JP2010047080A - ゴムクローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】スチールコード層の両周端部の曲げ剛性が高くなり過ぎるのを抑えつつ、スチールコード層の外側周端部が跳ね上がるのを抑制する。
【解決手段】補強層19の両周端部には、第1補強コード層14および第2補強コード層15が互いに非積層状態にある単層部分19c、19dが各別に形成され、これらの単層部分19c、19dのうちの少なくとも一方19cは、スチールコード層13の両周端部13a、13bの外周側に配設されるとともに、該一方の単層部分19cは、スチールコード層13の外側周端縁13cをクローラ周方向に跨いでいる。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、油圧ショベル等の建設機械や農機、その他のクローラ式車両に装着されるゴムクローラに関するものである。
クローラ式車両に装着される左右一対のクローラ式走行体として、駆動輪と従動輪との間に無端帯状にゴムクローラが巻回された構成が知られている。
このゴムクローラのゴムクローラ本体内には、その剛性を高めたり、耐駆動力を高めたりする等のために、クローラ周方向に延びるスチールコードがクローラ幅方向に複数並べられて埋設されたスチールコード層が備えられている。このスチールコード層の両周端部は、ゴムクローラ本体の厚さ方向に重ね合わされて接続されている。
ところで、前述のクローラ式走行体の走行中には、ゴムクローラは、駆動輪および従動輪によりクローラ周方向に引張されることに起因して、スチールコード層の両周端部のうち外周側に位置する外側周端部がクローラ厚さ方向の外側に向けて跳ね上がり、その周端縁に位置するスチールコードの端部が、この端部を覆うゴム材料に大きな負荷を加えてこのゴム材料に亀裂を生じさせるおそれがあった。
このような問題を解決するための手段として、例えば下記特許文献1に示されるように、複数の補強コードが埋設されたカバー体を、スチールコード層の前記外側周端部を外周側から覆うように配設することによって、この外側周端部が前述のように跳ね上がろうとしたときに前記外側周端部を外周側から押さえ込ませるようにした構成が提案されている。
特開2001−106131号公報
しかしながら、前記従来のゴムクローラでは、スチールコード層の両周端部が位置する部分の中でも特に前記カバー体が配設された重合部分の曲げ剛性が高くなり過ぎることで、走行中に、周回速度が変動し走行方向に揺れが生じて乗り心地性を悪化させたり、あるいはゴムクローラから駆動輪に加えられる負荷が変動し燃費を悪化させたり、さらにはスチールコードに加えられる軸力が変動しその寿命を低下させたりする等の問題があった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、スチールコード層の両周端部の曲げ剛性が高くなり過ぎるのを抑えつつ、スチールコード層の外側周端部が跳ね上がるのを抑制することができるゴムクローラを提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のゴムクローラは、無端帯状のゴムクローラ本体内に、クローラ周方向に延びるスチールコードがクローラ幅方向に複数並べられて埋設されたスチールコード層と、このスチールコード層の外周側に配設されるとともに、クローラ周方向およびクローラ幅方向の双方に対して傾斜する方向に延びる補強コードが複数並べられて埋設された第1補強コード層および第2補強コード層を備える有端帯状の補強層と、が備えられるとともに、前記スチールコード層の両周端部が、ゴムクローラ本体の厚さ方向に重ね合わされて接続されたゴムクローラであって、前記第1補強コード層および第2補強コード層にそれぞれ埋設された補強コードの各延在方向は、互いに逆向きとされるとともに、これらの両補強コード層それぞれの両周端縁は、当該補強コード層に埋設された前記補強コードの延在方向に沿って延在し、前記両補強コード層それぞれにおける一方の周端縁同士、および他方の周端縁同士は各別に互いに交差し、かつこれらの両補強コード層のクローラ周方向に沿った長さは、前記スチールコード層のクローラ周方向に沿った長さよりも短くされて、前記一方の周端縁同士と他方の周端縁同士とはクローラ周方向に離れて配置され、前記補強層の両周端部には、前記両補強コード層が互いに非積層状態にある単層部分が各別に形成され、これらの単層部分のうちの少なくとも一方は、前記スチールコード層の両周端部の外周側に配設されるとともに、該一方の単層部分は、前記スチールコード層の両周端縁のうち外周側に位置する外側周端縁をクローラ周方向に跨いでいることを特徴とする。
この発明によれば、補強層の両周端部に形成された各単層部分のうちの一方が、スチールコード層の外側周端縁をクローラ周方向に跨いでいるので、このスチールコード層の両周端部のうち外周側に位置する外側周端部がクローラ厚さ方向の外側に向けて跳ね上がろうとしたときに、この外側周端部を外周側から前記一方の単層部分により押さえ込ませることが可能になる。
しかも、両補強コード層のクローラ周方向に沿った長さが、スチールコード層のクローラ周方向に沿った長さよりも短くされて、前記一方の周端縁同士と他方の周端縁同士とがクローラ周方向に離れて配置され、さらに、補強層の周端部において、両補強コード層が互いに積層された状態にある積層部分ではなく、非積層状態にある単層部分が、スチールコード層の両周端部の外周側に配設されているので、前述の作用効果が奏される反面、ゴムクローラにおいてスチールコード層の両周端部が位置する部分の曲げ剛性が高くなるのを極力抑えることが可能になる。
さらに、両補強コード層にそれぞれ埋設された補強コードの各延在方向が、クローラ周方向およびクローラ幅方向の双方に対して傾斜する方向とされ、かつ両補強コード層それぞれの両周端縁が、当該補強コード層に埋設された補強コードの延在方向に沿って延在しているので、ゴムクローラ本体内において補強層の両周端縁を覆うゴム材料に作用する負荷を抑えつつ、スチールコード層の外側周端部が跳ね上がるのを確実に抑制することができる。
すなわち、例えば補強コードがクローラ幅方向に沿って平行に延在している場合と比べて、前述の跳ね上がりに対する抵抗力を高めることが可能になり、また例えば補強コードがクローラ周方向に沿って平行に延在している場合と比べて、補強コードの端面を補強層の周端縁から露出させ難くすることが可能になり、ゴムクローラ本体内において補強層の両周端縁を覆うゴム材料に作用する負荷を確実に低減することができる。
ここで、前記単層部分のうちの他方は、前記スチールコード層の両周端部の外周側に配設されるとともに、このスチールコード層の両周端縁のうち内周側に位置する内側周端縁をクローラ周方向に跨いでおり、前記補強層の両周端部はそれぞれ、前記スチールコード層の両周端部におけるクローラ周方向の中央部を通りクローラ幅方向に延びる仮想線に対して線対称に配置されてもよい。
この場合、補強層の両周端部がそれぞれ、前記仮想線に対して線対称に配置されているので、このゴムクローラにおいてスチールコード層の両周端部が位置する部分の曲げ剛性がクローラ周方向でばらつくのを抑えることができる。
また、前記ゴムクローラ本体の外周面に複数のラグが突設され、前記スチールコード層の外側周端縁は、ゴムクローラ本体内において前記ラグと対応する位置に配設されてもよい。
この場合、スチールコード層の外側周端縁が、ゴムクローラ本体内においてラグと対応する位置に配設されているので、このスチールコード層の外側周端部が跳ね上がろうとしたことに起因して、ゴムクローラ本体の外周面に応力が集中し亀裂が発生するのを防ぐことができる。
さらに、前記スチールコード層、第1補強コード層および第2補強コード層それぞれのクローラ幅方向中央部は互いに一致させられるとともに、これらの幅は互いに同等、若しくはスチールコード層の幅が第1補強コード層および第2補強コード層の各幅よりも広くなってもよい。
この場合、第1補強コード層および第2補強コード層が全域にわたってスチールコード層により内周側から覆われるので、このゴムクローラの内周面を転輪が通過したときに、第1補強コード層および第2補強コード層それぞれのクローラ幅方向の両端部がクローラ厚さ方向の内側に向けて跳ね上がるのを抑えることが可能になり、この跳ね上がりに起因してゴムクローラ本体の内周面に応力が集中し亀裂が発生するのを防ぐことができる。
この発明によれば、スチールコード層の両周端部の曲げ剛性が高くなり過ぎるのを抑えつつ、スチールコード層の外側周端部が跳ね上がるのを抑制することができる。
以下、本発明に係るゴムクローラの一実施形態を、図1〜図4を参照しながら説明する。
例えば、油圧ショベル等の建設機械や農機、その他のクローラ式車両の下部に配設される左右一対のクローラ式走行体1にはそれぞれ、図1に示されるように、駆動輪21と図示されない従動輪との間に無端帯状に巻回されたゴムクローラ10が備えられている。なお、図示の例では、ゴムクローラ10は、内部に芯金が埋設されていないいわゆる芯金レスゴムクローラとなっている。
駆動輪21はスプロケットとされ、車両フレームに設けられた例えば油圧モータ等の駆動手段により回転可能に支持されている。
前記従動輪は前記車両フレームに回転自在に支持されている。
また、本実施形態では、ゴムクローラ10の内周面側において駆動輪21と従動輪との間に位置する部分には、前記車両フレームに回転自在に支持された複数の転輪22が配置されている。
ゴムクローラ10は、ゴム材料で無端帯状に成形されたゴムクローラ本体11を備え、このゴムクローラ本体11の内周面におけるクローラ幅方向の中央部には、その全周にわたってクローラ周方向に等間隔をあけて複数の駆動突起24が突設されている。これらの駆動突起24に、前述の駆動輪21および従動輪が噛合した状態で、これらの両輪が回転することにより、ゴムクローラ10がクローラ周方向に送り移動させられるようになっている。なお、ゴムクローラ本体11の幅は例えば約450mmとなっている。
また、ゴムクローラ本体11の内周面において、駆動突起24をクローラ幅方向で挟んだ両側に位置する部分は、全周にわたって平滑面とされた転輪通過面Sとなっている。そして、この転輪通過面S上で、複数の転輪22がゴムクローラ10の送り移動に伴って軸線回りに転動させられるようになっている。
なお、複数の転輪22のうち、一部はゴムクローラ10の内周面において地面側の下側に位置する部分をその上側から支持するように配置されるとともに、残りはゴムクローラ10の内周面において上側に位置する部分をその下側から支持するように配置されている。前者の転輪22により、ゴムクローラ10の外周面において下側に位置する部分を地面に押し付けさせ、また後者の転輪22により、ゴムクローラ10において上側に位置する部分を弛まないように支持させるようになっている。
ゴムクローラ本体11の外周面には、クローラ周方向に間隔をあけて第1ラグ(ラグ)17および第2ラグ(ラグ)18がそれぞれ複数ずつ突設されている。第1ラグ17および第2ラグ18はそれぞれ、クローラ幅方向に延在している。第1ラグ17は、クローラ幅方向に沿って連続して延在し、ゴムクローラ本体11の外周面においてクローラ幅方向の両端部を除いた部分に配設され、第2ラグ18は、ゴムクローラ本体11の外周面においてクローラ幅方向の中央部を除いた部分に配設されるようにクローラ幅方向に分断されて延在している。そして、これらの両ラグ17、18がゴムクローラ本体11の外周面にクローラ周方向に沿って交互に配設されている。なお、クローラ周方向で隣り合う両ラグ17、18同士の間隔は例えば約100mmとなっている。
ゴムクローラ本体11内には、クローラ周方向に延びるスチールコード12がクローラ幅方向に複数並べられて埋設されたスチールコード層13と、このスチールコード層13の外周側に配設されるとともに、クローラ周方向およびクローラ幅方向の双方に対して傾斜する方向に延びる補強コード16が前記傾斜する方向に交差する方向に複数並べられて埋設された第1補強コード層14および第2補強コード層15を備える有端帯状の補強層19と、が備えられている。なお、補強コード16は、例えばスチールコード層13内のスチールコード12よりも小径のスチールコード、若しくはナイロン等の有機繊維コード等となっている。
スチールコード層13の両周端部13a、13bは、図2〜図4に示されるように、ゴムクローラ本体11の厚さ方向に重ね合わされて接続されている。また、スチールコード層13の両周端縁13c、13dはそれぞれ、クローラ幅方向に沿って平行に延在している。なお、スチールコード層13の両周端部13a、13bのクローラ周方向における大きさは例えば100mm以上、好ましくは約300mmとなっている。
また、スチールコード層13の両周端縁13c、13dのうち外周側に位置する外側周端縁13cは、図2に示されるように、ゴムクローラ本体11内において第1ラグ17と対応する位置に配設されている。
第1補強コード層14および第2補強コード層15にそれぞれ埋設された補強コード16の各延在方向は、互いに逆向きとされるとともに、これらの両補強コード層14、15それぞれの両周端縁14a、14b、15a、15bは、当該補強コード層14、15に埋設された補強コード16の延在方向に沿って延在している。補強コード16はクローラ幅方向に対して例えば30°以上60°以下、好ましくは約38°傾斜している。
第1補強コード層14および第2補強コード層15のクローラ幅方向における各大きさ、つまり幅は互いに同等になっている。さらに、これらの両補強コード層14、15の各幅は、スチールコード層13の幅以下となっている。また、スチールコード層13および両補強コード層14、15それぞれのクローラ幅方向の中央部は、ゴムクローラ本体11のクローラ幅方向の中央部と一致している。これにより、両補強コード層14、15は、全域にわたってスチールコード層13により内周側から覆われている。なお、スチールコード層13の幅は、両補強コード層14、15の各幅と比べて同等若しくは例えば5mm以下広くなっている。
また、第1補強コード層14および第2補強コード層15の各周長は互いに同等になっている。これらの両補強コード層14、15それぞれにおけるクローラ周方向の中央部は、スチールコード層13のクローラ周方向の中央部と一致している。なお、スチールコード層13におけるクローラ周方向の中央部は、ゴムクローラ10をクローラ式走行体1に装着する前の状態で、スチールコード層13において両周端部13a、13bにクローラ径方向で対向する部分となっている。
さらに、第1補強コード層14および第2補強コード層15の各周長は、スチールコード層13の周長よりも短くなっており、図3および図4に示されるように、両補強コード層14、15それぞれにおいて、一方の周端縁14a、15aと他方の周端縁14b、15bとの間にはクローラ周方向に間隔があけられている。また、両補強コード層14、15それぞれにおける一方の周端縁14a、15a同士、および他方の周端縁14b、15b同士は各別に互いに交差している。図示の例では、両補強コード層14、15それぞれにおける一方の周端縁14a、15a同士は各中央部で互いに交差し、また他方の周端縁14b、15b同士は各中央部で互いに交差している。
以上のような第1補強コード層14および第2補強コード層15を有する補強層19は、有端帯状に形成されるとともに、その両周端部には、図3および図4(b)に示されるように、両補強コード層14、15が互いに非積層状態にある単層部分19c、19dが各別に形成される。なお、この補強層19の両周端部は、両補強コード層14、15の両周端部14c、14d、15c、15dと一致している。
そして、本実施形態では、補強層19の両周端部それぞれにおける単層部分19c、19dのうちの少なくとも一方が、スチールコード層13の両周端部13a、13bの外周側に配設されるとともに、この一方の単層部分19cが、スチールコード層13の両周端縁13c、13dのうち外周側に位置する外側周端縁13cをクローラ周方向に跨いでいる。
図示の例では、他方の単層部分19dも、スチールコード層13の両周端部13a、13bの外周側に配設されて、スチールコード層13の内側周端縁13dをクローラ周方向に跨いでいる。
そして、補強層19の両周端部がそれぞれ、スチールコード層13の両周端部13a、13bにおけるクローラ周方向の中央部を通りクローラ幅方向に延びる第2仮想線L2に対して線対称に配置されている。
ここで、両補強コード層14、15それぞれの周端部14c、14d、15c、15dは、その平面視において、前記周端縁14a、14b、15a、15bと、この周端縁14a、14b、15a、15bの基端14g、14h、15g、15hを通りクローラ幅方向に沿って延びる第1仮想線L1と、両補強コード層14、15の側端縁のうち前記第1仮想線L1と前記周端縁14a、14b、15a、15bの先端14i、14j、15i、15jとの間に位置する部分と、により区画される平面視直角三角形状の領域となっている。なお、両補強コード層14、15それぞれの周端部14c、14d、15c、15dは全て、互いに同形同大となっている。
また、前述の単層部分19c、19dは、両補強コード層14、15それぞれにおける一方の周端縁14a、15a同士、および他方の周端縁14b、15b同士が各別に互いに交差した交差部A、Bと、前記先端14i、14j、15i、15jと、この先端14i、14j、15i、15jを有する周端縁14a、14b、15a、15bに交差する他の周端縁15a、15b、14a、14bにおける前記基端15g、15h、14g、14hと、を頂点に有する平面視二等辺三角形状の領域が、交差部A、Bを介してクローラ幅方向に2つ連なった領域となっている。
また、各単層部分19c、19dにおいて、前記交差部A、Bから前記先端14i、14j、15i、15j側に位置する部分が、スチールコード層13の両周端部13a、13bの外周側に配設されている。さらにまた、前記先端14i、14j、15i、15jは、スチールコード層13の両周端部13a、13bにおけるクローラ周方向の中央部よりもこの先端14i、14j、15i、15jを有する前記周端縁14a、14b、15a、15bの基端15g、15h、14g、14h側に離れて配設されている。これにより、前記単層部分19c、19dは、スチールコード層13の両周端部13a、13bのうち、クローラ周方向の中央部を被覆せず、クローラ周方向の両側部分を被覆している。
さらに、前記交差部A、Bは、図3および図4(a)に示されるように、スチールコード層13の両周端縁13c、13dの外周側に各別に配設されている。また、各単層部分19c、19dはそれぞれ、スチールコード層13の両周端縁13c、13dを各別にクローラ幅方向の全長にわたって外周側から覆っている。
以上説明したように、本実施形態によるゴムクローラ10によれば、補強層19の両周端部に形成された各単層部分19c、19dのうちの一方が、スチールコード層13の外側周端縁13cをクローラ周方向に跨いでいるので、このスチールコード層13の両周端部13a、13bのうち外周側に位置する外側周端部13aがクローラ厚さ方向の外側に向けて跳ね上がろうとしたときに、この外側周端部13aを外周側から一方の単層部分19cにより押さえ込ませることが可能になる。
しかも、両補強コード層14、15のクローラ周方向に沿った長さが、スチールコード層13のクローラ周方向に沿った長さよりも短くされて、前記一方の周端縁14a、15a同士と他方の周端縁14b、15b同士とがクローラ周方向に離れて配置され、さらに、補強層19の両周端部それぞれにおいて、両補強コード層14、15が互いに積層された状態にある積層部分ではなく、非積層状態にある単層部分19c、19dが、スチールコード層13の両周端部13a、13bの外周側に配設されているので、前述の作用効果が奏される反面、ゴムクローラ10においてスチールコード層13の両周端部13a、13bが位置する部分の曲げ剛性が高くなるのを極力抑えることが可能になる。
さらに、両補強コード層14、15にそれぞれ埋設された補強コード16の各延在方向が、クローラ周方向およびクローラ幅方向の双方に対して傾斜する方向とされ、かつ両補強コード層14、15それぞれの両周端縁14a、14b、15a、15bが、当該補強コード層14、15に埋設された補強コード16の延在方向に沿って延在しているので、ゴムクローラ本体11内において補強層19の両周端縁を覆うゴム材料に作用する負荷を抑えつつ、スチールコード層13の外側周端部13aが跳ね上がるのを確実に抑制することができる。
すなわち、例えば補強コード16がクローラ幅方向に沿って平行に延在している場合と比べて、前述の跳ね上がりに対する抵抗力を高めることが可能になり、また例えば補強コード16がクローラ周方向に沿って平行に延在している場合と比べて、補強コード16の端面を補強層19の周端縁から露出させ難くすることが可能になり、ゴムクローラ本体11内において補強層19の両周端縁を覆うゴム材料に作用する負荷を確実に低減することができる。
また、本実施形態では、補強層19の両周端部がそれぞれ、前記第2仮想線L2に対して線対称に配置されているので、このゴムクローラ10においてスチールコード層13の両周端部13a、13bが位置する部分の曲げ剛性がクローラ周方向でばらつくのを抑えることができる。
さらに、スチールコード層13の外側周端縁13cが、ゴムクローラ本体11内において第1ラグ17と対応する位置に配設されているので、このスチールコード層13の外側周端部13aが跳ね上がろうとしたことに起因して、ゴムクローラ本体11の外周面に応力が集中し亀裂が発生するのを防ぐことができる。
さらに、第1補強コード層14および第2補強コード層15が全域にわたってスチールコード層13により内周側から覆われるので、このゴムクローラ10の内周面を転輪22が通過したときに、第1補強コード層14および第2補強コード層15それぞれのクローラ幅方向の両端部がクローラ厚さ方向の内側に向けて跳ね上がるのを抑えることが可能になり、この跳ね上がりに起因してゴムクローラ本体11の内周面に応力が集中し亀裂が発生するのを防ぐことができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、ゴムクローラ本体11の内周面におけるクローラ幅方向の中央部に、その全周にわたってクローラ周方向に等間隔をあけて複数の駆動突起24を突設したが、これに代えて、ゴムクローラ本体11に駆動輪21が噛合する噛み合い孔を形成してもよい。
また、前記実施形態では、芯金レスゴムクローラを示したが、ゴムクローラ本体11の内部に芯金が埋設されたゴムクローラを採用してもよい。
さらに、前記実施形態では、補強層19の両周端部に位置する各単層部分19c、19dの双方が、スチールコード層13の両周端部13a、13bの外周側に配設された構成を示したが、これらのうち一方の単層部分19cだけを、スチールコード層13の両周端部13a、13bの外周側に配設してもよい。
また、前記実施形態では、他方の単層部分19dが、スチールコード層13の内側周端縁13dをクローラ周方向に跨いだ構成を示したが、この単層部分19dは、例えばスチールコード層13において、内側周端縁13dまで到達させずに両周端部13a、13bのクローラ周方向の外側に位置させてもよい。
さらに、前記実施形態では、補強層19の両周端部がそれぞれ、前記第2仮想線L2に対して線対称に配置された構成を示したが、これに限らず、補強層19の両周端部をそれぞれ第2仮想線L2に対して非対称に配置してもよい。
また、前記実施形態では、スチールコード層13の外側周端縁13cを、ゴムクローラ本体11内において第1ラグ17と対応する位置に配設したが、これに代えて、第2ラグ18と対応する位置に配設してもよいし、あるいは第1ラグ17と第2ラグ18との間と対応する位置に配設してもよい。
さらに、スチールコード層13、第1補強コード層14および第2補強コード層15それぞれのクローラ幅方向に沿った配設位置、クローラ周方向に沿った配設位置、各幅および各周長は前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
また、前記実施形態では、両補強コード層14、15それぞれにおける一方の周端縁14a、15a同士が各中央部で互いに交差し、また他方の周端縁14b、15b同士が各中央部で互いに交差した構成を示したが、この交差する位置は適宜変更してもよい。
さらに、前記実施形態では、補強層19として、第1補強コード層14および第2補強コード層15だけを備える構成を示したが、これらの補強コード層14、15に加えて他の補強コード層を備える構成を採用してもよい。
さらに、前記実施形態では、図3および図4(a)に示したように、前記交差部A、Bを、スチールコード層13の両周端縁13c、13dの外周側に各別に配設したが、これに代えて図5に示されるように、前記単層部分19c、19dの一部を、スチールコード層13の両周端部13a、13bの外周側に位置させつつ、前記交差部A、Bを、スチールコード層13の両周端部13a、13bからクローラ周方向の外側に離して配設してもよい。
また、前記実施形態では、転輪通過面Sをゴムクローラ本体11の内周面に左右一対形成したが、3つ以上形成してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
スチールコード層の両周端部の曲げ剛性が高くなり過ぎるのを抑えつつ、スチールコード層の外側周端部が跳ね上がるのを抑制することができる。
本発明に係る一実施形態として示したゴムクローラの一部断面を含む斜視図である。 図1に示すゴムクローラのクローラ周方向に沿った横断面図であって、スチールコード層の両周端部と第1ラグおよび第2ラグとの位置関係を示す概略図である。 図1に示すゴムクローラのクローラ周方向に沿った横断面図であって、スチールコード層の両周端部と両補強コード層の両周端部との位置関係を示す概略図である。 図3に示すゴムクローラの(a)X−X線矢視断面図および(b)Y−Y線矢視断面図である。 本発明に係る他の実施形態として示したゴムクローラのクローラ周方向に沿った横断面図であって、スチールコード層の両周端部と両補強コード層の両周端部との位置関係を示す概略図である。
符号の説明
10 ゴムクローラ
11 ゴムクローラ本体
12 スチールコード
13 スチールコード層
13a、13b スチールコード層の両周端部
13c スチールコード層の外側周端縁
13d スチールコード層の内側周端縁
14 第1補強コード層
14a 第1補強コード層の一方の周端縁
14b 第1補強コード層の他方の周端縁
14c 第1補強コード層の一方の周端部
14d 第1補強コード層の他方の周端部
15 第2補強コード層
15a 第2補強コード層の一方の周端縁
15b 第2補強コード層の他方の周端縁
15c 第2補強コード層の一方の周端部
15d 第2補強コード層の他方の周端部
16 補強コード
17 第1ラグ(ラグ)
18 第2ラグ(ラグ)
19 補強層
19c 一方の単層部分
19d 他方の単層部分
L1 第1仮想線
L2 第2仮想線(仮想線)

Claims (4)

  1. 無端帯状のゴムクローラ本体内に、クローラ周方向に延びるスチールコードがクローラ幅方向に複数並べられて埋設されたスチールコード層と、このスチールコード層の外周側に配設されるとともに、クローラ周方向およびクローラ幅方向の双方に対して傾斜する方向に延びる補強コードが複数並べられて埋設された第1補強コード層および第2補強コード層を備える有端帯状の補強層と、が備えられるとともに、前記スチールコード層の両周端部が、ゴムクローラ本体の厚さ方向に重ね合わされて接続されたゴムクローラであって、
    前記第1補強コード層および第2補強コード層にそれぞれ埋設された補強コードの各延在方向は、互いに逆向きとされるとともに、これらの両補強コード層それぞれの両周端縁は、当該補強コード層に埋設された前記補強コードの延在方向に沿って延在し、
    前記両補強コード層それぞれにおける一方の周端縁同士、および他方の周端縁同士は各別に互いに交差し、かつこれらの両補強コード層のクローラ周方向に沿った長さは、前記スチールコード層のクローラ周方向に沿った長さよりも短くされて、前記一方の周端縁同士と他方の周端縁同士とはクローラ周方向に離れて配置され、
    前記補強層の両周端部には、前記両補強コード層が互いに非積層状態にある単層部分が各別に形成され、これらの単層部分のうちの少なくとも一方は、前記スチールコード層の両周端部の外周側に配設されるとともに、該一方の単層部分は、前記スチールコード層の両周端縁のうち外周側に位置する外側周端縁をクローラ周方向に跨いでいることを特徴とするゴムクローラ。
  2. 請求項1記載のゴムクローラであって、
    前記単層部分のうちの他方は、前記スチールコード層の両周端部の外周側に配設されるとともに、このスチールコード層の両周端縁のうち内周側に位置する内側周端縁をクローラ周方向に跨いでおり、
    前記補強層の両周端部はそれぞれ、前記スチールコード層の両周端部におけるクローラ周方向の中央部を通りクローラ幅方向に延びる仮想線に対して線対称に配置されていることを特徴とするゴムクローラ。
  3. 請求項1または2に記載のゴムクローラであって、
    前記ゴムクローラ本体の外周面に複数のラグが突設され、前記スチールコード層の外側周端縁は、ゴムクローラ本体内において前記ラグと対応する位置に配設されていることを特徴とするゴムクローラ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のゴムクローラであって、
    前記スチールコード層、第1補強コード層および第2補強コード層それぞれのクローラ幅方向中央部は互いに一致させられるとともに、これらの幅は互いに同等、若しくはスチールコード層の幅が第1補強コード層および第2補強コード層の各幅よりも広くなっていることを特徴とするゴムクローラ。
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