JPH11270986A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JPH11270986A JPH11270986A JP10074339A JP7433998A JPH11270986A JP H11270986 A JPH11270986 A JP H11270986A JP 10074339 A JP10074339 A JP 10074339A JP 7433998 A JP7433998 A JP 7433998A JP H11270986 A JPH11270986 A JP H11270986A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- corrugated
- partition plate
- plate
- corrugated plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
る仕切板2の両面に波形形状にしたアルミ箔よりなる波
形板を、互いのその波形が交差するように重ねた積層構
造を階層状に複数積層し、二系統の流体を通す熱交換通
路が一層置きに交差する六面体の積層構造体に構成す
る。
Description
を行なわせる、主として空調分野に属する熱交換器に関
するものである。
交換器としては、特公昭47―19990号公報や特公
昭54―1054号公報及び特公昭51―2131号公
報に開示されているようなものが広く採用されている。
これらのいずれも伝熱性と通湿性とを有する仕切板(伝
熱性のみを有するものであることもある)を波形板を挟
んで所定の間隔をおいて複数層に重ね合わせた基本構造
を採っている。仕切板は方形の平板で、波形板は投影平
面積が仕切板に一致する鋸波状又は正弦波状の波形を成
形した波板となっており、波形板を仕切板の間にその波
形の成形方向を交互に90度違えて挟着し、一次気流と
二次気流を通す熱交換通路をこれらの各層間に交互に構
成している。このような構成の熱交換器の多くは仕切板
も波形板も紙材で構成されているが、難燃性が要求され
るような場合には金属板で構成されることもある。例え
ば、仕切板と波形板とをJIS―H―4000で規定さ
れている0.12mm程の厚さのアルミ板で構成した熱
交換器もある。
ルミ板で構成した従来の熱交換器は、質量が大きく機器
に適用した場合、そのメンテナンスもし辛いものであ
る。また、アルミ板の端面はエッヂが鋭く、そのままで
は扱い難いため波形板の間の仕切板の端面をかしめるこ
とによりエッヂが露出しないようにしているが、多数の
仕切板の一枚一枚をかしめていくには手間と時間がかか
り、コストを著しく高騰させる要因になっている。
うとしてなされたもので、その課題とするところは、難
燃性を備えた軽量な熱交換器を得ることであり、難燃性
を備えた軽量で低コストの熱交換器を得ることであり、
その性能や機能の向上を推進することである。
に請求項1の発明は、二系統の流体を隔て得る金属箔よ
りなる仕切板の両面に波形形状にした金属箔よりなる波
形板を、互いのその波形が交差するように重ねた積層構
造を階層状に複数積層し、二系統の流体を通す熱交換通
路が一層置きに交差する六面体の積層構造体に構成する
手段を採用する。
は、二系統の流体を隔て得るアルミ箔よりなる仕切板の
両面に波形形状にしたアルミ箔よりなる波形板を、互い
のその波形が交差するように重ねた積層構造を階層状に
複数積層し、二系統の流体を通す熱交換通路が一層置き
に交差する六面体の積層構造体に構成する手段を採用す
る。
は、二系統の流体を隔て得る金属箔よりなる仕切板の両
面に波形形状にした金属薄板よりなる波形板を、互いの
その波形が交差するように重ねた積層構造を階層状に複
数積層し、二系統の流体を通す熱交換通路が一層置きに
交差する六面体の積層構造体に構成する手段を採用す
る。
は、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記手段
における仕切板及び波形板の表面に撥水剤をコーティン
グする手段を採用する。
は、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記手段
における仕切板及び波形板の表面に防黴剤をコーティン
グする手段を採用する。
は、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記手段
における仕切板及び波形板の表面に抗菌剤をコーティン
グする手段を採用する。
は、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記手段
における仕切板及び波形板の両面に熱溶融性のある溶着
剤をコーティングし、その仕切板と波形板とを積層し、
溶着剤を溶融させて溶着剤により仕切板と波形板とを溶
着する手段を採用する。
基づいて説明する。 実施の形態1.図1,2,3に示すこの実施の形態1
は、レンジフードファン等に適用する難燃性を有し空気
対空気での熱交換を行なう熱交換器1に関するものであ
る。熱交換器1は、仕切板2の両面に波形板3を、互い
のその波形が交差するように重ねた積層構造を階層状に
複数積層し、一次気流を通す熱交換通路4と二次気流を
通す熱交換通路5とが一層置きに交差する六面体の積層
構造体として構成されている。仕切板2は薄平板態のア
ルミ箔で構成され、波形板3は、投影平面積が仕切板2
にほぼ一致する鋸波状又は正弦波状の波形を成形したア
ルミ箔よりなる波板で構成されている(図2参照)。仕
切板2及び波形板3を構成しているアルミ箔は、JIS
―H―4160で規定されている0.2mm以下の厚さ
のものが採用されている。軽量化の点では薄い程良い
が、極端に剛直性に欠けることになり、製造がし難くな
ってしまうので、0.08mm程度の厚さのアルミ箔が
良い。積層前の仕切板2及び波形板3の両面には酢酸ビ
ニル等の熱溶融性のある溶着剤6が図3に示すようにコ
ーティングされている。溶着剤6は熱交換器1を使用す
る周囲温度より融解温度の高いものが選定されている。
し、全体を溶着剤6が溶融する温度下において溶融させ
た後、冷却することにより、溶着剤6により仕切板2と
波形板3とが溶着した端面の処理された熱交換器1が得
られる。実際に機器に適用する熱交換器1は、図1に示
すようにその両小口に金属板による側板7が、陵角部に
金属材のアングル8がそれぞれ被着される。この熱交換
器1は仕切板2も波形板3もともにアルミ箔であるため
低コストで製造でき軽量でもあるため、機器に適用した
場合のメンテナンス性も優れている。また、仕切板2を
一枚ずつかしめ付ける作業も不要なため生産性もよくコ
ストも低減する。また、熱交換に機能する仕切板2の厚
さが極めて薄いため熱交換性能も優れたものとなる。な
お、仕切板2や波形板3の材料としてはアルミ箔が軽量
であり伝熱性も高く優れているが、アルミ箔とほぼ同等
の性質の金属箔によっても仕切板2や波形板3を構成す
ることができる。
した実施の形態1の熱交換器1の波形板3を厚さ0.2
mmより厚いアルミ板で構成したものであり、これ以外
の構成は実施の形態1のものと同じである。従って、実
施の形態1にかかる図1,2,3をそのまま援用して説
明するとともに、実施の形態1のものと同一部分の説明
は省略する。
仕切板2については厚さの薄いアルミ箔で構成し、波形
板3については厚さ0.2mmより厚いアルミ板で構成
したものである。波形板3は仕切板2の間隔を保持し、
熱交換通路4,5を確保する部材である。従って、重量
的には実施の形態1で示したものよりやや重くなるが、
熱交換器1の性能を落とすこと無く、その形状の安定性
を保持することができ形状安定機能が向上することにな
る。これ以外の構成及び基本的機能は実施の形態1のも
のと同じである。
した実施の形態1,2の熱交換器1の仕切板2及び波形
板3の表面に図4に示す撥水剤9をコーティングしたも
のであり、これ以外の構成は実施の形態1,2のものと
同じである。従って、実施の形態1,2にかかる図1,
2をそのまま援用して説明するとともに、実施の形態
1,2のものと同一部分の説明は省略する。
3の表面に撥水剤9がコーティングされているのでドレ
ン等が熱交換通路4,5内に滞りにくく、目詰まりの少
ない熱交換器1となる。これ以外の構成及び機能は実施
の形態1,2のものと同じである。また、撥水剤9に換
えて防黴剤10又は抗菌剤11をコーティングすること
により、狭隘な熱交換通路4,5内に黴が繁殖したり、
雑菌が繁殖したりすることを防止することができ、清潔
な二次気流を室内等へ送り出すことが可能になる。撥水
剤9、防黴剤10、抗菌剤11のコーティングは、仕切
板2及び波形板3の母材に対して実施すればよい。
なように、請求項1の発明によれば難燃性を備えた軽量
な性能の良い熱交換器を得ることができる。
軽量で性能の良い熱交換器を得ることができる。
能も良く形状安定機能のある熱交換器が得られる。
項3までのいずれかに係る前記効果とともに目詰まりが
少なくなる。
項3までのいずれかに係る前記効果とともに熱交換通路
内に黴が繁殖したりすることを防止することができる。
項3までのいずれかに係る前記効果とともに熱交換通路
内に雑菌が繁殖したりすることを防止することができ
る。
項3までのいずれかに係る前記効果とともに生産性が高
く低コスト化も可能になる。
示す斜視図である。
ある仕切板と波形板の積層関係を示す斜視図である。
の部分拡大断面図である。
分拡大断面図である。
交換通路、 5 熱交換通路、 6 溶着剤、 9 撥
水剤、 10 防黴剤、 11 抗菌剤。
Claims (7)
- 【請求項1】 二系統の流体を隔て得る金属箔よりなる
仕切板の両面に波形形状にした金属箔よりなる波形板
を、互いのその波形が交差するように重ねた積層構造を
階層状に複数積層し、二系統の流体を通す熱交換通路が
一層置きに交差する六面体の積層構造体に構成した熱交
換器。 - 【請求項2】 二系統の流体を隔て得るアルミ箔よりな
る仕切板の両面に波形形状にしたアルミ箔よりなる波形
板を、互いのその波形が交差するように重ねた積層構造
を階層状に複数積層し、二系統の流体を通す熱交換通路
が一層置きに交差する六面体の積層構造体に構成した熱
交換器。 - 【請求項3】 二系統の流体を隔て得る金属箔よりなる
仕切板の両面に波形形状にした金属薄板よりなる波形板
を、互いのその波形が交差するように重ねた積層構造を
階層状に複数積層し、二系統の流体を通す熱交換通路が
一層置きに交差する六面体の積層構造体に構成した熱交
換器。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3までのいずれかに記
載の熱交換器であって、仕切板及び波形板の表面に撥水
剤をコーティングした熱交換器。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項3までのいずれかに記
載の熱交換器であって、仕切板及び波形板の表面に防黴
剤をコーティングした熱交換器。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項3までのいずれかに記
載の熱交換器であって、仕切板及び波形板の表面に抗菌
剤をコーティングした熱交換器。 - 【請求項7】 請求項1〜請求項3までのいずれかに記
載の熱交換器であって、仕切板及び波形板の両面に熱溶
融性のある溶着剤をコーティングし、その仕切板と波形
板とを積層し、前記溶着剤を溶融させて溶着剤により仕
切板と波形板とを溶着した熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10074339A JPH11270986A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10074339A JPH11270986A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11270986A true JPH11270986A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13544273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10074339A Pending JPH11270986A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11270986A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57184892A (en) * | 1981-05-06 | 1982-11-13 | Sharp Corp | Sensible heat exchanger |
JPS6073299A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 熱交換器の製造法 |
JPH07127991A (ja) * | 1993-11-05 | 1995-05-19 | Nippondenso Co Ltd | 熱交換器 |
JPH07294185A (ja) * | 1994-04-25 | 1995-11-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 防カビ性を付与したアルミニウム製熱交換器及びその製造方法 |
JPH1054691A (ja) * | 1996-08-08 | 1998-02-24 | Mitsubishi Electric Corp | 熱交換器の間隔板及び熱交換器用部材及び熱交換器並びにその製造方法 |
-
1998
- 1998-03-23 JP JP10074339A patent/JPH11270986A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57184892A (en) * | 1981-05-06 | 1982-11-13 | Sharp Corp | Sensible heat exchanger |
JPS6073299A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 熱交換器の製造法 |
JPH07127991A (ja) * | 1993-11-05 | 1995-05-19 | Nippondenso Co Ltd | 熱交換器 |
JPH07294185A (ja) * | 1994-04-25 | 1995-11-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 防カビ性を付与したアルミニウム製熱交換器及びその製造方法 |
JPH1054691A (ja) * | 1996-08-08 | 1998-02-24 | Mitsubishi Electric Corp | 熱交換器の間隔板及び熱交換器用部材及び熱交換器並びにその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4758385A (en) | Plate for evaporative heat exchanger and evaporative heat exchanger | |
JPH1054691A (ja) | 熱交換器の間隔板及び熱交換器用部材及び熱交換器並びにその製造方法 | |
JP2007127306A (ja) | 伝熱プレート部材とこれを用いた熱交換器及びその製造方法 | |
TWI421460B (zh) | Heat exchange element | |
JP4928295B2 (ja) | 顕熱交換素子 | |
JPH10170176A (ja) | 熱交換器のエレメント | |
JPH11270986A (ja) | 熱交換器 | |
JP3731114B2 (ja) | 熱交換器の製造方法 | |
JP2011145003A (ja) | 全熱交換素子 | |
JPH08313186A (ja) | 熱交換器 | |
KR101443053B1 (ko) | 현열 교환 소자 | |
JP4466156B2 (ja) | 熱交換器 | |
EP0984238B1 (en) | Heat exchanger | |
KR101730890B1 (ko) | 열회수용 플라스틱 열교환기 | |
JPH0875385A (ja) | 熱交換素子 | |
KR102053801B1 (ko) | 박막형 전열판을 구비하는 열교환기 | |
JP2006097958A (ja) | 熱交換器 | |
KR20100059140A (ko) | 환기덕트용 전열교환기 소자 | |
JP2005291618A (ja) | 全熱交換素子及び全熱交換器 | |
WO2014109184A1 (ja) | 全熱交換器 | |
JPH06109395A (ja) | フィン付きプレート型熱交換器に於ける熱交換素子 | |
JPH06123579A (ja) | 熱交換素子 | |
JPH09189494A (ja) | 熱交換器 | |
JPWO2018193849A1 (ja) | 流路板、熱交換素子、熱交換換気装置、及び流路板の製造方法 | |
JP2913255B2 (ja) | ハニカムコア、ハニカムパネルおよびそれらの製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20041012 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20041012 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20041012 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050817 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051228 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060627 |