JP2982801B1 - 桟 瓦 - Google Patents

桟 瓦

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JP2982801B1
JP2982801B1 JP26917798A JP26917798A JP2982801B1 JP 2982801 B1 JP2982801 B1 JP 2982801B1 JP 26917798 A JP26917798 A JP 26917798A JP 26917798 A JP26917798 A JP 26917798A JP 2982801 B1 JP2982801 B1 JP 2982801B1
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繁夫 田村
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TAMU TETSUKU KK
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IKEJIMA SEISAKUSHO JUGEN
TAMU TETSUKU KK
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Abstract

【要約】 【課題】 耐風性、耐風雨性がきわめて良好であり、施
工も容易な桟瓦を提供する。 【解決手段】 上向き斜面部6が下向き斜面部7に係合
することにより、桟瓦1の前縁の浮き上りが阻止され
る。また、突片10と凹部11とが係合することにより
この付近の桟瓦のズレが防止されると共に、桟瓦1の凹
部11近傍付近の浮き上りが阻止される。凹段部12に
対し凸段部13が係合することにより、この付近の桟瓦
のズレが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は桟瓦に係り、特に屋
根上において隣接配置される同型の桟瓦同士の係合性に
優れ、耐風性及び耐震性等に著しく優れた桟瓦に関す
る。
【0002】
【従来の技術】桟瓦の一種として、略方形板状の瓦本体
と、該瓦本体の一側辺部から張り出し、側方に配置され
た同型の桟瓦の瓦本体の下側に配置されるフランジとを
備えてなるものがある。このフランジが隣接桟瓦の瓦本
体の下側に配置されることにより桟瓦同士の間に入り込
んだ水が下位側の桟瓦上へ流出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の桟瓦にあって
は、該フランジとは反対側の他側辺側は該他側辺側に隣
接する桟瓦によっては押さえつけられておらず、耐風性
が低い。
【0004】また、従来の桟瓦にあっては、桟瓦の低位
側は該低位側に隣接配置された桟瓦に単に重ね合わされ
るだけであり、両桟瓦同士の係合はなされていないので
耐風性に劣る。
【0005】そこで、釘や金具によって桟瓦を野地坂に
固定することが行われているが、施工に手間がかかる。
また、釘や金具が腐食するため耐久性に劣る。さらに、
金具を伝って水が野地板上に流れるおそれもある。
【0006】本発明は、上記の種々の問題点を解決し、
耐風性及び耐震性にきわめて優れた桟瓦を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の桟瓦は、略方形
板状の瓦本体と、該瓦本体の一側辺部から張り出し、
方に配置された同型の桟瓦の瓦本体の下側に配置される
フランジとを備えてなる桟瓦において、該フランジの高
位側の上面には凹段部が設けられており、前記瓦本体の
高位側の他側辺側の下面には、該桟瓦の他側辺部側に隣
接配置される同型の桟瓦の瓦本体の該凹段部と係合する
凸段部が設けられていることを特徴とするものである。
【0008】かかる桟瓦にあっては、該凹段部と凸段部
とが係合することにより、桟瓦のズレが阻止される。
【0009】本発明では、瓦本体の板面と垂直な面より
も下向きとなる下向き斜面部該瓦本体の高位側の端面
に設けられており、該桟瓦の低位側に隣接配置される同
型の桟瓦の該下向き斜面部に係合する、瓦本体の板面と
垂直な面よりも上向きの上向き斜面部該フランジに設
けられていることが好ましい。また、フランジから下方
に突出する突部が設けられており、前記上向き斜面部は
該突部に設けられていることが好ましい。さらにフラン
ジの低位側の先端は前記瓦本体の低位側の先端よりも後
退しており、該瓦本体の前記一側辺部の低位側の先端部
付近から側方に突出する突片が設けられており、該瓦本
体の他側辺部の低位側の先端部付近には、該桟瓦の該他
側辺部に隣接配置される同型の桟瓦の該突片が上方から
係合する凹部が設けられていることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜12を参照して実施
の形態について説明する。なお、以下の説明において、
桟瓦の前縁とは桟瓦が屋根の野地板上に敷設された状態
において低位側となる縁をいい、後縁とは該敷設状態に
おいて高位側となる縁をいい、左縁とは図5の平面図に
おける左側の縁をいい、右縁とは図5の右側の縁をいう
ものとする。
【0011】この桟瓦1は、略方形の瓦本体2と、該瓦
本体2の右縁の下側から右方に張り出したフランジ3と
から主として構成されている。このフランジ3の前縁は
瓦本体2の前縁よりも若干後退している。このフランジ
3に雨水を流すための溝4が設けられている。
【0012】このフランジ3の右縁の前端側からは下方
に突部5が突設され、この突部5の前面に上向き斜面部
6が設けられている。この上向き斜面部6は瓦本体2の
上板面と垂直な面より上を向いている。
【0013】瓦本体2の後縁の端面には瓦本体2の上板
面と垂直な面よりも下を向いた下向き斜面部7が設けら
れている。この下向き斜面部7と前記上向き斜面部6と
の傾斜角度はほぼ等しくなっている。なお、この傾斜角
度は該垂直面に対し45〜60°程度が好ましい。
【0014】瓦本体2の前縁の右縁の上側からは右方に
突片10が突設されており、左縁の上側には、この突片
10とほぼ同一大きさの凹部11が切欠段状に設けられ
ている。
【0015】フランジ3の後縁の上面に沿って凹段部1
2が設けられている。瓦本体2の後縁の左縁側にあって
は、この凹段部12に係合する大きさの凸段部13が下
方に突設されている。
【0016】瓦本体2の後縁近傍には釘孔15が設けら
れている。
【0017】このように構成された桟瓦1は野地板上に
おいて図1,2のように組み合わされる。図1,2の通
り、上向き斜面部6が下向き斜面部7に係合することに
より、桟瓦1の前縁の浮き上りが阻止される。また、突
片10と凹部11とが係合することによりこの付近の桟
瓦のズレが防止されると共に、桟瓦1の凹部11近傍付
近の浮き上りが阻止される。凹段部12に対し凸段部1
3が係合することにより、この付近の桟瓦のズレが防止
される。
【0018】このようなことから、この発明によると桟
瓦の浮き上りやズレが確実に防止される。上記の上向き
斜面部6、下向き斜面部7同士、突片10、凹部11同
士、凹段部12、凸段部13同士の係合作業はきわめて
容易であり、施工に手間がかからないさらに、これら
の係合は桟瓦同士の係合であり、金具を介していないか
ら腐食が全く発生せず、耐久性が良好である。また、金
具を伝って雨水が野地板まで導かれるという問題も生じ
ない。
【0019】この桟瓦は成形も容易であり、製造コスト
も従来の桟瓦とほぼ同等で済む。
【0020】上記実施の形態ではフランジ3を瓦本体2
の右縁に配置しているが、左縁に配置してもよい。ま
た、突片10を左縁に配置し凹部11を右縁に配置して
もよいが、この突片10はフランジ3と同一サイドに配
置されるのが好ましい。
【0021】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると桟瓦のズ
が確実に防止される。この桟瓦の施工はきわめて容易で
あり、施工時間が短くて済む。この桟瓦が施工された桟
瓦は耐久性がきわめて良く、また、雨水が金具に沿って
野地板まで導かれるということもなく、風及び風雨に対
しきわめて強い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る桟瓦の施工状態を示す上方か
らの斜視図である。
【図2】実施の形態に係る桟瓦の施工状態を示す下方か
らの斜視図である。
【図3】実施の形態に係る桟瓦の上面斜視図である。
【図4】実施の形態に係る桟瓦の裏面斜視図である。
【図5】実施の形態に係る桟瓦の平面図である。
【図6】実施の形態に係る桟瓦の底面図である。
【図7】実施の形態に係る正面図である。
【図8】実施の形態に係る桟瓦の背面図である。
【図9】実施の形態に係る桟瓦の右側面図である。
【図10】実施の形態に係る桟瓦の左側面図である。
【図11】図5のA−A線に沿う断面図である。
【図12】図5のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 桟瓦 2 瓦本体 3 フランジ 4 溝 5 突部 6 上向き斜面部 7 下向き斜面部 10 突片 11 凹部 12 凹段部 13 凸段部 15 釘孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04D 1/04 - 1/21

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略方形板状の瓦本体と、該瓦本体の一側
    辺部から張り出し、側方に配置された同型の桟瓦の瓦本
    体の下側に配置されるフランジとを備えてなる桟瓦にお
    いて、 該フランジの高位側の上面には凹段部が設けられてお
    り、 前記瓦本体の高位側の他側辺側の下面には、該桟瓦の他
    側辺部側に隣接配置される同型の桟瓦の瓦本体の該凹段
    部と係合する凸段部が設けられている ことを特徴とする
    桟瓦。
  2. 【請求項2】 請求項1において 瓦本体の板面と垂直な面よりも下向きとなる下向き
    斜面部該瓦本体の高位側の端面に設けられており、該桟瓦の低位側に隣接配置される同型の桟瓦の該下向き
    斜面部に係合する、瓦本体の板面と垂直な面よりも上向
    きの 上向き斜面部、該フランジに設けられていること
    を特徴とする桟瓦。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記フランジから下
    方に突出する突部が設けられており、前記上向き斜面部
    は該突部に設けられていることを特徴とする桟瓦。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、前記フランジ
    の低位側の先端は前記瓦本体の低位側の先端よりも後退
    しており、 該瓦本体の前記一側辺部の低位側の先端部付近から側方
    に突出する突片が設けられており、 該瓦本体の他側辺部の低位側の先端部付近には、該桟瓦
    の該他側辺部に隣接配置される同型の桟瓦の該突片が上
    方から係合する凹部が設けられていることを特徴とする
    桟瓦。
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