JPH108642A - 平板瓦 - Google Patents

平板瓦

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Publication number
JPH108642A
JPH108642A JP18553196A JP18553196A JPH108642A JP H108642 A JPH108642 A JP H108642A JP 18553196 A JP18553196 A JP 18553196A JP 18553196 A JP18553196 A JP 18553196A JP H108642 A JPH108642 A JP H108642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
tile body
projected
water return
flat
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Pending
Application number
JP18553196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutoshi Tamaki
泰利 玉城
Mineo Sugiura
峯男 杉浦
Yukio Maki
幸夫 牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOYASU SEIGA KK
Original Assignee
NOYASU SEIGA KK
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Publication date
Application filed by NOYASU SEIGA KK filed Critical NOYASU SEIGA KK
Priority to JP18553196A priority Critical patent/JPH108642A/ja
Publication of JPH108642A publication Critical patent/JPH108642A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 瓦本体裏側への雨水の侵入を防止する平板瓦
10を提供すること。 【解決手段】 瓦本体10の表面に凹凸の不規則模様1
1を形成し、瓦本体10の差し込み側14に本体表面よ
り低段の差し込み段部25を設け、横方向には隣接する
瓦10A,10Bの差し込み段部25を瓦本体10の桟
部15に差し込んで重ね合わせ、縦方向には桟部15と
差し込み段部25の重合部に上段の瓦10Cの頭部水垂
れ22の中間部が重なるように千鳥状に敷設する平板瓦
であって、瓦本体10の尻側表面に尻部端縁12に突設
した水返し13と瓦本体10の差し込み側端縁に突設し
た水返し16及び桟側端縁に突設した水返し17で底面
の平坦な陥没部18を区画形成し、敷設時に上段の瓦1
0Cの頭部水垂れ22の下端面が陥没部18の底面に当
接するように敷設し、逆流する雨水を上段の瓦10Cの
頭部水垂れ22で堰止める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平板瓦の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】平板瓦の一形式として、実開昭64−5
7222号公報には瓦本体の表面に凹凸の岩目模様を形
成し、差し込み側に沿って本体表面より低段の差し込み
段部を設け、横方向には差し込み段部を隣接する瓦の桟
部に差し込んで重ね合わせ、縦方向には差し込み段部と
桟部との重合部に上段の瓦の頭部水垂れの中間部が重な
るように千鳥状に敷設する平板瓦が開示されている。こ
の平板瓦では風で雨水が逆流して尻側から瓦本体の裏側
へ侵入するのを防止するため、瓦本体の尻部端縁に水返
しを突設し、この水返しに隣接して陥没部を形成し、陥
没部と頭部水垂れの間を縦溝で連通し、雨水の逆流を尻
部の水返しで堰止めて陥没部に溜め、溜まった雨水を縦
溝を通して下流へ排水するように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の平板瓦では、強風により上流側へ多量の雨水が
逆流した場合、陥没部に溜まった雨水が溢れて尻部端縁
の水返しを越え、裏側へ侵入するおそれがある。また、
上段の瓦の頭部の水垂れの下端面が下段の瓦の岩目模様
に重なるので、敷設作業に際し、岩目模様の凹凸により
上段の瓦が傾いたり隙間が生じて屋根の美観が損なわれ
ることがある。このため作業に際しては瓦の傾き具合や
隙間の有無に注意しなければならず、作業性が悪い。本
発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、瓦
本体裏側へ雨水が侵入するのを効果的に防止でき、敷設
作業も容易な平板瓦を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
瓦本体の表面に凹凸の不規則模様を形成し、瓦本体の差
し込み側に本体表面より低段の差し込み段部を設け、横
方向には隣接する瓦の差し込み段部を瓦本体の桟部に差
し込んで重ね合わせ、縦方向には桟部と差し込み段部の
重合部に上段の瓦の頭部水垂れの中間部が重なるように
千鳥状に敷設する平板瓦であって、瓦本体の尻側表面に
尻部端縁に突設した水返しと瓦本体の差し込み側端縁に
突設した水返し及び桟側端縁に突設した水返しで底面の
平坦な陥没部を区画形成し、敷設時に上段の瓦の頭部水
垂れの下端面が陥没部の底面に当接するように敷設する
ことを特徴とする。
【0005】
【発明の作用・効果】請求項1に記載の平板瓦によれ
ば、上段の瓦の頭部水垂れが下段の2枚の瓦の陥没部の
内側に入り込んで陥没部の底面に当接するので、逆流す
る雨水を上段の瓦の頭部水垂れで堰止めることができ
る。このため、陥没部に雨水が溜まりにくくなるので、
雨水が陥没部から溢れて瓦本体の裏側に侵入するのを効
果的に防止できる。また、頭部端縁の下端面が瓦本体表
面の凹凸模様に当接するのではなくて、陥没部の平坦な
底面に当接するので、上段の瓦が凹凸の不規則模様によ
って傾いたり隙間が生じるのを防止できる。このため敷
設作業が容易になる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に基づき説明
するに、図1及び図2には本発明の一実施形態に係る平
板瓦10が示されている。当該平板瓦10の本体表面の
大部分には不規則な凹凸により岩目模様11が形成さ
れ、本体の尻側端縁12に沿って水返し13が突設され
ている。瓦本体10の差し込み側端縁14と桟側端縁1
5の尻側12には岩目模様を形成した表面とほぼ同一の
高さを有する水返し16と水返し17が形成され、これ
らの水返し13,16,17によって本体10の尻側1
2に略長方形の陥没部18が区画形成されている。陥没
部18の底面は平坦に形成され、内部に設けた2個の円
形の突起19の中心部に釘穴20が形成されている。瓦
本体10の頭側端面21には水垂れ22が形成され、水
垂れ22の中間部には切欠23が形成され、水垂れ22
と陥没部18の間が2本の縦溝24で連通されている。
瓦本体10の差し込み側端縁14には本体10表面より
低段の差し込み段部25が連設され、差し込み段部25
の尻側端縁と外側端縁に水返し26と水返し27が突設
されている。なお、瓦本体の裏面側には図4に示すよう
に、尻側端縁に桟掛部28が設けられ、中間部にリブが
形成されている。
【0007】本実施例に係る平板瓦10の構成は以上の
通りであって、図3に当該平板瓦10の施工状態を示
す。平板瓦10Aの桟側に平板瓦10Bの差し込み段部
を差し込んで重ね合わせ、つぎに、重ね合わせた2枚の
瓦10A,10Bに上段の瓦10Cを重ねて千鳥状に敷
設する。このとき上段の瓦10Cの水垂れ22に形成し
た切欠23を下段の瓦10Aの桟側水返し17と瓦10
Bの差し込み側水返し16に係合させ、瓦10Cの頭部
水垂れ22の差し込み側半分の下端面を瓦10Aの陥没
部18の底面に当接させ、図4に示すように、瓦10C
の頭部水垂れ22の桟側半分の下端面を瓦10Bの陥没
部18の底面に当接させる。
【0008】本実施形態に係る平板瓦10によれば、上
段の瓦10Cの頭部水垂れ22が下段の2枚の瓦10
A,10Bの陥没部18の内側に入り込んで陥没部18
の底面に当接するので、岩目模様11を形成した瓦本体
10表面を伝って逆流する雨水を上段の瓦10Cの頭部
水垂れ22で堰止めることができる。このため、陥没部
18に雨水が溜まりにくくなるので、雨水が陥没部18
から溢れて瓦本体10の裏側に侵入するのを効果的に防
止できる。また、頭部水垂れ22の下端面が瓦本体10
表面の岩目模様11に当接するのではなくて、陥没部1
8の平坦な底面に当接するので、上段の瓦10Cが岩目
模様11の凹凸によって傾いたり隙間が生じるのを防止
できる。このため敷設作業が容易になるとともに屋根の
美観も良くなる。さらに、陥没部18に雨水が溜まって
も縦溝24を通して排水できるので、雨水が陥没部18
から溢れるのをより効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る平板瓦を示す正面図
である。
【図2】 同平板瓦を示す平面図である。
【図3】 同平板瓦の施工状態を示す正面図である。
【図4】 図3の4−4線から切断した断面図である。
【符号の説明】
10,10A,10B,10C…平板瓦、11…凹凸の
岩目模様、12…尻側端縁、13…水返し、14…差し
込み側端縁、15…桟側端縁、16,17…水返し、1
8…陥没部、19…突起、20…釘穴、21…頭部端
縁、22…頭部水垂れ、23…切欠、24…縦溝、25
…差し込み側段部、26,27…水返し、28…桟掛
部、29…リブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瓦本体の表面に凹凸の不規則模様を形成
    し、瓦本体の差し込み側に本体表面より低段の差し込み
    段部を設け、横方向には隣接する瓦の差し込み段部を瓦
    本体の桟部に差し込んで重ね合わせ、縦方向には桟部と
    差し込み段部の重合部に上段の瓦の頭部水垂れの中間部
    が重なるように千鳥状に敷設する平板瓦であって、瓦本
    体の尻側表面に尻部端縁に突設した水返しと瓦本体の差
    し込み側端縁に突設した水返し及び桟側端縁に突設した
    水返しで底面の平坦な陥没部を区画形成し、敷設時に上
    段の瓦の頭部水垂れの下端面が陥没部の底面に当接する
    ように敷設することを特徴とする平板瓦。
JP18553196A 1996-06-25 1996-06-25 平板瓦 Pending JPH108642A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18553196A JPH108642A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 平板瓦

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18553196A JPH108642A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 平板瓦

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH108642A true JPH108642A (ja) 1998-01-13

Family

ID=16172439

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JP18553196A Pending JPH108642A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 平板瓦

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030819