JPH1053596A - 重合性ホスファゼン誘導体の製法、およびその用途 - Google Patents

重合性ホスファゼン誘導体の製法、およびその用途

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JPH1053596A
JPH1053596A JP9115056A JP11505697A JPH1053596A JP H1053596 A JPH1053596 A JP H1053596A JP 9115056 A JP9115056 A JP 9115056A JP 11505697 A JP11505697 A JP 11505697A JP H1053596 A JPH1053596 A JP H1053596A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い機械的強度、および引っ掻き傷に対する
大きな抵抗性を有する塗料などの重合性結合剤を提供す
る。 【解決手段】 本発明は、次の一般構造式を有する重合
性ホスファゼン誘導体に関する: 【化1】 ここで、グル−プAおよびBは、−O−、−S−、−N
H−、あるいは−NR−(ここでR=C1 −C6 アルキ
ル)を介して燐原子に結合しており、Aは詳しくは、ビ
ニルエ−テルグル−プ、あるいはスチレンエ−テルグル
−プであり、Bは詳しくは、炭化水素である。本発明
は、さらに、これらのホスファゼン誘導体の合成方法に
関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗料、被覆剤、充填
剤、防水剤、接着剤、成形剤、あるいはフィルム用の硬
化性結合剤として好適な重合性ホスファゼン誘導体、お
よびその製法ならびに用途に関する。
【0002】
【従来の技術】欧州特許、EP−A−0657943
は、ラヂカル重合によって硬化するホスファゼン化合物
を開示している。その重合は、反応開始剤の添加、ある
いは電子照射によって開始する。欧州特許、EP−A−
0368106は、硬化性ホスファゼン化合物と、アク
リル酸ペンタエリスリト−ル化合物、および/あるいは
ビス(4−アクリロキシヂアルコキシフェニ−ル)アル
カン化合物との混合物を含む硬化性樹脂組成物を開示し
ている。これらの公知のホスファゼン化合物は、次のよ
うな一つ以上の欠点を有している。それらは、使用前に
硬化しやすいので、安定剤を添加する必要がある。高温
下での貯蔵は避けなければならず、貯蔵可能期間、合成
条件の選択、収率、塩素の除去などにおいて欠点となっ
ている。大気中の酸素はラヂカル重合を阻害し、特に、
熱硬化において、しばしば、表面の不完全硬化をもたら
す。硬化は、しばしば、きわめて遅く進行し、時間と共
に製品の変色をもたらす。硬化中に、しばしば、激しく
収縮し、機能を低下させ、亀裂を発生する。したがっ
て、従来技術によるホスファゼン化合物、およびそれら
の混合物は、特に塗料や被覆剤の結合剤としての用途を
含めて、多くの用途に使用することができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術の欠点を除いた新たなホスファゼン化合物をもたら
し、改良された性質を有する重合性製品を提供する。特
に、ホスファゼン化合物の重合におけるラヂカル機構を
避けることが望ましい点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の構造式で
表される重合性ホスファゼン誘導体を提供する。
【0005】
【化5】 ここで、AおよびBグル−プは、−O−、−S−、−N
H−、あるいはNR−、(R=C1 −C6 のアルキル
基)を介して燐原子に結合するグル−プであって、A
は、一般式、Q−O−CR´=CH″で表される少なく
とも一つのビニルエ−テルグル−プ、および/あるいは
次の一般式で表されるスチレンエ−テルグル−プを含
み、
【0006】
【化6】 ここで、R´および/あるいはR″は水素、あるいはC
1 −C10のアルキルグル−プであり、Bは、任意にO、
S、および/あるいはNを含む反応性、あるいは非反応
性炭化水素であり、任意に少なくとも一つの反応性グル
−プ含み、Qは任意にO、S、あるいはNを含む脂肪
族、環状脂肪族、芳香族、および/あるいはヘテロ環状
炭化水素であり、aは0よりも大きな数であり、bは
0、あるいは0よりも大きな数であり、a+bは2であ
り、xは少なくとも2以上の数であり、zは0、あるい
は1を表す。
【0007】上式の開放端は、NおよびP原子が交互に
結合して環を形成するか、あるいはAあるいはBグル−
プ、通常の触媒、あるいは反応開始剤分子グル−プと結
合する。後者は、たとえば、「高分子化学」183号;
1833−1841頁(1982)、および「高分子化
学」183号;1843−1854頁(1982)に開
示されており、あるいはルイス酸、SbCl3 、AlC
3 、あるいは硫黄化合物である。
【0008】本発明に関わる重合性ホスファゼン誘導体
は、一分子内に、二以上の互いに異なるビニルエ−テル
グル−プ、および/あるいは、ビニルエ−テルグル−プ
およびスチレンエ−テルグル−プの両者を含む。
【0009】本発明に関わる重合性ホスファゼン誘導体
は、少なくともビニルエ−テルグル−プで置換されると
陽イオン重合が可能であり、その重合反応は酸で開始さ
れるが、公知のホスファゼン誘導体とくらべて次のよう
な利点のいくつかを有する:ホスファゼンの完全置換、
およびそれにともなう塩素除去を高収率で達成可能であ
る;本発明の重合性ホスファゼン誘導体は、酸素によっ
て重合が阻害されない;大気中酸素の存在下で、薄い被
覆でも完全に硬化し、特に熱的に重合反応を開始させる
ことが可能である;重合製品に変色する傾向がない;通
常、粘度が小さく、低溶媒塗布に適している;収縮傾向
が小さい。
【0010】本発明の重合性ホスファゼン誘導体は、上
記の性質を有するため、塗料、被覆剤、充填剤、防水
剤、接着剤、成形剤、あるいはフィルム用の硬化性結合
剤として好適である。特に、塗料および被覆剤用の結合
剤として好適である。たとえば、自動車の外装光沢付け
用透明塗料の結合剤、あるいは内装木製飾りの光沢付け
用透明塗料の結合剤として、好適に使用できる。また、
ポリカ−ボネ−ト製のヘッドライト拡散レンズのような
ものの、透明被覆に用いることができる。本発明の重合
性ホスファゼン誘導体を含む配合に、通常の添加物、た
とえば、反応開始剤、顔料、展開助剤、染料、紫外線安
定剤、充填剤等を加えることができる。
【0011】上記の構造式に示し、すでに述べたごと
く、本発明の重合性ホスファゼン誘導体は、少なくと
も、一つのビニルエ−テルグル−プ、および/あるい
は、スチレンエ−テルグル−プを含むグル−プによっ
て、燐原子への結合が少なくとも部分的に置換されるこ
とが必要である。したがって、置換グル−プBは、必ず
ではないが、ホスファゼン分子内に存在する。
【0012】本発明の重合性ホスファゼン誘導体は、窒
素および燐原子が交互に並ぶ構造骨格を有する、環式、
あるいは非環式のいずれの化合物でもあり得る。環式化
合物であり、xが3、あるいは4の場合、6、あるいは
8員環が好適である。特に、xが3で、6員環が好適で
ある。
【0013】Qは燐原子に、酸素原子、硫黄原子、NH
グル−プ、あるいはNRグル−プを介して結合する間隔
保持グル−プであり、少なくとも、一つのビニルエ−テ
ルグル−プ、および/あるいは、スチレンエ−テルグル
−プを、その自由端に、および/あるいは、側グル−プ
として含み、同グル−プのR´およびR″は上記の定義
どおりである。同グル−プのR´およびR″は、望まし
くは、水素、メチル、あるいはエチルであり、好適には
水素である。
【0014】本発明による、特に好適な化合物は、次の
構造式で表される。
【0015】
【化7】 ここで、ZおよびZ´は、同じか、あるいは異なり、−
O−、−S−、−NH−、あるいはNR−、(R=C1
−C6 のアルキルグル−プ)で表され、Qは任意にO、
S、あるいはNを含む脂肪族、環状脂肪族、芳香族、お
よび/あるいはヘテロ環状炭化水素であり、YHは任意
にO、S、および/あるいはN、および/あるいは任意
にビニルエ−テルグル−プあるいはスチレンエ−テルグ
ル−プと異なる反応性グル−プを含む脂肪族、環状脂肪
族、芳香族、および/あるいはヘテロ環状炭化水素であ
り、yは0あるいは1であり、xは2から20までの数
であり、a、b、R´、R″は上記のとおり定義され
る。
【0016】上式のRは、炭素原子数1から6までのア
ルキルグル−プであり、好適にはメチル、あるいはエチ
ルである。上記の式において、ZおよびZ´は、好適に
は酸素原子である。
【0017】間隔保持グル−プQおよびYHグル−プ
は、ホスファゼン誘導体の性質を決める構造を有する。
QおよびYHグル−プは、多岐にわたる構造をとり得
る。そのようなQおよびYHグル−プの例は、ドイツ国
特許、DE−A−4325776、に開示されている。
QおよびYHグル−プは、通常、好適には、炭素原子数
2から20までの、種々の鎖長の直鎖、あるいは分岐鎖
を有するアルキレングル−プであり、とくに好適には、
炭素原子数2から6までのビフェニレン、フェニレン、
あるいはオキシアルキレングル−プ、あるいはその組み
合わせである。オキシアルキレングル−プである場合に
は、式、−(CH2 −CH2 −O)n−で表されるオキ
シアルキレングル−プが好適であり、ここでnは1から
20までの数であり、好適には1から6である。間隔保
持グル−プQおよびYHグル−プは、任意に、その好適
な構造式において、置換グル−プを含むか、あるいは他
のグル−プを挿入できる。そのような置換グル−プの例
としては、エステルグル−プ、ケトグル−プ、OHグル
−プ、あるいはNH2 グル−プがある。アルキレン鎖に
挿入されるグル−プの例は、エステルグル−プ、ケトグ
ル−プ、ウレタングル−プ、あるいはNHグル−プであ
る。
【0018】YHグル−プは、直鎖、あるいは分岐鎖で
あり、反応性、あるいは非反応性のグル−プからなり、
上式のビニルエ−テル、あよびスチレンエ−テルグル−
プと異なるグル−プを含むことができる。好適な反応性
YHグル−プは、イソシアネ−トグル−プ、カルボキシ
ルグル−プ、アリルグル−プ、酢酸ビニルグル−プ、N
−メチロ−ルグル−プ、エポキシドグル−プ、グリシヂ
ルエ−テルグル−プ、アクリレ−トグル−プ、メタアク
リレ−トグル−プ、シリルグル−プ(C1 −C6 アルコ
キシシリルあるいはアセトキシシリルグル−プのごと
き)、OHグル−プ、NH2 グル−プ、あるいはそれら
を含有するものである。反応性グル−プは、通常の方法
で保護できる。しかしながら、YHグル−プの選択は、
上に列挙したグル−プに限定するものではない。
【0019】本発明の好適なホスファゼン誘導体は、y
が0あるいは1、すなわち、ビニルエ−テル誘導体であ
る。どの場合でも、少なくとも一つの酸を用いての陽イ
オン反応開始によって硬化する。この反応は、直接、酸
を加えることによって開始する。この代わりに、紫外
線、あるいは電子線照射、あるいは温度上昇によって酸
を放出し重合反応を開始する反応開始剤を、配合物に加
えることも可能である。もし、分子内にビニルエ−テル
グル−プに加えて、他の反応性グル−プを含む場合に
は、たとえば、熱硬化と、大気中湿分あるいは大気中酸
素による硬化と、紫外線硬化との組み合わせのような、
多重硬化方法も用いることができる。
【0020】本発明の、スチレンエ−テルグル−プを含
むホスファゼン誘導体は、通常は、ラヂカル機構による
普通のやり方で重合する。したがって、任意に、紫外線
照射、あるいは他の方法によってラヂカルを放出する反
応開始剤を加えるか、あるいは、反応開始剤を加えなく
ても、たとえば、熱エネルギ−の投入、あるいは電子線
照射によってラヂカルを生成させるか、いずれかを行
う。ある場合には、陰イオン、あるいは陽イオン重合も
可能である。
【0021】本発明によるホスファゼン誘導体は、不活
性溶媒中で、塩化ホスファゼンと、少なくとも一つの一
般式MAで表される化合物との、単独、あるいは少なく
とも一つの一般式MBで表される化合物との組み合わ
せ、あるいはMAとMBの連続した反応によって製造で
きる。上記の化合物で、AおよびBは上記の定義のとお
りで、また、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土
類金属、あるいは塩基グル−プである。塩基グル−プM
として、たとえば、ピリヂルグル−プ、あるいはトリエ
チルアミノグル−プのような三級アミノグル−プ、ある
いは1、8−ヂアゾビシクロ[5、4、0]ウンデシ−
7−エン(1、5、5)グル−プが使用できる。ナトリ
ウムもMとして好適である。化合物MAとMBは、化合
物HAおよび/あるいはHBと、水素化ナトリウム、ナ
トリウム金属、あるいは水酸化ナトリウムとを、たとえ
ば、米国特許、第4775732号(US−A−147
75732)に開示されている方法で反応させて得られ
る。
【0022】上記の実施例によれば、好適な化合物MA
は、次の式で表される。
【0023】
【化8】 好適な化合物MBは、一般式、M−Z´−YHで表され
る。ここで、M、Z、Z´、Q、Y、R´、R″、y
は、上記の定義のとおりである。
【0024】本発明によるホスファゼン誘導体の好適な
製法は、上記の好適な化合物MAおよびMBの式におい
て、Mは酸素原子と結合し、すなわちZとZ´が酸素を
表す化合物を用いることにある。反応が進行する不活性
な溶媒の実際例としては、テトラヒドロフラン、トルエ
ン、ヂメチルスルホキシド、ヂメチルフォルムアミド、
クロロフォルム、塩化メチレン、およびピリヂンがあ
る、適当な反応温度は、15℃から110℃までの間で
あり、好適には18℃から70℃までの間であるが、温
度が低い場合には反応時間が伸びる。選択した温度にも
よるが、反応時間は、5時間から60時間の間が望まし
い。
【0025】
【実施例】本発明の詳細を、以下の実施例において述べ
る。
【0026】(実施例1)2、2、4、4、6、6−ヘ
キサキス(ビニルオキシエチレノキシ)−2、2、4、
4、6、6−ヘキサヒドロ−1、3、5、2、4、6−
トリアザトリホスホリン、
【0027】
【化9】 内部温度計、滴下濾斗、および還流冷却器を備えた容量
2リットルの三つ口フラスコ中に、700mlのテトラ
ヒドロフラン、および/あるいはアルゴンを入れ、そこ
へ水素化ナトリウム(95%)16.80g(0.10
モル)を懸濁させる。
【0028】氷浴で冷しながら、エチレングリコ−ルモ
ノビニルエ−テル61.67g(0.70モル)を、9
0分間かけて、滴下濾斗からゆっくりと滴下する。内部
温度はわずかに上昇するが、20℃以下を保持する。室
温で合計48時間(あるいは、その代わりに約50℃で
20時間)、撹拌を継続する。フラスコの内容物は徐々
に褐色を呈する。
【0029】その内容物に、塩化ホスフォニトリル(N
PCl23 34.79g(0.10モル)を、200
mlの脱水無水テトラヒドロフランに溶解した溶液を、
90分間かけて、滴下濾斗からゆっくりと滴下して加え
る。この添加中は、温度を30℃以下に保持するため、
水浴で冷却することが必要である。室温で1時間以上、
撹拌を継続した後、内部温度が50℃以上になるように
加熱する。この温度で、撹拌を一昼夜(合計24時間)
継続する。その後、混合物を放置して室温に戻し、吸引
濾過する。ほとんど全てのテトラヒドロフランを、回転
蒸発器内の褐色の炉液から除き、250mlのヂエチル
エ−テルと250mlの脱イオン水を加え、混合物を分
液濾斗に移す。エ−テル相を分液した後、水相を125
mlのヂエチルエ−テルで、さらに2回抽出して、エ−
テル相に加える。一緒にしたエ−テル相を、50mlの
脱イオン水で3回洗浄する。この操作で、混合物の色は
著しく除かれる。エ−テル相を分離した後、硫酸ナトリ
ウムで乾燥する。乾燥剤を濾別した後、回転蒸発器で溶
剤を除去すると、62.84g(0.096モル、理論
量の96%に相当)の透明な黄色液体を得る。
【0030】さらに精製するため、粗生成物をヂエチル
エ−テルに溶解して活性炭を加え、撹拌し、短尺シリカ
ゲル筒柱(シリカゲル60、移動相ヂエチルエ−テル)
を通して濾過した後、溶媒を蒸発させる。生成物は、純
粋なTLCおよびHPLCである。精製後の収量は、6
0.23g(0.092モル、理論量の92%に相当)
である。精製後の生成物は、ガラス棒で擦することによ
って(結晶核化)、結晶化する。
【0031】塩化ホスフォニトリルは、n−ヘプタンで
再結晶させる。ビニルエ−テルは、あらためては精製し
ない。テトラヒドロフランは、デペロックス分子ふるい
上で保存し、無水である。他の化学薬品は、特に精製す
ることなしに、使用する。 生成物の性状:白色、粘着性固体;融点26−27℃、
230℃以上で徐々に褐色に変色(重合せず);屈折率
(非結晶性液体の)nd25=1.4914
【0032】
【表1】 分子量657.53;クロロホルム、テトラヒドロフラ
ン、ヂエチルエ−テル、イソプロパノ−ル、酢酸エチ
ル、トルエンに容易に溶け、n−ヘプタン、n−ペンタ
ンには難溶;薄膜クロマトグラフ試験、展開剤、n−ヘ
プタン/酢酸エチル1:1、材料シリカゲル、紫外線指
示薬ロス会社、Rf=0.40;検出紫外線254n
m;指示薬メチルレッド、ヨウ素;ハロゲンのバイルシ
ュタイン試験陰性。
【0033】(実施例2)2、2、4、4、6、6−ヘ
キサキス(ビニルオキシヘキシルオキシ)−2、2、
4、4、6、6−ヘキサヒドロ−1、3、5、2、4、
6−トリアザトリホスフォリン:上記名称の化合物は、
実施例1に記載の方法で、14.42g(0.10モ
ル)の1、6−ヘキサンヂオ−ルヂビニルエ−テル、
2.40g(0.10モル)の水素化ナトリウム、およ
び4.29g(0.012モル)の(NPCl23
用いて製造する。
【0034】性質:透明、粘稠、わずかに黄色の液体、
収量10.64g(0.011モル、理論量の89%に
相当);分子量993.57g/モル、屈折率nd25
1.4804;ハロゲンのバイルシュタイン試験陰性;
薄膜クロマトグラフ試験、移動相、酢酸エチル、材料シ
リカゲル、紫外線指示薬ロス会社、Rf=0.27;検
出紫外線254nm;指示薬メチルレッド、ヨウ素。
【0035】(実施例3)2、2、4、4、6、6−ヘ
キサキス(ビニルオキシブチロオキシ)−2、2、4、
4、6、6−ヘキサヒドロ−1、3、5、2、4、6−
トリアザトリホスフォリン: 上記名称の化合物は、実
施例1に記載の方法で、11.62g(0.10モル)
の1、4−ブタンヂオ−ルヂビニルエ−テル、2.40
g(0.10モル)の水素化ナトリウム、および4.9
7g(0.014モル)の(NPCl23 を用いて製
造する。
【0036】性質:透明、粘稠、わずかに黄色の液体、
収量7.60g(0.009モル、理論量の67%に相
当);分子量825.39g/モル、屈折率nd25
1.4814;ハロゲンのバイルシュタイン試験陰性;
薄膜クロマトグラフ試験、移動相、n−ヘプタン/酢酸
エチル1:1、材料シリカゲル、紫外線指示薬ロス会
社、Rf=0.55;検出紫外線254nm;指示薬メ
チルレッド、ヨウ素。
【0037】(実施例4)2、2、4、4、6、6−ヘ
キサキス(ビニルオキシヂ(エチレンオキシ))−2、
2、4、4、6、6−ヘキサヒドロ−1、3、5、2、
4、6−トリアザトリホスフォリン: この化合物は、
わずかに反応時間を長くして、実施例1に記載の方法
で、13.27g(0.10モル)のヂエチレングリコ
−ル、2.40g(0.10モル)の水素化ナトリウ
ム、および4.97g(0.014モル)の(NPCl
23 を用いて製造する。
【0038】性質:透明、粘稠、わずかに黄色の液体、
収量9.68g(0.011モル、理論量の75%に相
当);分子量921.36g/モル、;ハロゲンのバイ
ルシュタイン試験陰性;薄膜クロマトグラフ試験、移動
相、酢酸エチル、材料シリカゲル、紫外線指示薬ロス会
社、Rf=0.70;検出紫外線254nm;指示薬メ
チルレッド、ヨウ素;ヂクロロメタン、クロロホルム、
テトラヒドロフランに容易に溶け、水、n−ヘプタンに
難溶。
【0039】(実施例5)化合物2、2、4、4、6、
6−ヘキサキス(3´−ビニルオキシプロピルアミノ)
−2、2、4、4、6、6−ヘキサヒドロ−1、3、
5、2、4、6−トリアザトリホスフォリンは、次式の
反応で製造する。
【0040】
【化10】 滴下濾斗、還流冷却器、内部温度計を備えた容量259
−mlの三つ口フラスコ内に20.23g(0.20モ
ル)の3−アミノ−1−プロパノ−ルビニルエ−テルを
入れ、それに50mlの脱水トルエンを加える。その
後、水浴で冷却しながら、4.97g(0.014モ
ル)の(NPCl23 を50mlのトルエンに溶解し
た溶液を、20分以上かけて加える。内部温度は、わず
かに上昇する。約半量添加した時点で、塩化水素の白色
沈殿が生成する。室温で150分間、撹拌を継続した
後、内部温度が50℃になるまで加熱する。この温度
で、さらに撹拌を18時間続け、その後、放置して室温
に戻す。混合物を吸引濾過し、濾液に15mlの脱イオ
ン水を加えて振り混ぜ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
濾過する。回転蒸発器を用いて、得られた有機相から溶
媒を取り除く。高真空で短時間乾燥し、12.21g
の、オレンジ色した高粘稠な透明液体を得る。
【0041】その生成物をトルエンに溶解し、短尺シリ
カゲル筒柱(シリカゲル60)を通して濾過する;溶媒
を除去し、高真空で短時間乾燥し、9.70g(0.0
13モル、理論量の94%に相当)の、透明、黄色、の
高粘稠液体を得る。
【0042】性質:分子量735.78g/モル、;薄
膜クロマトグラフ試験、移動相、酢酸エチル、材料シリ
カゲル、紫外線指示薬ロス会社、Rf=0.8;検出:
指示薬メチルレッド、ヨウ素。
【0043】(実施例6)混合置換グル−プを有するビ
ニルエ−テルホスファゼン誘導体は、次式の反応で製造
する。
【化11】
【0044】
【化12】 a)KPG撹拌器、滴下濾斗、内部温度計を備えた容量
1000−mlの三つ口フラスコ内に9.60g(0.
40モル)の水素化ナトリウムを入れ、それに100m
lの脱水テトラヒドロフランを加えて、スラリ−状にす
る。氷/塩で冷却しながら、65.68g(0.40モ
ル)のオイゲノ−ルを50mlの脱水テトラヒドロフラ
ンに溶解した溶液を滴下する(ガス発生、添加時間45
分間)。室温で撹拌を1時間続けた後、氷/塩で冷却し
ながら、150mlの脱水テトラヒドロフランに46.
36g(0.133モル)の(NPCl23 を溶解し
た溶液を加える(添加時間15分間、NaClのジェラ
チン状沈殿物、フラスコ内容物は灰緑色)。
【0045】混合物を室温で60時間撹拌後、単口フラ
スコに移し、回転させて溶媒を除去する。生成物を15
0mlのヂエチルエ−テルと150mlの脱イオン水と
に混合し、分液濾斗で相を分離する。水相は、10ml
のヂエチルエ−テルで、2回、洗浄する。洗浄液とあわ
せたオレンジ色のエ−テル相を無水硫酸ナトリウムで乾
燥する。乾燥剤を濾別し、透明な濾液を活性炭と共に室
温で30分間撹拌する。濾過をくりかえした後、溶媒を
回転蒸発器で除去し、溶媒を除去し、94.94g
(0.130モル、理論量の98%に相当)の、粘稠な
透明の褐色液体を得る。 精製するため、粗生成物を短
尺シリカゲル柱(シリカゲル60、移動相n−ヘプタン
/酢酸エチル1:1)を通して濾過する。その後、回転
蒸発器で溶媒を取り除き、生成物をオイルポンプの真空
で乾燥する。収量87.62g(0.120モル、理論
量の90%に相当)で、高粘稠、薄い黄色の透明液体を
得る。 中間生成物の性状:分子量657.53;ハロゲンのバ
イルシュタイン試験陽性;屈折率nd20=1.572
3;トルエン、クロロホルム、酢酸エチル、ヂエチルエ
−テル、テトラヒドロフラン、アセトンに容易に溶け、
水、n−ヘプタンには難溶;生成物は、異性化合物から
成る。
【0046】
【表2】 薄膜クロマトグラフ試験、展開剤、酢酸エチル、材料シ
リカゲル、紫外線指示薬ロス会社、Rf=0.71;検
出紫外線254nm;指示薬メチルレッド、ヨウ素。 b)滴下濾斗、還流冷却器、内部温度計を備えた容量2
50−mlの三つ口フラスコ内に4.46g(0.14
4モル)の水素化ナトリウムを入れ、それに100ml
の脱水テトラヒドロフランを加えて、スラリ−状にす
る。混合物を5分間、撹拌した後、水浴で冷却しなが
ら、12.69g(0.144モル)のエチレングリコ
−ルモノビニルエ−テルを20mlの脱水テトラヒドロ
フランに溶解した溶液を、30分以上かけて滴下する。
混合物を内部温度50℃まで加熱した後、40時間撹拌
する。その後、放置して、フラスコ内容物を室温まで下
げる。
【0047】水浴で冷却しながら、30.00g(0.
041モル)の(NP[O−C63 {OCH3 }C3
5 ]Cl)3 を70mlの脱水テトラヒドロフランに
溶解した溶液を、1時間以上かけて滴下する。混合物を
室温で3時間、撹拌した後、内部温度を50℃に加熱す
る。その温度で40時間撹拌した後、放置して、褐色の
フラスコ内容物を室温まで下げる。単口フラスコに移
し、回転させて溶媒を除去 する。生成物を130ml
の脱イオン水と130mlのクロロホルムに混合し、分
液濾斗で相を分離する。水相は、50mlのクロロホル
ムで、2回、洗浄する。洗浄液とあわせた有機相を、逆
に50mlの5%塩化ナトリウム水溶液で2回、洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤を濾別し、
溶媒を回転蒸発器で除去し、高真空で乾燥して、35.
83g(0.040モル、理論量の99%に相当)の、
ペ−スト状のカラメル色化合物を得る。
【0048】精製するため、粗生成物を活性炭と共に撹
拌した後、短尺シリカゲル柱(シリカゲル60)を通し
て濾過する。濾液から溶媒を除去した後、生成物を高真
空で乾燥する。収量28.37g(0.032モル、理
論量の78%に相当)で、薄く着色したペ−スト状の生
成物を得る。
【0049】最終生成物の性状:分子量885.2;ハ
ロゲンのバイルシュタイン試験陰性;薄膜クロマトグラ
フ試験、移動相、n−ヘプタン/酢酸エチル1:1、材
料シリカゲル、紫外線指示薬ロス会社、Rf=0.4
7;検出紫外線254nm;指示薬メチルレッド、ヨウ
素。
【0050】
【表3】 (実施例7)化合物2、2、4、4、6、6−ヘキサキ
ス(スチレノキシ)−2、2、4、4、6、6−ヘキサ
ヒドロ−1、3、5、2、4、6−トリアザトリホスフ
ォリンは、次式の反応で製造する。
【0051】
【化13】
【0052】
【化14】 a)内部温度計を備えた容量500−mlの三つ口フラ
スコ内に、38.88g(0.24モル)のp−アセト
キシスチレンを入れ、水浴で冷却しながら、それに40
0mlの10%水酸化カリウム水溶液を、撹拌しながら
2分間以上かけて加える。フラスコ内容物は黄色に変わ
り、2相が生成し、内部温度は、わずかに上昇する。混
合物は、最初に、水浴で冷却しながら、2時間以上撹拌
し、その後、室温で一晩(約15時間)、撹拌する。
【0053】翌日、フラスコ内容物はオレンジ色に変わ
り、一相のみとなる。約175mlの3規定塩酸(pH
調整)で中和する。多量の生成物が沈殿する。吸引濾過
し、若干のn−ヘプタンで洗浄する。粗生成物を油ポン
プの真空で乾燥し、粗収量を測定する。
【0054】粗収量24.84g(0.207モル、理
論量の86%に相当)で、薄いピンク色の粉末を得る。
その粉末を、200mlのクロロホルムに溶解し、50
mlの脱イオン水で2回、洗浄する。有機相を脱水硫酸
ナトリウムで乾燥し、乾燥剤を濾別した後、活性炭と共
に10分間撹拌する。くりかえし濾過後、回転蒸発器で
溶媒を取り除く。
【0055】粗収量18.11g(0.151モル、理
論量の68%に相当)で、白色粉末を得る。さらに精製
するために、クロロホルム100ml、およびn−ヘプ
タン50mlの混合物から再結晶する(冷蔵庫内に放置
すると、すぐに白色結晶が析出)。吸引濾過、乾燥によ
って、収量12.84g(0.107モル、理論量の5
4%に相当)で、白色粉末を得る。製造したp−ヒドロ
キシスチレンは、長期に貯蔵すると変色するので、ただ
ちに使用しなければならない。
【0056】p−ヒドロキシスチレンの性状:白色固
体;融点68−70℃;分子量120.15;アセト
ン、テトラヒドロフラン、エタノ−ル、ヂエチルエ−テ
ルに容易に溶け、n−ヘプタン、水には難溶;薄膜クロ
マトグラフ試験、展開剤、n−ヘプタン/酢酸エチル
1:1、材料シリカゲル、紫外線指示薬ロス会社、Rf
=0.50;検出紫外線254nm;指示薬メチルレッ
ド、ヨウ素。
【0057】
【表4】 b)容量500mlの三つ口フラスコ内に130mlの
脱水テトラヒドロフランを入れ、それに2.08g
(0.087モル)の水素化ナトリウムを懸濁させ、室
温で5分間、撹拌する。その中に、12.84gのp−
ヒドロキシスチレント0.01gの硫黄(酸化防止剤)
を100mlの脱水テトラヒドロフランに溶解した溶液
を、30分以上かけて滴下する(ガス発生、内部温度3
0℃に上昇、フラスコ内容物は急速に褐色になる)。
【0058】混合物を室温で30分以上撹拌し、アルコ
キシ生成反応を完結させる(ガス発生停止、透明褐色溶
液生成)。そこへ、3.77g(0.011モル)の
(NPCl23 (n−ヘプタンからの再結晶品)を4
0mlの脱水テトラヒドロフランに溶解した溶液を、1
5分以上かけて滴下する(内部温度はわずかに上昇)。
混合終了後、室温での撹拌を1時間以上続け、その後、
混合物内部温度を60℃までに加熱する(ただちに、N
aClの結晶析出)。その温度で一晩(合計15時間)
撹拌を続ける。
【0059】フラスコ内容物を放置して室温まで下げた
後、フラスコ内容物を少量のテトラヒドロフランと共
に、容量1−リットルの丸底フラスコに移す。溶媒の大
部分を回転蒸発器で蒸発させた後、粗生成物を100m
lのヂエチルエ−テル、および100mlの脱イオン水
を用いて分液濾斗に移す。相を分離し、褐色の水相は、
50mlのヂエチルエ−テルで2回、洗浄する。洗浄液
とエ−テル相を合わせた液(黄−オレンジ色)を、各3
0mlの2規定の塩酸、5%の炭酸ナトリウム溶液、5
%の塩化ナトリウム液で、順次、洗浄し、その後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤を濾別し、濾液を活
性炭と共に10分間、撹拌した後、再度、濾過し、エ−
テルを回転蒸発器で除去する。粗収量11.90g
(0.014モル、理論量の100%以上に相当)の、
白色粉末を得る。
【0060】精製するため、粗生成物を50mlのイソ
プロパノ−ルから、再結晶する。最終収量は、7.90
g(0.009モル、理論量の85%に相当)で、白色
粉末を得る。
【0061】性状:白色固体;融点99−100℃;熱
的挙動:120℃以上で徐々に重合。
【0062】
【表5】 分子量849.89;テトラヒドロフラン、ヂクロロメ
タン、ヂエチルエ−テル、トルエン、アセトン、に容易
に溶け、水、n−ヘプタン、水には難溶;薄膜クロマト
グラフ試験、展開システム、n−ヘプタン/酢酸エチル
1:1、材料シリカゲル、紫外線指示薬ロス会社、Rf
=0.03;検出紫外線254nm;指示薬メチルレッ
ド、ヨウ素;ハロゲンのバイルシュタイン試験陰性。
【0063】
【発明の効果】本発明に関わるホスファゼン誘導体は、
陽イオン重合開始剤で硬化を開始するため、多くの利点
を有し、塗料、被覆剤、充填剤、防水剤、接着剤、成形
剤、あるいはフィルムなどノ重合性結合剤として、多く
の用途に用いられる。塗料、被覆剤に用いられたときに
は、特に高い機械的強度、および引っ掻き傷に対する大
きな抵抗性を有する。
【図面の簡単な説明】
図面なし。
【符号の説明】
図面、および符号なし。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 143/02 C09J 143/02

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式で表されることを特徴とする
    重合性ホスファゼン誘導体: 【化1】 ここで、AおよびBグル−プは、−O−、−S−、−N
    H−、あるいはNR−、(R=C1 −C6 のアルキル
    基)を介して燐原子に結合するグル−プであって、A
    は、一般式、Q−O−CR´=CH″で表される少なく
    とも一つのビニルエ−テルグル−プ、および/あるいは
    次の一般式で表されるスチレンエ−テルグル−プを含
    み、 【化2】 ここで、R´および/あるいはR″は水素、あるいはC
    1 −C10のアルキルグル−プであり、Bは、任意にO、
    S、および/あるいはNを含む反応性、あるいは非反応
    性炭化水素であり、任意に少なくとも一つの反応性グル
    −プ含み、Qは任意にO、S、あるいはNを含む脂肪
    族、環状脂肪族、芳香族、および/あるいはヘテロ環状
    炭化水素であり、aは0よりも大きな数であり、bは
    0、あるいは0よりも大きな数であり、a+bは2であ
    り、xは少なくとも2以上の数であり、zは0、あるい
    は1を表す。
  2. 【請求項2】 次の一般式で表されることを特徴とする
    請求項1記載の重合性ホスファゼン誘導体: 【化3】 ここで、ZおよびZ´は、同じか、あるいは異なり、−
    O−、−S−、−NH−、あるいはNR−、(R=C1
    −C6 のアルキルグル−プ)で表され、Qは任意にO、
    S、あるいはNを含む脂肪族、環状脂肪族、芳香族、お
    よび/あるいはヘテロ環状炭化水素であり、YHは任意
    にO、S、および/あるいはN、および/あるいは任意
    にビニルエ−テルグル−プあるいはスチレンエ−テルグ
    ル−プと異なる反応性グル−プを含む脂肪族、環状脂肪
    族、芳香族、および/あるいはヘテロ環状炭化水素であ
    り、yは0あるいは1であり、xは2から20までの数
    であり、a、b、R´、R″は上記のとおり定義され
    る。
  3. 【請求項3】 上記の式において、解放端はホスファゼ
    ン環に結合し、xは3あるいは4であることを特徴とす
    る請求項1あるいは2記載の重合性ホスファゼン誘導
    体。
  4. 【請求項4】 上記の式において、yは0であることを
    特徴とする請求項1、2、あるいは3記載の重合性ホス
    ファゼン誘導体。
  5. 【請求項5】 上記の式において、ZおよびZ´は酸素
    であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載の重合性ホスファゼン誘導体。
  6. 【請求項6】 上記の式において、QおよびYは、任意
    にエステルグル−プ、ウレタングル−プ、−OHグル−
    プ、NH2 グル−プ、および/あるいはケトグル−プを
    含む、アルキレン、ビフェニレン、フェニレン、あるい
    はオキシアルキレンのグル−プであることを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれかに記載の重合性ホスファゼン
    誘導体。
  7. 【請求項7】 上記の式において、BはC1 −C6 のア
    ルキルグル−プであることを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれかに記載の重合性ホスファゼン誘導体。
  8. 【請求項8】 上記の式において、Yは、イソシアネ−
    トグル−プ、カルボキシルグル−プ、アリルグル−プ、
    酢酸ビニルグル−プ、N−メチロ−ルグル−プ、エポキ
    シドグル−プ、グリシヂルエ−テルグル−プ、アクリレ
    −トグル−プ、メタアクリレ−トグル−プ、シリルグル
    −プ、−OH、あるいは−NH2 グル−プのいずれかを
    含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載
    の重合性ホスファゼン誘導体。
  9. 【請求項9】 上記の式において、Qは、C1 −C6
    アルキレングル−プ、あるいはC2 −C12のオキシアル
    キレングル−プであることを特徴とする請求項6に記載
    の重合性ホスファゼン誘導体。
  10. 【請求項10】 上記の式において、グル−プBは、反
    応性を有するが、重合性ではないことを特徴とする請求
    項1乃至9のいずれかに記載の重合性ホスファゼン誘導
    体。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    重合性ホスファゼン誘導体を、塩化ホスファゼンと、一
    般式MAで表される少なくとも一つの化合物を、単独、
    あるいは一般式MBで表される少なくとも一つの化合物
    と組み合わせて、あるいはMAとMBを続けて、不活性
    溶媒中で反応させて製造する方法であって、AおよびB
    は上式のとおり定義され、Mは、水素原子、アルカリ金
    属、アルカリ土類金属、あるいは塩基グル−プのいずれ
    かであることを特徴とする重合性ホスファゼン誘導体の
    製法。
  12. 【請求項12】 次の一般式で表される化合物を、 【化4】 化合物MAとして用い、一般式M−Z´−YHで表され
    る化合物を化合物MBとして用い、ここでM、Z、Z
    ´、Q、Y、R´、R″、およびyは上式のとおり定義
    されることを特徴とする請求項11に記載の重合性ホス
    ファゼン誘導体の製法。
  13. 【請求項13】 Mがナトリウムである化合物MAおよ
    び任意に化合物MBを用い、化合物MAおよび任意に化
    合物MBを化合物HAおよびHBと水素化ナトリウム、
    ナトリウム、あるいは水酸化ナトリウムとの反応で得る
    ことを特徴とする請求項11あるいは12に記載の重合
    性ホスファゼン誘導体の製法。
  14. 【請求項14】 Mがピリヂルグル−プ、あるいは三級
    アミングル−プである化合物を用いることを特徴とする
    請求項11あるいは12に記載の重合性ホスファゼン誘
    導体の製法。
  15. 【請求項15】 塗料、被覆剤、充填剤、防水剤、接着
    剤、成形剤、あるいはフィルム用の硬化性結合剤として
    の、請求項1乃至10のいずれかに記載の重合性ホスフ
    ァゼン誘導体の用途。
  16. 【請求項16】 少なくとも一つの酸を陽イオン硬化反
    応開始剤として用いる、請求項5記載のビニルエ−テル
    グル−プを伴う重合性ホスファゼン誘導体の用途。
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