JPH1054691A - 熱交換器の間隔板及び熱交換器用部材及び熱交換器並びにその製造方法 - Google Patents

熱交換器の間隔板及び熱交換器用部材及び熱交換器並びにその製造方法

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JPH1054691A
JPH1054691A JP8209649A JP20964996A JPH1054691A JP H1054691 A JPH1054691 A JP H1054691A JP 8209649 A JP8209649 A JP 8209649A JP 20964996 A JP20964996 A JP 20964996A JP H1054691 A JPH1054691 A JP H1054691A
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heat exchanger
resin
softening point
spacing plate
heat
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JP8209649A
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Naoshi Yokoie
尚士 横家
Kenzo Takahashi
健造 高橋
Hidemoto Arai
秀元 荒井
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D9/0062Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by spaced plates with inserted elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2245/00Coatings; Surface treatments
    • F28F2245/02Coatings; Surface treatments hydrophilic
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2250/00Arrangements for modifying the flow of the heat exchange media, e.g. flow guiding means; Particular flow patterns
    • F28F2250/10Particular pattern of flow of the heat exchange media
    • F28F2250/108Particular pattern of flow of the heat exchange media with combined cross flow and parallel flow
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S165/00Heat exchange
    • Y10S165/905Materials of manufacture

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は仕切板と間隔板とを接着剤により接着
していたため、接着が面倒なうえ、間隔板の母材の多孔
質材と薄膜との軟化温度が近いため、熱融着する際、間
隔を保持するための山形成が困難であるという問題点が
あった。 【解決手段】 一次流路4aと二次流路4bとで熱交換
する熱交換器1の各流路4a、4bを形成保持する間隔
板3に、軟化点の高い繊維8と、繊維8の軟化点より低
い軟化点の樹脂9を混合して抄紙した素材を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、新鮮な外気の給
気と室内空気の排気とを同時に行い、給気と排気との間
で互いに熱交換を行う熱交換器付換気装置や、ビル等の
空調機械室の空気処理装置(給気と排気との全熱交換装
置)等に用いられる熱交換器、およびこれらを構成する
熱交換器の間隔板及び仕切板並びにその製造方法並びに
熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷暖房効果の向上のための断熱
化、気密化が進むにつれて居住空間の換気の重要性はま
すます高いものとなってきている。冷暖房効果を損なわ
ずに換気を行う方法として、給気と排気との間で熱交換
を行わせる方法が有効である。こうした要求に応えるも
のとして、従来より例えば特公昭47−19990号公
報や特公昭54−1054号公報等に開示された静止型
の熱交換器付換気装置がある。
【0003】上述の従来の熱交換器は、図8の斜視図に
よって示すように平らな仕切板20と波形をした間隔板
21とを交互に積層した構造で、積層する際に間隔板2
1の方向を一段毎に直交させることにより、給気のため
の流路22と排気のための流路23とが形成されてい
る。なお、図において矢印イは給気流を、矢印ロは排気
流をそれぞれ示している。例えば給気として冬期の戸外
の空気(新鮮であるが冷たい空気)を給気のための流路
22に、排気として暖房された室内の空気(汚れている
が暖かい空気)を排気のための流路23にそれぞれ通し
てやると、仕切板20を介して給気と排気との間で熱交
換が行われ、給気は暖められて室内へ供給される。ま
た、排気は冷やされて屋外へ排気される。
【0004】全熱交換器の場合、上記仕切板20には例
えば特開昭54−2277号公報に開示されているよう
に吸湿剤を含む水溶性高分子や薬剤で処理された加工紙
等(水蒸気は通すが空気や炭酸ガス等の気体は通さな
い)が用いられ、上記間隔板21には強度及び加工性、
仕切板との相似性(湿度による伸び縮みや接着性)を重
視して紙が用いられていて、高い全熱交換効率を発現し
ている。
【0005】また、顕熱交換器では従来から仕切板20
と間隔板21とに樹脂フィルムが用いられているものが
あり、この種のものは熱融着により片面を段ボール状に
形成したものを長方形又は平行四辺形に切断した単位要
素を積層することにより構成されている。
【0006】この種の熱交換器の普及に伴い、寒冷地や
室内温水プール等に対する熱交換器付換気装置の設置の
要請も増しているが、こうした環境は給気と排気との温
度差が大きいため結露が生じ易く、上述したような加工
紙では結露による変形等により長期の使用に耐えられな
いという問題点があった。
【0007】そこで、こうした問題点については、耐水
性に優れる高分子多孔質材に吸湿剤を含む水溶性高分子
を塗工した透湿性気体遮蔽物を仕切板20に用い、ポリ
エチレンやポリプロピレンを波板状に成形した間隔板2
1を用いた全熱交換器(特公平4−25476号公報)
や、透気度が20秒/100cc以上となる緻密性を有
する多孔質基材の上に非水溶性の親水性高分子を塗布し
た仕切板20を用いた全熱交換器(特公平4−8115
号公報)が開示されている。
【0008】上記のものは、仕切板20と間隔板21と
の接着性もよく、積層ブロック体の切断により一度に多
数の構造体を得ることができるため、生産性も高い利点
がある反面、その間隔板21についての気体透過性が高
いため、図9に示すように排気する空気のガス汚染度が
高いと間隔板の端面から給気する空気に排気する空気が
混入し、給気する空気が排気する空気のガス汚染で汚れ
てしまうといった問題点を含んでいた。
【0009】そこで、こうした問題点については、多孔
質材に気体遮蔽性を備えた薄膜を重ね合わせるか、或は
接合、ラミネートといった構造的な密着状態にした気体
遮蔽膜により間隔板を構成し、仕切板間の間隔を保持さ
せ、仕切板を隔てて二種の作動気流を流通させるように
した熱交換器(特開平7−190666合公報)により
解消されるに至っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した気体遮蔽膜を
有する間隔板を用いた全熱交換器の場合、その間隔板2
1についての気体透過性が低いため、従来のような排気
する空気のガス汚染度が高いと給気する空気に排気する
空気が混入し、給気する空気が排気する空気のガス汚染
で汚れてしまうといった問題点が解決された。また、仕
切板20と間隔板21との接着性がよく、積層ブロック
体の切断により一度に多数の構造体を得ることができる
ため、生産性も高い利点があった。
【0011】しかしながら、間隔板として多孔質材に気
体遮蔽性を備えた薄膜を、重ね合わせや接合或はラミネ
ートといった構造的な密着状態にした気体遮蔽膜を使用
するために、材料費が嵩むとともに加工時間が多くな
り、コストが高くなってしまうという問題点があった。
また、間隔板の母材の多孔質材と薄膜との軟化温度が近
いため、成形時や接着時等の熱交換器の製造過程におい
て加熱し熱融着する際、間隔を保持するための山形成が
困難であるという問題点があった。
【0012】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、気体透過性が低く成形時の形状形
成力および他の部材との接着性に優れた熱交換器の間隔
板及び熱交換器用部材及び熱交換器並びにこれら間隔板
及び熱交換器用部材及び熱交換器の製造方法を得ること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る熱交換器
の間隔板は、一次流路と二次流路とで熱交換する熱交換
器の前記各流路を形成保持する間隔板に、軟化点の高い
繊維と、前記繊維の軟化点より低い軟化点の樹脂を混合
して抄紙した素材を用いたものである。
【0014】また、前記繊維にはセルロース繊維を使用
し、前記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル
又はポリオレフィンを使用したものである。
【0015】また、少なくとも一方の面に樹脂コーティ
ングしたものである。
【0016】また、前記繊維にはガラス繊維を使用し、
前記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又は
ポリオレフィンを使用したものである。
【0017】また、前記繊維には金属繊維を使用し、前
記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又はポ
リオレフィンを使用したものである。
【0018】また、この発明に係る熱交換器用部材は、
一次流路と二次流路とで熱交換する熱交換器の前記各流
路を形成保持する間隔板に、軟化点の高い繊維と、前記
繊維の軟化点より低い軟化点の樹脂を混合して抄紙した
素材を用い、前記間隔板と、前記一次流路と前記二次流
路とを仕切り互いの流路間で熱交換可能にする仕切板と
を熱融着で接合したものである。
【0019】また、前記繊維にはセルロース繊維を使用
し、前記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル
又はポリオレフィンを使用したものである。
【0020】また、少なくとも一方の面に樹脂コーティ
ングしたものである。
【0021】また、前記繊維にはガラス繊維を使用し、
前記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又は
ポリオレフィンを使用したものである。
【0022】また、前記繊維には金属繊維を使用し、前
記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又はポ
リオレフィンを使用したものである。
【0023】また、一次流路と二次流路とで熱交換する
熱交換器の前記各流路を形成保持する間隔板に、軟化点
の高い繊維と、前記繊維の軟化点より低い軟化点の樹脂
を混合して抄紙した素材を用い、前記間隔板と、気体遮
蔽性を有する透湿膜と不織布とを重合させて構成し一次
流路と二次流路とを仕切り互いの流路間で熱交換可能に
する仕切板とを熱融着で接合したものである。
【0024】また、この発明に係る熱交換器は、一次流
路と二次流路とで熱交換する熱交換器の前記各流路を形
成保持する間隔板に、軟化点の高い繊維と、前記繊維の
軟化点より低い軟化点の樹脂を混合して抄紙した素材を
用い、前記間隔板と、前記一次流路と前記二次流路とを
仕切り互いの流路間で熱交換可能にする仕切板とを積層
したものである。
【0025】また、前記繊維にはセルロース繊維を使用
し、前記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル
又はポリオレフィンを使用したものである。
【0026】また、少なくとも一方の面に樹脂コーティ
ングしたものである。
【0027】また、前記繊維にはガラス繊維を使用し、
前記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又は
ポリオレフィンを使用したものである。
【0028】また、前記繊維には金属繊維を使用し、前
記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又はポ
リオレフィンを使用したものである。
【0029】また、一次流路と二次流路とで熱交換する
熱交換器の前記各流路を形成保持する間隔板に、軟化点
の高い繊維と、前記繊維の軟化点より低い軟化点の樹脂
を混合して抄紙した素材を用い、前記間隔板と、気体遮
蔽性を有する透湿膜と不織布とを重合させて構成し一次
流路と二次流路とを仕切り互いの流路間で熱交換可能に
する仕切板とを積層したものである。
【0030】また、一次流路と二次流路とを仕切り互い
の流路間で熱交換可能にする仕切板と、前記各流路を形
成保持する間隔板とを積層した熱交換器において、前記
間隔板に撥水加工を施したものである。
【0031】また、この発明に係る熱交換器の間隔板の
製造方法は、一次流路と二次流路とで熱交換する熱交換
器の前記各流路を形成保持する間隔板の製造方法におい
て、軟化点の高い繊維と、前記繊維の軟化点より低い軟
化点の樹脂を混合して抄紙機により抄紙した素材を、前
記繊維の軟化点より低く且つ前記樹脂の軟化点より高い
温度で成形加工したものである。
【0032】また、この発明に係る熱交換器用部材の製
造方法は、一次流路と二次流路とを仕切り互いの流路同
士間で熱交換可能にする仕切板と、前記各流路を形成保
持する間隔板とを備えた熱交換器用部材の製造方法にお
いて、前記間隔板を、軟化点の高い繊維と、前記繊維の
軟化点より低い軟化点の樹脂を混合して抄紙機により抄
紙した素材を、前記繊維の軟化点より低く且つ前記樹脂
の軟化点より高い温度で成形加工すると共に、前記仕切
板と前記間隔板とを熱融着で接合したものである。
【0033】また、この発明に係る熱交換器の製造方法
は、一次流路と二次流路とを仕切り互いの流路同士間で
熱交換可能にする仕切板と、前記各流路を形成保持する
間隔板とを備えた熱交換器用部材の製造方法において、
前記間隔板を、軟化点の高い繊維と、前記繊維の軟化点
より低い軟化点の樹脂を混合して抄紙機により抄紙した
素材を、前記繊維の軟化点より低く且つ前記樹脂の軟化
点より高い温度で成形加工すると共に、前記仕切板と前
記間隔板とを積層して熱融着で接合したものである。
【0034】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。図1はこの発明の実施の形態におけ
る最も基本的な直交流型の熱交換器を示す斜視図であ
り、ここでいう熱交換器は顕熱交換器1aと全熱交換器
1bとを総称したものである。このうち本発明の実施の
形態では顕熱交換器1aの場合について説明する。図1
において、1は図中水平方向に互いに直交して通過する
一次気流イと二次気流ロとの間で熱交換するための熱交
換器である。2は投影平面形状が方形で一次気流イと二
次気流ロとを仕切る仕切板で、この仕切板2を介して互
いの気流イ、ロ間で熱交換が可能な材料で成形されてい
る。
【0035】3は断面波形状を有して仕切板2間に介在
し、仕切板2間に気流が通過する流路4を所定の間隔で
形成保持する投影平面形状が方形で波板状に成形された
間隔板である。そして、間隔板3の波方向が一枚毎に直
交するように、仕切板2と間隔板3とが交互に複数層に
重ね合わせて積層されて6面体形状の熱交換器1が構成
されている。4aは間隔板3により仕切板2間に形成さ
れた一次気流イが通過する一次流路、4bは同様にして
二次気流ロが通過する二次流路で、それぞれが仕切板2
を境にして交差状態に一層おきに配列されている。7は
仕切板2上に形成された気体遮蔽膜である。
【0036】また、図2はこの発明の実施の形態におけ
る最も基本的な対向流型の熱交換器を示す斜視図であ
り、本発明の実施の形態では図1と同様な顕熱交換器1
aの場合について説明する。図2において、1は互いに
対向する一方の側方から一次気流イが流入し、他方の側
方から二次気流ロが流入し、前記各側方とは異なる同一
の側方から一次気流イ及び二次気流ロが流出するよう構
成され、前記各気流間で互いに熱交換するための熱交換
器である。2は投影平面形状が長方形で一次気流イと二
次気流ロとを仕切る仕切板で、この仕切板2を介して互
いの気流イ、ロ間で熱交換が可能な材料で成形されてい
る。
【0037】3は断面波形状を有して仕切板2間に介在
し、仕切板2間の一次気流イ及び二次気流ロの流入する
側方のいずれかに寄って配置され、気流が通過する流路
4を所定の間隔で形成保持する投影平面形状が仕切板2
の長辺より半分より若干長い長方形で、波方向が一次気
流イ及び二次気流ロの流出する側方に向かって波板状に
成形された間隔板である。間隔板3の波方向が互いに平
行になるよう、仕切板2と間隔板3とが交互に複数層に
重ね合わせて積層されて6面体形状の熱交換器1が構成
されている。
【0038】4aは間隔板3により仕切板2間に形成さ
れた一次気流イが通過する一次流路、4bは同様にして
二次気流ロが通過する二次流路で、それぞれが仕切板2
を境にして流入方向が平行となるよう一層おきに配列さ
れている。10は間隔板3上に形成された気体遮蔽膜で
ある。
【0039】図3は図1、2に示した顕熱交換器1aの
仕切板2の断面図であり、図3において、7は仕切板2
を構成する気体遮蔽膜で、多孔質材5に気体遮蔽性を備
えた薄膜6を重合させて構成されている。尚、この明細
書でいう「重合」とは、高分子生成反応ではなく、部材
の重ね合わせや接合或はラミネートといった構造的な密
着状態の積層を指している。
【0040】気体遮蔽膜7の多孔質材5としては、厚さ
30μ〜100μmのナイロン、ポリエステル系の繊維
による織布又は不織布又は編み布等が使用される。ま
た、薄膜6としては、ポリエステル系、ポリエチレン、
ポリプロピレン等の厚さ10μ〜50μmのフィルム材
が使用される。即ち、薄膜6の片面又は両面に上記多孔
質材5が接着又は熱融着により重合された気体遮蔽膜7
により仕切板2が構成される。
【0041】図4は図1、2に示した顕熱交換器1aの
間隔板3の断面図であり、図4において、10は間隔板
3を構成する気体遮蔽膜で、セルロース繊維8に樹脂9
を混抄した素材から成っている。樹脂9にはポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の
比較的反応性が高いポリエステル又はポリオレフィンが
選ばれる。この混抄紙は、透気度が100秒/100c
c以上となる緻密性を有するため、気体移行率が0.5
%以下という熱交換器を得ることができる。
【0042】次に上記のように構成された熱交換器の製
造方法について説明する。製造装置は基本的に間隔板に
紙を素材として使用していた従来の熱交換器の製造装置
とそう変わらない。即ち、間隔板3の素材となる紙を生
成する工程において、従来の紙の素材に加えて上記ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレー
ト等の樹脂9と、セルロース繊維8とを混合し、これを
従来と同様な抄紙機にて抄紙し、気体遮蔽膜10を生成
する。
【0043】抄紙した気体遮蔽膜10は従来と同様にし
て波形状に成形し、間隔板3を形成する。波形状はコル
ゲートマシンで成形するが、気体遮蔽膜10の素材の中
のセルロース繊維8が成形された波形状を保持するの
で、従来に比べて型崩れがしにくい。また、波形状成形
時に従来と同様にアイロンで熱を加えるが、このアイロ
ンの温度を繊維8の融着温度より低く且つ樹脂9の温度
より高く設定することにより、樹脂9が解けだし、面状
に広がりを持つため、気体遮蔽膜全体の強度が増し、波
にこしがでる。この結果、やはり型崩れがしにくくな
り、波形状の形状保持力が高い間隔板3が得られる。
【0044】間隔板3の波形状成形後、熱融着により平
板の仕切板2の片面に接合して片面が段ボール状の単位
部材となる熱交換器用部材を作る。このとき、熱融着の
温度は繊維8の融着温度よりも低く、且つ樹脂9の融着
温度よりも高い。そのため、間隔板3の樹脂9が仕切板
2に熱融着するが、繊維8は溶けないので、そのまま間
隔板3の波形状を保持する。即ち、間隔板3はその波形
状を崩すことなく、しかも従来のような接着剤を使用せ
ずに仕切板2と接着され熱交換器用部材が成形される。
【0045】そして、この熱交換器用部材を部材同士の
仕切板2と間隔板3とが当接するよう順次積み重ねて、
酢酸ビニルエマルジョン系の接着剤で接着し、図1又は
図2に示した構造の顕熱交換器1aとする。積層した熱
交換器用部材を接着する際も、酢酸ビニルエマルジョン
系の接着剤に代え、熱交換器用部材積み重ね後、繊維8
の融着温度よりも低く、且つ樹脂9の融着温度よりも高
い温度の温風を流路4内に吹き込んでやれば、樹脂9が
解けだし仕切板2と間隔板3とが熱融着により接着され
る。この結果、接着剤の乾燥の手間もなくすことができ
る。
【0046】また、熱交換器の他の製造方法として、図
1のような直交型の熱交換器1の場合、仕切板2と上述
と同様の製造方法で波板状に加工した間隔板3とを、間
隔板3の波方向が順次直交するよう交互に積み重ね、繊
維8の融着温度よりも低く、且つ樹脂9の融着温度より
も高い温度の温風を流路4内に吹き込んでやれば、樹脂
9が解けだし仕切板2と間隔板3とを熱融着により接着
することができる。
【0047】また、図2のような対向流型の熱交換器1
の場合、仕切板2と上述と同様の製造方法で波形状に加
工した間隔板3とを、間隔板3の波方向が平行になり、
順次仕切板2の長辺方向において一方の側方と他方の側
方とに交互に積み重ね、繊維8の融着温度よりも低く、
且つ樹脂9の融着温度よりも高い温度の温風を流路4内
に吹き込んでやれば、樹脂9が解けだし仕切板2と間隔
板3とを熱融着により接着することができる。
【0048】上記熱交換器の製造方法の違いについて、
一般に積層物の接着工程は圧着が伴うので、先に熱交換
器用部材を構成し、その後この熱交換器用部材を積層し
て熱融着する場合には、間隔板3の一方の側の波頂点部
が既に仕切板2に接着された状態で積層されるため、熱
交換器製造工程において熱融着時に行われる積層方向へ
の圧縮に対し、間隔板3の波が広がったり、つぶれたり
することがなく、流路4の間隔や形状を良好な状態に成
形することが可能になる。一方、仕切板2と間隔板3と
を交互に積み重ね、その後熱融着する場合には、熱交換
器用部材を形成する工程が省略できるので、組立性が向
上する。
【0049】以上のように、上記構成の顕熱交換器1a
によれば、仕切板2には薄膜6による気体遮蔽性があ
り、間隔板3にも流路4に縦列する間隔板3を横切るよ
うに作動気流イ、ロが透過することも、作動気流イ、ロ
が仕切板2を透過することもなく、流路4間で二種の作
動気流イ、ロが混ざることがない。また、多孔質材5に
気体遮蔽性を備えた薄膜6を重合させた気体遮蔽膜7
は、積層状態での切断も容易であり、熱交換器用部材の
製造の効率がよい。
【0050】さらに、多孔質材5自体が接着性に優れて
いるので、間隔板3と仕切板2との当接部分を接着する
ことにより当該部分に気体漏れの原因となる隙間もでき
ない。従って、例えば空調換気装置に適用した場合、換
気する空気のガス汚染度がたとえ高くても、給気する新
鮮な外気はガス汚染されることなく熱交換されることに
なる。
【0051】発明の実施の形態2.次に熱交換器を全熱
交換器とした場合の発明の実施の形態について説明す
る。熱交換器の形状及び間隔板3は図1及び図2に示す
熱交換器1と同様である。従って、本発明の実施の形態
も図1及び図2について説明し、発明の実施の形態1の
構成要素に相当する構成要素には同一符号を付してその
説明を省略する。本発明の実施の形態において、熱交換
器1の形状は図1及び図2に示すものと変わらないが、
仕切板2の材質は発明の実施の形態1に示した顕熱交換
器1aとは異なる。
【0052】即ち、図5は図1、2に示した全熱交換器
1bの仕切板2の断面図であり、図5において、13は
仕切板2を構成する透湿膜で、多孔質材11に水蒸気を
選択的に透過する透湿性薄膜12を重合させて構成され
ている。透湿膜13の多孔質材11としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、酢酸セルロース、ポロテトラフ
ルオロエチレン等を素材とする非繊維性の市販されてい
る多孔質シートが使用される。
【0053】また、透湿性薄膜12としては、非水溶性
の親水性高分子であるオキシエチレン基を含むポリウレ
タン系樹脂、オキシエチレン基を含むポリエステル系樹
脂、末端或は側鎖にスルホン酸基、アミノ基、カルボキ
シル基を含む樹脂が使用される。即ち、上記多孔質材1
1の片面に上記樹脂を薄くコーティングして非水溶性の
高分子の透湿性薄膜12を形成した透湿膜13により仕
切板2が構成される。
【0054】全熱交換器1bにおける仕切板2は、この
他にも図6、図7の断面図に示すように上記した基本構
成のものに通気性を備えた基布14を重合させた透湿膜
13により構成することもできる。基布14としては、
ナイロン、ポリエステル等の織布或は不織布或は編み布
が用いられ、前述の多孔質材11として多孔質シートの
一面に接着により重合させるか、透湿性薄膜12の表面
に重合させるかして、三層構造の透湿膜13が構成され
る。
【0055】本発明の実施の形態における全熱交換器1
bの間隔板3は図4の断面図に示す発明の実施の形態1
のものと同一であり、図4において、10は間隔板3を
構成する気体遮蔽膜で、セルロース繊維8に樹脂9を混
抄した素材から成っている。樹脂9にはポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の比較
的反応性が高いポリエステル又はポリオレフィンが選ば
れる。この混抄紙は、透気度が100秒/100cc以
上となる緻密性を有するため、気体移行率が0.5%以
下という熱交換器を得ることができる。
【0056】上記のように構成された熱交換器の製造方
法については、発明の実施の形態1に示したものと同様
な製造装置、方法によって製造される。従って、上記構
成の全熱交換器1bによれば、仕切板2には透湿性薄膜
12による気体遮蔽性及び透湿性があり、間隔板3にも
流路4に縦列する間隔板3を横切るように作動気流イ、
ロが透過することも、作動気流イ、ロが仕切板2を透過
することもなく、流路4間で二種の作動気流イ、ロが混
ざることがない。
【0057】また、多孔質材11に透湿性薄膜12を重
合させた透湿膜膜13は、積層状態での切断も容易であ
るうえ、多孔質材11自体が接着性に優れているので、
間隔板3と仕切板2との当接部分を接着することにより
当該部分に気体漏れの原因となる隙間もできない。従っ
て、例えば空調換気装置に適用した場合、換気する空気
のガス汚染度がたとえ高くても、給気する新鮮な外気は
ガス汚染されることなく熱交換されることになる。
【0058】上記発明の実施の形態1及び2において、
間隔板3の素材の一つである繊維8にセルロースを使用
したので、価格が安価なものとできる。また、間隔板3
の素材の一つである樹脂9にPET、PP、PE等を使
用したので、従来の片側段ボールを成形加工するときの
圧着時の温度100〜200℃で熱融着性を発揮するか
ら熱融着で間隔板と仕切板とを従来の設備を変更するこ
となく接合して、熱交換器用部材を形成できる。同時に
接合が熱融着なので、従来のように水溶性の接着剤が不
要となり、乾燥させる手間がなくなるので、作業性が向
上する。
【0059】また、PET、PP、PE等は水による伸
び縮みのない素材である。このため、抄紙された後の気
体遮蔽膜10中のパルプ繊維が水により伸び縮みするこ
とを繊維9が抑え込む役割を果たし、水に強い素材とす
ることができる。また、熱交換器用部材を形成する前に
熱プレスをかけたり、熱交換器用部材を形成後温風を吹
き込ませたりすることにより、PET、PP、PE等が
気体遮蔽膜10中のパルプ繊維の間に入り込み、パルプ
繊維間の目が樹脂によりつまるので、間隔板3の透気度
を高めることができる。
【0060】更に熱交換器に適用する場合には、熱融着
によりPET、PP、PE等が気体遮蔽膜10中のパル
プ繊維の間に入り込み、パルプ繊維間の目が樹脂により
つまるので、間隔板3の透気度を高めることができるこ
とから、ガス移行の少ない熱交換器を得ることができ
る。また、間隔板3が水に強い性質であることから、仕
切板2をプラスチック或は気体遮蔽性を有する透湿膜等
を使用すれば、水に強い顕熱交換器及び全熱交換器が得
られる。
【0061】また、顕熱交換器を得よう徒した場合、従
来の樹脂エレメントでは熱に弱いため大きな熱交換器を
積層してから求める大きさの熱交換器を切り出そうとす
ると、熱交換器端面がただれてしまうため、この方法は
採用できなかった。このため、仕切板と間隔板とを一枚
一枚を切断してから積層する方法を採用していた。本発
明の実施の形態における上記構成によれば、間隔板3は
セルロース繊維8とPET、PP、PE等から成る樹脂
9を混抄しているので、比較的熱に強く、従来の紙によ
る生産方式である、大きな熱交換器用部材を用いて大き
な熱交換器を作成してから、切断により任意の熱交換器
を多数個取り出す生産方法を採用することができ、従来
の顕熱タイプの熱交換器に比し生産性が飛躍的に向上す
る。
【0062】発明の実施の形態3.次に他の発明の実施
の形態について説明する。基本的な構成は図1乃至図7
に示す発明の実施の形態1、2と同様であり、同一部分
については同一符号を付してその説明を省略する。本発
明の実施の形態において特徴的なことは、間隔板3の両
面又は片面に樹脂をコーティングした点にある。即ち、
図4に示す気体遮蔽膜10の上面又は下面に樹脂がコー
ティングされる。その他の構成は発明の実施の形態1、
2と同一である。
【0063】上記構成によれば、発明の実施の形態1、
2でそれぞれ得られる効果に加え、樹脂コーティングに
より気体遮蔽膜10に腰がでるので、波形状成形時の成
形が良好なうえ、波形状成形後外力による変形が生じに
くく、熱交換器用部材を形成する工程で、仕切板2と間
隔板3との熱融着の際、互いに圧着しても間隔板3の波
形状が変形したりつぶれたりする度合が小さく、所望の
形状に接着し形成できる。
【0064】また、熱交換器を製造する場合にも、上記
作用効果に加え、大きな熱交換器用部材を積層した後、
切断により熱交換器を得る製造方法を採用した場合、間
隔板3の腰の強さにより切断時の力で切断面がつぶれに
くくでき、取り扱い及び作業性を向上できる。また、樹
脂コーティングにより間隔板の透気度が上昇するので、
熱交換器としてのガス移行も更に低減でき、熱交換性能
の改善も図れるようになる。尚、上記間隔板に対して仕
切板の材質は特に限定されない。従って、従来公知の仕
切板に対して幅広く対応することができる。
【0065】発明の実施の形態4.次に他の発明の実施
の形態について説明する。基本的な構成は図1乃至図7
に示す発明の実施の形態1、2と同様であり、同一部分
については同一符号を付してその説明を省略する。本発
明の実施の形態において特徴的なことは、間隔板3の材
質を発明の実施の形態1のものに代え、軟化点の高い繊
維8にガラス繊維を、このガラス繊維より低い軟化点の
樹脂9に発明の実施の形態1のものと同様なPET、P
P、PE等のポリエステル又はポリオレフィンを用いた
点にある。その他の構成は発明の実施の形態1、2と同
一である。
【0066】上記構成によれば、発明の実施の形態1、
2でそれぞれ得られる効果に加え、ガラス繊維により気
体遮蔽膜10に腰がでるので、波形状成形後外力による
変形が生じにくく、熱交換器用部材を形成する工程で、
仕切板2と間隔板3との熱融着の際、互いに圧着しても
間隔板3の波形状が変形したりつぶれたりする度合が小
さく、所望の形状に接着し形成できる。また、ガラス繊
維が難燃性なため、熱に強く、熱加工も容易に行える。
【0067】また、熱交換器を製造する場合にも、上記
作用効果に加え、大きな熱交換器用部材を積層した後、
切断により熱交換器を得る製造方法を採用した場合、間
隔板3の腰の強さにより切断時の力で切断面がつぶれに
くくでき、取り扱い及び作業性を向上できる。また、ガ
ラス繊維が難燃性なため、難燃性の熱交換器とすること
ができる。尚、上記間隔板に対して仕切板の材質は特に
限定されない。従って、従来公知の仕切板に対して幅広
く対応することができる。
【0068】発明の実施の形態5.次に他の発明の実施
の形態について説明する。基本的な構成は図1乃至図7
に示す発明の実施の形態1、2と同様であり、同一部分
については同一符号を付してその説明を省略する。本発
明の実施の形態において特徴的なことは、間隔板3の材
質を発明の実施の形態1のものに代え、軟化点の高い繊
維8に金属繊維を、この金属繊維より低い軟化点の樹脂
9に発明の実施の形態1のものと同様なPET、PP、
PE等のポリエステル又はポリオレフィンを用いた点に
ある。その他の構成は発明の実施の形態1、2と同一で
ある。
【0069】上記構成によれば、発明の実施の形態1、
2でそれぞれ得られる効果に加え、金属繊維により気体
遮蔽膜10に腰がでるので、波形状成形後外力による変
形が生じにくく、熱交換器用部材を形成する工程で、仕
切板2と間隔板3との熱融着の際、互いに圧着しても間
隔板3の波形状が変形したりつぶれたりする度合が小さ
く、所望の形状に接着し形成できる。また、金属繊維が
難燃性なため、熱に強く、熱加工も容易に行える。
【0070】また、熱交換器を製造する場合にも、上記
作用効果に加え、大きな熱交換器用部材を積層した後、
切断により熱交換器を得る製造方法を採用した場合、間
隔板3の腰の強さにより切断時の力で切断面がつぶれに
くくでき、取り扱い及び作業性を向上できる。また、金
属繊維が難燃性なため、難燃性の熱交換器とすることが
できる。更にアルミニウム等の熱伝導率の高い金属を選
択すれば、フィン効果により熱交換性能も向上する。
尚、上記間隔板に対して仕切板の材質は特に限定されな
い。従って、従来公知の仕切板に対して幅広く対応する
ことができる。
【0071】発明の実施の形態6.次に他の発明の実施
の形態について説明する。基本的な構成は図1、2、4
に示す発明の実施の形態1、2と同様であり、同一部分
については同一符号を付してその説明を省略する。本発
明の実施の形態において特徴的なことは、仕切板2の材
質を発明の実施の形態1、2のものに代え、紙質系のも
のを用いた点にある。その他の構成は発明の実施の形態
1乃至5と同一である。
【0072】上記構成によれば、発明の実施の形態1乃
至5で選択した間隔板3の素材によりそれぞれ得られる
効果に加え、仕切板2を従来広く使用されている紙質系
の素材としても、コルゲートマシンでコルゲートする
際、従来のように水を溶媒にする接着剤を使用しないで
仕切板2と間隔板3とを接着できるので、紙を乾かす手
間が不要となる。従って、組み立て時の作業性がよく、
自動化による製造にも好適な熱交換器用部材を得ること
ができる。
【0073】また、熱交換器を製造する場合にも、従来
のように水を溶媒にする接着剤を使用しないから、仕切
板2と間隔板との積層を行う際、接着剤の乾きを待って
から行う必要がない。また、積層のための圧着時に接着
剤がいつまでも乾かないことが原因で接着が乱れること
がない。更に、熱融着のため接着時に温風を送り込むこ
とはあっても、接着後接着剤を乾燥させるために長時間
温風を吹き込んだりする必要がない。従って、作業性が
よく製造時間を短縮することができる。
【0074】発明の実施の形態7.次に他の発明の実施
の形態について説明する。基本的な構成は図1、2、4
に示す発明の実施の形態1、2と同様であり、同一部分
については同一符号を付してその説明を省略する。本発
明の実施の形態において特徴的なことは、仕切板2の材
質を発明の実施の形態1、2のものに代え、プラスチッ
クを用いた点にある。その他の構成は発明の実施の形態
1乃至5と同一である。
【0075】上記構成によれば、発明の実施の形態1乃
至5で選択した間隔板3の素材によりそれぞれ得られる
効果が得られる。仕切板2を従来顕熱交換器等で広く使
用されているプラスチックの素材とすれば、仕切板2そ
のものが樹脂なため、水に強く空気も通さないので、コ
ルゲートマシンでコルゲートする際、従来のように水を
溶媒にする接着剤を使用した場合、接着剤が仕切板2の
表面に分布して残ってしまい、温風を送り込んで接着剤
を乾燥させると更に接着剤が広がってしまうという不具
合があった。
【0076】本発明の実施の形態によれば、熱交換器用
部材を得るに当って仕切板2と間隔板3とを接着剤無し
で接着できるので、乾燥の手間が不要となり、接着剤が
広がることもない。従って、組み立て時の作業性がよ
く、自動化による製造にも好適な熱交換器用部材を得る
ことができる。更に熱交換器として使用するに当っては
接着剤が仕切板2の表面に広がらないから、接着剤が熱
交換を妨げるようなことがなく、熱交換性能を向上させ
ることができる。
【0077】また、熱交換器を製造する場合にも、従来
のように水を溶媒にする接着剤を使用しないから、仕切
板2と間隔板との積層を行う際、接着剤の乾きを待って
から行う必要がない。また、積層のための圧着時に接着
剤がいつまでも乾かないことが原因で接着が乱れること
がない。更に、熱融着のため接着時に温風を送り込むこ
とはあっても、接着後接着剤を乾燥させるために長時間
温風を吹き込んだりする必要がない。従って、作業性が
よく製造時間を短縮することができる。本発明の実施の
形態の構成は、上記理由により顕熱交換器に好適であ
る。
【0078】発明の実施の形態8.次に他の発明の実施
の形態について説明する。基本的な構成は図1、2、4
に示す発明の実施の形態1、2と同様であり、同一部分
については同一符号を付してその説明を省略する。本発
明の実施の形態において特徴的なことは、仕切板2の材
質を発明の実施の形態1、2のものに代え、ゴアテック
ス(登録商標1156075)膜に代表される気体遮蔽
性を有する透湿膜と不織布とを張り合わせたものを用い
た点にある。その他の構成は発明の実施の形態1乃至5
と同一である。
【0079】上記構成によれば、発明の実施の形態1乃
至5で選択した間隔板3の素材によりそれぞれ得られる
効果に加え、仕切板2が樹脂なので水に強く、しかも空
気は通さないが水蒸気は通すいわゆる気体遮蔽性を有す
る透湿膜なので、薬液を使用しておらず、熱交換器用部
材を得るに当ってコルゲートマシンでコルゲートする
際、従来のように水を溶媒にする接着剤を使用しないで
仕切板2と間隔板3とを接着できるので、水分で薬液が
流れるような心配がなく、乾かす手間が不要となる。ま
た、熱融着による加熱やその後の冷却による温度変化に
よって水分が蒸発或は付着することにより薬液が流れる
ようなこともない。
【0080】また、熱交換器として使用するに当っても
仕切板2が水により伸縮の影響を受けにくくなる。ま
た、水に強い熱交換器とすることができ、薬液処理を行
っていないので、結露して薬液が流れ性能が低下するよ
うなこともない。そして、空気は通さないが水蒸気は通
すので、幅広い温度差、湿度差の大きな環境でも耐えう
る結露耐久全熱交換器が得られる。
【0081】さらに熱交換器を製造する場合にも、従来
のように水を溶媒にする接着剤を使用しないから、仕切
板2と間隔板との積層を行う際、接着剤の乾きを待って
から行う必要がない。また、積層のための圧着時に接着
剤がいつまでも乾かないことが原因で接着が乱れること
がない。更に、熱融着のため接着時に温風を送り込むこ
とはあっても、接着後接着剤を乾燥させるために長時間
温風を吹き込んだりする必要がない。従って、作業性が
よく製造時間を短縮することができる。
【0082】発明の実施の形態9.次に他の発明の実施
の形態について説明する。基本的な構成は図1、2、4
に示す発明の実施の形態1、2と同様であり、同一部分
については同一符号を付してその説明を省略する。本発
明の実施の形態において特徴的なことは、仕切板2の材
質を発明の実施の形態1、2のものに代え、ゴアテック
ス膜に代表される気体遮蔽性を有する透湿膜と紙とを張
り合わせたものを用いた点にある。その他の構成は発明
の実施の形態1乃至5と同一である。
【0083】上記構成によれば、発明の実施の形態1乃
至5で選択した間隔板3の素材によりそれぞれ得られる
効果に加え、仕切板2が水に強く、しかも空気は通さな
いが水蒸気は通すいわゆる気体遮蔽性を有する透湿膜な
ので、薬液を使用しておらず、熱交換器用部材を得るに
当ってコルゲートマシンでコルゲートする際、従来のよ
うに水を溶媒にする接着剤を使用しないで仕切板2と間
隔板3とを接着できるので、水分で薬液が流れるような
心配がなく、乾かす手間が不要となる。また、熱融着に
よる加熱やその後の冷却による温度変化によって水分が
蒸発或は付着することにより薬液が流れるようなことも
ない。
【0084】また、熱交換器として使用するに当っても
仕切板2が水により伸縮の影響を受けにくくなる。ま
た、水に強い熱交換器とすることができ、薬液処理を行
っていないので、結露して薬液が流れ性能が低下するよ
うなこともない。そして、空気は通さないが水蒸気は通
すので、幅広い温度差、湿度差の大きな環境でも耐えう
る結露耐久全熱交換器が得られる。しかもこの場合、発
明の実施の形態8で不織布を使用していた場合に比べ、
結露耐力は落ちるが、コストを安価にできる。
【0085】さらに熱交換器を製造する場合にも、従来
のように水を溶媒にする接着剤を使用しないから、仕切
板2と間隔板との積層を行う際、接着剤の乾きを待って
から行う必要がない。また、積層のための圧着時に接着
剤がいつまでも乾かないことが原因で接着が乱れること
がない。更に、熱融着のため接着時に温風を送り込むこ
とはあっても、接着後接着剤を乾燥させるために長時間
温風を吹き込んだりする必要がない。従って、作業性が
よく製造時間を短縮することができる。
【0086】発明の実施の形態10.次に他の発明の実
施の形態について説明する。基本的な構成は図1乃至図
7に示す発明の実施の形態1乃至9と同様であり、同一
部分については同一符号を付してその説明を省略する。
本発明の実施の形態において特徴的なことは、間隔板3
に撥水加工を施した点にある。即ち、図4に示す気体遮
蔽膜10に撥水加工が施されている。その他の構成は発
明の実施の形態1乃至9と同一である。
【0087】上記構成によれば、発明の実施の形態1乃
至9でそれぞれ得られる効果に加え、撥水加工により間
隔板が水を弾くようになるので、熱交換器として使用し
た場合、熱交換器1の管路内で結露したものがその場に
留まらず、風圧により熱交換器1外に排出されるから、
結露等での熱交換器1の圧損上昇が起こりにくくなる。
【0088】発明の実施の形態11.次に他の発明の実
施の形態について説明する。基本的な構成は図1、2、
4に示す発明の実施の形態1、2と同様であり、同一部
分については同一符号を付してその説明を省略する。本
発明の実施の形態において特徴的なことは、仕切板2の
材質を発明の実施の形態1の間隔板3と同一の素材で形
成した点にある。即ち、仕切板2は図4の断面図によっ
て示される。
【0089】図4において、10は間隔板3を構成する
気体遮蔽膜で、セルロース繊維8に樹脂9を混抄した素
材から成っている。樹脂9にはポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエチレンテレフタレート等の比較的反応性
が高いポリエステル又はポリオレフィンが選ばれる。こ
の混抄紙は、透気度が100秒/100cc以上となる
緻密性を有するため、気体移行率が0.5%以下という
熱交換器を得ることができる。その他の構成は発明の実
施の形態1乃至5と同一である。
【0090】次に上記のように構成された熱交換器の製
造方法について説明する。間隔板2製造装置及び製造方
法は発明の実施の形態1に示すものと変わらないので省
略し、ここでは仕切板2について説明する。仕切板2の
製造装置は基本的に仕切板に紙を素材として使用してい
た従来の熱交換器の製造装置とそう変わらない。即ち、
仕切板2の素材となる紙を生成する工程において、従来
の紙の素材に加えて上記ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂9と、セルロ
ース繊維8とを混合し、これを従来と同様な抄紙機にて
抄紙し、気体遮蔽膜10を生成する。
【0091】抄紙した気体遮蔽膜10は従来と同様にし
て板状にして仕切板2を形成する。このようにして得ら
れる仕切板2は、繊維8のはたらきで型崩れがしにく
く、形状保持力が高い。
【0092】仕切板2生成後、波形状の間隔板3の片側
の頂点を熱融着により接合して片面が段ボール状の単位
部材となる熱交換器用部材を作る。このとき、熱融着の
温度は繊維8の融着温度よりも低く、且つ樹脂9の融着
温度よりも高い。そのため、仕切板2と間隔板3の樹脂
9が熱融着するが、繊維8は溶けないので、そのまま仕
切板2の平板形状および間隔板3の波形状を保持する。
即ち、仕切板2および間隔板3はその平板形状および波
形状を崩すことなく、しかも従来のような接着剤を使用
せずに互いに接着され熱交換器用部材が成形される。
【0093】そして、この熱交換器用部材を部材同士の
仕切板2と間隔板3とが当接するよう順次積み重ねて、
酢酸ビニルエマルジョン系の接着剤で接着し、図1又は
図2に示した構造の顕熱交換器1aとする。積層した熱
交換器用部材を接着する際も、酢酸ビニルエマルジョン
系の接着剤に代え、熱交換器用部材積み重ね後、繊維8
の融着温度よりも低く、且つ樹脂9の融着温度よりも高
い温度の温風を流路4内に吹き込んでやれば、樹脂9が
解けだし仕切板2と間隔板3とが熱融着により接着され
る。この結果、接着剤の乾燥の手間もなくすことができ
る。
【0094】また、熱交換器の他の製造方法として、図
1のような直交型の熱交換器1の場合、仕切板2と上述
と同様の製造方法で波板状に加工した間隔板3とを、間
隔板3の波方向が順次直交するよう仕切板2と間隔板3
とを交互に積み重ね、繊維8の融着温度よりも低く、且
つ樹脂9の融着温度よりも高い温度の温風を流路4内に
吹き込んでやれば、樹脂9が解けだし仕切板2と間隔板
3とを熱融着により接着することができる。
【0095】また、図2のような対向流型の熱交換器1
の場合、仕切板2と間隔板3とを、間隔板3の波方向が
平行になり、順次仕切板2の長辺方向において一方の側
方と他方の側方とに交互に積み重ね、繊維8の融着温度
よりも低く、且つ樹脂9の融着温度よりも高い温度の温
風を流路4内に吹き込んでやれば、樹脂9が解けだし仕
切板2と間隔板3とを熱融着により接着することができ
る。上記熱交換器の製造方法の違いについての効果は、
発明の実施の形態1に説明したとおりである。
【0096】以上のように、上記構成の熱交換器1によ
れば、流路4に縦列する間隔板3を横切るように作動気
流イ、ロが透過することも、作動気流イ、ロが仕切板2
を透過することもなく、流路4間で二種の作動気流イ、
ロが混ざることがない。また、仕切板2および間隔板3
は互いの当接部分を接着することにより当該部分に気体
漏れの原因となる隙間もできない。従って、例えば空調
換気装置に適用した場合、換気する空気のガス汚染度が
たとえ高くても、給気する新鮮な外気はガス汚染される
ことなく熱交換されることになる。尚、間隔板3を従来
公知のものとしても仕切板2は使用できる。
【0097】
【発明の効果】以上のように、この発明の熱交換器の間
隔板によれば、一次流路と二次流路とで熱交換する熱交
換器の前記各流路を形成保持する間隔板に、軟化点の高
い繊維と、前記繊維の軟化点より低い軟化点の樹脂を混
合して抄紙した素材を用いたので、成形のための熱加工
時に繊維が間隔板の形状を保持するから、型崩れがしに
くくくなる効果が得られる。
【0098】また、前記繊維にはセルロース繊維を使用
し、前記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル
又はポリオレフィンを使用したので、従来の成形時の熱
加工温度で繊維が形状保持を行い、樹脂が熱融着するか
ら、製造装置の大幅な改造を伴わないで型崩れがしにく
い間隔板が得られる効果が得られる。
【0099】また、少なくとも一方の面に樹脂コーティ
ングをしたので、間隔板に腰が出て形状保持力を向上さ
せることができる効果が得られる。
【0100】また、前記繊維にはガラス繊維を使用し、
前記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又は
ポリオレフィンを使用したので、間隔板に腰が出て形状
保持力を向上させることができるとともに、難燃性のガ
ラス繊維により熱加工が容易になるという効果が得られ
る。
【0101】また、前記繊維には金属繊維を使用し、前
記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又はポ
リオレフィンを使用したので、成形がし易く、間隔板に
腰が出て形状保持力を向上させることができるととも
に、難燃性の金属繊維により熱加工が容易になるという
効果が得られる。
【0102】また、この発明の熱交換器用部材によれ
ば、一次流路と二次流路とで熱交換する熱交換器の前記
各流路を形成保持する間隔板に、軟化点の高い繊維と、
前記繊維の軟化点より低い軟化点の樹脂を混合して抄紙
した素材を用い、この間隔板と、前記一次流路と前記二
次流路とを仕切り互いの流路間で熱交換可能にする仕切
板とを熱融着で接合したので、接着剤を使用しなくても
仕切板と間隔板とを熱融着により接着することができる
から、作業性、生産性が向上し、また、接着時の間隔板
の形状保持能力を高く維持できる効果が得られる。
【0103】また、前記繊維にはセルロース繊維を使用
し、前記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル
又はポリオレフィンを使用したので、製造装置の大幅な
改造を伴うことなく従来の接合時の熱加工温度で仕切板
と間隔板とを熱融着でき、また、セルロース繊維により
型崩れがしにくく、ポリエステル又はポリオレフィンの
樹脂により水による伸縮が少ない熱交換器用部材とでき
る効果が得られる。
【0104】また、少なくとも一方の面に樹脂コーティ
ングしたので、間隔板に腰が出るから、仕切板と間隔板
との接合時に圧力をかけても間隔板が型崩れしにくく、
扱い易い熱交換器用部材とできる効果が得られる。
【0105】また、前記繊維にはガラス繊維を使用し、
前記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又は
ポリオレフィンを使用したので、間隔板に腰が出るか
ら、仕切板と間隔板との接合時に圧力をかけても間隔板
が型崩れしにくく、扱い易くなるとともに、難燃性のガ
ラス繊維により熱加工が容易になるという効果が得られ
る。
【0106】また、前記繊維には金属繊維を使用し、前
記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又はポ
リオレフィンを使用したので、間隔板に腰が出るから、
仕切板と間隔板との接合時に圧力をかけても間隔板が型
崩れしにくく、扱い易くなるとともに、難燃性の金属繊
維により熱加工が容易になるという効果が得られる。
【0107】また、一次流路と二次流路とで熱交換する
熱交換器の前記各流路を形成保持する間隔板に、軟化点
の高い繊維と、前記繊維の軟化点より低い軟化点の樹脂
を混合して抄紙した素材を用い、この間隔板と、気体遮
蔽性を有する透湿膜と不織布とを重合させて構成し一次
流路と二次流路とを仕切り互いの流路間で熱交換可能に
する仕切板とを熱融着で接合したので、従来のように水
を溶媒にする接着剤を使用しないで仕切板と間隔板とを
接着できるから、水分で薬液が流れるような心配がな
く、乾かす手間も不要にできる。また、熱融着による加
熱やその後の冷却による温度変化によって水分が蒸発或
は付着することにより薬液が流れるようなこともない。
従って作業性、生産性が向上する。また、繊維により間
隔板の形状保持能力を高く維持できる効果が得られる。
【0108】また、この発明の熱交換器によれば、一次
流路と二次流路とで熱交換する熱交換器の前記各流路を
形成保持する間隔板に、軟化点の高い繊維と、前記繊維
の軟化点より低い軟化点の樹脂を混合して抄紙した素材
を用い、この間隔板と、前記一次流路と前記二次流路と
を仕切り互いの流路間で熱交換可能にする仕切板とを積
層したので、一次流路および二次流路の作動気流が間隔
板を横切るように透過したり、仕切板を透過することが
なく、同一流路内で二種の作動気流が混ざることがな
く、また、間隔板と仕切板との当接部分を接着すること
により当該部分に気体漏れの原因となる隙間もできない
から、一次気流と二次気流とが混ざることを防止できる
効果が得られる。
【0109】また、前記繊維にはセルロース繊維を使用
し、前記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル
又はポリオレフィンを使用したので、熱融着によりPE
T、PP、PE等が間隔板のパルプ繊維の間に入り込
み、パルプ繊維間の目が樹脂によりつまるので、間隔板
の気体遮蔽性を高めることができることから、ガス移行
の少ない熱交換器とすることができる効果が得られる。
【0110】また、少なくとも一方の面に樹脂コーティ
ングしたので、樹脂コーティングにより間隔板の気体遮
蔽性が向上するから、熱交換器としてのガス移行も更に
低減でき、熱交換性能が向上する効果が得られる。
【0111】また、前記繊維にはガラス繊維を使用し、
前記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又は
ポリオレフィンを使用したので、ガラス繊維が難燃性の
ため、難燃性の熱交換器とすることができる効果が得ら
れる。
【0112】また、前記繊維には金属繊維を使用し、前
記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又はポ
リオレフィンを使用したので、金属繊維が難燃性なた
め、難燃性の熱交換器とすることができるとともに、高
い熱伝導率を有する間隔板のフィン効果により熱交換性
能が向上する効果が得られる。
【0113】また、一次流路と二次流路とで熱交換する
熱交換器の前記各流路を形成保持する間隔板に、軟化点
の高い繊維と、前記繊維の軟化点より低い軟化点の樹脂
を混合して抄紙した素材を用い、この間隔板と、気体遮
蔽性を有する透湿膜と不織布とを重合させて構成し一次
流路と二次流路とを仕切り互いの流路間で熱交換可能に
する仕切板とを積層したので、一次流路および二次流路
の作動気流が間隔板を横切るように透過したり、仕切板
を透過することがなく、同一流路内で二種の作動気流が
混ざることがなく、また、間隔板と仕切板との当接部分
を接着することにより当該部分に気体漏れの原因となる
隙間もできないから、一次気流と二次気流とが混ざるこ
とを防止できる効果が得られる。さらに、仕切板が水に
より伸縮の影響を受けにくく、水に強い熱交換器とする
ことができるとともに、空気は通さないが水蒸気は通す
ので、温度差、湿度差の大きな環境でも結露に耐えられ
る効果が得られる。
【0114】また、一次流路と二次流路とを仕切り互い
の流路間で熱交換可能にする仕切板と、前記各流路を形
成保持する間隔板とを積層した熱交換器において、前記
間隔板に撥水加工を施したので、間隔板が水を弾くよう
になり、熱交換器の管路内で結露したものがその場に留
まらず、風圧により熱交換器外に排出されるから、結露
等による熱交換器の圧損上昇を防止できる効果が得られ
る。
【0115】また、この発明の熱交換器の間隔板の製造
方法によれば、一次流路と二次流路とで熱交換する熱交
換器の前記各流路を形成保持する間隔板の製造方法にお
いて、軟化点の高い繊維と、前記繊維の軟化点より低い
軟化点の樹脂を混合して抄紙機により抄紙した素材を、
前記繊維の軟化点より低く且つ前記樹脂の軟化点より高
い温度で成形加工したので、成形時の熱加工により樹脂
が解けだし、面状に広がりを持つから、間隔板全体の強
度が増すとともに、繊維が形状を保持するから、型崩れ
しにくい間隔板とできる効果が得られる。
【0116】また、この発明の熱交換器用部材の製造方
法によれば、一次流路と二次流路とを仕切り互いの流路
同士間で熱交換可能にする仕切板と、前記各流路を形成
保持する間隔板とを備えた熱交換器用部材の製造方法に
おいて、前記間隔板を、軟化点の高い繊維と、前記繊維
の軟化点より低い軟化点の樹脂を混合して抄紙機により
抄紙した素材を、前記繊維の軟化点より低く且つ前記樹
脂の軟化点より高い温度で成形加工すると共に、前記仕
切板と前記間隔板とを熱融着で接合したので、従来のよ
うに接着剤を用いることなく仕切板と間隔板とを接合で
き、生産性を向上させることができる効果が得られる。
【0117】また、この発明の熱交換器の製造方法によ
れば、一次流路と二次流路とを仕切り互いの流路同士間
で熱交換可能にする仕切板と、前記各流路を形成保持す
る間隔板とを備えた熱交換器用部材の製造方法におい
て、前記間隔板を、軟化点の高い繊維と、前記繊維の軟
化点より低い軟化点の樹脂を混合して抄紙機により抄紙
した素材を、前記繊維の軟化点より低く且つ前記樹脂の
軟化点より高い温度で成形加工すると共に、前記仕切板
と前記間隔板とを積層して熱融着で接合したので、従来
のように接着剤を用いることなく仕切板と間隔板とを接
合でき、生産性を向上させることができるとともに、接
合時に軟化点の低い樹脂が溶け熱融着性を発揮する温度
になっても、繊維が間隔板の形状を保持し続けるので、
型崩れのない熱交換器とすることができる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1乃至11における熱
交換器を示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1乃至11における熱
交換器を示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1、3乃至5における
熱交換器の仕切板を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1乃至11における熱
交換器の間隔板を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2乃至5における熱交
換器の仕切板を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2乃至5における熱交
換器の仕切板を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2乃至5における熱交
換器の仕切板を示す断面図である。
【図8】 従来の熱交換器を示す斜視図である。
【図9】 従来の熱交換器を示す断面図である。
【図10】 従来の熱交換器を示す断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 仕切板 3 間隔板 4 流路 10 気体遮蔽膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F28F 3/08 301 F28F 3/08 301 21/06 21/06

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次流路と二次流路とで熱交換する熱交
    換器の前記各流路を形成保持する間隔板に、軟化点の高
    い繊維と、前記繊維の軟化点より低い軟化点の樹脂を混
    合して抄紙した素材を用いたことを特徴とする熱交換器
    の間隔板。
  2. 【請求項2】 前記繊維にはセルロース繊維を使用し、
    前記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又は
    ポリオレフィンを使用したことを特徴とする請求項1記
    載の熱交換器の間隔板。
  3. 【請求項3】 少なくとも一方の面に樹脂コーティング
    したことを特徴とする請求項1記載の熱交換器の間隔
    板。
  4. 【請求項4】 前記繊維にはガラス繊維を使用し、前記
    樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又はポリ
    オレフィンを使用したことを特徴とする請求項1記載の
    熱交換器の間隔板。
  5. 【請求項5】 前記繊維には金属繊維を使用し、前記樹
    脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又はポリオ
    レフィンを使用したことを特徴とする請求項1記載の熱
    交換器の間隔板。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の前記間隔板と、前記一次
    流路と前記二次流路とを仕切り互いの流路間で熱交換可
    能にする仕切板とを熱融着で接合したことを特徴とする
    熱交換器用部材。
  7. 【請求項7】 前記繊維にはセルロース繊維を使用し、
    前記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又は
    ポリオレフィンを使用したことを特徴とする請求項6記
    載の熱交換器用部材。
  8. 【請求項8】 少なくとも一方の面に樹脂コーティング
    したことを特徴とする請求項6記載の熱交換器用部材。
  9. 【請求項9】 前記繊維にはガラス繊維を使用し、前記
    樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又はポリ
    オレフィンを使用したことを特徴とする請求項6記載の
    熱交換器用部材。
  10. 【請求項10】 前記繊維には金属繊維を使用し、前記
    樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又はポリ
    オレフィンを使用したことを特徴とする請求項6記載の
    熱交換器用部材。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の前記間隔板と、気体遮
    蔽性を有する透湿膜と不織布とを重合させて構成し一次
    流路と二次流路とを仕切り互いの流路間で熱交換可能に
    する仕切板とを熱融着で接合したことを特徴とする熱交
    換器用部材。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の前記間隔板と、前記一
    次流路と前記二次流路とを仕切り互いの流路間で熱交換
    可能にする仕切板とを積層したことを特徴とする熱交換
    器。
  13. 【請求項13】 前記繊維にはセルロース繊維を使用
    し、前記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル
    又はポリオレフィンを使用したことを特徴とする請求項
    12記載の熱交換器。
  14. 【請求項14】 少なくとも一方の面に樹脂コーティン
    グしたことを特徴とする請求項12記載の熱交換器。
  15. 【請求項15】 前記繊維にはガラス繊維を使用し、前
    記樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又はポ
    リオレフィンを使用したことを特徴とする請求項12記
    載の熱交換器。
  16. 【請求項16】 前記繊維には金属繊維を使用し、前記
    樹脂にはPET、PP、PE等のポリエステル又はポリ
    オレフィンを使用したことを特徴とする請求項12記載
    の熱交換器。
  17. 【請求項17】 請求項1記載の前記間隔板と、気体遮
    蔽性を有する透湿膜と不織布とを重合させて構成し一次
    流路と二次流路とを仕切り互いの流路間で熱交換可能に
    する仕切板とを積層したことを特徴とする熱交換器。
  18. 【請求項18】 一次流路と二次流路とを仕切り互いの
    流路間で熱交換可能にする仕切板と、前記各流路を形成
    保持する間隔板とを積層した熱交換器において、前記間
    隔板に撥水加工を施したことを特徴とする熱交換器。
  19. 【請求項19】 一次流路と二次流路とで熱交換する熱
    交換器の前記各流路を形成保持する間隔板の製造方法に
    おいて、軟化点の高い繊維と、前記繊維の軟化点より低
    い軟化点の樹脂を混合して抄紙機により抄紙した素材
    を、前記繊維の軟化点より低く且つ前記樹脂の軟化点よ
    り高い温度で成形加工したことを特徴とする熱交換器の
    間隔板の製造方法。
  20. 【請求項20】 一次流路と二次流路とを仕切り互いの
    流路同士間で熱交換可能にする仕切板と、前記各流路を
    形成保持する間隔板とを備えた熱交換器用部材の製造方
    法において、前記間隔板を、軟化点の高い繊維と、前記
    繊維の軟化点より低い軟化点の樹脂を混合して抄紙機に
    より抄紙した素材を、前記繊維の軟化点より低く且つ前
    記樹脂の軟化点より高い温度で成形加工すると共に、前
    記仕切板と前記間隔板とを熱融着で接合したことを特徴
    とする熱交換器用部材の製造方法。
  21. 【請求項21】 一次流路と二次流路とを仕切り互いの
    流路同士間で熱交換可能にする仕切板と、前記各流路を
    形成保持する間隔板とを備えた熱交換器用部材の製造方
    法において、前記間隔板を、軟化点の高い繊維と、前記
    繊維の軟化点より低い軟化点の樹脂を混合して抄紙機に
    より抄紙した素材を、前記繊維の軟化点より低く且つ前
    記樹脂の軟化点より高い温度で成形加工すると共に、前
    記仕切板と前記間隔板とを積層して熱融着で接合したこ
    とを特徴とする熱交換器の製造方法。
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