JPH1053996A - 防湿コート用塗工剤及びそれを用いた塗工紙 - Google Patents

防湿コート用塗工剤及びそれを用いた塗工紙

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JPH1053996A
JPH1053996A JP9724297A JP9724297A JPH1053996A JP H1053996 A JPH1053996 A JP H1053996A JP 9724297 A JP9724297 A JP 9724297A JP 9724297 A JP9724297 A JP 9724297A JP H1053996 A JPH1053996 A JP H1053996A
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moisture
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paper
coating
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JP9724297A
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English (en)
Inventor
Masahisa Kaneko
将寿 金子
Akira Kitahara
旭 北原
Futoshi Hoshino
太 星野
Yoshio Kikuta
佳男 菊田
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防湿、防水性に優れ、故紙回収時には容易に
離解し、使用時の折り曲げ白化や滑りやブロッキングと
いったトラブルの発生が防止された被覆を付与すること
のできるコート剤を提供すること。 【解決手段】 水性バインダーの固形分100重量部に
対して、パラフィンワックスエマルションの固形分及び
親水性基で変性されたポリオレフィンより成る成分を5
〜100重量部添加してなる防湿コート用塗工剤を提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防湿層形成用組成
物及びそれにより加工された防湿性加工紙に関する。本
発明に係る防湿層形成用組成物により加工された防湿性
加工紙は、ポリオレフィン層により防湿機能が付与され
た従来の技術による防湿性加工紙とは対照的に、廃棄物
として回収された場合に、パルプと防湿層の樹脂成分の
離解が容易であるので、故紙として再資源化できる点で
特徴的である。
【0002】本発明に係る防湿層形成用組成物は、非塗
工紙、塗工紙(例えば、アート紙、コート紙、軽量コー
ト紙等)、クラフト紙、ライナー(例えば、ジュートラ
イナー、クラフトライナー、コートライナー等)、ウェ
ブ(フェルト、不織布、織布、編布等)などに塗工及び
/又は含浸することにより、使用時には屈曲性に優れ、
パルプ回収時には防湿層の樹脂成分の離解が容易な、防
湿層を形成することができる。本発明に係る防湿性加工
紙は、湿気を嫌う新聞原紙やコピー用紙等の紙製品のた
めの包装材料、湿気を嫌う内容物を梱包するためのダン
ボールに応用することができる。
【0003】
【従来の技術】包装用紙に防湿性を付与させる試みはい
ろいろとなされており、かつ包装が簡易化されるにつれ
てその必要性は高まりつつある。紙を構成する紙層に対
して、皮膜形成性を有する高分子化合物を塗工、貼合あ
るいは内部添加して一体となし、皮膜層の機能を利用し
て湿分あるいは水分に対する抵抗性を付与せしめること
は一般に広く知られた事実である。
【0004】従来、防湿包装用紙としては、古くは2枚
のクラフト紙をアスファルトで接着させたターポリン紙
があり、また塩化ビニリデン樹脂を塗布した塗工紙と
か、ポリエチレン等の熱可塑性フィルムを貼り合わせた
ラミネート紙などがある。
【0005】近年、パルプ原料の不足から大量の故紙が
回収され再生されているが、上記のような樹脂を用いた
加工紙が増えてきているため、これを故紙回収処理して
も樹脂成分を充分に離解することができず、回収紙料中
に未離解繊維及び樹脂片が混入して、紙の地合悪化、ピ
ッチトラブル等の原因となっている。無公害で故紙回収
可能であり、しかも高性能の加工紙の出現は各方面から
強く要求されていた。上記の欠点を改良し、防湿性、防
水性および故紙回収性に優れた紙の製造方法として、例
えば、ワックスを用いて紙に防湿性を付与する方法(例
えば、特開昭59−90625号、特公昭63−390
22号、特公昭63−39023号等)があるが、これ
らはいずれもある程度以上の塗布量が必要であるばかり
でなく、折り曲げ時に塗膜が白化したりするなど塗膜の
機械的損傷が起こりやすいこと、表面の滑りがひどくて
巻き取った後運搬中に紙管がずれたりするので防滑剤の
塗布を余儀なくされるなどの問題がある。
【0006】また、ワックスと水溶性高分子(例えば、
ポリビニルアルコール)を特定の割合で組み合わせたも
のを用いた方法(特開昭59−144693号)も耐折
性が不充分である。
【0007】また、汎用の樹脂エマルションのみでは防
湿性能の点で問題がある。さらに、ワックスエマルショ
ンと各種エマルションを組み合わせたコート剤について
も、以下のようにいくつか報告されている。
【0008】例えば、ワックス系エマルション単独もし
くは合成ゴム系ラテックスとの混合液を利用したもの
(例えば、特開昭51−115677号、特開昭59−
66598号、特公平3−10759号等)やアクリル
系エマルションとワックス系エマルションの混合液を利
用したもの(例えば、特公平2−1671号、特願平3
−69050号、特開平3−279492号、特開昭5
5−30419号、特開平6−184988号等)など
が報告されているがそれぞれの方法によって、製造され
る防湿・防水紙は防湿・防水性については塗工量などで
調整が可能であるが、その他の品質を得るには充分なも
のではなかった。
【0009】そのうえ、特公平2−1671号では実質
的には2種類のアクリル系エマションを混合、特開平6
−184988号では水性ワニスを混合、特開昭55−
30419号では顔料を混合しなければならず、実用的
なものではない。これらいずれにおいても、必要な防
湿、防水性、故紙回収のための易離解性、折り曲げ白化
防止性、防滑性、耐ブロッキング性を具備しているもの
はまだ無く、この開発が望まれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記のような状況か
ら、本発明は、防湿、防水性に優れ、故紙回収時には容
易に離解し、使用時の折り曲げ白化や滑りやブロッキン
グといったトラブルの発生が防止された被覆を付与する
ことのできるコート剤を提供しようとしてなされたもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の課題
を解決するため鋭意検討の結果、本発明を完成するに至
った。すなわち、本発明は水性バインダーの固形分10
0重量部に対して、パラフィンワックスエマルションの
固形分及び親水性基で変性されたポリオレフィンより成
る成分を5〜100重量部添加してなる防湿性コート剤
に関してである。
【0012】本出願に係る発明は、以下の〜に記載
された発明である。
【0013】 水性バインダーの固形分100重量部
に対して、パラフィンワックスエマルションの固形分及
び親水性基で変性されたポリオレフィンより成る成分を
5〜100重量部添加してなる防湿コート用塗工剤。
【0014】 で水性バインダーに添加される成分
が、ワックスエマルションの固形部分のパラフィンワッ
クス95〜50重量%、親水性基で変性されたポリオレ
フィン5〜50重量%から構成されていることを特徴と
するに記載の防湿コート用塗工剤。
【0015】 水性バインダーが水分散系樹脂である
ことを特徴とするに記載の防湿コート用塗工剤。
【0016】 水性バインダーがメタクリルアミド骨
格を含有していることを特徴とするに記載の防湿コー
ト用塗工剤。
【0017】 水性バインダーがメタクリルアミド骨
格を含有するスチレン−ブタジエン系ラテックスである
ことを特徴とするに記載の防湿コート用塗工剤 水性バインダーが水分散系樹脂の存在下でメタクリ
ルアミドを重合することによって、あるいはメタクリル
アミド及び共重合可能なビニルモノマーを共重合するこ
とによって調製されたものであることを特徴とするに
記載の防湿コート用塗工剤。
【0018】 水性バインダーがポリメタクリルアミ
ド或いはメタクリルアミドを主成分とする水溶性高分子
の存在下でビニル化合物を主成分とするモノマーを重合
することにより調製された水分散系樹脂であることを特
徴とするに記載の防湿コート用塗工剤。
【0019】 乃至の何れかに記載の防湿コート
用塗工剤を塗工又は含浸してなる防湿コート加工紙。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳しく説明
する。ここでいう水性バインダーとは、水分散系樹脂と
水溶性高分子を意味し、それぞれは以下に記すものを含
む。
【0021】 水分散系樹脂はスチレン−ブタジエン
系ラテックス(以下SBRラテックスと記す)またはポ
リビニルエマルションのことをいい、なおポリビニルエ
マルションはスチレン−アクリルエマルション、酢酸ビ
ニルエマルション、エチレン−酢酸ビニルエマルショ
ン、塩化ビニルエマルション、塩化ビニリデンエマルシ
ョンなど一般的にエマルションと呼ばれているものを含
む。
【0022】 水溶性高分子はポリアクリルアミド、
ポリメタクリルアミド等のポリアクリルアミド類、ある
いはそれ以外の、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン等の合成水溶性高分子類で、2種類以上のモノ
マーの共重合体でも構わない。あるいはメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体
類も含まれる。
【0023】これらを単独もしくは2種類以上を任意の
組み合わせで混合、またはモノマーを共重合させたもの
を使用することができる。
【0024】上記水分散系樹脂は公知の乳化重合法によ
って製造することができる。すなわち、スチレン、α−
メチルスチレン、ジビニルベンゼン、ブタジエン、アク
リレート類、メタクリレート類、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリルなどのニトリル類、酢酸ビニル、エチ
レン、塩化ビニル、塩化ビニリデンなど重合性モノマ
ー、その他官能基成分を混合し、これに乳化剤、重合開
始剤などを加えて乳化重合を行えばよく、一括して仕込
み重合する方法、各成分を連続供給しながら重合する方
法などの各種の方法を適用できる。
【0025】アクリレート類としては、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブ
チルアクリレートなど炭素数が1〜18ぐらいまでのア
ルコールとアクリル酸のエステルが用いられる。また、
メタクリレート類としては、メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、プロピルメタクリレート、ブチル
メタクリレートなど炭素数が1〜18ぐらいまでのアル
コールとメタクリル酸のエステルが用いられる。
【0026】官能基成分としてはアクリル酸、メタクリ
ル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸などの不飽和
カルボン酸類、アクリルアミド、メタクリルアミドなど
のアミド類、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−
ヒドロキシエチルメタアクリレートなど水酸基を持つも
のなどを全モノマーに対して0.5〜15重量部、より
好ましくは1〜10重量部用いることが出来る。この範
囲では重合時の安定性や得られたエマルション(水分散
系樹脂)の機械的、化学的安定性などが優れ、親水性が
適当で膜の防湿性が良好である。
【0027】乳化剤としてはアルキルまたはアルキルア
リル硫酸塩、アルキルまたはアルキルアリルスルホン酸
塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸
塩などアニオン性乳化剤、アルキルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、アルキルベンジルアンモニウムクロラ
イドなどのカチオン性乳化剤、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレンカルボン酸エステルなどの
ノニオン性乳化剤、及び重合性乳化剤などが例示され
る。乳化剤の使用量は、重合安定性の向上やエマルショ
ンの機械的、化学的安定性を良好にするためには多い方
が良く、乾燥皮膜の耐水性を向上させるためには逆に少
ない方が良い。このため通常は、単量体の合計量100
重量部に対して、0.01〜10重量部の範囲にあるこ
とが望ましい。
【0028】重合開始剤としては、過硫酸カリウム、過
硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、過酸化水素水、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド、アゾビスアミジノプロパ
ン塩酸塩等の水溶性開始剤、ベンゾイルパーオキサイ
ド、キュメンハイドロパーオキサイド、ジブチルパーオ
キサイド、アゾビスイソブチロニトリル等の油溶性開始
剤などが例示される。さらに必要に応じ、酸性亜硫酸ナ
トリウム、ロンガリット、L−アスコルビン酸、糖類、
アミン類などの還元剤を併用したレドックス系も使用す
ることができる。開始剤の使用量は、単量体の合計量1
00重量部に対して、0.01〜5重量部の範囲にある
ことが望ましい。
【0029】重合反応は通常35〜90℃で行えばよ
く、反応時間は通常3〜12時間程度とすれば良い。
【0030】なお、乳化重合の開始時あるいは終了後に
塩基性物質を加えてpHを調整することにより、エマル
ションの重合安定性、凍結安定性、機械的安定性、化学
的安定性等を向上させることができる。この場合、得ら
れるエマルションのpHが4以上となるように調整する
ことが好ましく、塩基性物質としては、アンモニア、エ
チルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、エタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、ジエチルエタノ
ールアミン、苛性ソーダ、苛性カリ等を使用することが
できる。
【0031】上記水溶性高分子は、通常の水溶液重合ま
たは市販の合成水溶性高分子、セルロース誘導体の粉末
を水に溶解することによって得られる。すなわち、アク
リルアミド、メタクリルアミド等のアクリルアミド類と
共重合可能な重合性モノマー、その他官能基成分を混合
し、これに重合開始剤を加えて水溶液重合を行えばよ
く、一括して仕込み重合する方法、各成分を連続供給し
ながら重合する方法などの各種の方法を適用できる。こ
のとき市販の合成水溶性高分子、セルロース誘導体の粉
末を水に溶解したものが系内に共存していても良い。
【0032】重合性モノマー、官能基成分、重合開始剤
としては水分散系樹脂を乳化重合する際に用いられるも
のと同様のものが用いられる。
【0033】上記の水性バインダーは緻密な膜を形成す
るために必須であり、ピンホール、亀裂のないことはも
ちろんこの皮膜自体の透湿度が小さいことが重要であ
る。ここで上記のような高い造膜性の簡便な尺度として
は、透明な連続膜を形成する最低の温度、即ち最低造膜
温度を上げることができるが(詳しくは、例えば室井宗
一著、「高分子ラテックス」:高分子刊行会(1987
年、第11刷)260〜261頁)、水性バインダーの
最低造膜温度が−30〜30℃の範囲にあることが望ま
しい。−30℃以上だとブロッキングの問題が起こら
ず、30℃以下であると塗成膜性が良好で充分な防湿性
が得られる。
【0034】とくに防湿性の点からは、SBRラテック
ス単独、或いは水分散系樹脂とメタクリルアミドを主成
分とした水溶性高分子の複合物、特にSBRラテックス
とメタクリルアミドを主成分とした水溶性高分子の複合
物が好ましい。
【0035】ここで、上記複合物に関し、その態様を例
示すると、 (1)SBRラテックスとメタクリルアミドを主成分と
した水溶性高分子をブレンドする方法。 (2)メタクリルアミドを主成分とした水溶性高分子の
存在下でのスチレンとブタジエン、またはこれにその他
のモノマーを乳化共重合する方法。 (3)SBRラテックス存在下でメタクリルアミド或い
はメタクリルアミドと共重合可能な他のビニルモノマー
を(共)重合する方法。 が挙げられ、造膜性と防湿性のバランスから(2)又は
(3)の態様が特に好ましい。
【0036】メタクリルアミドを主成分とした水溶性高
分子は、耐熱性、耐溶剤性に対して有効であるが、ここ
でいうメタクリルアミドを主成分とした水溶性高分子と
いう概念は、共重合させる他のビニルモノマーの耐熱性
や耐溶剤性によっても変化するものであるが、メタクリ
ルアミドの含有量は、好ましくは50〜100重量%、
より好ましくは70〜100重量%、さらに好ましくは
80〜100重量%である。
【0037】ここで、メタクリルアミド骨格を持つ水性
バインダーはSBRラテックスの固形分100重量部に
対して、メタクリルアミドを主成分とした水溶性高分子
は5〜50重量部、好ましくは5〜40重量部から構成
される。該水溶性高分子が5重量部以上あると充分な耐
溶剤性、耐熱性が得られ、50重量部以下では得られる
メタクリルアミド変性SBRラテックスに柔軟性があ
り、成膜性が良好で充分な防湿性が得られる。
【0038】本発明でパラフィン及び親水性基で変性さ
れたポリオレフィンを固形分とした成分を含有する。な
お、該成分は好ましくはエマルションとして本発明の塗
工剤として添加され、パラフィン及び親水性基で変性さ
れたポリオレフィンの両者を含むエマルションでも良い
が単一の成分を含有するエマルションを別々に2種を加
えても良い。また、親水性基で変性されたポリオレフィ
ンは固体のまま添加してもよい。
【0039】本発明で使用されるパラフィンは通常パラ
フィンワックスとして市販されているものが使用でき、
例えばJIS K2235で測定した融点が50〜70
℃程度の炭素数約20〜35程度のパラフィンワックス
が好ましく使用できる。
【0040】パラフィンワックスを含むエマルションは
パラフィンワックスを乳化剤を使用して公知の方法で乳
化して使用できる。
【0041】好ましくは融点50〜70℃程度のパラフ
ィンワックスにロジン、石油樹脂等の紙に通常使用され
る添加剤を添加しても良い。
【0042】ロジンとしては通常の未変性ロジンのほ
か、酸価0〜50の変性ロジン、ロジンまたは変性ロジ
ンと多価アルコールとのエステル等が使用でき、石油樹
脂としてはC9系又はC59共重合系のものが使用でき
る。
【0043】ワックスエマルションの製造方法は通常エ
マルションを製造する公知の方法が適用される。例えば
ワックス等を溶剤に溶解させ、必要により乳化剤を添加
して強制乳化を行い溶剤を除去する方法、自己乳化性の
あるものではそのまま乳化を行う方法などがあるが、特
に限定されるものではない。特に好ましいワックスエマ
ルションの製造方法としては、融点50〜70℃程度の
パラフィンワックス99〜20重量%、好ましくは99
〜50重量%、さらに好ましくは99〜80重量%と、
ロジンまたは変性ロジン1〜80重量%、好ましくは1
〜50重量%、さらに好ましくは1〜20重量%より成
る成分、また該ワックスエマルションに、必要によりパ
ラフィンワックスとロジンまたは変性ロジン100重量
部に対して、高級脂肪酸をアルカリ金属の水酸化物また
はアルカノールアミン等でケン化したものを1〜15重
量部、界面活性剤、アンモニア可溶性でんぷん等を添加
し、各成分を加温下均一に攪拌溶解し、攪拌下で90℃
以上の熱水を添加して粗乳化し、その後高圧乳化機でさ
らに乳化してワックスエマルションをえる。
【0044】一方、親水基で変性されたポリオレフィン
としては、親水基のある化合物で変性されたポリオレフ
ィンが好ましく使用され、特にポリエチレンオリゴマー
やポリプロピレンで親水基を持つ化合物で変性されたも
のが好ましく使用される。
【0045】親水基としてはカルボン酸基、酸無水物
基、アルコール基等であれば特に限定はないが、特にマ
レイン酸無水物、(メタ)アクリル酸、フマル酸、イタ
コン酸等不飽和カルボン酸またはその無水物、マレイミ
ド、N−メチルマレイミド等の不飽和ジカルボン酸のイ
ミド化合物等が例示されるがこれに限定されるものでは
ない。通常はこれらの親水基を含有する不飽和単量体を
ラジカル開始剤の存在下にポリオレフィンオリゴマーと
加熱してグラフト重合することによって親水基で変性さ
れたポリオレフィンが得られる。
【0046】親水性基の含有率としては0.5〜50重
量%、好ましくは1〜15重量%であり、分子量は10
00〜50,000程度である。より具体的にはユーメ
ックス1010、ユーメックス1001、ユーメックス
2000(いずれも三洋化成(株)製)が例示される。
【0047】この親水基で変性されたポリオレフィンは
そのまま添加しても良いし、ワックスと同様に、または
ワックスと一緒にエマルションにして使用するほうがよ
り好ましい。
【0048】上記添加成分のうち、パラフィンは防湿
性、撥水性を付与するために、また親水性基で変性され
たポリオレフィンは耐滑り性、糊付け適性を良くするた
めに用いられる。
【0049】上記2成分の混合比率はパラフィン95〜
50重量部、親水性基で変性されたポリオレフィン5〜
50重量部が望ましい。親水性基で変性されたポリオレ
フィン5重量部以上あれば耐滑り性、糊付け適性が充分
であり、また50重量部以下だと2種類のワックスの相
溶性が良好で均一な塗膜が形成され、防湿性が向上す
る。
【0050】ワックスエマルション中のパラフィン及び
親水性基で変性されたポリオレフィン添加量は水性バイ
ンダーの固形分100重量部に対して、5〜100重量
部、好ましくは8〜80重量部部混合される。5重量部
以上では充分な防湿性、撥水性が得られ、100重量部
以下では耐滑り性が良好である。
【0051】水性バインダーとワックスエマルションを
混合する方法は特に制限はされないが、通常は撹拌機、
窒素ガス導入口、必要に応じてコンデンサー、温度計を
備えた容器中に水性バインダーを入れ、20〜60℃の
温度に保ちながら撹拌しているところに、ワックスエマ
ルションを任意のスピードで滴下していき、1〜3時間
撹拌混合することによって得られる。
【0052】本発明の防湿性コート剤は上記必須成分の
他に、通常用いられる顔料、可塑剤、造膜助剤、消泡
剤、粘性調整剤なども本発明の効果を損なわない範囲で
任意に配合可能である。
【0053】本発明の防湿性コート剤を紙に塗工または
含浸することによって防湿紙を得ることができる。
【0054】対象となる紙は、非塗工紙、アート紙、コ
ート紙、軽量コート紙などの塗工紙類やクラフト紙、ま
たはジュートライナー、クラフトライナー、コートライ
ナー等のライナー類である。
【0055】塗工方法に制限は無く、紙表面に通常のロ
ールコータ、ドクターブレードコーター、エアナイフコ
ーター、バーコーターなどを用いて塗工することができ
る。また紙の片面もしくは両面に塗工することができ、
1回塗りでも良く、2回以上重ね塗りしても良い。
【0056】また含浸方法としては通常の含浸機が用い
られる。
【0057】有効な塗工量、含浸量としては1〜30g
/m2 、より好ましくは3〜20g/m2 の範囲であ
る。塗工量、含浸量が1g/m2 未満の場合は、ピンホ
ール、繊維の毛羽立ち等により充分な防湿、防水性が得
られず、また、30g/m2 より多い場合は使用後の故
紙回収の際の離解性、含有樹脂の障害等から好ましくな
い。
【0058】塗工、含浸させた紙の乾燥方法は特に制限
はないが、熱風加熱、あるいは赤外線ヒーターなどの各
種ヒーター類を使用して行うことが好ましい。また、加
熱乾燥する際の乾燥時間も特に制限はないが、乾燥後の
紙に含まれている水分量が使用目的に最適であれば良
く、5秒間〜5分間ぐらいが好ましい。
【0059】
【実施例】次に具体的な配合の実施例および比較例を挙
げる。しかし本発明はこの実施例によって限定されるも
のではない。尚、含有率を示す%は固形分の重量%を、
添加量を示す部は重量部を示す。
【0060】ワックスエマルションの製造例 以下に水性バインダーに添加されるマレイン酸変性ポリ
エチレンを含むワックスエマルションの製造方法を示す
が、本発明は特にこれに限定されるものではない。
【0061】EM−1 パラフィンワックス(軟化点135゜F)80重量部、
無水マレイン酸変性したポリエチレンワックス20重量
部およびロジン酸1.8重量部を110℃で溶融した
後、100℃に保温した。この中に乳化剤としてラウリ
ル硫酸ソーダー3重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸
ソーダ6重量部、アンモニア0.5重量部及びアンモニ
ア可溶性デンプン0.5重量部及び90℃の温水の所定
量を順に加え攪拌して粗エマルションとし、次いで高圧
乳化機でさらに乳化してパラフィンと無水マレイン酸変
性ポリエチレンの合計量40重量%のワックスエマルシ
ョンEM−1を得た。
【0062】なお、無水マレイン酸変性ポリエチレンは
ポリエチレンワックス100重量部、無水マレイン酸5
重量部およびジクミルパーオキシド0.5重量部を予備
混合後、140℃で10分間混練して得た。
【0063】EM−2 EM−1の方法においてパラフィンワックスを70重量
部、無水マレイン酸変性ポリエチレンを30重量部にし
た以外は同様にしてパラフィンと無水マレイン酸変性ポ
リエチレンの合計量40重量%のワックスエマルション
をEM−2を得た。
【0064】実施例1〜12、比較例1 SBRラテックス(三井東圧化学株式会社製 ポリラッ
ク750 固形分48.0%)と、ワックスエマルショ
ンEM−1(マレイン化ポリオレフィン20重量%含有
パラフィンワックス、固形分40重量%)或いはワック
スエマルションEM−2(マレイン化ポリオレフィン3
0重量%含有パラフィンワックス、固形分40重量
%)、ブチルセロソルブ、消泡剤(サンノプコ株式会社
製 SNデフォーマー480または777)を、表.1
の割合で配合してコート剤を得た。
【0065】実施例13〜17、比較例2 撹拌機、コンデンサー、温度計および窒素ガス導入口を
備えた重合容器にSBRラテックス(三井東圧化学株式
会社製 ポリラック750 固形分48.0%)を15
00部仕込み窒素置換した後40℃まで昇温した。これ
にメタクリルアミド180部(SBRラテックスにたい
して固形分/固形分で25部)をイオン交換水310部
で溶かした水溶液を添加し56±1℃まで昇温した後、
50%トリエタノールアミン水溶液12.16部および
10%過硫酸カリウム水溶液121.5部(メタクリル
アミドを100部として、それぞれ有効成分で3.37
5部、6.75部)添加した後、昇温して70℃で3時
間維持し重合させ、固形分42.5%のメタクリルアミ
ド変性SBRラテックスを得た。表.2のようにメタク
リルアミドの添加量を変えたものも調整した。
【0066】このメタクリルアミド変性SBRラテック
スに対して実施例1〜12と同様な配合を行ってコート
剤を得た。(配合割合は表.3のとうり) この配合物をそのまま、または所望の粘度になるように
希釈して未処理の上質紙またはダンボール用ライナー表
面にワイヤーバーで乾燥塗膜の塗工量が3〜15g/m
2 になるように塗工したのち、100〜110℃で60
秒乾燥して試験片とした。得られた試験片について、透
湿度、滑り角度、耐熱性、耐溶剤性、Cobb吸水度、
離解性、耐ブロッキング性、折り曲げ白化性を測定し
た。
【0067】なお、各特性の測定は下記のようにして行
った。
【0068】a.透湿度 恒温恒湿条件下(40℃、90%RH)におけるカップ
法による水蒸気透過度試験法(JIS Z0208)に
より透湿度を測定した。
【0069】b.滑り角度 摩擦係数試験方法(JIS P8147)の傾斜法によ
り、滑り角度を測定した。
【0070】c.耐熱性 180℃に設定したアイロンを試験片の上にのせ、自重
のみで5往復させたあとの塗工面の状態を目視により評
価した。
【0071】d.耐溶剤性 スポイトを用いて各種溶剤(アセトン、トルエン、TH
F、MEK、メタノールなど)を一滴滴下し、10秒後
の裏抜け、塗工面の変化を目視により評価した。 e.Cobb吸水度 紙及び板紙の吸水度試験方法(JIS P8140)の
Cobb法により吸水度を測定した。 f.離解性(故紙回収性) JIS P 8209に準じて、標準離解機(Tapp
i標準離解機、3000rpm)を用いて、常温の水道
水に約2.5cm角の故紙をパルプ濃度3重量%」とな
る量を加えて、離解を10分間行い、離解後の液及び手
すきシート作製後の繊維状態を観察し目視で以下のよう
に判断した。 ◎ 完全に紙が繊維状に離解 ○ 80%以上の紙が繊維状に離解 △ 50〜80%以上の紙が繊維状に離解 × 50%未満の紙が繊維状に離解 g.耐ブロッキング性 紙を10cm角に取り、塗装面−非塗装面を重ね80℃
の雰囲気下で3時間置いた後、両者をはがした時の状態
を目視で観察して以下のように判断した。 ○ 全く付着せず全部が簡単に剥がせた △ ややくっついいるが全面が剥がせた × 一部が付着していて全面が剥がれない h.折れ曲げ白化性 試験片を折り曲げた時の折り目部分の塗膜の白化状態を
目視により観察し次のように判定した。 ○ 白化せず △ 一部白化 × 白化
【0072】
【表1】 全て見掛け量での配合割合 PL-750 : 三井東圧化学(株)製 B.C. 中和品 : フ゛チルセロソルフ゛ アンモニア水でpH 7〜8 に調整 SN テ゛ フォーマー 480 777 : いずれも消泡剤 サンノプコ社製
【0073】
【表2】 全て見掛け量での割合 PL-750 :SBRラテックス 三井東圧化学(株)製 固形分48.0% MAm :メタクリルアミド %Solid :全固形分に対する割合 %SBR :SBRラテックスの固形分に対する割合 TEA :トリエタノールアミン KPS :過硫酸カリウム 固形分 :単位〔%〕
【0074】
【表3】 全て見掛け量での配合割合 Base:表.2で重合したメタクリルアミド変性SBRラテックス B.C.:フ゛チルセロソルフ゛ アンモニア水でpH 7〜8 に調整
【0075】
【表4】 ブランク:ダンボール用ライナー原紙(280g/m2)非塗工 ブランク:上質紙(105g/m2)非塗工 透湿度 :単位〔g/m2 24Hr〕 NT : not tested
【0076】
【表5】 透湿度 :単位〔g/m2 24Hr〕
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、防湿、防水性に優れ、
故紙回収時には容易に離解し、使用時の折り曲げ白化や
滑りやブロッキングといったトラブルの発生が防止され
た被覆を付与することのできるコート剤を提供すること
ができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 109/08 133/26 (72)発明者 菊田 佳男 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性バインダーの固形分100重量部に
    対して、パラフィンワックスエマルションの固形分及び
    親水性基で変性されたポリオレフィンより成る成分を5
    〜100重量部添加してなる防湿コート用塗工剤。
  2. 【請求項2】 請求項1で水性バインダーに添加される
    成分がワックスエマルションに含まれる固形部分のパラ
    フィンワックス95〜50重量%、親水性基で変性され
    たポリオレフィン5〜50重量%から構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の防湿コート用塗工剤。
  3. 【請求項3】 水性バインダーが水分散系樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の防湿コート用塗工剤。
  4. 【請求項4】 水性バインダーがメタクリルアミド骨格
    を含有していることを特徴とする請求項3に記載の防湿
    コート用塗工剤。
  5. 【請求項5】 水性バインダーがメタクリルアミド骨格
    を含有するスチレン−ブタジエン系ラテックスであるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の防湿コート用塗工剤。
  6. 【請求項6】 水性バインダーが水分散系樹脂の存在下
    でメタクリルアミドを重合することによって、あるいは
    メタクリルアミド及び共重合可能なビニルモノマーを共
    重合することによって調製されたものであることを特徴
    とする請求項4に記載の防湿コート用塗工剤。
  7. 【請求項7】 水性バインダーがポリメタクリルアミド
    或いはメタクリルアミドを主成分とする水溶性高分子の
    存在下でビニル化合物を主成分とするモノマーを重合す
    ることにより調製された水分散系樹脂であることを特徴
    とする請求項4に記載の防湿コート用塗工剤。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかに記載の防湿コ
    ート用塗工剤を塗工又は含浸してなる防湿コート加工
    紙。
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