JP2009073464A - クローラベルト用のプーリ、及びこれを備えるクローラ駆動システム - Google Patents

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学秀 岡沢
Hisatoku Amano
久徳 天野
Ryutaro Morizono
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Abstract

【課題】クローラベルト向けのベルトであって、異物の噛み込みによる影響を軽減できるものを提供する。
【解決手段】クローラベルト6をプーリ5に掛巻したときに、クローラベルト6の歯先6aと、プーリ5の歯底5bと、の間に空隙gができるように頂隙7が設けられると共に、クローラベルト6の走行中にクローラベルト6とプーリ5の間に噛み込まれた異物jを排出する異物排出機構8を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、クローラベルト用のプーリ、及びこれを備えるクローラ駆動システムに関する。
例えば自走式ロボットに床面、路面等を走行させる為にクローラベルトを掛巻して使用させるクローラベルト用プーリは、ベルトとプーリの間に小石等の異物をかみ込んで、いわゆる歯飛びをすることがあった。この歯飛び現象は、異物等を瞬間的にかみ込んで歯飛びをする場合と、異物等がプーリ歯溝に少しずつ蓄積された後、ある時間経過した後歯飛びするという現象があった。又、特許文献1のように、プーリ本体の中心軸方向における両端部にフランジを設けたクローラベルト用プーリも用いられていた。
特開2006−248248号公報
しかし、この両端部にフランジを設けたクローラベルトも、かみ込んだ異物がフランジ高さよりも高い場合歯飛びが発生し、又、異物が蓄積された場合も歯飛び現象が発生していて、この歯飛びに起因する心線への衝撃によりベルトの破断を招くこともあった。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、クローラベルト向けのベルトであって、異物の噛み込みによる影響を軽減できるものを提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第一の観点によれば、以下のように構成される、クローラベルト用のプーリが提供される。即ち、掛巻されるクローラベルトのベルト歯に対して噛み合うプーリ歯を外周に有する。前記クローラベルトを前記プーリに掛巻したときに、前記クローラベルトの歯先と、前記プーリの歯底と、の間に空隙ができるように頂隙が設けられると共に、前記クローラベルトの走行中に前記クローラベルトと前記プーリの間に噛み込まれた異物を排出する異物排出手段を含む。以上の構成によれば、前記頂隙の存在により、前記クローラベルトと前記プーリの間に異物を噛み込んでも、前記ベルト歯と前記プーリ歯との噛み合いを概ね確保できる。更に、前記異物排出手段の存在により、異物の噛み込みが解消されるので、上述の歯飛びが抑制される。
上記のクローラベルト用のプーリは、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記プーリに前記異物排出手段を少なくとも1ピッチおきに設ける。以上の構成によれば、連続的な歯飛びを防止できる。
上記のクローラベルト用のプーリは、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記異物排出手段は、前記プーリの歯底に、前記クローラベルトと前記プーリの間に噛み込まれた異物が侵入可能な凹部又は貫通孔を形成することで構成される。以上の構成によれば、簡素な構成で、前記異物排出手段が実現される。特に、前記クローラベルトの歯先に付着している異物を効果的に排出できる。
上記のクローラベルト用のプーリは、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記異物排出手段は、前記プーリの前記プーリ歯を省くことで構成される。以上の構成によれば、簡素な構成で、前記異物排出手段が実現される。特に、前記クローラベルトの歯底に付着している異物を効果的に排出できる。
上記のクローラベルト用のプーリは、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記異物排出手段は、前記の省かれたプーリ歯の歯元部分に、前記クローラベルトと前記プーリの間に噛み込まれた異物が侵入可能な凹部又は貫通孔を更に形成することで構成される。以上の構成によれば、異物を一層確実に排出できる。
上記のクローラベルト用のプーリは、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記プーリの前記プーリ歯の全歯たけは、前記クローラベルトの前記ベルト歯の全歯たけを超えるものとする。以上の構成によれば、前記クローラベルトの前記歯底と、前記プーリの前記歯底と、の間に大きなスペースが確保されるので、異物の円滑な排出が実現される。
上記のクローラベルト用のプーリは、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記クローラベルトが前記プーリから脱落するのを防止する脱落防止手段を有する。以上の構成によれば、前記クローラベルトの脱落が防止されるから、クローラの取り扱いが容易となる。
上記のクローラベルト用のプーリは、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記脱落防止手段は、前記プーリの外周に突条部を突設して構成される。以上の構成によれば、前記クローラベルトの内周を上記の突条部と係合可能に構成するだけで前記脱落防止手段が実現される。
上記のクローラベルト用のプーリは、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記突条部は、前記プーリ歯を、前記プーリの中心軸方向において挟むように少なくとも2以上で設けられる。以上の構成によれば、旋回時のベルト外れを効果的に防止できる。
上記のクローラベルト用のプーリは、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記突条部は、少なくとも、前記プーリの中心軸方向中央及び両端に設けられる。以上の構成によれば、旋回時のベルト外れを一層効果的に防止できる。
クローラ駆動システムは、以下のように構成される。即ち、少なくとも何れか一方が請求項1〜8の何れか一に記載のクローラベルト用のプーリであり、更に、少なくとも何れか一方が駆動プーリに構成される、一対のプーリと、前記一対のプーリに掛巻されるクローラベルトと、を含む。以上の構成によれば、異物の噛み込みによる影響の少ないクローラ駆動システムが提供される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の第一実施形態を説明する。図1は、自走式ロボットの全体概略図である。図1に示されるように本実施形態において、クローラ型の自走式ロボット1は、略示のロボット本体2と、このロボット本体2を例えば不整地などの走行面3上で走行させるためのクローラ駆動システム4と、を備える。このクローラ駆動システム4は、走行方向に対して左右に一対で設けられ、各々、一対のプーリ5・5と、このプーリ5・5に掛巻されるクローラベルト6と、を有する。
図2は、本発明の第一実施形態に係るプーリの部分拡大断面図である。なお、本図及び後述する図3〜図5においては、発明の技術的意義の理解を容易とすべく、モジュールを想定される実施品と比較して大きくしている。図2に示されるように、プーリ5の外周にはクローラベルト6が掛巻され、この掛巻されるクローラベルト6の内周に列設されるベルト歯6tに対して噛み合うプーリ歯5tがプーリ5の外周に形成される。本実施形態においてクローラベルト6は伝動時の滑りや初張力の必要性、曲げ剛性などの観点からダブルタイミングベルトが採用され、ベルト歯6t及びプーリ歯5tは何れも台形歯とされる。
本図に示されるように、クローラベルト6がプーリ5に掛巻された状態で、クローラベルト6の歯先6aと、プーリ5の歯底5bと、の間に空隙gができるように頂隙7が形成される。頂隙7は、上記空隙gを指すものである。なお、符号5Xは、プーリ5の中心に形成される軸孔を示し、軸の図示は割愛した。
また、プーリ5の外周には1ピッチおきに、クローラベルト6の走行中にクローラベルト6とプーリ5の間に噛み込まれた異物jを排出する異物排出機構8(異物排出手段)が形成される。この異物排出機構8は、プーリ5の歯底5bに、クローラベルト6とプーリ5の間に噛み込まれた異物jが侵入可能な凹部9を形成することで構成される。本実施形態において、この凹部9は、上記の歯底5bからプーリ5の中心へ向かって延び、その凹設深さは概ねプーリ歯5tの全歯たけの1〜2.5倍とされる。更に、プーリ歯5tがプーリ5の中心軸に対して平行に即ち図2が描かれた紙面に対して垂直に延在するのと同様、凹部9もプーリ5の中心軸に対して平行に延在する。この意味で、凹部9は、プーリ5全体で見れば、スリット状に形成されるとも言える。なお、この凹部9がプーリ5の中心軸方向に貫通するものであるか否かは任意に選択し得る。本実施形態においては、凹部9はプーリ5の中心軸方向に貫通するものではない(イメージとして、例えば図6などを参照)。
次に、本実施形態に係るプーリ5の作動を説明する。
クローラベルト6の走行時において、異物jがプーリ5の歯底5bやクローラベルト6の歯先6aに付着するなどして、クローラベルト6とプーリ5の間に異物jを噛み込むと、この異物jが比較的小さいときは、前述の頂隙7内に収まり、ベルト歯6tとプーリ歯5tとの噛み合いは問題なく確保される。
他方、この異物jが比較的大きいときは、上記の頂隙7には収まりきれない場合もあろう。しかし、このときでも、異物jが付着したクローラベルト6の歯先6aが異物排出機構8と対面した場合には、この異物jが異物排出機構8の凹部9内に侵入・退避することで、クローラベルト6とプーリ5との噛み合い部分から異物jが排出されたかたちとなり、もって、異物jの噛み込みが解消される。
以上説明したように、本実施形態においてクローラベルト6用のプーリ5は、以下のように構成される。即ち、前記クローラベルト6を前記プーリ5に掛巻したときに、前記クローラベルト6の歯先6aと、前記プーリ5の歯底5bと、の間に空隙gができるように頂隙7が設けられると共に、前記クローラベルト6の走行中に前記クローラベルト6と前記プーリ5の間に噛み込まれた異物jを排出する異物排出機構8を含む。以上の構成によれば、前記頂隙7の存在により、前記クローラベルト6と前記プーリ5の間に異物jを噛み込んでも、前記ベルト歯6tと前記プーリ歯5tとの噛み合いを概ね確保できる。更に、前記異物排出機構8の存在により、異物jの噛み込みが解消されるので、歯飛びが抑制される。
上記のプーリ5は、更に、以下のように構成される。即ち、前記プーリ5に前記異物排出機構8を少なくとも1ピッチおきに設ける。以上の構成によれば、連続的な歯飛びを防止できる。即ち、クローラベルト6とプーリ5の間に異物jが最初に噛み込まれたときに、該異物jが異物排出機構8と対面できず歯飛びが発生したとしても、その歯飛び後には、該異物jが異物排出機構8と対面することになり、もって、連続的な歯飛びが防止される。
上記のプーリ5は、更に、以下のように構成される。即ち、前記異物排出機構8は、前記プーリ5の歯底5bに、前記クローラベルト6と前記プーリ5の間に噛み込まれた異物jが侵入可能な凹部9を形成することで構成される。以上の構成によれば、簡素な構成で、前記異物排出機構8が実現される。特に、前記クローラベルト6の歯先6aに付着している異物jを効果的に排出できる。更に言えば、前記頂隙7の存在により、クローラベルト6の走行時において、プーリ5の歯底5bはクローラベルト6に対して一切接しておらず、このような性質の歯底5bに上記の凹部9を形成することとしているので、凹部9を歯底5bに形成することは、クローラベルト6とプーリ5との噛み合いに対して殆ど影響を与えることがない。
以上、本発明の第一実施形態を説明したが、上記第一実施形態は以下のように変更して実施できる。
即ち、上記実施形態において、クローラベルト6はダブルタイミングベルトとしたが、これに代えて、外周に歯の付いていないタイミングベルトを採用してもよい。
また、プーリ歯5tやベルト歯6tは台形歯としたが、これらプーリ歯5tやベルト歯6tは他の形状であってもよい。特に、プーリ歯5tやベルト歯6tの圧力角は、図示する程度に限らない。ここで、圧力角とは、図2においてプーリ歯5tとベルト歯6tとが最大の圧力をもって圧接する面の、プーリ5の径方向に対する、勾配のことである。
また、凹部9の凹設深さはプーリ歯5tの全歯たけの1〜2.5倍としたが、これに代えて、1倍以下(ただし、ゼロを除く。)であってもよいし、2.5倍以上であってもよい。
次に、本発明の第二実施形態を説明する。図3は、本発明の第二実施形態に係るプーリの部分拡大断面図である。上記第一実施形態についての説明と重複する説明については適宜、割愛する。
本実施形態において、前述の異物排出機構8は、プーリ5の歯底5bに、クローラベルト6とプーリ5の間に噛み込まれた異物jが侵入可能な貫通孔10を形成することで構成される。本実施形態において、プーリ5の両側面にはプーリ5の歯底円よりも小径であって軸孔5Xよりも大径の円柱状凹部11が所定の深さに凹設され、上記の歯底5bからプーリ5の中心へ向かって延びるように穿設される貫通孔10は、円柱状凹部11の周面に接続される。この構成で、クローラベルト6とプーリ5の間に噛み込まれ、貫通孔10内に侵入・退避した異物jは、プーリ5の中心へ向かって更に進み、やがて、円柱状凹部11内に排出される。
次に、本発明の第三実施形態を説明する。図4は、本発明の第三実施形態に係るプーリの部分拡大断面図である。上記第一実施形態についての説明と重複する説明については適宜、割愛する。
本実施形態において、前述の異物排出機構8は、プーリ5のプーリ歯5tを省くことで構成される。即ち、図4に示されるように、プーリ5のプーリ歯5tは、第一実施形態に係る図3のものと比較して、1ピッチおきに無くしている。更に、プーリ5のプーリ歯5tの全歯たけは、クローラベルト6のベルト歯6tの全歯たけを超えるものとされ、詳しくは、前者は後者の概ね1.5〜3倍とされる。
次に、本実施形態に係るプーリ5の作動を説明する。
クローラベルト6の走行時において、クローラベルト6の歯底6bに付着しながらクローラベルト6とプーリ5の間に噛み込まれた異物jが異物排出機構8と対面すると、この異物jは、省かれたプーリ歯5tの歯元に向かってクローラベルト6の歯底6bから排出され、もって、プーリ歯5tとベルト歯6tとの噛み合いは問題なく確保される。
他方、この異物jが異物排出機構8と対面しなかった場合は、プーリ歯5tとベルト歯6tとの噛み合いは阻害され、歯飛びが発生し得る。しかし、この場合でも、異物排出機構8は1ピッチおきに設けられていることから、歯飛び後の異物jは異物排出機構8と対面することとなり、もって、この異物jは上記同様に排出される。
以上説明したように、本実施形態においてプーリ5は、以下のように構成される。即ち、前記異物排出機構8は、前記プーリ5のプーリ歯5tを省くことで構成される。以上の構成によれば、簡素な構成で、前記異物排出機構8が実現される。特に、前記クローラベルト6の歯底6bに付着している異物jを効果的に排出できる。
上記のプーリ5は、更に、以下のように構成される。即ち、前記プーリ5のプーリ歯5tの全歯たけは、前記クローラベルト6のベルト歯6tの全歯たけを超えるものとする。以上の構成によれば、前記クローラベルト6の前記歯底6bと、前記プーリ5の前記歯底5bと、の間に大きなスペースが確保されるので、異物jの円滑な排出が実現される。
なお、図4から判る通り、上記第三実施形態においては、1ピッチおきにプーリ歯5tを省いたので、プーリ5のピッチは見かけ上、倍となる。一方で、クローラベルト6のピッチは第一実施形態と変える必要はないことから、クローラベルト6のしなやかさや巻き掛けの具合は殆ど損なわれず、もって、曲げ損失に係る伝動効率の低下を招くことはない。
以上、本発明の第三実施形態を説明したが、上記第三実施形態は以下のように変更して実施できる。
即ち、上記実施形態においてプーリ5のプーリ歯5tの全歯たけは、クローラベルト6のベルト歯6tの全歯たけの概ね1.5〜3倍としたが、これに代えて、1.5倍以下であってもよいし、3倍以上であってもよい。
次に、本発明の第四実施形態を説明する。図5は、本発明の第四実施形態に係るプーリの部分拡大断面図である。上記第三実施形態についての説明と重複する説明については適宜、割愛する。
本実施形態において、異物排出機構8は、前記の省かれたプーリ歯5tの歯元部分に、前記クローラベルト6と前記プーリ5の間に噛み込まれた異物jが侵入可能な貫通孔12を更に形成することで構成される。「前記の省かれたプーリ歯5tの歯元部分」は、本図において歯底5bに相当する。本実施形態において、プーリ5の両側面には、上記の第二実施形態と同様、プーリ5の歯底円よりも小径であって軸孔5Xよりも大径の円柱状凹部13が所定の深さに凹設され、上記の歯元部分(歯底5b)からプーリ5の中心へ向かって延びるように穿設される貫通孔12は、円柱状凹部13の周面に接続される。この構成で、クローラベルト6とプーリ5の間に噛み込まれ、貫通孔12内に侵入・退避した異物jは、プーリ5の中心へ向かって更に進み、やがて、円柱状凹部13内に排出される。
なお、上記第四実施形態においては、貫通孔12を形成することに代えて、例えば図2に示されるような凹部を前記の省かれたプーリ歯5tの歯元部分に凹設してもよい。
以上、本発明の好適な第一〜第四の実施形態を説明したが、更に好ましくは、クローラベルト6のベルト歯6tの歯数か、又はプーリ5のプーリ歯5tの歯数か、の何れか一方の歯数を奇数とし他方を偶数とするとよい。これによれば、多数の歯底6b・6b・・・のうち特定の歯底6bは、走行してプーリ5に繰り返し掛巻される都度、異物排出機構8に対して対面する場合と、異物排出機構8に対して対面しない場合と、が交互に訪れ、その結果、クローラベルト6の歯底6bに付着した異物jを排出する機会が交互に、つまり早期に到来するからである。
次に、本発明の第五実施形態を説明する。図6は、本発明の第五実施形態に係るプーリの斜視図である。図3に代表される上記の第二実施形態についての説明と重複する説明については適宜、割愛する。
上記の第二実施形態において異物排出機構8はプーリ5に対して1ピッチおきに設けることとしたが、これに代えて、本実施形態において異物排出機構8はプーリ5に対して1ピッチごとに設けられる。
また、上記の第二実施形態において円柱状凹部11はプーリ5の歯底円よりも小径としたが、これに代えて、本実施形態において円柱状凹部11はプーリ5の歯底円よりも大径とされる。
更に、プーリ5には、クローラベルト6がプーリ5から脱落するのを防止する脱落防止機構14が設けられる。この脱落防止機構14は、プーリ5の外周に、軸方向に薄肉の突条部15を環状に突設して構成される。詳しくは、この突条部15は、プーリ5の中心軸方向略中央に一対で並設され、この一対の突条部15の間には所定の空隙Hが形成され、この空隙Hの内側にはプーリ歯5tは除かれる。更に、突条部15は、プーリ5の径方向において歯底5bから歯先5aに至るまで、プーリ5の中心軸に対して垂直に延在する。
加えて、ベルト中央部に位置する突条部の高さはプーリ歯高さと同じ、即ちプーリ外径と突条部外径が同一かそれ以下、さらに好ましくは歯高さの1/2以上が好ましい。突条部の高さがプーリ歯高さより高いと、突条部とベルト歯底部が干渉し、ベルトに亀裂が生じ易くなる。一方、前記突条部の高さがベルト歯高さの1/2より低いと、ベルトがプーリより外れ易くなる。又、外周に設置した突条部の高さがベルト背面部よりも高いと、接地するのが突条部となってしまう為、好ましくない。
以上説明したように本実施形態においてプーリ5は、以下のように構成される。即ち、前記クローラベルト6が前記プーリ5から脱落するのを防止する脱落防止機構14を有する。以上の構成によれば、上記脱落が防止されるから、自走式ロボット1の取り扱いが容易となる。
また、プーリ5は、更に、以下のように構成される。即ち、前記脱落防止機構14は、前記プーリ5の外周に突条部15を設けて構成される。以上の構成によれば、前記クローラベルト6の内周を上記の突条部15と係合可能に構成するだけで前記脱落防止機構14が実現される。
以上、本発明の好適な実施形態である第五実施形態を説明したが、第五実施形態は、以下のように変更して実施できる。
即ち、上記実施形態において突条部15は軸方向に薄肉としたが、これに代えて、突条部15は軸方向に厚肉としてもよい。上記のように突条部15の厚みは、薄肉であれば任意であるが、より好ましくは厚みを3mmより薄くすると、砂の粒径に対して十分薄く、砂地へ食い込み易くなる。
また、突条部15は、プーリ5の外周に一対、即ち二つ並設することとしたが、これに代えて、突条部15は一つだけでもよいし、三つ以上であってもよい。更に、この突条部15を二つ以上で設ける場合において、隣り合う突条部15・15の間の空隙Hの軸方向厚みは任意に設定できる。この空隙Hは、クローラベルト6とプーリ5の間に小石などの異物を噛み込んでも歯飛びの発生を抑制する機能や、クローラベルト6とプーリ5の間に噛み込まれた異物の排出を促す機能を発揮できる。従って、この空隙Hの軸方向厚みは、自走式ロボット1の使用環境、即ち、走行面3の状態に応じて適宜、増減して設計することが好ましい。また、二つ以上の突条部15が併設されると、砂かみ、及び遠心力によりクローラベルト6がプーリ5から脱落しようとする力が働いた場合、内側に設置された突条部15にはその反作用により砂に食い込む力が発生し、脱落を効果的に防止することができる。更に、二つ以上併設された突条部15がプーリ5の軸方向で両端部と中央部に設置された場合(図7参照)、クローラベルト6とプーリ5の噛み合い部に砂が入り込むのを防ぐ効果も合わせて得ることができる。
以下、上記突条部15の配設数、配設態様が、クローラベルト6の外れ(以下、単にベルト外れとも称する。)にどのような影響を及ぼすかを詳細に調査したので、その結果を以下の通り、報告する。
以下、パターン1を「図6に示されるプーリ5から脱落防止機構14を取り除いたプーリであってプーリ歯5tはその長手方向において分割されないもの」とする。同様に、パターン2を「パターン1において、中心軸方向略中央に突条部15を一つ、設けたもの」とし、パターン3を「パターン1において、中心軸方向略中央に突条部15を二つ、所定の空隙Hを伴って並設されて成るもの」(図6に相当)とし、パターン4を「パターン3において、更に、プーリ5の中心軸方向両端に突条部15を設けたもの」(図7に相当)とする。
上記パターン4(第六実施形態)について更に説明を加える。即ち、図7に示されるプーリ5の中心軸方向両端に設けられる一対の突条部15は、断面L字の環状に形成され、突条部15の本体である突条部本体15aの内周縁から中心軸方向に沿って若干突設される鍔部15bは、環状に並設される多数のプーリ歯5tの内周(円柱状凹部11の側面)に圧入や接着などにより固定される。突条部本体15aは、環状に並設される多数のプーリ歯5tを、中心軸方向外側から完全に覆う。
Figure 2009073464
上記表1において、「通常路面」とはアスファルト路面を意味し、「通常砂地」とは直径1〜5mm程度の粒状物が上記の通常路面上に概ね5〜20mm堆積している路面を意味し、「砂場」とは少なくとも深さ80cmに至るまで上記の粒状物によって構成されている路面であって、車輌が半分程、埋まっている状態となるものを意味する。「直進」とは3.5km/hで直線的に走行するという試験条件を意味し、旋回とは両側に設置されたクローラを反対方向に駆動し、その場で回転するという試験条件(所謂超信地旋回)を意味する。そして、上記の表1に示される試験条件に従って、概ね15分3回、走行テストを行った結果、一度もベルト外れが発生しなかった場合を「○」として評価し、毎回ベルト外れが発生してしまった場合を「×」として評価し、それ以外を「△」として評価した。なお、表中、「-」は、評価が「○」となることはないだろうと容易に予測できたので試験をしなかったことを示す。
上記の表1によれば、旋回時のベルト外れに着目すると、パターン1よりもパターン2の方が、パターン2よりもパターン4の方が、優れていることが判る。このことから、突条部15を、少なくとも、プーリ5の中心軸方向中央及び両端に設ければ、旋回時のベルト外れを効果的に防止できると言及できよう。
このように、突条部15を、プーリ5の中心軸方向略中央のみならず、両端にも設けることで、旋回時のベルト外れを効果的に防止できたことについて、本願出願人は以下のように考察する。即ち、上記パターン2のように突条部15がプーリ5の中心軸方向略中央にのみ設けられる場合では、この突条部15によって分割されたプーリ歯5tは、中心軸方向に沿って移動しようとする際、中心軸方向の片側のみでしか突条部15によって拘束されない。一方、上記パターン4のように突条部15がプーリ5の中心軸方向略中央のみならずその両端にも設けられる場合では、分割されたプーリ歯5tは、中心軸方向に沿って移動しようとする際、中心軸方向の両側からしっかりと突条部15によって拘束される。このように、パターン4は、パターン2と比較して、中心軸方向においてのプーリ歯5tに対する拘束が充実しており、これが、上記表1のように結実したものと考える。この点、前記突条部15を、前記プーリ歯5tを前記プーリ5の中心軸方向において挟むように少なくとも2以上で設けることが旋回時のベルト外れ防止の効果を発揮する、ということに集約することができる。更に、この構成は、ベルトとプーリの間へ砂が侵入するのを効果的に防止できる。
ところで、上記パターン4(図7参照)においては、プーリ5の中心軸方向略中央に突条部15が空隙Hを空けて一対で設けられるとしたが、もちろん、空隙Hは省略できる。空隙Hが省略された構成とは、即ち、プーリ5の中心軸方向略中央に突条部15が単一で設けられる構成に相当する。
更には、上記パターン4(図7)の構成は、プーリ5の中心軸方向略中央及び両端以外にも突条部15が増設される構成を何ら妨げることはない。
以上、本発明の好適な実施形態として、クローラ駆動システム4が自走式ロボット1の一部として適用された場合を説明したが、この自走式ロボット1に限らず、例えば、戦車、自動車のラジコン等の遊戯機器にも適用可能である。
自走式ロボットの全体概略図 本発明の第一実施形態に係るプーリの部分拡大断面図 本発明の第二実施形態に係るプーリの部分拡大断面図 本発明の第三実施形態に係るプーリの部分拡大断面図 本発明の第四実施形態に係るプーリの部分拡大断面図 本発明の第五実施形態に係るプーリの斜視図 本発明の第六実施形態に係るプーリの斜視図
符号の説明
1 自走式ロボット
2 ロボット本体
3 走行面
5 プーリ
6 クローラベルト
7 頂隙
8 異物排出機構(異物排出手段)

Claims (11)

  1. 掛巻されるクローラベルトのベルト歯に対して噛み合うプーリ歯を外周に有するクローラベルト用のプーリにおいて、
    前記クローラベルトを前記プーリに掛巻したときに、前記クローラベルトの歯先と、前記プーリの歯底と、の間に空隙ができるように頂隙が設けられると共に、
    前記クローラベルトの走行中に前記クローラベルトと前記プーリの間に噛み込まれた異物を排出する異物排出手段を含む、
    ことを特徴とするクローラベルト用のプーリ
  2. 請求項1に記載のクローラベルト用のプーリにおいて、
    前記プーリに前記異物排出手段を少なくとも1ピッチおきに設ける、
    ことを特徴とするクローラベルト用のプーリ
  3. 請求項1又は2に記載のクローラベルト用のプーリにおいて、
    前記異物排出手段は、前記プーリの歯底に、前記クローラベルトと前記プーリの間に噛み込まれた異物が侵入可能な凹部又は貫通孔を形成することで構成される、
    ことを特徴とするクローラベルト用のプーリ
  4. 請求項1又は2に記載のクローラベルト用のプーリにおいて、
    前記異物排出手段は、前記プーリの前記プーリ歯を省くことで構成される、
    ことを特徴とするクローラベルト用のプーリ
  5. 請求項4に記載のクローラベルト用のプーリにおいて、
    前記異物排出手段は、前記の省かれたプーリ歯の歯元部分に、前記クローラベルトと前記プーリの間に噛み込まれた異物が侵入可能な凹部又は貫通孔を更に形成することで構成される、
    ことを特徴とするクローラベルト用のプーリ
  6. 請求項4又は5に記載のクローラベルト用のプーリにおいて、
    前記プーリの前記プーリ歯の全歯たけは、前記クローラベルトの前記ベルト歯の全歯たけを超えるものとする、
    ことを特徴とするクローラベルト用のプーリ
  7. 請求項1〜6の何れか一に記載のクローラベルト用のプーリにおいて、
    前記クローラベルトが前記プーリから脱落するのを防止する脱落防止手段を有する、
    ことを特徴とするクローラ用のプーリ
  8. 請求項7に記載のクローラベルト用のプーリにおいて、
    前記脱落防止手段は、前記プーリの外周に突条部を設けて構成される、
    ことを特徴とするクローラ用のプーリ
  9. 請求項8に記載のクローラベルト用のプーリにおいて、
    前記突条部は、前記プーリ歯を、前記プーリの中心軸方向において挟むように少なくとも2以上で設けられる、
    ことを特徴とするクローラ用のプーリ
  10. 請求項9に記載のクローラベルト用のプーリにおいて、
    前記突条部は、少なくとも、前記プーリの中心軸方向中央及び両端に設けられる、
    ことを特徴とするクローラ用のプーリ
  11. 少なくとも何れか一方が請求項1〜10の何れか一に記載のクローラベルト用のプーリであり、更に、少なくとも何れか一方が駆動プーリに構成される、一対のプーリと、
    前記一対のプーリに掛巻されるクローラベルトと、
    を含む、
    ことを特徴とする、クローラ駆動システム
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