JPH106768A - サンバイザ - Google Patents

サンバイザ

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JPH106768A
JPH106768A JP8177195A JP17719596A JPH106768A JP H106768 A JPH106768 A JP H106768A JP 8177195 A JP8177195 A JP 8177195A JP 17719596 A JP17719596 A JP 17719596A JP H106768 A JPH106768 A JP H106768A
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JP
Japan
Prior art keywords
sun visor
core frame
recess
knob
pad material
Prior art date
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Pending
Application number
JP8177195A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisami Yamada
久視 山田
Hirofumi Kikawa
宏文 木川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH106768A publication Critical patent/JPH106768A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンバイザの前後方向の回動操作時にサンバ
イザ本体が捩じれてノブが脱落する虞がある。 【解決手段】 サンバイザ本体11の外周に沿って一体
に形成された芯枠12と、この芯枠12を被覆するパッ
ド材13と、パッド材13を被包する表皮材14等とを
有するサンバイザ10において、前記芯枠12を合成樹
脂材で形成するとともに、この芯枠12の一部に凹部2
1を形成し、この凹部21に沿って前記パッド材13と
前記表皮材14とで凹形状の収納凹部26を形成し、こ
の収納凹部26に別体のノブを収納して前記凹部21に
組付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に使用さ
れるサンバイザに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用のサンバイザとして図7
に示すようなものが知られている。図において10はサ
ンバイザで、このサンバイザ10は、サンバイザ本体1
1の一端側に回動自在に取付けられたシャフト15を介
して車体の天井20に取付けられており、シャフト15
の水平軸及び垂直軸を中心に、車体の上下、左右方向に
回動自在に取付けられている。また、前記サンバイザ本
体11の他端寄りに取付けられたノブ17を介して天井
20に固定されたホルダ19に脱着自在に係合してい
る。
【0003】前記サンバイザ本体11は、図8に示すよ
うに、その外周に沿って金属製のワイヤをループ状に折
曲して形成される芯枠12と、この芯枠12を挟んで両
面に積層される一対のパッド材13と、このパッド材1
3を被包する表皮材14等からなる。前記ノブ17が取
付けられた部位には、芯材(ワイヤ)12の一部を切除
してその各切除端に、突起18aを備える連結部材18
をそれぞれ装着するとともに、各突起18aに嵌合する
挿入部17aを両端に有するノブ17を取付けてある。
なお、前記ノブ17は弾性体によって形成してある。前
記ノブ17の取付けは、芯枠12および/またはノブ1
7を弾性変形させつつ実行され、また取付け完了後の状
態ではその弾性復帰力により抜け止めがなされるように
してある。なお、類似の構成は、例えば実開昭58−1
57815号公報に記載してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記芯
枠12であるワイヤが一部で切除されているので、この
芯枠12の両面に積層されるパッド材13を含めたサン
バイザ10全体の剛性が低下することになる。このた
め、サンバイザ10の上下、左右方向の回動操作時にサ
ンバイザ本体11が捩じれてノブ17が脱落する虞があ
る。また、ノブ17が弾性体であるため、ノブ17脱落
の可能性を助長する傾向にもある。
【0005】本発明は従来の課題を解決するもので、サ
ンバイザの剛性を高め、回動操作時にノブが脱落するこ
とがないサンバイザを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明のサンバ
イザは、サンバイザ本体の外周に沿って一体に形成され
た芯枠と、この芯枠を被覆するパッド材と、このパッド
材を被包する表皮材とを有するサンバイザにおいて、前
記芯枠を合成樹脂材で形成するとともに、この芯枠の一
部に凹部を形成し、この凹部に沿って前記パッド材と前
記表皮材とで凹形状の収納凹部を形成し、この収納凹部
に別体のノブを収納して前記凹部に組付けた構成を有し
ている。
【0007】この発明によれば、芯枠は合成樹脂材で射
出成形等により成形することができ、その一部に凹部を
形成すると共に、ノブの両端部が嵌め込まれる孔を設け
る。これにより、前記凹部に別体のノブを組付け可能と
する。
【0008】前記ノブは、このノブの本体の両端に軸を
突設させることにより、前記芯枠の孔に回転自在に取付
けることができる。
【0009】このように、前記芯枠は凹部部分において
も切断されることなく連続して一体に成形されているた
め適度な剛性を有しており、また、この芯枠をパッド材
が被覆しているので、サンバイザの剛性が低下すること
がない。従って、回動操作時にサンバイザの変形が抑制
されるので、ノブの脱落の虞がなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明の実施の形態を示すサンバイ
ザの正面図である。図において10はサンバイザで、こ
のサンバイザ10はサンバイザ本体11の外周に沿って
ループ状に形成された芯枠12と、この芯枠12を被覆
するパッド材13と、このパッド材13を被包する表皮
材14等とを有している。
【0012】前記芯枠12は合成樹脂材により、図2に
示すように連続して一体に成形されており、この芯材1
2の一端側にはシャフト15を支持するサポート部16
が一体に成形されている。前記サポート部16には、車
体の天井(図示せず)に取付けるシャフト15が回動自
在に取付けられており、このシャフト15を車体の天井
に取付けることにより、サンバイザ本体11は車体の上
下、左右方向に回動自在に取付けられる前記芯枠12の
他端寄りには、屈曲されて凹部21が形成されており、
この凹部21に沿ってパッド材13と表皮材14とで凹
形状の収納凹部26が形成されている。また、前記凹部
21の両側部には孔22が形成してある。前記収納凹部
26にはノブ23が収納されて、凹部21に回転自在に
組付けられており、天井に固定されたホルダ(図示せ
ず)に脱着自在に係合している。
【0013】前記ノブ23は、図3に示すように、円柱
状のノブ本体24を有し、このノブ本体24の両端には
細径の軸25が突設されている。前記ノブ23は、パッ
ド材13の被覆前に芯枠12の凹部21を矢印方向に撓
ませた状態で軸25を凹部21の孔22に挿入すること
によって、収納凹部26内に収納配置される。
【0014】次に、前記サンバイザ10の概略製造工程
を説明する。
【0015】ここで、前記サンバイザ10の主要構成部
材であるノブ23はポリプロピレン(PP)等の射出成
形品、芯枠12はポリプロピレン(PP)、ポリプロピ
レン複合材(PPC)、ポリアセタール(POM)、ア
クリロニトリロブタジェンスチレン(ABS)等の断面
円形または半円形の射出成形品、表皮材は塩化ビニール
(PVC)の0.4mm厚シートからなる。尚、前記芯
材12とノブ23とを同一材料で形成することは任意に
可能である。
【0016】まず、前記芯枠12及びノブ23を予め射
出成形等によって形成し、ノブ23を芯枠12の凹部2
1に装着する。また、前記芯枠12に形成したサポート
部16に、シャフト15を保持するサポートスプリング
30を組付ける。
【0017】次に、前記ノブ23を組付けた芯枠12を
成形型にセットし、この成形型内に未発泡のPPビーズ
(合成樹脂材)を投入する。その後、摂氏150〜16
0度のスチームを成形型内に導入し、PPビーズを発泡
させ成形型内に充填してパッド材13を成形する。尚、
PPビーズの20〜30倍発泡で十分な剛性が確保でき
る。
【0018】発泡成形した前記パッド材13を表皮材1
4によって被包し、サンバイザ10が得られる(図4参
照)。また、前記サンバイザ10のサポート部16には
シャフト15が組付けられ、サポートスプリング30で
保持される。
【0019】以上のように、芯枠12が連続して一体に
成形されているため適度な剛性を有しているとともに、
発泡されたパッド材13によって芯枠12が被覆されて
いるので、サンバイザ10には適度の剛性が与えられ
る。したがって、前記サンバイザ10の回動操作時に、
このサンバイザ10の全体の変形が抑制されるので、ノ
ブ23の脱落の虞がなくなる。即ち、芯枠12の凹部2
1が発泡したPPビーズにより包まれるので、ノブ23
を組付けるときのように撓むことがなくなり、ノブ23
の脱落が防止されるのである。
【0020】また、前記芯枠12はノブ23を組付ける
部位を屈曲させて凹部21を形成してあるため、構造の
簡略化によるコストの低減が可能になる。
【0021】また、芯材12とノブ23とを別体で形成
したことにより、ノブ23を表皮材14に調和した色に
着色して、美観に優れたサンバイザ10を得ることがで
きると共に、パッド材13によって被覆される芯材12
は安価な原着しないナチュラル材やリサイクル材で形成
することができるから、製造価格の低廉化を図ることが
できる。
【0022】なお、前記パッド材13として、PPビー
ズを発泡させた所謂ビーズタイプについて述べたが、P
Pビーズに変えてスチレンビーズやポリエチレンビーズ
を採用することが可能である。また、段ボール芯材の両
側をスラブウレタンでサンドイッチ状に積層した構造の
スラブウレタンタイプや、PPビーズに変えてモールド
ウレタンタイプのパッド材13が適用可能である。
【0023】図5は本発明の別の実施の形態を示す図面
で、この実施の形態が前記実施の形態と変わるところ
は、前記芯枠12のノブ23を組付ける凹部21の所定
位置に、1つ以上のノッチ27を形成した点である。前
記ノッチ27は、凹部21の底部の裏側位置に、この実
施の形態において3個形成してある。
【0024】前記ノッチ27を形成することにより、芯
枠12の剛性を適宜に低下させることができるので、ノ
ブ23の軸25を孔22内に挿入する作業が容易にな
り、ノブ23の組付け作業性が向上する。なお、前記ノ
ッチ27の数を適宜に増加させることにより、凹部21
の柔軟性が増し、ノブ23の軸25を挿入すべく凹部2
1を変形させるときに、一か所のノッチ27に応力が集
中して、芯枠12が折れることを有利に防止する。
【0025】図6は本発明の更に別の実施の形態を示す
図面で、この実施の形態が前記実施の形態と変わるとこ
ろは、前記芯枠12の所定部位に、凹形状の保持部材2
8を芯枠12と一体に成形することにより、凹部21を
形成した点である。前記保持部材28は芯枠12の直径
よりも大きな幅をもって形成してある。尚、前記保持芯
材28の幅は芯枠12の直径よりも大きいけれども、言
うまでもなく、サンバイザ本体11の厚さと同等以下の
寸法に形成してある。
【0026】斯く構成することにより、前記凹部21の
剛性を高めることができ、凹部21に組付けるノブ23
の脱落を防止するするのに有利となる。即ち、前記パッ
ド材13がスラブウレタンタイプのサンバイザの場合に
は、モールドウレタンタイプやPPビーズの発泡タイプ
のサンバイザに比べて、パッド材13による芯枠12の
剛性向上が期待できないけれども、保持部材28の剛性
を高めておくことにより、ノブ23の脱落を防止するよ
うできるのである。
【0027】以上、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明したが、具体的構成はこれに限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、前記パッド材13がスラブウレタンパッド仕様
の場合、ノブ23は、パッド材13の表面を表皮材14
で被包した後、収納凹部26内に収納配置することも可
能である。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、芯枠を合成樹脂
材で形成するとともに、この芯枠の一部に凹部を形成
し、この凹部に沿って前記パッド材および表皮材とを凹
状に被覆し、前記凹部に別体のノブを組付けることによ
り、芯枠が連続して一体に成形されているため適度な剛
性を有しており、この芯枠をパッド材が被覆しているの
【0029】、サンバイザの剛性が低下することがな
い。従って、回動操作時にサンバイザの変形が抑制され
るので、ノブの脱落の虞がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すサンバイザの正面図
である。
【図2】同サンバイザの芯枠の正面図である。
【図3】同サンバイザのノブを備えた芯枠の部分拡大図
である。
【図4】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図5】本発明の別の実施の形態を示すサンバイザの芯
枠の部分拡大図である。
【図6】本発明の更に別の実施の形態を示すサンバイザ
の芯枠の部分拡大図である。
【図7】従来のサンバイザの正面図である。
【図8】同サンバイザのノブを備えた芯枠の部分拡大図
である。
【符号の説明】
10 サンバイザ 11 サンバイザ本体 12 芯枠 13 パッド材 14 表皮材 21 凹部 23 ノブ 26 収納凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンバイザ本体の外周に沿って一体に形
    成された芯枠と、該芯枠を被覆するパッド材と、該パッ
    ド材を被包する表皮材とを有するサンバイザにおいて、
    前記芯枠を合成樹脂材で形成するとともに、該芯枠の一
    部に凹部を形成し、該凹部に沿って前記パッド材と前記
    表皮材とで凹形状の収納凹部を形成し、該収納凹部に別
    体のノブを収納して前記凹部に組付けたことを特徴とす
    るサンバイザ。
JP8177195A 1996-06-19 1996-06-19 サンバイザ Pending JPH106768A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8177195A JPH106768A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 サンバイザ

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JP8177195A JPH106768A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 サンバイザ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005059798A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Hayashi Gijutsu Kenkyusho:Kk 自動車用サンバイザー
JP2015083403A (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 河西工業株式会社 車両用サンバイザ及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005059798A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Hayashi Gijutsu Kenkyusho:Kk 自動車用サンバイザー
JP4511814B2 (ja) * 2003-08-19 2010-07-28 株式会社林技術研究所 自動車用サンバイザー及びその製造方法
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