JPH1072205A - 微細な盤状六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法 - Google Patents

微細な盤状六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法

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JPH1072205A
JPH1072205A JP24875196A JP24875196A JPH1072205A JP H1072205 A JPH1072205 A JP H1072205A JP 24875196 A JP24875196 A JP 24875196A JP 24875196 A JP24875196 A JP 24875196A JP H1072205 A JPH1072205 A JP H1072205A
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Fuausuteinasu Fuauji
ファウスティナス ファウジ
Masato Tani
真佐人 谷
Masayoshi Suzue
正義 鈴江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な形状でかつ微細結晶粒子からなるh−
BN粉末およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 形状が楕円盤状もしくは円盤状であっ
て、短軸;La,長軸;Lbおよび厚さ;tが下式を満
たすことを特徴とする微細な六方晶窒化ホウ素粉末。 50nm≦La≦Lb≦400nm, 20nm≦t≦150nm, t≦La 0.5≦La/Lb≦1.0

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な異方形状を
有する微細な六方晶窒化ホウ素(以下h−BNと記す)
及びその製造方法に関する。h−BNの産業用途として
は、潤滑材、高温構造材、溶融金属容器、絶縁性放熱基
板、高硬度工具材料等多岐に亘る。
【0002】
【従来の技術】h−BNは、六方晶窒化ホウ素(BN)
六角網面が積層した黒鉛類似の構造をもち、熱伝導性、
電気絶縁性、耐熱性、耐食性、化学安定性、潤滑性など
に優れた特性を持つ。これらの諸特性を生かし、粉末状
態では固体潤滑剤や耐熱離型剤、または立方晶BN(c
−BN)の原料などに、粉末を焼結した成形体としては
溶解用ルツボ、電気絶縁材料、各種電子材料など多方面
で使用されている。加えて近年では、その耐熱性と高熱
伝導性が注目されコンピューターなどの放熱基板として
更なる応用展開が期待されている化合物である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その要求特性を発揮す
るために、例えば粉末としては絶縁性・放熱性向上のた
め高純度であること、成形体材料としては、焼結性向上
のため粒径が微細均一であることが望まれる。従来、h
−BNの工業的製造法としては、ホウ酸、ホウ砂などの
ホウ素化合物とメラミン、尿素、ジシアンジアミド等の
含窒素化合物をアンモニアガスなどの非酸化性ガス雰囲
気で加熱し還元窒化する方法がとられている。同法で得
られる粉末は粗製h−BNと呼ばれ、純度70〜90wt
%程度の低結晶性のもので、粉末X線回折のピークはブ
ロードであり結晶学的には乱層構造BN(t−BN)と
よばれるものである。この状態のBNは耐水性、耐湿性
に乏しく前述のh−BN本来の特性が得られない。この
いわゆる粗製h−BNから純度98wt%以上の高純度h
−BNを得るには通常、窒素やアルゴン等の非酸化性ガ
ス雰囲気にて1700〜2100℃で加熱し不純物を除
去する方法がとられる。この処理により結晶化も進みh
−BNのピークはシャープになり、粒子サイズも増大す
るが、得られる高純度h−BNは粒径3〜5μm程度の
リン片形状をもち、この形状はしばしば不都合をもたら
す。即ち焼結性が悪く緻密な成形体が得られない、複合
体のフィラーとして高充填できない、などである。加え
て高温処理のため製造コストが高く、前述の原材料は全
て安価であるのにh−BNは高価な製品となっている。
これらの問題点がh−BN製品の市場普及拡大を妨げて
きた。
【0004】上述のように高純度で均一微細なBN粉末
が切望されており、実際その検討の報告がある。例えば
添加剤を用いる方法(特開昭61−256905号)で
は、粗製h−BNに炭素質粉末を添加しアンモニアガス
中1500℃以上で加熱処理し、0.5μm以下の粒子を
製造する方法が開示されている。しかしながら同法では
炭素質粉末の均一添加が工業上困難であること、また従
来より粒径は均一微細であるけれども前述成形品用途等
には一層の均一微細化が望ましいこと、高温加熱の点は
従来法と変わることなく製造コストが高いことなどの点
で不充分である。もう一つの例として初期段階で洗浄を
徹底し、純度を上げる方法(特開平2−80308号、
特開平3−115109号)がある。同法では微細粒子
は得られるが、低結晶性もしくは乱層構造BN(t−B
N)の段階である。これからh−BNを得るには150
0℃以上の高温加熱が必要である。このように高純度で
均一微細なh−BN粉末を低温加熱で得る方法はいまだ
達成されていなかった。
【0005】本発明の課題は、新規な形状でかつ微細結
晶粒子からなるh−BN粉末およびその製造方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、形状が楕円盤
状もしくは円盤状であって、短軸;La,長軸;Lbお
よび厚さ;tが下式を満たすことを特徴とする微細な六
方晶窒化ホウ素粉末に係る。 50nm≦La≦Lb≦400nm, 20nm≦t≦150nm, t≦La 0.5≦La/Lb≦1.0 又、その厚み方向にBN六角網面が積層してなることを
特徴とする微細な楕円盤状もしくは円盤状h−BN粉末
に係る。又、本発明はホウ素と窒素とを含む繊維状化合
物を非酸化性ガス雰囲気下で400〜800℃の温度で
加熱処理して得たものを粉砕し、その後非酸化性ガス雰
囲気下で1000〜1800℃の温度で加熱処理するこ
とを特徴とする楕円盤状もしくは円盤状h−BN粉末の
製造方法に係る。本発明の提供するh−BNは、新規な
異方形状を有し、均一微細なものであるから絶縁性、熱
伝導性、潤滑性、焼結性等に優れた極めて有用性の高い
材料である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明者らは今までに提案してき
た機能性繊維状化合物の用途開発を通して、複合材中の
フィラーの見かけの充填体積%を大きくするためには繊
維形状を大きくすることが必要との観点に立ち鋭意研究
を進めた結果、高品位の結晶性繊維状C361226
(化合物)を窒化ホウ素(化合物)の前駆体として簡便
な方法で合成可能なことを先に見い出した。この化学式
361226の組成を有する繊維状化合物は、メラ
ミン系化合物とホウ酸又は酸化ホウ素を適当な溶媒中で
加温反応し、冷却時に結晶を成長させ、析出した繊維状
化合物をろ別し、好ましくは急速乾燥することにより得
られ、実質的に格子定数a=3.600Å、b=20.1
43Å、c=14.121Å、β=92.11°で示さ
れ、単斜晶系に属する単結晶構造を有する化合物であ
る。単結晶自動X線構造解析によれば、この原料化合物
の結晶構造は以下のようである。
【0008】
【化1】
【0009】このものは窒化ホウ素及び各種の窒化ホウ
素系化合物の中間体として有用な化合物である。上記結
晶構造以外の化合物を少量含んでいても良い。化学式C
361226の組成を有する繊維状化合物の形状は、
反応条件により平均繊維長30μmから5mm程度のもの
を得ることができる。このものの平均アスペクト比は1
0〜50程度である。本発明は上記C361226
組成を有する化合物を非酸化性雰囲気中で加熱処理する
ことにより、繊維形状を保持したt−BNが得られ、次
いでこれを粉砕したものを非酸化性ガス雰囲気下に低温
で加熱処理することにより、目的とする異方形状を有す
る微細なh−BNを得る。
【0010】本発明の上記出発原料の製造方法におい
て、メラミン系化合物としてはNH2基を有するメラミ
ン、アンメリン、アンメリド、メラム、メロン等の化合
物が例示できる。ホウ酸としては、オルトホウ酸、メタ
ホウ酸、四ホウ酸等、酸化ホウ素としては、三酸化ホウ
素、二酸化二ホウ素、三酸化四ホウ素、五酸化四ホウ素
等が使用できる。ホウ酸又は酸化ホウ素及びメラミン系
化合物を単独に又は同時に溶媒中で加温し、ホウ酸又は
酸化ホウ素、メラミン系化合物を完全に溶解させた後
に、冷却過程で結晶析出に伴って、メラミン系化合物1
モルに対しホウ酸2モルが水素結合により分子性結晶を
形成し、その化合物の結晶成長により、本発明の原料化
合物(前駆体化合物)を得ることができる。ホウ酸及び
メラミン系化合物を単独に溶解させた場合には、本発明
の原料化合物を得るために、ホウ酸溶液及びメラミン系
化合物溶液を混合する必要があるが、その混合比率は、
ホウ酸/メラミン系のモル比が2/1になるように所定
量混合するのが好ましい。ホウ酸過剰、又はメラミン系
化合物過剰の場合にも本発明の原料化合物を得ることは
可能であるが、冷却時温度での溶解度以上のホウ酸、メ
ラミン系化合物が溶解していた場合には、各々の結晶と
して再析出し(粒子状)、ろ別・急速乾燥後に得られる
本発明の原料化合物は繊維状化合物と粒子状物の混在し
たものとなる。メラミン系化合物はh−BN化する時の
熱処理時に分解し、消失するが、ホウ酸は粒子状h−B
N又は酸窒化物と考えられる本発明の原料化合物にとっ
ては、不純物として残存してしまう。また、原料の有効
利用の点からも計算された所定量の溶解を実施すること
が本発明の態様としては好ましい。
【0011】得られた繊維状h−BN前駆体を非酸化性
ガス雰囲気下、温度400〜800℃で0.5〜5時
間、好ましくは1〜3時間加熱することでt−BNを得
ることができる。非酸化性ガス雰囲気としては、窒素ガ
ス、アルゴンガス、アンモニアガス等の雰囲気を例示で
きる。加熱温度が400〜800℃では、リン片状化は
起きず、繊維形状を維持できる。次に、ボールミル等で
同繊維状物を0.5時間以上、好ましくは2時間以上、
充分に粉砕する。この段階ではnmオーダーの領域で反
応生成したt−BNが弱い結合力で針状形状を保ってい
るため、その粉砕は極めて容易であって、均一なt−B
N粉末が得られる。繰り返すが、ここで単なる無定形前
駆体の粉砕でなく、均一サイズの針状前駆体を粉砕する
点が重要である。次に得られた粉末を非酸化性ガス雰囲
気下、温度1000〜1800℃で0.5〜5時間、好
ましくは1〜3時間加熱を行う。通常はt−BNからh
−BNへの変化は高温(1800〜2200℃程度)で
行われるが、この均一微細なt−BNの変化は低温(1
000℃以上)で進行する。なぜならば、t−BNから
h−BNへの移行はBN網面群でなされる乱層の秩序化
であるから、網面の面積が微細であるほど層間の秩序化
は容易となる。微細なため表面積も大きく低温で効率的
な反応が起きる。ゆえに、過剰加熱がないため、高温で
の粒子成長が起きないため微細h−BN粉末が得られ
る。
【0012】上述の如く本発明はこれまでにない特異な
形状即ち楕円盤状もしくは円盤状の微細h−BN粉末お
よびその製造法を提供するものである。なお本発明の用
途は実施例の潤滑剤に限られず種々の用途において従来
にない効果が得られる。すなわち樹脂との複合体による
熱伝導性材料用途においては、従来のリン片状h−BN
では樹脂との混練が困難で充填率が低く、得られる複合
体の熱伝導率は不満足なものであったが、本発明品を使
用すれば高充填が可能ですなわち熱伝導率の高い樹脂複
合体が得られる。またセラミック複合体に潤滑性を付与
する場合も他セラミック粒子との混合焼結が容易であ
る。成形体用途においては、加圧加熱成形を行うときに
従来のリン片状h−BNでは配向が起きていたが、本発
明品を用いた場合は等方性でかつ緻密な成形体を得るこ
とができる。c−BN原料としても従来品のリン片状h
−BNに比べc−BNへの転換率の向上が認められた。
【0013】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を更
に詳細に説明する。 実施例1 脱イオン水 400mlを500ml容のガラス製ビーカー
に入れ、それにメラミン 12gを加え、撹拌しながら8
0℃まで加温し、完全に溶解させ、それにオルトホウ酸
15gを加え、均一に溶解し、反応させた後、徐々に室
温まで冷却して繊維状化合物を生成せしめ、濾別した
後、50℃で真空乾燥した。得られた繊維状化合物は2
4gであり、平均繊維長さは60μmであり、分析により
この化合物はメラミン1モルに対しホウ酸2モルが化合
したC361226の組成であることが確認された。
次いで、その繊維状化合物を窒素雰囲気下、700℃で
1時間熱処理、冷却後に自動乳鉢で1時間粉砕し、窒素
雰囲気下、1400℃で1時間熱処理した。得られたも
のはX線回析(XRD)からh−BNであることが確認
した。また、TEM観察から、微細均一な楕円盤状粉末
であって、その平均サイズは短軸が180nm、長軸が
240nm、厚さが80nmであった。またTEM 電
子線回折法により厚み方向がc軸であること、即ちその
厚み方向にBN六角網面が積層してなることが確認され
た。図1に繊維状前駆体化合物の走査型電子顕微鏡(S
EM)写真、図2に得られた化合物の透過型電子顕微鏡
(TEM)写真、図3にX線回析(XRD)チャートを
示す。図4に厚み方向のTEM写真、図5にその電子線
回折写真を示す。
【0014】実施例2 実施例1と同様の反応で、化学式C361226繊維
状前駆体化合物を合成し、窒素雰囲気下、400℃で1
時間熱処理、冷却後に自動乳鉢で1時間粉砕し、更に窒
素雰囲気下、1300℃で1時間熱処理した。得られた
化合物は、短軸約120nm、長軸約150nm、厚さ
約50nmの微細な盤状一次粒子であった。X線回析を
行った結果、実施例1と同一化合物であった。
【0015】実施例3 実施例1で得られた超微細盤状h−BNを5wt%添加し
た#180タービン油を、荷重10kg、すべり速度1.
0m/minの往復動潤滑試験にて摩擦係数を測定したとこ
ろ室温においては0.07、800℃においても0.07
であった。
【0016】比較例1 市販されているh−BN〔電気化学(株)製 GPグレ
ード〕のSEM観察を行った結果、粒子径3〜5μmの
粗大な鱗片状h−BNであった。図6に市販されている
h−BNのSEM写真、図7にそのTEM写真を示す。
【0017】比較例2 メラミン 12gとオルトホウ酸 15gを400mlの脱イ
オン水とともに500mlのビーカー中に仕込み、室温で
1時間撹拌反応を行った後に、濾別し150℃で乾燥し
た。得られた化合物は大きさ1μm〜5μmのリン片状で
あった。次いで、そのリン片状化合物を窒素雰囲気下、
700℃で1時間熱処理、冷却後に自動乳鉢で1時間粉
砕し、窒素雰囲気下、1400℃で1時間熱処理した。
得られたものはX線回析からh−BNであるが、大きさ
0.5μm〜3μmの鱗片状と粒子状の混合物であった。
図8にそのTEM写真を示す。
【0018】比較例3 比較例1のリン片状h−BNを5wt%添加した#180
タービン油を、荷重10kg、すべり速度1.0m/minの
往復動潤滑試験にて摩擦係数を測定したところ室温にお
いては0.20、800℃においても0.20であった。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、まず針状前駆体化合物
内でのメラミンホウ素配列を反映して、その断面積以上
にBN網面は発達しない。すなわちt−BNを得る40
0〜800℃での加熱でリン片化は起きず、繊維形状を
保持している。この段階ではnmオーダーの領域で反応
生成したh−BNが弱い結合力で針状形状を保っている
ため、その粉砕は極めて容易であって、均一な微細h−
BN粉末が得られる。本発明では単なる無定形前駆体の
粉砕でなく、均一サイズの針状前駆体を粉砕する点が重
要である。
【0020】次にこの均一微細t−BNはh−BNへの
変化が低温で進行する。なぜならt−BNからh−BN
への移行はBN網面群でなされる乱層の秩序化であるか
ら、網面の面積が微細であるほど層間の秩序化は容易と
なる。微細なため表面積も大きく低温で効率的な反応が
起きる。最後に過剰加熱がないため、高温での粒子成長
が起きないため微細h−BN粉末が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の繊維状前駆体化合物の形状を示すS
EM写真である。
【図2】実施例1で得られた本発明h−BN粉末の形状
を示すTEM写真である。
【図3】実施例1で得られたh−BN粉末のXRDチャ
ートである。
【図4】実施例1で得られた化合物の厚み方向を示すT
EM写真である。
【図5】実施例1で得られた化合物の積層を示す電子線
回折写真である。
【図6】比較例1の市販のh−BNの形状を示すSEM
写真である。
【図7】比較例1の市販のh−BNの形状を示すTEM
写真である。
【図8】比較例2で得られた化合物の形状を示すTEM
写真である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状が楕円盤状もしくは円盤状であっ
    て、短軸;La,長軸;Lbおよび厚さ;tが下式を満
    たすことを特徴とする微細な六方晶窒化ホウ素粉末。 50nm≦La≦Lb≦400nm, 20nm≦t≦150nm, t≦La 0.5≦La/Lb≦1.0
  2. 【請求項2】 厚み方向に窒化ホウ素六角網面が積層し
    てなることを特徴とする請求項1記載の微細な楕円盤状
    もしくは円盤状六方晶窒化ホウ素粉末。
  3. 【請求項3】 ホウ素と窒素とを含む繊維状化合物を非
    酸化性ガス雰囲気下で400〜800℃の温度で加熱処
    理して得たものを粉砕し、その後非酸化性ガス雰囲気下
    で1000〜1800℃の温度で加熱処理することを特
    徴とする微細な楕円盤状もしくは円盤状六方晶窒化ホウ
    素粉末の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3においてホウ素と窒素とを含む
    繊維状化合物が化学式C361226で示される化合
    物であることを特徴とする微細な楕円盤状もしくは円盤
    状六方晶窒化ホウ素粉末の製造方法。
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