JP2007216864A - 樹脂製パネルの組付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増加や取付作業の煩雑化を招くことなく、装飾用の筒状部材を見栄えよく簡単にインジケータパネル本体に組み付けることができる組付構造を提供する。
【解決手段】インジケータパネル本体3の開口部13周縁に支持壁19を開口部13の周方向に連続させて、裏面側に向かって突設する。支持壁19の内壁面に挿入する装飾用筒状部材5の外壁面には、傾斜する係合面29aを有する一対の係合片部29を筒状部材5挿入方向と交差する方向に間隔をあけて突設する。インジケータパネル本体3の支持壁19の内壁面には、傾斜する係合面39aを有する一対の被係合部39を上記係合片部29に対応させて形成する。筒状部材5をインジケータパネル本体3の開口部13に挿入して各々の係合面29a,39a同士を係合させて筒状部材5をインジケータパネル本体3に組み付ける。
【選択図】図5

Description

この発明は、樹脂製パネルの組付構造の改良に関し、特に樹脂製パネルに設けられた開口部周りの意匠性向上対策に関するものである。
特許文献1には、トランスミッションのギアチェンジをするためのシフトレバーが基部周辺をレバーブーツで覆われて運転席横のコンソールに取り付けられ、上記レバーブーツの外周縁が環状の取付部材によりコンソールの開口に組付けられてコンソールの裏面側でネジ止めされた取付構造が開示されている。
一方、上記レバーブーツに代えて樹脂製のインジケータパネルを採用し、該インジケータパネルに形成された長孔形状の開口部にシフトレバーを移動可能に挿入した取付構造もある。このインジケータパネルでは、上記開口部から内部が見えないようにするためや、或いは開口部周りを補強するために開口部周縁に支持壁が裏面側に向かって突設されている。この支持壁は車室内に露出して乗員からよく見えるため、樹脂製の装飾用筒状部材を上記開口部に挿入して支持壁を覆い隠すことが考えられる。
特開2001−246958号公報(段落0009、0011欄、図2)
しかし、上記の後者のようにインジケータパネルに筒状部材を取り付ける場合、特許文献1のようにネジを用いると、部品点数が増加するとともに取付作業を要するため煩雑である。また、材料を少なくしてコスト削減を図るために筒状部材を薄く成形すると、筒状部材の支持壁の両長辺側が内側に倒れて変形しやすく、意匠性の低下を招くことになる。また、ネジ止めをする代わりに蟻継ぎのような係合手段で筒状部材の支持壁の両長辺側を支持壁に係合させれば当該両長辺側が内側に倒れ変形することがない。しかし、筒状部材に形成された蟻は他の箇所に比べて厚肉になっているため、熱収縮差により蟻に対応する筒状部材の内壁面にヒケが生じて、装飾用の部材である筒状部材の役割が損ねられてしまう。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品点数の増加や取付作業の煩雑化を招くことなく、装飾用の筒状部材を見栄えよく簡単に樹脂製パネル本体に組み付けることができる組付構造を提供することである。
上記の目的を達成するため、この発明は、樹脂製パネル及び筒状部材の壁部に係合部を形成し、該係合部の形状に工夫を凝らしたことを特徴とする。
具体的には、開口部が設けられ、該開口部周縁に支持壁が裏面側に向かって突設されたパネル本体と、上記開口部に外壁面が上記支持壁の内壁面に沿うように挿入されて上記パネル本体に組み付けられた装飾用筒状部材とからなる樹脂製パネルの組付構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記筒状部材の外壁面には、該外壁面に対して傾斜する係合面を有する一対の係合片部が筒状部材挿入方向と交差する方向に間隔をあけて突設され、一方、上記パネル本体の支持壁は上記開口部の周方向に連続又は間欠して延び、かつ上記支持壁の内壁面には該内壁面に対して傾斜する係合面を有する一対の被係合部が上記係合片部に対応するように筒状部材挿入方向と交差する方向に間隔をあけて形成され、上記筒状部材をパネル本体の開口部に挿入して各々の係合面同士を係合させることにより、筒状部材がパネル本体に組み付けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記筒状部材の外壁面及び上記パネル本体の支持壁における内壁面のいずれか一方には、筒状部材挿入方向に延びる位置決め片部が形成され、いずれか他方には、上記位置決め片部が係合する位置決め凹部が形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、上記位置決め片部及び位置決め凹部は、上記係合片部及び被係合部の一対の係合面間に形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記パネル本体の開口部は長孔形状に形成されているとともに、上記筒状部材は長円形状に形成され、上記係合片部は筒状部材の対向する両長辺側の外壁面に形成されているとともに、上記被係合部は支持壁の対向する両長辺側の内壁面に形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4に記載の発明において、上記樹脂製パネルは、車両のシフトレバー周りに取り付けられるインジケータパネルであり、上記筒状部材は表面がメッキ処理されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、樹脂製パネル本体及び筒状部材の各々の壁部に係合箇所を形成して該係合箇所を介して筒状部材を樹脂製パネルに組み付けているので、ネジが不要であり部品点数の増加を招かない。また、樹脂製パネル本体に筒状部材を挿入するだけで簡単に組み付けることができる。また、両係合面が壁面に対して傾斜して形成されているので、両長辺側が内側に倒れて変形することがなく、互いが確実に係合することができる。
加えて、一対の係合片部を間隔をあけて形成しているので該係合片部間の壁部の肉厚が従来の厚肉の蟻に比べて薄くなり、その周りの壁部との熱収縮差がないので当該箇所に対応する筒状部材の内壁面にヒケが生じず意匠性の低下を招かない。
請求項2に係る発明によれば、樹脂製パネル本体に筒状部材を挿入する際に位置決め片部を位置決め凹部に挿入することによって位置決めを行って係合片部と被係合部とを正確に対応させて、簡単に樹脂製パネル本体の開口部の正確な位置に筒状部材を挿入することができる。
請求項3に係る発明によれば、上記係合片部及び被係合部の一対の係合面間に位置決め片部及び位置決め凹部が形成されているので、位置決め位置とその両側にある係合面の位置とが近くにあり、係合位置の精度が向上し、筒状部材を樹脂製パネル本体の開口部にスムーズに確実に挿入することができる。
請求項4に係る発明によれば、短辺側の面より変形しやすい筒状部材の長辺側の変形を係合片部と被係合部との係合により規制して意匠性の低下を防止することができる。したがって、コスト削減のため材料を少なくして筒状部材を全体に亘って薄く成形しても、上記のように長辺側の変形を規制することができる。
請求項5に係る発明によれば、インジケータパネルのシフトレバーを挿入する開口部周縁に突設された支持壁を筒状部材で覆い隠してインジケータパネルの意匠性を向上させることができる。また、筒状部材の表面をメッキ処理することによって意匠性を向上させることができる。さらに、上記メッキ処理により筒状部材の剛性を向上させることができるので、該筒状部材を薄くしても変形を確実に防止することができる。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施形態に係る樹脂製パネルとしてのインジケータパネル1の斜視図である。図2は、該インジケータパネル1の横断面図である。該インジケータパネル1は、図3に示すインジケータパネル本体3と、図4に示す装飾用筒状部材5とを備えている。
上記インジケータパネル本体3は、上面部3aと該上面部3a周縁全体から下方に延びる側壁部3bが形成されている。該側壁部3bの車体前後方向に位置する対向壁には、係合孔7を有する係合凸部9が垂設され、運転席と助手席との間に設けられたATチェンジベース(図示せず)の係合爪部を上記係合孔7に係合させることにより、インジケータパネル本体3がATチェンジベースに取り付けられるようになっている。
上記上面部3aには、トランスミッションのギアチェンジをするためのシフトレバー11(図1,3に仮想線で示す)を挿入して該シフトレバー11の動きを許容する長孔形状の開口部13が該インジケータパネル本体3の中央に車体前後方向に短辺側を向けて形成され、該開口部13の隣には、インジケータプレート15が組み付けられる開口孔17が形成されている。図8にその組付け状態を示す。上記インジケータパネル本体3には、図4に示す長円形状の筒状部材5が上記開口部13に挿入されて組み付けられ、該筒状部材5は装飾用に表面がメッキ処理されている(図示せず)。
上記インジケータパネル本体3の開口部13周縁には、板状の支持壁19が周方向に連続するように裏面側に向かって一体に突設され、上記開口部13に筒状部材5を挿入した状態で該筒状部材5が上記支持壁19に沿うようになっている。なお、上記支持壁19は開口部13の周方向に連続せず一箇所又は二箇所以上で間欠していてもよい。また、上記インジケータパネル本体3の開口部13周縁には上記筒状部材5の挿入をガイドするためにテーパ面21が形成されている。該支持壁19の両短辺側19aには、上下方向に延びるスリット23が2列形成され、該スリット23間の壁部でもって開口部13内に突出する舌片部25が形成されている。
上記筒状部材5の両短辺側5a外壁面には、係止部27がそれぞれ一体に突設され、上記筒状部材5を開口部13に上方から挿入すると、上記支持壁19側の舌片部25が上記係止部27に押されて撓み、該係止部27が上記舌片部25下端を通過することで該舌片部25が元位置に復帰することにより、図8(d)、図9(d)に示すように、上記係止部27が上記舌片部25下端に係止して上記筒状部材5の上側への離脱を規制している。
次に、図3に示すインジケータパネル本体3に筒状部材5を組付けた場合の両長辺側5bの変形を防止する構造(図2にIVで示す)について説明する。上記筒状部材5の対向する両長辺側5bの外壁面には、図5及び図7(b)に示すように、外壁面に対して傾斜する係合面29aを有する一対の係合片部29が筒状部材5挿入方向と交差する方向(筒状部材5の長手方向)に間隔をあけて逆ハの字状に突設されて形成されている。上記一対の係合片部29間(一対の係合面29a間)には、筒状部材5挿入方向に延びる位置決め片部31が挿入方向と平行な方向で両長辺側5bの外壁面に凸状に形成されている。該位置決め片部31は、図8(a)、図9(a)にも示すように、下にいくにしたがって筒状部材5厚み方向の幅が広く形成されており、下端に傾斜部31aが形成されている。これら係合片部29及び位置決め片部31周辺の下半領域では、図8(b)、図9(b)にも示すように、上記外壁面が僅かに凹陥した凹部33が形成されている。さらに、上記係合片部29及び位置決め片部31の両側には、図6、図8(c)及び図9(c)にも示すように、外壁面が僅かに凹陥して矩形凹部35が形成され、該矩形凹部35の下端辺部を係止面部37としている。
一方、上記インジケータパネル本体3の支持壁19の対向する両長辺側19bにおける内壁面には、図5,図7(a)に示すように、上記内壁面に対してハの字状に傾斜する係合面39aを有する一対の凸状被係合部39が上記係合片部29に対応するように筒状部材5挿入方向と交差する方向(開口部13の長手方向)に間隔をあけて形成されている。上記係合片部29と被係合部39とは、図9(b)にも示すように、インジケータパネル本体3に筒状部材5を組み付けた状態で、筒状部材5外壁面の凹部33に被係合部39が嵌合して凹部33の上端辺部に被係合部39の上端が当接し、上記筒状部材5が開口部13内に位置決めされている。また、この状態で上記係合片部29の係合面29aが被係合部39の係合面39aに係合して筒状部材5の長手方向及び短手方向への動きを規制している。この係合状態で、筒状部材5の凹部33と上記支持壁19と間に隙間41が形成されている(図5参照)。好ましくは、係合片部29が形成される箇所に対応する筒状部材5の内壁面にヒケが生じるの防止するため、係合片部29の厚みは筒状部材5の長辺側5bの厚みより薄く形成するのがよい。さらに、インジケータパネル本体3の支持壁19の厚みが筒状部材5の両長辺側5bの厚みより厚く形成されている方が、支持壁19の剛性が向上してインジケータパネル本体3に筒状部材5を組付けた場合の両長辺側5bの変形を防止する機能が増大する。
上記一対の被係合部39間(一対の係合面39a間)には、筒状部材5挿入方向に延びる一対の突条部43が僅かな間隔をあけて突設され、両突条部43間に位置決め凹部45が形成されている。該位置決め凹部45は、図9(a)にも示すように、下にいくにしたがって支持壁19の厚み方向の幅が狭く形成され、下端に段部47が形成されている。また、上記支持壁19の両長辺側19b内壁面には、突条部43及び被係合部39の下端を連結する連結段部49が上記位置決め凹部45の段部47に連続するように形成されている。インジケータパネル本体3に筒状部材5を組み付けた状態で、上記位置決め片部31が位置決め凹部45に上方から挿入されて、互いの下端は筒状部材5の上記傾斜部31aが支持壁19の段部47に当接するとともに、位置決め片部31の突出端面が位置決め凹部45に挿入されて突条部43間の支持壁19に当接し、上記筒状部材5が開口部13内に位置決めされている。
なお、上記とは逆に、上記位置決め片部31をインジケータパネル本体3の支持壁19における内壁面に形成するとともに、上記該位置決め凹部45を上記筒状部材5の長辺側5bの外壁面に形成してもよい。また、好ましくは、位置決め片部31と位置決め凹部45が係合片部29と被係合部39の間の中央に形成されていると位置決めがしやすい。
次に、図3に示すインジケータパネル本体3に筒状部材5を組付けた場合の筒状部材5の脱落を防止する構造(図2にVで示す)及び長辺側19b,5b端末の係合構造について説明する。上記被係合部39の両側には、図6に拡大して示すように、筒状部材5挿入方向と平行方向に延びる一対の縦係合部50aと該縦係合部50aの下端を連結する横係合部50bとで構成されたU字状の係合突起部50が形成されている。上記インジケータパネル本体3に筒状部材5を組み付けた状態で、上記係合突起部50が、図9(c)にも示すように、上記筒状部材5の矩形凹部35に嵌合して矩形凹部35の上端辺部に縦係合部50aの上端が当接しているとともに、上記係止面部37が横係合部50bの下面に係合して上記筒状部材5が開口部13内に位置決めされている。
そして、上記筒状部材5を上記インジケータパネル本体3に組み付けるには、まず筒状部材5を開口部13に上方からテーパ面21で案内しながら挿入していく。この過程で、位置決め片部31の下端が位置決め凹部45に上方から挿入され、これにより係合片部29が被係合部39に精度よく対応し、両者の係合面29a,39aが係合する。この間、上記支持壁19側の舌片部25が筒状部材5の上記係止部27に押されて撓む(図9(d)仮想線参照)。さらに挿入が進むと、上記位置決め片部31の傾斜部31aが突条部43間の段部47に上方から当接するとともに(図9(a)参照)、上記係合片部29の下端が連結段部49に当接し、上記筒状部材5の矩形凹部35に支持壁の係合突起部50が嵌合されて、矩形凹部35の上端辺部に縦係合部50aの上端が当接しているとともに、上記係止面部37が横係合部50bの下面に係合する。また、被係合部39の上端が凹部33の上端辺部に当接する。さらに、係止部27が上記舌片部25下端を通過して該舌片部25が元位置に復帰することにより、上記係止部27が上記舌片部25下端に係止する。これにより、筒状部材5がインジケータパネル本体3に組み付けられる。
したがって、実施形態によると、インジケータパネル本体3及び筒状部材5の各々の壁部に係合箇所(係合片部29及び被係合部39)を形成して該係合箇所を介して筒状部材5をインジケータパネル1に組み付けているので、ネジが不要であり部品点数の増加を招かない。また、インジケータパネル本体3に筒状部材5を挿入するだけで簡単に組み付けることができる。さらに、両係合面29a,39aが壁面に対して傾斜して形成されているので、両長辺側19bが内側に倒れて変形することがなく、互いが確実に係合することができる。また、インジケータパネル本体3に組み付けられた筒状部材5の抜け防止構造として、上記支持壁19側及び筒状部材5の両長辺側19b,5bにおいては、上記筒状部材5の矩形凹部35に支持壁の係合突起部50が嵌合し、一方、両短辺側19a,5aにおいては、係止部27が舌片部25下端に係止しているので、互いが一層確実に係合することにより抜け防止ができる。
加えて、一対の係合片部29を間隔をあけて形成しているので、該係合片部29及び該係合片部29間の壁部の肉厚が従来の厚肉の蟻に比べて、薄く成形することができ、その周りの壁部との熱収縮差がないので、当該箇所に対応する筒状部材5の内壁面にヒケが生じない。
また、インジケータパネル本体3に筒状部材5を挿入する際に位置決め片部31を位置決め凹部45に挿入することによって位置決めを行って係合片部29と被係合部39とを正確な位置に対応させて、簡単にインジケータパネル本体3の開口部13の正確な位置に筒状部材5を挿入することができる。
さらに、上記係合片部29及び被係合部39の一対の係合面29a,39a間に位置決め片部31及び位置決め凹部45が形成されているので、位置決め位置とその両側にある係合面29a,39aの位置とが近くにあり、係合位置の精度が向上し、筒状部材5をインジケータパネル本体3の開口部13にスムーズに確実に挿入することができる。
さらにまた、筒状部材の短辺側5aの面より変形しやすい長辺側5bの変形を係合片部29と被係合部39との係合により規制して意匠性の低下を防止することができる。したがって、コスト削減のため材料を少なくして筒状部材5を全体に亘って薄く成形しても、上記のように長辺側5bの変形を規制することができる。
また、インジケータパネル1のシフトレバー11を挿入する開口部13周縁に突設された支持壁19を筒状部材5で覆い隠してインジケータパネル1の意匠性を向上させることができる。また、筒状部材5の表面をメッキ処理することによって意匠性を向上させることができる。さらに、上記メッキ処理により筒状部材5の剛性を向上させることができるので、該筒状部材5を薄くしても変形を確実に防止することができる。
この発明は、樹脂製パネルに設けられた開口部周りに筒状部材を組み付ける構造について有用である。車両用樹脂製パネル以外の用途にも適用できる。
インジケータパネルの斜視図である。 インジケータパネルの横断面図である。 インジケータパネル本体の斜視図である。 筒状部材の斜視図である。 図2のIV部拡大図である。 図2のV部拡大図である。 (a)は図3のVI−I部拡大図、(b)は図4のVI−II部拡大図である。 (a)は、図2のA−A線における断面図、(b)は、図2のB−B線における断面図、(c)は、図2のC−C線における断面図、(d)は、図2のD−D線における断面図である。 (a)は、図8のVIII−I線における断面図、(b)は、図8のVIII−II線における断面図、(c)は、図8のVIII−III線における断面図、(d)は、図8のVIII−IV線における断面図である。
符号の説明
1 インジケータパネル(パネル)
3 インジケータパネル本体(パネル本体)
5 筒状部材
13 開口部
19 支持壁
29 係合片部
39 被係合部
29a,39a 係合面

Claims (5)

  1. 開口部が設けられ、該開口部周縁に支持壁が裏面側に向かって突設されたパネル本体と、上記開口部に外壁面が上記支持壁の内壁面に沿うように挿入されて上記パネル本体に組み付けられた装飾用筒状部材とからなる樹脂製パネルの組付構造であって、
    上記筒状部材の外壁面には、該外壁面に対して傾斜する係合面を有する一対の係合片部が筒状部材挿入方向と交差する方向に間隔をあけて突設され、
    一方、上記パネル本体の支持壁は上記開口部の周方向に連続又は間欠して延び、かつ上記支持壁の内壁面には該内壁面に対して傾斜する係合面を有する一対の被係合部が上記係合片部に対応するように筒状部材挿入方向と交差する方向に間隔をあけて形成され、
    上記筒状部材をパネル本体の開口部に挿入して各々の係合面同士を係合させることにより、筒状部材がパネル本体に組み付けられていることを特徴とする樹脂製パネルの組付構造。
  2. 請求項1に記載の樹脂製パネルの組付構造において、
    上記筒状部材の外壁面及び上記パネル本体の支持壁における内壁面のいずれか一方には、筒状部材挿入方向に延びる位置決め片部が形成され、いずれか他方には、上記位置決め片部が係合する位置決め凹部が形成されていることを特徴とする樹脂製パネルの組付構造。
  3. 請求項2に記載の樹脂製パネルの組付構造において、
    上記位置決め片部及び位置決め凹部は、上記係合片部及び被係合部の一対の係合面間に形成されていることを特徴とする樹脂製パネルの組付構造。
  4. 請求項1に記載の樹脂製パネルの組付構造において、
    上記パネル本体の開口部は長孔形状に形成されているとともに、上記筒状部材は長円形状に形成され、上記係合片部は筒状部材の対向する両長辺側の外壁面に形成されているとともに、上記被係合部は支持壁の対向する両長辺側の内壁面に形成されていることを特徴とする樹脂製パネルの組付構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の樹脂製パネルの組付構造において、
    上記樹脂製パネルは、車両のシフトレバー周りに取り付けられるインジケータパネルであり、上記筒状部材は表面がメッキ処理されていることを特徴とする樹脂製パネルの組付構造。
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