JP2002046133A - 車両内装部材の部品組付構造 - Google Patents

車両内装部材の部品組付構造

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JP2002046133A JP2000233555A JP2000233555A JP2002046133A JP 2002046133 A JP2002046133 A JP 2002046133A JP 2000233555 A JP2000233555 A JP 2000233555A JP 2000233555 A JP2000233555 A JP 2000233555A JP 2002046133 A JP2002046133 A JP 2002046133A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウレタンフォームの発泡成形と付属部品の組
付工程とを同一工程で行なうと共に、ウレタンフォーム
の接着力を利用して付属部品の組付強度の向上を図る。 【解決手段】 表皮材14に設けた設置凹部15の底面
に、装着した付属部品25の背面27をウレタンフォー
ム13の側へ露出させる開口部16を開設する。設置凹
部15の底面に、開口部16の周囲を囲繞する第1シー
ル部17を設ける。付属部品25の背面27に、第1シ
ール部17に密着係合し得る第2シール部29を設け
る。付属部品25を設置凹部18へ装着した際に、第1
シール部17および第2シール部29が密着係合して、
発泡するウレタンフォーム13の漏出が防止される。発
泡成形されたウレタンフォーム13は、開口部16を介
して付属部品25の背面27に接着した状態で固化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両内装部材の
部品組付構造に関し、更に詳細には、所要形状に成形し
た基材と、所要形状に成形した表皮材と、これら基材お
よび表皮材の間で発泡させたウレタンフォームとからな
る車両内装部材において、前記表皮材の所要位置に設け
た設置凹部へ別途成形した付属部品を組付けるための部
品組付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗用車等の乗員室内には、インストルメ
ントパネル、フロアコンソール、ドアパネル等の車両内
装部材が設置されている。これらの車両内装部材は、所
要形状に成形した基材の外表面に表皮材を装着し、更に
該基材と表皮材との間に弾力性を有するウレタンフォー
ム等を発泡介在させることで、質感および触感等の向上
を図る場合が多い。
【0003】また、一部の高級グレードの乗用車では、
乗員室内の更なる質感向上を図るため、付属部品として
の木目調オーナメント等の装飾部品を、前記車両内装部
材の外面に追加装着する場合もある。例えば図9は、車
両内装部材としてのインストルメントパネルを概略的に
示す斜視図であるが、このインストルメントパネル10
では、助手席におけるグローブボックス11の上方に、
横長板状の装飾部品25が装着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記装飾部品
25は、前記インストルメントパネル10を成形した後
に、後工程で設置凹部15に組付けるようになってい
た。すなわち図10に示すように、インストルメントパ
ネル10には、前記装飾部品25の形状を前提とした形
状の設置凹部15が凹設してあると共に基材12には係
止孔12aが形成してあり、また装飾部品25の背面に
は、前記係止孔12aに係止される係止部材21が設け
てある。これにより装飾部品25は、前記設置凹部15
の外側(前側)から該装飾部品25の背面側を整合させて
押込めば、前記係止孔12aに係止部材21が係止され
て設置凹部15に固定装着される。
【0005】しかしながら、インストルメントパネル1
0の成形工程と装飾部品25の組付工程とが別工程とな
っているから、工数増加により製造コストが嵩む欠点を
内在していた。また、装飾部品25の組付強度を確保す
るための前記係止部材21が必要となるから、部品点数
の増加に伴う製造コストのアップも指摘される。更に
は、設置凹部15に対する装飾部品25の位置決めに熟
練および経験を要し、この位置決めが適切に行なわれな
かった場合には該装飾部品25と表皮材18との間に隙
間が形成され、見栄えが悪くなって寧ろ質感低下を招来
してしまう不都合があった。なお装飾部品25の組付形
態としては、前記係止部材21の他に、図10に示すよ
うに、基材12の裏側からビス22を締め込んで固定す
る方法や、図示しないが両面テープ等を利用して貼着す
る方法等もあるが、何れの形態でもビス22または両面
テープ等の材料費が加算されてコストアップは回避でき
なかった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたもので、設置凹部に開口部を設けると
共に、設置凹部と付属部品とに互いに係合密着するシー
ル部を設け、設置凹部に付属部品を密着させた状態で発
泡成形型にセットしてウレタンフォームを発泡成形する
ことで、該ウレタンフォームの発泡成形と前記付属部品
の組付工程とを同一工程で行なうと共に、ウレタンフォ
ームの接着力を利用して付属部品の組付強度の向上を図
るようにした車両内装部材の部品組付構造を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決して、所
期の目的を達成するため本発明は、所要形状に成形した
基材と、所要形状に成形した表皮材と、これら基材およ
び表皮材の間で発泡させたウレタンフォームと、前記表
皮材の所要位置に設けられて、各種の付属部品の組付け
を該部品の背面側から許容する設置凹部とからなる車両
内装部材の部品組付構造において、前記設置凹部の底面
に開設されて、前記付属部品を該設置凹部に装着させた
際に、該付属部品の背面を前記ウレタンフォームの側へ
露出させる開口部と、前記設置凹部の底面に形成され
て、前記開口部の周囲を囲繞する第1シール部と、前記
付属部品における背面に連続的に形成されて、前記第1
シール部に密着係合し得る第2シール部とからなり、前
記ウレタンフォームの発泡成形に先立ち、前記付属部品
を前記設置凹部へ装着して前記第1シール部および第2
シール部を密着係合させ、この状態で前記付属部品を前
記表皮材と共に発泡成形型にセットし、前記ウレタンフ
ォームの発泡成形後は、該ウレタンフォームが前記開口
部を介して前記付属部品の背面に接着した状態で固化し
得るよう構成したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る車両内装部材
の部品組付構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図
面を参照しながら以下説明する。なお実施例では、車両
内装部材としてインストルメントパネル10を例示し、
図9および図10に示した部材と同一部材については、
同一の符号を付して説明する。
【0009】図1は、本発明の好適な実施例に係る車両
内装部材の部品組付構造を示す要部断面図であって、イ
ンストルメントパネル10に装着した付属部品としての
装飾部品25を例示している。このインストルメントパ
ネル10は、所要形状に成形した基材12と、所要形状
に成形した表皮材14と、これら基材12および表皮材
14の間で発泡させたウレタンフォーム13とから構成
され、この表皮材14の所要位置に形成した設置凹部1
5に本願の装飾部品25が装着されている。
【0010】前記基材12は、ポリエチレンやポリプロ
ピレン等のオレフィン系樹脂素材を、例えば図示しない
インジェクション成形型を利用して一体的にインジェク
ション成形したもので、インストルメントパネル10の
意匠形状を前提とした形状とされている。そして前記設
置凹部15に対応する部位は、適宜凹設されて表皮材1
4との間に発泡空間が画成されるようになっており、該
装飾部品25の背面27側へのウレタンフォーム13の
回り込みを許容するようになっている。
【0011】前記表皮材14は、例えば図3(a)に示す
ように、ポリエチレンやポリプロピレン等を材質とする
樹脂シート材Sを真空成形型35を利用して真空成形し
たり、または図示しないがパウダースラッシュ成形型を
利用して樹脂粉末をパウダースラッシュ成形することに
より、インストルメントパネル10の外面形状に沿った
形状に一体成形したものである。そして前記設置凹部1
5は、装飾部品25の外形形状を前提とした形状に凹設
され、当該表皮材14の成形と同時に形成される。また
前記設置凹部15の底面には、前記装飾部品25を該設
置凹部15に装着させた際に、該装飾部品25の背面2
7をウレタンフォーム13の側へ露出させる開口部16
が開設され(図6(b))、該ウレタンフォーム13はこの
開口部16を介して背面27に接着した状態で固化して
いる。
【0012】そして、前記設置凹部15の底面における
前記開口部16の周囲には、この開口部16を囲繞する
溝形態の第1シール部17が形成されている。更に、前
記設置凹部15の側面の略中間には、溝形態の第1係合
部18が連続的に形成されている。なお前記表皮材14
の表面には、適宜の「シボ」加工が施されており、イン
ストルメントパネル10の質感向上を図るようになって
いる。
【0013】前記ウレタンフォーム13は、後述すると
共に図6に示すように、発泡成形型36を利用したもと
で発泡成形され、該発泡成形型36の上型38に前記基
材12をセットすると共に、該成形型36の下型37に
前記表皮材14および装飾部品25をセットしたもと
で、これら基材12と表皮材14および装飾部品25で
画成された発泡空間内でウレタン原液を発泡・固化させ
て成形したものである。そして、発泡・固化したウレタ
ンフォーム13は、前記基材12と表皮材14および装
飾部品25に全面的に接着するようになる。なお、ウレ
タンフォーム13は適宜の弾力性を有しているので、表
皮材14の外側から指先等で押圧すると適宜凹状に弾性
変形して触感向上が図られている。
【0014】本実施例の装飾部品25は、例えばポリエ
チレンやポリプロピレン等を材質としたインジェクショ
ン成形品であって、図2(a),(b)に示すように全体的
には横長矩形状を呈し、その背面27側は凹設されて四
角枠状の側壁28が形成されている。またその表面26
には、例えば木目調やカーボン調等の装飾模様が印刷形
成されている。そして前記側壁28の端面28aには、
表皮材14に形成された前記第1シール部17と密着可
能な第2シール部29が、連続的に突出形成されてい
る。また前記側壁28の外側面28bの略中央には、表
皮材14に形成された前記第1係合部18と係合可能な
第2係合部30が、該外側面28bの周囲に沿って連続
的に突出形成されている。
【0015】このように構成された実施例の部品組付構
造では、表皮材14に凹設された前記設置凹部15に前
記装飾部品25が装着された状態において、図1に示す
ように、表皮材14に形成した前記第1シール部17と
装飾部品25に形成した前記第2シール部29とが互い
に密着係合していることにより、前記開口部16を介し
て装飾部品25の背面27側へ膨出する前記ウレタンフ
ォーム13の漏出を防止するようになっている。また、
基材12と表皮材14との間で発泡させたウレタンフォ
ーム13が、前記開口部16を介して装飾部品25の背
面27および側壁28の内側面28cに接着した状態で
固化することで、表皮材14に対する装飾部品25の組
付強度が大幅に高められている。しかも、表皮材14に
形成した前記第1係合部18と装飾部品25に形成した
前記第2係合部30とが互いに係合していることによ
り、表皮材14に対する装飾部品25の組付強度が一段
と高められている。
【0016】次に、前述のように構成された本実施例に
係る車両内装部材の部品組付構造を前提として、インス
トルメントパネル10に装飾部品25を組付ける工程を
概略的に説明する。
【0017】前記基材12および装飾部品25は、前述
したように、図示しないインジェクション成形型を利用
して前工程においてインジェクション成形される。前記
装飾部品25に関しては、インジェクション成形によ
り、前記第2シール部29および第2係合部30が同時
に一体成形される。また前記表皮材14は、図3(a)に
示すように、真空成形型35を利用して樹脂シート材S
から真空成形することにより、設置凹部15、第1シー
ル部17および第1係合部18が同時に一体成形され
る。そして図3(b)に示すように、凹設された設置凹部
15の底面に前記開口部16を開設する。
【0018】前述のように前工程において成形された装
飾部品25、表皮材14および基材12を、前記ウレタ
ンフォーム13を発泡成形するための発泡成形型36に
セットする。すなわち、先ず発泡成形型36の下型37
に前記装飾部品25をセットし(図4)、次いで該下型3
7に前記表皮材14をセットする(図5)。このとき、前
記装飾部品25は前記設置凹部15に嵌合し、表皮材1
4の前記第1シール部17と装飾部品25の前記第2シ
ール部29が密着係合すると共に、該表皮材14の前記
第1係合部18と該装飾部品25の前記第2係合部30
とが係合した状態となり、下型37での両者14,25
の仮固定が図られる。また前記基材12は、前記発泡成
形型36の上型38にセットする。そして、前記上型3
8および下型37を型締めすることにより、前記基材1
2と表皮材14および装飾部品25の間に発泡空間が画
成される。なお、先ず表皮材14の設置凹部15に装飾
部品25を装着し、次いで表皮材14および装飾部品2
5を下型37に同時にセットするようにしてもよい。
【0019】前記下型37および上型38の型締めに先
立ち、所要量のウレタン原料を注入しておくことによ
り、両型37,38の型締め後に該ウレタン原料の発泡
反応が開始する。そして、発泡しながら膨張するウレタ
ンフォーム13の一部が、表皮材14の前記開口部16
を介して装飾部品25の背面27側へ膨出するようにな
り、所要時間経過後には図6に示すように、前記発泡空
間全体に膨張して充満するようになる。このとき、ウレ
タンフォーム13の発泡圧が表皮材14に付与されるか
ら、図7に示すように、該表皮材14の第1シール部1
7と装飾部品25の第2シール部29との係合密着によ
るシール作用により、発泡膨張するウレタンフォーム1
3が表皮材14と装飾部品25との間へ進入することが
阻止され、インストルメントパネル10の前面側への該
ウレタンフォーム13の漏出防止が好適に図られる。
【0020】このように、本実施例に係る車両内装部材
の部品組付構造では、インストルメントパネル10にお
けるウレタンフォーム13の成形工程および装飾部品2
5の組付工程とが同一工程でなされるので、工数削減に
よる製造コストの低減を図り得る。また、表皮材14の
設置凹部15に開口部16を形成することで、この設置
凹部15に装着した装飾部品25とウレタンフォーム1
3とが直接的に接触して、該装飾部品25がウレタンフ
ォーム13に接着されるようになるから、別途の係止部
材等を使用しなくても所要の組付強度が確保され、これ
によるコスト低減も可能である。しかもウレタンフォー
ム13の発泡成形に際しては、設置凹部15に形成した
第1シール部17と装飾部品25に形成した第2シール
部29が係合密着するので、これら表皮材14および装
飾部品25の隙間からウレタンフォーム13が漏出する
ことが好適に防止される。更に、表皮材14に形成した
第1係合部18と装飾部品25に形成した第2係合部3
0とが係合するので、これにより装飾部品25の組付強
度が一段と高められている。
【0021】また装飾部品25は、発泡成形型36の下
型37に位置決めしてセットするだけでよいから、特別
な熟練や経験等を全く必要とせずにインストルメントパ
ネル10に対して組付けることができる。しかも、表皮
材14にウレタンフォーム13の発泡圧が付与されるか
ら、該表皮材14と装飾部品25の外側壁28との密着
が高まり、両者14,25間に隙間が殆ど形成されない
ので見栄えが良くなって質感向上も図られる。
【0022】なお、更に高い組付強度が要求される場合
には、例えば図8に示すように、装飾部品25の背面2
7にビス孔32を有するボス31を一体的に立設形成し
ておき、前記基材12の裏面側から該ビス孔32へビス
32をねじ込むようにしてもよい。このように構成すれ
ば、若干のコストアップとなるものの、ウレタンフォー
ム13による接着力、第1係合部18と第2係合部30
との係合作用に、ボス31とビス33との螺合による係
着力が加わるから、極めて高い組付強度が得られる。
【0023】なお前記実施例では、付属部品25とし
て、木目調オーナメント等の装飾部品を例示したが、こ
の付属部品25は装飾部品に限定されるものではなく、
その他の各種小物部品も対象とされる。また車両内装部
材10は、実施例のインストルメントパネルに限定され
ず、例えばフロアコンソールやドアパネル等も対象とさ
れ、本願の部品組付構造はこれらの車両内装部材に対す
る付属部品の組付けにも応用される。
【0024】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る車両内
装部材の部品組付構造によれば、車両内装部材における
ウレタンフォームの成形工程と付属部品の組付工程とが
同一工程でなされるので、工数削減による製造コストの
低減を図り得る利点がある。また、表皮材の設置凹部に
開口部を形成することで、この設置凹部に嵌合装着した
付属部品の背面と発泡したウレタンフォームとが直接的
に接触して、該付属部品がウレタンフォームに接着され
るようになるから、別途の係止部材等を使用しなくても
所要の組付強度が確保される利点もある。しかもウレタ
ンフォームの発泡成形に際しては、設置凹部に形成した
第1シール部と付属部品に形成した第2シール部とが係
合密着するので、表皮材および付属部品の隙間からウレ
タンフォームが漏出することが好適に防止される。更
に、表皮材に形成した第1係合部と付属部品に形成した
第2係合部とが係合するので、これにより付属部品の組
付強度が一段と高められる。
【0025】また付属部品は、発泡成形型に位置決めし
てセットするだけでよいから、特別な熟練や経験等を全
く必要としない。しかも、表皮材にウレタンフォームの
発泡圧が付与されるから該表皮材と付属部品との密着が
高まり、これら表皮材および付属部品の間に隙間が殆ど
形成されないので見栄えが良くなって質感向上が図られ
る利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る車両内装部材の部
品組付構造の縦断面図であって、付属部品としての装飾
部品を組付けた状態を示している。
【図2】(a)は本実施例の装飾部品を表側から観察した
一部省略斜視図、(b)は該装飾部品を裏側から観察した
一部省略斜視図である。
【図3】(a)は真空成形型により表皮材を真空成形した
状態を示す断面図、(b)は表皮材における設置凹部の底
面に開口部を開設した状態を示す断面図である。
【図4】発泡成形型の下型に、別途成形した装飾部品を
セットした状態を示す断面図である。
【図5】装飾部品をセットした発泡成形型の下型に、真
空成形した表皮材をセットした状態を示す断面図であ
る。
【図6】発泡成形型にセットした基材、表皮材および装
飾部品の間でウレタンフォームを発泡させた状態を示す
断面図である。
【図7】表皮材に形成した第1シール部と装飾部品に形
成した第2シール部とが密着して、ウレタンフォームの
漏出が防止される状態を示す要部拡大断面図である。
【図8】別形態例に係る車両内装部材の部品組付構造
を、装飾部品を組付けた状態で示す縦断面図である。
【図9】装飾部品を組付けた車両内装部材としてのイン
ストルメントパネルの斜視図である。
【図10】図9のV−V線部分で破断した断面図であっ
て、インストルメントパネルに設けた設置凹部に、別体
成形した装飾部品を組付ける従来の部品組付構造を示し
ている。
【符号の説明】
10 インストルメントパネル(車両内装部材) 12 基材 13 ウレタンフォーム 14 表皮材 15 設置凹部 16 開口部 17 第1シール部 18 第1係合部 25 装飾部品(付属部品) 27 背面 29 第2シール部 30 第2係合部 36 発泡成形型
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:30 B29L 31:30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要形状に成形した基材(12)と、所要形
    状に成形した表皮材(14)と、これら基材(12)および表皮
    材(14)の間で発泡させたウレタンフォーム(13)と、前記
    表皮材(14)の所要位置に設けられて、各種の付属部品(2
    5)の組付けを該部品(25)の背面側から許容する設置凹部
    (15)とからなる車両内装部材の部品組付構造において、 前記設置凹部(15)の底面に開設されて、前記付属部品(2
    5)を該設置凹部(15)に装着させた際に、該付属部品(25)
    の背面(27)を前記ウレタンフォーム(13)の側へ露出させ
    る開口部(16)と、 前記設置凹部(15)の底面に形成されて、前記開口部(16)
    の周囲を囲繞する第1シール部(17)と、 前記付属部品(25)における背面(27)に連続的に形成され
    て、前記第1シール部(17)に密着係合し得る第2シール
    部(29)とからなり、 前記ウレタンフォーム(13)の発泡成形に先立ち、前記付
    属部品(25)を前記設置凹部(15)へ装着して前記第1シー
    ル部(17)および第2シール部(29)を密着係合させ、この
    状態で前記付属部品(25)を前記表皮材(14)と共に発泡成
    形型(36)にセットし、 前記ウレタンフォーム(13)の発泡成形後は、該ウレタン
    フォーム(13)が前記開口部(16)を介して前記付属部品(2
    5)の背面(27)に接着した状態で固化し得るよう構成した
    ことを特徴とする車両内装部材の部品組付構造。
  2. 【請求項2】 前記付属部品(25)は、前記背面(27)に接
    触して固化したウレタンフォーム(13)の接着力により、
    前記設置凹部(15)に対する組付強度が高められている請
    求項1記載の車両内装部材の部品組付構造。
  3. 【請求項3】 前記設置凹部(15)の所要位置に第1係合
    部(18)を形成すると共に、前記付属部品(25)の所要位置
    に前記第1係合部(18)と係合可能な第2係合部(30)を形
    成し、これら第1係合部(18)および第2係合部(30)の係
    合により、該設置凹部(15)に対する付属部品(25)の組付
    強度が高められている請求項1または2記載の車両内装
    部材の部品組付構造。
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