JPH1076815A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH1076815A
JPH1076815A JP8235625A JP23562596A JPH1076815A JP H1076815 A JPH1076815 A JP H1076815A JP 8235625 A JP8235625 A JP 8235625A JP 23562596 A JP23562596 A JP 23562596A JP H1076815 A JPH1076815 A JP H1076815A
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JP
Japan
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tire
depth
radial direction
groove
character
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JP8235625A
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English (en)
Inventor
Masamichi Wakamatsu
雅道 若松
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Publication of JPH1076815A publication Critical patent/JPH1076815A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C13/00Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
    • B60C13/001Decorating, marking or the like

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光の照射状態やタイヤの回転位置に拘わら
ず、サイドウォールの表面に設けられた刻印文字の視認
性が優れている空気入りタイヤを得る。 【解決手段】 タイヤ10では、サイドウォールの表面
に、タイヤ外側へ向けて凸状の刻印文字12が、タイヤ
周方向に沿って形成されている。刻印文字12は、文字
の外周を構成する淵部14と、この淵部14よりも内方
の文字中央部分に位置し淵部14よりも凹状に深く形成
された溝部16と、によって構成された二重文字とされ
ている。さらに、溝部16の深さは、タイヤ径方向外側
部分からタイヤ径方向内側部分へ向けて次第に浅く形成
されている。また、溝部16にはリッジ18が形成され
ている。これにより、刻印文字12の視認性が優れてお
り、メーカー名、製品名、あるいはサイズ等を的確に表
示し使用者にアピールすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気入りタイヤに係
り、特に、タイヤサイドウォールの表面にタイヤ外側へ
向けて凸状の刻印文字が形成された空気入りタイヤに関
する。
【0002】
【従来の技術】空気入りタイヤにおいて、タイヤサイド
ウォールの表面に設けられた刻印文字(文字、数字、記
号又は図形などよりなるトレードマーク等)は、メーカ
ー名、製品名、あるいはサイズ等を的確に表示し使用者
にアピールするために重要視されている。
【0003】ここで、このようなタイヤ外側へ向けて凸
状に形成された刻印文字のうち、文字の外周を構成する
淵部と、この淵部よりも内方の文字中央部分に位置し淵
部よりも凹状に深く形成された溝部と、から成る二重文
字とされたものが知られている。この種の二重文字とさ
れた刻印文字は、淵部と溝部との突出高さ(溝部の深
さ)の差に起因して、光がそのまま反射する部分と影に
なる部分(陰影部)とが生じ、これにより視認性を大幅
に向上させている。
【0004】ところで、このようなタイヤサイドウォー
ルの表面に周方向に沿って設けられた刻印文字は、一定
の方向から光が照射された場合に、タイヤの回転に伴っ
て、光の反射を受け易い部分と受け難い部分とが生じ
る。
【0005】この点、前述の如き従来の刻印文字は、淵
部とこの淵部よりも単に凹状に深く形成された溝部とか
ら成る構成であったため(換言すれば、溝部はその深さ
が一定の単純形状であったため)、前記光の反射を受け
易い部分と受け難い部分とが生じ易かった。したがっ
て、光の照射状態やタイヤの回転位置によっては本来の
視認性を確保でき難くくなり、視認性向上のための更な
る改善が求められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解消するために成されたものであり、光の照射状態やタ
イヤの回転位置に拘わらず、タイヤサイドウォールの表
面に設けられた刻印文字の視認性が優れている空気入り
タイヤを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の空
気入りタイヤは、タイヤサイドウォールの表面に、タイ
ヤ外側へ向けて凸状の刻印文字が形成された空気入りタ
イヤにおいて、前記刻印文字は、文字の外周を構成する
淵部と、前記淵部よりも内方の文字中央部分に位置し前
記淵部よりも凹状に深く形成された溝部と、から成る二
重文字とされ、かつ、前記溝部の深さは、タイヤ径方向
外側部分からタイヤ径方向内側部分へ向けて次第に浅く
形成された、ことを特徴としている。
【0008】請求項1記載の空気入りタイヤでは、淵部
と溝部とから成る二重文字とされた刻印文字は、淵部と
溝部との突出高さ(溝部の深さ)の差に起因して、光が
そのまま反射する部分と影になる部分(陰影部)とが生
じる。これにより視認性が大幅に向上する。
【0009】またここで、刻印文字の溝部の深さは、タ
イヤ径方向外側部分からタイヤ径方向内側部分へ向けて
次第に浅く形成されているため、一定の方向から光が照
射された場合に、タイヤが回転しても(換言すれば、光
の照射方向が変化しても)、光の反射を受け易い部分と
受け難い部分とが生じ難くく、刻印文字の視認性が低下
することがない。
【0010】このように、請求項1記載の空気入りタイ
ヤは、光の照射状態やタイヤの回転位置に拘わらず、刻
印文字の視認性が向上する。
【0011】また、請求項2に係る発明の空気入りタイ
ヤは、請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記溝
部は、タイヤ径方向外側部分の深さが2.0mm乃至
0.6mmとされると共に、タイヤ径方向内側部分の深
さが0.8mm乃至0.1mmとされ、前記の範囲内で
次第に変化することを特徴としている。
【0012】これにより、溝部の深さについて、優れた
視認性を確保できる好適な範囲が設定される。
【0013】また、請求項3に係る発明の空気入りタイ
ヤは、請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記溝
部は、タイヤ径方向外側部分の深さが1.2mmとされ
ると共に、タイヤ径方向内側部分の深さが0.3mmと
され、前記の範囲内で次第に変化することを特徴として
いる。
【0014】これにより、溝部の深さについて、優れた
視認性を確保できる更に一層好適な範囲が設定される。
【0015】また、請求項4に係る発明の空気入りタイ
ヤは、請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記溝
部は、タイヤ径方向外側部分の深さに対して、タイヤ径
方向内側部分の深さが80%乃至5%とされ、前記の範
囲内で次第に変化することを特徴としている。
【0016】これにより、溝部の深さについて、優れた
視認性を確保できる好適な範囲が設定される。
【0017】また、請求項5に係る発明の空気入りタイ
ヤは、請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記溝
部は、タイヤ径方向外側部分の深さに対して、タイヤ径
方向内側部分の深さが10%乃至5%とされ、前記の範
囲内で次第に変化することを特徴としている。
【0018】これにより、溝部の深さについて、優れた
視認性を確保できる更に一層好適な範囲が設定される。
【0019】一方、請求項6に係る発明の空気入りタイ
ヤは、タイヤサイドウォールの表面に、タイヤ外側へ向
けて凸状の刻印文字が形成された空気入りタイヤにおい
て、前記刻印文字は、文字の外周を構成する淵部と、前
記淵部よりも内方の文字中央部分に位置し前記淵部より
も凹状に深く形成された溝部と、から成る二重文字とさ
れ、かつ、前記溝部の深さは、タイヤ径方向における中
央部分からタイヤ径方向外側部分及びタイヤ径方向内側
部分へ向けて次第に深く形成された、ことを特徴として
いる。
【0020】請求項6記載の空気入りタイヤでは、淵部
と溝部とから成る二重文字とされた刻印文字は、淵部と
溝部との突出高さ(溝部の深さ)の差に起因して、光が
そのまま反射する部分と影になる部分(陰影部)とが生
じる。これにより視認性が大幅に向上する。
【0021】またここで、刻印文字の溝部の深さは、タ
イヤ径方向における中央部分からタイヤ径方向外側部分
及びタイヤ径方向内側部分へ向けて次第に深く形成され
ているため、一定の方向から光が照射された場合に、タ
イヤが回転しても(換言すれば、光の照射方向が変化し
ても)、光の反射を受け易い部分と受け難い部分とが生
じ難くく、刻印文字の視認性が低下することがない。
【0022】このように、請求項6記載の空気入りタイ
ヤは、光の照射状態やタイヤの回転位置に拘わらず、刻
印文字の視認性が向上する。
【0023】また、請求項7に係る発明の空気入りタイ
ヤは、請求項6記載の空気入りタイヤにおいて、前記溝
部は、タイヤ径方向における中央部分の深さが0.8m
m乃至0.1mmとされると共に、タイヤ径方向外側部
分及びタイヤ径方向内側部分の深さが2.0mm乃至
0.6mmとされ、前記の範囲内で次第に変化すること
を特徴としている。
【0024】これにより、溝部の深さについて、優れた
視認性を確保できる好適な範囲が設定される。
【0025】また、請求項8に係る発明の空気入りタイ
ヤは、請求項6記載の空気入りタイヤにおいて、前記溝
部は、タイヤ径方向における中央部分の深さが0.1m
mとされると共に、タイヤ径方向外側部分及びタイヤ径
方向内側部分の深さが1.2mmとされ、前記の範囲内
で次第に変化することを特徴としている。
【0026】これにより、溝部の深さについて、優れた
視認性を確保できる更に一層好適な範囲が設定される。
【0027】また、請求項9に係る発明の空気入りタイ
ヤは、請求項6記載の空気入りタイヤにおいて、前記溝
部は、タイヤ径方向外側部分の深さに対して、タイヤ径
方向における中央部分の深さが40%乃至5%とされる
と共に、タイヤ径方向内側部分の深さが100%乃至3
0%とされ、前記の範囲内で次第に変化することを特徴
としている。
【0028】これにより、溝部の深さについて、優れた
視認性を確保できる好適な範囲が設定される。
【0029】また、請求項10に係る発明の空気入りタ
イヤは、請求項6記載の空気入りタイヤにおいて、前記
溝部は、タイヤ径方向外側部分の深さに対して、タイヤ
径方向における中央部分の深さが8%とされると共に、
タイヤ径方向内側部分の深さが100%とされ、前記の
範囲内で次第に変化することを特徴としている。
【0030】これにより、溝部の深さについて、優れた
視認性を確保できる更に一層好適な範囲が設定される。
【0031】さらに、請求項11に係る発明の空気入り
タイヤは、請求項1乃至請求項10の何れかに記載の空
気入りタイヤにおいて、前記溝部の表面に、所定深さの
リッジが多数形成されたことを特徴としている。
【0032】これにより、優れた視認性を確保できるの
みならず、商品のカテゴリーやデザイン面により使い分
けることができ、適用の範囲も拡大する。
【0033】請求項12に係る発明の空気入りタイヤ
は、請求項11記載の空気入りタイヤにおいて、前記リ
ッジは、0.3mmの深さに形成されたことを特徴とし
ている。
【0034】これにより、リッジの深さについて、優れ
た視認性を確保できる好適な範囲が設定される。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0036】図1には本発明の第1の実施の形態に係る
タイヤ10の要部が断面図にて示されており、図2はタ
イヤ10の要部が側面図にて示されている。
【0037】タイヤ10は、サイドウォールの表面に、
タイヤ外側へ向けて凸状の刻印文字12が、タイヤ周方
向に沿って形成されている。刻印文字12は、文字の外
周を構成する淵部14と、この淵部14よりも内方の文
字中央部分に位置し淵部14よりも凹状に深く形成され
た溝部16と、によって構成された二重文字とされてい
る。さらに、溝部16の深さは、タイヤ径方向外側部分
からタイヤ径方向内側部分へ向けて次第に浅く形成され
ている。
【0038】ここで、淵部14の突出高さ寸法Aは1.
5mmとされている。一方、溝部16は、タイヤ径方向
外側部分の深さ寸法Bが1.2mmとされると共に、タ
イヤ径方向内側部分の深さ寸法Cが0.3mmとされて
おり、前記範囲でタイヤ径方向外側部分からタイヤ径方
向内側部分へ次第に浅く形成されている。この場合、溝
部16は、タイヤ径方向外側部分の深さ寸法Bを100
%とすると、タイヤ径方向内側部分の深さ寸法Cは25
%であり、この範囲でタイヤ径方向外側部分からタイヤ
径方向内側部分へ次第に浅く形成されている。
【0039】また、溝部16にはリッジ18が形成され
ている。リッジ18は、文字に対して横方向に形成され
た所謂横リッジであり、深さ寸法Dが0.3mm、ピッ
チEが0.6mmで形成されている。
【0040】図3には本発明の第2の実施の形態に係る
タイヤ20の要部が断面図にて示されており、図4はタ
イヤ20の要部が側面図にて示されている。
【0041】タイヤ20は、サイドウォールの表面に、
タイヤ外側へ向けて凸状の刻印文字22が、タイヤ周方
向に沿って形成されている。刻印文字22は、文字の外
周を構成する淵部24と、この淵部24よりも内方の文
字中央部分に位置し淵部24よりも凹状に深く形成され
た溝部26と、によって構成された二重文字とされてい
る。さらに、溝部26の深さは、タイヤ径方向外側部分
からタイヤ径方向内側部分へ向けて次第に浅く形成され
ている。
【0042】ここで、淵部24の突出高さ寸法Aは1.
5mmとされている。一方、溝部26は、タイヤ径方向
外側部分の深さ寸法Bが1.5mmとされると共に、タ
イヤ径方向内側部分の深さ寸法Cが0.3mmとされて
おり、前記範囲でタイヤ径方向外側部分からタイヤ径方
向内側部分へ次第に浅く形成されている。この場合、溝
部26は、タイヤ径方向外側部分の深さ寸法Bを100
%とすると、タイヤ径方向内側部分の深さ寸法Cは20
%であり、この範囲でタイヤ径方向外側部分からタイヤ
径方向内側部分へ次第に浅く形成されている。
【0043】図5には本発明の第3の実施の形態に係る
タイヤ30の要部が断面図にて示されており、図6はタ
イヤ30の要部が側面図にて示されている。
【0044】タイヤ30は、サイドウォールの表面に、
タイヤ外側へ向けて凸状の刻印文字32が、タイヤ周方
向に沿って形成されている。刻印文字32は、文字の外
周を構成する淵部34と、この淵部34よりも内方の文
字中央部分に位置し淵部34よりも凹状に深く形成され
た溝部36と、によって構成された二重文字とされてい
る。さらに、溝部36の深さは、タイヤ径方向外側部分
からタイヤ径方向内側部分へ向けて次第に浅く形成され
ている。
【0045】ここで、淵部34の突出高さ寸法Aは1.
5mmとされている。一方、溝部36は、タイヤ径方向
外側部分の深さ寸法Bが1.2mmとされると共に、タ
イヤ径方向内側部分の深さ寸法Cが0.4mmとされて
おり、前記範囲でタイヤ径方向外側部分からタイヤ径方
向内側部分へ次第に浅く形成されている。この場合、溝
部36は、タイヤ径方向外側部分の深さ寸法Bを100
%とすると、タイヤ径方向内側部分の深さ寸法Cは33
%であり、この範囲でタイヤ径方向外側部分からタイヤ
径方向内側部分へ次第に浅く形成されている。
【0046】また、溝部36にはリッジ38が形成され
ている。リッジ38は、文字に対して斜め方向に形成さ
れた所謂斜めリッジであり、深さ寸法Dが0.3mm、
ピッチEが0.6mmで形成されている。
【0047】図7には本発明の第4の実施の形態に係る
タイヤ40の要部が断面図にて示されている。
【0048】タイヤ40は、サイドウォールの表面に、
タイヤ外側へ向けて凸状の刻印文字42が、タイヤ周方
向に沿って形成されている。刻印文字42は、文字の外
周を構成する淵部44と、この淵部44よりも内方の文
字中央部分に位置し淵部44よりも凹状に深く形成され
た溝部46と、によって構成された二重文字とされてい
る。さらに、溝部46の深さは、タイヤ径方向における
中央部分からタイヤ径方向外側部分及びタイヤ径方向内
側部分へ向けて次第に深く形成されている。
【0049】ここで、淵部44の突出高さ寸法Aは1.
5mmとされている。一方、溝部46は、タイヤ径方向
における中央部分の深さ寸法Fが0.1mmとされると
共に、タイヤ径方向外側部分の深さ寸法B、及びタイヤ
径方向内側部分の深さ寸法Cが1.2mmとされてお
り、前記範囲でタイヤ径方向における中央部分からタイ
ヤ径方向外側部分及びタイヤ径方向内側部分へ向けて次
第に深く形成されている。この場合、溝部46は、タイ
ヤ径方向外側部分及びタイヤ径方向内側部分の深さ寸法
Cを100%とすると、タイヤ径方向における中央部分
の深さ寸法Fは8%であり、この範囲で次第に変化して
いる。
【0050】また、溝部46にはリッジ48が形成され
ている。リッジ48は、前述した第3の実施の形態に係
るタイヤ30と同様に、文字に対して斜め方向に形成さ
れた所謂斜めリッジであり、深さ寸法Dが0.3mm、
ピッチEが0.6mmで形成されている。
【0051】次に、本発明に対応する従来例を説明す
る。図8には第1の従来例に係るタイヤ50の要部が断
面図にて示されている。
【0052】タイヤ50では、サイドウォールの表面
に、タイヤ外側へ向けて凸状の刻印文字52が、タイヤ
周方向に沿って形成されている。刻印文字52は、文字
の外周を構成する淵部54と、この淵部54よりも内方
の文字中央部分に位置し淵部54よりも凹状に深く形成
された溝部56と、によって構成された二重文字とされ
ている。
【0053】ここで、淵部54の突出高さ寸法Aは1.
5mmとされている。一方、溝部56は、深さ寸法Gが
1.2mmで一定に形成されている。
【0054】また、溝部56にはリッジ58が形成され
ている。リッジ58は、文字に対して横方向に形成され
た所謂横リッジであり、深さ寸法Dが0.3mm、ピッ
チEが0.6mmで形成されている。
【0055】図9には第2の従来例に係るタイヤ60の
要部が断面図にて示されている。タイヤ60では、サイ
ドウォールの表面に、タイヤ外側へ向けて凸状の刻印文
字62が、タイヤ周方向に沿って形成されている。刻印
文字62は、文字の外周を構成する淵部64と、この淵
部64よりも内方の文字中央部分に位置し淵部64より
も凹状に深く形成された溝部66と、によって構成され
た二重文字とされている。
【0056】ここで、淵部64の突出高さ寸法Aは1.
5mmとされている。また、溝部66は、深さ寸法Gが
1.5mmで一定に形成されている。
【0057】図10には第3の従来例に係るタイヤ70
の要部が断面図にて示されている。タイヤ70は、前述
した第2の従来例に係るタイヤ60と基本的に同じであ
り、淵部74と溝部76から成る刻印文字72が形成さ
れている。
【0058】ここで、淵部74の突出高さ寸法Aは1.
5mmとされている。一方、溝部76は、深さ寸法Gが
1.2mmで一定に形成されている。
【0059】また、溝部76にはリッジ78が形成され
ている。リッジ78は、文字に対して斜め方向に形成さ
れた所謂斜めリッジであり、深さ寸法Dが0.3mm、
ピッチEが0.6mmで形成されている。
【0060】以上説明した第1乃至第4の実施の形態、
及び第1乃至第3の従来例にそれぞれ係る各タイヤにつ
いて、刻印文字の視認性を目視によって評価した。その
評価結果を、第1の従来例に係るタイヤ50の評価結果
を100として、表1に示す。この場合、数字が大きい
程視認性が優れていることを示す。
【0061】
【表1】 前記表1において明らかな如く、本発明の実施の形態に
係るタイヤは、何れのものも、タイヤサイドウォールの
表面に設けられた刻印文字の視認性が優れており、メー
カー名、製品名、あるいはサイズ等を的確に表示し使用
者にアピールすることができる。
【0062】また、第1の実施の形態に係るタイヤ1
0、第2の実施の形態に係るタイヤ20、第3の実施の
形態に係るタイヤ30では、溝部16、26、36等の
深さが、タイヤ径方向外側部分からタイヤ径方向内側部
分へ向けて次第に浅く形成されているため、図1に示す
如く、タイヤ径方向外側領域Xのゴムボリュームがタイ
ヤ径方向内側領域Yのゴムボリュームに比べて少ない。
したがって、歪みが発生し易いタイヤ径方向外側領域X
において、クラックの発生が効果的に防止される。
【0063】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る空気入り
タイヤは、光の照射状態やタイヤの回転位置に拘わら
ず、タイヤサイドウォールの表面に設けられた刻印文字
の視認性が優れているという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るタイヤの刻印
文字の構成を示す図2の1−1線に沿った断面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るタイヤの刻印
文字の構成を示す側面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るタイヤの刻印
文字の構成を示す図4の3−3線に沿った断面図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るタイヤの刻印
文字の構成を示す側面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るタイヤの刻印
文字の構成を示す図6の5−5線に沿った断面図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るタイヤの刻印
文字の構成を示す側面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るタイヤの刻印
文字の構成を示す断面図である。
【図8】第1の従来例に係るタイヤの刻印文字の構成を
示す断面図である。
【図9】第2の従来例に係るタイヤの刻印文字の構成を
示す断面図である。
【図10】第3の従来例に係るタイヤの刻印文字の構成
を示す断面図である。
【符号の説明】
10 タイヤ 12 刻印文字 14 淵部 16 溝部 18 リッジ 20 タイヤ 22 刻印文字 24 淵部 26 溝部 30 タイヤ 32 刻印文字 34 淵部 36 溝部 38 リッジ 40 タイヤ 42 刻印文字 44 淵部 46 溝部 48 リッジ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤサイドウォールの表面に、タイヤ
    外側へ向けて凸状の刻印文字が形成された空気入りタイ
    ヤにおいて、 前記刻印文字は、文字の外周を構成する淵部と、前記淵
    部よりも内方の文字中央部分に位置し前記淵部よりも凹
    状に深く形成された溝部と、から成る二重文字とされ、 かつ、前記溝部の深さは、タイヤ径方向外側部分からタ
    イヤ径方向内側部分へ向けて次第に浅く形成された、 ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記溝部は、タイヤ径方向外側部分の深
    さが2.0mm乃至0.6mmとされると共に、タイヤ
    径方向内側部分の深さが0.8mm乃至0.1mmとさ
    れ、前記の範囲内で次第に変化することを特徴とする請
    求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記溝部は、タイヤ径方向外側部分の深
    さが1.2mmとされると共に、タイヤ径方向内側部分
    の深さが0.3mmとされ、前記の範囲内で次第に変化
    することを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記溝部は、タイヤ径方向外側部分の深
    さに対して、タイヤ径方向内側部分の深さが80%乃至
    5%とされ、前記の範囲内で次第に変化することを特徴
    とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記溝部は、タイヤ径方向外側部分の深
    さに対して、タイヤ径方向内側部分の深さが10%乃至
    5%とされ、前記の範囲内で次第に変化することを特徴
    とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】 タイヤサイドウォールの表面に、タイヤ
    外側へ向けて凸状の刻印文字が形成された空気入りタイ
    ヤにおいて、 前記刻印文字は、文字の外周を構成する淵部と、前記淵
    部よりも内方の文字中央部分に位置し前記淵部よりも凹
    状に深く形成された溝部と、から成る二重文字とされ、 かつ、前記溝部の深さは、タイヤ径方向における中央部
    分からタイヤ径方向外側部分及びタイヤ径方向内側部分
    へ向けて次第に深く形成された、 ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】 前記溝部は、タイヤ径方向における中央
    部分の深さが0.8mm乃至0.1mmとされると共
    に、タイヤ径方向外側部分及びタイヤ径方向内側部分の
    深さが2.0mm乃至0.6mmとされ、前記の範囲内
    で次第に変化することを特徴とする請求項6記載の空気
    入りタイヤ。
  8. 【請求項8】 前記溝部は、タイヤ径方向における中央
    部分の深さが0.1mmとされると共に、タイヤ径方向
    外側部分及びタイヤ径方向内側部分の深さが1.2mm
    とされ、前記の範囲内で次第に変化することを特徴とす
    る請求項6記載の空気入りタイヤ。
  9. 【請求項9】 前記溝部は、タイヤ径方向外側部分の深
    さに対して、タイヤ径方向における中央部分の深さが4
    0%乃至5%とされると共に、タイヤ径方向内側部分の
    深さが100%乃至30%とされ、前記の範囲内で次第
    に変化することを特徴とする請求項6記載の空気入りタ
    イヤ。
  10. 【請求項10】 前記溝部は、タイヤ径方向外側部分の
    深さに対して、タイヤ径方向における中央部分の深さが
    8%とされると共に、タイヤ径方向内側部分の深さが1
    00%とされ、前記の範囲内で次第に変化することを特
    徴とする請求項6記載の空気入りタイヤ。
  11. 【請求項11】 前記溝部の表面に、所定深さのリッジ
    が多数形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    10の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  12. 【請求項12】 前記リッジは、0.3mmの深さに形
    成されたことを特徴とする請求項11記載の空気入りタ
    イヤ。
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