JPS61163958A - 耐衝撃性改質ポリエステル配合物 - Google Patents

耐衝撃性改質ポリエステル配合物

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JPS61163958A
JPS61163958A JP61003376A JP337686A JPS61163958A JP S61163958 A JPS61163958 A JP S61163958A JP 61003376 A JP61003376 A JP 61003376A JP 337686 A JP337686 A JP 337686A JP S61163958 A JPS61163958 A JP S61163958A
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JP
Japan
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formulation
weight
ethylene
core
total polymer
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JP61003376A
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English (en)
Inventor
スチーブン・ロバート・ダンクル
チヤールズ・ドリスコール・メイソン
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Allied Corp
Original Assignee
Allied Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は改良された耐衝撃性を有する線状飽和ポリエス
テル配合物に関する。この配合物はアクリレート含有コ
ア−シェルポリマー、ならびに2〜8個の炭素原子を有
するα−オレフィンと3〜8個の炭素原子を有する不飽
和カルボン酸およびその誘導体(塩、無水物などを含む
)から選ばれるモノマーとのコポリマーの組合せを耐衝
撃性が改良される置含有する。グラフトポリマーも含ま
れる。
線状飽和ポリエステル、たとえば芳香族ジカルボン酸の
線状飽和ポリエステルを耐衝撃性に関して改良しうろこ
とは当技術分野において知られている。たとえばこの種
のポリエステルの耐11il性が、一定量の特定のコア
−シェルポリマーをポリエステルに配合することにより
改良されることは知られている。この種のコア−シェル
ポリマーはコア(心)がエラストマー特性をもら、シェ
ル(外殻)が実質的に硬質の熱可塑性をもつ小粒子状の
ものである。また、2〜8個の炭素原子を有するα−オ
レフィンと3〜8個の炭素原子を有する不飽和カルボン
酸およびその誘導体から選ばれる七ツマ−とのカルボン
酸含有コポリマー(たとえばエチレン−アクリル酸コポ
リマーまたはエチレン−メタクリル酸コポリマー)を一
定量配合することにより耐衝撃性が改良されたポリエス
テル配合物も知られている。さらに、特定のエラストマ
ー、たとえばポリブタジェン、ブタジェン−スチレンゴ
ム状コポリマー、ブタジェン−アクリロニトリルゴム状
コポリマー、エチレン−プロピレンゴム状コポリマー、
ポリイソブチンおよびポリイソプレンを含有させること
によってポリエステルの衝撃強度をある程度改良しうる
ことも当技術分野で知られている。
ポリエステル配合物の衝撃値を改良することによってポ
リエステル配合物がもつ他の望ましい特性の損失はたと
えあったとしても比較的少ないことが望まれる。たとえ
ばポリエステルの溶融粘度は、vj1撃値を有意に高め
るのに必要な量の耐衝撃性改良剤の含有により著しく増
大しないことが望まれる。
本発明は、ポリエステル配合物の重量に対し約50〜約
99重量%の線状飽和ポリエステル〔たとえば芳香族ジ
カルボン酸から形成される線状飽和ポリエステル、たと
えばポリ(エチレンテレフタレート)〕;ならびに約1
〜約50重量%(耐衝撃性を改良する争)の、7クリレ
ート含有コアーシエルポリマー、ならびに2〜8個の炭
素原子を有するα−オレフィンと3〜8個の炭素原子を
右する不飽和カルボン酸およびその誘導体(塩、無水物
などを含む)から選ばれる七ツマ−とのコポリマー(こ
れらの七ツマ−から形成されるグラフトコポリマーを含
む)の組合せからなる。改良された耐衝撃性を有する線
状飽和ポリエステル配合物である。コポリマーの例はエ
チレン−アクリル酸コポリマー、エチレン−メタクリル
酸コポリマー、これらのコポリマーの有効な金属塩、お
よびそれらの組合せよりなる群から選ばれるエチレン系
コ       1ポリマーである。ポリエステル配合
物の総ポリマー重最に対し50%を越えない、配合物の
耐衝撃性改良剤組合せ分において、コア−シェルポリマ
ーの量は約10〜約49%、α−オレフィン系コポリマ
ーのmは約1〜約40%の範囲内にあることが可能であ
り;好ましくはコア−シェルポリマー約15〜約48%
およびα−オレフィン系コポリマー約2〜約30%;き
わめて好ましくはコア−シェルポリマー約20〜約46
%およびα−オレフィン系コポリマー約4〜約8%であ
る(%はすべでポリエステル配合物の総ポリマー重量に
対するものである)。
選ばれた組合せの採用により得られる耐衝撃性の改良は
、組成物において上記組合せのうち一方の成分の等重量
で置換することにより得られる改良よりも実質的に大き
い。
コア−シェルポリマーのコアはエラストマー状であり、
コア−シェルポリマーの重傷に対し約25〜約95重量
%からなり、コア−シェルポリマーの重量に対し約15
〜約99.8%のアクリル1f(C,−06)アルキル
、約0.1〜約5重量%の架橋用モノマー、および約0
.1〜約5重量%のグラフト結合用モノマーを含むモノ
マー混合物の重合によりて製造される。コア−シェルポ
リマー粒子のシェルはコア−シェルポリマー粒子の総重
量に対し約5〜約75%からなる。コア−シェルポリマ
ー粒子のシェル部分のポリマーは硬質の熱可塑性ポリマ
ーであり、メタクリル酸(C1−06’)アルキルを含
み、最終的な熱可塑性シェルの表面に妨害となる官能基
を与える物質を含まないモノマー混合物の重合によって
製造される。
本発明の配合物を調製する際に用いられるα−オレフィ
ン系コポリマーは少なくとも10モル%の  ”α−オ
レフィンポリマ一単位を含み、これは3〜8個の炭素原
子を有する不飽和カルボン酸およびその誘導体(塩、無
水物などを含む)から選ばれるモノマーの共重合により
得られる。エチレン/カルボン酸フポリマーの製造に適
したカルボン酸含有コモノマーには、3〜6個の炭素原
子を有する不飽和モノカルボン酸およびそれらの混合物
よりなる群から選ばれる七ツマ−が含まれる。この種の
モノマーの代表例にはアクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、マレインaおよびフマル酸が含まれる。好まし
いものはアクリル酸およびメタクリル酸であり、より好
ましいものはアクリル酸である。
本発明は、ポリエステル配合物の重量に対し約50〜約
99重但%の線状飽和ポリエステル〔たとえば芳香族ジ
カルボン酸から形成される線状飽和ポリエステル、たと
えばポリ(エチレンテレフタレート)〕;ならびに約1
〜約50重量%(耐衝撃性を改良する量)の、アクリレ
ート含有コア−シェルポリマー、ならびに2〜8個の炭
素原子を有するα−オレフィンと3〜8個の炭素原子を
有する不飽和カルボン酸およびその誘導体(塩、無水物
などを含む)から選ばれる七ツマ−とのコポリマー(こ
れらのモノマーから形成されるグラフトコポリマーを含
む)の組合せからなる、改良された耐WiJIJ性を有
する線状飽和ポリエステル配合物である。コポリマーの
例はエチレン−アクリル酸コポリマー、エチレン−メタ
クリル酸コポリマー、これらのコポリマーの有効な金属
塩、およびそれらの組合せよりなる群から選ばれる。ポ
リエステル配合物の総ポリマー重量に対し50%を越え
ない、配合物の耐衝撃性改良剤組合せ分において、コア
−シェルポリマーの量は約10〜約49%、α−オレフ
ィン系コポリマーの1は約1〜約40%の範囲内にある
ことが可能であり;好ましくはコア−シェルポリマー約
15〜約48%およびα−オレフィン系コポリマー約2
〜約30%であり;きわめて好ましくはコア−シェルポ
リマー約20〜約4G%およびα−オレフィン系コポリ
マー約4〜約8%である(%はすべてポリエステル配合
物の総ポリマー重量に対するものである)。選ばれた組
合せの採用により得られる耐衝撃性の改良は、組成物に
おいて゛上記組合せのうち一方の成分の等重量で置換す
ることにより得られる改良よりも実質的に大きい。
本発明の配合物には、芳香族ジカルボン酸の線状飽和ポ
リエステルが含まれる。好ましい線状飽和ポリエステル
にはポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(ブチレン
テレフタレート)が含まれ、     [ポリ(エチレ
ンテレフタレート)がこれを用いて得られる低い成形温
度のためきわめて好ましい。
本発明に用いるのに適したポリ(エチレンテレフタレー
ト)は極限粘度数的0.4〜約1.2、好ましくは約0
.4へ・約1.01きわめて好ましくは約0.6〜約0
,8をもつことが望ましい。極限粘度数は60:40(
重If/容量)比のフェノールおよびテトラクロルエタ
ン中におけるポリ(エチレンテレフタレート)の溶液の
粘度値を濃度ゼロに外挿することによって得られる。測
定値は25℃に標準化される。
ポリ(エチレンテレフタレート)は約250〜215℃
で溶融する。ポリ(エチレンテレフタレート)は副猜(
10%まで)の他のコモノマー、たとえば1.4−シク
ロヘキシルジメチルジオール、ブチレンジオール、ネオ
ペンチルジオール、ジエチレングリコールまたはグルタ
ル酸を含有しつる。
コア−シェルポリマー成分は、通常はアクリル酸ブチル
単位、特にアクリル酸n−ブチル単位を含むであろう。
コア−シェルポリマー粒子の第1段すなわちコアはエラ
ストマーの性質をもつものであり、シェル部分は硬質の
熱可塑性のものである。この種のコア−シェルポリマー
は米国特許第4.096,202号明細書(ファルナム
ら)に記載されている。コア−シェルポリマーはエラス
トマーコア約25〜95重量%、および最終的な硬質熱
可塑性シェル約5〜約15重量からなる多相複合ポリマ
ーである。所望により1または2以上の中間相、たとえ
ば約15〜100重量%のスチレンから重合された中間
の段があってもよい。第1段のコアはアクリル酸(C−
06)アルキル約15〜99.8重−%からなるモノマ
ー混合物を重合させて約10℃以下のToをもつアクリ
ルゴム系コアとなすことにより製造される。このモノマ
ー混合物は架橋用モノマー約0.1〜6重量%を含有し
、さらにグラフト結合用七ツマー約0.1〜5重量%を
含有する。好ましいアクリル酸アルキルはアクリル酸ブ
チルである。架橋用モノマーは複数の付加重合性反応基
をもち、これらがすべて実質的に等しい反応速度で重合
する多価エチレン性不飽和モノマーである。
適切な架橋用モノマーには、ポリオールの多価アクリル
エステルおよび多価メタクリルエステル、たとえばブチ
レンジアクリレートおよびジメタクリレート、トリメチ
ロールプロパントリメタクリレートなど;ジーおよびト
リビニルベンゼン、アクリル酸ビニルおよびメタクリル
酸ビニルなどが含まれる。好ましい架橋用七ツマ−はブ
チレンジアクリレートである。グラフト結合用モノマー
は複数0付加重合性反応基をもら、それらのうち少なく
とも1個はこれらの反応基のうちの他の少なくとも1個
と実質的に異なる速度で重合する多価エチレン性不飽和
七ツマ−である。グラフト結合用モノマーの機能は、エ
ラストマー相に特に重合の後期に、従ってエラストマー
粒子の表面または表面付近に、残存量の不飽和性を与え
ることである。次いで硬質の熱可塑性シェルをエラスト
マーコアの表面に重合によって形成する際、グラフト結
合用モノマーによりもたらされた残存する不飽和の重合
性反応基が後続の反応に関与し、このため硬質の熱可塑
性シェルの少なくとも一部がエラストマーコアの表面に
化学的に結合する。有効なグラフト結合用モノマーには
エチレン性不飽和酸のアリルエステルたとえばアクリル
酸アリル、メタクリル酸アリル、マレイン酸ジアリル、
フマル酸ジアリル、イタコン酸ジアリル、酸性ンレイン
酸アリル、酸性フマル酸アリル、および酸性イタコン酸
アリルが含まれる。好ましさがこれらよりも若干低いも
のは、重合性不飽和結合を含まないポリカルボン酸のジ
アリルエステルである。好ましいグラフト結合用モノマ
ーはメタクリル酸アリルおよびマレイン酸ジアリルであ
る。きわめて好ましいコア−シェルポリマーは2段のみ
を有し、第1段のコアはコア−シェルポリマーの約60
〜95重量%からなり、アクリル酸ブチル95〜998
Φ醇%、架橋剤としてのブチレンジアクリレート0,1
〜2.5重量%、およびグラフト結合剤としてのメタク
リル酸アリルもしくはマレイン酸ジアリル0.1〜2.
5重量%からなるモノマー系の重合によって製造され、
最後の硬質熱可塑性シェルはメタクリル酸メチル約60
〜100 @量%を含むモノマー混合物0重合′−′″
J″′l造舗6・本発明0組成       i物の調
製に用いられるコア−シェルポリマーは、耐衝撃性改良
用組合せの耐fin性増強特性を妨害する反応性ポリマ
ー外表をシェル上に含まない。
コアが実質的に飽和され、アクリル酸ブチルからなるこ
とが好ましいが、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、
およびアクリルエラストマーもしくはポリウレタンエラ
ストマーも使用できる。ジエン系〜エラストマーにはポ
リブタジェン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ポ
リ(シアノブタジェン)、ブタジェン−スチレン、およ
びエチレン−プロピレンゴム状コポリマーが含まれる。
ジエン系エラストマーの製造に用いられるジエンモノマ
ーは約50重量%までの他のモノマー、たとえばアクリ
ル酸−およびメタクリル酸(C1−06)アルキル、ス
チレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリルおよび
置換アクリロニトリル、ビニルエーテル、ビニルアミド
、ビニルエステルなどと共重合してもよい。先きにアク
リル系コアに関して述べたように、コアは適宜な架橋性
、およびシェルポリマーの作成のために形成されるポリ
マーと化学的に反応する可能性を必要とする。
シェルモノマー系はToが少なくとも20℃である限り
、メタクリルm<C,−C6)アルキル、スチレン、ア
クリロニトリル、アクリル酸(C1−C6)アルキル、
メタクリル酸アリル、メタクリル酸ジアリルなどからな
っていてもよい。好ましくは、第1段モノマー系は少な
くとも50重量%のメタクリル酸アルキル(アルキルは
1〜4個の炭素原子を有する)、たとえばメタクリル酸
メチル、アクリル酸エチルなどである。さらに、最終段
のポリマーがポリ(アルキレンテレフタレート)を分解
しやすい単位、たとえばF1基、水酸基、アミノ基およ
びアミド基を含まないことが好ましい。
架橋エラストマーコアは好ましくは約−25℃以下のガ
ラス転移温度、ならびにそのエラストマーに対する良“
溶剤″すなわちポリマーの溶解性パラメーターに近似す
る溶解性パラメーターをもち、極性および水素結合能が
類似する溶剤中で測定して約2〜20の膨潤指数をもつ
。たとえばポリブタジェンについては、膨潤指数の測定
に適した溶剤にはベンゼン、トルエンおよびテトラヒド
ロフランが含まれ、アクリル系エラストマーについては
適切な溶剤にはアセトン、ベンゼンおよびトルエンが含
まれる。
エラストマーコアは塊状で、乳濁液中で、または溶液中
で製造される。塊状で、または溶液中で製造されたもの
は、これに硬質ポリマーシェルを添加する前に既知の方
法で水性乳濁液に変えられる。
コア−シェルポリマーは、]アから離れた別個の硬質ポ
リマー粒子よりもエラストマーコアの周囲に硬質ポリマ
ージェルを形成する方に好都合な既知の方法によってシ
ェル用コモノマーをエラストマーコアの乳濁液の存在下
で乳化重合させることによって製造できる。
1ラストマーコア乳濁液は好ましくは重量平均粒子直径
03ミクロン以上をもち、上記エラストマーに添加する
重量から計算した硬質ポリマーシェルの厚さは、凝固お
よび乾燥に際してコアーシェル粒子の焼結を防ぐために
は、またポリアミド中におけるコア−シェルポリマーの
均質な分散液を形成しうるためには、少なくとも約0.
025ミクOンであることが好ましい。より好ましくは
、粒子直径は約0.3〜約0.8ミクロンであり、さら
に好ましくは約0.4〜約0.7ミクロンであり、これ
により凝固および乾燥工程における乳濁液の凝集および
焼結を防止するために必要な硬質ポリマーシェルの割合
は最小限に抑えられる。
エラストマーコアが乳化重合により製造されたブタジェ
ン系ポリマーまたはアクリル系ポリマーからなる場合、
粒径は一般に約0.1〜約0.2ミク0ンである。播種
法はより大きな粒径の乳濁液を提供しうる。しかし大き
な粒径のものを製造するのに好都合な乳化重合条件は有
意の程度のエラストマーコア凝固を生じさせ、これによ
り重合がよの閉塞を起こし、ポリアミド中における多相
コア−シェルポリマーの微細な均質分散液の形成を減じ
る可能性があるので、粒径0.1〜0.2ミクロンの乳
濁液を制御下に凝集させることによって約0.3〜約0
8ミクロンの範囲の大型粒径のブタン      [エ
ン系およびアクリル系エラストマーコア乳濁液となすこ
とが一般に好ましい。凝集は常法により、たとえば適量
の水溶性カルボン酸またはこれらの酸の無水物の添加に
より行うことができる。凝集した乳濁液を次いで適切な
乳化剤の添加により安定化する。
硬質ポリマーシェルを製造するための重合は、エラスト
マーコア乳濁物の表面におけるこの表面上への重合に好
都合な条件下で行われ、従って実質的な数の新たな゛種
″または粒子が乳濁液中に形成されることはない。これ
は一般にモノマー、乳化剤および開始剤の添加率の制御
により達成される。コアエラストマー乳濁液の形成後は
乳化剤を追加しないことが好ましい。重合が実質的に終
了した時点で、多相コア−シェルポリマーを常法により
、たとえば凍結により、少量の強酸(たとえば塩酸)を
所望により含有する凝固用溶剤(たとえばメタノール)
の添加により、または多価金属塩(たとえば硫酸マグネ
シウムまたは硫酸アルミニウム)の水溶液の添加により
凝固させる。凝固した乳濁液を水洗し、乾燥させる。
K M −330の表示のもとにローム・アンド・ハー
ス・カンパニーにより販売されているアクリル酸ブチル
含有コア−シェルポリマーが本発明の実施に適している
ことが認められた。
本発明の配合物の調製に用いられるα−オレフィン系コ
ポリマーは一般的な重合法により製造され、市販されて
いる。このコポリマーは3〜8個の炭素原子を有する不
飽和カルボン酸およびその誘導体く塩、無水物などを含
む)から選ばれるモノマーでの共重合によって得られる
重合体中位を含む。カルボン酸重合体単位はコポリマー
鎖(分枝鎖を含む)に沿ってランダムに分布している。
α−オレフィン単位は配合物の製造に用いられるコボI
jマー中に少なくとも10モル%まで存在する。
コポリマーはα−オレフィン単位80〜97重量%、な
らびに3〜8個の炭素原子を有する不飽和カルボン酸お
よびその誘導体(塩、無水物などを含む)から選ばれる
モノマーの共重合により得られる重合体単位約3〜約2
0重量%からなることが望ましい。グラフトコポリマー
も含まれる。
α−オレフィン−酸コポリマーの製造に適したカルボン
酸含有コモノマーには、3〜6個の炭素原子を有する不
飽和モノカルボン酸、4〜8個の炭素原子を有する不飽
和ジカルボン酸、およびそれらの混合物よりなる群から
選ばれるモノマーが含まれる。この種の七ツマ−の代表
例にはアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイ
ン酸およびメタクリル酸、が含まれ、アクリル酸がより
好ましい。
有用なイオン性コポリマーは式RCH=CH,2(式中
RはHlまたは1〜8個の炭素原子を有するアルキル基
である)のα−オレフィン、および3〜8個の炭素原子
を有するα、β−エチレン性不性用飽和カルボン酸ンダ
ムイオン性コポリマーである。これらのイオン性コポリ
マーは金属イオンで中和されたカルボン酸基少なくとも
10%を含む。本発明の組成物に使用できるランダムイ
オン性コポリマーは米国特許第3,2611.272号
明細書に記載されており、これをここに参考として引用
する。
本発明に使用できるイオン性コポリマーの製造に適した
金属1イオンには元素周期表のI、I。
1[[、IV−Aおよび■族(■および■族が好ましい
)の金属の1価、2価、および3価のイオンが含まれる
。適切な1価陽イオンにはナトリウム、カリウム、リチ
ウム、セシウム、銀、水銀および銅の陽イオンが含まれ
る。適切な2価陽゛イオンにはへリリウム、マグネシウ
ム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、銅、カド
ミウム、水銀、スズ、鉛、鉄、コバルト、ニッケルおよ
び亜鉛の陽イオンが含まれる。適切な31ai陽イオン
にはアルミニウム、スカンジウムおよび鉄の陽イオンが
含まれる。本発明の組成物の目的に対して、イオン性コ
ポリマーの形成に用いられる好ましい金属陽イオンは亜
鉛、マグネシウム、カルシウムおよび鉛であり、亜鉛が
きわめて好ましい。
陽イオンによるイオン性コポリマーの中和度は、カルボ
ン酸基の少なくとも10%でなければならな°゛・−3
′″’J> ’K < 7!″t′50%(7)l’i
!111)lO18tT−、:      1が望まし
い。酸基の約30〜70%、または約40〜約60%の
中和が好ましい範囲である。中和度は当技術分野で知ら
れている幾つかの方法、たとえば赤外線分析または滴定
により測定できる。これらの方法は“イオン性コポリマ
ー″〔エル・ホリデイ著、ジョーン・ワイリー・アンド
・丈ンズ社出版、ニューヨークおよびトロント(197
5) ) 74〜75頁に示されている。
本発明のイオン性コポリマーの製造に使用できるコポリ
マーにはエチレンとα、β−エチレン性不性用飽和カル
ボン酸ポリマーが含まれ、エチレンと重合しうる不飽和
カルボン酸にはアクリル酸、メタクリル酸、イタコンF
IIj3よびエタクリル酸が含まれる。さらに、この種
のコポリマーは米国特許第4.174.357号明細書
に記載され、使用された型のコポリマーであってもよく
、これをここに参考として引用する。
特定の他のモノマーを、これらの追加モノマーが本発明
の配合物の特性を妨害しない限り頃合混合物に導入する
ことができる。
本発明の配合物の望ましい特性を妨害しない限り、カル
ボン酸基の一部がニスデルの形(たとえばメチルエステ
ルまたはエチルエステル)であってもよい。
本発明に用いられるポリエステルに対する他の添加物、
たとえば充填材、色素、ポリエポキシド、抗酸化剤、可
塑剤、顔料、成核剤、難燃剤、紫外線安定剤、他の安定
剤、離型剤などを本発明の配合物に含有させることがで
きる。
配合物の各成分を最終的な均質配合物となすために溶融
押出またはバッチ混合などの標準法により混合すること
ができる。均質性を改良し、この種の均質な配合物の調
製を容易にするために、特定の補助剤を添加してもよい
本発明の最終配合物はポリエステルを、耐衝撃性改良用
組合せのポリマー成分とトライブレンドすることによっ
て調製できる。タンプリングによる一般的な混合が適切
である。ポリエステル混合物は溶融押出その他の常法に
より目的とする均質配合物となすことができる。目的と
する耐衝撃性飽和ポリエステル組成物の押出ストランド
を細断してペレットとなし、このペレットを均質性の確
保のためタンプリングし、乾燥させて目的としない混合
物を除去する。
ガラス繊維は好ましい充填材である。所望により他の既
知の充填材も使用できる。充填材の含量はポリエステル
の約15(l fm%まで、好ましくは約50〜約12
0重量%までである。
本発明のポリエステル組成物は有用な物品に成形するた
めに用いられる。好ましい成形法は射出成形である。ポ
リエステル組成物を押出機中で溶融ブレンドし、溶融物
を常法により目的とする物品の形状をもつ型に注入する
。成形された物品を使用のために型から取出す。
以下の実施例は本発明の性質および本発明の実施態様を
説明するために提示されるものであり、本発明は実施例
の詳細に限定されると解すべきではない。
実施例 極限粘度数0.68〜0.75をもつポリ(エチレンテ
レフタレート)および次表に示すポリマー成分を用いて
溶融配合物を調製した。各成分をタンプリングによって
表に示す量のポリ(エチレンテレフタレート)と混合し
た。ポリマー混合物を1インチ(約25.4am’)の
−軸スクリユー押出機により約500下(約230℃)
の温度で溶融ブレンドした。
生成したポリエステル配合物を押出、した。押出された
ストランドを細断してベレットにした。このベレットを
均質性の確保のためタンプリングし、次いで乾燥させて
水分0,02%以上にした。
乾燥したベレットから550下(約288℃)で試験片
を成形した。型は100℃(約38℃)であった。
ノツチ付アイゾツト衝撃値は^STH試験[)−256
による。
ボリン−12345 千 量 % PET1        珊  75  70  75
  75二1アーシ1ル3302−25   30  
 20   20ノツチ付アイゾツト衝撃値 (ft、、Q bs/in <K’J・Tn/cm>平
均値   0.55  3.1  3,1  16.6
  23.5(0,03)  (0,17)  (0,
2)  (0,9)  (1,3)1、ポリ(エチレン
テレフタレート) 2、ローム・アンド・ハース・カンパニ、−によりアク
リロイド(Acryloid)にN−330として市販
されている。
3、コポリマーは6.5重量%のアクリル酸単位を含む
4、イー・アイ・デュポン・デ・ネモアス・アンド・カ
ンパニーによりスルリン(Surlyn)1801とし
て市販されている(亜鉛8重口%)。
組成物“4パの調製に際してアクリロイドにN−330
の代わりにアクリ0イドにN−334ポリマーを使用し
た場合、衝撃値1.3ft、 −1bs、 /in。
(約o、oyKt・TrL/α)、が得られる。アクリ
ロイドKM−330および334はこれらに関する資料
によれば双方とも同一モツマ−から製造されている。
にM−334の方が大きな割合の抽出性成分を含むこと
が認められている。トルエン、2.42%対14.87
%:90%蟻酸、K、25%対10.99%ニトリフル
オルエタノール、4.15%対9.1%:メヂルエチル
ケトン、2.64%対7.90%。これらのデ−タに基
づけば、より低い11r911!値が得られたのはKM
−334コア−シェルポリマーにおける架橋がより少な
いことによると思われる。
(り[f冬)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)A)配合物の総ポリマー重量に対し約50〜約9
    9重量%の線状飽和ポリエステル;ならびに B)総ポリマー重量に対し約1〜約50重量%の、耐衝
    撃性を改良する量の、 1)配合物の総ポリマー重量に対し約10〜約49重量
    %の、エラストマーコアおよび硬質熱可塑性シェルを有
    するアクリレート含有コア−シェルポリマー;ならびに 2)約1〜約40重量%の、2〜8個の炭素原子を有す
    るα−オレフィンと、3〜8個の炭素原子を有する不飽
    和カルボン酸、およびそれらの塩および無水物から選ば
    れるモノマーとのコポリマーの組合せからなり、配合物
    のアイゾット衝撃値がコア−シェルポリマーまたはα−
    オレフィン系コポリマーを単独で前記組合せと同一量含
    む配合物の場合よりも大きいものである、耐衝撃性改質
    線状飽和ポリエステル配合物。
  2. (2)線状飽和ポリエステルがポリ(エチレンテレフタ
    レート)である、特許請求の範囲第1項に記載の配合物
  3. (3)コア−シェルポリマーの量が配合物の総ポリマー
    重量に対し約20〜約46%であり、α−オレフィン系
    コポリマーの量が配合物の総ポリマー重量に対し約1〜
    約40%である、特許請求の範囲第2項に記載の配合物
  4. (4)コア−シェルポリマーの量が配合物の総ポリマー
    重量に対し約10〜約49%であり、α−オレフィン系
    コポリマーの量が配合物の総ポリマー重量に対し約1〜
    約40%であり、α−オレフィン系コポリマーがエチレ
    ン−アクリル酸コポリマーである、特許請求の範囲第1
    項または第2項に記載の配合物。
  5. (5)コア−シェルポリマーの量が配合物の総ポリマー
    重量に対し約10〜約49%であり、α−オレフィン系
    コポリマーの量が配合物の総ポリマー重量に対し約1〜
    約40%であり、α−オレフィン系コポリマーがエチレ
    ン−メタクリル酸コポリマーである、特許請求の範囲第
    1項または第2項に記載の配合物。
  6. (6)A)配合物の総ポリマー重量に対し約50〜約9
    9重量%の線状飽和ポリエステル;ならびに B)配合物の総ポリマー重量に対し約1〜約50重量%
    の、耐衝撃性を改良する量の、 1)配合物の総ポリマー重量に対し約10〜約49重量
    %の、エラストマーコアおよび硬質熱可塑性シェル;お
    よび 2)配合物の総ポリマー重量に対し約1〜約40重量%
    のエチレン−アクリル酸コポリマーもしくはエチレン−
    メタクリル酸コポリマー(その酸基は100%まで金属
    の陽イオンにより中和されており、該エチレン系コポリ
    マーは少なくとも約10モル%のエチレン単位を含む)
    の組合せ からなり、配合物のアイゾット衝撃値はコア−シェルポ
    リマーまたはエチレン系コポリマーを単独で前記組合せ
    と同一量含む配合物の場合よりも大きいものである、耐
    衝撃性改質ポリ(エチレンテレフタレート)配合物。
  7. (7)A)配合物の総ポリマー重量に対し約50〜約9
    9重量%の線状飽和ポリエステル;ならびに B)配合物の総ポリマー重量に対し約1〜約50重量%
    の、耐衝撃性を改良する量の、 1)配合物の総ポリマー重量に対し約10〜約49重量
    %の、アクリル酸ブチルを含むモノマー混合物から重合
    されたエラストマーコアおよびアクリル酸アルキル(ア
    ルキルはメチルまたはエチル)を含むモノマー混合物か
    ら重合された硬質熱可塑性シェルを有するアクリレート
    含有コア−シェルポリマー;ならびに 2)配合物の総ポリマー重量に対し約1〜約40重量%
    の、エチレン−アクリル酸コポリマーまたはエチレン−
    メタクリル酸コポリマー(コポリマーは100%までカ
    ルシウム、マグネシウム、亜鉛または鉛の陽イオンで中
    和され;該エチレン系コポリマーは少なくとも約70モ
    ル%のエチレン単位を含む)の組合せからなり、配合物
    のアイゾット衝撃値がコア−シェルポリマーまたはエチ
    レン系コポリマーを単独で上記組合せと同一量含む場合
    よりも大きいものである、耐衝撃性改質ポリ(エチレン
    テレフタレート)配合物。
  8. (8)配合物が配合物の重層に対し150%までの充填
    材を含む、特許請求の範囲第1項または第7項に記載の
    配合物。
  9. (9)充填材がガラス繊維系充填材である、特許請求の
    範囲第1項または第7項に記載の配合物。
  10. (10)特許請求の範囲第1項、第2項、第4項、第5
    項、第6項または第7項に記載の配合物から成形された
    物品。
JP61003376A 1985-01-10 1986-01-10 耐衝撃性改質ポリエステル配合物 Pending JPS61163958A (ja)

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