JPH1068739A - センサー内蔵形軸受装置 - Google Patents

センサー内蔵形軸受装置

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JPH1068739A
JPH1068739A JP9190590A JP19059097A JPH1068739A JP H1068739 A JPH1068739 A JP H1068739A JP 9190590 A JP9190590 A JP 9190590A JP 19059097 A JP19059097 A JP 19059097A JP H1068739 A JPH1068739 A JP H1068739A
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    • F16C19/183Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
    • F16C19/184Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
    • F16C19/186Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement with three raceways provided integrally on parts other than race rings, e.g. third generation hubs
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルス検出器の誤動作を防止した軸受装置を
提供する。 【解決手段】 外輪1と内輪2がボール3を介して回
転可能に取付けられた軸受装置において、パルス発生器
6及びパルス検出器7を密封空間5に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えばタイヤの回
転数を検出しアンチスキッドブレーキ制御を可能にする
自動車の車軸部の軸受装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来タイヤの回転数の検出は、アクスル
シャフトが内輪側に、車輪が外輪側に配された車軸部に
おいて、回転する外輪側部材の外周面に、平歯車状の突
起物をもった磁性体を取付けると共に、回転しない車体
側固定部材に、前記磁性体の外方に向き合うようにし
て、磁化された鉄心にコイルを巻いたものを近接スイッ
チとして取付けたものがある。そして車輪の回転により
磁性体の凹凸部が近接スイッチ前面で回転し、これによ
り突起物の通過毎にコイルに電磁誘導による電圧が発生
し、この誘導電圧の発生周期で車輪の回転速度を検出し
ている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のセンサー付き軸
受装置は回転する外側部材の外周面に磁性体を取付け、
パルス検出器を、さらにその外方においてブレーキパッ
ド付近に固定する。ところがブレーキパッドは空冷する
必要のため密封できず、そのため磁性体の突起部間にゴ
ミ等がつまったり、小石等で突起部を破損したりしてパ
ルス検出器の誤動作の原因となるおそれがある。 【0004】 【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決する
ため本発明は、外側部材と内側部材が転動要素を介して
回転可能に取付けられた軸受装置にパルス発生器とパル
ス検出器を設けたものであって、しかもパルス発生器及
びパルス検出器を密封空間に設けたものである。密封空
間は外側部材と内側部材との間の空間部が転動要素を内
部に含んだ形で密封手段により密封されて形成される。
そして密封空間内において、外側部材の内周部及び内側
部材の外周部のうち、回転する側に、パルス発生器を設
け、回転しない側にパルス検出器を設けたもので、パル
ス発生器は磁性体よりなる突起部を円周方向に配設して
なり、パルス検出器に、パルス発生器の突起部の通過ご
とにパルスを発生させる。密封手段はシール部材が使用
されるのが好ましく、パルス発生器としては突起部を周
方向に複数個配設したものが好適に使用される。また、
パルス検出器としては磁化された鉄心にコイルを巻いた
ものが好適に使用される。 【0005】 【作用】密封空間内にパルス発生器とパルス検出器とを
設けているので小石等が入り込むおそれがなく、しかも
この密封空間は外側部材の内周部と内側部材の外周部と
の間の空間部を転動要素を内部に含んで、密封手段によ
り密封するので軸受シールと共用される。磁性体からな
る突起部を配設したパルス発生器が回転することにより
パルス検出器にパルスが発生し、この発生するパルスの
周期は磁性体の回転速度により決まり車軸の回転速度を
求めることができる。 【0006】 【発明の実施の形態】図1、図2は回転する内側部材の
外周部にパルス発生器を設け、回転しない外側部材にパ
ルス検出器を取付けた例を示している。外側部材である
外輪1は、車台に固定されており、内側部材である内輪
2には駆動シャフトの螺合部が形成されており、車輪が
取付けられる。内輪2と外輪1の間には、転動要素であ
るボール3が2列周方向に介在され、内輪2と外輪1と
を相対回転可能に支持している。外輪1の内周部と内輪
2の外周部との間の空間部はボール3を内部に含む形
で、密封手段であるシール部材4により密封され、密封
空間5が形成されている。密封空間5内の内輪2の外周
部には磁性体からなる突起部が周方向に複数個配設され
たパルス発生器6が設けられ、外輪の内周面にパルス検
出器7が取付けられている。図1の内輪の内周面8には
駆動シャフトを取付けるためスプラインが形成されてい
る。図2も図1と同様であるが駆動シャフトは接続され
ない。そして図2の内輪は車軸である。 【0007】図3は外輪が回転する場合の実施例であ
る。タイヤ装着部10と外輪11はボルト12で接続さ
れている。外輪11と内輪13との間にはボール14が
介在されており、シール部材19と蓋部材30とにより
ボール15を内部に含む形で密封空間31が形成されて
いる。ボールは保持器15で保持されている。相対する
ボール列の中間点で、外輪11の内周部に、表面に突起
をもったパルス発生器16が取付けられており、内輪
の、パルス発生器に対応する位置にパルス検出器17が
取付けられている。なお、内輪にはパルス検出器17の
リード線17aを通すための通し穴18があけられてい
る。図4はシール部材20とボール21との間の空間に
パルス発生器22とパルス検出器23とを取付けたもの
である。パルス検出器23はシート状のコイルからな
り、パルス検出器23は断面L形の環状内周部材24に
取付けられており、この環状内周部材24は内輪保持部
25に嵌合されている。その嵌合部の内周に沿ってリー
ド通り穴26があけられている。外輪28には断面L形
の環状外周部材27が嵌合され、この嵌合外周部材27
に、磁性体からなるパルス発生器22が固定されてい
る。このパルス発生器22は前記パルス検出器と向き合
う位置に配置されている。このようにした場合は、外輪
及び内輪への加工が少なく取付けも容易である。 【0008】 【発明の効果】本発明は、このように外側部材と、該外
側部材と転動要素を介して互いに相対回転可能な内側部
材とからなる軸受装置であって、外側部材の内周部と内
側部材の外周部との間の空間部が前記転動要素を内部に
含む形で密封手段により密封されて密封空間が形成され
ると共に、前記密封空間内の、外側部材の内周部と内側
部材の外周部とのうち回転する側に、磁性体よりなる突
起部を内周方向に配設したパルス発生器を設け、回転し
ない側に、前記パルス発生器の突起部の通過ごとにパル
スを発生させるパルス検出器を設けたことを特徴とする
ので、パルス発生器の表面にごみがつまったり、パルス
発生器とパルス検出器との間に小石が入ったりして破損
したりするおそれがなくなり、誤動作のおそれを解消し
た。しかも、密封手段としてシール部材を共用できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1実施例の断面図である。 【図2】第2実施例の断面図である。 【図3】第3実施例の断面図である。 【図4】第4実施例の断面図である。 【符号の説明】 1 外輪(外側部材) 2 内輪(内側部材) 3 ボール(転動要素) 4 シール部材(密封手段) 5 密封空間 6 パルス発生器 7 パルス検出器 11 外輪 13 内輪 14 ボール 16 パルス発生器 17 パルス検出器 20 シール部材 21 ボール 22 パルス発生器 23 パルス検出器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成9年7月23日 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】全文 【補正方法】変更 【補正内容】 【書類名】 明細書 【発明の名称】 センサー内蔵形軸受装置 【特許請求の範囲】 (1)外側部材と、該外側部材と2列の転動要素を介し
て互いに相対回転可能な内側部材とからなる軸受装置で
あって、 外側部材の内周部と内側部材の外周部との間の空間部が
前記転動要素を内部に含む形で密封手段により密封され
て密封空間が形成されると共に、 前記密封空間内であって、上記転動要素の列と列の間
、外側部材の内周部と内側部材の外周部とのうちの回
転する側に、磁性体よりなる突起部を円周方向に配設し
たパルス発生器を嵌合し、 パルス検出器を、上記外側部材に径方向外側より内側に
貫通させて取付け、前記パルス発生器に対向配置させた
ことを特徴とするセンサー内蔵形軸受装置。 【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えばタイヤの回
転数を検出しアンチスキッドブレーキ制御を可能にする
自動車の車軸部の軸受装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来タイヤの回転数の検出は、アクスル
シャフトが内輪側に、車輪が外輪側に配された車軸部に
おいて、回転する外輪側部材の外周面に、平歯車状の突
起物をもった磁性体を取付けると共に、回転しない車体
側固定部材に、前記磁性体の外方に向き合うようにし
て、磁化された鉄心にコイルを巻いたものを近接スイッ
チとして取付けたものがある。そして車輪の回転により
磁性体の凹凸部が近接スイッチ前面で回転し、これによ
り突起物の通過毎にコイルに電磁誘導による電圧が発生
し、この誘導電圧の発生周期で車輪の回転速度を検出し
ている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のセンサー付き軸
受装置は回転する外側部材の外周面に磁性体を取付け、
パルス検出器を、さらにその外方においてブレーキパッ
ド付近に固定する。ところがブレーキパッドは空冷する
必要のため密封できず、そのため磁性体の突起部間にゴ
ミ等がつまったり、小石等で突起部を破損したりしてパ
ルス検出器の誤動作の原因となるおそれがある。また、
特公昭52−46331号、FR2558223号、特
開昭48−16336号、実開昭55−167161
号、USP4259637号、WO82/03828
号、特開昭54−23855号、USP3793545
号にも、各種の軸受が提案されているが、それぞれ下記
の問題点がある。すなわち、特公昭52−46331号
に記載の発明では、パルス発生器である歯10は、軸受
外端部にあり、センサである装置8、28は、さらに軸
受外端部にある。従って、この発明には、軸方向長さが
長くなってコンパクト化に適しないという問題がある。
FR2558223号に記載の発明は、密封シール体に
センサとパルサをとりつけたものであり、複雑な密封シ
ール体を構成しており、簡単で汎用性のある密封シール
体ではないという欠点がある。特開昭48−16336
号に記載の発明は、軸受ユニットとして一体となってお
らず、したがって、寄せ集めの累積誤差が問題となる。
実開昭55−167161号に記載の発明は、センサー
はケース蓋に、パルサーはシール内輪に、各々取付けら
れているので、累積誤差が問題となる。USP4259
637号に記載の発明には、軸方向長さをコンパクトに
できないという欠点がある。WO82/03828号に
記載の発明は、センサが外輪を貫通して取り付けられて
いるものではなく、また、パルサーは、内輪部材にフィ
ンを形成しており、加工が容易でないという問題があ
る。特開昭54−23855号に記載の発明には、密封
シール体にセンサとパルサーが組み込まれ、複雑な密封
シール体を構成しているという欠点がある。USP37
93545号に記載の発明には、軸受ユニットとして一
体となっていないという欠点がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決する
ため本発明は、外側部材と、該外側部材と2列の転動要
素を介して互いに相対回転可能な内側部材とからなる軸
受装置であって、外側部材の内周部と内側部材の外周部
との間の空間部が前記転動要素を内部に含む形で密封手
段により密封されて密封空間が形成されると共に、前記
密封空間内であって、上記転動要素の列と列の間で、外
側部材の内周部と内側部材の外周部とのうちの回転する
側に、磁性体よりなる突起部を円周方向に配設したパル
ス発生器を嵌合し、パルス検出器を、上記外側部材に径
方向外側より内側に貫通させて取付け、前記パルス発生
器に対向配置させている。パルス発生器は、例えば、磁
性体よりなる突起部を円周方向に配設してなり、パルス
検出器に、パルス発生器の突起部の通過ごとにパルスを
発生させる。密封手段は、シール部材が使用されるのが
好ましく、パルス発生器としては、突起部を周方向に複
数個配設したものが好適に使用される。また、パルス検
出器としては、例えば、磁化された鉄心にコイルを巻い
たものが使用される。 【0005】 【作用】密封空間内にパルス発生器とパルス検出器とを
設けているので小石等が入り込むおそれがなく、しかも
この密封空間は外側部材の内周部と内側部材の外周部と
の間の空間部を転動要素を内部に含んで、密封手段によ
り密封するので軸受シールと共用される。磁性体からな
る突起部を配設したパルス発生器が回転することにより
パルス検出器にパルスが発生し、この発生するパルスの
周期は磁性体の回転速度により決まり車軸の回転速度を
求めることができる。 【0006】 【発明の実施の形態】図1、図2は回転する内側部材の
外周部にパルス発生器を設け、回転しない外側部材にパ
ルス検出器を取付けた例を示している。外側部材である
外輪1は、車台に固定されており、内側部材である内輪
2には駆動シャフトの螺合部が形成されており、車輪が
取付けられる。内輪2と外輪1の間には、転動要素であ
るボール3が2列周方向に介在され、内輪2と外輪1と
を相対回転可能に支持している。外輪1の内周部と内輪
2の外周部との間の空間部はボール3を内部に含む形
で、密封手段であるシール部材4により密封され、密封
空間5が形成されている。密封空間5内の内輪2の外周
部には磁性体からなる突起部が周方向に複数個配設され
たパルス発生器6が設けられ、外輪の内周面にパルス検
出器7が取付けられている。図1の内輪の内周面8には
駆動シャフトを取付けるためスプラインが形成されてい
る。図2も図1と同様であるが駆動シャフトは接続され
ない。そして図2の内輪は車軸である。 【0007】図3は外輪が回転する場合の参考例であ
る。タイヤ装着部10と外輪11はボルト12で接続さ
れている。外輪11と内輪13との間にはボール14が
介在されており、シール部材19と蓋部材30とにより
ボール15を内部に含む形で密封空間31が形成されて
いる。ボールは保持器15で保持されている。相対する
ボール列の中間点で、外輪11の内周部に、表面に突起
をもったパルス発生器16が取付けられており、内輪
の、パルス発生器に対応する位置にパルス検出器17が
取付けられている。なお、内輪にはパルス検出器17の
リード線17aを通すための通し穴18があけられてい
る。図4も参考例であり、シール部材20とボール21
との間の空間にパルス発生器22とパルス検出器23と
を取付けたものである。パルス検出器23はシート状の
コイルからなり、パルス検出器23は断面L形の環状内
周部材24に取付けられており、この環状内周部材24
は内輪保持部25に嵌合されている。その嵌合部の内周
に沿ってリード通り穴26があけられている。外輪28
には断面L形の環状外周部材27が嵌合され、この嵌合
外周部材27に、磁性体からなるパルス発生器22が固
定されている。このパルス発生器22は前記パルス検出
器と向き合う位置に配置されている。このようにした場
合は、外輪及び内輪への加工が少なく取付けも容易であ
る。 【0008】 【発明の効果】本発明は、このように外側部材と、該外
側部材と転動要素を介して互いに相対回転可能な内側部
材とからなる軸受装置であって、外側部材の内周部と内
側部材の外周部との間の空間部が前記転動要素を内部に
含む形で密封手段により密封されて密封空間が形成され
ると共に、前記密封空間内の、外側部材の内周部と内側
部材の外周部とのうち回転する側に、磁性体よりなる突
起部を内周方向に配設したパルス発生器を設け、回転し
ない側に、前記パルス発生器の突起部の通過ごとにパル
スを発生させるパルス検出器を設けたことを特徴とする
ので、パルス発生器の表面にごみがつまったり、パルス
発生器とパルス検出器との間に小石が入ったりして破損
したりするおそれがなくなり、誤動作のおそれを解消し
た。しかも、密封手段としてシール部材を共用できる。
また、複列軸受の軸方向略中央部の空間を利用して、セ
ンサとパルサを配置したので、軸方向長さが冗長になら
ない。更に、センサが外輪、パルサが内輪に取付けられ
た内蔵形の軸受ユニットとなっているので、余分の部材
を介さない分、累積誤差が少ない。また、パルサは、内
輪に直接歯形を形成するのではなく、内輪と別体のもの
を嵌め止めるようにしているので、加工上も優れてい
る。 【図面の簡単な説明】 【図1】第1実施例の断面図である。 【図2】第2実施例の断面図である。 【図3】本発明の参考例の断面図である。 【図4】本発明の別の参考例の断面図である。 【符号の説明】 1 外輪(外側部材) 2 内輪(内側部材) 3 ボール(転動要素) 4 シール部材(密封手段) 5 密封空間 6 パルス発生器 7 パルス検出器 11 外輪 13 内輪 14 ボール 16 パルス発生器 17 パルス検出器 20 シール部材 21 ボール 22 パルス発生器 23 パルス検出器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)外側部材と、該外側部材と転動要素を介して互い
    に相対回転可能な内側部材とからなる軸受装置であっ
    て、 外側部材の内周部と内側部材の外周部との間の空間部が
    前記転動要素を内部に含む形で密封手段により密封され
    て密封空間が形成されると共に、 前記密封空間内の、外側部材の内周部と内側部材の外周
    部とのうちの回転する側に、磁性体よりなる突起部を円
    周方向に配設したパルス発生器を設け、 回転しない側に、前記パルス発生器の突起部の通過ごと
    にパルスを発生させるパルス検出器を設けたことを特徴
    とするセンサー内蔵形軸受装置。
JP9190590A 1997-06-30 1997-06-30 センサー内蔵形軸受装置 Expired - Lifetime JP2838701B2 (ja)

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JP2838701B2 JP2838701B2 (ja) 1998-12-16

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003074575A (ja) * 2001-09-05 2003-03-12 Koyo Seiko Co Ltd 転がり軸受装置
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JP2838701B2 (ja) 1998-12-16

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