JPH0141629Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0141629Y2 JPH0141629Y2 JP17041784U JP17041784U JPH0141629Y2 JP H0141629 Y2 JPH0141629 Y2 JP H0141629Y2 JP 17041784 U JP17041784 U JP 17041784U JP 17041784 U JP17041784 U JP 17041784U JP H0141629 Y2 JPH0141629 Y2 JP H0141629Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- housing
- spherical
- mirror housing
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 11
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 10
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 3
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 3
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 3
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 235000019646 color tone Nutrition 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自動車等の車両に取り付けられるド
アミラーあるいはフエンダミラー等のアウトサイ
ドバツクミラーに関するもので、特に、ミラーを
保持するミラーホルダがミラーハウジングに角度
変更可能に支持されるアウトサイドバツクミラー
に関するものである。
アミラーあるいはフエンダミラー等のアウトサイ
ドバツクミラーに関するもので、特に、ミラーを
保持するミラーホルダがミラーハウジングに角度
変更可能に支持されるアウトサイドバツクミラー
に関するものである。
(従来の技術)
自動車等の車両には、後方視界を確保するため
に、ドアミラーやルームミラー等のバツクミラー
が取り付けられている。そのようなバツクミラー
の中でも、ドアミラーやフエンダミラーのように
車体の外部に取り付けられるアウトサイドバツク
ミラーは、ミラー面を雨水等から保護するため
に、そのミラーがミラーハウジングによつて背面
側から覆われるようになつている。そして、一般
には、運転者の体格の相違等によつても最適の視
界が得られるようにするために、そのミラーは、
ミラーハウジングに対して傾斜角度を自由に調整
することができるようにされている。
に、ドアミラーやルームミラー等のバツクミラー
が取り付けられている。そのようなバツクミラー
の中でも、ドアミラーやフエンダミラーのように
車体の外部に取り付けられるアウトサイドバツク
ミラーは、ミラー面を雨水等から保護するため
に、そのミラーがミラーハウジングによつて背面
側から覆われるようになつている。そして、一般
には、運転者の体格の相違等によつても最適の視
界が得られるようにするために、そのミラーは、
ミラーハウジングに対して傾斜角度を自由に調整
することができるようにされている。
第3図は、このようなアウトサイドバツクミラ
ーの従来一般の構造を示す断面図である。
ーの従来一般の構造を示す断面図である。
この図から明らかなように、ミラーハウジング
1は、ミラー2の側部全周及び背面を覆う薄肉箱
形のもので、自動車等の車体に適宜取り付けられ
るようになつている。ミラー2はミラーホルダ3
によつて固定保持されており、そのミラーホルダ
3は、ボールジヨイント4によつて任意の方向に
傾けることができるようにして、ブラケツト5に
支持されている。そして、そのブラケツト5が、
ねじ6,6,…によつてミラーハウジング1の内
面に固着されるようになつている。このようにね
じ6,6,…による固着ができるようにするため
に、ミラーハウジング1の背部内面には、複数個
の取り付けボス7,7,…が突出して設けられて
いる。
1は、ミラー2の側部全周及び背面を覆う薄肉箱
形のもので、自動車等の車体に適宜取り付けられ
るようになつている。ミラー2はミラーホルダ3
によつて固定保持されており、そのミラーホルダ
3は、ボールジヨイント4によつて任意の方向に
傾けることができるようにして、ブラケツト5に
支持されている。そして、そのブラケツト5が、
ねじ6,6,…によつてミラーハウジング1の内
面に固着されるようになつている。このようにね
じ6,6,…による固着ができるようにするため
に、ミラーハウジング1の背部内面には、複数個
の取り付けボス7,7,…が突出して設けられて
いる。
このようにして、ミラー2が、ミラーハウジン
グ1の内部に収容支持されるとともに、その角度
を自由に変更することができるようにされてい
る。
グ1の内部に収容支持されるとともに、その角度
を自由に変更することができるようにされてい
る。
(考案が解決しようとする問題点)
ところで、このようなミラーハウジング1は、
重量が軽いこと、色調の選択自由度が大きいこと
などから、ほとんどが合成樹脂の成形品とされて
いる。その場合、ブラケツト5を固着するための
取り付けボス7,7,…も、ミラーハウジング1
とともに一体成形されるのが普通である。
重量が軽いこと、色調の選択自由度が大きいこと
などから、ほとんどが合成樹脂の成形品とされて
いる。その場合、ブラケツト5を固着するための
取り付けボス7,7,…も、ミラーハウジング1
とともに一体成形されるのが普通である。
しかしながら、その取り付けボス7は、ねじ孔
が設けられるものであるから、ある程度大径のも
のとする必要がある。そのために、ミラーハウジ
ング1は、全体的に薄肉のものでありながら、取
り付けボス7が設けられる部分では肉厚の大きい
ものとなつてしまう。このように部分的に厚肉部
を有する薄肉の樹脂成形品においては、樹脂を冷
却固化させるとき、その厚肉部と薄肉部との間の
固化速度に差が生じるために、その厚肉部に薄肉
部が引き寄せられ、表面に歪やしわ等が発生する
ことがある。
が設けられるものであるから、ある程度大径のも
のとする必要がある。そのために、ミラーハウジ
ング1は、全体的に薄肉のものでありながら、取
り付けボス7が設けられる部分では肉厚の大きい
ものとなつてしまう。このように部分的に厚肉部
を有する薄肉の樹脂成形品においては、樹脂を冷
却固化させるとき、その厚肉部と薄肉部との間の
固化速度に差が生じるために、その厚肉部に薄肉
部が引き寄せられ、表面に歪やしわ等が発生する
ことがある。
このようなしわ等は、ミラーハウジング1の場
合には特に目立つものとなる。そのために、ミラ
ーハウジング1の成形後、そのしわ等を削り取つ
たりその上に塗装を施したりするような二次処理
が必要となり、コストの高いものとなつてしま
う。
合には特に目立つものとなる。そのために、ミラ
ーハウジング1の成形後、そのしわ等を削り取つ
たりその上に塗装を施したりするような二次処理
が必要となり、コストの高いものとなつてしま
う。
また、このようなバツクミラーにおいては、ミ
ラーハウジング1とブラケツト5とが別体のもの
とされているために、部品点数が多く、その組み
付けにも手間がかかるという問題もある。
ラーハウジング1とブラケツト5とが別体のもの
とされているために、部品点数が多く、その組み
付けにも手間がかかるという問題もある。
本考案は、このような問題に鑑みてなされたも
のであつて、その主な目的は、ミラーハウジング
全体が薄肉成形品として成形されるようにして、
成形時、その表面にしわ等が生じることが減じら
れるようにすることである。
のであつて、その主な目的は、ミラーハウジング
全体が薄肉成形品として成形されるようにして、
成形時、その表面にしわ等が生じることが減じら
れるようにすることである。
また、本考案の他の目的は、ミラーホルダが直
接ミラーハウジングに支持されるようにして、ブ
ラケツトを省くことができるようにすることであ
る。
接ミラーハウジングに支持されるようにして、ブ
ラケツトを省くことができるようにすることであ
る。
(問題点を解決するための手段)
この目的を達成するために、本考案では、ミラ
ーハウジングの背面中央部を窪ませて、内部に突
出する突出部を形成するとともに、その突出部の
端面に球面支持部を形成し、その球面支持部によ
り、ミラーホルダに設けられた球面部が回転自在
に支持されるようにしている。そして、その突出
部によつて形成されるミラーハウジング背面中央
部の窪みは、キヤツプによつて閉塞されるように
している。
ーハウジングの背面中央部を窪ませて、内部に突
出する突出部を形成するとともに、その突出部の
端面に球面支持部を形成し、その球面支持部によ
り、ミラーホルダに設けられた球面部が回転自在
に支持されるようにしている。そして、その突出
部によつて形成されるミラーハウジング背面中央
部の窪みは、キヤツプによつて閉塞されるように
している。
(作用)
このように構成することにより、ミラーホルダ
の球面部をミラーハウジングの球面支持部に取り
付けるだけで、ミラーホルダが角度変更可能に支
持されるようになるので、従来のもののようなブ
ラケツトを用いる必要はなくなり、ミラーハウジ
ングにブラケツトの取り付け用ボスを設ける必要
もなくなる。そして、ミラーハウジングの突出部
は薄肉のものとして形成することができるので、
ミラーハウジングは全体がほぼ均一な肉厚のもの
とすることができるようになり、成形時における
所要冷却固化時間に局部的な差が生じることのな
いようにして、しわ等の発生を抑制することがで
きるようになる。また、突出部を設けることによ
つてミラーハウジングの背面中央部に形成される
窪みは、キヤツプによつて閉塞されるので、外観
が損なわれることはなく、しかも、その窪みの周
辺部に成形時のしわ等が残つていた場合にも、そ
れをそのキヤツプによつて覆うようにすることが
できる。
の球面部をミラーハウジングの球面支持部に取り
付けるだけで、ミラーホルダが角度変更可能に支
持されるようになるので、従来のもののようなブ
ラケツトを用いる必要はなくなり、ミラーハウジ
ングにブラケツトの取り付け用ボスを設ける必要
もなくなる。そして、ミラーハウジングの突出部
は薄肉のものとして形成することができるので、
ミラーハウジングは全体がほぼ均一な肉厚のもの
とすることができるようになり、成形時における
所要冷却固化時間に局部的な差が生じることのな
いようにして、しわ等の発生を抑制することがで
きるようになる。また、突出部を設けることによ
つてミラーハウジングの背面中央部に形成される
窪みは、キヤツプによつて閉塞されるので、外観
が損なわれることはなく、しかも、その窪みの周
辺部に成形時のしわ等が残つていた場合にも、そ
れをそのキヤツプによつて覆うようにすることが
できる。
(実施例)
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
る。
第1,2図は、本考案をドアミラーに適用した
一実施例を示すもので、第1図はそのドアミラー
の縦断面図であり、第2図はそのドアミラーを背
面側から見た斜視図である。
一実施例を示すもので、第1図はそのドアミラー
の縦断面図であり、第2図はそのドアミラーを背
面側から見た斜視図である。
第2図から明らかなように、ドアミラー10の
ミラーハウジング11は、自動車のドアに取り付
けられるミラーベース12に、上下方向の軸13
により前後方向に回動可能に支持されており、通
常は、リターンスプリング等によつて所定の位置
で保持されるようになつている。このミラーハウ
ジング11は、一方の面が開口した薄肉箱形のも
ので、合成樹脂の成形品として形成されている。
ミラーハウジング11は、自動車のドアに取り付
けられるミラーベース12に、上下方向の軸13
により前後方向に回動可能に支持されており、通
常は、リターンスプリング等によつて所定の位置
で保持されるようになつている。このミラーハウ
ジング11は、一方の面が開口した薄肉箱形のも
ので、合成樹脂の成形品として形成されている。
ミラーハウジング11の背面11a中央部に
は、断面がほぼ円形の窪み14が設けられてい
る。したがつて、第1図に示されているように、
ハウジング11の内部には、背面11aから内方
に突出する円筒状の突出部15が形成されてい
る。この突出部15の肉厚も、ハウジング11の
他の部分の肉厚とほぼ等しいものとされている。
そして、その突出部15の端面は、球面状の凹面
とされ、それによつて球面支持部16が形成され
ている。
は、断面がほぼ円形の窪み14が設けられてい
る。したがつて、第1図に示されているように、
ハウジング11の内部には、背面11aから内方
に突出する円筒状の突出部15が形成されてい
る。この突出部15の肉厚も、ハウジング11の
他の部分の肉厚とほぼ等しいものとされている。
そして、その突出部15の端面は、球面状の凹面
とされ、それによつて球面支持部16が形成され
ている。
ミラーハウジング11の内部には、ミラーホル
ダ17によつて背面側から保持されたミラー18
が、ハウジング11の開口に面するようにして収
容されている。ミラーホルダ17は、ミラーハウ
ジング11と同様に合成樹脂の薄肉成形品であつ
て、その中央部には、背後方向に突出する球面部
19が形成されている。この球面部19は、ミラ
ーハウジング11の突出部15に設けられた球面
支持部16とほぼ等しい半径を有するもので、こ
の球面部19を球面支持部16に嵌合した状態で
支持させることにより、ミラーホルダ17、した
がつてミラー18が、ミラーハウジング11に対
して角度変更可能に支持されるようになつてい
る。
ダ17によつて背面側から保持されたミラー18
が、ハウジング11の開口に面するようにして収
容されている。ミラーホルダ17は、ミラーハウ
ジング11と同様に合成樹脂の薄肉成形品であつ
て、その中央部には、背後方向に突出する球面部
19が形成されている。この球面部19は、ミラ
ーハウジング11の突出部15に設けられた球面
支持部16とほぼ等しい半径を有するもので、こ
の球面部19を球面支持部16に嵌合した状態で
支持させることにより、ミラーホルダ17、した
がつてミラー18が、ミラーハウジング11に対
して角度変更可能に支持されるようになつてい
る。
ミラーホルダ17の球面部19の中央部には、
比較的大径の開口20が設けられている。一方、
ミラーハウジング11の球面支持部16には、ね
じ挿通孔21が設けられている。そして、これら
開口20及び挿通孔21に、ミラーホルダ17の
球面部19の内面側から球面座金22を介してね
じ23を挿通し、ナツト24を締め付けることに
よつて、ミラーホルダ17の球面部19がミラー
ハウジング11の球面支持部16に嵌合した状態
で支持されるようになつている。ナツト24とミ
ラーハウジング11の窪み14の底面との間には
スプリング25が縮設されており、それによつ
て、ミラーホルダ17の球面部19がミラーハウ
ジング11の球面支持部16に圧接され、これら
の間に一定の摩擦力が働くようにされている。
比較的大径の開口20が設けられている。一方、
ミラーハウジング11の球面支持部16には、ね
じ挿通孔21が設けられている。そして、これら
開口20及び挿通孔21に、ミラーホルダ17の
球面部19の内面側から球面座金22を介してね
じ23を挿通し、ナツト24を締め付けることに
よつて、ミラーホルダ17の球面部19がミラー
ハウジング11の球面支持部16に嵌合した状態
で支持されるようになつている。ナツト24とミ
ラーハウジング11の窪み14の底面との間には
スプリング25が縮設されており、それによつ
て、ミラーホルダ17の球面部19がミラーハウ
ジング11の球面支持部16に圧接され、これら
の間に一定の摩擦力が働くようにされている。
ミラーハウジング11の窪み14は、その開口
部がキヤツプ26によつて閉塞されるようになつ
ている。このキヤツプ26は、窪み14の内径よ
り大径のもので、その内面から突出する環状の脚
部27と複数個の突起28,28,…とを有して
いる。そして、その脚部27を窪み14の開口に
嵌合させるとともに、突起28,28,…をミラ
ーハウジング11の背面11aに設けられた係止
孔29,29,…に嵌合させることにより、ミラ
ーハウジング11に固着されるようになつてい
る。
部がキヤツプ26によつて閉塞されるようになつ
ている。このキヤツプ26は、窪み14の内径よ
り大径のもので、その内面から突出する環状の脚
部27と複数個の突起28,28,…とを有して
いる。そして、その脚部27を窪み14の開口に
嵌合させるとともに、突起28,28,…をミラ
ーハウジング11の背面11aに設けられた係止
孔29,29,…に嵌合させることにより、ミラ
ーハウジング11に固着されるようになつてい
る。
このようなドアミラー10を組み立てるときに
は、ミラー18をミラーホルダ17に装着する前
に、そのミラーホルダ17の球面部19をミラー
ハウジング11の球面支持部16に嵌合させ、球
面部19の内面側に球面座金22をセツトして、
その球面座金22、球面部19の開口20及び球
面支持部16のねじ挿通孔21にねじ23を挿通
する。そして、ハウジング11の窪み14側から
そのねじ23にナツト24を締め付ける。このよ
うにして、ミラーハウジング11にミラーホルダ
17を取り付けた後、ミラーホルダ17にミラー
18を装着し、ハウジング11の窪み14の開口
部をキヤツプ26により閉塞する。
は、ミラー18をミラーホルダ17に装着する前
に、そのミラーホルダ17の球面部19をミラー
ハウジング11の球面支持部16に嵌合させ、球
面部19の内面側に球面座金22をセツトして、
その球面座金22、球面部19の開口20及び球
面支持部16のねじ挿通孔21にねじ23を挿通
する。そして、ハウジング11の窪み14側から
そのねじ23にナツト24を締め付ける。このよ
うにして、ミラーハウジング11にミラーホルダ
17を取り付けた後、ミラーホルダ17にミラー
18を装着し、ハウジング11の窪み14の開口
部をキヤツプ26により閉塞する。
こうして組み立てられたドアミラー10は、ミ
ラー18あるいはミラーホルダ17の周辺部の1
個所を押圧することにより、ミラーホルダ17が
その球面部19を中心として傾動し、ミラー18
のミラーハウジング11に対する角度が変更され
る。そして、ミラーホルダ17の球面部19とミ
ラーハウジング11の球面支持部16との間の摩
擦力により、ミラー18はその状態で保持され
る。
ラー18あるいはミラーホルダ17の周辺部の1
個所を押圧することにより、ミラーホルダ17が
その球面部19を中心として傾動し、ミラー18
のミラーハウジング11に対する角度が変更され
る。そして、ミラーホルダ17の球面部19とミ
ラーハウジング11の球面支持部16との間の摩
擦力により、ミラー18はその状態で保持され
る。
上述のように、ミラーハウジング11は、その
突出部15を含めてほぼ均一の肉厚に形成される
ので、その成形時における固化速度に局部的な差
異が生じることは少なくなる。したがつて、その
表面にしわ等が生じることも少なくなる。また、
窪み14の開口部周辺にしわ等が残つた場合に
も、そのしわ等はキヤツプ26によつて覆われる
ことになる。そして、このキヤツプ26にはエン
ブレム等を施すこともでき、外観の良好なものと
することができる。
突出部15を含めてほぼ均一の肉厚に形成される
ので、その成形時における固化速度に局部的な差
異が生じることは少なくなる。したがつて、その
表面にしわ等が生じることも少なくなる。また、
窪み14の開口部周辺にしわ等が残つた場合に
も、そのしわ等はキヤツプ26によつて覆われる
ことになる。そして、このキヤツプ26にはエン
ブレム等を施すこともでき、外観の良好なものと
することができる。
ミラーホルダ17はミラーハウジング11に直
接取り付けられるので、ブラケツト等の他の部品
は必要としない。そして、これらミラーホルダ1
7とミラーハウジング11とは、1組のねじ23
とナツト24とにより組み付けられるので、その
組み付け作業も容易なものとなる。
接取り付けられるので、ブラケツト等の他の部品
は必要としない。そして、これらミラーホルダ1
7とミラーハウジング11とは、1組のねじ23
とナツト24とにより組み付けられるので、その
組み付け作業も容易なものとなる。
なお、上記実施例においては、ミラーハウジン
グ11の突出部15の端面に形成される球面支持
部16を凹面状のものとし、ミラーホルダ17に
設けられる球面部19を凸面状のものとしている
が、これを逆にして、球面支持部16を凸面状の
ものとするとともに、球面部19を凹面状のもの
とすることもできる。その場合、ナツト24を球
面部19の内面側に固定しておき、ハウジング1
1の窪み14側からスプリング25を介してねじ
23を締め付けるようにすることも可能である。
グ11の突出部15の端面に形成される球面支持
部16を凹面状のものとし、ミラーホルダ17に
設けられる球面部19を凸面状のものとしている
が、これを逆にして、球面支持部16を凸面状の
ものとするとともに、球面部19を凹面状のもの
とすることもできる。その場合、ナツト24を球
面部19の内面側に固定しておき、ハウジング1
1の窪み14側からスプリング25を介してねじ
23を締め付けるようにすることも可能である。
また、成形用の型を工夫すれば、球面支持部1
6と球面部19とを互いに圧入されるような形状
に形成することもでき、それによつてねじ23及
びナツト24等を省くようにすることもできる。
6と球面部19とを互いに圧入されるような形状
に形成することもでき、それによつてねじ23及
びナツト24等を省くようにすることもできる。
(考案の効果)
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、ミラーハウジングに、その背面中央部を窪ま
せて内部に突出する突出部を形成するとともに、
その突出部の端面に球面支持部を形成して、その
球面支持部によりミラーホルダの球面部を回転自
在に支持するようにしているので、ミラーホルダ
を傾動可能に支持するブラケツト等の他の部品を
要することがなくなり、部品点数の削減を図るこ
とができるとともに、その組み付けの手間を軽減
させることができるようになる。そして、ミラー
ハウジングの突出部は、他の部分とほぼ等しい厚
さの薄肉のものとすることができるので、ミラー
ハウジング全体を薄肉成形品とすることができ、
成形時の固化速度の差に基づく歪やしわ等の発生
を防止することができるようになる。したがつ
て、成形後の二次処理等を必要とすることはな
く、また、そのような突出部を形成するようにし
ても成形作業が複雑化することもないので、全体
としてコストの低いものとすることができる。
ば、ミラーハウジングに、その背面中央部を窪ま
せて内部に突出する突出部を形成するとともに、
その突出部の端面に球面支持部を形成して、その
球面支持部によりミラーホルダの球面部を回転自
在に支持するようにしているので、ミラーホルダ
を傾動可能に支持するブラケツト等の他の部品を
要することがなくなり、部品点数の削減を図るこ
とができるとともに、その組み付けの手間を軽減
させることができるようになる。そして、ミラー
ハウジングの突出部は、他の部分とほぼ等しい厚
さの薄肉のものとすることができるので、ミラー
ハウジング全体を薄肉成形品とすることができ、
成形時の固化速度の差に基づく歪やしわ等の発生
を防止することができるようになる。したがつ
て、成形後の二次処理等を必要とすることはな
く、また、そのような突出部を形成するようにし
ても成形作業が複雑化することもないので、全体
としてコストの低いものとすることができる。
しかも、ミラーハウジングにそのような突出部
を設けることによつて形成される窪みは、キヤツ
プによつて閉塞するようにしているので、外観が
損なわれることはない。さらに、その窪みの周辺
に成形時のしわ等が残つたとしても、キヤツプに
よつてそれを同時に覆うようにすることができ
る。したがつて、外観も良好なアウトサイドバツ
クミラーを得ることができる。
を設けることによつて形成される窪みは、キヤツ
プによつて閉塞するようにしているので、外観が
損なわれることはない。さらに、その窪みの周辺
に成形時のしわ等が残つたとしても、キヤツプに
よつてそれを同時に覆うようにすることができ
る。したがつて、外観も良好なアウトサイドバツ
クミラーを得ることができる。
第1は、本考案を適用したドアミラーの一実施
例を示す縦断面図、第2図は、そのドアミラーを
背面側から見た斜視図、第3図は、従来のバツク
ミラーの一例を示す第1図と同様の断面図であ
る。 10……ドアミラー、11……ミラーハウジン
グ、11a……背面、14……窪み、15……突
出部、16……球面支持部、17……ミラーホル
ダ、18……ミラー、19……球面部、22……
球面座金、23……ねじ、24……ナツト、25
……スプリング、26……キヤツプ。
例を示す縦断面図、第2図は、そのドアミラーを
背面側から見た斜視図、第3図は、従来のバツク
ミラーの一例を示す第1図と同様の断面図であ
る。 10……ドアミラー、11……ミラーハウジン
グ、11a……背面、14……窪み、15……突
出部、16……球面支持部、17……ミラーホル
ダ、18……ミラー、19……球面部、22……
球面座金、23……ねじ、24……ナツト、25
……スプリング、26……キヤツプ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ミラー18を保持するミラーホルダ17と、そ
のミラーホルダ17を、背面側から覆うとともに
角度変更可能に支持するミラーハウジング11
と、 を備えたアウトサイドバツクミラーにおいて; 前記ミラーハウジング11を、背面11aの中
央部を窪ませて内部に突出する突出部15を形成
した薄肉成形品とするとともに、 その突出部15の端面に、前記ミラーホルダ1
7に設けられた球面部19を回転自在に支持する
球面支持部16を形成し、 前記突出部15によりミラーハウジング11の
背面11a中央部に形成される窪み14を、キヤ
ツプ26により閉塞してなる、 アウトサイドバツクミラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17041784U JPH0141629Y2 (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17041784U JPH0141629Y2 (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6185537U JPS6185537U (ja) | 1986-06-05 |
JPH0141629Y2 true JPH0141629Y2 (ja) | 1989-12-08 |
Family
ID=30728126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17041784U Expired JPH0141629Y2 (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0141629Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5607009B2 (ja) * | 2011-09-21 | 2014-10-15 | 株式会社東海理化電機製作所 | 車両用ミラー装置 |
-
1984
- 1984-11-12 JP JP17041784U patent/JPH0141629Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6185537U (ja) | 1986-06-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4394066A (en) | Reversible flag type rear view mirror | |
US3589662A (en) | Safety rearview mirror mountings | |
JPH0141629Y2 (ja) | ||
US4359264A (en) | Antiglare rear view mirror assembly | |
JPH0220123Y2 (ja) | ||
JPH067986Y2 (ja) | 自動車用アウトサイドミラー | |
JPH0711651Y2 (ja) | 自動車用シートのアームレスト取付構造 | |
JPH067987Y2 (ja) | 自動車用アウトサイドミラー | |
JP3318803B2 (ja) | 車輌用ドアミラー装置 | |
JPH0245081Y2 (ja) | ||
JP2563215Y2 (ja) | 自動車用サンバイザ | |
JPS5851077Y2 (ja) | 後視鏡 | |
JPS6037857Y2 (ja) | 自動車用アウトサイドミラ− | |
JPS5830757Y2 (ja) | インサイドミラ− | |
JPS5940880Y2 (ja) | シ−トバツクのバツクガ−ニツシユの取付構造 | |
JPH0311948U (ja) | ||
JPH057081Y2 (ja) | ||
KR0125729Y1 (ko) | 자동차의 사이드 미러 취부구조 | |
JPH0529167Y2 (ja) | ||
JPH0140764Y2 (ja) | ||
JPH085046Y2 (ja) | 自動車用サンバイザ | |
JPS6326988Y2 (ja) | ||
KR0140618B1 (ko) | 자동차의 룸미러 지지구조 | |
JPH0214502Y2 (ja) | ||
KR950008097Y1 (ko) | 자동차용 후방시계 확대형 룸미러 |