ノシタ、アスパラサスニネアリ及びローズマリーからな
    る群より選ばれる植物の抽出物もしくは圧搾物の一種又
    は二種以上を含有することを特徴とする請求項1記載の
    化粧料。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017159852A1 (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 小林製薬株式会社 皮膚摩擦軽減用外用製剤

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