JP2005023971A - 発泡成形部材の部品取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】発泡成形部材の質感向上を図る。
【解決手段】表皮材14に開設した取付開口部18の開口周縁20に、角張らせた表皮綾縁部22を形成する。取付開口部18に取付けられる装飾枠体40の外部周縁42に、該取付開口部18の開口周縁20に密着しない部品綾縁部44を形成する。取付開口部18の定位置へ装飾枠体40を取付けた状態では、表皮綾縁部22および部品綾縁部44により、開口周縁20および外部周縁42に沿って延在する輪郭溝36が形成される。この輪郭溝36により、装飾枠体40の前面40Aおよび表皮材14の外面14Aが面一に一致した状態を発現し得る。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、発泡成形部材の部品取付構造に関し、更に詳細には、所要形状に成形した基材と、所要形状に成形した表皮材と、これら基材および表皮材の間で発泡させて介在した発泡体とからなる発泡成形部材の所要位置に開設され、別体をなす取付部品を前側から収容保持する取付開口部を備えた部品取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
乗用車等の車両における乗員室内には、インストルメントパネル、フロアコンソール、ドアパネル、ピラーガーニッシュ等をはじめとする種々の車両内装部材が設置されている。例えば、図14に部分的に例示したインストルメントパネル10は、所要形状に成形した合成樹脂製のパネル基材(基材)12の外側に、所要形状に成形した合成樹脂製の表皮材14を被着状態に配設すると共に、これらパネル基材12および表皮材14の間に弾力性を有するウレタンフォーム等の発泡体16を介在させた3層構造のものが実施されている。このような3層構造のインストルメントパネル10のように、パネル基材12と表皮材14との間に発泡体16を有している成形部材は、一般的に「発泡成形部材」と称することができる。
【0003】
また、前記インストルメントパネル10の外面所要位置には、該インストルメントパネル10に装着される取付部品の1つであって、乗員室の前方等に搭載したエアコンユニット(図示せず)とダクトDを介して連通接続されるエアアウトレットALが、所要数設置されるようになっている。このエアアウトレットALは、矩形、円形または楕円形等の枠体形状に形成された合成樹脂製の装飾枠体40や、風向制御板50および風量ダイヤル52等から構成されており、前記エアコンユニットから送出される調温空気を、乗員室内の後方側に向けて吹出し案内するために供される(図14に例示のエアアウトレットALは、装飾枠体40が矩形状を呈している)。従って前記インストルメントパネル10には、前記エアアウトレットALの装飾枠体40を収容保持するための取付開口部(設置部)18が、前記表皮材14および発泡体16により開設されている(図15)。
【0004】
ここで、発泡成形部材である3層構造の前記インストルメントパネル10を製造するには、従前の製造方法によれば、先ず予備成形したパネル基材12および表皮材14の間で発泡体16を発泡成形し、この際に形成された前記取付開口部18に対して取付部品としての前記装飾枠体40を後付け装着するようになっており、発泡体16の発泡成形工程と装飾枠体40の装着工程とが各々別工程とされていた。しかしながら近年に至っては、予備成形した前記表皮材14に形成された前記取付開口部18へ前記装飾枠体40を予めセットしたもとで、前記パネル基材12および該表皮材14の間において前記発泡体16を発泡成形するようにして、発泡体16の発泡成形工程と装飾枠体40の装着工程とを同一工程で同時に行なう製造方法も提案されている。なお、後者の製造方法に関する技術は、例えば特許文献1に開示されている。
【0005】
【特許文献1】
実公平06−14984号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した従来の発泡成形部材の部品取付構造では、図16および図17に例示するように、取付開口部18における開口周縁20の表皮綾縁部22が半径1mm程度の丸み形状とされていると共に、前記エアアウトレットALの装飾枠体40における外部周縁42の部品綾縁部44が角張らせた形状となっていた。このため、例えば図17に例示したように、前記取付開口部18に対する前記装飾枠体40の収容保持位置(定位置)を、該装飾枠体40の前面40Aと表皮材14の外面14Aとが一致するように設定した場合、前記外部周縁42が外部から視認されるようになるため、表皮材14よりも装飾枠体40が前側へ突出したように見えるようになり、当該インストルメントパネル10の質感低下を招来する問題があった。
【0007】
そこで、図16に例示したように、前記取付開口部18に対する前記装飾枠体40の収容保持位置(定位置)を、該装飾枠体40の前面40Aが前記表皮材14の外面14Aより所要量(一般的には1〜1.5mm程度)だけ後方へオフセットするように設定して、前記外部周縁42が外部へ露出しないようにしてある。この場合には、前記装飾枠体40が表皮材14の外面14Aより突出したように見える不都合は回避されるものの、逆に表皮材14よりも装飾枠体40が後側へ後退しているため、当該装飾枠体40の前面40Aと表皮材14の外面14Aとの間に明らかな段差が形成され、インストルメントパネル10の質感低下を招来する問題は解決されていなかった。
【0008】
【発明の目的】
本発明は、前述した課題を好適に解決するべく提案されたもので、取付部品の前面と表皮材の外面とが面一に一致した状態を発現し得るようにすることで、発泡成形部材の質感向上を図るようにした発泡成形部材の部品取付構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決して、所期の目的を達成するため本発明は、所要形状に成形した基材と、所要形状に成形した表皮材と、これら基材および表皮材の間で発泡させて介在した発泡体とからなる発泡成形部材の所要位置に開設され、別体をなす取付部品を前側から収容保持する取付開口部を備えた部品取付構造において、
前記表皮材に開設した前記取付開口部の開口周縁に、角張らせた表皮綾縁部を形成すると共に、
前記取付開口部に取付けられる前記取付部品の外部周縁に、該取付開口部の開口周縁に密着しない部品綾縁部を形成し、
前記取付開口部の定位置へ前記取付部品を取付けた状態では、前記表皮綾縁部および前記部品綾縁部により、前記開口周縁および外部周縁に沿って延在する輪郭溝が形成されるよう構成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る発泡成形部材の部品取付構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお本実施例では、発泡成形部材として、前記3層構造のインストルメントパネル10を例示し、また取付部品として、該インストルメントパネル10に配設されるエアアウトレットALを構成する前記装飾枠体40を例示する。従って、図14〜図17を引用して説明した従来技術の項で既出の部材と同一部材は、同一の符号を付して説明する。
【0011】
図1は、本発明の好適実施例に係る発泡成形部材の部品取付構造を採用したインストルメントパネルの部分斜視図、図2は図1のII−II線断面図、図3は図1のIII−III線断面図である。実施例のインストルメントパネル10は、基本的には図14に例示した従来のものと同一構造であって、所要形状に成形したパネル基材(基材)12と、所要形状に成形した表皮材14と、これらパネル基材12および表皮材14で画成された空間内で発泡して介在させた発泡体16とから構成されている。そして、インストルメントパネル10の所要位置(例えば、前面左端、前面中央、前面右端等)には、前記エアアウトレットALを構成する装飾枠体40を前側から脱着可能に取付けるための取付開口部18が開設されている。
【0012】
前記パネル基材12は、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂素材を、例えば図示しない基材成形型を使用してインジェクション成形した樹脂成形部材であって、当該インストルメントパネル10の意匠形状を考慮した外面形状に形成されている。そして、前記取付開口部18に対する対応部位には、該取付開口部18より一回り大きな輪郭の略台形状に陥凹した陥凹部24が形成されており、また該陥凹部24の底部には、前記ダクトDの先端部の挿通を許容する略矩形状の挿通口26が形成されている。
【0013】
前記表皮材14は、図7(a)に例示した電鋳技術により製作された表皮成形型(電鋳型)80を使用して、例えば図8(a)に例示するようなスプレー成形技術に基づいて成形されたウレタン製であって、全体的には1mm程度の略均一な厚みに成形されていて柔軟性に富んでいると共に、表面には本革等に似せたシボ模様が形成されている。そして、前記装飾枠体40の外部輪郭形状に合致する内部輪郭形状とされた前記取付開口部18が、所要位置に略矩形状に陥設されている。また前記取付開口部18の底部は、パネル基材12に形成した前記陥凹部24に臨んでおり、前記挿通口26に整合する略矩形状の挿通口28が形成されている。更に、取付開口部18における上・下および左・右の各壁部分には、前記装飾枠体40に突設した係合凸部66が対応的に整合する2組ずつの係合凹部30が、前記発泡体16へ食い込んだ状態で形成されている。一方、前記取付開口部18における開口周縁20の表皮綾縁部22は、その全周に亘って角張らせた形状に形成されており、当該取付開口部18の前端縁はエッジが効いたシャープな形状となっている。
【0014】
前記表皮材14を成形するために製作された前記表皮成形型80は、前記インストルメントパネル10の外面意匠形状を反転した形状の表皮成形面82を有し、かつ該表皮成形面82の所要位置に、前記取付開口部18の形状を反転した外部輪郭形状の膨出部84が突設されている。すなわち前記膨出部84は、前記装飾枠体40の外部輪郭形状と同一輪郭形状に突設されており、前記係合凹部30を形成するための突部86が側面に突設されている。また、前記膨出部84の上面には、図7(b)に例示したように、前記挿通口28の輪郭形状に合致するよう突出した突片88が延設されており、表皮材14に一体成形された取付開口部18の底部に薄肉の切断予定ラインを形成するようになっている(図8(a))。更に、前記膨出部84と表皮成形面82との境界部に延在する基部輪郭縁90は、図7(b)に例示したように角張らせた凹角形状に形成してあり、これにより、前記取付開口部18における開口周縁20の前端縁に、角張らせた前記表皮綾縁部22を形成することが可能となっている。なお図中の符号92は、表皮成形面82の温度制御を図るために供される温調パイプである。
【0015】
従って、図8(a)に例示したように、表皮成形型80の表皮成形面82および膨出部84に対してスプレーガンSGで発泡材料(ポリウレタン等)Uを吹付け塗布し、この発泡材料Uを硬化させることで前記表皮材14が成形される。また、成形された表皮材14の所要位置には、前記膨出部84の外部輪郭形状が反転された取付開口部18が一体的に形成されると共に、該取付開口部18における開口周縁20の前端縁に、前記基部輪郭縁90によって角張った表皮綾縁部22が形成される。そして、前記突片88により形成された切断予定ラインに沿って切れ目を入れ、その内側の不要部分を表皮材14から切除することにより、取付開口部18の底面に前記挿通口28が形成される。
【0016】
前記発泡体16は、図9〜図11に例示した発泡成形型100を利用して発泡成形され、前記表皮材14および装飾枠体40を第1成形型102にセットすると共に前記パネル基材12を第2成形型104にセットし(図9)、発泡成形型100を型閉めすることでパネル基材12および表皮材14の間に画成される空間106内で発泡材料を発泡・硬化させて成形したものである(図10)。このような発泡体16は、5〜10mm程度の厚みに形成されているので適度の柔軟性を有しており、表皮材14の適宜位置を外側から指先等で押圧すると当該押圧部位が適宜陥凹的に弾性変形して、インストルメントパネル10の触感向上に寄与する。なお図11において、符号108は、発泡体16の漏出を防止するためのシール部材であり、また符号110,110は、表皮材14を介して加わる発泡圧により装飾枠体40が変形するのを防止するための形状保持部材である。
【0017】
エアアウトレットALを構成する前記装飾枠体40は、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂素材を、図示しない成形型を使用してインジェクション成形した樹脂成形部材であって、図2〜図5に例示するように、略矩形筒体状に形成されて前記取付開口部18の内側へ収容される筒状本体部46と、略矩形枠形状に形成されて該取付開口部18の前側に露出する前面パネル部48とを一体成形した構造となっている。そして実施例のエアアウトレットALは、縦フィンおよび/または横フィンからなる風向制御板50や風量調節用の風量ダイヤル52を、装飾枠体40の前記筒状本体部46内に組付けたユニット構造とはなっておらず、前記ダクトDの先端内側および外側に配設した構造となっている。このため前記装飾枠体40は、前記取付開口部18に対する脱着を単独で行ない得るようになっており、前記筒状本体部46内へ前記ダクトDを臨ませることで、前記風向制御板50および風量ダイヤル52が、前記前面パネル部48に形成した空気吹出口54および操作口56へ各々臨むようになっている。
【0018】
前記筒状本体部46は、垂直に延在するように形成された仕切壁58により、前記ダクトDの先端部が突入して整合する第1空間60と、前記風量ダイヤル52に整合する第2空間62とに区画されている。また、筒状本体部46を形成する各外周壁64は、何れの部位でも厚みが1mm以下に設定されており、厚み方向(前記第1空間60または第2空間62の側)への撓曲的な弾性変形が比較的容易に発現されるように形成されている。そして、前記各外周壁(上面、下面、左側面および右側面)64には、夫々2組ずつの係合凸部66が突設されている。各々の係合凸部66は、複数(実施例では3枚)のリブ片68から構成されており、前記取付開口部18に対する当該装飾枠体40の装着方向(後側)を指向した第1傾斜面70と、該取付開口部18に対する当該装飾枠体40の離脱方向(前側)を指向した第2傾斜面72とを有しており、側方から見た形状が略三角形となっている。
【0019】
前記前面パネル部48は、前記筒状本体部46よりも一回り大きく設定されていて、該筒状本体部46の外周面より2〜3mm程度延出しており、かつその輪郭縁をなす外部周縁42の形状・サイズが、前記取付開口部18の開口周縁20の開口形状・サイズと同一となっている。そして図2〜図4に例示するように、装飾枠体40を前記取付開口部18に取付けた際に、該取付開口部18から前側を指向するようになる前記外部周縁42の部品綾縁部44は、前記取付開口部18の開口周縁20に密着しない形状に形成してある。具体的に前記部品綾縁部44は、前記外部周縁42に沿って所要幅および所要深さの凹角部が延在する結果として段付形状に形成されている。
【0020】
なお、前述した各々の係合凹部30は、対応する前記係合凸部66の形状に合致した形状に形成されており、該係合凸部66の第1傾斜面70に整合する第1傾斜受面32と、第2傾斜面72に合致する第2傾斜受面34とを有している。そして各々の係合凹部30は、前述したように前記発泡体16に突入した状態となっているため、該発泡体16が具有する弾力性に伴って形状保持されるようになっている。しかも実施例の部品取付構造では、前述したように、前記取付開口部18に装飾枠体40をセットしたもとで表皮材14とパネル基材12との間で発泡体16を発泡成形するため、該発泡体16の発泡成形時に発生する発泡圧が取付開口部18に対して全面的に付与されるようになり、前記各々の係合凸部66が各々の係合凹部30へ対応的に密着的に係合すると共に、該取付開口部18と装飾枠体40とが略全面的に密着するようになる。
【0021】
また、前記装飾枠体40の筒状本体部46の弾性変形と、前記取付開口部18および係合凹部30の弾性変形とにより、前記各々の係合凸部66と対応の係合凹部30との係脱が許容され、図5に例示するように、取付開口部18に対する当該装飾枠体40の脱着が可能となっている。例えば、前記取付開口部18に取付けられている前記装飾枠体40を取外す場合には、前記前面パネル部48における空気吹出口54の内周縁等を把持しながら、該装飾枠体40をインストルメントパネル10の前側へ強く引張れば、該取付開口部18の弾性変形および前記筒状本体部46の弾性変形により取外しが許容される。また、装飾枠体40を前記取付開口部18へ取付ける場合には、筒状本体部46の後側を取付開口部18に整合させたもとで、該装飾枠体40をインストルメントパネル10の後側へ強く押し込めば、該取付開口部18の弾性変形および前記筒状本体部46の弾性変形により取付けが許容される。
【0022】
従って実施例の部品取付構造では、前記取付開口部18に対する装飾枠体40の脱着が可能となっているため、例えば前記風向制御板50や風量ダイヤル52等の破損または作動不良が発生した際に、エアアウトレットALの修理または部品交換作業を簡易に行ない得る。また、前記空気吹出口54からダクトD内へ入り込んでしまった小間物(硬貨、指輪、カード等)を取出すことが可能となると共に、該ダクトD内の掃除やメンテナンス等も可能である。
【0023】
そして、前記装飾枠体40が取付開口部18の収容保持位置(定位置)へ取付けられている状態では、前記取付開口部18の開口周縁20における奥側部分と装飾枠体40の外部周縁42における奥側部分とは、その全周に亘って隙間なく密着的に整合している。これは、前述したように、前記取付開口部18に装飾枠体40をセットしたもとで表皮材14とパネル基材12との間で発泡体16を一体発泡するため、該発泡体16の発泡成形時に発生する発泡圧が前記開口周縁20に付与されるようになるためであって、これにより開口周縁20と外部周縁42との密着度合が高まって両周縁20,42の間に隙間が画成されることがない。
【0024】
しかしながら、図11から明らかなように、前記開口周縁20に設けた前記表皮綾縁部22には前記発泡体16の発泡圧が殆ど付与されないため、該表皮綾縁部22および前記部品綾縁部44により、前記開口周縁20および外部周縁42に沿って延在する横断面凹角状の輪郭溝36が形成されるようになる。この状態では、取付開口部18の前記開口周縁20が前記輪郭溝36へ露出して視認されるようになり、また装飾枠体40の前記外部周縁42が該輪郭溝36に露出せず、前記部品綾縁部44だけが視認されるようになる。なお前記輪郭溝36のサイズは、前記部品綾縁部44の段差形状の大きさにより決定されるが、幅寸法W=0.2〜1.0mm、深さ寸法S=0.2〜1.0mm程度に設定するのが望ましい。また、前記輪郭溝36の幅寸法Wは、何れの部位でも、前記寸法の範囲内で実質的に一定となっている。
【0025】
すなわち実施例の部品取付構造では、表皮材14に設けた取付開口部18の開口周縁20に角張らせた表皮綾縁部22を形成すると共に、装飾枠体40の外部周縁42に前記開口周縁20へ密着しない部品綾縁部44を形成したことにより、取付開口部18の収容保持位置へ装飾枠体40を取付けた状態では、前記開口周縁20および外部周縁42に沿って延在する輪郭溝36が形成されるようにした。これにより、前記装飾枠体40の前面40Aと前記表皮材14の外面14Aとが前記輪郭溝36により非連続面となり、かつ取付開口部18の開口周縁20が外から視認されるようになる。従って前記輪郭溝36により、前記装飾枠体40の前面40Aおよび前記表皮材14の外面14Aが面一に一致した状態が発現されるようになり、この結果として当該インストルメントパネル10の質感低下を防止し得る。
【0026】
また、前記表皮綾縁部22を角張らせた形状としたことにより、表皮材14と装飾枠体40の境界部分がシャープな形状となり、図6に例示したように、当該エアアウトレットALの存在を際立たせることができると共に、デザイン上のメリハリが発現されるようになる。しかも前記輪郭溝36は、何れの部位でも幅寸法Wが実質的に一定となっている。従って、当該インストルメントパネル10の質感低下を防止することは勿論、むしろ質感向上が好適に図られるようになる。
【0027】
【第1変更例】
図12は、第1変更例に係る発泡成形部材の部品取付構造を採用したインストルメントパネル10の部分断面図である。この第1変更例では、表皮材14に開設した取付開口部18における開口周縁20の表皮綾縁部22は、前記実施例と同様に角張らせた形状に形成してある。一方、前記装飾枠体40における外部周縁42の部品綾縁部44は、前記取付開口部18の開口周縁20に密着しないことを前提として、該外部周縁42の全周に亘って面取り形状に形成してある。従って、前記装飾枠体40を取付開口部18の収容保持位置(定位置)へ取付けた状態では、前記表皮綾縁部22および前記部品綾縁部44により、前記開口周縁20および外部周縁42に沿って延在する横断面三角状の輪郭溝36が形成されるようになり、前記実施例と同等の効果が得られる。なお前記輪郭溝36のサイズは、前記部品綾縁部44の面取り形状の大きさにより決定されるが、幅寸法W=0.2〜1.0mm、深さ寸法S=0.2〜1.0mm程度に設定するのが望ましい。
【0028】
【第2変更例】
図13は、第2変更例に係る発泡成形部材の部品取付構造を採用したインストルメントパネル10の部分断面図である。この第2変更例では、表皮材14に開設した取付開口部18における開口周縁20の表皮綾縁部22は、前記実施例および第1変更例と同様に角張らせた形状に形成している。一方、前記装飾枠体40における外部周縁42の部品綾縁部44は、前記取付開口部18の開口周縁20に密着しないことを前提として、該外部周縁42の全周に亘って丸み形状に形成してある。従って、前記装飾枠体40を取付開口部18の収容保持位置(定位置)へ取付けた状態では、前記表皮綾縁部22および前記部品綾縁部44により、前記開口周縁20および外部周縁42に沿って延在する横断面略三角状の輪郭溝36が形成されるようになり、前記実施例および第1変更例と同等の効果が得られる。なお前記輪郭溝36のサイズは、前記部品綾縁部44の丸み形状の大きさにより決定されるが、幅寸法W=0.2〜1.0mm、深さ寸法S=0.2〜1.0mm程度に設定するのが望ましい。
【0029】
なお前記実施例では、取付開口部18に収容保持される取付部品として、エアアウトレットALを構成する装飾枠体40を例示したが、この取付部品はこれに限定されるものではなく、例えばオーナメントや前面パネル等の装飾部品や、これ以外の各種部品等も対象とされる。
【0030】
また前記実施例では、発泡成形部材としてインストルメントパネル10を例示したが、この発泡成形部材はこれに限定されるものではなく、例えばフロアコンソール、ドアパネル、ピラーガーニッシュ等の種々の車両内装部材や、家具等の種々成形部材も対象とされる。
【0031】
更に前記実施例では、スプレー成形技術に基づいて成形される表皮材14を例示したが、この表皮材14はこれに限定されるものではなく、例えば公知のパウダースラッシュ成形技術に対応した表皮成形型を使用して成形された表皮材等も実施することが可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係る発泡成形部材の部品取付構造によれば、表皮材に設けた取付開口部の開口周縁に角張らせた表皮綾縁部を形成すると共に、取付部品の外部周縁に前記開口周縁へ密着しない部品綾縁部を形成したことにより、取付開口部の収容保持位置へ取付部品を取付けた際に、前記開口周縁および外部周縁に沿って延在する輪郭溝が形成されるようにした。従って前記輪郭溝により、取付部品の前面および表皮材の外面が面一に一致した状態が発現されるようになり、この結果として当該発泡成形部材の質感低下を防止し得る有益な効果がある。また、前記表皮綾縁部を角張らせた形状としたことにより、表皮材と取付部品の境界部分がシャープな形状となり、当該取付部品の存在を際立たせることができると共にデザイン上のメリハリが発現されるようになり、発泡成形部材の質感向上を図り得る等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る部品取付構造を採用したインストルメントパネルの部分斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】図2の部分拡大図である。
【図5】インストルメントパネルに設けた取付開口部に対して、エアアウトレットを構成する装飾枠体が脱着可能であることを例示した斜視図である。
【図6】図1の部分拡大図であって、輪郭溝の幅が実質的に一定であることを示している。
【図7】(a)は、表皮材を成形するための表皮成形型の構造を示した部分断面図であり、(b)は、要部拡大断面図である。
【図8】(a)は、図7(a)に例示した表皮成形型の表皮成形面へ発泡材料を吹付け塗布して表皮材を成形している状態を示した説明断面図であり、(b)は、成形された表皮材の不要部分を切除する状態を示した説明断面図である。
【図9】取付開口部に装飾枠体をセットした表皮材を発泡成形型の第1成形型にセットすると共に、パネル基材を第2成形型にセットする状態を示した説明断面図である。
【図10】パネル基材と表皮材との間に画成された空間で発泡体を発泡成形した状態を示した説明断面図である。
【図11】図10の部分拡大図である。
【図12】第1変更例に係る部品取付構造を採用したインストルメントパネルの部分断面図である。
【図13】第2変更例に係る部品取付構造を採用したインストルメントパネルの部分断面図である。
【図14】従来の部品取付構造を実施したインストルメントパネルの部分斜視図である。
【図15】図14のX−X線断面図である。
【図16】図15の部分拡大図であって、エアアウトレットを構成する装飾枠体の前面と表皮材の外面に段差が形成される不都合を示している。
【図17】装飾枠体の前面と表皮材の外面とが面一に一致するように該装飾枠体を取付開口部に取付けた場合、装飾枠体(エアアウトレット)が表皮材より突出して見える不都合を示した説明断面図である。
【符号の説明】
10 インストルメントパネル(発泡成形部材)
12 パネル基材(基材) 14 表皮材
14A 外面 16 発泡体
18 取付開口部 20 開口周縁
22 表皮綾縁部 36 輪郭溝
40 装飾枠体(取付部品) 40A 前面
42 外部周縁 44 部品綾縁部
80 表皮成形型 82 表皮成形面
90 基部輪郭縁 AL エアアウトレット
W 幅寸法(輪郭溝36の)

Claims (10)

  1. 所要形状に成形した基材(12)と、所要形状に成形した表皮材(14)と、これら基材(12)および表皮材(14)の間で発泡させて介在した発泡体(16)とからなる発泡成形部材(10)の所要位置に開設され、別体をなす取付部品(40)を前側から収容保持する取付開口部(18)を備えた部品取付構造において、
    前記表皮材(14)に開設した前記取付開口部(18)の開口周縁(20)に、角張らせた表皮綾縁部(22)を形成すると共に、
    前記取付開口部(18)に取付けられる前記取付部品(40)の外部周縁(42)に、該取付開口部(18)の開口周縁(20)に密着しない部品綾縁部(44)を形成し、
    前記取付開口部(18)の定位置へ前記取付部品(40)を取付けた状態では、前記表皮綾縁部(22)および前記部品綾縁部(44)により、前記開口周縁(20)および外部周縁(42)に沿って延在する輪郭溝(36)が形成されるよう構成した
    ことを特徴とする発泡成形部材の部品取付構造。
  2. 前記輪郭溝(36)により、前記取付部品(40)の前面(40A)および前記表皮材(14)の外面(14A)が面一に一致した状態を発現し得るようになっている請求項1記載の発泡成形部材の部品取付構造。
  3. 前記取付開口部(18)の定位置へ前記取付部品(40)を収容した状態では、前記開口周縁(20)が前記輪郭溝(36)へ露出し、前記外部周縁(42)が該輪郭溝(36)に露出しないようになっている請求項1または2記載の発泡成形部材の部品取付構造。
  4. 前記輪郭溝(36)の幅寸法(W)は、0.2〜1.0mmに設定される請求項1〜3の何れかに記載の発泡成形部材の部品取付構造。
  5. 前記輪郭溝(36)の幅寸法(W)は、何れの部位でも実質的に一定となっている請求項1〜4の何れかに記載の発泡成形部材の部品取付構造。
  6. 前記部品綾縁部(44)は、前記外部周縁(42)に沿って段付形状に形成されている請求項1〜5の何れかに記載の発泡成形部材の部品取付構造。
  7. 前記部品綾縁部(44)は、前記外部周縁(42)に沿って面取り形状に延設されている請求項1〜5の何れかに記載の発泡成形部材の部品取付構造。
  8. 前記部品綾縁部(44)は、前記外部周縁(42)に沿って丸み形状に延設されている請求項1〜5の何れかに記載の発泡成形部材の部品取付構造。
  9. 前記表皮綾縁部(22)は、前記表皮材(14)を成形する表皮成形型(80)の表皮成形面(82)に、角張らせた形状に形成した基部輪郭縁(90)により成形される請求項1〜8の何れかに記載の発泡成形部材の部品取付構造。
  10. 前記発泡成形部材(10)はインストルメントパネルであり、前記取付部品(40)はエアアウトレット(AL)を構成する装飾枠体である請求項1〜9の何れかに記載の発泡成形部材の部品取付構造。
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