JP2838699B2 - パルサー内蔵形シール - Google Patents

パルサー内蔵形シール

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JP2838699B2
JP2838699B2 JP9049752A JP4975297A JP2838699B2 JP 2838699 B2 JP2838699 B2 JP 2838699B2 JP 9049752 A JP9049752 A JP 9049752A JP 4975297 A JP4975297 A JP 4975297A JP 2838699 B2 JP2838699 B2 JP 2838699B2
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JP
Japan
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seal
core metal
sealing means
pole
fixed
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修二 高岡
俊彦 大道
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えばタイヤの回
転数を検出しアンチスキッドブレーキ制御を可能にする
センサ内蔵シールに関するものである。 【0002】 【従来の技術】アクスルシャフトが内輪側に、車輪が外
輪側に配された車軸部において、回転する外輪側部材の
外周面に、平歯車状の突起物をもった磁性体を取付ける
と共に、回転しない車体側固定部材に、前記磁性体の外
方に向き合うようにして、磁化された鉄心にコイルを巻
いたものを近接スイッチとして取付けたものがある。そ
して車輪の回転により磁性体の凹凸部が近接スイッチ前
面で回転し、これにより突起物の通過毎にコイルに電磁
誘導による電圧が発生し、この誘導電圧の発生周期で車
輪の回転速度を検出している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のセンサー付き軸
受装置は、回転する外側部材の外周面に磁性体を取付
け、パルス検出器を、さらにその外方においてブレーキ
パッド付近に固定しているが、ブレーキパッドは空冷す
る必要のため密封できず、そのため磁性体の突起部間に
ゴミ等がつまったり、小石等で突起部を破損したりして
パルス検出器の誤動作の原因となるおそれがある。 【0004】 【課題を解決するための手段】第1の発明は、外側部材
と、該外側部材と転動要素を介して互いに相対回転可能
な内側部材との間の空間部を密封する密封手段であっ
て、該密封手段は、回転側部材に固定されてなり、補強
用の円環状芯金を有し、前記芯金にN極とS極が円周方
向に交互に設けられてなる。密封手段としては、本来の
シールと別に設けてもよいが、シールを共用するのが好
適である。パルスを発生させる部材として、例えば、芯
金を磁性体で形成し、この芯金に周方向に窓孔を配設し
たもの、突起を配設したもの、あるいは芯金にN極、S
極を交互に配したものなどが考えられる。但し、本発明
では、円環状芯金に、N極とS極が円周方向に交互に設
けられている。第2の発明は、外側部材と内側部材とが
転動要素を介して互いに相対回転可能に構成された回転
部材支持装置において、外側部材と内側部材との間の空
間部を密封する密封手段であって、前記密封手段は、回
転側部材に固定されてなり、補強用の円環状芯金を有
し、前記芯金にN極とS極が円周方向に交互に設けられ
てなる。第3の発明は、外側部材と内側部材とが転動要
素を介して互いに相対回転可能に構成された回転部材支
持装置において、外側部材と内側部材との間の空間部を
密封する密封手段であって、前記密封手段は、前記空間
部の内部側に位置する内側シールと、前記空間部の外部
側に位置する外部側シールとを対向させた組合わせシー
ルであって、前記組合わせシールの一方のシールは、回
転側部材に固定されてなり、補強用の円環状芯金を有
し、前記芯金にN極とS極が円周方向に交互に設けられ
てなり、前記組合わせシールの他方のシールは、固定側
部材に固定されてなる。 【0005】 【作用】芯金にN極とS極が円周方向に交互に設けられ
てなることにより、この芯金に近接して、近接スイッチ
等のパルス発生器を設ければ、外輪あるいは内輪のう
ち、いずれか回転する部材の回転数を検出することがで
きる。 【0006】 【発明の実施の形態】図1は密封手段としての密封シー
ルの芯金に窓孔のあいた磁性体若しくは磁化された磁性
体を使用し、その回転速度を検出するための近接スイッ
チを芯金の対向面の固定部材に取付けた例である。内側
部材である内輪1と外側部材である外輪2は転動要素で
あるボール3を介して互いに相対回転可能に取付けられ
ている。外輪2には、車輪4及びブレーキパッド5がボ
ルト6で固定されている。内輪1にアクスルシャフト7
が嵌合されている。密封シール8は、回転する外輪2の
内周部に嵌合されている。この密封シール8は、磁性体
からなる芯金9に、周方向に多数の窓孔9aを形成した
もの(図3)、あるいは芯金9の周方向にS極、N極を
交互に設けたもの(図4)である。この芯金9に弾性部
材からなるリップ部10が固着されている。密封シール
8の対向面には、近接スイッチ11が設置され、この近
接スイッチ11は回転しない車体12に取付けられてい
る。 【0007】図5は二列に配設された密封手段(シー
ル)で回転数検出装置を構成した例である。これは自動
車の車軸に適用したもので内側部材13は回転せず、外
側部材14が回転する構造になっている。15は転動体
である。この外側部材14にはタイヤ止ボルト穴14a
にタイヤをボルト締めすることにより取付けられる。二
列のシールのうち転動体側にある内側シール16は回転
する外側部材14に固定され、外側シール17は回転し
ない内側部材13に固定される。内側シール16には窓
あきの磁性体、若しくはN極、S極を円周上に交互に配
置した芯金が使用され、外側シール17にはシートコイ
ルが周方向に複数個埋設されている。19はリード線で
ある。 【0008】 【発明の効果】本発明では、密封手段は、補強用の円環
状芯金を有し、芯金にN極とS極が円周方向に交互に設
けられてなるので、密封手段を装着するだけでパルス発
生機能体を装着できることになる。したがって、部品点
数を少なくでき、必要スペースも小さくできる。また、
外輪と内輪の間に装着するので、小石等が飛び込んで破
損する恐れがなく、正確な回転数が得られる。しかも、
本発明では、軸受単体の状態でシール並びにパルサーの
組付け位置精度が確保され、そのため、本発明の軸受を
客先相手部品にセットするだけで、パルサーリングの組
付けや位置決めが所定精度で完了したことになり、取扱
いが非常に便利である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を設けた軸受装置の断面図で
ある。 【図2】図1の要部拡大断面図である。 【図3】芯金を図1における側方からみた正面図であ
る。 【図4】芯金の他の例を示す正面図である。 【図5】他の実施例を示す断面図である。 【符号の説明】 1 内輪 2 外輪 3 ボール(転動要素) 8 密封シール(密封手段) 9 芯金(円環状芯金)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01P 3/487 F16C 33/76 F16C 33/78 F16J 15/32 311 G01P 3/488

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 (1) 外側部材と、該外側部材と転動要素を介して互いに
    相対回転可能な内側部材との間の空間部を密封する密封
    手段であって、 該密封手段は、回転側部材に固定されてなり、 補強用の円環状芯金を有し、前記芯金にN極とS極が円
    周方向に交互に設けられてなることを特徴とするパルサ
    ー内蔵形シール。 (2) 外側部材と内側部材とが転動要素を介して互いに相
    対回転可能に構成された回転部材支持装置において、外
    側部材と内側部材との間の空間部を密封する密封手段で
    あって、 前記密封手段は、回転側部材に固定されてなり、 補強用の円環状芯金を有し、前記芯金にN極とS極が円
    周方向に交互に設けられてなることを特徴とするパルサ
    ー内蔵形シール。 (3) 外側部材と内側部材とが転動要素を介して互いに相
    対回転可能に構成された回転部材支持装置において、外
    側部材と内側部材との間の空間部を密封する密封手段で
    あって、 前記密封手段は、前記空間部の内部側に位置する内側シ
    ールと、前記空間部の外部側に位置する外部側シールと
    を対向させた組合わせシールであって、 前記組合わせシールの一方のシールは、回転側部材に固
    定されてなり、補強用の円環状芯金を有し、前記芯金に
    N極とS極が円周方向に交互に設けられてなり、 前記組合わせシールの他方のシールは、固定側部材に固
    定されてなることを特徴とするパルサー内蔵形シール。
JP9049752A 1997-02-17 1997-02-17 パルサー内蔵形シール Expired - Lifetime JP2838699B2 (ja)

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JPH09329614A JPH09329614A (ja) 1997-12-22
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005249137A (ja) 2004-03-08 2005-09-15 Ntn Corp 回転センサ付軸受
ITTO20050088A1 (it) * 2005-02-15 2006-08-16 Rft Spa Dispositivo di tenuta per cuscinetti con encoder integrato.

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JPS60157514A (ja) * 1984-01-27 1985-08-17 Hitachi Ltd 回転変位検出器付回転軸受

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