JPH1052618A - ハニカム構造体とその製造方法及び用途、並びに加熱装置 - Google Patents
ハニカム構造体とその製造方法及び用途、並びに加熱装置Info
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- JPH1052618A JPH1052618A JP8170958A JP17095896A JPH1052618A JP H1052618 A JPH1052618 A JP H1052618A JP 8170958 A JP8170958 A JP 8170958A JP 17095896 A JP17095896 A JP 17095896A JP H1052618 A JPH1052618 A JP H1052618A
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Abstract
体特にディーゼルパティキュレートフィルタを提供する
こと。 【解決手段】ハニカム構造体のセル壁表面の表面粗さが
10点平均粗さ(Rz)で30μm以上であることを特
徴とするハニカム構造体。このようなハニカム構造体で
構成されてなるディーゼルパティキュレートフィルタ。
被処理物(2)に通電するための一対の電極(3)及
び(4)と、この一対の電極の側面には上記被処理物を
外部加熱するためのサイドヒーター(10)とが、加熱
処理室(1)内に配置されてなり、上記一対の電極及び
上記サイドヒーターはそれぞれの供給電力制御装置に接
続されてなることを特徴とする加熱装置。
Description
その製造方法及び炭化珪素質ハニカム構造体で構成され
てなるディーゼルパティキュレートフィルタ、並びにハ
ニカム構造体の製造に適用できる加熱装置に関する。
を排気ガスから捕集するフィルタ、例えばディーゼルエ
ンジンの排気ガスに含まれる可燃性微粒子を捕集するデ
ィーゼルパティキュレートフィルタ(以下、「DPF」
という。)としては、コーディエライト又は炭化珪素を
主成分とするハニカム構造体が提案されている。その構
造は、入口端面から出口端面に延びる多数の貫通孔を有
する多孔質セラミックス構造体からなっており、その多
数の貫通孔はセル壁と呼ばれる多孔質壁で隔てられてお
り、またその多数の貫通孔の入口端面と出口端面は市松
模様に交互に封止され、入口端面が封止された貫通孔は
出口端面で開放され、入口端面が開放された貫通孔は出
口端面で封止されているものである。そして、このDP
Fは、ディーゼル機関の排気ガス系統の一部として取り
付けられ、入口端面の開放された貫通孔から排気ガスが
流入し、セル壁を通過する際に可燃性微粒子が捕集さ
れ、可燃性微粒子を含まない排気ガスとなって出口端面
の開放された貫通孔から流出する。従って、セル壁は、
可燃性微粒子を含む排気ガスが容易に通過することがで
き、可燃性微粒子の殆ど又は全てを捕集するのに適した
気孔径及び気孔率を有していることが必要である。
捕集されると、セル壁が目詰まりを起こし通気抵抗が増
大するのでそれを定期的に除去しDPFを再生する必要
がある。特に、ディーゼル機関等の排気ガスには多量の
可燃性微粒子が含まれるので大型のDPFが使用され、
再生間隔もある程度調整されている。
ガスを直接噴射して可燃性微粒子を焼失させる方法、ニ
クロム線ヒータ等の発熱金属層とDPFを組み合わせて
加熱焼却する方法、導電性材料で構成されたDPFに直
接通電して自己発熱させ可燃性微粒子を焼失させる方
法、等がある。しかしながら、このような再生が頻繁に
繰り返されると、DPFは熱疲労により機械的強度が低
下し、特に大型のDPFでは燃焼によって温度勾配が大
きくなるため、熱応力による割れが発生しやすく、また
可燃性微粒子の捕集むらにより局所的な発熱が生じ溶損
割れが発生したりする問題がある。
捕集及び焼却の観点にたった発明としては、特公平5-77
442 号公報(USP第4,297,140号明細書)に
は、ハニカム構造体のセル壁において、オープンポロシ
ティの容積及びオープンポロシティを形成する気孔の平
均直径が、座標上において点1−G−5−2−3−4
(但し、点1;オープンポロシティ58.5%,平均気
孔径1μm、点G;オープンポロシティ46.8%,平
均気孔径12μm、点5;オープンポロシティ39.5
%,平均気孔径15μm、点2;オープンポロシティ3
3.0%,平均気孔径15μm、点3;オープンポロシ
ティ52.5%,平均気孔径20μm、点4;オープン
ポロシティ90.0%,平均気孔径1μmを有する)を
結ぶ境界線によって限定される帯域内にあるDPFが開
示されている。また、特開昭61−83689号公報に
は、薄い隔壁を隔てて軸方向に多数の貫通孔が隣接して
いる炭化珪素質ハニカム構造体において、該隔壁を平均
アスペクト比2〜50の板状結晶を主体とした三次元網
目構造のものが開示されている。
ては多くの先行技術があり、例えば特開昭57−721
5号公報(USP第4,293,357号明細書)、特
開昭58−37480公報(USP第4,557,77
3号明細書、USP第4,573,896号明細書)に
は、ハニカム端面にフィルム等を貼り付けた後、目封じ
する貫通孔にあたる部分に穴を開けるか、又はあらじめ
穴の開いたフィルムをハニカム端面に貼り付けた後、こ
の穴をハニカム端面において封止材により目封じするこ
とが開示されている。
に形成される気孔の開口部における大きさ(すなわちセ
ル壁表面の開気孔径)、ないしはセル壁の表面粗さとセ
ル壁表面の開気孔径が及ぼしている可燃性微粒子の捕集
効果については全く言及がない。従って、従来のDPF
では可燃性微粒子の捕集効果が十分でなく、また容易に
目詰まりを起こすのでコンパクト化することが困難であ
った。
壁の表面性状を制御することによって可燃性微粒子の捕
集効果を高めることのできるハニカム構造体を提供する
ことである。本発明の他の目的は、そのような可燃性微
粒子の捕集効果に優れる均質なハニカム構造体をクラッ
クや溶損等を起こすことなく、生産性よく製造する方法
を提供することである。更に本発明の別の目的は、DP
Fの材質を炭化珪素質とすると共に、セル壁の表面性状
を制御することによって可燃性微粒子の捕集効果を一段
と高め、もってコンパクト化と再生サイクルの短縮を行
うことのできる高性能なDPFを提供することである。
更に本発明の他の目的は、高速昇温加熱を行っても均一
な温度分布かつ安定した条件で導電性成形体を焼結する
ことのできる導電性焼結体の製造方法及び加熱装置を提
供することである。
とおりである。 (請求項1)ハニカム構造体のセル壁表面の表面粗さが
10点平均粗さ(Rz)で30μm以上であることを特
徴とするハニカム構造体。 (請求項2)ハニカム構造体のセル壁表面における開気
孔径が20μm以上であることを特徴とする請求項1記
載のハニカム構造体。 (請求項3)セル壁の平均気孔径が10〜40μm、セ
ル壁の気孔率が40%以上であることを特徴とする請求
項2記載のハニカム構造体。 (請求項4)ハニカム構造体の材質がアルミナ質、コー
ディエライト質、ムライト質、窒化珪素質又は窒化アル
ミニウム質であることを特徴とする請求項1、2又は3
記載のハニカム構造体。 (請求項5)ハニカム構造体の材質が炭化珪素質である
ことを特徴とする請求項1、2又は3記載のハニカム構
造体。 (請求項6)請求項5記載のハニカム構造体で構成され
てなることを特徴とするディーゼルパティキュレートフ
ィルタ。 (請求項7)導電性材料でハニカム形状の成形体を成形
し、それを非酸化性雰囲気中、ハニカム貫通孔の軸方向
に通電し加熱焼結することを特徴とするハニカム構造体
の製造方法。 (請求項8)ハニカム形状成形体の側面から更にサイド
ヒーターにより外部加熱することを特徴とする請求項7
記載のハニカム構造体の製造方法。 (請求項9)ハニカム形状成形体外表面とサイドヒータ
ーとの温度差が±10%以内にして加熱焼結することを
特徴とする請求項8記載のハニカム構造体の製造方法。 (請求項10)ハニカム形状成形体の材質がアルミナ
質、コーディエライト質、ムライト質、窒化珪素質又は
窒化アルミニウム質であることを特徴とする請求項7、
8又は9記載のハニカム構造体の製造方法。 (請求項11)ハニカム形状成形体の材質が炭化珪素質
であることを特徴とする請求項7、8又は9記載のハニ
カム構造体の製造方法。 (請求項12)ハニカム形状成形体が、炭化珪素粉末2
0〜80重量%、残部が実質的に窒化珪素粉末と炭素質
物質からなり、しかも炭素質物質の炭素分に対する窒化
珪素粉末の珪素分のモル比(Si/C)が0.5〜1.
5であり、それを温度1600℃以上で焼成することを
特徴とする請求項7、8又は9記載のハニカム構造体の
製造方法。 (請求項13)ハニカム形状成形体が、炭化珪素粉末2
0〜80重量%、残部が実質的に窒化珪素粉末、酸化珪
素粉末及び炭素質物質からなり、しかも酸化珪素粉末の
平均粒径が1μm以下でその割合が窒化珪素粉末100
重量部に対し5〜30重量部、炭素質物質の割合が該炭
素質物質の炭素分に対する窒化珪素粉末と酸化珪素粉末
の全珪素分のモル比(Si/C)が0.5〜1.5であ
り、それを温度1600℃以上で焼成することを特徴と
する請求項7、8又は9記載のハニカム構造体の製造方
法。 (請求項14)請求項13に記載のハニカム形状成形体
を通電加熱を行うことなく温度1600℃以上で外部加
熱を行って焼結させることを特徴とするハニカム構造体
の製造方法。 (請求項15)被処理物(2)に通電するための一対の
電極(3)及び(4)と、この一対の電極の側面には上
記被処理物を外部加熱するためのサイドヒーター(1
0)とが、加熱処理室(1)内に配置されてなり、上記
一対の電極及び上記サイドヒーターはそれぞれの供給電
力制御装置に接続されてなることを特徴とする加熱装
置。
る。
質としてはAl、Cr、Ni等の金属、炭化珪素、窒化
アルミニウム、窒化珪素、アルミナ、コーディエライ
ト、ムライト等のセラミックス、Al2 O3 /Fe、A
l2 O3 /Ni、B4 C/Fe等のサーメットである。
これらの中でも炭化珪素は優れた耐熱性を有し、しかも
その多孔質体は複雑な状態で絡み合った結晶粒子の間隙
に気孔が形成された構造を有するので、通気抵抗が小さ
く可燃性微粒子の捕集効率が高くなるので好適である。
の表面粗さを10点平均粗さ(Rz)で30μm以上好
ましくは40〜300μmとしたのは、セル壁の表面粗
さは可燃性微粒子の捕集量と密接に関係しており、30
μm未満では可燃性微粒子の捕集量が増大しないからで
ある。セル壁の表面粗さの上限については特に制限はな
いが強度を考慮し300μm以下であることが好まし
い。
ハニカム構造体であっても、セル壁に形成される気孔の
大きさが制御されていることが好ましい。すなわち、本
発明においては、セル壁表面における開気孔径すなわち
気孔の開口部における大きさが20μm以上特に20〜
50μmであることが好ましい。このセル壁表面の開気
孔径が20μm未満であると、可燃性微粒子はディーゼ
ルエンジンのオイル成分等が凝集したものであって付着
力が強いため、わずかな付着によっても容易に目詰まり
を起こす。セル壁表面の開気孔径の上限については特に
制限はないが、あまり大きくなると微粒子が通過し捕集
効率が低下するので、強度を考慮した好ましい開気孔径
の上限は50μm以下である。
実施例にその測定方法を詳述するように、走査電子顕微
鏡でセル壁表面を観察し、画像解析により求めた平均径
をいう。
壁に形成される気孔の平均気孔径と気孔率については特
に制限はない。しかし、セル壁の気孔率については40
%以上特に50〜70%が好ましく、また平均気孔径に
ついては10〜40μmであることが好ましい。セル壁
の気孔率が40%未満では通気抵抗が高くなり、また7
0%をこえると強度が低下する。また、セル壁の平均気
孔径が10μm未満ではセル壁内部で可燃性微粒子が目
詰まりしやすくなり、また40μmをこえると強度が低
下する。
実施例にその測定方法を詳述するように、水銀圧入法に
より求めたものをいう。
導電性ハニカム構造体の場合には、DPFの他、ダクト
ヒーター、大型ドライヤーの熱風発生用ヒーター、更に
は暖房機器、調理機器、乾燥機器、焼成炉等の各種ヒー
ターをあげることができる。また、本発明のハニカム構
造体は、排ガス浄化用触媒担体等として使用することが
できる。
るDPFは、可燃性微粒子の捕集量が増大し、またその
焼却が容易となるので溶損割れが激減する。本発明のD
PFは、本発明のハニカム構造体のハニカム貫通孔をそ
の両端面で目封じすることによって製造することができ
る。その目封じ法については、上記先行技術文献に記載
された方法や、本出願人と同一の出願に係る特願平7−
171080号明細書に記載された方法等によって行う
ことができる。
について説明する。
電性材料でハニカム形状成形体を成し、それを非酸化性
雰囲気下、ハニカム貫通孔の軸方向に通電して加熱焼結
することが特徴である。本発明のような通電焼結を行う
ことによって、外部加熱焼結を行う方法に比べて短時間
で焼結することができる。しかも、ハニカム貫通孔の軸
方向に電流を流すことによってセル壁が自己発熱をし、
それによって焼結が進行するので、自由エネルギーの大
きい表面近傍の結晶粒子が優先的に焼結させることがで
き、その際の粒成長によってセル壁の表面粗さを粗くす
ることができる。焼結時の雰囲気については、酸化によ
って導電性材料の導電性が失わなれないように、窒素、
アルゴン等の非酸化性雰囲気で行う必要がある。
ム形状成形体は、その室温における抵抗が100Ω以下
特に10-1〜102 Ωであるものが好ましく、そのよう
な成形体を用いることによって数V〜50V程度の低電
圧で発熱し焼結することが可能となる。ハニカム形状成
形体の材質を例示すれば、炭化チタン、窒化チタン、ほ
う化チタン、珪化モリブデン等の導電性セラミックス、
その前駆物質である例えば金属チタン粉末とカーボンの
混合粉末などである。更には、非導電性のセラミックス
を使用することもでき、その場合には通電焼結を行うた
めに導電性付与剤の添加が必要となり、それには炭素質
物質が好適である。炭素質物質は、焼結後に酸化性雰囲
気で熱処理することによって容易に除去することがで
き、またその添加量及び粒度を調節することによって、
ハニカム構造体の気孔率、気孔径及び表面粗さを制御す
ることができる。なお、非導電性のセラミックスとして
は、例えばアルミナ、コーディエライト、ムライト等の
酸化物系セラミックス、例えば窒化珪素、窒化アルミニ
ウム、炭化珪素等の非酸化物系セラミックスを使用する
ことができる。
も、DPFとしては炭化珪素質が最適であるので、以
下、炭化珪素質ハニカム構造体の製造方法について、更
に詳しく説明する。
化珪素粉末、窒化珪素粉末及び炭素質物質の所定量を含
む混合物をハニカム形状の成形体に成形し、それを反応
焼結させることによって製造することができる。このよ
うなハニカム形状成形体を使用することの利点は、この
成形体は室温における抵抗が100Ω以下特に10-1〜
102 Ω程度の適当な導電性を有するために通電焼結が
可能であること、炭化珪素粉末の添加量及び粒度を調整
することによってハニカム構造体の気孔率と気孔径を制
御することが可能となること、更には反応焼結時の結晶
粒子の発達を制御することによって表面粗さを粗くする
ことができることであり、このような利点によって可燃
性微粒子の捕集効果が大きくしかも高強度のDPFを製
造することができる。
径は、50μm以下特に10〜50μmが好ましい。1
0μmよりも小さいとセル壁の平均気孔径が小さくな
り、50μmをこえると強度が低下する。また、窒化珪
素粉末の粒径は、成形性及び炭化反応性の点から100
μm以下特に50μm以下が好ましい。炭素質物質とし
ては、カーボンブラック、アセチレンブラック、黒鉛等
の遊離炭素の他、フェノール、フラン、ポリイミド等の
ように熱分解をして炭素となる有機樹脂等が使用され
る。遊離炭素の平均粒径は10μm以下特に1μm以下
が好ましい。
質からなる混合物の各成分の割合は、炭化珪素粉末20
〜80重量%、残部80〜20重量%が実質的に窒化珪
素粉末及び炭素質物質である。そして、窒化珪素粉末と
炭素質物質の割合については、炭素質物質の炭素分に対
する窒化珪素の珪素分のモル比(Si/C) が0.5〜
1.5であることが好ましい。炭化珪素粉末は、反応焼
結における骨材となるもので、20重量%より少ないと
強度が低下し、80重量%をこえるとハニカム形状成形
体の抵抗が高くなり通電焼結が困難となり、しかもセル
壁表面の開気孔径が小さくなる。一方、Si/Cモル比
が0.5よりも小さいと残存する炭素によって炭化生成
する炭化珪素の粒成長が阻害されてセル壁の平均気孔径
が小さくなる。また、Si/Cモル比が1.5よりも大
きいと窒化珪素の分解によって生成した未反応の珪素分
が多くなり、強度が低下すると共に、高速昇温加熱を行
った場合に未反応珪素分が溶融・軟化して焼結割れを起
こす。
て、窒化珪素粉末の一部を酸化珪素粉末に置換されてい
ることが好ましい。これによって、セル壁表面の開気孔
径を20μm以上に大きくすることが容易となる。しか
も、通電加熱焼結を行わなくても、外部加熱焼結を行う
だけで、可燃性微粒子の捕集効果に優れたハニカム構造
体を製造することができる。
粉末100 重量部に対して5〜30重量部であることが好
ましい。5重量部未満ではセル壁表面の開気孔径を20
μm以上に大きくする効果が乏しくなる。また、30重
量部を越えるとセル壁の気孔率が高くなりすぎて強度が
低下し、また急速昇温焼成においては、炭素質物質との
反応により大量のCOガスが急激に発生して焼結割れが
起こる。
下であることが好ましく、これによってセル壁表面の開
気孔径を大きくする効果が助長される。すなわち、本発
明においては、上記混合物にバインダーと水を配合して
混練物を調製し、それを金型から高圧で押出してハニカ
ム形状の成形体に成形されるものであるが、その際、金
型表面を通過する混練物は、金型との摩擦を緩和しよう
として流動性の高い微粉末が偏析する性質がある。本発
明では、この性質を利用したものであり、平均粒径1μ
m以下の酸化珪素粉末をセル壁表面近傍に偏析させ、焼
成の際にそれと炭素質物質とを優先的に反応させること
によってCOガスを発生させ、それによってセル壁表面
の開気孔径を大きくすることができるものである。
化珪素粉末に置換された混合物を使用する態様において
は、炭素質物質の割合は、該炭素質物質の炭素分に対
し、窒化珪素粉末及び酸化珪素粉末中の全珪素分のモル
比(Si/C) が0.5〜1.5となる割合とすること
が好ましい。
に混合できる方法であれば何れの方法でも採用すること
ができる。混合物を押出成形するために、混合物に適切
量の水と、メチルセルロース、ポリビニルアルコール等
の有機バインダーが配合されて混練物が調製される。
体に押出成形され、通常は乾燥、目封じ工程を経て加熱
焼結される。加熱焼結は、窒素、アルゴン等の非酸化性
雰囲気下、ハニカム貫通孔の軸方向に直接通電して行わ
れる。しかし、窒化珪素粉末の一部を酸化珪素粉末に置
換された混合物を使用する場合には、望ましいことでは
あるが必ずしも通電加熱は必要でなく、従来の外部加熱
を行うことによっても焼結させることができる。
リブデン、金属等の一対の電極にハニカム形状成形体の
両端面を面圧20〜500g/cm2 で押さえセットし
てから行われる。この場合、ハニカム形状成形体と電極
との接触面における接触抵抗を少なくするために、ハニ
カム形状成形体との反応性の小さい導電性ファイバーや
粉末を介在させることが好ましい。また、通電加熱焼結
の際に、ハニカム形状成形体から熱が放出するのを抑え
るため、熱遮蔽効果が大きく熱反射性に優れたグラファ
イトボード等でハニカム形状成形体の側面を断熱するこ
とが好ましい。
℃〜2500℃であることが好ましい。焼成温度が16
00℃未満では、未反応の窒化珪素及び炭素質物質が残
存するために耐熱性が低下し、また炭化珪素の粒成長も
不十分となってセル壁の表面粗さやセル壁表面の開気孔
径が十分に増大しなくなる。一方、焼成温度が2500
℃をこえると結晶転移や溶融等が生じ、極端な粒成長に
より強度が低下する。
加熱焼結する際、図1に示されるように、上記通電加熱
と共に、更にハニカム形状成形体の側面からサイドヒー
ターによって外部加熱を行うことが好ましい。外部加熱
は、ハニカム形状成形体の外表面とサイドヒーターとの
温度差が±10%以内特に±5%以内になるように行う
ことが好ましく、それには電極及び/又はサイドヒータ
ーへの供給電力を調整しながら行われる。このような外
部加熱によって、ハニカム形状成形体の放熱を効率よく
抑制することができ、均一な温度分布で加熱することが
可能となるので、高速昇温加熱を行っても均質でクラッ
クや溶損のないハニカム構造体を容易に製造することが
できる。
珪素粉末それ自体又は炭化珪素粉末と焼結助剤との混合
物を焼結して製造されたものであるので、本発明のよう
なセル壁表面の開気孔径と表面粗さをもったものとはな
らない。
る。本発明の加熱装置は、通電加熱とサイドヒーターに
よる外部加熱とを併用して被処理物を加熱処理する際に
使用されるものであり、被処理物が導電性材料で成形さ
れたハニカム形状成形体である場合に本発明のハニカム
構造体を製造することができる。
る。図1は本発明の加熱装置の概略説明図であり、加熱
処理室(1)内に、被処理物(2)に直接通電するため
の上部電極(3)及び下部電極(4)からなる一対の電
極と、上記被処理物をその側面から外部加熱するための
サイドヒーター(10)とが配置されており、この一対
の電極とサイドヒーターはそれぞれの供給電力制御装置
〔(5〜9)、(11〜15)〕に接続されており、上
記下部電極は電極昇降装置(16)により昇降すること
を表している。
圧、油圧式等の電極昇降装置(16)により下部電極が
上昇し、被処理物の上端面を上部電極に押し付けられて
通電される。被処理物の温度は測温管(5)を通じて測
温計(6)によって測定され、それをもとにして調節計
(7)が作動し、PID制御の出力が指令値信号として
制御回路に供給され、サイリスタ(8)の出力がその指
令値信号に一致するように制御され、電圧電流調整用ト
ランス(9)を経て被処理物に通電される。
部近傍に設けられており、その温度は測温管(11)を
通じて測温計(12)によって測定される。そして、上
記被処理物の温度制御の場合と同様にして、その温度測
定値をもとにして調節計(13)が作動し、PID制御
の出力が指令値信号として制御回路に供給され、サイリ
スタ(14)の出力がその指令値信号に一致するように
制御され、電圧電流調整用トランス(15)を経てサイ
ドヒーターに通電される。
ヒーターによる外部加熱を行うことによって被処理物の
放熱を効率的に抑制することができ、高速昇温加熱を行
っても均一な温度分布で加熱することが可能となる。ま
た、一対の電極とサイドヒーターのそれぞれの供給電力
制御装置は、被処理物の形状に応じた放熱量の変化や、
被処理物の構成材料に応じた抵抗/温度特性の昇温変化
にもとづいて、均一な温度分布で加熱をすることができ
るように設計されているので、昇温速度や加熱処理時間
を精密に制御し、終始安定した状態で加熱処理をするこ
とができる。
カーボン、炭化珪素、珪化モリブデン、金属等の導電性
材料を使用することができるが、電極部の発熱を抑制す
るため、被処理物よりも熱容量を大きくすることが好ま
しい。
平行に設置することが好ましく、また被処理物の側壁か
ら50mm以内特に20mm以内に設置することが好ま
しい。また、サイドヒーターの形状については、棒状、
面状等のように被処理物の側壁に均一に熱が拡散できる
ような形状が好ましい。特に、均一加熱とサイドヒータ
ーの消費電力の点から、面状のサイドヒーターを用い、
被処理物の側壁を完全に取り囲むように設置することが
好ましい。
ン、炭化珪素、珪化モリブデン、金属等の発熱体を使用
することができるが、消費電力が少なくし、昇温速度を
速くするために、熱容量や抵抗/温度特性の変化が小さ
な相対密度1〜2g/cm3のカーボン成形ボードが最
適である。
具体的に本発明を説明する。
通電加熱焼結を行ってアルミナ質ハニカム構造体を製造
した例である。
粉末(平均粒径10〜150μm)を表1に示す割合と
した混合物100重量部に対し、水20重量部、バイン
ダーとしてメチルセルロース8重量部を配合しヘンシェ
ル混合機で10分間混合して混練物を調製した。
い、成形圧力80kg/cm2 の条件で、外径寸法□1
00mm、セル寸法2.0mm、壁厚0.4mmのハニ
カム形状に押出成形してから、長さ100mmに切断し
た。得られたハニカム形状成形体を乾燥後、窒素雰囲気
中、450℃×1Hrの脱脂を行ってから通電加熱焼結
をした。
通孔の両端をカーボン電極で100g/cm2 の圧力で
押さえ軸方向に最大2000Aの電流を流し、窒素雰囲
気中、50℃/minの昇温速度で表1に示す焼結温度
まで昇温し、2分間保持することによって行った。得ら
れた焼結体は、大気中900×3Hrの酸化処理を行い
残存する黒鉛を焼失させてハニカム構造体を製造した。
垂直方向に電流を流し通電焼結を行ったものであり、比
較例3は、ハニカム形状成形体の脱脂体を黒鉛坩堝内に
設置し、アルゴン雰囲気中、10℃/minの昇温速度
で黒鉛坩堝を高周波誘導加熱炉で加熱したものである。
従う特性を測定した。但し、比較例2については、通電
方向に対する多孔質壁面の表面性状が大きく異なるた
め、圧力損失、微粒子捕集性能及び表面粗さの評価は、
通電方向に対して平行面及び垂直面について行いそれを
平均化した。それらの結果を表2に示す。
のセル壁の表面粗さ(Rz )を30μm以上とすること
によって、可燃性微粒子の捕集性能に優れたアルミナ質
DPFとなる。
は、通電加熱焼結を行って炭化珪素質ハニカム構造体を
製造した例である。
珪素粉末(平均粒径25μm)及びカーボンブラック
(平均粒径80nm)を表3に示す割合とした混合物を
使用し、表3に示す焼結温度まで50℃/minの速度
で昇温したこと以外は実施例 1同様にしてハニカム構造
体を製造した。なお、比較例7は比較例2と同様にして
ハニカム貫通孔の軸に垂直方向に電流を流し通電焼結を
行ったものであり、比較例8は比較例3と同様にして高
周波誘導加熱炉で焼結したものである。また、比較例7
の特性は比較例2と同様の方法で評価した。それらの結
果を表4に示す。
構造体のセル壁の表面粗さ(Rz )を30μm以上とす
ることによって、可燃性微粒子の捕集性能に優れた炭化
珪素質DPFとなる。
2と同様にして通電加熱焼結を行って炭化珪素質ハニカ
ム構造体を製造した例である。但し、実施例4〜12と
異なる点は、窒化珪素粉末の一部を酸化珪素粉末に置き
換えた混合物を使用したことである。
を酸化珪素粉末(平均粒径0.5μm)に種々置き換え
た混合物を使用したこと以外は、実施例5と同様にして
ハニカム構造体を製造し評価した。
粉末の一部を適切量の酸化珪素粉末に置換した混合物を
用いることによって、セル壁の表面粗さを低下させるこ
となくセル壁表面における開気孔径を20μm以上とす
ることができる。その結果、可燃性微粒子の捕集性能に
一段と優れた炭化珪素質DPFを製造することができ
る。
実施例14で製造されたハニカム形状成形体を図1に示
される加熱装置を用い、通電加熱焼結を行うと共にその
側面からサイドヒーターにより外部加熱を行って、炭化
珪素質ハニカム構造体を製造した例である。
カム形状成形体を製造、乾燥、脱脂した後、それを一対
のカーボン製電極にセットし、窒素雰囲気下、表7に示
される条件で通電加熱焼結を行うと共にその側面からサ
イドヒーターにより外部加熱を行ってハニカム構造体を
製造した。このような操作を繰り返し行い各々10個の
ハニカム構造体を製造し、クラック発生率(%)と内部
溶損発生率(%)を測定した。
評価するため、ハニカム端面から50〜100mmの範
囲内かつ側壁部から30mm以上の内面からサンプリン
グしたものを内部評価用サンプル、上記以外の部分から
サンプリングしたものを外部評価用サンプルとし、諸特
性を評価した。それらの結果を表7に示す。
熱とを併用することによって(実施例16〜19)、そ
の併用を行わない場合(実施例5、実施例14)に比べ
て、製造されたハニカム構造体はその内部外部において
均質なものとなることがわかる。しかも、高速昇温加熱
を行ってもクラック等の発生が認められない均質なハニ
カム構造体を製造することができた。
状成形体の昇温速度を50℃/minから80℃/mi
nに速めたところクラック発生率は10%であったが、
クラック発生のないハニカム構造体の特性は実施例5と
同等であった。
例は実施例13〜15と同様にして窒化珪素粉末の一部
を酸化珪素粉末に置換した混合物を用いて炭化珪素質ハ
ニカム構造体を製造した例である。但し、実施例13〜
15と異なる点は、本例はでは通電加熱焼結を行わない
で外部加熱のみで焼結したことである。
珪素粉末(平均粒径45μm)、表8の平均粒径を有す
る酸化珪素粉末及び黒鉛粉末(平均粒径10μm)を表
8に示す割合とした混合物を用いてハニカム形状成形体
を製造、乾燥、脱脂し、それを黒鉛坩堝に配置し、窒素
雰囲気下、高周波誘導加熱炉で10℃/minの速度で
表8に示す温度まで昇温して炭化珪素質ハニカム構造体
を製造した。それらの結果を表9に示す。
粉末の一部を適切量の酸化珪素粉末に置換した混合物を
用いることによって、通電加熱焼結を行わなくても外部
加熱焼結をすることによって、セル壁表面における開気
孔径が20μm以上である、可燃性微粒子の捕集性能に
優れた炭化珪素質DPFを製造することができる。
定されたものである。 (1)セル壁の気孔率:アルキメデス法により測定し
た。 (2)セル壁表面の開気孔径:セル壁表面を走査電子顕
微鏡にて観察し、炭化珪素粒子とその間隙で形成された
気孔部を画像解析により二直化処理し、気孔が円形であ
ると仮定した条件で寸法解析し、それぞれの直径を平均
化した値を測定し、セル壁表面の開気孔径とした。 (3)セル壁の平均気孔径:水銀圧入法により気孔径分
布を測定し、気孔が円筒形であると仮定して、全気孔容
積を気孔比表面積で割算することにより求めた径の平均
をセル壁の平均気孔径とした。 (4)セル壁の表面粗さ(Rz ):JIS B 060
1に準じ、任意のハニカム貫通孔を選択し、この貫通孔
の軸方向に長さ40mmにわたって表面粗さを測定し、
それを基準長さ8mmの値に換算した。 (5)微粒子捕集性能:ハニカム構造体からセル壁の一
部(外径寸法□20mm×厚み0.4mm)を切り出
し、2リットル/minの空気を通過させ初期の圧力損
失を測定した。また、固形分濃度5%のカーボンスラリ
ーをセル壁に塗布し、乾燥後、2リットル/minの空
気を通過させ圧力損失が200mmHgに到達するまで
のカーボン堆積量を測定した。 (6)ハニカム構造体の強度:ハニカム構造体を外径寸
法□10mm×長さ10mmに切断し、クロスヘッド速
度0.5mm/minで押出方向(ハニカム貫通孔の軸
方向)における圧縮強度を測定した。 (7)ハニカム構造体の比抵抗:ハニカム構造体を外径
寸法□10mm×長さ50mmに切断し、銀電極を形成
し4端子法で測定した。 (8)ハニカム構造体の組成:X線回折を行い、そのピ
ーク強度から定性的な組成分析を行った。 (9)ハニカム形状成形体の抵抗:押出方向の両端に銀
ペーストを焼付け、0.1A定電流における室温電圧を
デジタルマルチメーターにより測定した。
30μm以上に粗くしたものであるので可燃性微粒子の
捕集面積が大きくなる。 (ii)本発明のハニカム構造体は、セル壁の表面粗さ
を30μm以上、セル壁表面における開気孔径を20μ
m以上としたものであるので可燃性微粒子の捕集効果が
一段と優れ、目詰まりを起こすまでの時間を長くするこ
とができる。 (iii)本発明のDPFは、可燃性微粒子の捕集効果
に優れたハニカム構造体で構成されているので、再生を
頻繁に行う必要がなく、しかもコンパクト化が可能とな
る。 (iv)本発明のDPFは、炭化珪素質セラミックスで
構成されているので耐熱性に優れており、再生時におけ
る溶損割れやヒートサイクルによる熱応力割れが発生し
にくい。 (v)本発明のハニカム構造体の製造方法によれば、可
燃性微粒子の捕集効果に優れたハニカム構造体を生産性
良く製造することができる。 (vi)また、通電加熱とサイドヒーターによる外部加
熱を併用してハニカム形状成形体を焼結することによっ
て、急速昇温加熱を行ってもより均質なハニカム構造体
を製造することができる。 (vii)本発明の加熱装置によれば、加熱条件の設定
が容易で、被処理物を均一に加熱処理をすることのでき
る装置が提供される。
Claims (15)
- 【請求項1】 ハニカム構造体のセル壁表面の表面粗さ
が10点平均粗さ(Rz)で30μm以上であることを
特徴とするハニカム構造体。 - 【請求項2】 ハニカム構造体のセル壁表面における開
気孔径が20μm以上であることを特徴とする請求項1
記載のハニカム構造体。 - 【請求項3】 セル壁の平均気孔径が10〜40μm、
セル壁の気孔率が40%以上であることを特徴とする請
求項2記載のハニカム構造体。 - 【請求項4】 ハニカム構造体の材質がアルミナ質、コ
ーディエライト質、ムライト質、窒化珪素質又は窒化ア
ルミニウム質であることを特徴とする請求項1、2又は
3記載のハニカム構造体。 - 【請求項5】 ハニカム構造体の材質が炭化珪素質であ
ることを特徴とする請求項1、2又は3記載のハニカム
構造体。 - 【請求項6】 請求項5記載のハニカム構造体で構成さ
れてなることを特徴とするディーゼルパティキュレート
フィルタ。 - 【請求項7】 導電性材料でハニカム形状の成形体を成
形し、それを非酸化性雰囲気中、ハニカム貫通孔の軸方
向に通電し加熱焼結することを特徴とするハニカム構造
体の製造方法。 - 【請求項8】 ハニカム形状成形体の側面から更にサイ
ドヒーターにより外部加熱することを特徴とする請求項
7記載のハニカム構造体の製造方法。 - 【請求項9】 ハニカム形状成形体外表面とサイドヒー
ターとの温度差が±10%以内にして加熱焼結すること
を特徴とする請求項8記載のハニカム構造体の製造方
法。 - 【請求項10】 ハニカム形状成形体の材質がアルミナ
質、コーディエライト質、ムライト質、窒化珪素質又は
窒化アルミニウム質であることを特徴とする請求項7、
8又は9記載のハニカム構造体の製造方法。 - 【請求項11】 ハニカム形状成形体の材質が炭化珪素
質であることを特徴とする請求項7、8又は9記載のハ
ニカム構造体の製造方法。 - 【請求項12】 ハニカム形状成形体が、炭化珪素粉末
20〜80重量%、残部が実質的に窒化珪素粉末と炭素
質物質からなり、しかも炭素質物質の炭素分に対する窒
化珪素粉末の珪素分のモル比(Si/C)が0.5〜
1.5であり、それを温度1600℃以上で焼成するこ
とを特徴とする請求項7、8又は9記載のハニカム構造
体の製造方法。 - 【請求項13】 ハニカム形状成形体が、炭化珪素粉末
20〜80重量%、残部が実質的に窒化珪素粉末、酸化
珪素粉末及び炭素質物質からなり、しかも酸化珪素粉末
の平均粒径が1μm以下でその割合が窒化珪素粉末10
0重量部に対し5〜30重量部、炭素質物質の割合が該
炭素質物質の炭素分に対する窒化珪素粉末と酸化珪素粉
末の全珪素分のモル比(Si/C)が0.5〜1.5で
あり、それを温度1600℃以上で焼成することを特徴
とする請求項7、8又は9記載のハニカム構造体の製造
方法。 - 【請求項14】 請求項13に記載のハニカム形状成形
体を通電加熱を行うことなく温度1600℃以上で外部
加熱を行って焼結させることを特徴とするハニカム構造
体の製造方法。 - 【請求項15】 被処理物(2)に通電するための一対
の電極(3)及び(4)と、この一対の電極の側面には
上記被処理物を外部加熱するためのサイドヒーター(1
0)とが、加熱処理室(1)内に配置されてなり、上記
一対の電極及び上記サイドヒーターはそれぞれの供給電
力制御装置に接続されてなることを特徴とする加熱装
置。
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