JP2001002521A - 転相感の優れた高内水相油中水型乳化化粧料 - Google Patents

転相感の優れた高内水相油中水型乳化化粧料

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JP2001002521A
JP2001002521A JP11173521A JP17352199A JP2001002521A JP 2001002521 A JP2001002521 A JP 2001002521A JP 11173521 A JP11173521 A JP 11173521A JP 17352199 A JP17352199 A JP 17352199A JP 2001002521 A JP2001002521 A JP 2001002521A
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water
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Takayuki Omura
孝之 大村
Tomiyuki Nanba
富幸 難波
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪あるいは皮膚に塗布した際に、瞬時に転
相し、水のあふれ出し感に優れ、毛髪あるいは皮膚に潤
いを与え、しっとりし、かつべたつきがなく、しかも経
時安定性にも優れた高内水相油中水型乳化化粧料の提
供。 【解決手段】 0.1〜10.0重量%の下記構造式の
架橋型ポリエーテル変性シリコーンと常温で液状のジエ
ステル油、トリエステル油等のエステル油と、他の化粧
成分とを混合し、水の含有量を50重量%以上とした高
内水相油中水型乳化化粧料を調製する。その際に使用す
る架橋型ポリエーテル変性シリコーンは、シリコーン油
と剪断力下で混練処理されたペースト状ポリエーテル変
性シリコーン組成物とされたものであり、かつその組成
物における両者の比が100重量部:10〜1000重
量部のものがよい。 【化1】 (ただし、上記構造式(I)において、lは3〜20、
mは10〜200、nは1.0〜10.0である)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用性及び安定性
に優れた、特に転相感に優れた高内水相油中水型乳化化
粧料に関する。より詳しくは、使用性に優れ、すなわち
毛髪あるいは皮膚に塗布した際に、瞬時に転相し、水の
あふれ出し感に優れ、毛髪あるいは皮膚に潤いを与え、
しっとりし、かつべたつきがなく、しかも経時安定性に
も優れた、水相成分の含有量が50.0重量%以上であ
る高内水相油中水型乳化化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】このような連続相の油中に水を分散した
油中水型(W/O型)の乳化化粧料を形成するには一般
に乳化剤が使用されており、かかる乳化剤としては、従
来グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル等の多価アルコール脂肪酸エステル系活性剤あるいは
ポリオキシアルキレン変性オルガノシロキサン系活性剤
が一般に使用されてきた。
【0003】しかしながら、一般に水が組成物中に50
重量%以上含有される高内水相型のW/O型乳化物で
は、低温においては、水滴の凝集によって連続相である
油相の分離が生じやすく、また逆に高温においては、水
滴の合一により粒子が増大して沈降し上層部が油分のみ
となる油相分離が生じやすい。そこで、このような温度
による不安定性を改良するために多量のワックスを配合
して粘稠性を高める提案もあるが、これも高温における
安定性という点では完全なものではなく、不充分であっ
た。また、W/O型乳化物は、外相が油分であることか
ら皮膚の保護や柔軟性の付与等の利点を有する反面、使
用時のべたつき、伸びの重さ、硬さなどの使用性には問
題があった。
【0004】このような使用性及び安定性を改善するに
は、高い内水相比で、皮膚や毛髪に塗布した際に、塗布
と同時に瞬時に乳化粒子が壊れ、内相の水があふれ出
し、かつ経時安定性の良好なものが求められる。しかし
ながら、従来からW/O型乳化剤として用いられてきた
多価アルコール脂肪酸エステル系活性剤やポリオキシア
ルキレン変性オルガノポリシロキサン系活性剤では、高
内水相型のW/O型乳化化粧料を調製することは可能で
はあるものの経時安定性の面での問題は解消できていな
いのが現状である。
【0005】そして、本発明で使用する前記構造式
(I)の架橋型ポリエーテル変性シリコーンについて
は、それとシリコーン油とを剪断力下で混練処理された
ペースト状ポリエーテル変性シリコーン組成物が最近開
発され、その組成物を使用して経時安定性及び使用感に
優れた油中水型乳化組成物を製造する技術も既に提案さ
れている。その油中水型乳化組成物について、使用性を
更に向上せしめるために多量の水分を配合した組成物も
提案され、その際に経時安定性を損なうことがないよう
ように無水ケイ酸あるいは疎水シリカを含有せしめるこ
とも既に提案されている(特開平6−40847号公
報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者も、高内水相
油中水型乳化化粧料の研究開発を行っており、このよう
な実情の下において、前記した架橋型ポリエーテル変性
シリコーンあるいはペースト状ポリエーテル変性シリコ
ーン組成物の特性に着目し、それらを使用して使用性に
優れ、すなわち毛髪あるいは皮膚に塗布した際に、瞬時
に転相し水のあふれ出し感に優れ、かつ安定性に優れた
高内水相油中水型乳化化粧料の製造を試みた。
【0007】その結果、前記した架橋型ポリエーテル変
性シリコーンあるいはペースト状ポリエーテル変性シリ
コーン組成物を配合すると共に、常温で液体の特定のエ
ステル油を配合することにより、毛髪あるいは皮膚に塗
布した際に、瞬時に転相し、水のあふれ出し感に優れ、
毛髪あるいは皮膚に潤いを与え、しっとりし、かつべた
つきがなく、しかも経時安定性にも優れた、高内水相油
中水型乳化化粧料を製造することができることを見い出
し、本発明を完成するに至った。なお、前記特開平6−
40847号公報には、モノエステルである2−エチル
ヘキサン酸セチルを配合する組成物の具体例が記載され
ているが、その組成物の場合には、水のあふれ出し感、
すなわち転相感において、充分なものではない。
【0008】したがって、本発明は、使用性に優れ、す
なわち毛髪あるいは皮膚に塗布した際に、瞬時に転相
し、水のあふれ出し感に優れ、毛髪あるいは皮膚に潤い
を与え、しっとりし、かつべたつきがなく、しかも経時
安定性にも優れた高内水相油中水型乳化化粧料を提供す
ることを解決すべき課題とするものであり、該化粧料を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の高内水相油中水
型乳化化粧料は、前記したとおりの実情の下に開発され
たものであり、その化粧料は、0.1〜10.0重量%
の下記の成分(A)と、下記成分(B)とを含有し、か
つ50.0重量%以上の水相成分を含有することを特徴
とするものである。 (A)下記構造式(I)の架橋型ポリエーテル変性シリ
コーンの1種又は2種以上。
【0010】
【化2】
【0011】(ただし、上記構造式(I)において、l
は3〜20、mは10〜200、nは1.0〜10.0
である) (B)常温で液体のジエステル油、トリエステル油、テ
トラエステル油、フルエステル油及びセスキエステル油
からなる群から選ばれる1種又は2種以上。
【0012】そして、本発明では、かかる組成を採用す
ることにより、毛髪あるいは皮膚に塗布した際に、瞬時
に転相し、水のあふれ出し感に優れ、皮膚や毛髪に潤い
を与え、しっとりし、かつべたつきがなく、しかも経時
安定性も良好であるという卓越した特性を有する高内水
相油中水型乳化化粧料を提供することができるものであ
る。なお、ここにおける転相は、クリームが水になると
いう転相感であり、それは使用感の面において、べたつ
きの低減、皮膚あるいは毛髪への潤いの付与等の点から
油中水型化粧料の設計に当たっては、有用な項目の一つ
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。本発明における高内水相油中水型乳化化
粧料とは、水相成分の含有量が全組成物中の50.0重
量%以上であり、その水相成分が連続相の油相成分に分
散した油中水型(W/O型)の乳化化粧料をいう。具体
的な化粧料としては、例えば、乳液、スキンクリーム、
ヘアクリーム、リキッドファンデーション、アイライナ
ー、マスカラ、アイシャドウ等の乳液状あるいはクリー
ム状の製品があるが、本発明の化粧料はこれら例示され
たものに制限されるというのではなく、前記した油中水
型の乳化化粧料である限り本発明の化粧料に該当する。
【0014】本発明で使用する架橋型ポリエーテル変性
シリコーンは、メチルハイドロジェンポリシロキサンを
両末端のジアリルポリエーテルで架橋した高分子であ
り、その製造は、例えば特開平4−272932号公報
あるいは特開平5−140320号公報等に記載されて
いる方法で行うことができ、本発明でもそれにより製造
したものを使用できるし、市販されてもいるものを使用
してもよい。この架橋型ポリエーテル変性シリコーン
は、予めシリコーン油と剪断力下で混練処理されたペー
スト状ポリエーテル変性シリコーン組成物とされたもの
を使用するのが好ましいが、架橋型ポリエーテル変性シ
リコーンとシリコーン油等を化粧料成分として配合して
してもかまわない。架橋型ポリエーテル変性シリコーン
とシリコーン油等とを、場合によってはその他の化粧料
成分等と配合した後に混練処理することも可能である。
【0015】この構造式(I)の架橋型ポリエーテル変
性シリコーンを本発明で使用するに当たっては、lは3
〜20が好ましい。この範囲を逸脱する3未満では、架
橋型ポリエーテル変性シリコーンとシリコーン油とを剪
断力下で混練処理して得られたペースト状組成物が水の
乳化性に乏しく、20を超えるとシリコーン油への膨潤
性が十分でなくなり好ましくない。そして、mは10〜
200が好ましく、10未満では、シリコーン油に対し
て十分に膨潤せず、200を超えるとシリコーン油と剪
断力下で混練処理して得られたペースト状ポリエーテル
変性シリコーン組成物が水の乳化性に乏しくなる。
【0016】また、nは1.0〜10.0が好ましく、
1.0より小さいと、3次元構造体の形成ができずシリ
コーン油と混練処理してもペースト状物とならず、水の
乳化性にも劣るものとなる。逆に10を超えると、3次
元構造体の架橋密度が高くなり過ぎるためシリコーン油
と混練処理してもシリコーン油を保持できず、安定なペ
ースト状物とならず好ましくない。
【0017】本発明において、架橋型ポリエーテル変性
シリコーンと混練処理するシリコーン油については、特
に制限されるものではなく、直鎖状あるいは分岐状のい
ずれであってもよく、各種のシリコーン油が使用可能で
あるが、25℃における粘度が100mPa・s以下で
ある低粘度シリコーン油が好ましく使用できる。使用可
能な具体的シリコーン油としては、メチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、エチルポリシロキ
サン、エチルメチルポリシロキサン、エチルフェニルポ
リシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、
デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状ジメチルポ
リシロキサン等が挙げられ、これらを単独あるいは2種
以上混合して使用してもよい。
【0018】架橋型ポリエーテル変性シリコーンとシリ
コーン油との配合比率については、架橋型ポリエーテル
変性シリコーン100重量部に対してシリコーン油10
〜1000重量部がよく、好ましくは20〜500重量
部がよい。架橋型ポリエーテル変性シリコーンの量が前
記範囲より少ないと、安定で良好なゲル構造を維持でき
ず、逆に前記範囲を越えると、肌上で重さを感じ使用
性、使用感等が悪化するため好ましくない。混練処理を
剪断力下で行う装置についても、特に制限されるもので
はなく、通常使用されるものが使用でき、それには例え
ば3本ロールミル、2本ロールミル、サンドグラインダ
ー、コロイドミル、ガウリンホモジナイザー等が挙げら
れるが、特に3本ロールミルが好ましく使用できる。
【0019】本発明において使用する架橋型ポリエーテ
ル変性シリコーンの化粧料への配合量については、化粧
料全量に対し、0.1〜10.0重量%で配合するのが
よい。その範囲を逸脱する0.1重量%未満では、内相
50.0重量%以上の水相成分を乳化できず、また逆に
10.0重量%を越えて配合すると、伸びが悪く、使用
感も重くなり、好ましくない。架橋型ポリエーテル変性
シリコーンをペースト状ポリエーテル変性シリコーン組
成物として配合する場合には、その配合量は、その中の
架橋型ポリエーテル変性シリコーンの配合量が前記範囲
になるように選択するのがよい。
【0020】本発明の乳化化粧料においては、前記した
必須成分のほかに通常乳化化粧料に配合される油剤を油
相の均一性を損なわない範囲で勿論配合することができ
る。それには、前記成分(A)以外に天然動・植物油、
合成油のいずれも使用可能である。この油剤としては、
具体的には流動パラフィン、スクワラン等の液状、ペー
スト状もしくは固形状の炭化水素、ワックス、高級脂肪
酸、高級アルコール、エステル、グリセライド、シリコ
ーン系油剤等が挙げられる。
【0021】本発明の乳化化粧料においては、前記油相
成分は化粧料中に化粧料全量に対して10重量%〜50
重量%未満の範囲で配合される。10重量%未満では、
化粧料を油中水型にすることが困難であり、50重量%
以上配合すると内相の水が少なくなり過ぎ使用感の面で
潤い感に欠け好ましくない。なお、該W/O型の乳化化
粧料中の「O」に該当する成分としては、その化粧中に
含有される天然動・植物油、合成油等のすべての油性成
分があり、本発明における必須成分である架橋型ポリエ
ーテル変性シリコーン、それを含有するペースト状ポリ
エーテル変性シリコーン組成物及び常温で液体のジエス
テル、トリエステル等も「O」に該当する油相成分とい
うことになる。
【0022】本発明の高内水相油中水型乳化化粧料に油
相成分と共に配合される水等の水相成分、すなわち
「W」については、水及びエタノール及び増粘剤等の水
溶性化合物が該当するものである。この水相成分の配合
量については、本発明では化粧料全量に対して50重量
%〜90重量%未満の範囲で配合する。その配合量は水
そのもので60重量%以上がよく、このようにすること
により潤い感を付与でき好ましい。水相成分が50重量
%未満の配合量では、水を入れた特徴が出にくく、潤い
感に欠ける。逆に90重量%以上配合すると油中水型に
することが困難となる。
【0023】次ぎに、本発明の乳化化粧料においてもう
1つの必須成分である成分(B)、すなわち常温で液体
のジエステル油、トリエステル油等について言及する。
このエステル油としては、次のようなものが挙げられ
る。例えば、ジエステル油としては、コハク酸ジ−2−
エチルヘキシル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチ
ルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、
アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、リンゴ酸ジイ
ソステアリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル等が
ある。
【0024】そして、トリエステル油としては、トリイ
ソステアリン酸トリメチロールプロパン、トリイソステ
リン酸ポリグリセリル等がある。またテトラエステル油
としては、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリ
ット等があり、フルエステル油としてはイソステアリン
酸ポリグリセリル等がある。さらに、セスキエステル油
としてはセスキオレイン酸ソルビタン等がある。
【0025】この常温で液体のエステル油の化粧料への
配合量については、本発明の乳化化粧料の使用性及び安
定性に関し、下記の性能が発現する限り特に制限される
ものではないが、化粧料全量に対し0.5〜20.0重
量%がよく、好ましくは1.0〜15.0重量%がよ
い。このような範囲に該エステル油の配合量を維持する
ことにより、本発明の化粧料は、毛髪あるいは皮膚に塗
布した際に、瞬時に転相し、水のあふれ出し感に優れ、
毛髪あるいは皮膚に潤いを与え、しっとり、かつべたつ
きがなく、しかも経時安定性にも優れたものとなる。
【0026】本発明の乳化化粧料においては、前記した
必須成分のほかに更に通常乳化化粧料に配合される水性
成分及び油性成分は勿論含有することができ、それには
例えば保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、美
容成分、香料、保香剤、増粘剤、着色顔料、光輝性顔
料、有機粉体、疎水化処理顔料、タール色素等があり、
それらを本発明の効果を損なわない範囲で配合すること
ができる。
【0027】本発明の高内水相型油中水型乳化化粧料の
具体的な化粧料としては、前記したとおり、乳液、スキ
ンクリーム、ヘアクリーム、リキッドファンデーショ
ン、アイライナー、マスカラ、アイシャドウ等の乳液状
あるいはクリーム状の製品があり、これら製品の製造
は、前記した必須成分及びそれら化粧料に通常配合され
る成分を合わせて使用し、常法により行うことができ
る。
【0028】
【実施例】以下に本発明の複数の実施例を示すが、本発
明はこれら実施例及び比較例により限定されるものでは
なく、特許請求の範囲により特定されるものであること
はいうまでもないことである。
【0029】[実施例1〜8及び比較例1〜4]高内水
相油中水型乳化ヘアートリートメントクリームに関し、
本発明に該当する組成の実施例1〜8と、本発明に該当
しない組成の比較例1〜4のものを製造し、得られた各
ヘアートリートメントクリームについて安定性試験及び
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、性
能を評価した。安定性試験は50℃1ヶ月放置後の外観
による観察で行い、実使用試験は、使用時、その好みを
下記評価基準にしたがって判定した。実施例1〜8及び
比較例1〜4のヘアートリートメントクリームの組成及
び試験結果は表1及び2に示すとおりである。なお、各
成分の配合量はすべて重量%で表記してある。
【0030】この性能試験における評価基準は以下のと
おりである。 [安定性の評価基準] ○:分離が全くみられない。 △:分離がほとんどみられない。 ×:液相(油相又は水相)の分離が生じた。
【0031】[使用性の評価基準(毛髪に塗布して使
用)] 〈水のあふれ出し感(転相感)〉 ○:瞬時に転相すると判定。 △:転相すると判定。 ×:転相感は感じられないと判定。 〈使用感〉 ○:7名以上が潤いがあり、しっとりとし、べたつかず
使用感良好と判定。 △:3名以上7名未満が、潤いがあり、しっとりとし、
べたつかず使用感良好と判定。 ×:2名以下が、潤いがあり、しっとりとし、べたつか
ず使用感良好と判定。
【0032】この試験で使用したペースト状ポリエーテ
ル変性シリコーン組成物は、以下のとおりのものであ
る。すなわち、それは架橋型ポリエーテル変性シリコー
ンに関し前記した構造式(I)中におけるl、m、nが
それぞれl=5〜15、m=20〜100、n=1.2
〜5のものを使用し、この変性シリコーン100重量部
と、粘度6mPa・sのメチルポリシロキサン400重
量部とを剪断力下で混練処理してペースト状としたもの
である。
【0033】この性能試験に使用した実施例1〜8及び
比較例1〜4のヘアートリートメントクリームの製法
は、以下のとおりである。 [実施例及び比較例1、2、4のヘアートリートメント
クリームの製法](1)〜(8)を混合して油液を形成
し、この混合油液を高速攪拌機(ディスパー)で攪拌し
ながら、それに室温にて(9)〜(11)の水相を徐々に
添加し、目的のW/O型乳化ヘアートリートメントクリ
ームを得た。 [比較例3のヘアートリートメントの製法](1)
(2)、(5)〜(7)を70℃に加温し、均一に溶解
する。ついで、均一溶解した油相を高速攪拌機(ディス
パー)で攪拌しながら、それに予め70℃に加温して均
一に溶解しておいた(9)〜(11)の水相を室温にて徐
々に添加し、目的のW/O型乳化ヘアートリートメント
クリームを得た。
【0034】[性能試験結果]前記性能試験結果は以下
のとおりである。すなわち実施例1〜3及び5〜8のヘ
アートリートメントは、使用性及び安定性が良好であ
り、毛髪に塗布した際に、瞬時に転相し、水のあふれ出
し感に優れ、毛髪に潤いを与え、しっとりし、かつべた
つきがなかった。また50℃で1ヶ月放置後も相分離が
全くみられなかった。ジエステル油の配合量の低い実施
例4は転相感はあるものの充分なものではないと判定さ
れた。
【0035】そして、比較例のヘアートリートメントに
ついては、安定性、転相感あるいは使用感のいずれかが
劣るものであった。具体的には、比較例1は水相成分の
配合量が50%未満の点で本発明に該当せず、使用感が
悪く、転相感が感じられないと判定された。比較例2
は、架橋型ポリエーテル変性シリコーンの配合量が0.
1重量%未満の0.06重量%の点で本発明に該当せ
ず、水相の分離が生じ、安定性に劣った。
【0036】比較例3は架橋型ポリエーテル変性シリコ
ーンが配合されていない点で本発明に該当せず、水相の
分離が生じ、安定性に劣った。また使用感は充分なもの
ではなかった。比較例4は前記した特開平6−4084
7号公報の実施例4と同様にモノエステルである2−エ
チルヘキサン酸セチルを配合する化粧料組成物である
が、転相感及び使用性において×であり、評価の低いも
のであるがわかる。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】 [実施例9] スキンクリーム 配合量(重量%) (1)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 10.0 (2)デカメチルシクロペンタシロキサン 6.0 (3)1,3−ブチレングリコール 3.0 (4)ペースト状ポリエーテル変性シリコーン組成物 2.5 (前記構造式(I)におけるl、m、nがそれぞれ l=3〜10、m=50、n=2.5〜4の架橋型 ポリエーテル変性シリコーン100重量部を500 重量部のデカメチルシクロペンタシロキサンと剪断 力下で混練処理したもの) (5)イオン交換水 75.1 (6)パラベン 0.2 (7)酸化防止剤 0.1 (8)エタノール 3.0 (9)香料 0.1
【0040】<製法及び製品の性能>(1)(2)(4)
を混合し、予め油相混合物を調製しておく。次ぎに、こ
の油相混合物を高速攪拌機を用いて攪拌しながら、それ
に(3)、(5)〜(9)を混合攪拌溶解した水相を室
温で徐々に添加し、目的のスキンクリームを得た。得ら
れたスキンクリームは、実施例1〜4と同様に使用性は
○である。すなわち、皮膚に塗布した際に、瞬時に水が
あふれ出し、潤いを与え、しっとりとした感触を有して
おり、しかもべたつかない。また、安定性も良好なもの
であり○であった。
【0041】 [実施例10] ヘアースタイリングクリーム 配合量(重量%) (1)トリイソステアリン酸ポリグセリル 15.0 (2)ジメチルポリシロキサン(500mPa・s) 5.0 (3)グリセリン 5.0 (4)ペースト状ポリエーテル変性シリコーン組成物 1.5 (実施例1〜4と同じもの) (5)ペースト状ポリエーテル変性シリコーン組成物 1.5 (前記構造式(I)におけるl、m、nがそれぞれ l=10、m=30〜70、n=3〜5の架橋型 ポリエーテル変性シリコーン100重量部を300 重量部のメチルフェニルポリシロキサンと剪断力下 で混練処理したもの) (6)アクリル樹脂アルカノールアミン液 3.0 (商品名:プラスサイズL-53P,互応化学(株)社製 (7)イオン交換水 60.8 (8)エタノール 8.0 (9)パラベン 0.1 (10)香料 0.1
【0042】<製法及び製品の性能>(1)(2)(4)
(5)を混合し、予め油相混合物を調製しておく。次ぎ
に、この油相混合物を高速攪拌機を用いて攪拌しなが
ら、(3)、(6)〜(10)を混合攪拌溶解した水相
を、室温で徐々に添加し、目的のヘアスタイリングクリ
ームを得た。得られたヘアースタイリングクリームは、
使用性は○、すなわち、毛髪に塗布した際に、瞬時に水
があふれ出し、潤い、つやを与え、しっとりとした感触
を有しており、しかもべたつかない。また、安定性も良
好なものであり○であった。
【0043】 [実施例12] W/O乳化型ファンデーション 配合量(重量%) (1)リンゴ酸ジイソステアリル 5.0 (2)ジメチルポリシロキサン(6mPa・s) 1.0 (3)プロピレングリコール 2.5 (4)ペースト状ポリエーテル変性シリコーン組成物 3.5 (前記構造式(I)におけるl、m、nがそれぞれ l=7、m=50、n=40の架橋型ポリエーテル 変性シリコーン100重量部を250重量部のオクタ メチルシクロテトラシロキサンと剪断力下で混練処理 したもの) (5)イオン交換水 74.2 (6)エタノール 1.0 (7)パラベン 0.1 (8)パルミチン酸デキストリン処理二酸化チタン 5.0 (9)パルミチン酸デキストリン処理マイカ 2.5 (10)パルミチン酸デキストリン処理タルク 2.5 (11)パルミチン酸デキストリン処理酸化鉄 2.5 (12)酸化防止剤 0.1 (13)香料 0.1
【0044】<製法及び製品の性能>(1)(2)(4)
及び(8)〜(11)を混合分散し、予め油相分散液を調
製しておく。次ぎに、この油相分散液を高速攪拌機(デ
ィスパー)用いて攪拌しながら、それに(3)、(5)
〜(7)、(12)(13)を溶解した水相を、室温で徐々
に添加し、目的のW/O乳化型ファンデーションを得
た。得られたW/O乳化型ファンデーションは、使用性
は○、すなわち、皮膚に塗布した際に、瞬時に水があふ
れ出し、潤いを与え、しっとりとした感触を有してお
り、しかもべたつかない。また、安定性も良好なもので
あり○であった。
【0045】
【発明の効果】本発明は、架橋型ポリエーテル変性シリ
コーンの1種又は2種以上、特に架橋型ポリエーテル変
性シリコーンの1種又は2種以上とシリコーン油とを剪
断力下で混練処理したペースト状シリコーン組成物を使
用すると共に、更に油分として、常温で液状のジエステ
ル、トリエステル等の1種又は2種以上とを組み合わせ
使用した高内水相油中水型乳化化粧料を提供するもので
ある。その結果、提供された本発明の化粧料は、以上の
実施例及び発明の実施の形態等の記載から明らかよう
に、毛髪あるいは皮膚に塗布した際に、瞬時に転相し、
水のあふれ出し感に優れ、毛髪あるいは皮膚に潤いを与
え、しっとりし、かつべたつきがなく、しかも経時安定
性にも優れたものであるから、卓越した効果を奏する化
粧料である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/48 A61K 7/48 Fターム(参考) 4C083 AB232 AB242 AB432 AC102 AC122 AC331 AC372 AC392 AC422 AC442 AC482 AC542 AD091 AD152 AD161 AD162 AD172 BB13 CC05 CC12 CC32 DD32 EE12 EE28

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0.1〜10.0重量%の下記の成分
    (A)と、下記成分(B)とを含有し、かつ水相成分の
    含有量が50重量%以上であることを特徴とする使用性
    及び安定性に優れた、特に転相感に優れた高内水相油中
    水型乳化化粧料。 (A)下記構造式(I)の架橋型ポリエーテル変性シリ
    コーンの1種又は2種以上。 【化1】 (ただし、上記構造式(I)において、lは3〜20、
    mは10〜200、nは1.0〜10.0である) (B)常温で液体のジエステル油、トリエステル油、テ
    トラエステル油、フルエステル油及びセスキエステル油
    からなる群から選ばれる1種又は2種以上。
  2. 【請求項2】 構造式(I)の架橋型ポリエーテル変性
    シリコーンは、シリコーン油と剪断力下で混練処理され
    たペースト状ポリエーテル変性シリコーン組成物とされ
    たものであり、かつその組成物における架橋型ポリエー
    テル変性シリコーンとシリコーン油の比が100重量
    部:10〜1000重量部である請求項1記載の高内水
    相油中水型乳化化粧料。
  3. 【請求項3】 成分(A)を化粧料の1.0〜10.0
    重量%、成分(B)を0.5〜20.0重量%含有する
    請求項1または2記載の高内水相油中水型乳化化粧料。
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