JPH1091461A - 多機能並行処理型電子装置 - Google Patents
多機能並行処理型電子装置Info
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- JPH1091461A JPH1091461A JP26371896A JP26371896A JPH1091461A JP H1091461 A JPH1091461 A JP H1091461A JP 26371896 A JP26371896 A JP 26371896A JP 26371896 A JP26371896 A JP 26371896A JP H1091461 A JPH1091461 A JP H1091461A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数組の制御プログラムを時分割にて並行処
理する多機能並行処理型電子装置において、複数の一連
の密接不可分のデータ処理を正確に行い得るようにす
る。 【解決手段】 1/60秒毎の時分割切換えタイミング
t1,t2,t3・・・毎に、ファクシミリ機能(スキ
ャナで読み取ったデータをファクシミリ送信するイメー
ジ読み取り送信処理)TA1,TA2 ・・・と、プリント機能
(パーソナルコンピュータから送られてきたデータを記
録するプリント処理)TB1,TB2 ・・・とを並行処理する
際に、例えば、アドレスや読み出し等のデータ転送処理
をシリアル方式で行うタイプのEEPROMをアクセス
する場合には、予め時分割切換えタイミングにおける切
換えを一時的に禁止するようにして、所定のアドレスデ
ータあるいは読み出しデータが密接不可分の一連のデー
タとしてEEPROMに正確に入力され、あるいは出力
されるようにする。
理する多機能並行処理型電子装置において、複数の一連
の密接不可分のデータ処理を正確に行い得るようにす
る。 【解決手段】 1/60秒毎の時分割切換えタイミング
t1,t2,t3・・・毎に、ファクシミリ機能(スキ
ャナで読み取ったデータをファクシミリ送信するイメー
ジ読み取り送信処理)TA1,TA2 ・・・と、プリント機能
(パーソナルコンピュータから送られてきたデータを記
録するプリント処理)TB1,TB2 ・・・とを並行処理する
際に、例えば、アドレスや読み出し等のデータ転送処理
をシリアル方式で行うタイプのEEPROMをアクセス
する場合には、予め時分割切換えタイミングにおける切
換えを一時的に禁止するようにして、所定のアドレスデ
ータあるいは読み出しデータが密接不可分の一連のデー
タとしてEEPROMに正確に入力され、あるいは出力
されるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数組の制御プロ
グラムを時分割により並行処理する多機能並行処理型電
子装置に関し、特に制御プログラムの処理に際して呼び
出されるサブルーチンが、各種のメモリあるいは入出力
装置に対してデータの読み出し又は書き込み処理をシリ
アル転送方式で行う場合などにおいては、時分割切換え
を一時的に禁止することで、一連の密接不可分のデータ
処理を途中で中断することなく正確に実行するようにし
たものに関する。
グラムを時分割により並行処理する多機能並行処理型電
子装置に関し、特に制御プログラムの処理に際して呼び
出されるサブルーチンが、各種のメモリあるいは入出力
装置に対してデータの読み出し又は書き込み処理をシリ
アル転送方式で行う場合などにおいては、時分割切換え
を一時的に禁止することで、一連の密接不可分のデータ
処理を途中で中断することなく正確に実行するようにし
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータを内蔵した各種の情
報処理装置などの電子装置においては、複数の機能の処
理の高速化を図る為に、演算処理制御や情報の入出力処
理制御などの複数の制御プログラムを並行して処理する
ことで、複数の機能を同時に実現する多機能並行処理方
式が採用されている。この多機能並行処理方式として
は、複数の中央演算装置(CPU)を相互に連結接続
し、OS(オペレーティング・システム)による並行処
理管理システムにより、複数組の制御プログラムが複数
の中央演算装置により夫々別個の処理として実行される
ようにしたマルチ処理方式(多重処理方式)が実用化さ
れている。また、1つの中央演算装置により短い時間に
時分割された所定の処理時間毎に、複数組の制御プログ
ラムを所定の順番に実行するようにしたタイムシェアリ
ング処理方式(時分割処理方式)も実用化されている。
報処理装置などの電子装置においては、複数の機能の処
理の高速化を図る為に、演算処理制御や情報の入出力処
理制御などの複数の制御プログラムを並行して処理する
ことで、複数の機能を同時に実現する多機能並行処理方
式が採用されている。この多機能並行処理方式として
は、複数の中央演算装置(CPU)を相互に連結接続
し、OS(オペレーティング・システム)による並行処
理管理システムにより、複数組の制御プログラムが複数
の中央演算装置により夫々別個の処理として実行される
ようにしたマルチ処理方式(多重処理方式)が実用化さ
れている。また、1つの中央演算装置により短い時間に
時分割された所定の処理時間毎に、複数組の制御プログ
ラムを所定の順番に実行するようにしたタイムシェアリ
ング処理方式(時分割処理方式)も実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、複数
の中央演算装置を用いてマルチ処理方式で複数の機能を
並行して実現する場合には、複数の中央演算装置を必要
とするとともに、制御装置の制御基板が大型化すること
から、電子装置がコスト高になるという問題がある。
の中央演算装置を用いてマルチ処理方式で複数の機能を
並行して実現する場合には、複数の中央演算装置を必要
とするとともに、制御装置の制御基板が大型化すること
から、電子装置がコスト高になるという問題がある。
【0004】そこで、多機能並行処理型電子装置とし
て、例えば、原稿のイメージ情報を読み取るイメージス
キャナ装置と、イメージ情報を記録するプリンタとを備
え、これらイメージスキャナ装置又はプリンタを作動さ
せてイメージ情報を電話回線を介して送受信するファク
シミリ機能と、接続ケーブルで接続した外部のパーソナ
ルコンピュータに対してイメージ情報を出力するスキャ
ナ機能と、パーソナルコンピュータから入力したプリン
ト情報をプリンタで記録するプリント機能とを同時に実
現するマルチファンクション情報処理装置において、1
つのCPU、ROM及びRAMからなるコンピュータを
設け、このコンピュータによりファクシミリ機能の為の
制御プログラムと、プリント機能の為の制御プログラム
とを時分割にて並行処理する際に、これら制御プログラ
ムにサブルーチンをコールするステップを含めるととも
に、時分割の処理時間を、例えば約1/60秒のように
微少時間に設定するようにして、ファクシミリ機能とプ
リント機能とを時分割方式にて同時に実現することが考
えられる。
て、例えば、原稿のイメージ情報を読み取るイメージス
キャナ装置と、イメージ情報を記録するプリンタとを備
え、これらイメージスキャナ装置又はプリンタを作動さ
せてイメージ情報を電話回線を介して送受信するファク
シミリ機能と、接続ケーブルで接続した外部のパーソナ
ルコンピュータに対してイメージ情報を出力するスキャ
ナ機能と、パーソナルコンピュータから入力したプリン
ト情報をプリンタで記録するプリント機能とを同時に実
現するマルチファンクション情報処理装置において、1
つのCPU、ROM及びRAMからなるコンピュータを
設け、このコンピュータによりファクシミリ機能の為の
制御プログラムと、プリント機能の為の制御プログラム
とを時分割にて並行処理する際に、これら制御プログラ
ムにサブルーチンをコールするステップを含めるととも
に、時分割の処理時間を、例えば約1/60秒のように
微少時間に設定するようにして、ファクシミリ機能とプ
リント機能とを時分割方式にて同時に実現することが考
えられる。
【0005】この場合に、例えば、ファクシミリ機能
(イメージ情報の送信処理)の為の制御プログラムが処
理される際に呼び出されたサブルーチンが、シリアルデ
ータ転送方式を採用したEEPROM(電気的に消去可
能なプログラムROM)に格納されている相手先の電話
番号データを読み出すときには、読み出しコマンドに続
いて、データが格納されている領域のアドレスデータを
シリアル転送方式でEEPROMに出力することによ
り、電話番号データをシリアル転送方式で読み出すこと
になるが、例えば、アドレスデータを出力中に、切換え
タイミングにより他方のプリント機能の為の制御プログ
ラムの処理に切換えられる場合がある。
(イメージ情報の送信処理)の為の制御プログラムが処
理される際に呼び出されたサブルーチンが、シリアルデ
ータ転送方式を採用したEEPROM(電気的に消去可
能なプログラムROM)に格納されている相手先の電話
番号データを読み出すときには、読み出しコマンドに続
いて、データが格納されている領域のアドレスデータを
シリアル転送方式でEEPROMに出力することによ
り、電話番号データをシリアル転送方式で読み出すこと
になるが、例えば、アドレスデータを出力中に、切換え
タイミングにより他方のプリント機能の為の制御プログ
ラムの処理に切換えられる場合がある。
【0006】この場合に、そのプリント制御プログラム
の処理に際して呼び出されたサブルーチンが、同一のE
EPROMに格納されている印字濃度データを読み出す
ときには、同様に読み出しコマンドに続いて、所定のア
ドレスデータを出力することにより、印字濃度データを
読み出すことになるが、EEPROMとしては、処理制
御の切換えを認識していないので、アドレスデータとし
て送られてくる電話番号のアドレスの一部に、切換え後
に送られてくるコマンドデータなどを加えた無意味なデ
ータを受け取ることから、間違ったデータが読み出され
たり、或いは読み出しエラーが発生するなどして、デー
タの読み出し処理が正確に実行されないという問題があ
る。また、そのEEPROMに対して、ファクシミリ制
御プログラムのサブルーチンとプリント制御プログラム
のサブルーチンとによりデータ書き込み処理された場合
でも、同様にデータの書き込み処理が正確に実行されな
いという問題がある。このことは、例えば、シリアルデ
ータ転送方式を採用した入出力装置(±/0装置)に対
してデータを書き込み、あるいは読み出す場合でも同様
である。
の処理に際して呼び出されたサブルーチンが、同一のE
EPROMに格納されている印字濃度データを読み出す
ときには、同様に読み出しコマンドに続いて、所定のア
ドレスデータを出力することにより、印字濃度データを
読み出すことになるが、EEPROMとしては、処理制
御の切換えを認識していないので、アドレスデータとし
て送られてくる電話番号のアドレスの一部に、切換え後
に送られてくるコマンドデータなどを加えた無意味なデ
ータを受け取ることから、間違ったデータが読み出され
たり、或いは読み出しエラーが発生するなどして、デー
タの読み出し処理が正確に実行されないという問題があ
る。また、そのEEPROMに対して、ファクシミリ制
御プログラムのサブルーチンとプリント制御プログラム
のサブルーチンとによりデータ書き込み処理された場合
でも、同様にデータの書き込み処理が正確に実行されな
いという問題がある。このことは、例えば、シリアルデ
ータ転送方式を採用した入出力装置(±/0装置)に対
してデータを書き込み、あるいは読み出す場合でも同様
である。
【0007】本発明の目的は、制御プログラムに含まれ
るサブルーチンの実行により、メモリあるいは入出力装
置に対してデータの読み出し又は書き込みを行う際に、
一連の密接不可分のデータ処理を、時分割により分断さ
れることなく正確に処理し得るような多機能並行処理型
電子装置を提供することである。
るサブルーチンの実行により、メモリあるいは入出力装
置に対してデータの読み出し又は書き込みを行う際に、
一連の密接不可分のデータ処理を、時分割により分断さ
れることなく正確に処理し得るような多機能並行処理型
電子装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の多機能並行処
理型電子装置は、少なくとも1つのCPU、ROM及び
RAMからなるコンピュータを備え、このROMに複数
の機能に対応する複数組の制御プログラムを組み込み、
時分割方式にて2組以上の制御プログラムを並行処理す
ることにより、複数の機能を同時に実現可能な電子装置
において、制御プログラムに含まれる複数のサブルーチ
ンのうち、メモリあるいは入出力装置に対してデータの
読み出し又は書き込みを行うサブルーチンであって、複
数の一連の密接不可分のデータを処理するサブルーチン
に、そのサブルーチンが完了するまで時分割切換えを禁
止する切換え禁止ステップを組み込んだものである。
理型電子装置は、少なくとも1つのCPU、ROM及び
RAMからなるコンピュータを備え、このROMに複数
の機能に対応する複数組の制御プログラムを組み込み、
時分割方式にて2組以上の制御プログラムを並行処理す
ることにより、複数の機能を同時に実現可能な電子装置
において、制御プログラムに含まれる複数のサブルーチ
ンのうち、メモリあるいは入出力装置に対してデータの
読み出し又は書き込みを行うサブルーチンであって、複
数の一連の密接不可分のデータを処理するサブルーチン
に、そのサブルーチンが完了するまで時分割切換えを禁
止する切換え禁止ステップを組み込んだものである。
【0009】コンピュータにより、起動された複数組の
制御プログラムが時分割方式にて並行処理されるとき
に、処理される制御プログラムに複数のサブルーチンが
含まれるときには、その都度サブルーチンをコールしな
がら処理が実行されることになる。ところで、コールさ
れたサブルーチンにより、メモリあるいは入出力装置に
対してデータの読み出し又は書き込みを行う場合に、複
数の一連の密接不可分のデータを処理するときには、そ
れに含まれる切換え禁止ステップにより、そのサブルー
チンが完了するまで時分割切換えが禁止される。
制御プログラムが時分割方式にて並行処理されるとき
に、処理される制御プログラムに複数のサブルーチンが
含まれるときには、その都度サブルーチンをコールしな
がら処理が実行されることになる。ところで、コールさ
れたサブルーチンにより、メモリあるいは入出力装置に
対してデータの読み出し又は書き込みを行う場合に、複
数の一連の密接不可分のデータを処理するときには、そ
れに含まれる切換え禁止ステップにより、そのサブルー
チンが完了するまで時分割切換えが禁止される。
【0010】例えば、電源が遮断されても記憶内容が消
去されないように短縮電話番号などを記憶したEEPR
OMであって、シリアルデータ転送方式を採用したEE
PROMに対し、例えば、アドレスデータや読み出しあ
るいは書き込みデータのように、複数の一連の密接不可
分のデータを1ビットずつシリアル的に処理するような
サブルーチンを実行するときには、時分割タイミングに
おける切換えが禁止されるので、複数組の制御プログラ
ムを時分割で並行処理する場合に、相手側の制御プログ
ラムに処理が切換えられないことから、読み出しや書き
込みの為のアドレスデータが分断されずに正確になり、
更にはそのアドレスに基づく読み出しデータや書き込み
データも分断されずに正確になる。
去されないように短縮電話番号などを記憶したEEPR
OMであって、シリアルデータ転送方式を採用したEE
PROMに対し、例えば、アドレスデータや読み出しあ
るいは書き込みデータのように、複数の一連の密接不可
分のデータを1ビットずつシリアル的に処理するような
サブルーチンを実行するときには、時分割タイミングに
おける切換えが禁止されるので、複数組の制御プログラ
ムを時分割で並行処理する場合に、相手側の制御プログ
ラムに処理が切換えられないことから、読み出しや書き
込みの為のアドレスデータが分断されずに正確になり、
更にはそのアドレスに基づく読み出しデータや書き込み
データも分断されずに正確になる。
【0011】請求項2の多機能並行処理型電子装置は、
請求項1の発明において、前記複数組の制御プログラム
のうち2組以上の制御プログラムを並行処理中する為
に、前記並行処理される複数の制御プログラムを時分割
による所定の切換えタイミングで順々に切換える切換え
手段を設け、その切換え手段は、切換え禁止ステップに
より時分割切換えを禁止されたときには、所定の切換え
タイミングにおける切換えをしないように構成されたも
のである。
請求項1の発明において、前記複数組の制御プログラム
のうち2組以上の制御プログラムを並行処理中する為
に、前記並行処理される複数の制御プログラムを時分割
による所定の切換えタイミングで順々に切換える切換え
手段を設け、その切換え手段は、切換え禁止ステップに
より時分割切換えを禁止されたときには、所定の切換え
タイミングにおける切換えをしないように構成されたも
のである。
【0012】この場合には、複数組の制御プログラムの
うち2組以上の制御プログラムを並行処理中する場合
に、切換え手段により、並行処理される複数の制御プロ
グラムを時分割による所定の切換えタイミングで順々に
切換えられることになるが、切換え禁止ステップにより
時分割切換えを禁止されたときには、切換え手段による
切換えタイミングにおける切換えを確実に禁止すること
ができる。その他、請求項1と同様の作用を奏する。
うち2組以上の制御プログラムを並行処理中する場合
に、切換え手段により、並行処理される複数の制御プロ
グラムを時分割による所定の切換えタイミングで順々に
切換えられることになるが、切換え禁止ステップにより
時分割切換えを禁止されたときには、切換え手段による
切換えタイミングにおける切換えを確実に禁止すること
ができる。その他、請求項1と同様の作用を奏する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態は、レーザプリ
ンタやイメージスキャナ装置を有し、受信したファクシ
ミリデータを記録したり、原稿の画像データを送信する
などの通常のファクシミリの機能に加えて、接続ケーブ
ルを介して接続されたパーソナルコンピュータに対する
データの通信機能を実現可能な多機能並行処理型電子装
置(以下、マルチファンクション情報処理装置という)
に本発明を適用した場合のものである。マルチファンク
ション情報処理装置1は、図1に示すように、基本的
に、1つのコンピュータ10を有するコントロールユニ
ット20と、このコントロールユニット20に接続され
た操作パネル2、レーザプリンタ3、イメージスキャナ
装置4などから構成されている。
て図面を参照して説明する。本実施形態は、レーザプリ
ンタやイメージスキャナ装置を有し、受信したファクシ
ミリデータを記録したり、原稿の画像データを送信する
などの通常のファクシミリの機能に加えて、接続ケーブ
ルを介して接続されたパーソナルコンピュータに対する
データの通信機能を実現可能な多機能並行処理型電子装
置(以下、マルチファンクション情報処理装置という)
に本発明を適用した場合のものである。マルチファンク
ション情報処理装置1は、図1に示すように、基本的
に、1つのコンピュータ10を有するコントロールユニ
ット20と、このコントロールユニット20に接続され
た操作パネル2、レーザプリンタ3、イメージスキャナ
装置4などから構成されている。
【0014】前記コンピュータ10は、基本的に、CP
U11と、このCPU11にデータバスなどを含むコモ
ンバス17で接続されたROM12と、ゲートアレイ1
4を介して接続されたEEPROM(電気的に消去して
書換え可能なROM)13と、RAM15と、DMAコ
ントローラ16などで構成されている。また、コモンバ
ス17には、イメージ情報の短縮化の為に符号化する符
号化部及び短縮されている通信データを復号化する復号
化部を有するCODEC21と、ハードロジック回路か
らなる入出力用ASIC(アプリケーション・スペシフ
ィック・インテグレーテッド・サーキット)22と、フ
ァクシミリ通信用のモデム23と、バッファ25と、外
部のパーソナルコンピュータ6に接続ケーブル7を介し
て接続された通信用インターフェース(通信用I/F)
26とが夫々接続されている。
U11と、このCPU11にデータバスなどを含むコモ
ンバス17で接続されたROM12と、ゲートアレイ1
4を介して接続されたEEPROM(電気的に消去して
書換え可能なROM)13と、RAM15と、DMAコ
ントローラ16などで構成されている。また、コモンバ
ス17には、イメージ情報の短縮化の為に符号化する符
号化部及び短縮されている通信データを復号化する復号
化部を有するCODEC21と、ハードロジック回路か
らなる入出力用ASIC(アプリケーション・スペシフ
ィック・インテグレーテッド・サーキット)22と、フ
ァクシミリ通信用のモデム23と、バッファ25と、外
部のパーソナルコンピュータ6に接続ケーブル7を介し
て接続された通信用インターフェース(通信用I/F)
26とが夫々接続されている。
【0015】また、モデム23には、電話回線5及び受
話器8に接続されたNCU(ネットワーク・コントロー
ル・ユニット)24が接続されている。更に、入出力用
ASIC22には、ディスプレイ2a及びキーボード4
2bを有する操作パネル2と、レーザプリンタ3とが接
続されるとともに、DRAM(ダイナミック・RAM)
27を介してイメージスキャナ装置4が接続されてい
る。
話器8に接続されたNCU(ネットワーク・コントロー
ル・ユニット)24が接続されている。更に、入出力用
ASIC22には、ディスプレイ2a及びキーボード4
2bを有する操作パネル2と、レーザプリンタ3とが接
続されるとともに、DRAM(ダイナミック・RAM)
27を介してイメージスキャナ装置4が接続されてい
る。
【0016】ここで、ROM12には、レーザプリンタ
3又はイメージスキャナ装置4を作動させてイメージ情
報を電話回線5を介して外部のファクシミリ装置(図示
略)に対してファクシミリデータの送受信を制御するフ
ァクシミリの機能実現の為の制御プログラム、イメージ
スキャナ装置4で読み込んだ原稿のイメージ情報を記録
するコピー機能を実現する為の制御プログラム、パーソ
ナルコンピュータ6から受信したプリントデータを記録
するプリント機能を実現する為の制御プログラム、イメ
ージスキャナ装置4で読み込んだ原稿のイメージ情報を
パーソナルコンピュータ6に送信するスキャナ機能を実
現する為の制御プログラムなどが格納されている。
3又はイメージスキャナ装置4を作動させてイメージ情
報を電話回線5を介して外部のファクシミリ装置(図示
略)に対してファクシミリデータの送受信を制御するフ
ァクシミリの機能実現の為の制御プログラム、イメージ
スキャナ装置4で読み込んだ原稿のイメージ情報を記録
するコピー機能を実現する為の制御プログラム、パーソ
ナルコンピュータ6から受信したプリントデータを記録
するプリント機能を実現する為の制御プログラム、イメ
ージスキャナ装置4で読み込んだ原稿のイメージ情報を
パーソナルコンピュータ6に送信するスキャナ機能を実
現する為の制御プログラムなどが格納されている。
【0017】前記ファクシミリの機能実現の為の制御プ
ログラムとしては、マルチファンクション情報処理装置
1の状態変化を常に検出するアイドリング制御プログラ
ム、電話回線5を介して受信したファクシミリデータを
レーザプリンタ3で記録するイメージ受信記録制御プロ
グラム、原稿のイメージ情報をイメージスキャナ装置4
で読み取って電話回線5を介してファクシミリデータと
して送信するイメージ読取り送信制御プログラム、予め
イメージスキャナ装置4で読み取ってRAM15に格納
されているイメージ情報を読み出して送信するメモリ送
信制御プログラムなど複数設けられている。
ログラムとしては、マルチファンクション情報処理装置
1の状態変化を常に検出するアイドリング制御プログラ
ム、電話回線5を介して受信したファクシミリデータを
レーザプリンタ3で記録するイメージ受信記録制御プロ
グラム、原稿のイメージ情報をイメージスキャナ装置4
で読み取って電話回線5を介してファクシミリデータと
して送信するイメージ読取り送信制御プログラム、予め
イメージスキャナ装置4で読み取ってRAM15に格納
されているイメージ情報を読み出して送信するメモリ送
信制御プログラムなど複数設けられている。
【0018】このマルチファンクション情報処理装置1
においては、前記CPU11は、それに接続されている
クロックからのクロック信号をハード的にカウントする
内蔵タイマによるタイマ割り込みを受け付け可能になっ
ている。そして、例えば、ファクシミリ機能のうちのメ
モリ送信制御プログラムとスキャナ機能の制御プログラ
ムとを並行処理したり、ファクシミリ機能のうちのイメ
ージ読取り送信制御プログラムとプリント機能の制御プ
ログラムとを並行処理するなど、複数の機能を並行処理
する場合には、CPU11が例えば、約1/60秒のタ
イマ割り込みを受け付ける毎に、これら複数の機能に対
応する複数組の制御プログラムをその割当てられた約1
/60秒毎に時分割方式で順次切換えながら並行処理す
ることにより、複数の機能を同時に実現できるようにな
っている。
においては、前記CPU11は、それに接続されている
クロックからのクロック信号をハード的にカウントする
内蔵タイマによるタイマ割り込みを受け付け可能になっ
ている。そして、例えば、ファクシミリ機能のうちのメ
モリ送信制御プログラムとスキャナ機能の制御プログラ
ムとを並行処理したり、ファクシミリ機能のうちのイメ
ージ読取り送信制御プログラムとプリント機能の制御プ
ログラムとを並行処理するなど、複数の機能を並行処理
する場合には、CPU11が例えば、約1/60秒のタ
イマ割り込みを受け付ける毎に、これら複数の機能に対
応する複数組の制御プログラムをその割当てられた約1
/60秒毎に時分割方式で順次切換えながら並行処理す
ることにより、複数の機能を同時に実現できるようにな
っている。
【0019】前記EEPROM13には、ファクシミリ
機能を実現するときの各種の設定モード、プリンタ機能
を実現するときの印字位置や印字濃度に関する各種の設
定データが変更可能に記憶されるとともに、複数の送信
先の電話番号などが記憶されている。ところで、このE
EPROM13は、1ビットずつのシリアル転送方式に
よりコマンドやアドレスやデータを転送する仕様になっ
ており、コモンバス17を介して転送される読み出しコ
マンドや書き込みコマンドによりゲートアレイ14を介
して、データの読み出しや書き込み処理等が実行される
ようになっている。
機能を実現するときの各種の設定モード、プリンタ機能
を実現するときの印字位置や印字濃度に関する各種の設
定データが変更可能に記憶されるとともに、複数の送信
先の電話番号などが記憶されている。ところで、このE
EPROM13は、1ビットずつのシリアル転送方式に
よりコマンドやアドレスやデータを転送する仕様になっ
ており、コモンバス17を介して転送される読み出しコ
マンドや書き込みコマンドによりゲートアレイ14を介
して、データの読み出しや書き込み処理等が実行される
ようになっている。
【0020】また、RAM15には、受信したデータを
記憶する受信データメモリ、その受信データをレーザプ
リンタ3で記録可能に展開したドットイメージデータを
記憶する記録データメモリに加えて、ファクシミリ機能
やコピー機能などの複数の機能を実現する制御プログラ
ムの実行に必要な各種のメモリやバッファが設けられて
いる。更に、DRAM27には、イメージスキャナ装置
4で読み込んだ2〜3ドットライン分のドットデータが
一時的に記憶されるようになっている。
記憶する受信データメモリ、その受信データをレーザプ
リンタ3で記録可能に展開したドットイメージデータを
記憶する記録データメモリに加えて、ファクシミリ機能
やコピー機能などの複数の機能を実現する制御プログラ
ムの実行に必要な各種のメモリやバッファが設けられて
いる。更に、DRAM27には、イメージスキャナ装置
4で読み込んだ2〜3ドットライン分のドットデータが
一時的に記憶されるようになっている。
【0021】ところで、前述したように、ファクシミリ
機能の為の制御プログラムや、プリント機能の為の制御
プログラムや、スキャナ機能の為の制御プログラムの各
々には、機能を実現する為に複数のサブルーチンが含ま
れている。例えば、イメージ読み取り送信制御プログラ
ムには、イメージスキャナ装置4を作動させながら原稿
のイメージ情報を所定量ずつ読み出す為の複数のサブル
ーチン、送信先の電話番号をEEPROM13から読み
出す為のデータ読み出しサブルーチン、その送信先にイ
メージデータを送信する為のサブルーチンなどが含まれ
ている。
機能の為の制御プログラムや、プリント機能の為の制御
プログラムや、スキャナ機能の為の制御プログラムの各
々には、機能を実現する為に複数のサブルーチンが含ま
れている。例えば、イメージ読み取り送信制御プログラ
ムには、イメージスキャナ装置4を作動させながら原稿
のイメージ情報を所定量ずつ読み出す為の複数のサブル
ーチン、送信先の電話番号をEEPROM13から読み
出す為のデータ読み出しサブルーチン、その送信先にイ
メージデータを送信する為のサブルーチンなどが含まれ
ている。
【0022】また、プリント機能の為の制御プログラム
には、プリントデータをパーソナルコンピュータ6から
受信するサブルーチン、印字位置や印字濃度をEEPR
OM13から読み出す為のデータ読み出しサブルーチン
などが含まれている。更に、スキャナ機能の為の制御プ
ログラムには、イメージスキャナ装置4を作動させなが
ら原稿のイメージ情報を所定量ずつ読み出す為の複数の
サブルーチン、そのイメージ情報をパーソナルコンピュ
ータ6に送信する為のサブルーチンなどが含まれてい
る。
には、プリントデータをパーソナルコンピュータ6から
受信するサブルーチン、印字位置や印字濃度をEEPR
OM13から読み出す為のデータ読み出しサブルーチン
などが含まれている。更に、スキャナ機能の為の制御プ
ログラムには、イメージスキャナ装置4を作動させなが
ら原稿のイメージ情報を所定量ずつ読み出す為の複数の
サブルーチン、そのイメージ情報をパーソナルコンピュ
ータ6に送信する為のサブルーチンなどが含まれてい
る。
【0023】次に、パーソナルコンピュータ6について
説明すると、図2に示すように、基本的に、制御装置3
0と、これに接続されたハードディスクドライブ装置
(HDD)40と、フロッピィーディスクドライブ装置
(FDD)41と、CRTディスプレイ(CRTD)4
2と、キーボード43と、座標入力装置(マウス)44
などで構成されている。制御装置30は、CPU31
と、このCPU31にデータバスを含むコモンバス36
に接続されたROM32、RAM33、入出力インター
フェース34及び通信用インターフェース(通信用I/
F)35とで構成されている。
説明すると、図2に示すように、基本的に、制御装置3
0と、これに接続されたハードディスクドライブ装置
(HDD)40と、フロッピィーディスクドライブ装置
(FDD)41と、CRTディスプレイ(CRTD)4
2と、キーボード43と、座標入力装置(マウス)44
などで構成されている。制御装置30は、CPU31
と、このCPU31にデータバスを含むコモンバス36
に接続されたROM32、RAM33、入出力インター
フェース34及び通信用インターフェース(通信用I/
F)35とで構成されている。
【0024】また、入出力インターフェース34には、
ハードディスクドライブ装置40を駆動制御するハード
ディスクドライブコントローラ(HDC)37と、フロ
ッピィーディスクドライブ装置41を駆動制御するフロ
ッピィーディスクドライブコントローラ(FDC)38
と、CRTディスプレイ42を駆動制御するCRTコン
トローラ(CRTC)39とが夫々接続されている。前
記通信用インターフェース35には、接続ケーブル7を
介してマルチファンクション情報処理装置1が接続され
ている。これにより、作成したプリントデータをマルチ
ファンクション情報処理装置1に送信して、情報処理装
置1のレーザプリンタ3で記録することができる一方、
イメージスキャナ装置4で読み込んだイメージ情報を受
信すること等が可能になっている。
ハードディスクドライブ装置40を駆動制御するハード
ディスクドライブコントローラ(HDC)37と、フロ
ッピィーディスクドライブ装置41を駆動制御するフロ
ッピィーディスクドライブコントローラ(FDC)38
と、CRTディスプレイ42を駆動制御するCRTコン
トローラ(CRTC)39とが夫々接続されている。前
記通信用インターフェース35には、接続ケーブル7を
介してマルチファンクション情報処理装置1が接続され
ている。これにより、作成したプリントデータをマルチ
ファンクション情報処理装置1に送信して、情報処理装
置1のレーザプリンタ3で記録することができる一方、
イメージスキャナ装置4で読み込んだイメージ情報を受
信すること等が可能になっている。
【0025】ところで、前述したように、イメージ読み
取り送信制御プログラムに含まれているデータ読み出し
サブルーチンと、プリント機能の為の制御プログラムに
含まれるデータ読み出しサブルーチンとは、基本的に同
様のルーチンであり、次に、このEEPROM13のデ
ータ読み出しサブルーチンについて、図3のフローチャ
ートに基づいて説明する。尚、図中符号Si(i=1
0、11・・・)は各ステップである。
取り送信制御プログラムに含まれているデータ読み出し
サブルーチンと、プリント機能の為の制御プログラムに
含まれるデータ読み出しサブルーチンとは、基本的に同
様のルーチンであり、次に、このEEPROM13のデ
ータ読み出しサブルーチンについて、図3のフローチャ
ートに基づいて説明する。尚、図中符号Si(i=1
0、11・・・)は各ステップである。
【0026】イメージ読み取り送信制御プログラムの実
行中に、そのEEPROM13のデータ読み出しサブル
ーチンがコールされたときには、先ず、切換え禁止フラ
グNCF がセット(フラグデータ=「1」)される(S1
0)。ここで、その切換え禁止フラグNCF のフラグデー
タは、例えばCPU11に設けられたレジスタ部かRA
M15の適当なワーキングエリアに格納されているもの
とする。次に、データの読み出し処理が実行される(S
11)。
行中に、そのEEPROM13のデータ読み出しサブル
ーチンがコールされたときには、先ず、切換え禁止フラ
グNCF がセット(フラグデータ=「1」)される(S1
0)。ここで、その切換え禁止フラグNCF のフラグデー
タは、例えばCPU11に設けられたレジスタ部かRA
M15の適当なワーキングエリアに格納されているもの
とする。次に、データの読み出し処理が実行される(S
11)。
【0027】この読み出し処理において、特定相手先の
電話番号を読み出すときには、コモンバス17を介して
ゲートアレイ14からEEPROM13に対して、先ず
「読み出しコマンド」がシリアルデータで出力され、続
いて「読み出しアドレス」がシリアルデータで出力され
る。その結果、ゲートアレイ14は、「ACK コマンド」
と、これに続けてEEPROM13から読み出した電話
番号とを、コモンバス17に出力する。
電話番号を読み出すときには、コモンバス17を介して
ゲートアレイ14からEEPROM13に対して、先ず
「読み出しコマンド」がシリアルデータで出力され、続
いて「読み出しアドレス」がシリアルデータで出力され
る。その結果、ゲートアレイ14は、「ACK コマンド」
と、これに続けてEEPROM13から読み出した電話
番号とを、コモンバス17に出力する。
【0028】そして、読み出し処理が完了したときに
は、切換え禁止フラグNCF がリセット(フラグデータ=
「0」)され(S12)、このサブルーチンを終了してリ
ターンする。ここで、これらS10とS12とが切換え禁止
ステップに相当する。次に、時分割切換えタイミングに
より処理制御を切換える時分割切換え処理制御(切換え
手段に相当する)のルーチンについて、図4のフローチ
ャートに基づいて説明する。この制御が開始されると、
先ず切換え禁止フラグNCF のフラグデータが読み出され
て、セットされているときには(S20:Yes )、所定の
切換えタイミングにおける切換えをしないで、この制御
を終了してリターンする。
は、切換え禁止フラグNCF がリセット(フラグデータ=
「0」)され(S12)、このサブルーチンを終了してリ
ターンする。ここで、これらS10とS12とが切換え禁止
ステップに相当する。次に、時分割切換えタイミングに
より処理制御を切換える時分割切換え処理制御(切換え
手段に相当する)のルーチンについて、図4のフローチ
ャートに基づいて説明する。この制御が開始されると、
先ず切換え禁止フラグNCF のフラグデータが読み出され
て、セットされているときには(S20:Yes )、所定の
切換えタイミングにおける切換えをしないで、この制御
を終了してリターンする。
【0029】ところで、切換え禁止フラグNCF がリセッ
トされているときには(S20:No)、処理制御を相手側
に切換えて処理する為の時分割切換え処理が実行され
(S21)、この制御を終了してリターンする。ここで、
時分割切換えタイミングによる処理制御の切換えについ
て説明すると、通常の割り込みによりサブルーチンコー
ルする場合と同様であり、実行していた一方の処理制御
に関するCPU11のPC(プログラム・カウンタ)の
データ、SR(ステータス・レジスタ)のデータ等をR
AM15の所定の領域にスタックする一方、切換えられ
て実行する他方の処理制御に関するPCのデータやSR
のデータ等をRAM15のスタック領域から読み出し
て、CPU11のPCとSR等に夫々格納することで切
換えられる。
トされているときには(S20:No)、処理制御を相手側
に切換えて処理する為の時分割切換え処理が実行され
(S21)、この制御を終了してリターンする。ここで、
時分割切換えタイミングによる処理制御の切換えについ
て説明すると、通常の割り込みによりサブルーチンコー
ルする場合と同様であり、実行していた一方の処理制御
に関するCPU11のPC(プログラム・カウンタ)の
データ、SR(ステータス・レジスタ)のデータ等をR
AM15の所定の領域にスタックする一方、切換えられ
て実行する他方の処理制御に関するPCのデータやSR
のデータ等をRAM15のスタック領域から読み出し
て、CPU11のPCとSR等に夫々格納することで切
換えられる。
【0030】例えば、ファクシミリ機能のうちのイメー
ジ読み取り送信制御プログラムと、プリント機能の為の
制御プログラムとが時分割で並行処理されている場合
に、前述した読み出しサブルーチンが実行されるときの
作動について、図5に基づいて説明する。時点T1にお
いて、イメージ読み取り送信制御プログラムが起動さ
れ、その時点T1からイメージ読み取り送信処理TA1 が
実行される。一方、そのイメージ読み取り送信処理TA1
の実行途中の時点T2において、パーソナルコンピュー
タ6から受信したプリントデータをレーザプリンタ3で
記録するプリント機能の為の制御プログラムが起動され
たときには、その時点T2から、イメージ読み取り送信
処理TAとプリント処理TBとが時分割により並行処理され
る。
ジ読み取り送信制御プログラムと、プリント機能の為の
制御プログラムとが時分割で並行処理されている場合
に、前述した読み出しサブルーチンが実行されるときの
作動について、図5に基づいて説明する。時点T1にお
いて、イメージ読み取り送信制御プログラムが起動さ
れ、その時点T1からイメージ読み取り送信処理TA1 が
実行される。一方、そのイメージ読み取り送信処理TA1
の実行途中の時点T2において、パーソナルコンピュー
タ6から受信したプリントデータをレーザプリンタ3で
記録するプリント機能の為の制御プログラムが起動され
たときには、その時点T2から、イメージ読み取り送信
処理TAとプリント処理TBとが時分割により並行処理され
る。
【0031】そして、時点T2以降において、1/60
秒毎の時分割切換えタイミングt1、t2、t3・・・
毎に、プリント処理TB1 、TB2 、TB3 ・・と、イメージ
読み取り送信処理TA2 、TA3 、・・とが時分割方式によ
り交互に並行処理される。ところで、イメージ読み取り
送信処理TA3 の実行途中の時点T3において、EEPR
OM13のデータ読み出しサブルーチンが実行されるの
で、切換え禁止フラグNCF がセットされ、そのデータ読
み出しサブルーチンが完了する時点T4までの間、時分
割による切換えが禁止される。その結果、時分割切換え
タイミングt5における切換えが行われることがない。
そして、時点T4以降においては、時分割切換えタイミ
ングt6、t7・・・毎に切換えされ、時点T5におい
てプリント処理TBが終了し、時点T6においてイメージ
読み取り送信処理TAが終了する。
秒毎の時分割切換えタイミングt1、t2、t3・・・
毎に、プリント処理TB1 、TB2 、TB3 ・・と、イメージ
読み取り送信処理TA2 、TA3 、・・とが時分割方式によ
り交互に並行処理される。ところで、イメージ読み取り
送信処理TA3 の実行途中の時点T3において、EEPR
OM13のデータ読み出しサブルーチンが実行されるの
で、切換え禁止フラグNCF がセットされ、そのデータ読
み出しサブルーチンが完了する時点T4までの間、時分
割による切換えが禁止される。その結果、時分割切換え
タイミングt5における切換えが行われることがない。
そして、時点T4以降においては、時分割切換えタイミ
ングt6、t7・・・毎に切換えされ、時点T5におい
てプリント処理TBが終了し、時点T6においてイメージ
読み取り送信処理TAが終了する。
【0032】即ち、このデータ読み出しサブルーチンに
より、EEPROM13に対して、読み出しコマンドや
読み出しアドレス及び読み出しデータなどのように、複
数の一連の密接不可分のデータを1ビットずつシリアル
的に読み出し処理を実行するときには、時分割タイミン
グにおける切換えが禁止されるので、複数組の制御プロ
グラムを時分割で並行処理する場合に、相手側の制御プ
ログラムに処理が切換えられないことから、読み出しの
為のコマンドやアドレスデータが分断されずに正確にな
り、更にはそのアドレスに基づく読み出しデータも分断
されずに正確になる。
より、EEPROM13に対して、読み出しコマンドや
読み出しアドレス及び読み出しデータなどのように、複
数の一連の密接不可分のデータを1ビットずつシリアル
的に読み出し処理を実行するときには、時分割タイミン
グにおける切換えが禁止されるので、複数組の制御プロ
グラムを時分割で並行処理する場合に、相手側の制御プ
ログラムに処理が切換えられないことから、読み出しの
為のコマンドやアドレスデータが分断されずに正確にな
り、更にはそのアドレスに基づく読み出しデータも分断
されずに正確になる。
【0033】以上説明したように、1つのCPU11を
含むコンピュータ10を備え、コンピュータ10のRO
M12に、ファクシミリ機能やプリント機能やスキャナ
機能などの複数の機能に対応する複数組の制御プログラ
ムを組み込み、時分割方式にて複数組の制御プログラム
を並行処理することにより、複数の機能を同時に実現可
能なマルチファンクション情報処理装置1において、フ
ァクシミリ機能のイメージ読み取り送信制御プログラム
に含まれる複数のサブルーチンのうち、EEPROM1
3に対してデータの読み出しを行うサブルーチンであっ
て、アドレスデータあるいは読み出しデータなどのよう
に、複数の一連の密接不可分のデータを1ビットずつシ
リアル的に処理するデータ読み出しサブルーチンに、そ
のサブルーチンが完了するまで時分割切換えを禁止する
切換え禁止ステップを組み込んだので、そのデータ読み
出しサブルーチンの実行中に、時分割タイミングにおけ
る切換えが切換え処理制御により確実に禁止されること
になり、複数組の制御プログラムを時分割で並行処理す
る場合に、相手側の制御プログラムに処理が切換えられ
ないことから、読み出しの為のアドレスが分断されずに
正確になり、更にはそのアドレスに基づく読み出しデー
タも分断されずに正確になる。このことは、EEPRO
M13に対して所定のアドレスにデータを書き込む場合
にも同様である。
含むコンピュータ10を備え、コンピュータ10のRO
M12に、ファクシミリ機能やプリント機能やスキャナ
機能などの複数の機能に対応する複数組の制御プログラ
ムを組み込み、時分割方式にて複数組の制御プログラム
を並行処理することにより、複数の機能を同時に実現可
能なマルチファンクション情報処理装置1において、フ
ァクシミリ機能のイメージ読み取り送信制御プログラム
に含まれる複数のサブルーチンのうち、EEPROM1
3に対してデータの読み出しを行うサブルーチンであっ
て、アドレスデータあるいは読み出しデータなどのよう
に、複数の一連の密接不可分のデータを1ビットずつシ
リアル的に処理するデータ読み出しサブルーチンに、そ
のサブルーチンが完了するまで時分割切換えを禁止する
切換え禁止ステップを組み込んだので、そのデータ読み
出しサブルーチンの実行中に、時分割タイミングにおけ
る切換えが切換え処理制御により確実に禁止されること
になり、複数組の制御プログラムを時分割で並行処理す
る場合に、相手側の制御プログラムに処理が切換えられ
ないことから、読み出しの為のアドレスが分断されずに
正確になり、更にはそのアドレスに基づく読み出しデー
タも分断されずに正確になる。このことは、EEPRO
M13に対して所定のアドレスにデータを書き込む場合
にも同様である。
【0034】ここで、前記実施形態の変更態様として、
コントロールユニット20に設けられたCODEC21
あるいはその他の入出力装置に対して、例えば、データ
の書込みあるいは読み出しを所定のタイミングで1ビッ
トずつシリアル転送する必要がある場合には、その為の
サブルーチンを実行する間だけ一時的に時分割の切換え
を禁止するように構成してもよく、上記EEPROMの
場合と同様な効果を奏し得る。更に、少なくとも1つの
CPUを含むコンピュータを設け、時分割方式により演
算処理や情報の入出力処理などの複数の機能を同時に実
現する多機能並行処理方式を採用した各種の電子装置に
本発明を適用するようにしてもよい。
コントロールユニット20に設けられたCODEC21
あるいはその他の入出力装置に対して、例えば、データ
の書込みあるいは読み出しを所定のタイミングで1ビッ
トずつシリアル転送する必要がある場合には、その為の
サブルーチンを実行する間だけ一時的に時分割の切換え
を禁止するように構成してもよく、上記EEPROMの
場合と同様な効果を奏し得る。更に、少なくとも1つの
CPUを含むコンピュータを設け、時分割方式により演
算処理や情報の入出力処理などの複数の機能を同時に実
現する多機能並行処理方式を採用した各種の電子装置に
本発明を適用するようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1の多機能並行処理型電子装置に
よれば、少なくとも1つのCPU,ROM及びRAMか
らなるコンピュータを備え、このROMに複数の機能に
対応する複数組の制御プログラムを組み込み、時分割方
式にて2組以上の制御プログラムを並行処理することに
より、複数の機能を同時に実現可能な電子装置におい
て、制御プログラムに含まれる複数のサブルーチンのう
ち、メモリあるいは入出力装置に対してデータの読み出
し又は書き込みを行うサブルーチンであって、複数の一
連の密接不可分のデータを処理するサブルーチンに、そ
のサブルーチンが完了するまで時分割切換えを禁止する
切換え禁止ステップを組み込んだので、各種のメモリあ
るいは入出力装置に対して、例えばアドレスデータなど
を1ビットずつシリアル転送する場合のように、複数の
一連の密接不可分のデータを処理するようなサブルーチ
ンを実行するときには、時分割タイミングにおける切換
えが禁止されるので、複数組の制御プログラムを時分割
で並行処理する場合に、相手側の制御プログラムに処理
が切換えられないことから、読み出しや書き込みの為の
アドレスデータなどが分断されずに正確になり、更には
そのアドレスに基づく読み出しデータや書き込みデータ
なども分断されずに正確になる。
よれば、少なくとも1つのCPU,ROM及びRAMか
らなるコンピュータを備え、このROMに複数の機能に
対応する複数組の制御プログラムを組み込み、時分割方
式にて2組以上の制御プログラムを並行処理することに
より、複数の機能を同時に実現可能な電子装置におい
て、制御プログラムに含まれる複数のサブルーチンのう
ち、メモリあるいは入出力装置に対してデータの読み出
し又は書き込みを行うサブルーチンであって、複数の一
連の密接不可分のデータを処理するサブルーチンに、そ
のサブルーチンが完了するまで時分割切換えを禁止する
切換え禁止ステップを組み込んだので、各種のメモリあ
るいは入出力装置に対して、例えばアドレスデータなど
を1ビットずつシリアル転送する場合のように、複数の
一連の密接不可分のデータを処理するようなサブルーチ
ンを実行するときには、時分割タイミングにおける切換
えが禁止されるので、複数組の制御プログラムを時分割
で並行処理する場合に、相手側の制御プログラムに処理
が切換えられないことから、読み出しや書き込みの為の
アドレスデータなどが分断されずに正確になり、更には
そのアドレスに基づく読み出しデータや書き込みデータ
なども分断されずに正確になる。
【0036】請求項2の多機能並行処理型電子装置によ
れば、請求項1と同様の効果を奏するが、前記複数組の
制御プログラムのうち2組以上の制御プログラムを並行
処理中する為に、前記並行処理される複数の制御プログ
ラムを時分割による所定の切換えタイミングで順々に切
換える切換え手段を設け、その切換え手段は、切換え禁
止ステップにより時分割切換えを禁止されたときには、
所定の切換えタイミングにおける切換えをしないように
構成されたので、複数組の制御プログラムのうち2組以
上の制御プログラムを並行処理中する場合に、切換え手
段により、並行処理される複数の制御プログラムを時分
割による所定の切換えタイミングで順々に切換えられる
ことになるが、切換え禁止ステップにより時分割切換え
を禁止されたときには、切換え手段による切換えタイミ
ングにおける切換えを確実に禁止することができる。
れば、請求項1と同様の効果を奏するが、前記複数組の
制御プログラムのうち2組以上の制御プログラムを並行
処理中する為に、前記並行処理される複数の制御プログ
ラムを時分割による所定の切換えタイミングで順々に切
換える切換え手段を設け、その切換え手段は、切換え禁
止ステップにより時分割切換えを禁止されたときには、
所定の切換えタイミングにおける切換えをしないように
構成されたので、複数組の制御プログラムのうち2組以
上の制御プログラムを並行処理中する場合に、切換え手
段により、並行処理される複数の制御プログラムを時分
割による所定の切換えタイミングで順々に切換えられる
ことになるが、切換え禁止ステップにより時分割切換え
を禁止されたときには、切換え手段による切換えタイミ
ングにおける切換えを確実に禁止することができる。
【図1】本発明の実施形態に係るマルチファンクション
情報処理装置の制御系のブロック図である。
情報処理装置の制御系のブロック図である。
【図2】パーソナルコンピュータの制御系のブロック図
である。
である。
【図3】EEPROMのデータ読み出しサブルーチンの
概略フローチャートである。
概略フローチャートである。
【図4】時分割切換え処理制御のルーチンの概略フロー
チャートである。
チャートである。
【図5】ファクシミリ機能とプリント機能とを時分割に
て同時処理するときの作動を説明するタイムチャートで
ある。
て同時処理するときの作動を説明するタイムチャートで
ある。
1 マルチファンクション情報処理装置 10 コンピュータ 11 CPU 12 ROM 13 EEPROM 15 RAM 20 コントロールユニット
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも1つのCPU、ROM及びR
AMからなるコンピュータを備え、このROMに複数の
機能に対応する複数組の制御プログラムを組み込み、時
分割方式にて2組以上の制御プログラムを並行処理する
ことにより、複数の機能を同時に実現可能な電子装置に
おいて、 前記制御プログラムに含まれる複数のサブルーチンのう
ち、メモリあるいは入出力装置に対してデータの読み出
し又は書き込みを行うサブルーチンであって、複数の一
連の密接不可分のデータを処理するサブルーチンに、そ
のサブルーチンが完了するまで時分割切換えを禁止する
切換え禁止ステップを組み込んだことを特徴とする多機
能並行処理型電子装置。 - 【請求項2】 前記複数組の制御プログラムのうち2組
以上の制御プログラムを並行処理中する為に、前記並行
処理される複数の制御プログラムを時分割による所定の
切換えタイミングで順々に切換える切換え手段を設け、
前記切換え手段は、前記切換え禁止ステップにより時分
割切換えを禁止されたときには、所定の切換えタイミン
グにおける切換えをしないように構成されたことを特徴
とする請求項1に記載の多機能並行処理型電子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26371896A JPH1091461A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 多機能並行処理型電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26371896A JPH1091461A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 多機能並行処理型電子装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1091461A true JPH1091461A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17393354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26371896A Pending JPH1091461A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 多機能並行処理型電子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1091461A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002132517A (ja) * | 2000-10-18 | 2002-05-10 | Canon Inc | 電子機器、カメラおよび視線入力装置 |
WO2003083655A1 (fr) * | 2002-03-28 | 2003-10-09 | Zhaochang Xu | Structure et procede pour stimuler au moyen d'un logiciel un reseau sequentiel comprenant n+1 programmes paralleles |
-
1996
- 1996-09-11 JP JP26371896A patent/JPH1091461A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002132517A (ja) * | 2000-10-18 | 2002-05-10 | Canon Inc | 電子機器、カメラおよび視線入力装置 |
WO2003083655A1 (fr) * | 2002-03-28 | 2003-10-09 | Zhaochang Xu | Structure et procede pour stimuler au moyen d'un logiciel un reseau sequentiel comprenant n+1 programmes paralleles |
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