JPH1090743A - ブレ検出装置 - Google Patents
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- JPH1090743A JPH1090743A JP8238911A JP23891196A JPH1090743A JP H1090743 A JPH1090743 A JP H1090743A JP 8238911 A JP8238911 A JP 8238911A JP 23891196 A JP23891196 A JP 23891196A JP H1090743 A JPH1090743 A JP H1090743A
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Abstract
良く行うことができるとともに、オメガゼロを基準とし
て正確に算出された角変位信号を用いてブレ補正を高精
度に行うことができるブレ検出装置を提供する。 【解決手段】 平均演算部31は、角速度センサが出力
する角速度信号に基づいて、この信号の中心値である積
算平均値を演算し、設定部33は、基準値であるオメガ
ゼロを演算するために、オメガゼロ初期推定値を設定す
る。オメガゼロ演算部32は、積算平均値とオメガゼロ
初期推定値に基づいて、オメガゼロを演算する。積算部
40は、オメガゼロを角変位信号に変換する。積算平均
値とオメガゼロ初期推定値は、演算開始から時間経過と
ともに減少する減少関数により重みづけされており、演
算開始直後は、オメガゼロ初期推定値に重みがおかれ、
演算開始から時間経過後は、積算平均値に重みがおかれ
る。
Description
装置における手ブレなどによる振動を検出するブレ検出
装置に関するものである。
例として、ブレ検出装置を内蔵したスチルカメラなどの
撮影装置が提案されている。このような撮影装置は、カ
メラの振動をブレ検出装置が検出し、撮影レンズの一部
のレンズ(以下、ブレ補正レンズという)を光軸と略直
交する方向に、その検出信号に基づいて移動し、撮影時
にカメラが振動することにより生ずる像ブレを補正して
いる。
ては、特開平4−76525号公報の第3図に開示され
ている。特開平4−76525号公報の防振手段を有し
たカメラは、光軸と直角方向の平面内で平行移動可能な
ブレ補正レンズと、このブレ補正レンズを保持する枠部
材と、この枠部材を保持する板部材と、この板部材に取
り付けられた4本のワイヤと、このワイヤを支持する本
体と、巻線コイル,ヨーク及び永久磁石からなり、ブレ
補正レンズを上下及び左右方向に駆動するアクチュエー
タと、発光素子と受光素子とからなり、ブレ補正レンズ
の位置を検出する位置検出装置とを備えている。
装置の動作について説明する。図5は、従来のブレ補正
装置のブロック線図である。角速度センサ10は、例え
ば、コリオリ力を検出するための圧電振動式角速度セン
サであり、カメラの振動をモニタするためのセンサであ
る。角速度センサ10の出力は、積分部40に入力さ
れ、積分部40は、角速度センサ10の出力を時間積分
し、カメラのブレ角度に変換した後に、ブレ補正レンズ
の目標駆動位置情報に変換し出力する。サーボ回路10
0は、この目標駆動位置情報に応じてブレ補正レンズを
駆動するために、目標駆動位置情報とブレ補正レンズの
位置情報との差を演算し、アクチュエータ110に信号
を出力する。アクチュエータ110は、光軸と略直交す
る面内において、この信号に基づいて、ブレ補正レンズ
を駆動する。位置検出装置120は、ブレ補正レンズの
動きをモニタし、サーボ回路100にフィードバックし
ている。
0の出力を積分部40が時間積分するときに、制御の基
準値となる積分定数が必要となる。この積分定数の演算
方法に関しては、例えば、特開平4−211230号公
報の第17図及び第18図に開示されている。特開平4
−211230号公報に開示されている手振れ補正装置
のブレセンサは、コリオリ力を検出する角速度センサ
と、中央演算処理装置(CPU)とメモリとからなり、
現時点から所定の時間前までの間にサンプリングした角
速度センサの出力の平均値を算出するドリフト成分検出
部と、角速度センサの出力から平均値を減算することに
よりドリフト成分を除去し、その減算値を出力する減算
器とを備えている。
出力が10ms毎に入力され、0.5秒(10ms×5
0)毎に50個分の出力が入力される。そして、ドリフ
ト成分検出部のメモリには、算出された50個分の平均
値(以下、平均1とする)が格納され、10秒(0.5
秒×20)経過後には、さらに20個分の平均1が入力
される。したがって、スタートから10秒経過後には、
1000個分(50×20)の角速度センサの出力の平
均値を算出することができる。
正装置では、角速度センサの出力信号を一度積分し、角
変位情報に変換してから処理しているために、角速度セ
ンサの出力信号を積分するときに積分定数を決定する必
要がある。この積分定数は、カメラが静止した状態での
角速度センサの出力(以下、オメガゼロという)を用い
るのが一般的である。しかし、カメラなどの撮影装置を
手持ちで撮影するときには、カメラは、撮影者の手ブレ
により通常振動している。このような状況下では、振動
センサの静止時の出力を直接測ることができないため
に、手ブレにより振動がのった角速度センサの出力信号
から、オメガゼロを演算により求める必要がある。
ゼロの演算に成功した場合と失敗した場合とについて説
明する。図6は、従来のブレ補正装置によるオメガゼロ
の演算に成功した例を示す図である。図7は、従来のブ
レ補正装置によるオメガゼロの演算に失敗した例を示す
図である。図6(A)及び図7(A)は、角速度センサ
が出力した角速度信号を示したものであり、図6(B)
及び図7(B)は、角速度信号から求めた角変位信号を
示したものである。なお、説明を簡単とするために、手
ブレ波形として正弦波が入力されたのとし、オメガゼロ
は、ゼロとした。
幅の中心は、ゼロであり、オメガゼロがゼロの値に正確
に求められたとする。このオメガゼロを積分定数として
角速度信号の積分演算を行うと、図6(B)に示すよう
な角変位信号を求めることができる。このように、正確
に求めらたオメガゼロを積分定数として角速度信号を積
分すると、角変位信号を正確に算出することができる。
したがって、正確に算出された角変位信号を用いてブレ
補正レンズを制御すると、ブレ補正を高精度に行うこと
ができる。
の振幅の中心はゼロではなく、演算したオメガゼロがゼ
ロの値に正確に求められておらず、オフセット値がのっ
ている。このような間違ったオメガゼロ値を積分定数と
して積分演算すると、図7(B)に示すように、1次の
傾き成分がのった角変位信号が算出されてしまい、角変
位信号を正確に算出することができない。このような角
変位信号を用いてブレ補正レンズを制御すると、ブレ補
正レンズは、振動しながらドリフトし、ブレ補正を高精
度に行うことができないだけではなく、かえってブレを
悪化させてしまう可能性がある。したがって、オメガゼ
ロの演算を精度良く行うことが、ブレ補正においては重
要な因子となる。
に説明した特開平4−211230号公報の第17図及
び第18図に開示されている移動平均法が知られてい
る。しかし、この移動平均法では、移動平均を計算する
必要があり、この平均計算を行うためのデータの蓄積に
ある程度の時間を必要とする。例えば、特開平4−21
1230号公報の移動平均による演算方法では、10m
s毎のデータ50個分の平均1を計算し、さらに平均1
の20個分の平均を計算することにより、オメガゼロの
演算を行う。このときに、演算開始からオメガゼロが出
力されるまでの時間は、10秒(10ms×50個×2
0個)となる。したがって、ブレ検出装置を作動してか
ら最初の10秒間は、ブレ検出装置によりオメガゼロを
出力することができないことになる。
作準備スイッチ)が撮影者によりON動作され、オメガ
ゼロの演算をブレ検出装置が開始すると、演算を開始し
てから最初の10秒間は、ブレ補正を行うことができな
いことになる。このために、ブレ補正が行えるまでレリ
ーズを待っていると、シャッタチャンスをその間に逃し
てしまうという問題があった。また、オメガゼロの出力
を早く行うために、平均演算のためのデータのサンプリ
ングを少なくすると、オメガゼロの検出を精度良く行う
ことができず、ブレ補正の効果が低下したり、ブレを悪
化させてしまうという問題があった。
の演算を早期に精度良く行うことができるとともに、オ
メガゼロを基準として正確に算出された角変位信号を用
いてブレ補正を高精度に行うことができるブレ検出装置
を提供することである。
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、振動を検出し、振動検出情報
(S300)を出力する振動検出部(10)と、前記振
動検出情報に基づいて、ブレ補正制御のための基準値を
演算(S500)する演算部(30)と、前記基準値を
演算するための初期値を設定する設定部(33)とを含
み、前記演算部は、前記振動検出情報に基づいて、中心
値を演算(S400)し、この中心値と前記初期値とに
基づいて、前記基準値を演算(S500)することを特
徴とする。
検出装置において、前記振動検出部の出力を増幅する増
幅部(20)をさらに備え、前記演算部は、前記増幅部
の出力値に基づいて、中心値を演算する(S400)こ
とを特徴とする。
に記載のブレ検出装置において、前記振動検出部は、加
速度を検出する加速度検出器であることを特徴とする。
に記載のブレ検出装置において、前記振動検出部は、速
度を検出する速度検出器であることを特徴とする。
までのいずれか1項に記載のブレ検出装置において、前
記基準値は、前記振動検出部が静止しているときの出力
値であることを特徴とする。
までのいずれか1項に記載のブレ検出装置において、前
記中心値は、前記振動検出部が振動の検出を開始してか
らの積算平均値であることを特徴とする。
までのいずれか1項に記載のブレ検出装置において、前
記中心値をAVとし、前記初期値をSとし、重み関数を
Pとしたときに、前記基準値ω 0は、ω 0=P・S
+(1−P)・AVであることを特徴とする。
検出装置において、前記重み関数Pは、前記演算部が演
算を開始してから時間が経過するとともに減少する減少
関数であることを特徴とする。
検出装置において、前記重み関数Pは、0≦P≦1であ
ることを特徴とする。
実施形態について、さらに詳しくに説明する。まず、本
発明の実施形態に係るブレ検出装置が使用される一眼レ
フカメラについて説明し、このブレ検出装置の概要を説
明する。図1は、第1実施形態に係るブレ検出装置が使
用される一眼レフカメラを示す概略断面図である。
し、このカメラに作用するコリオリ力に比例する電圧値
を出力するセンサである。角速度センサ10は、2軸方
向の角速度を検出するために、X軸まわりの角速度を検
出するピッチ角速度センサとY軸まわりの角速度を検出
するヨー角速度センサとからなる2つのセンサを通常搭
載している。図1において、1軸分の角速度センサにつ
いては図示することを省略している。角速度センサ10
は、検出した振動検出情報を後述する増幅部20へ出力
している。
を増幅するためのものである。増幅部20は、角速度セ
ンサ10から出力された振動検出情報を増幅し、増幅し
た出力値を演算部30と積分部40へ出力している。
らオメガゼロを演算するためのものである。図2は、第
1実施形態に係るブレ検出装置の演算部のブロック図で
ある。演算部30は、増幅部20の出力信号が入力する
平均演算部31と、設定部33と、平均演算部31の出
力信号及び設定部33の出力信号がそれぞれ入力するオ
メガゼロ演算部32とを備えている。オメガゼロ演算部
32は、演算したオメガゼロを後述する積分部40へ出
力している。
の出力信号の積算平均値を演算するためのものである。
平均演算部31では、積算平均値が以下の計算式により
算出される。 AV ω(t)=Σω(i)/t 〔式1〕 式1は、平均演算部31に入力された入力信号の積算平
均値を求めるための式であり、この積算平均値は、演算
を開始してから十分に時間が経過した後に、オメガゼロ
として利用することができる。
gicを設定するためのものである。このオメガゼロ初
期推定値Magicは、EEPROMなどの記憶装置に
予め書き込んでおき、常に一定値として記憶しておいて
もよい。オメガゼロ初期推定値Magicの決定方法と
しては、例えば、ブレ検出装置を工場から出荷するとき
に、角速度センサ10の静止時の出力をモニタし、この
静止時の出力値を記憶する方法などがある。
において演算された積算平均値と後述する設定部33に
おいて設定されたオメガゼロ初期推定値Magicとに
基づいて、オメガゼロを演算するためのものである。オ
メガゼロ演算部32では、以下の計算式によりオメガゼ
ロが算出される。 W ω(t)=p(τ;t)・Magic +(1−p(τ;t))・Av ω(t)〔式2〕
たがって計算された積算平均値と、設定部33において
予め設定されたオメガゼロ初期推定値Magicとを利
用して、積算平均値とオメガゼロ初期推定値Magic
との重みづけ平均(以下、補間平均という)を演算する
ものである。式2において、関数p(τ;t)は、積算
平均Av ω(t)とオメガゼロ初期推定値Magic
との採用比率を決める重みづけ関数である。τは、オメ
ガゼロ初期推定値Magicを信頼する時間を表すパラ
メータである。このパラメータτは、EEPROMなど
の記憶装置に予め書き込んでおき、常に一定値として記
憶しておいてもよい。重みづけ関数p(τ;t)は、例
えば、以下の式により表すことができる。 p(τ;t)=exp(−t/τ) 〔式3〕
してから時間が経過するとともに減少する減少関数であ
る。このように、重みづけ関数p(τ;t)を設定する
ことにより、演算を開始してから初期の段階、すなわち
tが小さい段階では、オメガゼロ初期推定値Magic
に重みをおいてオメガゼロが演算される。演算を開始し
てから時間が経過するほど、すなわちtが大きくなる
と、積算平均値に重みをおいてオメガゼロが演算され
る。
算部30の出力値を減算し、積分演算を行うものであ
る。積分部40は、積分演算を行うことにより、角速度
信号を角変位信号に変換する。
号に基づいて、後述するブレ補正レンズ60を駆動する
ための駆動信号を出力し、この駆動信号に基づいてブレ
補正レンズ60を駆動するためのものである。駆動部5
0には、制御用のサーボ回路と、ブレ補正レンズ60を
駆動するアクチュエータと、ブレ補正レンズの駆動位置
を検出するための位置検出装置などを備えている
て略直交する方向(図中矢印方向)に駆動し、ブレを補
正するレンズである。ブレ補正レンズ60は、撮影装置
の結像光学系に内蔵されており、駆動部50からの駆動
信号に基づいて、撮影装置の結像光学系の光軸を偏心さ
せてブレを補正する。
含む撮影光学系を収納するための部材である。レンズ鏡
筒80は、カメラボディ70に着脱自在であり、交換可
能である。
源を供給するための供給部である。電源供給部90は、
後述する半押しスイッチSW1のON動作と同時に角速
度センサ10に電源を供給する。
作を開始するためのスイッチである。半押しスイッチS
1は、図示しないレリーズボタンの半押し動作に連動し
てONする。
などの撮影動作を開始させるためのスイッチである。全
押しスイッチS2は、レリーズボタンの全押し動作に連
動してONする。
装置の動作を説明する。図3は、第1実施形態に係るブ
レ検出装置が使用される一眼レフカメラの動作を説明す
るフローチャートである。ステップ(以下、Sとする)
200において、半押しスイッチSW1がONされてい
るか否かが判断される。半押しスイッチSW1がONで
あるときには、S300に進み、半押しスイッチSW1
がONでないときには、半押しスイッチS1がONされ
るまで繰り返し判断を続ける。
源供給部90から電源が供給される。電源供給部90
は、レリーズスイッチが押されることにより、半押しス
イッチSW1のON動作を検出し、角速度センサ10に
電源を供給する。2回目以降のループのときには、角速
度センサ10への電源の供給が継続される。
1に基づいて積算平均を演算する。平均演算部31は、
角速度センサ10から出力された振動検出情報に基づい
て積算平均を演算する。1回目のループのときには、平
均演算部31は、角速度センサ10から出力された振動
検出情報に基づいて積算を開始する。
は、式2に基づいてオメガゼロを演算する。オメガゼロ
演算部32は、平均演算部31において演算された積算
平均値と設定部33において設定されたオメガゼロ初期
推定値Magicとに基づいて、オメガゼロを演算す
る。1回目のループのときには積算開始となる。
算を行う。積分部40は、増幅部20の出力値から演算
部30の出力値を減算し、角速度信号を角変位信号に積
分演算し変換する。1回目のループのときには演算開始
となる。
は、ブレ補正を開始する。駆動部50は、積分部40か
らの角変位信号に基づいて駆動信号を出力し、ブレ補正
レンズ60は、この駆動信号に基づいて、撮影装置の結
像光学系の光軸を偏心させてブレを補正する。1回目の
ループのときにはブレ補正開始となる。
がONされているか否かが判断される。全押しスイッチ
SW2がONであるときには、S900に進み、全押し
スイッチSW2がONでないときには、S200に戻
り、半押しスイッチS1がONされるか否かが判断され
る。
ッタ機構によりシャッタの開閉、フィルム巻き上げ機構
によるフィルムの巻き上げなどの一連の撮影動作が行わ
れる。撮影動作が終了した後には、S200に戻り、半
押しスイッチS1がONされるか否かの判断又は一連の
動作を終了する。
装置による補間平均の演算結果と従来のブレ検出装置に
よる移動平均の演算結果とを比較して説明する。図4
は、第1実施形態に係るブレ検出装置による補間平均の
演算結果と従来のブレ検出装置による移動平均の演算結
果とを比較して示した図である。図4に示すように、従
来の移動平均による演算方法では、演算を開始してから
しばらくは、未出力時間(移動平均演算未出力時間)が
存在する。一方、補間平均による演算方法では、演算を
開始した直後から演算結果を得ることができ、演算を開
始してから早い時間にオメガゼロがゼロに収束してい
る。また、従来の移動平均による演算方法では、演算を
開始してから十分時間が経過した後であっても、演算結
果が振動するために、この振動が演算の誤差となる。特
に、図4に示すように、大きな手ブレ信号があると所定
時間経過後の演算結果が大きく振動してしまう。一方、
補間平均による演算方法では、演算を開始してから十分
時間が経過した後に、演算結果が振動することがなく、
オメガゼロを高精度に演算することができる。
を補間平均により行っているので、演算開始から早い時
間にオメガゼロを高精度に演算することができ、演算開
始から早い時間にブレ検出を高精度に行うことができ
る。その結果、従来のブレ検出装置では困難であった、
オメガゼロの演算開始からブレ補正開始までのタイムラ
グを大幅に短縮することができ、シャッタチャンスを逃
してしまうといった失敗を防ぐことができる。また、補
間平均による演算方法では、演算開始から十分時間が経
過した後であっても、演算結果が揺らぐことがないため
に、オメガゼロの演算を高精度に行うことができる。そ
の結果、従来の移動平均による演算方法によりブレ補正
を行うのに比べ、補間平均による演算方法では、ブレ補
正の精度を向上させることができる。
3は、例えば、tが小さいときには、オメガゼロ初期推
定値Magicに重みをおき、tが大きくなるにしたが
って式1により演算される積算平均値に重みを置く関数
に置き換えることもできる。例えば、より簡単な式とし
て以下の計算式を挙げることができる。 p(τ;t)=−t/τ+1(t≦τ) p(τ;t)=0(t>τ) 〔式4〕 式4では、まずt=0のときには、オメガゼロ初期推定
値Magicと積算平均値との重みの比は、1:0であ
るが、t=τ/2のときには、重みの比は、0:1であ
る。
限定されることはなく、種々の変形や変更が可能であっ
て、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、本
発明の実施形態に係るブレ検出装置の積算部40は、演
算部30に内蔵してもよい。また、オメガゼロ初期推定
値Magicは、カメラ特有の機械的性質、角速度セン
サの特質、カメラのおかれている撮影状況又は角速度信
号の入力値などに応じて可変してもよく、予め記憶して
おいた複数の値を状況に応じて選択して設定してもよ
い。オメガゼロ初期推定値Magicの過去のデータを
学習させ、最適なデータを選択して設定することもでき
る。
は、角速度信号の積算平均値を式1により演算している
が、この式1による積算平均に限らず、その他の平均演
算法、例えば統計的な最小二乗法などを利用することも
できる。平均演算法に限らず、デジタルフィルタなどを
利用して、角速度信号の波形の低周波成分を抽出するよ
うな演算を行ってもよい。また、式2におけるパラメー
タτは、カメラのおかれている状況に応じて可変として
もよい。
速度センサやその他のセンサに関しても本発明は有効で
ある。例えば、角加速度センサを用いるときには、まず
角加速度信号に対して補間平均が演算され、この演算結
果が積分されて角速度信号に変換される。そして、本発
明の実施形態において説明した補間平均による演算方法
により、この角速度信号が演算され、この演算結果がさ
らに積分されて角変位信号に変換される。また、本発明
の実施形態では、スチルカメラにブレ検出装置を搭載し
た例を挙げて説明したが、これに限らず、ビデオカメ
ラ、双眼鏡又は望遠鏡などに対しても本発明は有効であ
る。レンズ鏡筒の交換が不可能なコンパクトカメラにつ
いても本発明を適用することができる。なお、S300
において、角速度センサ10のON動作のタイミング
は、例えば、カメラのメイン電源スイッチのON動作に
同期させてもよい。
載の発明によれば、振動検出情報に基づいて演算した中
心値と設定部により設定された初期値とから演算部が基
準値を演算し、請求項2記載の発明によれば、増幅部の
出力値に基づいて、演算部が中心値を演算するので、演
算開始直後から正確な基準値を得ることができ、基準値
を高精度に演算することができる。
は、加速度を検出する加速度検出器であるので、加速度
検出器の出力信号に基づいて、基準値を演算することが
できる。
は、速度を検出する速度検出器であるので、速度検出器
の出力信号に基づいて、基準値を演算することができ
る。
振動検出部が静止しているときの出力値であるので、ブ
レ補正制御のための基準値を容易に求めることができ
る。
振動検出部が振動の検出を開始してからの積算平均値で
あるので、振動の検出を開始してから時間が経過した後
には積算平均値により基準値を精度良く求めることがで
きる。
Vとし、初期値をSとし、重み関数をPとしたときの基
準値ω 0は、ω 0=P・S+(1−P)・AVであ
るので、中心値と基準値を適当に重みづけすることによ
り基準値を精度良く演算することができる。
は、演算部が演算を開始してから時間が経過するととも
に減少する減少関数であり、請求項9記載の発明によれ
ば、重み関数Pは、0≦P≦1であるので、演算を開始
してから初期の段階では初期値に重みをおき、演算開始
から時間を経過するほど中心値に重みをおいて基準値の
演算を行うことができる。
一眼レフカメラを示す概略断面図である。
ロック図である。
一眼レフカメラの動作を説明するフローチャートであ
る。
均の演算結果と従来のブレ検出装置による移動平均の演
算結果とを比較して示した図である。
成功した例を示す図である。
失敗した例を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 振動を検出し、振動検出情報を出力する
振動検出部と、 前記振動検出情報に基づいて、ブレ補正制御のための基
準値を演算する演算部と、 前記基準値を演算するための初期値を設定する設定部と
を含み、 前記演算部は、前記振動検出情報に基づいて、中心値を
演算し、この中心値と前記初期値とに基づいて、前記基
準値を演算すること、 を特徴とするブレ検出装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のブレ検出装置におい
て、 前記振動検出部の出力を増幅する増幅部をさらに備え、 前記演算部は、前記増幅部の出力値に基づいて、中心値
を演算すること、 を特徴とするブレ検出装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のブレ検出
装置において、 前記振動検出部は、加速度を検出する加速度検出器であ
ること、 を特徴とするブレ検出装置。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載のブレ検出
装置において、 前記振動検出部は、速度を検出する速度検出器であるこ
と、 を特徴とするブレ検出装置。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
項に記載のブレ検出装置において、 前記基準値は、前記振動検出部が静止しているときの出
力値であること、 を特徴とするブレ検出装置。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
項に記載のブレ検出装置において、 前記中心値は、前記振動検出部が振動の検出を開始して
からの積算平均値であること、 を特徴とするブレ検出装置。 - 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
項に記載のブレ検出装置において、 前記中心値をAVとし、前記初期値をSとし、重み関数
をPとしたときに、前記基準値ω 0は、ω 0=P・
S+(1−P)・AVであること、 を特徴とするブレ検出装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載のブレ検出装置におい
て、 前記重み関数Pは、前記演算部が演算を開始してから時
間が経過するとともに減少する減少関数であること、 を特徴とするブレ検出装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載のブレ検出装置におい
て、 前記重み関数Pは、0≦P≦1であること、 を特徴とするブレ検出装置。
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