JP2003104831A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

Info

Publication number
JP2003104831A
JP2003104831A JP2001298668A JP2001298668A JP2003104831A JP 2003104831 A JP2003104831 A JP 2003104831A JP 2001298668 A JP2001298668 A JP 2001298668A JP 2001298668 A JP2001298668 A JP 2001298668A JP 2003104831 A JP2003104831 A JP 2003104831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
note
components
external preparation
skin
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001298668A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiho Motonaga
千穂 元永
Yoshiko Suzuki
淑子 鈴木
Takashi Inagawa
敬 稲川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kose Corp filed Critical Kose Corp
Priority to JP2001298668A priority Critical patent/JP2003104831A/ja
Publication of JP2003104831A publication Critical patent/JP2003104831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】皮膚外用剤の原料に起因する基剤臭をマスキン
グし、且つ、保湿効果にも優れた皮膚外用剤を提供す
る。 【解決手段】オレンジフラワー、ヒノキ、ラベンダー及
びローズマリーのそれぞれの油性成分及び/又は水性成
分から選ばれる二種以上を含有する皮膚外用剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皮膚外用剤に関し、
更に詳細には特定の植物から得られる油性成分及び/又
は水性成分から選ばれる二種以上を含有することによ
り、皮膚外用剤の原料に起因する基剤臭を低減(マスキ
ング)し、且つ、保湿効果にも優れた化粧料及び外用医
薬品等の皮膚外用剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の皮膚外用剤には、原料自
体の臭い(基剤臭)をマスキングする目的と、香り自体
を楽しむ目的で香料を配合してきた。しかし、近年で
は、消費者の嗜好が、香りの強いものから、次第に微香
性や無香性へと変化し、香料無配合の皮膚外用剤の需要
が高まってきている。従来の皮膚外用剤は、原料の基剤
臭があるために、微香性や香料を無配合にすることが困
難であった。原料に関しては、脱臭化処理や臭いの原因
となる不純物を除去する等の手段があるものの、全ての
原料を脱臭することは困難であり、また、原料によって
は、熱や酸化等による劣化により経時的に臭い(劣化
臭)を生じるものもある。そのため、マスキングに効果
のある成分をスクリーニングしたり、調合研究してい
た。一例として、特定の植物から圧搾又は抽出したマス
キング剤が提案されている(特開平6−158096号
公報)。
【0003】しかしながら、従来から知られているマス
キング剤においては、その効果が不十分なものであり、
満足し得るものではなかった。また、それ自体が特異的
な香りを有しているものが多く、基剤臭をある程度低減
できたとしても、結果的に同じ香調の皮膚外用剤しか得
られないという制約があった。一方、香料の配合量を減
らして微香性にすると、皮膚外用剤に必要な基剤の配合
量も減らさなければならない等の問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、皮膚外用剤の
基剤臭がマスキングされた皮膚外用剤の開発が求められ
ていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の植物から得ら
れる油性成分及び/又は水性成分から選ばれる二種以上
を含有することにより、皮膚外用剤の基剤臭をマスキン
グすることに優れ、さらに保湿効果にも優れた皮膚外用
剤を得ることができることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0006】すなわち本発明は、オレンジフラワー、ヒ
ノキ、ラベンダー及びローズマリーのそれぞれの油性成
分及び/又は水性成分から選ばれる二種以上を含有する
皮膚外用剤を提供するものである。以下、詳述する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるオレンジフラ
ワーは、ミカン科シトラス属諸植物の食用に供する花
で、その油性成分は花より水蒸気蒸留及び/又は溶剤抽
出によって得られる精油およびアブソリュートである。
一方水性成分は花を水蒸気蒸留することによって得られ
る成分である。
【0008】ヒノキの油性成分は、ヒノキ科ヒマラヤス
ギ属、ヒノキ属、クロベ属、イトスギ属、ビャクシン属、
セコイア属、スギ属及びネズミサシ属の諸植物のあらゆ
る部位から、水蒸気蒸留及び/又は溶剤抽出のいずれか
によって得られる精油(セダーウッドオイル)である。
水性成分は、ヒノキの幹及び枝を水で抽出して得られる
エキスを水蒸気蒸留して得られる成分である。
【0009】ラベンダーは、シソ科ラウァンドゥラ属に
属する植物で、その油性成分は花より水蒸気蒸留及び/
又は溶剤抽出によって得られる精油であり、水性成分は
花を水蒸気蒸留して得られる成分である。
【00010】ローズマリーは、シソ科ロスマリヌス属
に属する植物で、その油性成分は葉より水蒸気蒸留及び
/又は溶剤抽出によって得られる精油であり、水性成分
は葉を水蒸気蒸留して得られる成分である。
【0011】これら植物から得られる油性成分及び/又
は水性成分は、複数を組合せることによってはじめて、
良好なマスキング効果および保湿効果を得ることができ
る。一種のみを用いた場合は、二つの効果を同時に得る
ことはできない。なお、これらは同種植物の水性成分と
油性成分より二種以上を組合せてもよく、また、異種植
物の油性成分及び/又は水性成分より二種以上を組合せ
てもよい。
【0012】これら植物の油性成分及び/又は水性成分
の好ましい組合せとしては、オレンジフラワーの油性成
分及び/又は水性成分を必須とする二種以上であり、よ
り好ましくは、オレンジフラワー、ラベンダー及びロー
ズマリーのそれぞれの油性成分及び/又は水性成分を必
須とする三種以上である。
【0013】これら植物の水性成分及び/又は油性成分
の含有量は、特に限定されないが、油性成分である場合
は、0.001〜10質量%(以下、単に「%」で示
す)が好ましく、より好ましくは0.01〜5%であ
る。水性成分である場合には、0.1〜95%が好まし
く、より好ましくは0.5〜90%である。この範囲で
あれば、本発明の効果がより顕著に発現する。
【0014】本発明の化粧料には、上記成分の他に、本
発明の効果を損なわない範囲で、通常、化粧料や医薬部
外品、外用医薬品等の製剤に用いられる成分、すなわ
ち、水(精製水、温泉水、深層水等)、油剤、界面活性
剤、金属セッケン、油性ゲル化剤、粉体、アルコール
類、水溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、紫外線防御剤、
抗菌剤、香料、消臭剤、塩類、pH調節剤、清涼剤、動
物・微生物由来抽出物、植物抽出物、美白剤、血行促進
剤、収斂剤、抗脂漏剤、抗炎症剤、活性酸素消去剤、抗
酸化剤、角質溶解剤、保湿剤、酵素等を配合することが
できる。
【0015】また、本発明の皮膚外用剤の例としては、
化粧水、美容液、乳液、クリーム、オイル、パック、ク
レンジング、マッサージ料等の基礎化粧料、ファンデー
ション、白粉、口紅、マスカラ、アイシャドウ、アイラ
イナー、眉墨、美爪料、下地料等のメーキャップ化粧
料、ヘアクリーム、リンス、ヘアトリートメント、ヘア
スプレー、ヘアトニック、整髪料、育毛・養毛料等の頭
髪化粧料、サンスクリーン等の日焼け止め化粧料、洗顔
料、石鹸、シャンプー、ボディーシャンプー等の洗浄剤
組成物、制汗剤等の身体用消臭剤、浴用剤、軟膏、分散
液等の外用医薬品等とすることができ、その剤型につい
ても特に制限はなく、固形状、ペースト状、ムース状、
ジェル状、粉末状、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分
散系、多層状とすることができる。また、本発明の皮膚
外用剤は、香料を配合した皮膚外用剤、又は、香料を配
合しない無香料皮膚外用剤のいずれでも良い。
【0016】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるもので
はない。
【0017】実施例1〜8及び比較例1〜5:美容液 表1及び表2に示す組成並びに以下に示す製造方法に従
って美容液を製造した。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】(注1)ヴェ・マン・フィス社製 (注2)香栄興業社製 (注3)丸善製薬社製 (注4)香栄興業社製
【0021】(製造方法) A:成分1〜7を混合溶解する。 B:成分8〜16を混合する。 C:BにAを加えて、美容液を得た。
【0022】(判定方法) マスキング効果及び保湿効果 専門評価パネル20名により、各試料の基剤臭のマスキ
ング効果及び保湿効果について評価し、下記基準で判定
した。
【0023】[判定基準] ◎:16名以上が良好と評価 ○:11〜15名が良好と評価 △:5〜10名が良好と評価 ×:4名以下が良好と評価
【0024】上記表1、2の結果から明らかなように、
本発明品の実施例1〜8の美容液は、比較例1〜5の美
容液と比較して、優れたマスキング効果と保湿効果をも
つ美容液であった。
【0025】 実施例9:化粧水 (成分) (%) 1.ポリオキシエチレン(80E.O.)硬化ヒマシ油 0.05 2.ジポリオキシエチレン(8E.O.) 0.01 アルキルエーテルリン酸 3.天然ビタミンE 0.02 4.L−メントール 0.01 5.パラベン 0.1 6.香料 0.01 7.エタノール 12.0 8.ジプロピレングリコール 10.0 9.グリセリン 3.0 10.クエン酸 0.01 11.クエン酸ナトリウム 0.1 12.ローズマリー水(注1) 0.5 13.甘草抽出物 0.1 14.オレンジフラワー水(注2) 残量 (注1)香栄興業社製 (注2)香栄興業社製
【0026】(製造方法) A:成分1〜7を混合する。 B:成分8〜14を混合する。 C:BにAを加えて、化粧水を得た。 実施例9は、基剤臭を感じさせず、保湿効果の高い化粧
水であった。
【0027】 実施例10:乳液: (成分) (%) 1.モノステアリン酸ソルビタン 0.1 2.モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.) 0.1 ソルビタン 3.親油型モノステアリン酸グリセリン 0.2 4.ステアリン酸 0.5 5.セタノール 0.5 6.スクワラン 3.0 7.アスタキサンチン 0.1 8.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0 9.ラベンダー油(注1) 0.05 10.メチルポリシロキサン 1.0 11.水素添加大豆リン脂質 0.1 12.パラベン 0.1 13.カルボキシビニルポリマー 0.2 14.水酸化ナトリウム 0.05 15.グリセリン 5.0 16.1,3−ブチレングリコール 7.0 17.精製水 残量 18.エタノール 5.0 19.オウゴン抽出物 0.1 20.ヒノキ水(注2) 1.0 21.多孔質シリカ 3.0 22.香料 0.1 (注1)小林香料社製 (注2)香栄興業社製
【0028】(製造方法) A:成分13〜17を70℃にて混合する。 B:成分1〜12を70℃にて混合する。 C:AにBを徐注入して乳化する。 D:Cを冷却後、成分18〜22を加え、均一に混合し
て乳液を得た。 実施例10は、基剤臭を感じさせず、優れた保湿効果を
持つ乳液であった。
【0029】 実施例11:クリーム (成分) (%) 1.ステアリン酸 1.5 2.ベヘニルアルコール 0.5 3.セタノール 1.0 4.モノステアリン酸グリセリン 0.5 5.スクワラン 8.0 6.ホホバ油 3.0 7.酢酸トコフェロール 0.5 8.グリセリン 2.0 9.1,3−ブチレングリコール 5.0 10.パラベン 0.1 11.トリエタノールアミン 0.8 12.カルボキシビニルポリマー 0.2 13.精製水 残量 14.ヒノキ水(注1) 5.0 15.ラベンダー水(注2) 10.0 16.オレンジフラワー水(注3) 2.0 17.アロエエキス 5.0 18.ヒアルロン酸ナトリウム(1%水溶液) 3.0 (注1)香栄興業社製 (注2)丸善製薬社製 (注3)香栄興業社製
【0030】(製造方法) A:成分1〜7を70℃にて混合する。 B:成分8〜13を70℃にて混合する。 C:BにAを徐注入して乳化する。 D:Cを冷却後、成分14〜18を加え、均一に混合し
てクリームを得た。 実施例11は、基剤臭を全く感じさせず、優れた保湿効
果を持つクリームであった。
【0031】 実施例12:保湿パック料 (成分) (%) 1.ポリオキシアルキレン−アルキル共変性 3.0 オルガノポリシロキサン 2.デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0 3.イソノナン酸イソトリデシル 15.0 4.水素添加大豆リン脂質 0.1 5.流動パラフィン 1.0 6.マイクロクリスタリンワックス 0.5 7.パラベン 0.2 8.香料 0.05 9.シリコーン処理酸化チタン 5.0 10.シリコーン処理酸化鉄 0.2 11.ナイロン粉末 1.0 12.エタノール 3.0 13.グリセリン 3.0 14.1,3−ブチレングリコール 15.0 15.クエン酸ナトリウム 1.0 16.海藻抽出物 0.1 17.オレンジフラワー水(注1) 3.0 18.ラベンダー水(注2) 10.0 19.赤色106号 0.001 20.精製水 残量 (注1)香栄興業社製 (注2)丸善製薬社製
【0032】(製造方法) A:成分1〜11を60℃にて混合する。 B:成分12〜20を60℃にて混合する。 C:AにBを徐注入して乳化後、冷却してW/O型の保
湿パック料を得た。 実施例12は、基剤臭を全く感じさせず、優れた保湿効
果を持つ保湿パック料であった。
【0033】 実施例13:サンスクリーンローション (成分) (%) 1.ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 1.0 2.ジメチルポリシロキサン 5.0 3.オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 4.イソノナン酸イソトリデシル 5.0 5.オレンジフラワー油(注1) 0.1 6.オクチルメトキシシンナメート 5.0 7.パラベン 0.2 8.香料 0.05 9.シリコーン処理微粒子酸化チタン 10.0 10.シリコーン処理微粒子酸化亜鉛 10.0 11.トリメチルシロキシケイ酸 0.5 12.エタノール 10.0 13.精製水 残量 14.ジプロピレングリコール 3.0 15.ニンジン抽出物 0.5 16.オレンジフラワー水(注2) 3.0 17.食塩 0.2 (注1)ヴェ・マン・フィス社製 (注2)香栄興業社製
【0034】(製造方法 ) A:成分1〜11を室温にて混合分散する。 B:成分12〜17を室温にて混合する。 C:AにBを徐注入して乳化し、W/O型のサンスクリ
ーンローションを得た。 実施例13は、基剤臭を全く感じさせず、保湿効果の高
いサンスクリーンローションであった。
【0035】 実施例14:リキッドファンデーション (成分) (%) 1.液状ラノリン 2.0 2.流動パラフィン 5.0 3.ステアリン酸 2.0 4.セタノール 1.0 5.自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 1.0 6.パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 3.0 7.パラベン 0.2 8.グリセリン 5.0 9.トリエタノールアミン 1.0 10.カルボキシメチルセルロース 0.2 11.ベントナイト 0.5 12.精製水 残量 13.酸化チタン 6.0 14.微粒子酸化チタン 2.0 15.微粒子酸化亜鉛 5.0 16.マイカ 2.0 17.タルク 4.0 18.着色顔料 4.0 19.ヨクイニン抽出物 0.5 20.オレンジフラワー水(注1) 2.0 21.ヒノキ水(注2) 1.0 22.香料 0.02 (注1)香栄興業社製 (注2)香栄興業社製
【0036】(製造方法) A:成分1〜7を混合溶解する。 B:Aに成分13〜18を加え、均一に混合し、70℃
に保つ。 C:成分8〜12を均一に混合し、70℃に保つ。 D:CにBを添加して、均一に乳化する。 E:Dを冷却後、成分19〜22を添加してリキッドフ
ァンデーションを得た。 実施例14は、基剤臭を全く感じさせず、保湿効果の高
いリキッドファンデーションであった。
【0037】 実施例15:ボディーシャンプー (成分) (%) 1.ヤシ油脂肪酸カリウム 20.0 2.ミリストイルメチルタウリンナトリウム 2.0 3.ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン 3.0 4.ヤシ油脂肪酸ジエタールアミド 1.0 5.オレンジフラワー油(注1) 0.05 6.高重合ポリエチレングリコール 0.02 7.グリセリン 5.0 8.ローズマリー水(注2) 5.0 9.ラベンダー水(注3) 5.0 10.オレンジフラワー水(注4) 1.0 11.精製水 残量 (注1)ヴェ・マン・フィス社製 (注2)香栄興業社製 (注3)丸善製薬社製 (注4)香栄興業社製
【0038】(製造方法) A:成分1〜5を混合する。 B:成分6〜11を混合する。 C:BにAを添加して、ボディーシャンプーを得た。 実施例15は、基剤臭を全く感じさせず、しっとりとし
た洗い上がりを有するボディーシャンプーであった。
【0039】 実施例16:養毛料 (成分) (%) 1.イソプロピルメチルフェノール 0.1 2.l−メントール 0.5 3.dl−カンファー 0.7 4.トウガラシチンキ 0.1 5.ポリオキシエチレン(20)ポリオキシ 0.1 プロピレン(8)セチルエーテル 6.エタノール 65.0 7.ラベンダー水(注1) 8.0 8.ヒノキ水(注2) 1.0 9.D−パントテニルアルコール 0.5 10.イチョウエキス 1.0 11.精製水 残量 (注1)丸善製薬社製 (注2)香栄興業社製
【0040】(製造方法) A:成分1〜6を混合する。 B:成分7〜11を混合する。 C:AにBを添加して、養毛料を得た。 実施例16は、基剤臭を感じさせず、適度な保湿効果を
有する養毛料であった。
【0041】 実施例17:乳液 (成分) (%) 1.水素添加大豆リン脂質 2.0 2.β−シトステロール 0.2 3.スチグマステロール 0.1 4.カンペステロール 0.1 5.デカメチルシクロペンタシロキサン 3.0 6.ジメチルポリシロキサン(6cs) 2.0 7.天然ビタミンE 0.1 8.L−アスコルビン酸イソパルミテート 0.1 9.ショ糖−γ−リノレート 0.3 10.グリセリン 5.0 11.1,3−ブチレングリコール 20.0 12.カルボキシビニルポリマー 0.2 13.アルギン酸ナトリウム 0.1 14.水酸化ナトリウム 0.06 15.精製水 残量 16.エデト酸二ナトリウム 0.02 17.ラベンダー水(注1) 2.0 18.ローズマリー水(注2) 2.0 19.オンジフラワー水(注3) 1.0 20.ヒノキ水(注4) 1.0 21.緑茶抽出物 0.5 22.アスパラガス抽出物 0.5 23.香料 0.01 (注1)丸善製薬社製 (注2)香栄興業社製 (注3)香栄興業社製 (注4)香栄興業社製
【0042】(製造方法) A:成分1〜9を70℃で混合する。 B:成分10〜16を均一に混合し、70℃に保つ。 C:AにBを添加して、均一に乳化する。 D:Cを冷却後、成分17〜23を添加して乳液を得
た。 実施例17は、基剤臭を全く感じさせず、保湿効果の高
い乳液であった。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の皮膚外用
剤は、特定の植物から得られる油性成分及び/又は水性
成分から選ばれる二種以上を含有することによって、基
剤臭をマスキングするとともに、優れた保湿効果を発揮
することを可能としたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/06 A61K 7/06 7/42 7/42 7/50 7/50 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AA122 AB032 AB172 AB212 AB232 AB242 AB332 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC182 AC242 AC302 AC342 AC352 AC422 AC432 AC442 AC472 AC482 AC532 AC542 AC642 AC712 AC792 AC842 AC902 AC912 AD042 AD072 AD092 AD152 AD162 AD172 AD222 AD272 AD302 AD332 AD492 AD512 AD532 AD572 AD622 AD642 AD662 BB41 BB51 CC02 CC04 CC05 CC07 CC12 CC19 CC23 CC37 DD23 DD27 DD31 EE03 EE06 EE07 EE12 EE17 EE18 EE22 FF05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オレンジフラワー、ヒノキ、ラベンダー
    及びローズマリーのそれぞれの油性成分及び/又は水性
    成分から選ばれる二種以上を含有する皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 オレンジフラワー、ヒノキ、ラベンダー
    及びローズマリーのそれぞれの油性成分及び/又は水性
    成分から選ばれる三種以上を含有する皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 油性成分が、水蒸気蒸留及び/又は溶剤
    抽出によって得られることを特徴とする請求項1又は2
    記載の皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 水性成分が、水蒸気蒸留時に得られるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 該皮膚外用剤の原料に起因する基剤臭が
    マスキングされたことを特徴とする請求項1から4のい
    ずれか1項に記載の皮膚外用剤。
JP2001298668A 2001-09-27 2001-09-27 皮膚外用剤 Pending JP2003104831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001298668A JP2003104831A (ja) 2001-09-27 2001-09-27 皮膚外用剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001298668A JP2003104831A (ja) 2001-09-27 2001-09-27 皮膚外用剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003104831A true JP2003104831A (ja) 2003-04-09

Family

ID=19119534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001298668A Pending JP2003104831A (ja) 2001-09-27 2001-09-27 皮膚外用剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003104831A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005060320A (ja) * 2003-08-14 2005-03-10 Nippon Network:Kk 皮膚ダニ駆除剤及びこれを含有する皮膚外用剤
JP2017066071A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 株式会社マンダム 化粧料組成物
JP2018512448A (ja) * 2015-03-16 2018-05-17 キューウェル カンパニー, リミテッド.Qwell C フィトンチッド保湿液組成物、これを含む水素発生美容スプレイ装置及びその製造方法
JP2021105151A (ja) * 2019-12-27 2021-07-26 クラシエホームプロダクツ株式会社 香料組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005060320A (ja) * 2003-08-14 2005-03-10 Nippon Network:Kk 皮膚ダニ駆除剤及びこれを含有する皮膚外用剤
JP2018512448A (ja) * 2015-03-16 2018-05-17 キューウェル カンパニー, リミテッド.Qwell C フィトンチッド保湿液組成物、これを含む水素発生美容スプレイ装置及びその製造方法
JP2017066071A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 株式会社マンダム 化粧料組成物
JP2021105151A (ja) * 2019-12-27 2021-07-26 クラシエホームプロダクツ株式会社 香料組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3513873B2 (ja) 皮膚外用剤
JPH1053510A (ja) 外用組成物
JP7512181B2 (ja) 臭気ガス低減剤
JP4627107B2 (ja) 毛髪外用剤組成物
JP2002275020A (ja) 油剤及びこれを含有する化粧料及び外用剤
JPH09131393A (ja) 消臭剤、消臭組成物及び消臭化粧料
JP2003104831A (ja) 皮膚外用剤
JPH0840824A (ja) 化粧料
JP5429851B2 (ja) 活性酸素消去剤、並びに該活性酸素消去剤を用いた皮膚外用剤及び化粧料
JPH07277920A (ja) レモングラスの水蒸気蒸留水又は/及び抽出物含有化粧 料
JP2000344697A (ja) 長鎖分岐アルコール及びこれを用いた化粧料及び外用剤
JP2001206822A (ja) 頭髪用化粧料
JP2002145793A (ja) 皮膚外用剤
JP3503879B2 (ja) 化粧料
JP4934242B2 (ja) 皮膚化粧料
JP2005170860A (ja) 皮膚外用剤
JP5341289B2 (ja) マスキング剤及びそれを含有する化粧料
JP2005041830A (ja) 皮膚外用剤
JP2004043345A (ja) 皮膚外用剤
JP2003081844A (ja) 皮膚刺激緩和剤
JPH10287531A (ja) 毛髪用化粧料
JP2002068931A (ja) 外用組成物
JP5144048B2 (ja) ラジカル消去剤、抗酸化用皮膚外用剤、及びラジカルの消去方法
JP2003040758A (ja) 化粧料
JP2004244319A (ja) 化粧料及び皮膚外用剤