JP4589654B2 - 谷瓦及びそれを使用する屋根構造 - Google Patents

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本発明は、屋根瓦で葺かれた二つの勾配屋根が交差してできる屋根の谷部の谷瓦及びその谷瓦を使用する屋根構造、特に前記谷部の屋根構造並びに前記谷瓦が葺かれた屋根の外観構造に関するものである。
図10に示すように、従来から屋根瓦1で葺かれた二つの勾配屋根2、3が交差してできる屋根の谷部4には、1本の樋状の金属板若しくは押出成形板又は特殊成形瓦を複数枚、葺き上げて1本の樋状に構成した屋根材5が慣用的に使用されているが、それら屋根材5の両側部51、52が、屋根瓦1のうち前記谷部4に臨む斜切断瓦6の斜切断端面部61の下に潜るように、前記屋根材5が谷部4に葺かれている。
従って、前記屋根材5は二つの勾配屋根2、3間において前記斜切断瓦6上を流下する雨水を集水・流下させる防水機能を果たしていると言える。なお、ここで「屋根瓦」とは、勾配屋根2、3に葺かれる、いわゆるS型瓦や平板瓦等、従来から前記谷部4の屋根材5と異なる材料で作られた瓦を意味し、また、「斜切断瓦」とは、二つの勾配屋根2、3が競り合う領域において前記谷部4を形成するために、前記領域に葺かれる屋根瓦1の一部を施工現場で切断工具又は破断工具により斜切断して、前記谷部4にその斜切断端面が略一列になるように並べられる不定形瓦を意味する(以下においても同じ)。
しかしながら、前記慣用技術においては次のような問題がある。第一に、前記斜切断瓦6の斜切断端面が露出するという問題がある。前記斜切断端面がそのまま露出すると、それは屋根瓦1の表面と異なる色になるだけでなく、斜切断瓦6には、施工現場で複数枚の屋根瓦1を切削工具又は破断工具により斜切断して斜切断端面が形成されるので、施工現場での斜切断作業のばらつきによって、複数枚の斜切断瓦6の斜切断端面が軒先側から棟部側まで一直線状に完全には揃わないことになり、屋根の外観・見栄えを悪くする(第一の問題)。第二に、前記屋根材5が屋根瓦1とは異なる材質でできていることが多く、その場合、屋根材5の耐久性が屋根瓦1より劣るという問題がある(第二の問題)。特に一般的に使用されている金属板製屋根材は外部に直接露出するため、公害や塩害の影響を受け易い。第三に、前述した斜切断瓦6は本来その屋根瓦を屋根面に留め付けるために設けられている釘穴などの留付構造部分が斜切断により喪失していることが多く、留付力が低下した結果、風圧によるズレや飛散が起こり易い(第三の問題)。また屋根瓦1と同じ材質からできている屋根材のみが使用されている場合、前記斜切断瓦6に対する谷瓦の納め構造を特殊なものにする必要がある。例えば、谷瓦の両側下方にその谷瓦と同様の瓦を反転させた瓦を2列設けた構造にする必要があり(特開平10−169102号公報の図6)、それだけ屋根構造が複雑になるだけでなく、屋根の外観・見栄えが悪くなる。
そこで、前記斜切断瓦6の斜切断端面が露出しないように特殊な構造の屋根材を使用する技術が提案されている(特開2002−276093号公報)。この公知技術によると、前記屋根材により斜切断瓦6の斜切断端面部61を確実に隠蔽できるという所期の目的は達成され、前記第一の問題を解消することができる。
特開平10−169102号公報 特開2002−276093号公報
しかしながら、前記公知技術において前記屋根材は、屋根瓦と同質の材料ではない金属板からできているので、依然として前記第二の問題を解消することができない。また、前述の第三の問題について、前記公知技術において前記屋根材は、棟部を除いて上下段の屋根材同士がかみ合うことによって固定される構造であり、屋根の軒先から棟部の間において釘などの留付具を使用して屋根面上に固定されていないため、前記斜切断瓦より上方に位置しているものの斜切断瓦を押さえる力は働かない。その結果、前記屋根材を設置することによって前記斜切断瓦の固定が強化されることはなく、斜切断によって留付構造部分を喪失し、留付力の低下した斜切断瓦の風圧によるズレや飛散を防ぐ効果は得られない。そこで本発明者は、この第二、第三の問題を解消するには、屋根瓦と実質上同一材質からなる特定の形状・大きさの谷瓦を使用して、前記斜切断瓦の遮断端面を被覆すればよいという事実を見出し、本発明を完成した。従って、本発明の課題は、屋根瓦で葺かれた二つの勾配屋根が交差してできる谷部に葺かれる新規な谷瓦を提供するとともに、その谷瓦が支持される谷部の新規な屋根構造を提供し、さらに加えて、前記谷瓦が谷部に葺かれたとき、前記二つの勾配屋根において同一段に葺かれた屋根瓦が横に連続して視認できるようにして屋根の美観・見栄えを向上させ、谷部に臨む斜切断瓦の固定を強化し、風圧などの外力による斜切断瓦のズレ、飛散を防ぐことにある。
本発明は前記課題を解決するために、屋根瓦で葺かれた二つの勾配屋根が交差してできる谷部に葺かれる谷瓦であって、その先端が略逆V字形をして外方に突出し、後端が略逆V字形をして内方に窪んだ矢羽根状の平面を有するとともに、表面側の平坦部15に対向する裏面側の平坦部分と断面が矩形状の支持部材251の表面とが面接触により支持される谷瓦を使用するという手段を採用する。なお、先端とは前記谷瓦が勾配屋根に葺かれたときその屋根の棟部側の端部を意味し、後端とは軒先側の端部を意味する。
本発明はさらに前記課題を解決するために、前記谷瓦の働き長さを、前記谷部に臨む斜切断瓦の斜切断相当長さと実質上同一にするという手段を採用する。このような形状・大きさの谷瓦を前記谷部で複数段1列に軒先側から棟部側に葺き上げることにより、前記谷瓦は、同一段横方向において、二つの勾配屋根に葺かれる屋根瓦が横一列に連続して配列しているように看者をして視認させることが可能になる(作用)。その結果、屋根の外観・見栄えが従来の屋根に比較して格段に向上する。なお、本発明において斜切断瓦の「斜切断相当長さ」とは、前記屋根瓦の働き長さを前記谷の延びる方向を向く長さ成分に置き換えたとき、谷方向成分に相当する長さを意味し、勾配屋根の軒先から棟部までの長さをA、谷部の長さをB、そして前記勾配屋根に葺かれる屋根瓦の働き長さをCとした場合、(B×C)/Aなる式で算出することもできる。
前記谷部において前記形状・大きさの谷瓦に対して、前記作用を発揮させるとともに、その防水機能の一部を分担させるために、本発明は、屋根瓦で葺かれた二つの勾配屋根が交差してできる谷部を、その軒先部から棟部に向かって樋状部材で葺いて、前記谷部に降った雨水及び谷部に流入した雨水を流下させる屋根構造において、前記樋状部材を前記屋根瓦と同質材料で形成した谷瓦で被覆するとともに、前記屋根瓦のうち前記谷部に臨む斜切断瓦の斜切断端面部を前記谷瓦で被覆し、前記谷瓦の表面側の平坦部15に対向する裏面側の平坦部分と断面が矩形状の支持部材251の表面とが面接触により支持されているという手段を採用する。
この手段を採用することにより、前記樋状部材の殆どは前記谷瓦により隠蔽されるが、谷瓦は二つの勾配屋根に葺かれた屋根瓦のうち前記谷部に臨んでいる斜切断瓦の斜切断端面部より上方に存在し、前記樋状部材は前記斜切断瓦から直接谷部に注ぎ込まれる雨水を流下させる。他方、前記谷瓦の露出面は、谷部に直接降下した雨水を流下させるとともに、勾配屋根に葺かれている屋根瓦と実質上同質の材料からできているので、屋根全体を同色にする。
さらに前記構造の屋根において谷瓦は、前記樋状部材の上方において屋根面に支持手段を介して支持されるので、前記谷部に安定して設置される。また、谷部に臨む前記斜切断瓦は、斜切断端面部を前記谷瓦によって上方より押さえられて被覆されることにより、谷瓦とともに谷部に固定される。この態様において前記支持手段は、支持部材と支持部材を谷部に固定する固定手段とで構成される。
前述の手段を採用することにより、本発明に係る谷瓦が、従来技術と同様に構成された樋状部材を完全に被覆するとともに、樋状部材の上に配された支持手段により確実に支持される屋根構造を提供することができるので、前記樋状部材が金属板からできていても、その腐食寿命又は塩害寿命を延長することができるとともに、屋根瓦で葺かれた二つの勾配屋根が交差してできる谷部において、二つの勾配屋根に葺かれる屋根瓦のうち、前記谷部に臨む斜切断瓦の斜切断端面部を完全被覆して、屋根の外観・見栄えを良くする。さらに加えて、前記谷瓦は、前記二つの勾配屋根のそれぞれにおいて同一段に葺かれた屋根瓦の頭部端を横一列に連続して配列させる効果を発揮し、屋根の外観・見栄えを一層良くする。また、前記谷瓦は前記谷部に臨む斜切断瓦の斜切断端面部を上方より押さえるように被覆するため、谷瓦が前記支持手段を介して屋根面に固定されるとともに、斜切断瓦も同時に固定され、斜切断によって留付構造部分が喪失し、留付力が低下した斜切断瓦の固定力を高める。その結果、風圧による斜切断瓦のズレや飛散を防止することができる。
次に、図面を参照しながら、本発明を実施するに際しての最良の実施形態を詳述する。図1〜3に示すように、本発明に係る谷瓦10は、後述する勾配屋根2、3に葺かれる屋根瓦1と同様に陶器から成形された、矢羽根状の表裏面を有する三次元成形体であり、その周端面は、平行な両側端11、12と、略逆V字形に外方に突出している先端13と、略逆V字形に内方に窪んだ後端14とからなる。ここで、外方は、谷芯を基準とした棟側方向を指し、内方は同様に軒側方向を指すものとする。
さらに前記谷瓦10において前記両側端11、12に挟まれて形成される中央部には、所定幅の平坦部15、さらには平坦部の裏側に当たる底部151が形成されており、図1、図2及び図3に示すように、前記平坦部15から前記両側端11、12側が上位に向かって折れ曲がる板状の傾斜部16、17が幅方向に延びている。従って、本発明に係る谷瓦10は、前記平坦部15と二つの傾斜部16、17によって、開度の広い樋状に形成され、後述するように谷部4に葺かれたとき、降雨を受けて下方にそれを流下させる。
また、前記谷瓦10において前記傾斜部16、17の幅方向寄りには、図1〜5に示すように、前記両側端11、12が下位に向かって折れ曲がる板状かつ幅狭の側縁部18、19が形成されており、後述するように二つの勾配屋根2、3に葺かれた屋根瓦1のうち、前記谷部4に臨む斜切断瓦6の斜切断縁部と谷瓦10との隙間が小さくなるように設計されている。
同じく前記谷瓦10の表面において前記後端14に沿う表縁部には、図1、図2及び図5に示すように、所定幅を以って緩やかに面取りされた傾斜面20が形成されており、その傾斜面20において谷瓦10の表面を流下した雨水の流速を急上昇させるようになっている。逆に前記谷瓦10の裏面において前記後端14に沿う側縁には、図3、図5及び図7に示すように、所定幅を以って僅かに下方に突出する水切り部21が設けられている。なお、前記平坦部15には谷瓦10を後述する支持手段25に釘留めする釘穴22が複数個透設されている。
次に前記谷瓦10を平面上において、その表面に谷瓦10が上方から平行光線が投影されたと想定して、その投影形状の大きさについて詳述すると、図2に示すように、平坦部15の横幅と2枚の傾斜部16、17の横幅とを合計した横幅Wは、前記谷部4及び斜切断瓦6の斜切断端面部61を隠蔽するのに十分な大きさになっている。
本発明に係る谷瓦10は、通常の屋根瓦1と同様に屋根の谷部4において軒先側から棟部側に順次葺き上げられるので、任意の谷瓦においてその先端13側の一部分(図2において陰影で示す部分)が、上段において葺かれる上段谷瓦4の後端14側の一部によって被覆される。従って、前記任意の谷瓦10が前記上段谷瓦10により被覆されないで瓦表面として露出する部分の長手方向の相対的長さ、すなわち働き長さLは、谷瓦10に対して二つの勾配屋根2、3において同一段に葺かれた屋根瓦1が横に連続して見える機能を発揮させるために、前記斜切断相当長さと実質上等しくなっている。
さらに逆V字状に内方に窪んでいる後端14の開き角αは、実質上二つの勾配屋根2、3の棟が交差する角度と等しくなっている。そのため、前記後端14が前記働き長さLと同調して、二つの勾配屋根2、3のそれぞれにおいて同一段に葺かれた屋根瓦1の頭部端を横一列に連続しているように看視をして視認させる機能を発揮する。
次に二つの勾配屋根2、3が交差する谷部4にどのように本発明に係る谷瓦10を施工するかについて説明する。図8及び図9に示すように、まず、二つの勾配屋根2、3間の谷部4において下地材としての野地板7、8に対して、所定間隔をおいて2本の縦桟木23を軒先側から棟部側に延ばして平行に仮配置する。次いで、従来技術に使用されている金属板製の屋根材のような形状の樋状部材24を谷部4に配置するが、本発明に係る樋状部材24の長手方向の両側縁部には、上方に向かって鈎状に曲げ加工された屈曲端241、242が形成されており、水返しとして機能するとともに、2本の前記縦桟木23間に樋状部材24を落とし込んで係止できるようになっている。
続いて前記樋状部材24の中央部(谷部)に支持手段25を設置する。該支持手段25は垂木に代表される支持部材251と、その上に設置される金属、樹脂又はその他の材質、好ましくは金属片を波板状に曲げ加工した支持部材の固定手段252からなる。そして、前記野地板7、8の上に前記縦桟木23、樋状部材24及び支持手段25を釘27により順次固定する。なお、樋状部材24及び支持手段25において前記釘27を挿通する部位には、予め釘27の挿通孔が透設されている。
次いで二つの勾配屋根2、3において、谷部4を残して葺かれてきた屋根瓦1(図9においては勾配屋根2の屋根瓦の記載が省略されている)に続いて、その場で屋根瓦1をベースにして斜切断瓦6を作製して、それらを野地板7、8上に葺くとき、その斜切断端面部61が前記樋状部材24の上になるように配置する。そして前記支持手段25の上にさらに本発明に係る谷瓦10を載せて、その釘穴22に止水パッキング28を備えたビスねじ等の止着部材29を打ち込んで前記支持部材251に前記谷瓦10を止着するとともに、その谷瓦10の少なくとも側縁部18 、19で前記斜切断瓦6の斜切断端面部61を被覆する。
すると、前記勾配屋根2、3が交差してできる谷部4において、先に固定された樋状部材24の上に、前記支持手段25を介して、谷瓦10が確実に固定されるとともに、前記谷部4に臨む斜切断瓦6の斜切断端面部61が前記樋状部材24と谷瓦10との間に存在することになる。その結果、屋根瓦1 及び斜切断瓦6に降雨して流下する雨水は前記樋状部材24に流れ込んで流下するが、前記谷瓦10に降雨した雨水のほとんどは谷瓦10の傾斜部16、17に集水されて流下する。また、斜切断瓦6の斜切断端面部61は、前記谷瓦10の側縁部18、19によって押さえられることで、風圧によるズレや飛散が抑制される。
また、前記樋状部材24のうち従来技術において外に露出していた部分は完全に陶器製の谷瓦10により隠蔽されるので、太陽光に直接照射されないし、外気流との接触頻度が少なくなるので、前記樋状部材24が腐食されやすい金属板から形成されている場合であっても、金属腐食の進行は著しく抑制される。
本発明に係る谷瓦10の働き長さLを勾配屋根2、3の軒先から棟部に向かう長さ成分に換算すると、それは前記勾配屋根2、3に葺かれている屋根瓦1の働き長さと実質上等しくなっているので、谷瓦10により葺かれた勾配屋根2、3の表面を見ると、二つの前記勾配屋根2、3に葺かれた屋根瓦1の頭部端が前記谷瓦10の位置で屈曲はしているが一列に延びているように視認され、その結果、材料の同質性も作用して、屋根の外観・見栄えが従来技術のそれらより秀でたものとして映える。
本発明は、その根本的技術思想を踏襲し発明の効果を著しく損なわない限度において、前記実施態様の一部分を変更して実施することができる。例えば、前記先端13及び後端14の形状を略逆V字形から略逆U字形に変更することもできる。これらの態様も本発明の技術的範囲に包含されるものとする。また、前記支持部材251を最初から前記支持部材の固定手段252と合体させて製作することもできる。さらに前記谷瓦10と前記支持手段25とを合体させて野地板7、8に固定してからそれらの間に斜切断瓦6の斜切断端面部61を挿入しながら斜切断瓦6を葺くこともできる。そのほか、縦桟木23、樋状部材24及び支持手段25を接着剤等により予め一体化しておいて、それらを野地板7、8に固定するようにもできる。また、前記支持手段25を構成する一方の支持部材の固定手段252として接着剤を使用し、支持部材251を樋状部材24に接着することもでき、支持部材の固定手段252として波板状に曲げ加工した金属片等と接着剤を併用することもできる。
本発明は、屋根瓦、特に陶器製の屋根瓦が葺かれた二つの勾配屋根が交差してできる谷部を有する建築分野に広く利用できる。
本発明に係る谷瓦の斜視図である。 同じく谷瓦の表面図である。 同じく裏面図である。 同じく背面図である。 同正面図である。 同左側面図である。 同右側面図である。 本発明に係る屋根構造の部分破断正面図である。 前記屋根構造の要部を示す部分斜視図である。 従来技術に係る屋根構造の要部を示す部分斜視図である。
符号の説明
1 屋根瓦
2 勾配屋根
3 勾配屋根
4 谷部
5 屋根材
51 両側部
52 両側部
6 斜切断瓦
61 斜切断端面部
7 野地板
8 野地板
10 谷瓦
11 側端
12 側端
13 先端
14 後端
15 平坦
6 傾斜部
17 傾斜部
18 側縁部
19 側縁部
20 傾斜面
21 水切り部
22 釘穴
23 縦桟木
24 樋状部材
241 屈曲端
242 屈曲端
25 支持手段
251 支持部材
252 支持部材の固定手段
27 釘
28 止水パッキング
29 止着部材
L 働き長さ
W 横幅
α 開き角

Claims (7)

  1. 屋根瓦(1)で葺かれた二つの勾配屋根(2,3)が交差してできる谷部(4)に葺かれる陶器製瓦であって、その先端(13)が略逆V字形をして外方に突出し、後端(14)が略逆V字形をして内方に窪んだ矢羽根状の平面を有するとともに、表面側の平坦部15に対向する裏面側の平坦部分と断面が矩形状の支持部材251の表面とが面接触により支持される谷瓦(10)。
  2. 働き長さ(L)が、前記谷部(4)に臨む斜切断瓦(6)の斜切断相当長さと実質上同一である請求項1記載の谷瓦(10)。
  3. 屋根瓦(1)で葺かれた二つの勾配屋根(2,3)が交差してできる谷部(4)を、その軒先部から棟部に向かって樋状部材(24)で葺いて、前記谷部(4)に降った雨水及び谷部(4)に流入した雨水を流下させる屋根構造において、前記樋状部材(24)を前記屋根瓦(1)と同質材料で形成した谷瓦(10)で被覆するとともに、前記屋根瓦(1)のうち前記谷部(4)に臨む斜切断瓦(6)の斜切断端面部(61)を前記谷瓦(10)で被覆し、前記谷瓦の表面側の平坦部15に対向する裏面側の平坦部分と断面が矩形状の支持部材251の表面とが面接触により支持されていることを特徴とする屋根構造。
  4. 前記谷瓦(10)は、その先端(13)が略逆V字形をして外方に突出し、後端(14)が略逆V字形をして内方に窪んだ矢羽根状の平面を有する請求項3記載の屋根構造。
  5. 前記支持手段(25)は、前記勾配屋根(2,3)の野地板(7,8)に固定されている請求項記載の屋根構造。
  6. 前記支持手段(25)は、前記樋状部材(24)とともに前記勾配屋根(2,3)の野地板(7,8)に固定されている請求項記載の屋根構造。
  7. 前記支持手段(25)は、支持部材(251)と支持部材の固定手段(252)からなっている請求項記載の屋根構造。
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