JPH107037A - クローラベルト装置 - Google Patents

クローラベルト装置

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JPH107037A
JPH107037A JP8164627A JP16462796A JPH107037A JP H107037 A JPH107037 A JP H107037A JP 8164627 A JP8164627 A JP 8164627A JP 16462796 A JP16462796 A JP 16462796A JP H107037 A JPH107037 A JP H107037A
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belt
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    • B62D51/00Motor vehicles characterised by the driver not being seated
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D55/00Endless track vehicles
    • B62D55/08Endless track units; Parts thereof
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 駆動輪10の外周に係合歯16…を設
け、これら係合歯16…に係合する係合突部32…をク
ローラベルト30の内周に設けたクローラベルト装置に
おいて、ベルト長手方向に隣り合う係合突部32,32
間に形成した谷34と、駆動輪10側の係合歯16の先
端16aとの間に、泥などの異物を排出するための排出
通路Sを設けた。 【効果】 ベルト長手方向に隣り合う係合突部間の谷と
係合歯の先端との間に侵入した異物を、排出通路から容
易に排出できるので、係合歯の先端とクローラベルトの
内周面との間への異物の詰り量が増えて、固く詰ること
がない。異物が固く詰らないので、駆動輪とクローラベ
ルトの係合関係を良好に維持でき、また、クローラベル
トが路面の凹凸に合せて変形可能なので走行時の振動を
クローラベルトで吸収できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクローラベルト装置
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】不整地で使用する運搬車等には、一般に
下記のクローラベルト装置を用いている。図9(a)〜
(c)は従来のクローラベルト装置の構成図であり、
(a)はクローラベルトと駆動輪との係合関係を示すベ
ルト幅方向断面図、(b)は(a)のb−b線断面図、
(c)は作用説明図である。クローラベルト装置100
は、駆動輪101の外周に設けた係合歯102…(…は
複数を示す。以下同じ。)に、クローラベルト105の
内周に且つベルト長手方向に2列に設けた係合突部10
6…を係合したものである。クローラベルト105はゴ
ムベルト(補強用芯金なし)である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】不整地でクローラベル
ト装置100を使用すると、係合歯102…と係合突部
106…との間に、泥や砂などの異物108が侵入する
ことが多くなる。侵入した異物108が増えて、図10
(c)に示すように固く詰ると、異物108はクローラ
ベルト105を強く押圧することになる。その結果、ク
ローラベルト105に作用する張力は、クローラベルト
装置100を組立時にセットしたベルト張力よりも、大
幅に増大する。過大な張力はクローラベルト105の寿
命を縮めるので、好ましくない。また、異物108が固
く詰ると、クローラベルト105は上下に変形しにくく
なる。すると、路面の凹凸の影響が直接的に車体に伝わ
ることになり、クローラ車の走行性が悪くなる。
【0004】そこで本発明の目的は、クローラベルトの
係合突部と駆動輪の係合歯との間に侵入した泥や砂など
の異物を簡単に排出可能にすることにより、(1)安定
したクローラ走行を維持でき、(2)クローラ走行中の
振動をクローラベルトで十分に吸収できるクローラベル
ト装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の発明は、駆動輪の外周に係合歯を設
け、この係合歯に係合する係合突部をクローラベルトの
内周に設けたクローラベルト装置において、ベルト長手
方向に隣り合う前記係合突部間に形成した谷と、前記駆
動輪側の係合歯の先端との間に、泥などの異物を排出す
るための排出通路を設けたことを特徴とする。
【0006】クローラベルトの係合突部と駆動輪の係合
歯との間に侵入した泥や砂などの異物を、ベルト長手方
向に隣り合う係合突部間の谷と係合歯の先端との間の排
出通路から容易に排出できる。また、ベルト長手方向に
隣り合う係合突部間の谷と係合歯の先端との間に侵入し
た、泥や砂などの異物を排出通路から容易に排出するこ
とができる。この結果、係合歯の先端とクローラベルト
の内周面との間への、異物の詰り量が増えて固く詰るこ
とがない。異物が固く詰らないので、クローラベルトに
作用する張力がほとんど変化せず、また、駆動輪とクロ
ーラベルトの係合関係を良好に保つことができる。更
に、異物が固く詰らないので、クローラベルトが路面の
凹凸に合せて変形可能であり、このため、走行時の振動
をクローラベルトで吸収させることができる。このよう
なことから、安定したクローラ走行をするクローラベル
ト装置を提供することができる。
【0007】請求項2記載の発明は、前記駆動輪の外周
において、その幅中央を径大部、その両脇を径小部と
し、これらの径小部と前記谷との間に隙間を形成し、こ
の隙間を前記排出通路としたことを特徴とする。
【0008】異物排出性の高い排出通路を、簡単に構成
することができる。また、幅中央に径大部を設けたの
で、その両脇に同一長さの排出通路を形成することがで
きる。このため、両脇の排出通路から異物を概ね均等に
排出できるので、異物の排出性がより一層高まる。更
に、クローラベルトの内周面に駆動輪の径大部だけが当
接するので、駆動輪でクローラベルトの内周面に異物を
押し付ける力がほとんど作用しない。このため、駆動輪
とクローラベルトの係合関係が、異物によってほとんど
影響を受けず良好に維持される。また、異物による振動
が少ない。
【0009】請求項3記載の発明は、前記クローラベル
トの係合突部の高さを、前記駆動輪の係合歯の高さより
も大きく設定し、しかも、係合突部の先端を係合歯の歯
底部に当接することにより、前記排出通路を形成したこ
とを特徴とする。
【0010】ベルト幅方向に貫通した排出通路を形成す
ることができる。このため、ベルト幅方向の排出通路か
ら異物を素速く排出できるので、異物の排出性がより一
層高まる。また、異物排出性の高い排出通路を、簡単に
構成することができる。
【0011】請求項4記載の発明は、前記クローラベル
トの係合突部の高さを、前記駆動輪の係合歯の高さより
も大きく設定し、しかも、この係合歯を、ベルト長手方
向に隣り合う前記係合突部間にくさび状に嵌合すること
により、前記排出通路を形成したことを特徴とする。
【0012】ベルト幅方向に貫通した排出通路を形成す
ることができる。このため、ベルト幅方向の排出通路か
ら異物を素速く排出できるので、異物の排出性がより一
層高まる。また、異物排出性の高い排出通路を、簡単に
構成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は作業者から見た方向
に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。図
1は本発明に係るクローラ式運搬車の側面図であり、ク
ローラ式運搬車1は、車体フレーム2の左右に取付けた
2組のクローラベルト装置3,3(一方のみ図示)と、
車体フレーム2の上部に取付けた荷台4と、車体フレー
ム2の後部に取付けたトランスミッション5a付きエン
ジン5と、車体フレーム2から後斜め上に延びたハンド
ル6とからなる。
【0014】クローラベルト装置3は、車体フレーム2
の後部に取付けた駆動輪10と、車体フレーム2の前部
に取付けた遊転輪20と、これら駆動輪10と遊転輪2
0とに掛け渡したクローラベルト30とからなる。な
お、6aはハンドルグリップ、7はクラッチレバー、8
はブレーキレバー、9はシフトレバー、29,29は転
輪である。
【0015】図2は本発明に係るクローラベルト装置の
要部斜視図である。駆動輪10はボス部13と、リム1
4と、これらボス部13とリム14とを結合した複数の
アーム15…(…は複数を示す。以下同じ。)と、リム
14の幅方向両側から突出した複数の係合歯16…とか
らなる一体成形品である。複数の係合歯16…は、駆動
輪10の外周に所定ピッチで配列し、輪幅方向に延びた
棒状体である。クローラベルト30はゴム材等の可撓性
材料からなり、ループ状のベルト本体31と、このベル
ト本体31の内周面に起設した複数の係合突部32…
と、ベルト本体31の外周面に所定のパターンで起設し
た複数のトレッド33…とからなる一体成形品である。
複数の係合突部32…は、ベルト長手方向に所定ピッチ
で2列に配列したものである。
【0016】図3は本発明に係るクローラベルト装置の
幅方向断面図であり、駆動軸11にハブ12を取付け、
このハブ12に駆動輪10のボス部13を取付けた状態
を示す。リム14は輪幅中央位置にあり、リム14の外
周面且つ幅中央を狭幅の径大部14aとし、その両脇を
径大部14aより小径の径小部14b,14bとした、
断面視略凸状体である。径大部14aはクローラベルト
30の内周面に当接する。そして、リム14は、ベルト
長手方向に2列に並んだ係合突部32,32間に嵌合
し、クローラベルト30の幅方向の振れを規制する。係
合歯16は、径方向先端16a(以下、単に「先端16
a」という。)を径小部14bに沿わせて、輪幅方向に
延びたものである。以下、「径小部14b」と言った場
合には、係合歯16の「先端16a」を包含する。
【0017】図4は図3の4−4線断面図であり、係合
突部32はベルト長手方向断面視で略インボリュート歯
形状の突部である。係合歯16は、ベルト長手方向に隣
り合う係合突部32,32間に形成した谷34に嵌合す
るように、側面視で先端を円弧状とした略逆三角形状の
歯であり、ベルト長手方向に隣り合う係合突部32,3
2間にくさび状に嵌合することが好ましい。そして、係
合歯16の先端16a(径小部14b)と、ベルト長手
方向に隣り合う係合突部32,32間に形成した谷34
の底面(クローラベルト30の内周面)との間に、泥な
どの異物を排出するための排出通路を設けたことを特徴
とする。具体的には、リム14の径小部14b(係合歯
16の先端16a)と谷34の底面との間に隙間Sを形
成し、この隙間Sを排出通路としたものである。このた
め、係合突部32の高さは係合歯16の高さよりも大き
い。
【0018】図3に戻って説明すると、ベルト本体31
は、ベルト長手方向に所定ピッチで補強用芯線35…を
埋設したものであり、これらの芯線35…のベルト幅方
向長さは、左右の係合歯16,16の端面間寸法(後述
する遊転輪20の幅寸法)と概ね同一である。このた
め、クローラベルト30はベルト幅方向中央部だけ芯線
35…で補強されたものであり、その結果、中央部はベ
ルト幅方向に変形しにくい。従って、凹凸路面を走行し
た場合であっても、隙間(排出通路)Sは異物を排出す
るための大きさを十分に維持される。
【0019】図5は図1の5−5線断面図であり、遊転
輪20が概ねボビン形状であることを示す。遊転輪20
は、従動軸21に軸受22,22を介して回転自在に取
付けたボス部23と、このボス部23の幅方向両端部に
設けた断面視略皿状のホイール部24,24とからな
る。左右のホイール部24,24同士は、ベルト長手方
向に2列に並んだ係合突部32,32を両脇から囲うよ
うに、互いに離間したものである。このため、遊転輪2
0は、ベルト長手方向に隣り合う係合突部32,32間
に形成した谷34(図4参照)に係合する部材がないの
で、異物を排出するための排出通路を設ける必要がな
い。
【0020】次に、上記構成のクローラベルト装置3の
作用を説明する。図6(a),(b)は本発明に係るク
ローラベルト装置の作用説明図であり、(a)は幅方向
断面模式図、(b)は側面模式図である。この図でハッ
チングにて示した隙間(排出通路)Sは、ベルト長手方
向やベルト幅方向に開放している。このため、ベルト長
手方向に隣り合う係合突部32,32間に形成した谷3
4と、係合歯16の先端16a(径小部14b)との間
へ、泥や砂などの異物が侵入した場合に、異物は隙間S
から自由に抜出ることができる。
【0021】その結果、異物が隙間Sから自由に抜出て
容易に排出されるので、係合歯16の先端16aとクロ
ーラベルト30の内周面との間への異物の詰り量が増え
て、固く詰ることがない。異物が固く詰らないので、ク
ローラベルト30に作用する張力がほとんど変化しな
い。また、クローラベルト30の内周面に駆動輪10の
径大部14aだけが当接するので、駆動輪10でクロー
ラベルト30の内周面に異物を押し付ける力がほとんど
作用しない。異物押し付け力が小さいので、クローラベ
ルト30に作用する張力はほとんど変化しない。このた
め、駆動輪10とクローラベルト30の係合関係を良好
に保つことができる。
【0022】また、駆動輪10の径大部14aが幅中央
にあるので、その両脇の隙間(排出通路)Sの距離は左
右同一である。左右の隙間Sの距離が同じなので、各隙
間Sの異物の排出性は概ね均等である。更に、係合歯1
6の先端16aとクローラベルト30の内周面との間に
異物が固く詰らないので、クローラベルト30が路面の
凹凸に合せて変形可能であり、このため、クローラ走行
中の振動をクローラベルト30で吸収させることができ
る。
【0023】なお、上記実施の形態において、クローラ
ベルト装置3は、係合歯16の先端16aと、ベルト長
手方向に隣り合う係合突部32,32間に形成した谷3
4の底面との間に、泥などの異物を排出するための排出
通路を設けたことを特徴とし、例えば、図7又は図8に
示す構成であってもよい。図7又は図8において、上記
図1〜図6に示す構成と同一構成については同一符号を
付し、その説明を省略する。
【0024】図7(a),(b)は本発明に係るクロー
ラベルト装置(他の実施の形態)の構成図であり、
(a)はクローラベルトと駆動輪との係合関係を示すベ
ルト幅方向断面図、(b)は(a)のb−b線断面図で
ある。他の実施の形態のクローラベルト装置3は、係合
突部32…の高さを、駆動輪10の係合歯16…の高さ
よりも大きく設定し、しかも、係合突部32…の先端3
2a…を係合歯16…の歯底部16b…に当接すること
により、隙間(排出通路)Sを形成したものである。
【0025】具体的には、係合歯16…の径方向基端同
士を環状体17で連結し、この環状体17の外周面を、
係合歯16…の歯底部16b…としたものである。この
場合には、リム14の径大部14aは不要である。この
他の実施の形態によれば、ベルト幅方向に貫通した隙間
(排出通路)Sを形成することができる。このため、ベ
ルト幅方向の隙間Sから異物を素速く排出できるので、
異物の排出性がより一層高まる。
【0026】図8(a),(b)は本発明に係るクロー
ラベルト装置(更なる他の実施の形態)の構成図であ
り、(a)はクローラベルトと駆動輪との係合関係を示
すベルト幅方向断面図、(b)は(a)のb−b線断面
図である。更なる他の実施の形態のクローラベルト装置
3は、係合突部32…の高さを駆動輪10の係合歯16
…の高さよりも大きく設定し、しかも、これら係合歯1
6…を、ベルト長手方向に隣り合う係合突部32,32
間にくさび状に嵌合することにより、隙間(排出通路)
Sを形成したものである。
【0027】具体的には、係合歯16の先端16aと谷
34の底面との間に隙間Sを形成するように、係合歯1
6が、ベルト長手方向に隣り合う係合突部32,32間
にくさび状に嵌合するものである。この場合には、リム
14の径大部14aは不要である。この更なる他の実施
の形態によれば、ベルト幅方向に貫通した隙間(排出通
路)Sを形成することができる。このため、ベルト幅方
向の隙間Sから異物を素速く排出できるので、異物の排
出性がより一層高まる。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1記載の発明は、駆動輪の外周に係合歯を
設け、この係合歯に係合する係合突部をクローラベルト
の内周に設けたクローラベルト装置において、ベルト長
手方向に隣り合う係合突部間に形成した谷と、駆動輪側
の係合歯の先端との間に、泥などの異物を排出するため
の排出通路を設けたことを特徴とする。
【0029】クローラベルトの係合突部と駆動輪の係合
歯との間に侵入した泥や砂などの異物を、ベルト長手方
向に隣り合う係合突部間の谷と係合歯の先端との間の排
出通路から容易に排出できる。また、ベルト長手方向に
隣り合う係合突部間の谷と係合歯の先端との間に侵入し
た、泥や砂などの異物を排出通路から容易に排出するこ
とができる。この結果、係合歯の先端とクローラベルト
の内周面との間への、異物の詰り量が増えて固く詰るこ
とがない。異物が固く詰らないので、クローラベルトに
作用する張力がほとんど変化せず、また、駆動輪とクロ
ーラベルトの係合関係を良好に保つことができる。更
に、異物が固く詰らないので、クローラベルトが路面の
凹凸に合せて変形可能であり、このため、走行時の振動
をクローラベルトで吸収させることができる。このよう
なことから、安定したクローラ走行をするクローラベル
ト装置を提供することができる。
【0030】請求項2記載の発明は、前記駆動輪の外周
において、その幅中央を径大部、その両脇を径小部と
し、これらの径小部と前記谷との間に隙間を形成し、こ
の隙間を前記排出通路としたことを特徴とする。
【0031】異物排出性の高い排出通路を、簡単に構成
することができる。また、幅中央に径大部を設けたの
で、その両脇に同一長さの排出通路を形成することがで
きる。このため、両脇の排出通路から異物を概ね均等に
排出できるので、異物の排出性がより一層高まる。更
に、クローラベルトの内周面に駆動輪の径大部だけが当
接するので、駆動輪でクローラベルトの内周面に異物を
押し付ける力がほとんど作用しない。このため、駆動輪
とクローラベルトの係合関係が、異物によってほとんど
影響を受けず良好に維持される。また、異物による振動
が少ない。
【0032】請求項3記載の発明は、前記クローラベル
トの係合突部の高さを、前記駆動輪の係合歯の高さより
も大きく設定し、しかも、係合突部の先端を係合歯の歯
底部に当接することにより、前記排出通路を形成したこ
とを特徴とする。
【0033】ベルト幅方向に貫通した排出通路を形成す
ることができる。このため、ベルト幅方向の排出通路か
ら異物を素速く排出できるので、異物の排出性がより一
層高まる。また、異物排出性の高い排出通路を、簡単に
構成することができる。
【0034】請求項4記載の発明は、前記クローラベル
トの係合突部の高さを、前記駆動輪の係合歯の高さより
も大きく設定し、しかも、この係合歯を、ベルト長手方
向に隣り合う前記係合突部間にくさび状に嵌合すること
により、前記排出通路を形成したことを特徴とする。
【0035】ベルト幅方向に貫通した排出通路を形成す
ることができる。このため、ベルト幅方向の排出通路か
ら異物を素速く排出できるので、異物の排出性がより一
層高まる。また、異物排出性の高い排出通路を、簡単に
構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクローラ式運搬車の側面図
【図2】本発明に係るクローラベルト装置の要部斜視図
【図3】本発明に係るクローラベルト装置の幅方向断面
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図1の5−5線断面図
【図6】本発明に係るクローラベルト装置の作用説明図
【図7】本発明に係るクローラベルト装置(他の実施の
形態)の構成図
【図8】本発明に係るクローラベルト装置(更なる他の
実施の形態)の構成図
【図9】従来のクローラベルト装置の構成図
【符号の説明】
3…クローラベルト装置、10…駆動輪、14…リム、
14a…径大部、14b…径小部、16…係合歯、16
a…係合歯の先端(径方向先端)、16b…歯底部、3
0…クローラベルト、31…ベルト本体、32…係合突
部、32a…係合突部の先端。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動輪の外周に係合歯を設け、この係合
    歯に係合する係合突部をクローラベルトの内周に設けた
    クローラベルト装置において、ベルト長手方向に隣り合
    う前記係合突部間に形成した谷と、前記駆動輪側の係合
    歯の先端との間に、泥などの異物を排出するための排出
    通路を設けたことを特徴としたクローラベルト装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動輪の外周において、その幅中央
    を径大部、その両脇を径小部とし、これらの径小部と前
    記谷との間に隙間を形成し、この隙間を前記排出通路と
    したことを特徴とする請求項1記載のクローラベルト装
    置。
  3. 【請求項3】 前記クローラベルトの係合突部の高さ
    を、前記駆動輪の係合歯の高さよりも大きく設定し、し
    かも、係合突部の先端を係合歯の歯底部に当接すること
    により、前記排出通路を形成したことを特徴とする請求
    項1記載のクローラベルト装置。
  4. 【請求項4】 前記クローラベルトの係合突部の高さ
    を、前記駆動輪の係合歯の高さよりも大きく設定し、し
    かも、この係合歯を、ベルト長手方向に隣り合う前記係
    合突部間にくさび状に嵌合することにより、前記排出通
    路を形成したことを特徴とする請求項1記載のクローラ
    ベルト装置。
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