JP3536274B2 - 皮脂コントロール化粧料 - Google Patents
皮脂コントロール化粧料Info
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Description
化粧料に関し、さらに詳細には、特定の無機及び有機粉
末と水溶性高分子並びに多価アルコールとを各々特定量
配合することにより、優れた皮脂コントロール効果及び
良好な官能特性を有する皮脂コントロール化粧料に関す
る。
Tゾーンと呼ばれる部位は皮脂分泌が多く、特に脂性肌
の人にとっては油浮きして化粧くずれが激しい部位であ
り、共通の悩みになっていた。過剰の皮脂分泌を抑え、
化粧もちを良くするために、エタノール、皮膚収斂剤あ
るいはその他の薬剤等の配合が行なわれているが、いず
れも効果が不充分であった。そこで、これらの問題点を
解決するために、エタノール(16〜50重量%)と無
機粉末(0.05〜3重量%)と粘土鉱物(0.05〜
3重量%)とを配合した皮脂コントロール化粧料が提案
されている(特公平4−14642号)。
型ではエタノールを多量に配合するため、皮膚刺激とい
う観点から鑑みて皮膚安全性上好ましいものではない。
また、粉体によっては、使用中から使用後にかけて肌が
きしむ等、官能特性上、満足しうるものではなかった。
したがって、皮脂コントロール効果を有し、かつ、皮膚
に安全で官能特性をも満足し得る皮脂コントロール化粧
料の開発が望まれていた。
鑑み、鋭意研究を行った結果、特定の無機粉末及び有機
粉末と、特定成分とを配合すれば、皮脂コントロール効
果を有するばかりではなく、適度の保湿効果並びにさら
さら感を有し、さらには、これらの効果が持続する化粧
料が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。すなわち本発明は、次の成分(A)〜(D); (A)多孔質無水ケイ酸0.05〜15重量% (B)ポリメチルメタアクリレート及び/又はナイロン
の粉末0.05〜15重量% (C)水溶性高分子0.001〜2重量% (D)水溶性多価アルコール1〜25重量% を含有することを特徴とする皮脂コントロール化粧料を
提供するものである。以下詳細に説明する。
多孔質無水ケイ酸は、好ましくは平均粒子径が1〜20
μmの多孔質無水ケイ酸、より好ましくは平均粒子径が
2〜5μmの多孔質無水ケイ酸である。これらの多孔質
無水ケイ酸の配合量は、0.05〜15重量%(以下、
単に「%」と記す)、より好ましくは、0.5〜15%
である。0.05%未満では良好な皮脂コントロール効
果および良好な感触を得ることが難しく、また、15%
を超えて配合した場合、感触や使用性等の観点から好ま
しくない。
及び/又はナイロンの粉末である。これらの粉末の配合
量は0.05〜15%であり、より好ましくは0.05
〜10%である。0.05%未満では良好な感触を得る
ことが難しく、また、15%を超えて配合した場合、感
触や使用性等の観点から好ましくない。さらに、上記
(A)成分と(B)成分の重量比が、(A):(B)=
1:1〜10:1であると、本発明の効果がより顕著に
発現する。
ば、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキ
シビニルポリマー、メチルセルロース、ヒドロキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸ナトリウ
ム、カラギーナン、キサンタンガム、ローカストビーン
ガム等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を適宜選
択して用いることができる。これらの中で、特に、カル
ボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニル
ポリマー、アルギン酸ナトリウムが好ましい。これらの
水溶性高分子の配合量は、0.001〜2%であり、よ
り好ましくは、0.01〜1%である。0.001%未
満では適度な粘性が得られず、また、2%を超えて配合
した場合、べたつき感や膜感、よれ等を生じ良好な官能
特性が得られない。
は、例えば、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジ
グリセリン、ポリエチレングリコール、ソルビトール、
ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロ
ピレンメチルグルコシド等が挙げられ、これらの一種又
は二種以上を適宜選択して用いることができる。これら
の水溶性多価アルコールの配合量は、1〜25%であ
り、より好ましくは5〜20%である。1%未満では充
分な保湿効果を得ることが難しく、また、25%を超え
て配合した場合、使用性面でべたつき等を生じ、好まし
くない。
には、前記必須成分に加えて(E)成分としてエタノー
ルを配合することにより、適度な収斂効果及び清涼感を
付与することができる。エタノールの配合量は、3〜1
5%が好ましく、この範囲を超えて配合すると、皮膚刺
激を生じる場合があり、好ましくない。
下の割合で配合すると、粉体による塗布後の肌の白化を
抑制することが可能となる。
記必須成分の他に、前述の粉末以外の有機および無機粉
末、界面活性剤、紫外線吸収剤、シリコーン類、酸化防
止剤、金属イオン封鎖剤、前述の他の保湿剤、防腐剤、
香料、各種美容成分、色素等を本発明の効果を損なわな
い範囲で配合することができる。
液、乳液、クリーム等の基礎化粧料やリキッドファンデ
ーション、下地化粧料等のメイクアップ化粧料として用
いることができる。
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
ントロール効果並びに官能特性について評価した。
均一に分散混合して美容液を得た。
ール効果を評価した。上記美容液をTゾーンに適量塗布
し、3時間後並びに6時間後の肌状態(油浮き、テカリ
のなさ)を観察して下記基準より5段階評価し、さらに
それを平均して判定した。 [評価][内容] 5点:非常に良好。 4点:良好。 3点:普通。 2点:やや不良。 1点:不良。 [判定] ◎:平均点4.5点以上。 ○:平均点3.5点以上4.5点未満。 △:平均点2.5点以上3.5点未満。 ×:平均点2.5点未満。
感、白化のなさ(塗布後の粉体の目立ちにくさ)、べた
つきのなさ、刺激感及び塗布してから3時間後の保湿感
に関する官能評価を行った。評価基準並びに判定方法に
ついては、前記と同様である。上記評価方法により得ら
れた結果を、表1及び表2に併せて示す。
に係わる実施例は、皮脂コントロール効果に優れ、且
つ、良好な官能特性を有するものであった。それに対し
て、比較例では全ての評価項目を満足し得るものは得ら
れなかった。
を添加して均一に混合する。 B:成分11〜17を70℃に加熱し、均一に混合す
る。 C:BにAを添加して乳化混合し、これを冷却して下地
乳液を得た。 実施例7は、皮脂コントロール効果及び保湿効果に優
れ、皮膚刺激が少ない下地乳液であった。
トロール化粧料は、皮脂コントロール効果に優れ、皮膚
刺激が少なく、さらさら感やべたつきのなさ等の官能特
性が良好なものであった。
Claims (3)
- 【請求項1】次の成分(A)〜(D); (A)多孔質無水ケイ酸0.05〜15重量% (B)ポリメチルメタアクリレート及び/又はナイロン
の粉末0.05〜15重量% (C)水溶性高分子0.001〜2重量% (D)水溶性多価アルコール1〜25重量% を含有することを特徴とする皮脂コントロール化粧料。 - 【請求項2】(A)成分と(B)成分の重量比が
(A):(B)=1:1〜10:1であることを特徴と
する請求項1記載の皮脂コントロール化粧料。 - 【請求項3】請求項1〜2記載の成分に加え、さらに
(E)成分としてエタノールを3〜15重量%含有する
ことを特徴とする皮脂コントロール化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35699596A JP3536274B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 皮脂コントロール化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35699596A JP3536274B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 皮脂コントロール化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10182345A JPH10182345A (ja) | 1998-07-07 |
JP3536274B2 true JP3536274B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=18451839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35699596A Expired - Lifetime JP3536274B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 皮脂コントロール化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3536274B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3621011B2 (ja) * | 1999-12-17 | 2005-02-16 | ポーラ化成工業株式会社 | 崩れ防止化粧料 |
JP6076716B2 (ja) * | 2012-12-03 | 2017-02-08 | 花王株式会社 | 乳化化粧料 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP35699596A patent/JP3536274B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10182345A (ja) | 1998-07-07 |
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