JPH10510303A - エラストマー系グラフト重合体 - Google Patents

エラストマー系グラフト重合体

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JPH10510303A JP8517301A JP51730196A JPH10510303A JP H10510303 A JPH10510303 A JP H10510303A JP 8517301 A JP8517301 A JP 8517301A JP 51730196 A JP51730196 A JP 51730196A JP H10510303 A JPH10510303 A JP H10510303A
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Abstract

(57)【要約】 a)エラストマー系重合体Pkから構成され、平均粒径が1〜100μmのグラフト核と、b)基礎材料Bと相溶性または部分的に相溶性の、重合体Paから構成される外殻Saを含む1層以上の殻とから成り、高分子基礎材料Bの材質を向上させるために適する粒状エラストマー系グラフト重合体。

Description

【発明の詳細な説明】 エラストマー系グラフト重合体 本発明は、 a)エラストマー系重合体から構成され、平均粒径が1〜100μmのグラフ ト核と、 b)高分子基礎材料Bと相溶性または部分的に相溶性の、重合体から構成され る外殻Saを有する1層以上の殻とから成り、高分子基礎材料Bの材質を向上さ せるために適する粒状グラフト重合体に関する。 更に本発明は上記グラフト重合体の製造法、高分子基礎材料Bの材質を向上さ せるための前記グラフト重合体の使用法、グラフト重合体と基礎材料との混合物 、およびこれらから製造された成形体に関する。 非弾性重合体の衝撃強さがエラストマー系重合体を添加することにより向上可 能であることは一般に公知である、このようなブレンドにおける非弾性基礎材料 、つまり母材は、エラストマー系粒子が離散粒子の形状で組み込まれた連続体と して形成されている。 エラストマー系重合体は基礎重合体と相溶性を有さない場合が多いため、基礎 重合体への組み込みは困難であるので、公知方法により、組成が基礎重合体と同 様であるか、または基礎重合体と相溶性のグラフト殻を用いてゴムを合成段階で 包囲する。これにより強化されたブレンドの加工性能および性能特性が向上され る。 通常、このようなエラストマー系グラフト重合体は、乳化重合により得られる 。この方法では0.1μm乃至1μm未満の平均粒径を有する微分散重合体が得 られる。 上記材料によると表面光沢の大きな成形材料しか得られない。しかしながら無 光沢の成形体が望ましい場合が多く、このためシリカゲルや白亜などの艶消剤が 付加的に用いらるが、艶消剤は成形材料および成形体の機械的特性に悪影響を与 える。 ヨーロパ特許出願公開第269324号公報には、比較的大きな粒径を有し、 エラストマー系核重合体と、上述の非弾性基礎材料と相溶性のグラフト外殻とか ら構成されるグラフト重合体が開示されている。光を屈折させる粒子を含む成形 材料は無光沢の表面を呈するが、このような粒子の製造法は極めて不便なもので ある。この方法では、当初乳化重合により得られたグラフト核の重合体粒子を新 たに添加した単量体で膨潤させ、次いで重合を継続する。同工程は所望の粒径が 得られるまで繰り返され、最終的にこれらの粒子にグラフト殻が施され、母剤重 合体との混合にあたり相溶性となされる。 更に、乳化重合法によるエラストマー系粒子の製造において、この目的に必要 とされる乳化剤の種類によっては重合体中に残存し、これから得られた成形体か ら乳化剤が滲出し、望ましくない被覆を形成するという欠点を有するのが一般的 である。 本発明は、上記欠点を克服することをその目的とする。特に、本発明は非弾性 重合体の衝撃強さを向上させることが可能であると同時に、艶消剤の機能を有す るエラストマー系粒状グラフト重合体を提供することを目的とする。 上記目的は冒頭に記載のエラストマー系粒状グラフト重合体により達成される ことを、本発明者等が見出した。 更に上記グラフト重合体の製造法、高分子基礎材料とのブレンド用成分として の上記グラフト重合体の使用法、上記ブレンド自体、およびこのようなブレンド を含む成形体が見出された。 新規グラフト重合体は以下のように得られると好ましい。すなわち、重合によ り核重合体(Pk)を得る液体単量体または液体単量体混合物Mkを水および保護 コロイドと混合する。この時点で、或いは単量体を分散させた後または分散液を 加熱した後に重合開始剤を添加する。この不均質混合物を高速で十分に攪拌して 、非常に小さな単量体液滴の水分散液を得る。この場合、任意設計の強力ミキサ ーが用いられる。所望範囲における粒径は、例えば光学顕微鏡写真を作成し、一 定粒径の粒子の数を数えることにより測定可能である。 分散液を加熱すると重合が開始される。液滴が更に分散されることのないよう に中程度に攪拌しながら、Mkに対する転化率が50%、好ましくは85%を超 過するまで反応を継続させる。 グラフト核の重合が完了すると、公知方法により、重合体Psから成る対応の 殻Sを形成するための単量体Msとの反応を継続する。しかしながら、単量体Mk の重合体転化が未完了であっても、50%、好ましくは85%を超過する早期段 階にグラフティングを開始してもよい。 グラフト重合体には一般的に一層の核のみを有すれば十分であるが、単一層に よる核は材料Paから構成される。主にグラフト核が比較的小さい場合、および 大量の核重合体Pkの粒子への導入が望まれる場合、Pk−Pa−Pk−Pa構造の 複数殻を有するグラフト重合体が望ましく、内部側殻は他の重合体Pxを含んで もよく、これによりグラフト重合体の特性を変性し、向上させることができる。 単量体Mkの分散は、通常0−100℃、好ましくは室温で行われ、単量体1 kgあたり、通常は0.5−10kgの水を用いる。 分散液の安定化に適する保護コロイドとしての水溶性重合体は、単量体の液滴 およびこれから得られた重合体粒子を被覆し、これらの液滴や粒子の凝固を回避 する。 適する保護コロイドにはセルロース誘導体、例えばカルボキシメチルセルロー スおよびヒドロキシメチルセルロース、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリビニ ルアルコールおよびポリエチレンオキシド、陰イオン性重合体、例えばポリアク リル酸、陰イオン性重合体、例えばポリ−N−ビニルイミダゾールが含まれる。 これらの保護コロイドの使用量は、単量体Mkの総量に対して0.1−5重量% であると好ましい。低分子量表面活性化合物、例えば陰イオン性および陽イオン 性石鹸を含むタイプの低分子量表面活性化合物は、乳化重合の場合のような小さ な粒径の重合体粒子を形成することにつながるため、一般的には新規グラフト重 合体の製造には適さない。 適する重合開始剤は、フリーラジカル形成剤であり、特に単量体中での溶解性 が優れており、温度が25−150℃の場合に、10時間の半減期を有するもの が好ましい(25−150℃において10時間の半減期)。例えば、過酸化物、 例えば過酸化ラウロイル、ペルオクソ硫酸塩、tert−ブチルペルピバラート およびアゾ化合物、例えばアゾビスブチロニトリルが適している。グラフト核の 製造とグラフト殻の製造に異なる開始剤を用いることも可能である。開始剤の使 用量は一般的に、単量体量に対して0.1−2.5重量%である。 pHを主に一定に保つために、更に反応混合物は緩衝物質、例えばNa2HP O4/NaH2PO4またはクエン酸ナトリウム/クエン酸を含むと好ましい。一 般的に分子量調整剤、例えばエチルヘキシルチオグリコラートまたはtert− ドデシルメルカプタンを重合、特に殻形成単量体Msの重合の間に添加すること もできる。 Pkから成る核を得るための単量体Mkの重合に際しての温度は、通常25−1 50℃、好ましくは50−120℃である。殻を核上へグラフトさせる場合の重 合は25−150℃、特に50−120℃で行われる。この範囲の下限は、各場 合において使用される重合開始剤の分解温度に対応する。 グラフティング核材料の適するエラストマー系重合体Pkは主に、50−10 0重量%のC2−C36アルキルアクリラート、特にアクリル酸n−ブチル、およ び/ またはアクリル酸2−エチルヘキシルから構成される。これらの軟性単量体 の他に、硬性単量体、例えばアクリル酸メチル、C1−C12アルキルメタクリラ ート、スチレンおよびα−メチルスチレン、アクリロニトリルおよびメタクリト ニトリルも更に好ましく50重量%までの量で使用される。 このような重合体には、約0.1−10重量%の二官能性または多官能性コモ ノマー、例えばブタジエンおよびイソプレン、ジカルボン酸のジビニルエステル 、例えば琥珀酸およびアジピン酸のジビニルエステル、二官能性アルコールのジ アリルエステルおよびジビニルエステル、例えばエチレングリコールのジアリル エステルおよびジビニルエステル、ブタン−1,4−ジオールのジアリルエステ ルおよびジビニルエステル、アクリル酸またはメタクリル酸と、上記二官能性ア ルコールとのジエステル、1,4−ジビニルベンゼンおよびトリアリルシアヌラ ートがある。式I で表されるトリシクロデセニルアルコールのアクリル酸エステル(ジヒドロジシ クロペンタジエニルアクリラート)およびアクリル酸またはメタクリル酸のアリ ルエステルが特にこのましく用いられる。 新規グラフト重合体において、全殻の総和と核との重量比は約0.05:1〜 2.5:1である。粒子の平均粒径は、約1〜約150μm、好ましくは2〜5 0μm、特に好ましくは5〜30μmである。平均粒径はD50値に対応し、ここ でD50値に対応する直径よりも、全粒子うちの50%は小さい粒径を有し、50 %は大きな粒径を有することになる。粒径分布、特にその幅に特性を与えるため 、D50値の他にD10値およびD90値がしばしば用いられる。全粒子のうちの10 重量%はD10値よりも小さく、全粒子のうちの90重量%はこれより大きな粒径 を有する。同様に、全粒子のうちの90重量%は、D90に対応する粒径よりも小 さい粒径を有し、10重量%はこれより大きな粒径を有する。 新規の粒状グラフト重合体は脆性熱可塑性高分子基礎材料Bに対する添加剤と して主に用いられる。結果として、これらの衝撃強さは向上する共に、表面光沢 の小さい成形材料、および大きな粒子による光の反射の屈折(拡散)により無光 沢な成形体が得られる。 エラストマー系粒子がBの溶融体中に組み込まれ、これにより得られた成形材 料は熱可塑性母剤Bとこの中に分散されたグラフト重合体粒子から成る。上述の 目的でエラストマー系各重合体Pkを基礎重合体と相溶性とするために、一般的 にはグラフト外殻Saを基礎重合体と同様の材料で構成するか、またはこの重合 体と極めて類似の材料で構成する。技術的に最も重要な重合体はスチレン、メチ ルアクリラート、C1−C4アルキルメタクリラート、またはアクリロニトリルの 単独重合体、これら単量体と他のコモノマーとの共重合体、例えばメタクリロニ トリルである。すなわちこれらの単量体および単量体の混合物は基礎重合体Bの 組成に応じてグラフト外殻Saの合成に好ましく用いられる。 外殻が比較的硬い場合などには、柔らかい材料の中間部分の殻を用いると好ま しい。更に、核材料などの柔らかい材料から構成される殻を第一の硬いグラフト 殻上に設けてもよく、これによりBとグラフト重合体粒子から形成された熱可塑 性成形材料およびこれから形成された成形体の特性を向上させることが可能とな る。成形材料中の2成分の性質と材料の特性との間の関係は、基礎材料と乳化重 合により製造されたグラフト重合体の性質および材料の特性との関係に対応する 。 これは上述以外の基礎材料、例えばポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニ ル、ポリカーボナートおよびポリオキシメチレンにも適応する。これらの場合、 相溶性の、或いは部分的に相溶性を有するグラフト殻Saは予備実験により容易 に測定可能である。 上述の相溶性(comatibility)とは分子レベルでの混合性(mi scibility)と解される。固体状態で2種類の重合体の分子が任意に分 配されている場合、すなわち任ベクトルに沿った一方の重合体の濃度が増大も減 少もしない場合、一方の重合体は他方の重合体と相溶性を有すると考えられる。 反対に、固体状態において2相が形成された明確な相境界によって相互に分離さ れている場合、重合体は不相溶性であると考えられる。相境界を横切るベクトル に沿って、一方の重合体の濃度が突然0から100%に増加し、他方の重合体の 濃度が100%から0に減少する。 2つの極限の間で流体の転移が起こる。相境界があるにも関わらず、その輪郭 は不明瞭である。従って、一方の重合体の濃度は相境界を横切るベクトルに沿っ て0から100%まで比較的迅速に上昇し、他方の重合体の濃度は100%から 0まで比較的迅速に下降する。 技術的に重要な重合体に頻繁に用いられる「部分的相溶性」とは、この後者の 場合を説明する場合にも用いられる用語である。 部分的に相溶性の重合体の例には、ポリメチルメタクリラート/スチレンおよ びアクリロニトリル共重合体、ポリメチルメタクリラート/ポリ塩化ビニル、ポ リ塩化ビニル/スチレンおよびアクリロニトリルの共重合体の各組み合わせ、お よびポリカーボナート/ポリブタジエン/スチレンおよびアクリロニトリルの共 重合体の三相組成物(=ポリカーボナート/ABS)がある。 重合体の相溶性の定義、および定量的測定の場合の溶解度パラメータに関する この他の説明は、例えばPolymer Handbook、J.Brandr upおよびE.H.Immergut編、第3版、Wiley、ニューヨーク1 989、第VII/519−VII/550頁に掲載されている。 新規グラフト重合体は、基礎重合体とのブレンドの量に対して、強化用に一般 的には1−60重量%、好ましくは2−45重量%用いられる。このようなブレ ンドから構成される成形体は、高度に光を散乱させ、これゆえ無光沢、不透明と なる。 艶消効果が、高透明性と共に得られることが必要な場合は、グラフト重合体の 濃度を2−10重量%とするとよい。このような低濃度により衝撃強さの向上が 比較的小さく抑えられてしまうため、この場合は従来の微分散状のエラストマー 系変性剤を従来量から艶消剤として用いられる新規クラフト重合体の使用量を差 し引いた量で付加的に用いることもできる。 既に耐衝撃改良剤(強化剤)を含有する不透明重合体の例には、ポリブタジエ ン変性スチレン/アクリロニトリル共重合体(ABS)、ポリアルキルアクリラ ート変性スチレン/アクリロニトリル共重合体(=ASA)、またはエチレン/ プロピレン/ジエン単量体(EPDM)により変性されたスチレン/アクリロニ トリル共重合体(=AES)があり、これらに対して新規グラフト重合体を付加 的に使用することにより艶消しを行うことも可能である。新規の粒子を用いると 、慣用の艶消剤、例えば白亜またはシリカゲルの場合に見られるような機械特性 への際だった悪影響を与えずに艶消効果が得られる。 高分子量と分子の大容積により、各重合体の製造に用いられる保護コロイドは 低分子量乳化剤に比較してプラスチック表面に移行する傾向は特に低い。従って 、高分子量保護コロイドは成形体からの滲出傾向が小さい。 更に、新規粒子で変性した成形材料、およびこれから製造された成形体は、優 れた印刷適性および不粘着性、すなわち本発明で用いられる粒子により粗面化さ れた成形体表面が相互に粘着しないという利点を有する。例えばプラスチックフ ィルムに対する粘着によるこのような効果は公知である。新規の粒子を含有する 複数のフィルムを相互に重ねて配置した場合、このような粒子を含有しないフィ ルムに比較して、相互の引き離しが容易に行える。 また成形材料はあらゆるタイプの添加剤を含有することが可能である。この例 には、滑剤および離型剤、顔料、防炎加工材、染料、安定剤、繊維および粉末の 充填剤、補強剤および帯電防止剤が挙げられ、これらは慣用の量で添加される。 新規成形材料は、公知混合方法により、すなわち公知混合装置中で粒状グラフ ト重合体を基礎材料中に、基礎材料の融点よりも高温で、特に150−350℃ で組み込むことにより製造される。新規の成形材料により、表面光沢が小さく( 無光沢)および衝撃強さの大きい成形体が製造可能である。成形体中で重合体成 分が分離することはない。実施例 実施例1 酢酸n−ブチル(核)およびスチレン/アクリロニトリル(殻)の粒状グラフト 重合体粒子、本発明による重合体A 1230gの水、8.6gのNa2HPO4・12H2Oおよび3.2gのNa H2PO4・12H2Oを緩衝系として、1.6gの過酸化ジラウロイルを開始剤 として、100gのポリビニルアルコール溶液(水中10重量%、加水分解度: 88%、平均分子量:約127000)を保護コロイドとして、600gの酢酸 n−ブチルを核単量体として、および9.0gのジヒドロジシクロペンタジエニ ルアクリラートを架橋剤として上記の順序で、窒素雰囲気下に混合し、高速攪拌 器を用いて40分間攪拌した(溶解攪拌器、3500rpm、5cmの歯形ディ スク)。同時に混合物を除々に73℃に加熱した。この結果、液滴が形成された が、この液滴は試料の顕微鏡測定により平均粒径10μmであった。 得られた分散液を他の反応容器に移し、2時間にわたり適度に攪拌しながら8 7℃に加熱すると、核重合体(転化率、約95%)が得られた。 次いでこの混合物を280gのスチレンおよび120gのアクリロニトリルを 殻単量体として、0.5gのtert−ブチルペルピバラートを開始剤として、 および0.5gの2−エチルヘキシルチオグリコラートを分子量調整剤として含 有する混合物と、70℃で10分にわたり適度に攪拌し、得られた混合物を70 ℃で2時間保持し、次いで2時間にわたり85℃に加熱した。 このように得られたグラフト重合体の粒子(60重量%のアクリル酸n−ブチ ル、28重量%のスチレンおよび12重量%のアクリロニトリルの架橋による) の平均粒径D50は10μm、D10は4μm、D90は25μmであった。 得られた分散液を以下に記載のように重合体中に組み込んだ。実施例2 成形 基礎材料Bを押出機(ZSK30、Werner and Pfleider er社製)中、260℃で、慣用の乳化重合により製造されたE1およびE2と 慣用の方法で十分に混合し、得られた混合物を溶融させた。重合体Aをこの溶融 状態の重合体に連続的に組み込み乳濁液の形態と成し、乳濁液中の含水分を押出 機に付随する脱水装置で除去し、この後溶融物を押し出した。冷却および粒状化 により得られた生成物を射出成型器により、溶融温度220℃、成形温度60℃ で射出成形し、直径6cm、厚さ0.2cmの円盤、および標準小棒(DIN5 3453参照)を得、これらの特性についての試験を行った。 重合体として以下の材料を用いた(それぞれ重量%で表示)。 重合体A: 実施例1によるエラストマー系グラフト重合体 重合体B: 65%のスチレン+35%のアクリロニトリル含有の硬質熱可 塑性共重合体、DIN53726に準ずる粘度数:80ミリリ ットル/g(23℃、ジメチルホルムアミド中濃度0.5%) 乳濁液重合体E1: 乳化重合により公知方法により製造されたエラストマ ー系グラフト重合体、アクリル酸トリデセニルで架橋 したアクリル酸n−ブチル60%(核)/スチレン3 0%およびアクリロニトリル10%(殻)により構成、 平均粒径D50、約0.5μm 乳濁液重合体E2: 乳化重合により公知方法で得られたエラストマー系グ ラフト重合体。ブタジエン60%(核)/スチレン2 8%およびアクリロニトリル12%(殻)により構成、 平均粒径D50、約0.35μm 重合体ブレンドの割合と、これから得られた成形体の特性を以下の表に記載す る。 強化剤として慣用のグラフト重合体のみを含有するこれらの成形材料の光反射 率は大きいことがわかる(実験No.1*および2*)。これに対して、慣用のグ ラフト重合体E1およびE2の10%を大きな粒径の新規グラフト重合体粒子A で置換して得られた成形材料は、かなり低い反射率と、小さいノッチ付き衝撃強 さを同時に示した(実験3および4)。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年9月11日 【補正内容】 請求の範囲 1.B−1)重合状態のスチレン、アクリル酸メチル、C1−C4アルキルメタク リラート、アクリロニトリルまたはメタクリロニトリル、またはこれらの混合物 から成る重合体、または B−2)ASA、ABSまたはAES、またはこれらの混合物の耐衝撃性スチ レン共重合体、または B−3)ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネートまた はポリオキシメチレン、またはこれらの混合物、または これらの混合物を含有する、高分子基礎材料Bの材質を向上させるために適当 であり、かつ 核Kと1層以上の殻Sとから成り、 前記核Kの平均粒径が1−100μmであり、 前記核Kが架橋エラストマー系重合体Pkから成り、 外殻Saが基礎材料Bと相溶性または部分的に相溶性の重合体Paから形成され 、および 存在する他の殻がPk、Paまたは他の重合体Pxから構成されてもよい、粒状 エラストマー系グラフト重合体であって、 a)重合体Pkに対応する液体単量体または液体単量体混合物Mkを、保護コロ イドを用いて水に分散し、平均粒径1〜100μmの液滴の分散液を得、 b)前記液滴を、重合開始剤を用いてMkの使用量に対して転化率が50%を 超過するまで重合させ、および c)工程b)で得られた混合物を、公知方法によりグラフト殻Sに対応する単 量体または単量体混合物Msを連続的に添加しつつ、対応する単量体Maを用いて 外殻Saが得られるまでグラフト重合させて得られることを特徴とする、粒状エ ラストマー系グラフト重合体。 2.核重合体PkがPkの使用量に対してそれぞれ 50〜100重量%のC2−C12アルキルアクリラートと、 0〜10重量%の架橋性単量体と、 0〜50重量%の1種類以上の他の単量体と、から構成されることを特徴とす る請求項1に記載のグラフト重合体。 3.外殻の重合体Paが重合状態のスチレン、メチルアクリラート、C1−C4ア ルキルメタクリラート、アクリロニトリルまたはメタクリロニトリル、またはこ れらの混合物から成ることを特徴とする請求項1または2に記載のグラフト重合 体。 4.全殻の総和と核との重量比が0.05:1〜2.5:1であることを特徴と する請求項1〜3のいずれかに記載のグラフト重合体。 5.エラストマー系重合体Pkを形成する単量体Mkから構成される核Kを重合さ せ、外殻Saが単量体Maから形成される重合体Paから構成され、基礎材料Bと 相溶性または部分的に相溶性である1層以上の殻Sをグラフトさせ、重合を水相 中でフリーラジカル重合開始剤の存在下に行う高分子基礎材料Bの材質を向上さ せるために適する粒状グラフト重合体の製造法であって、 保護コロイドを用いて、前記単量体または単量体混合物Mkを水中に、単量体 液滴の平均粒径が1〜100μmとなるまで非常に微細に分散し、 単量体Mkを転化率が50%を超過するまで重合させ、および グラフト核Kを有する上記混合物を、公知方法によりグラフト殻Sに対応する 単量体または単量体混合物Msを連続的に添加しつつ、対応する単量体Maを用い て外殻Saが得られるまでグラフト重合させることを特徴とする、粒状グラフト 重合体の製造法。 6.請求項1〜5のいずれか1項に記載のグラフト重合体の、高分子基礎材料B の機械特性を向上させるための添加剤としての使用法。 7.請求項1〜5のいずれか1項に記載のグラフト重合体の高分子基礎材料B の艶消剤としての使用法。 8.請求項1〜5のいずれか1項に記載のグラフト重合体を含有する高分子基礎 材料Bから構成される成形材料。 9.請求項8に記載の成形材料の成形体製造のための使用法。 10.請求項8に記載の成形材料から構成される成形体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィッシャー,ヴォルフガング ドイツ国、D−67067、ルートヴィッヒス ハーフェン、リンデンベルガー、シュトラ ーセ、4 (72)発明者 ギュンターベルク,ノルベルト ドイツ国、D−67346、シュパイァ、ナハ ティガレンヴェーク、44 (72)発明者 ローゼナウ,ベルンハルト ドイツ国、D−67434、ノイシュタット、 カロリネンテラセ、12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a)エラストマー系重合体Pkから構成され、平均粒径が1〜100μmの グラフト核と、 b)高分子基礎材料Bと相溶性または部分的に相溶性の重合体Paから構成さ れる外殻Saを含む1層以上の殻とから成り、高分子基礎材料Bの材質を向上さ せるために適する粒状エラストマー系グラフト重合体。 2.核Kおよび1層以上の殻から構成され、 核Kの平均粒径が1〜100μmであり、 核Kが架橋エラストマー系重合体Pkから成り、 外殻Saが基礎材料Bと相溶性または部分的に相溶性の重合体Paから形成され 、および 存在する他の殻がPk、Paまたは他の重合体Pxから構成されてもよい高分子 基礎材料Bの材質を向上させるために適する粒状エラストマー系グラフト重合体 であって、 a)重合体Pkに対応する液体単量体または液体単量体混合物Mkを、保護コロ イドを用いて水に分散し、平均粒径1〜100μmの液滴の分散液を得、 b)前記液滴を、重合開始剤を用いてMkの使用量に対して転化率が50%を 超過するまで重合させ、および c)工程b)で得られた混合物を、公知方法によりグラフト殻Sに対応する単 量体または単量体混合物Msを連続的に添加しつつ、対応する単量体Maを用いて 外殻Saが得られるまでグラフト重合させて得られることを特徴とする、粒状エ ラストマー系グラフト重合体。 3.核重合体PkがPkの使用量に対してそれぞれ 50〜100重量%のC2−C12アルキルアクリラートと、 0〜10重量%の架橋性単量体と、 0〜50重量%の1種類以上の他の単量体と、から構成されることを特徴とす る請求項1または2に記載のグラフト重合体。 4.全殻の総和と核との重量比が0.05:1〜2.5:1であることを特徴と する請求項1〜3のいずれかに記載のグラフト重合体。 5.エラストマー系重合体Pkを形成する単量体Mkから構成される核Kを重合さ せ、外殻Saが単量体Maから形成される重合体Paから構成され、基礎材料Bと 相溶性または部分的に相溶性である1層以上の殻sをグラフトさせ、重合を水相 中でフリーラジカル重合開始剤の存在下に行う高分子基礎材料Bの材質を向上さ せるために適する粒状グラフト重合体の製造法であって、 保護コロイドを用いて、前記単量体または単量体混合物Mkを水中に、単量体 液滴の平均粒径が1〜100μmとなるまで非常に微細に分散し、 単量体Mkを転化率が50%を超過するまで重合させ、および グラフト核Kを有する上記混合物を、公知方法によりグラフト殻Sに対応する 単量体または単量体混合物Msを連続的に添加しつつ、対応する単量体Maを用い て外殻Saが得られるまでグラフト重合させることを特徴とする、粒状グラフト 重合体の製造法。 6.請求項1〜5のいずれか1項に記載のグラフト重合体の、高分子基礎材料B の機械特性を向上させるための添加剤としての使用法。 7.請求項1〜5のいずれか1項に記載のグラフト重合体の、高分子基礎材料B の艶消剤としての使用法。 8.請求項1〜5のいずれか1項に記載のグラフト重合体を含有する高分子基礎 材料Bから構成される成形材料。 9.請求項8に記載の成形材料から構成される成形体。
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