JPH1083314A - 多機能並行処理型電子装置 - Google Patents

多機能並行処理型電子装置

Info

Publication number
JPH1083314A
JPH1083314A JP8261407A JP26140796A JPH1083314A JP H1083314 A JPH1083314 A JP H1083314A JP 8261407 A JP8261407 A JP 8261407A JP 26140796 A JP26140796 A JP 26140796A JP H1083314 A JPH1083314 A JP H1083314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
function
functions
parallel processing
electronic device
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8261407A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3769839B2 (ja
Inventor
Tetsuya Ouchi
哲也 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP26140796A priority Critical patent/JP3769839B2/ja
Priority to US08/924,951 priority patent/US5915111A/en
Publication of JPH1083314A publication Critical patent/JPH1083314A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3769839B2 publication Critical patent/JP3769839B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/48Program initiating; Program switching, e.g. by interrupt
    • G06F9/4806Task transfer initiation or dispatching
    • G06F9/4843Task transfer initiation or dispatching by program, e.g. task dispatcher, supervisor, operating system

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数組の制御プログラムを並行処理すること
により、複数の機能を同時に実現可能な多機能並行処理
型電子装置において、複数の機能に共通するキーの操作
性を向上させる。 【解決手段】 1/60秒毎の時分割切換えタイミング
t1,t2,t3・・・毎に、ファクシミリ機能(予め
スキャナで読み取ってRAMに記憶してあるイメージ情
報をファクシミリ送信するメモリ送信機能)TA1,TA2 ・
・・と、スキャナ機能(スキャナで読み取ったイメージ
情報をパーソナルコンピュータに送信する機能)TB1,TB
2 ・・・とを並行処理している際中に、各機能に共通す
る停止キーが操作されたとき、優先度が高く設定してあ
るファクシミリ機能が先ず停止される。次いで、停止キ
ーが更に操作されたときには、スキャナ機能が停止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数組の制御プロ
グラムを並行処理する多機能並行処理型電子装置に関
し、特に操作パネルで操作された特定のキーからの指令
を、並行処理されている複数組の制御プログラムのう
ち、優先度に基づく特定の制御プログラムに対してだけ
優先的に有効化するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータや各種の情報処理装
置などの電子装置においては、複数の機能の処理の高速
化を図る為に、演算処理制御や情報の入出力処理制御な
どの複数の制御プログラムを並行して処理することで、
複数の機能を同時に実現する多機能並行処理方式が採用
されている。この多機能並行処理方式としては、複数の
中央演算装置(CPU)を相互に連結接続し、OS(オ
ペレーティング・システム)による並行処理管理システ
ムにより、複数組の制御プログラムが複数の中央演算装
置により夫々別個の処理として実行されるようにしたマ
ルチ処理方式(多重処理方式)が実用化されている。ま
た、1つの中央演算装置により短い時間に時分割された
所定の処理時間毎に、複数組の制御プログラムを所定の
順番に実行するようにしたタイムシェアリング処理方式
(時分割処理方式)も実用化されている。
【0003】これらのマルチ処理方式やタイムシェアリ
ング処理方式を採用した電子装置においては、例えば、
実行中の処理動作を停止させる場合には、キーボード上
の停止キーを操作することになるが、複数の機能が同時
に実行されている場合には、何れの機能に対して指令す
るのかを、予め設定されたジョブ番号或いは装置名を入
力することで指示した後、停止キーを操作することで、
特定の制御プログラムの処理動作を停止するようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、マル
チ処理やタイムシェアリング処理により複数の機能を同
時に実行する多機能並行処理方式を採用した電子装置に
おいては、同時に実行されている複数の機能のうちの特
定の1つの処理動作を停止させる場合には、その都度停
止させる機能のジョブ番号や装置名を入力することにな
るので、処理中の機能を停止させる停止操作の操作性に
欠けるという問題がある。本発明の目的は、複数組の制
御プログラムを並行処理中に操作パネルの特定のキーを
操作するだけで、優先度の高い機能の制御プログラムに
対してだけ優先的に特定のキーからの指令を有効にする
ような多機能並行処理型電子装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の多機能並行処
理型電子装置は、複数の機能に共通に用いる操作パネル
を備え、複数の機能に対応する複数組の制御プログラム
を並行処理することにより、複数の機能を同時に実現可
能な電子装置において、複数組の制御プログラムのうち
2組以上の制御プログラムが並行処理中か否かを判別す
る判別手段と、判別手段で判別される並行処理中に、操
作パネルにおいて複数の機能に共用される特定のキーが
操作されたときには、並行処理中の2組以上の制御プロ
グラムのうち、予め設定された優先順位において優先度
の高い機能の制御プログラムに対してだけ特定のキーか
らの指令を有効にするキー有効化手段とを備えたもので
ある。
【0006】複数組の制御プログラムのうち2組以上の
制御プログラムが並行処理中か否かが判別手段により判
別されるので、キー有効化手段は、判別手段で判別され
る並行処理中に、操作パネルに設けられた複数のキーの
うち、複数の機能に共用される特定のキーが操作された
ときには、並行処理中の2組以上の制御プログラムのう
ち、予め設定された優先順位において優先度の高い機能
の制御プログラムに対してだけ特定のキーからの指令を
有効にする。即ち、複数組の制御プログラムを並行処理
中に操作パネルの特定のキーを操作するだけで、優先度
の高い機能の制御プログラムに対してだけ優先的に特定
のキーからの指令を有効にすることができる。
【0007】請求項2の多機能並行処理型電子装置は、
請求項1の発明において、原稿のイメージ情報を読み取
る読取り手段と、イメージ情報を記録媒体に記録する記
録手段とを設け、複数の機能は、少なくとも、読取り手
段又は記録手段を作動させてイメージ情報を通信回線を
介して送受信するファクシミリ機能と、外部機器から受
信したプリントデータを記録手段を介して記録するプリ
ント機能と、読取り手段を介して読み取ったイメージ情
報を外部機器に送信するスキャナ機能とを含むものであ
る。
【0008】この場合、複数の機能に含まれる、少なく
ともファクシミリ機能とプリント機能とスキャナ機能と
を並行処理する場合に、ファクシミリ機能とプリント機
能とを組み合わせて並行処理する場合や、ファクシミリ
機能とスキャナ機能とを組み合わせて並行処理する場合
に、この多機能並行処理型電子装置の主体的な機能であ
るファクシミリ機能の優先度を、プリント機能やスキャ
ナ機能などの付随的な機能よりも高く設定されていると
きには、操作された特定のキーからの指令をこのファク
シミリ機能に対応する制御プログラムに対してだけ優先
的に有効にすることができる。その他、請求項1と同様
の作用を奏する。
【0009】請求項3の多機能並行処理型電子装置は、
請求項2の発明において、前記ファクシミリ機能の優先
度が他の機能の優先度よりも高く設定されている。この
場合には、ファクシミリ機能の優先度が他の機能の優先
度よりも高く設定されているので、操作された特定のキ
ーからの指令を、優先度を高く設定されたファクシミリ
機能に対応する制御プログラムに優先的に有効にするこ
とができる。その他、請求項2と同様の作用を奏する。
【0010】請求項4の多機能並行処理型電子装置は、
請求項1〜請求項3の何れか1項の発明において、前記
特定のキーは、処理中の動作を停止させる停止キーであ
る。この場合には、特定のキーは、処理中の動作を停止
させる停止キーであるので、操作された停止キーからの
停止指令により、優先度の高い機能の制御プログラムに
対してだけその処理を停止させることができる。
【0011】請求項5の多機能並行処理型電子装置は、
請求項1〜請求項4の何れか1項のの発明において、1
つのCPUを備え、時分割方式にて複数組の制御プログ
ラムを並行処理することにより、複数の機能を同時に実
現可能としているものである。請求項1と略同様に作用
し、1つのCPUにより、時分割方式にて複数組の制御
プログラムを並行処理することで複数の機能を同時に実
行する場合に、操作パネルの特定のキーを操作したとき
には、その特定のキーからの指令を有効にでき、しかも
指令を有効にする制御プログラムを優先度に応じて簡単
に特定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態は、レーザプリ
ンタやイメージスキャナ装置を有し、受信したファクシ
ミリデータを記録したり、原稿の画像データを送信する
などの通常のファクシミリの機能に加えて、接続ケーブ
ルを介して接続されたパーソナルコンピュータに対する
データの通信機能を実現可能な多機能並行処理型電子装
置(以下、マルチファンクション情報処理装置という)
に本発明を適用した場合のものである。マルチファンク
ション情報処理装置1は、図1に示すように、基本的
に、1つのコンピュータ10を有するコントロールユニ
ット20と、このコントロールユニット20に接続され
た操作パネル2、レーザプリンタ5、イメージスキャナ
装置6などから構成されている。
【0013】前記コンピュータ10は、基本的に、CP
U11と、このCPU11にデータバスなどを含むコモ
ンバス16で接続されたROM12と、EEPROM
(電気的に消去して書換え可能なROM)13と、RA
M14と、DMAコントローラ15などで構成されてい
る。また、コモンバス16には、画像データを符号化す
る符号化部及び通信データを復号化する復号化部を有す
るCODEC21と、ハードロジック回路からなる入出
力用ASIC(アプリケーション・スペシフィック・イ
ンテグレーテッド・サーキット)22と、ファクシミリ
通信用のモデム23と、バッファ25と、外部のパーソ
ナルコンピュータ8に接続ケーブルを介して接続された
通信用インターフェース(通信用I/F)26とが夫々
接続されている。
【0014】また、モデム23には、電話回線(通信回
線に相当する)7及び受話器9に接続されたNCU(ネ
ットワーク・コントロール・ユニット)24が接続され
ている。更に、入出力用ASIC22には、ディスプレ
イ3及びキーボード4を有する操作パネル2と、レーザ
プリンタ5とが接続されるとともに、DRAM(ダイナ
ミック・RAM)27を介してイメージスキャナ装置6
が接続されている。
【0015】ここで、ROM12には、レーザプリンタ
5又はイメージスキャナ装置6を作動させてイメージ情
報を電話回線7を介して外部のファクシミリ装置(図示
略)に対してファクシミリデータの送受信を制御するフ
ァクシミリの機能実現の為の制御プログラム、イメージ
スキャナ装置6で読み込んだ原稿のイメージ情報を記録
するコピー機能を実現する為の制御プログラム、パーソ
ナルコンピュータ8から受信したプリントデータを記録
するプリント機能を実現する為の制御プログラム、イメ
ージスキャナ装置6で読み込んだ原稿のイメージ情報を
パーソナルコンピュータ8に送信するスキャナ機能を実
現する為の制御プログラム、後述する本願特有のキー入
力管理制御の制御プログラムなどが格納されている。
【0016】従って、前記キーボード4には、ファクシ
ミリの機能に関連する通常送信キー、メモリ送信キーな
どの多数の機能キー、ダイヤルの為の数字キーなどが設
けられ、コピー機能に関連するコピーキーが設けられ、
またプリント機能に関連するプリントキー、ONライン
とOFFラインの切換えキーなどが設けられている。キ
ーボード4には、更に、これら複数の機能に共用される
キーとして、機能の動作の開始を指令する開始キー、機
能の動作の停止を指令する停止キーが設けられている。
【0017】ところで、ファクシミリ機能は、このマル
チファンクション情報処理装置1の主体的な機能である
一方、それ以外のコピー機能やプリント機能やスキャナ
機能は付随的な機能なので、この主体的な機能であるフ
ァクシミリ機能の優先度を、コピー機能やプリント機能
やスキャナ機能などの付随的な機能よりも高く設定され
ている。即ち、機能実行の優先順位として、ファクシミ
リ機能が1番目で、次にコピー機能、その次にプリント
機能やスキャナ機能の順に設定されている。
【0018】前記ファクシミリの機能実現の為の制御プ
ログラムには、マルチファンクション情報処理装置1の
状態変化を常に検出するアイドリング処理、電話回線7
を介して受信したファクシミリデータをレーザプリンタ
5で記録するイメージ受信記録処理、原稿のイメージ情
報をイメージスキャナ装置6で読み取って電話回線7を
介してファクシミリデータとして送信するイメージ読取
り送信処理、予めイメージスキャナ装置6で読み取って
RAM14に格納されているイメージ情報を読み出して
送信するメモリ送信処理などを含む複数のサブルーチン
が設けられている。
【0019】このマルチファンクション情報処理装置1
においては、前記CPU11は、図示外の内蔵タイマに
よるタイマ割り込みを受け付け可能になっている。そし
て、例えば、ファクシミリ機能のうちのメモリ送信機能
の制御プログラムとスキャナ機能の制御プログラムとを
並行処理したり、ファクシミリ機能のうちのイメージ読
取り送信機能の制御プログラムとプリント機能の制御プ
ログラムとを並行処理するなど、複数の機能を並行処理
する場合には、CPU11が例えば、約1/60秒のタ
イマ割り込みを受け付ける毎に、これら複数の機能に対
応する複数組の制御プログラムをその割当てられた約1
/60秒毎に時分割方式で順次に切換えながら並行処理
することにより、複数の機能を同時に実現できるように
なっている。
【0020】そして、前述したように、例えば、ファク
シミリ機能のうちのメモリ送信機能の制御プログラムと
スキャナ機能の制御プログラムとを並行処理する場合に
は、ディスプレイ3において、図4に示すように、上半
分の表示領域3aには、メモリ送信機能(主体的なファ
クシミリ機能)の実行に関する各種のメッセージが表示
されるとともに、下半分の表示領域3bには、スキャナ
機能(付随的な機能)の実行に関する各種のメッセージ
が表示されるようになっている。
【0021】前記EEPROM13には、ファクシミリ
機能を実現するときの各種の設定モードが変更可能に記
憶されるとともに、複数の送信先の電話番号などが記憶
されるようになっている。また、RAM14には、受信
したデータを記憶する受信データメモリ、その受信デー
タをレーザプリンタ5で記録可能に展開したドットイメ
ージデータを記憶する記録データメモリに加えて、ファ
クシミリ機能やコピー機能などの複数の機能を実現する
制御プログラムの実行に必要な各種のメモリやバッファ
が設けられている。更に、DRAM27には、イメージ
スキャナ装置6で読み込んだ2〜3ドットライン分のド
ットデータが一時的に記憶されるようになっている。
【0022】ここで、時分割切換えタイミングによる処
理制御の切換えについて説明すると、通常の割り込みに
よりサブルーチンコールする場合と同様であり、実行し
ていた一方の処理制御に関するCPU11のPC(プロ
グラム・カウンタ)のデータ、SR(ステータス・レジ
スタ)のデータ等をRAM14の所定のスタックメモリ
にスタックする一方、切換えられて実行する他方の処理
制御に関するPCのデータやSRのデータ等をRAM1
4の専用のスタックメモリから読み出して、CPU11
のPCとSRとSPとに夫々格納することで切換えられ
る。
【0023】次に、パーソナルコンピュータ8について
説明すると、図2に示すように、基本的に、制御装置3
0と、これに接続されたハードディスクドライブ装置
(HDD)40と、フロッピィーディスクドライブ装置
(FDD)41と、CRTディスプレイ(CRTD)4
2と、キーボード43と、座標入力装置(マウス)44
などで構成されている。制御装置30は、CPU31
と、このCPU31にデータバスを含むコモンバス36
に接続されたROM32、RAM33、入出力インター
フェース34及び通信用インターフェース(通信用I/
F)35とで構成されている。
【0024】また、入出力インターフェース34には、
ハードディスクドライブ装置40を駆動制御するハード
ディスクドライブコントローラ(HDC)37と、フロ
ッピィーディスクドライブ装置41を駆動制御するフロ
ッピィーディスクドライブコントローラ(FDC)38
と、CRTディスプレイ42を駆動制御するCRTコン
トローラ(CRTC)39とが夫々接続されている。前
記通信用インターフェース35には、接続ケーブルを介
してマルチファンクション情報処理装置1が接続されて
いる。これにより、作成したプリントデータをマルチフ
ァンクション情報処理装置1に送信して、情報処理装置
1のレーザプリンタ5で記録することができる一方、イ
メージスキャナ装置6で読み込んだイメージ情報を受信
可能になっている。
【0025】次に、マルチファンクション情報処理装置
1のコントロールユニット20により、前述したように
複数の機能を実現する為に、複数の機能に対応する複数
組の制御プログラムが時分割方式により並行処理される
のに際して、キーボード4において各種のキーが操作さ
れたときにサブルーチンコールにより実行されるキー入
力管理制御のルーチンについて、図3のフローチャート
に基づいて説明する。尚、図中符号Si(i=10、1
1・・・)は各ステップである。
【0026】この制御が開始されると、コモンバス16
を介して入出力用ASIC22から入力されたキーのコ
ードデータに基づいて操作されたキーが判定され、「停
止キー」以外のときには(S10:No)、その操作された
キーからの指令に対応する各種の処理が実行され(S1
4)、この制御を終了して、メインルーチンにリターン
する。一方、操作されたキーが「停止キー」のときに
(S10:Yes )、ファクシミリ機能の制御プログラム
と、これ以外の付随的な機能の制御プログラムとが並行
処理されているかが判別され、並行処理中のときには
(S11:Yes )、優先度が高く設定されているファクシ
ミリ機能の制御プログラムに対してだけ処理の停止が指
令され(S12)、この制御を終了する。
【0027】ところで、「停止キー」が操作されたとき
に、1つの機能の制御プログラムだけが処理されている
ときには(S10:Yes 、S11:No)、その処理中の制御
プログラムに対して処理の停止が指令され(S13)、こ
の制御を終了する。ここで、判別手段はキー入力管理制
御の特にS11などで構成され、またキー有効化手段はキ
ー入力管理制御の特にS12,S13などで構成される。例
えば、ファクシミリ機能のうちのメモリ送信機能の制御
プログラムとスキャナ機能の制御プログラムとが時分割
で並行処理されている場合に、停止キーを操作したとき
の作動について、図5に基づいて説明する。
【0028】時点T1において、メモリ送信機能が起動
されてイメージ情報の送信制御が開始されたときには、
その時点T1からメモリ送信処理TA1 が実行される。こ
の時点T1において、表示領域3aには図4に示すよう
に、メッセージ「メモリ送信中」が表示される。ところ
で、そのメモリ送信処理TA1 の実行途中の時点T2にお
いて、イメージスキャナ装置6で読み込んだ原稿のイメ
ージ情報をパーソナルコンピュータ8に送信するスキャ
ナ機能が起動されたときには、その時点T2から、メモ
リ送信処理TAとスキャナ処理TBとが時分割による並行処
理が実行される。そして、この時点T2において、表示
領域3bには図4に示すように、メッセージ「イメージ
送信中」が表示される。
【0029】そして、時点T2以降において、1/60
秒毎の時分割切換えタイミングt1、t2、t3・・・
毎に、スキャナ処理TB1 、TB2 、TB3 ・・と、メモリ送
信処理TA2 、TA3 、・・とが交互に実行されて時分割で
並行処理される。ところで、時点T3において、「停止
キー」が操作されたときには、優先度の高いメモリ送信
機能の制御プログラムの処理動作が停止される。更に、
その後の時点T4において「停止キー」が再度操作され
たときには、スキャナ機能の制御プログラムの処理動作
が停止される。
【0030】以上説明したように、1つのコンピュータ
10と、複数の機能に共通に用いる操作パネル2とを備
え、コンピュータ10のROM12に、ファクシミリ機
能やプリント機能やスキャナ機能などの複数の機能に対
応する複数組の制御プログラムを組み込み、時分割方式
にて複数組の制御プログラムを並行処理することによ
り、複数の機能を同時に実現可能なマルチファンクショ
ン情報処理装置1において、複数組の制御プログラムの
並行処理中に、操作パネル2のキーボード4において
「停止キー」が操作されたときには、その並行処理中の
複数組の制御プログラムのうち、優先度の高いファクシ
ミリ機能に関する各種の制御プログラムに対してだけ、
その「停止キー」に基づく処理動作の停止が指令される
ので、「停止キー」を操作するだけで、優先度の高いフ
ァクシミリ機能の制御プログラムに対してだけ優先的に
停止指令を有効にすることができる。
【0031】ここで、前記実施形態の変更態様として、
ファクシミリ機能においても、イメージ読み取り送信処
理やイメージ受信記録処理などの複数の機能について優
先順位を設定するように構成してもよい。更に、複数の
演算装置を設け、演算処理や情報の入出力処理などの複
数の機能を同時に実現する多機能並行処理方式を採用し
た各種の電子装置に本発明を適用するようにしてもよ
い。
【0032】
【発明の効果】請求項1の多機能並行処理型電子装置に
よれば、複数の機能に共通に用いる操作パネルを備え、
複数の機能に対応する複数組の制御プログラムを並行処
理することにより、複数の機能を同時に実現可能な電子
装置において、並行処理中か否かを判別する判別手段
と、優先度の高い機能の制御プログラムに対してだけ特
定のキーからの指令を有効にするキー有効化手段とを備
えたので、複数組の制御プログラムを並行処理中に操作
パネルの特定のキーを操作するだけで、優先度の高い機
能の制御プログラムに対してだけ優先的に特定のキーか
らの指令を有効にすることができる。
【0033】請求項2の多機能並行処理型電子装置によ
れば、請求項1と同様の効果を奏するが、原稿のイメー
ジ情報を読み取る読取り手段と、イメージ情報を記録媒
体に記録する記録手段とを設け、複数の機能は、少なく
とも、読取り手段又は記録手段を作動させてイメージ情
報を通信回線を介して送受信するファクシミリ機能と、
外部機器から受信したプリントデータを記録手段を介し
て記録するプリント機能と、読取り手段を介して読み取
ったイメージ情報を外部機器に送信するスキャナ機能と
を含んでいるので、この多機能並行処理型電子装置の主
体的な機能であるファクシミリ機能の優先度を、プリン
ト機能やスキャナ機能などの付随的な機能よりも高く設
定されているときには、操作された特定のキーからの指
令をこのファクシミリ機能に対応する制御プログラムに
対してだけ優先的に有効にすることができる。
【0034】請求項3の多機能並行処理型電子装置によ
れば、請求項2と同様の効果を奏するが、ファクシミリ
機能の優先度が他の機能の優先度よりも高く設定されて
いるので、操作された特定のキーからの指令を優先度を
高く設定されたファクシミリ機能に対応する制御プログ
ラムに優先的に有効にすることができる。請求項4の多
機能並行処理型電子装置によれば、請求項1〜請求項3
の何れか1項と同様の効果を奏するが、前記特定のキー
は、処理中の動作を停止させる停止キーであるので、操
作された停止キーからの停止指令により、優先度の高い
機能の制御プログラムに対してだけその処理を停止させ
ることができる。
【0035】請求項5の多機能並行処理型電子装置によ
れば、請求項1〜請求項4の何れか1項と同様の効果を
奏するが、1つのCPUを備え、時分割方式にて複数組
の制御プログラムを並行処理することにより、複数の機
能を同時に実現可能としているので、1つのCPUによ
り、時分割方式にて複数組の制御プログラムを並行処理
することにより複数の機能を同時に実行する場合に、操
作パネルの特定のキーを操作するだけで、優先度の高い
機能の制御プログラムに対してだけ優先的に特定のキー
からの指令を有効にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るマルチファンクション
情報処理装置の制御系のブロック図である。
【図2】パーソナルコンピュータの制御系のブロック図
である。
【図3】キー入力管理制御のルーチンの概略フローチャ
ートである。
【図4】ディスプレイの各表示領域に表示された表示例
を示す図である。
【図5】ファクシミリ機能とスキャナ機能とを時分割に
て同時処理するときの作動を説明するタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1 マルチファンクション情報処理装置 2 操作パネル 3 ディスプレイ 4 キーボード 5 レーザプリンタ 6 イメージスキャナ装置 7 電話回線 10 コンピュータ 12 ROM 14 RAM 20 コントロールユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機能に共通に用いる操作パネルを
    備え、複数の機能に対応する複数組の制御プログラムを
    並行処理することにより、複数の機能を同時に実現可能
    な電子装置において、 前記複数組の制御プログラムのうち2組以上の制御プロ
    グラムが並行処理中か否かを判別する判別手段と、 前記判別手段で判別される並行処理中に、操作パネルに
    おいて複数の機能に共用される特定のキーが操作された
    ときには、並行処理中の2組以上の制御プログラムのう
    ち、予め設定された優先順位において優先度の高い機能
    の制御プログラムに対してだけ特定のキーからの指令を
    有効にするキー有効化手段と、 を備えたことを特徴とする多機能並行処理型電子装置。
  2. 【請求項2】 原稿のイメージ情報を読み取る読取り手
    段と、イメージ情報を記録媒体に記録する記録手段とを
    設け、前記複数の機能は、少なくとも、読取り手段又は
    記録手段を作動させてイメージ情報を通信回線を介して
    送受信するファクシミリ機能と、外部機器から受信した
    プリントデータを記録手段を介して記録するプリント機
    能と、読取り手段を介して読み取ったイメージ情報を外
    部機器に送信するスキャナ機能とを含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の多機能並行処理型電子装置。
  3. 【請求項3】 前記ファクシミリ機能の優先度が他の機
    能の優先度よりも高く設定されていることを特徴とする
    請求項2に記載の多機能並行処理型電子装置。
  4. 【請求項4】 前記特定のキーは、処理中の動作を停止
    させる停止キーであることを特徴とする請求項1〜請求
    項3の何れか1項に記載の多機能並行処理型電子装置。
  5. 【請求項5】 1つのCPUを備え、時分割方式にて複
    数組の制御プログラムを並行処理することにより、複数
    の機能を同時に実現可能としていることを特徴とする請
    求項1〜請求項4の何れか1項に記載の多機能並行処理
    型電子装置。
JP26140796A 1996-09-09 1996-09-09 多機能並行処理型電子装置 Expired - Fee Related JP3769839B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26140796A JP3769839B2 (ja) 1996-09-09 1996-09-09 多機能並行処理型電子装置
US08/924,951 US5915111A (en) 1996-09-09 1997-09-08 Multi-function concurrent processing device allowing prioritization of control programs

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26140796A JP3769839B2 (ja) 1996-09-09 1996-09-09 多機能並行処理型電子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1083314A true JPH1083314A (ja) 1998-03-31
JP3769839B2 JP3769839B2 (ja) 2006-04-26

Family

ID=17361447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26140796A Expired - Fee Related JP3769839B2 (ja) 1996-09-09 1996-09-09 多機能並行処理型電子装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5915111A (ja)
JP (1) JP3769839B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6621597B1 (en) * 1998-07-23 2003-09-16 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Digital processing apparatus

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6789258B1 (en) * 2000-05-11 2004-09-07 Sun Microsystems, Inc. System and method for performing a synchronization operation for multiple devices in a computer system
US6961789B2 (en) * 2000-12-01 2005-11-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Mopymultiple-original-output control for multifunction devices
JP2004297792A (ja) * 2003-03-13 2004-10-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び機能キー割り付け方法
US20050028133A1 (en) * 2003-08-02 2005-02-03 Viswanath Ananth System and method for rapid design, prototyping, and implementation of distributed scalable architecture for task control and automation
US20060294290A1 (en) * 2005-06-15 2006-12-28 Xerox Corporation Concurrent in-application programming of programmable devices
JP2007094910A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toshiba Corp 情報処理装置
JP5005365B2 (ja) * 2006-02-03 2012-08-22 株式会社リコー 画像処理装置及び画像処理方法
JP2008077186A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Ricoh Co Ltd 複合機
JP5413403B2 (ja) * 2011-05-27 2014-02-12 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、及び画像処理装置の制御プログラム
JP7011373B2 (ja) 2018-07-11 2022-01-26 キヤノン株式会社 複合機及びその制御方法、並びにプログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5694603A (en) * 1982-09-28 1997-12-02 Reiffin; Martin G. Computer memory product with preemptive multithreading software
KR0157847B1 (ko) * 1993-04-07 1999-05-15 미따라이 하지메 정보 출력 장치 및 정보 출력 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6621597B1 (en) * 1998-07-23 2003-09-16 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Digital processing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US5915111A (en) 1999-06-22
JP3769839B2 (ja) 2006-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3769839B2 (ja) 多機能並行処理型電子装置
JP3707509B2 (ja) 多機能並行処理型電子装置
JP3179466B2 (ja) 印刷装置
JP3292447B2 (ja) 多機能並行処理型情報処理装置
JPH10124441A (ja) 多機能情報処理システム及び情報記録媒体
JPH1097433A (ja) 多機能並行処理型電子装置
JP4400097B2 (ja) 印刷装置、印刷制御方法、プログラム及び記録媒体
JP3180685B2 (ja) 多機能情報処理装置
JP3602723B2 (ja) ネットワークシステム
JPH10105417A (ja) 多機能並行処理型電子装置
JP3148804B2 (ja) 多機能並行処理型電子装置
JP3274641B2 (ja) コンピュータシステム及び周辺装置
JP3482708B2 (ja) ホスト接続機能付ファクシミリ装置
JP3111448B2 (ja) 複合装置
JPH1091461A (ja) 多機能並行処理型電子装置
JPH11136404A (ja) 印刷装置
JPH10147042A (ja) 複合装置
JP2756250B2 (ja) 記録装置
JP2005078458A (ja) 画像形成装置
JP3607316B2 (ja) 複合画像処理装置
JP4362889B2 (ja) ネットワークスキャナの制御方法および装置
JPH0628124A (ja) 画像処理装置
JPH0948164A (ja) プリンターをベースとした拡張型多機能システム
JPH0612198A (ja) プリンター装置制御回路
JPH05204563A (ja) プリンタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090217

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140217

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees