【発明の詳細な説明】
新規抗ウイルス性置換ピリミジンジオン単素炭素環式ヌクレオシド誘導体及びそ
の製造方法とこれを活性成分として含有する組成物
本発明は抗ウイルス剤、特に後天性免疫不全症候群(AIDS)治療剤として
有用な新規な置換ピリミジンジオン誘導体及びその薬学的に許容しうる塩に関す
るものである。本発明はまた、これら誘導体を製造する方法及びこれらを活性成
分として含有する薬剤組成物に関するものである。
現在、AZT、DDC、DDI及びD4T等多種の化合物がAIDSの化学療
法剤として使用されており、これらはAIDSウイルスの複製を阻害する作用メ
カニズムを持つ。しかし、これらには薬物耐性及び薬の毒性による副作用がある
という難点がある。
1.このような問題点を解決する為に、高活性で毒性の低い抗ウイルス性化学
療法剤を開発しようとする数多くの研究が行われている。なかでも、ピリミジン
6−置換ヌクレオシド化合物の研究が極めて活発に行われている。しかし、N−
1置換単素炭素環式ヌクレオシド誘導体については未だに研究されたことがない
。
本発明者らは、N−1置換単素炭素環式ヌクレオシド誘導体について鋭意研究
を行った結果、これらの化合物がHIV(AIDS、Acquired immunodeficien
cy syndromes)に対し高い活性を有するのみでなく、毒性が低いという事実を発
見した。
従って、本発明は、後天性免疫不全症候群(AIDS)を治療するための抗ウ
イルス剤として有用な新規なピリミジンジオン誘導体である6−置換ピリミジン
ジオン単素炭素環式ヌクレオシド及びその薬学的に許容しうる塩に関するもので
ある。
2.本発明の化合物は、次の一般式(I)を有する。
一般式(I)
(式中、R1、R2及びR3は各々独立に水素原子、ハロゲン原子、C1−C10のア
ルキル基、C1−C10のチオアルキル基、C3−C8の置換若しくは非置換環状ア
ルキル、不飽和アルキル、置換されたアルキルヒドロキシル若しくはアリールヒ
ドロキシル、C1−C10のアルキルアミン、ニトロ、C1−C4の低級エステル、
C1−C4の低級アルコキシ、C1−C4の低級チオアルコキシを表し、Zは酸素原
子、硫黄原子、炭素原子及びカルボニル基を表し、Xは酸素原子、硫黄原子を表
し、nは1〜3の整数を表し、(Sub)シクロアルキル又は(Sub)シクロアル
ケニルは
を表し、ここで
R4及びR5は各々独立に水素原子、ヒドロキシメチル、保護されたヒドロキシメ
チル、ベンジル、置換されたカルボニル、置換されたアルキルスルホニル若しく
は
アリールスルホニル、置換されたシリル基等を表す。)
C1−C10のアルキルとはメチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、
t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−メ
チル−ペンチル等の直鎖又は分枝状のアルキル基を意味する。
C1−C10のチオアルキルとはメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチ
ルチオ、イソブチルチオ、t−ブチルチオ、ペンチルチオ、イソペンチルチオ、
ヘキシルチオ、ヘプチルチオ、オクチルチオ、2−メチル−ペンチルチオ等の直
鎖又は分枝状のチオアルキル基を意味する。
C3−C8の置換若しくは非置換環状アルキルとは環状プロピル、環状ブチル、
環状ペンチル、メチル環状プロピル、メチル環状ブチル、メチル環状ペンチル等
を意味する。
C1−C4の低級エステルとは低級アルキル基によりエステル化されたカルボキ
シル基等を意味する。
C1−C4の低級アルコキシとはメトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブチル
オキシ、イソブチルオキシ、t−ブチルオキシ等を意味する。
C1−C4の低級チオアルコキシとはチオメトキシ、チオエトキシ、チオプロピ
ルオキシ、チオブチルオキシ、チオイソブチルオキシ、チオt−ブチルオキシ等
を意味する。
置換されたカルボニル基とはアセチル、ベンゾイル、置換されたベンゾイル等
を意味する。
置換されたアルキルスルホニル、アリールスルホニル基とは、メタンスルホニ
ル、パラ−トルエンスルホニル、ベンゼンスルホニル、パラ−ニトロベンゼンス
ルホニル等を意味する。
置換されたシリル基とはトリメチルシリル、ジメチルフェニルシリル、t−ブ
チルジメチルシリル等を意味する。
本発明者らは、抗ウイルス活性を持つ化合物に関し長い間研究を行ってきた。
その結果、本発明者らは、一般式(I)の化合物がHIVに対して卓越した抗ウ
イルス活性を持ち、毒性が極めて低いという驚くべき事実を見出した。
即ち、本発明は、HIVに対し卓越した抗ウイルス活性を持ち毒性の極めて低
い
一般式(I)の化合物及びその塩の1種又は2種以上からなる薬剤組成物を提供
するものである。
本発明は、更に、一般式(I)の化合物及びその塩を製造する方法を提供する
ものである。
本発明の化合物は、薬学的に許容しうる賦形剤と公知の方法により混合して薬
剤組成物とし、ウイルス性疾患の予防及び治療に用いることができる。本発明の
また別の目的は、一般式(I)の化合物とその塩を含有する薬剤組成物を提供す
ることにある。
本発明の一般式(I)の化合物と反応して水素塩(acid salts)を形成するこ
とのできる酸は薬学的に許容しうる無機又は有機酸であり、例えば、塩酸、臭化
水素酸、硫酸、リン酸、硝酸等の無機酸;蟻酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロ
ピオン酸、コハク酸、クエン酸、マレイン酸、マロン酸等の有機酸;スルホン酸
、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホ
ン酸等のスルホン酸;アラニン、グリシン、フェニルグリシン、セリン、シスセ
リン、システイン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リジン、アルギニン、チロ
シン、プロリン等のアミノ酸を使用することができる。一般式(I)の化合物を
活性成分として含有する薬剤組成物の製造に使用しうる賦形剤としては、甘味剤
、結合剤、溶解剤、溶解補助剤、湿潤剤、乳化剤、等張化剤、吸着剤、崩壊剤、
酸化防止剤、防腐剤、滑沢剤、充填剤、芳香剤等を使用することができ、例えば
、ラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セ
ルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、寒天、タルク、ステアリン
酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、珪酸アルミニウムマ
グネシウム、澱粉、ゼラチン、トラガカントゴム、メチルセルロース、グリシン
、シリカ、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、水、エタノール、ポリエチレン
グリコール、ポリビニルピロリドン、塩化ナトリウム、塩化カリウム、オレンジ
エッセンス、バニラ香等が挙げられる。
一般式(I)の化合物の1日の投与量は、患者の年齢、性別、疾病の程度等に
よって異なる。1日の投与量は1.0mg〜5,000mgであり、1回〜数回投与すること
ができる。
一般式(I)の化合物は、次の反応式1のようにして製造することができる。
反応式1
上記の反応式において、(Sub)シクロアルキル又は(Sub)シクロアルケニ
ル、R1、R2、R3、Z、X及びnは前記と同じ意味を有し、Lieはハロゲン原
子、アルキルスルホニル又はアリールスルホニル基のような離脱基を表す。
一般式(a)の化合物を塩基の存在下で一般式(b)の化合物と反応させること
により、一般式(I)の化合物を製造することができる。
塩基の代表例としては、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
水素化ナトリウム、水素化カリウム、炭酸セシウムが挙げられる。溶媒の代表例
としては、ジメチルホルムアミド、エタノール、アセトニトリル、ジメチルスル
ホキシド等が挙げられる。この反応は10℃〜100℃で5〜48時間行われる。
一般式(I)の化合物は、次の反応式2により製造することができる。
反応式2
ここで、nは前記と同じ意味を有し、mは0〜2の整数である。代表的な還元
剤は水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウムであり、ヒドロキシ
活性化基としてはハロゲン原子、スルホニル基等が挙げられる。スルホニル基と
しては、メタンスルホニル等のアルキルスルホニル基と、パラ−トルエンスルホ
ニル、ベンゼンスルホニル及びパラ−ニトロベンゼンスルホニル基等のアリール
スルホニル基が挙げられる。一般式(c)を還元剤と反応させることにより、一
般式(d)を効果的に得ることができる。そして一般式(c)の化合物に活性化基
を導入して一般式(b)を効果的に製造することができる。
一般式(I)の製造に使用される6−置換ピリミジンジオン誘導体(a)は公知
の化合物であり、先行文献(WO 93/02044号公報、WO 95/18109号公報)に
記載されており、また、これらの文献に記載された方法と同様の方法で製造する
こともできる。
実施例
一般式(I)の化合物を、下記の実施例により製造する。
(式中、R1、R2、R3、Z、X、(Sub)シクロアルキル又は(Sub)シクロ
アルケニル及びnは上記と同じ意味を有する。)
実施例1)
1−[(シクロペンタ−3−エン−1−イル)メチル]−5−エチル−6−フェニ
ルチオ−2,4−ピリミジンジオン
1−a)(シクロペンタ−3−エン−1−イル)メチル トルエンスルホネート
(シクロペンタ−3−エン−1−イル)メタノール(1.96g、20mmol)及びパ
ラ−トルエンスルホニルクロリド(3.81g、20mmol)の混合物をピリジン(30ml
)中で室温で2時間撹拌した。ピリジンを濃縮した後、反応残留物をジクロロメ
タンで抽出し、1規定HClで洗浄し、MgSO4で乾燥し、濃縮し、次いでカラム
クロマトグラフィーにて分離し、目的とする生成物(4.20g)を得た。
・収率(%):83.2
・1H NMR(CDCl3): δ 2.11(2H,m),2.42(3H,s),2.49(3H,m),
3.82(2H,d),5.67(2H,s),7.40(2H,d),
7.65(2H,d)
1−b)
1−[(シクロペンタ−3−エン−1−イル)メチル]−5−エチル−6−フェニ
ルチオ−2,4−ピリミジンジオン
ジメチルホルムアミド(10ml)中の5−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピ
リミジンジオン(0.10g、0.40mmol)及び(シクロペンタ−3−エン−1−イル
)メチル トルエンスルホネート(0.12g、0.40mmol)の混合物を、重炭酸ナト
リウム(41mg、0.48mmol)の存在下で一晩90℃に加熱した。ジメチルホルムアミ
ドを真空蒸留して濃縮した後、カラムクロマトグラフィーにより分離して白色固
体の目的とする生成物(65mg)を得た。
・収率(%)49.1
・m.p: 112−113℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.13(3H,t),2.10(2H,m),2.38(2H,m),
2.70(2H,q),3.97(2H,d,J=7.65Hz),
5.67(2H,s),7.14−7.53(5H,m),8.51(1H,s)
実施例2)
1−[(シクロペンタ−3−エン−1−イル)メチル]−5−エチル−6−(3,5
−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン
5−エチル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン及
び(シクロ−3−エン−1−イル)メチル トルエンスルホネートを実施例1と
同様の方法で反応させ、標題化合物を得た。
・収率(%):45.2
・m.p: 128−130℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.03(3H,t),2.10(2H,m),2.37(2H,m),
2.68(2H,q),2.83(1H,m),
3.99(2H,d,J=7.65Hz),5.68(2H,s),
6.73(2H,s),6.88(1H,s),8.98(1H,s)
・Mass: m/e 356(M+),219(100)
実施例3
1−[(シクロペンタ−3−エン−1−イル)メチル]−5−イソプロピル−6−
フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン及び(シクロ
ペンタ−3−エン−1−イル)メチル トルエンスルホネートを実施例1と同様
の方法で反応させ、標題化合物を得た。
・収率(%):57.6
・m.p: 131−134℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.21(6H,d,J=6.95Hz),2.10(2H,m),
2.39(2H,m),2.80(1H,m),
4.06(2H,d,J=7.65Hz),5.68(2H,s),
7.14−7.35(5H,m),9.14(1H,s)
・Mass: m/e 342(M+),233(100)
実施例4)
1−[(シクロペンタ−3−エン−1−イル)メチル]−5−イソプロピル−6−
(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジ
オン及び(シクロペンタ−3−エン−1−イル)メチル トルエンスルホネート
を実施例1と同様にして反応させ、標題化合物を得た。
・収率(%):62.8
・m.p: 139−141℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.20(6H,d,J=6.95Hz),2.10(2H,m),
2.28(6H,s),2.39(2H,m),2.77(1H,m),
3.51(1H,m),4.05(2H,d,J=7.65Hz),
5.68(2H,s),6.74(2H,s),6.88(1H,s),
8.34(1H,s)
・Mass: m/e 370(M+),233(100)
実施例5)
1−[(シクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル]−5−エチル−6−フェニ
ルチオ−2,4−ピリミジンジオン
5−a)(シクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル トルエンスルホネート
(シクロペンタ−1−エン−1−イル)メタノール(1.96g、20mmol)及びパ
ラ−トルエンスルホニルクロリド(3.81g、20mmol)の混合物をピリジン(30ml
)中で室温で2時間撹拌した。ピリジンを濃縮した後、反応残留物をジクロロメ
タンにより抽出し、1規定HClで洗浄し、MgSO4で乾燥し、濃縮し、次いでカ
ラムクロマトグラフィーにより分離して目的とする生成物(4.52g)を得た。
・収率(%):89.6
・1H NMR(CDCl3): δ 1.84(2H,m),2.23(4H,s),2.49(3H,s),
4.21(2H,s),5.27(1H,s),7.40(2H,d),
7.65(2H,d)
5−b)
1−[(シクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル]−5−エチル−6−フェニ
ルチオ−2,4−ピリミジンジオン
ジメチルホルムアミド(10ml)中の5−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピ
リミジンジオン(0.10g、0.40mmol)及び(シクロペンタ−3−エン−1−イル
)メチル トルエンスルホネート(0.12g、0.40mmol)の混合物を、重炭酸ナト
リウム(41mg、0.48mmol)の存在下に90℃で一晩加熱した。ジメチルホルムアミ
ドを真空蒸留により濃縮した後、カラムクロマトグラフィーによる分離により白
色固体の目的とする生成物(45mg)を得た。
・収率(%):34.2
・m.p: 181−183℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.01(3H,t),1.84(2H,m),2.23(2H,m),
2.69(2H,q),4.66(2H,s),5.26(1H,s),
7.15−7.34(5H,m),8.94(1H,s)
実施例6)
1−[(4−ヒドロキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル]−5
−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン
6−a)(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルシクロペンタ−1−エン−
1−イル)メチルブロミド
四臭化炭素(1.39g、4.2mmol)及びトリフェニルホスフィン(1.37g、5.2mmol
)を(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルシクロペンタ−1−エン−1
−イル)メチルアルコール(0.85g、3.5mmol)のジクロロメタン溶液中に氷浴に
よる冷却下で添加し、次いで0℃で30分間撹拌した。反応混合物を一晩室温で撹
拌し、ジクロロメタンで抽出し、MgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮し、次いでカ
ラムクロマトグラフィーにより分離して目的とする生成物(0.53g)を得た。
・収率(%):49.7
・1H NMR(CDCl3): δ 0.05(6H,s),0.90(9H,s),2.18(2H,m),
2.50(3H,m),3.50(2H,d,J=6.75Hz),
4.05(2H,s),5.71(1H,s)
6−b)
1−[(4−ヒドロキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル]−5
−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン
ジメチルホルムアミド(10ml)中の5−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピ
リミジンジオン(0.16g、0.66mmol)及び(4−t−ブチルジメチルシリルオキ
シメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メチルブロミド(0.20g、0.66mmo
l)の混合物を、重炭酸ナトリウム(66mg、0.79mmol)の存在下に50℃で一晩加
熱した。ジメチルホルムアミドを濃縮した後、カラムクロマトグラフィーによる
分離によって[(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルシクロペンタ−1
−エン−1−イル)メチル]−5−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジン
ジオンを得た。次いで、この化合物をTHF(10ml)中でn−テトラブチルアン
モニウムフルオリドと室温で1時間反応させた。THFを濃縮した後、残留物を
カラムクロマトグラフィーにより分離し、目的とする生成物(35mg)を得た。
・収率(%):14.8
・m.p: 161−163℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.01(3H,t),2.03(2H,m),2.38(2H,m),
2.50(1H,m),2.68(2H,q),
3.50(2H,d,J=6.65Hz),5.23(1H,s),
7.15−7.35(5H,m),8.62(1H,s)
実施例7)
1−[(4−ヒドロキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル]−5
−エチル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン
5−エチル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン及
び(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−
イル)メチルブロミドを実施例6と同様の方法で反応させ、標題化合物(48mg)
を得た。
・収率(%):21.4
・m.p: 57−60℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.02(3H,t),2.04(2H,m),2.28(6H,s),
2.39(H,m)2.51(1H,m),2.68(2H,q),
3.51(2H,d,J=9.70Hz),4.63(2H,q),
5.23(1H,s),6.75(2H,s),6.87(1H,s),
9.38(1H,s)
実施例8)
1−[(4−ヒドロキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル]−5
−イソプロピル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン及び[(4−
t−ブチルジメチルシリルオキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メ
チルブロミドを実施例6と同様の方法で反応させ、標題化合物(67mg)を得た。
・収率(%):29.5
・m.p: 166−168℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.18(3H,d),1.19(3H,d),2.05(2H,m),
2.41(2H,m),2.50(1H,m),3.49(1H,m),
3.52(2H,d),4.70(2H,q),5.24(1H,s),
7.16−7.34(5H,m),8.63(1H,s)
実施例9)
1−[(4−ヒドロキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル]−5
−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジ
オン及び(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルシクロペンタ−1−エン
−1−イル)メチルブロミドを実施例6と同様の方法で反応させ、標題化合物(
73mg)を得た。
・収率(%):33.1
・m.p: 147−148℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.20(3H,d),1.21(3H,d),2.05(2H,m),
2.28(6H,s),2.40(2H,d),2.59(1H,m),
3.49(1H,m),3.52(2H,d,J=6.85Hz),
4.70(2H,q),5.24(1H,s),6.75(2H,s),
6.87(1H,s),9.06(1H,s)
・Mass: m/e 400(M+),263(100)
実施例10)
1−[(5−ヒドロキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル]−5
−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン
10−a)(5−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルシクロペンタ−1−エン−
1−イル)メチルブロミド
四臭化炭素(8.5g、25.7mmol)及びトリフェニルホスフィン(8.4g、32.2mmol
)を、氷浴による冷却下に(5−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルシクロ
ペンタ−1−エン−1−イル)メチルアルコール(5.2g、21.4ol)のジクロロメ
タン溶液中に添加し、次いで0℃で30分間撹拌した。反応混合物を室温で一晩撹
拌し、ジクロロメタンで抽出し、MgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮し、カラムク
ロマトグラフィーにて分離して目的とする生成物(3.08g)を得た。
・収率(%):47.2
・1H NMR(CDCl3): δ 0.05(6H,s),0.90(9H,s),1.71(2H,m),
2.05(2H,m),2.30(2H,m),
3.62(2H,d,J=5.80Hz),4.15(2H,s),
5.71(1H,s)
10−b)
1−[(5−ヒドロキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル]−5
−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン
ジメチルホルムアミド(10ml)中の5−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピ
リミジンジオン(0.16g、0.66mmol)及び(5−t−ブチルジメチルシリルオキ
シメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メチルブロミド(0.20g、0.66mmo
l)の混合物を、重炭酸ナトリウム(66mg、0.79mmol)の存在下に50℃で一晩加
熱した。ジメチルホルムアミドを濃縮した後、カラムクロマトグラフィーによる
分離
により[(5−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルシクロペンタ−1−エン
−1−イル)メチル]−5−エチル-6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン
を得た。次いで、この化合物をTHF(10ml)中でn−テトラブチルアンモニウム
フルオリドと室温で1時間反応させた。THFを濃縮した後、残留物をカラムク
ロマトグラフィーにより分離し、目的とする生成物(35mg)を得た。
・収率(%):18.2
・m.p: 155−156℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.04(3H,t),1.81−1.90(4H,m),2.72(3H,m),
3.56−3.7(2H,dd,J=4.35Hz),4.70(2H,dd,
J=16.9Hz),5.32(1H,s),7.17−7.36(5H,m),
9.90(1H,s)
実施例11)
1−[(5−ヒドロキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル]−5
−エチル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン
5−エチル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン及
び(5−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−
イル)メチルブロミドを実施例10と同様の方法で反応させ、標題化合物を得た。
・収率(%): 22.7
・m.p: 59−60℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.05(3H,t),1.83−2.27(4H,m),2.28(6H,s),
2.73(3H,m),3.57−3.74(2H,dd,J=4.30Hz),
4.60(2H,dd,J=17Hz),5.31(1H,s),
6.77(2H,s),6.88(1H,s),9.39(1H,s)
実施例12)
1−[(5−ヒドロキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル]−5
−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジ
オン及び(5−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルシクロペンタ−1−エン
−1−イル)メチルブロミドを実施例10と同様の方法で反応させ、標題化合物(
68mg)を得た。
・収率(%): 29.9
・m.p: 66−68℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.21(3H,d,J=7.0Hz),
1.24(3H,d,J=7.0Hz),1.81−2.34(4H,m),
2.73(1H,m),3.51 (1H,m),
3.57−3.74(2H,dd,J−4.45Hz),
4.66(2H,dd,J=17.0Hz)
実施例13
1−[(5−ヒドロキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル]−5
−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジ
オン及び(5−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルシクロペンタ−1−エン
−1−イル)メチルブロミドを実施例10と同様の方法で反応させ、標題化合物(
83mg)を得た。
・収率(%): 37.6
・m.p: 81−82℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.22(3H,d,J=6.9Hz),
1.25(3H,d,J=6.9Hz),1.82−2.25(4H,m),
2.28(6H,s),2.74(1H,m),3.53(1H,m),
3.55−3.77(2H,dd,J=4.25Hz),
4.70(2H,dd,J=17.0Hz),5.32(1H,s),
6.78(2,s),6.88(1H,s),8.41(1H,s)
実施例14)
1−[(シクロペンタ−3−エン−1−イル)メチル]−5−エチル−6−(3,5
−
ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオン
5−エチル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオン及び
(シクロペンタ−3−エン−1−イル)メチル トルエンスルホネートを実施例
1と同様の方法で反応させ、標題化合物(68mg)を得た。
・収率(%): 49.9
・m.p: 179−180℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.02(3H,t,J=7.5Hz),2.02−2.05(2H,m),
2.32(6H,s),2.34(2H,m),2.68(3H,m),
3.66(2H,d,J=7.5Hz),5.67(2H,s),
6.50(2H,s),6.77(1H,s),8.92(1H,s)
・Mass: m/e 340(M+),219(100)
実施例15)
1−[(シクロペンタ−3−エン−1−イル)メチル]−5−イソプロピル−6−
(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオ
ン及び(シクロペンタ−3−エン−1−イル)メチル トルエンスルホネートを
実施例1と同様の方法で反応させ、標題化合物(73mg)を得た。
・収率(%): 51.5
・m.p: 183−184℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.14(3H,s),1.15(3H,s),
2.05(2H,dd,J=5.29Hz),22.31(6H,s),
2.28(2H,dd,J=8.56Hz),2.73−2.83(2H,m),
3.65(2H,d,J=7.5Hz),5.67(2H,s),
6.50(2H,s),6.77(1H,s),8.96(1H,s)
実施例16)
1−[(シクロペンタ−3−エン−1−イル)メチル]−5−エチル−6−(3,5
−
ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン
5−エチル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン及び
(シクロペンタ−3−エン−1−イル)メチル トルエンスルホネートを実施例
1と同様の方法で反応させ、標題化合物(84mg)を得た。
・収率(%): 59.6
・m.p: 209−210℃
・1H NMR(CDCl3): δ 0.98(3H,t,J=7.5Hz),2.02(2H,m),
2.26−2.37(2H,m),2.41(6H,s),
2.68−2.73(3H,m),3.82(2H,d,J=7.5Hz),
5.58−5.60(2H,m),7.34(1H,s),8.82(1H,s)
・Mass: 352(M+),219(100)
実施例17)
1−[(シクロペンタ−3−エン−1−イル)メチル]−5−イソプロピル−6−
(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオ
ン及び(シクロペンタ−3−1−イル)メチル トルエンスルホネートを実施例
1と同様の方法で反応させ、標題化合物(81mg)を得た。
・収率(%): 55.2
・m.p: 196−197℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.12(3H,d,J=7.0Hz),
1.23(3H,d,J=7.0Hz),2.01−2.03(2H,m),
2.26−2.34(3H,m),2.40(6H,s),
2.58−2.62(1H,m),3.18(1H,dd,J=7.56Hz),
3.84(1H,dd,J=7.56Hz),5.56(1H,m),
5.60(1H,m),7.34(1H,s),7.51(2H,s),
8.77(1H,s)
実施例18)
1−[(4−ヒドロキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル]−5
−エチル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオン
5−エチル-6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオン及び
(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イ
ル)メチルブロミドを実施例6ど同様の方法で反応させ、標題化合物(52mg)を
得た。
・収率(%): 21.3
・1H NMR(CDCl3): δ 0.95(3H,t,J=7.5Hz),2.05(2H,m),
2.21(2H,q,J=10.0Hz),2.30(6H,s),
2.38−2.43(2H,m),2.50−2.55(1H,m),
3.49(2H,d,J=5.0Hz),4.37(2H,s),
5.35(1H,s),6.52(2H,s),6.77(1H,s),
8.99(1H,s)
実施例19)
1−[(5−ヒドロキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル]−5
−エチル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオン
5−エチル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオン及び
(5−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イ
ル)メチルブロミドを実施例6と同様の方法で反応させ、標題化合物(52mg)を
得た。
・収率(%): 21.3
・m.p: 119−120℃
・1H NMR(CDCl3): δ 0.95(3H,t,J=7.5Hz),1.77−1.82(1H,m),
1.98−2.04(1H,m),2.17−2.25(2H,m),
2.30(6H,s),3.57(1H,d,J=5.0Hz),
3.66(1H,d,J=5.0Hz),
3.90(2H,d,J=14.0Hz),5.50(1H,s),
6.53(2H,s),6.78(1H,s),8.72(1H,s)
実施例20)
1−[(シクロペンチル)メチル]−5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフ
ェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン
20−a)(シクロペンチル)メチル トルエンスルホネート
ピリジン(30ml)中のシクロペンタンメタノール(2.0g、20mmol)にパラ−ト
ルエンスルホニルクロリド(3.81g、20mmol)を撹拌下に添加した。室温で2時
間撹拌したのち、反応混合物を濃縮してピリジンを除去し、ジクロロメタンで抽
出し、乾燥し、濾過し、濃縮し、次いでカラムクロマトグラフィーにより分離し
て目的とする生成物(3.80g)を得た。
・収率(%): 74.7
・1H NMR(CDCl3): δ 1.26−1.30(2H,m),1.52−1.53(2H,m),
1.66(4H,m),2.09(1H,m),2.48(3H,s),
3.74(2H,d),7.40(2H,d),7.72(2H,d)
20−b)
1−[(シクロペンチル)メチル]−5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフ
ェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン
ジメチルホルムアミド(10ml)中の5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチル
フェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン(0.10g、0.40mmol)及びシクロペンチ
ル トルエンスルホネート(0.1g、0.4mmol)の混合物を、重炭酸ナトリウム(4
1mg、0.48mmol)の存在下に一晩100℃に加熱した。ジメチルホルムアミドを濃縮
したのち、カラムクロマトグラフィーにより目的とする生成物を分離し、白色固
体の目的とする生成物(75mg)を得た。
・収率(%): 50.3
・m.p: 145−146℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.20(3H,s),1.22(3H,s),1.26−1.30(2H,m),
1.52−1.53(2H,m),1.66(4H,m),2.28(6H,s),
2.32−2.35(1H,m),3.48−3.54(1H,m),
4.02(2H,d,J=7.5Hz),6.74(2H,s),
6.87(1H,s),9.27(1H,s)
・Mass: m/e 327(M+),275(100)
実施例21)
1−(シクロペンチル)メチル−5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェ
ノキシ)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオ
ン及び(シクロペンチル)メチル トルエンスルホネートを実施例20と同様の方
法で反応させ、標題化合物(53mg)を得た。
・収率(%): 37.2
・m.p: 157−158℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.14(3H,s),1.15(3H,s),1.21−1.25(2H,m),
1.53−1.55(2H,m),1.65−1.68(4H,m),
2.26−2.29(1H,m),2.31(6H,s),
2.78−2.83(1H,m),3.61 (2H,d,J=7.5Hz),
6.51(2H,s),6.77(1H,s),9.04(1H,s)
実施例22)
1−(シクロペンチル)メチル−5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルベン
ゾイル)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオ
ン及び(シクロペンチル)メチル トルエンスルホネートを実施例20と同様の方
法で反応させ、標題化合物(84mg)を得た。
・収率(%): 57.0
・m.p: 167−168℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.12(3H,d,J=7.0Hz),1.15−1.19(2H,m),
1.23(3H,d,J=7.0Hz),1.46−1.47(2H,m),
1.57(4H,m),2.10−2.16(1H,m),
2.30−2.36(1H,m),2.41(6H,s),
3.15(1H,dd,J=7.05Hz),
3.84(1H,dd,J=7.5Hz),7.34(1H,s),
7.52(2H,s),9.02(1H,s)
・Mass: m/e 368(M+),133(100)
実施例23)
1−(シクロペンチル)メチル−5−エチル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル
)−2,4−ピリミジンジオン
5−エチル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン及び
(シクロペンチル)メチル トルエンスルホネートを実施例20と同様の方法で反
応させ、標題化合物(80mg)を得た。
・収率(%): 56.4
・m.p: 186−187℃
・1H NMR(CDCl3): δ 0.94(3H,t,J=7.5Hz),
1.24(3H,d,J=7.0Hz),1.46−1.47(2H,m),
1.56−1.58(4H,m),2.14(1H,m),2.41(6H,s),
2.62(2H,q),3.18(1H,d,J=7.0Hz),
3.84(1H,d,J=7.0Hz),7.34(1H,s),
7.51(2H,s),8.94(1H,s)
実施例24)
1−{[4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチ
ル}−5−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン
24−a)[4−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロペンタ−1
−エン−1−イル]メチルブロミド
四臭化炭素(1.99g、6.0mmol)及びトリフェニルホスフィン(1.97g、7.5mmol
)の混合物を、ジクロロメタン中の[4−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキ
シメ
チル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチルアルコール(1.93g、5.0mmol
)に氷浴による冷却下に添加し、次いで、反応混合物を30分間0℃で撹拌した。
一晩室温で撹拌した後、反応混合物をジクロロメタンで抽出し、MgSO4で乾燥
し、濾過し、濃縮し、カラムクロマトグラフィーにて分離し、目的とする生成物
(1.43g)を得た。
・収率(%): 63.5
・1H NMR(CDCl3): δ 0.05(6H,s),0.90(9H,s),2.09(2H,br),
2.15(2H,br),3.64(4H,m),4.04(2H,s),
5.21(1H,s)
24−b)
1−{[4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチ
ル}−5−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン
ジメチルホルムアミド(10ml)中の5−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピ
リミジンジオン(0.16g、0.66mmol)及び[4−ビス(t−ブチルジメチルシリ
ルオキシメチル)シクロペンタ−1−エン−1−イル)メチルブロミド(0.30g
、0.66mmol)の混合物を、重炭酸ナトリウム(66mg、0.79mmol)の存在下、50℃
で一晩加熱した。ジメチルホルムアミドを濃縮した後、カラムクロマトグラフィ
ーによる分離により1−{[4−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル
)シクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル}−5−エチル−6−フェニルチ
オ−2,4−ピリミジンジオンを得た。次いで、この化合物をTHF(10ml)中で
n−テトラブチルアンモニウムフルオリドと室温で1時間反応させた。THFの
濃縮後、残留物をカラムクロマトグラフィーにより分離し、目的とする生成物(
45mg)を得た。
・収率(%): 17.6
・m.p: 170−171℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.02(3H,t,J=7.5Hz),2.09(2H,br),
2.15(2H,br),2.68(2H,q,J=7.5Hz),
3.64(4H,t,J=7.5Hz),4.62(2H,s),
5.20(1H,s),7.16(2H,d,J=7.5Hz),
8.40(1H,s)
実施例25)
1−{[4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチ
ル}−5−エチル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオ
ン
5−エチル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン及
び[4−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロペンタ−1−エ
ン−1−イル]メチルブロミドを実施例24と同様の方法で反応させ、標題化合物
(48mg)を得た。
・収率(%): 17.5
・m.p: 156−157℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.02(3H,t,J=7.4Hz),2.08(2H,s),
2.14(2H,s),2.28(6H,s),
2.68(2H,q,J=7.5Hz),
3.62(4H,t,J=11.2Hz),4.62(2H,s),
5.21(1Hs),6.75(1H,s),6.88(1H,s),
9.61(1H,s)
・Mass: m/e 416(M+),91(100)
実施例26)
1−{[4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチ
ル}−5−イソプロピル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン及び[4−ビ
ス(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロペンタ−1−エン−1−イ
ル]メチルブロミドを実施例24と同様の方法で反応させ、標題化合物(52mg)を
得た。
・収率(%): 19.6
・m.p: 148−149℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.19(3H,s),1.20(3H,s),2.06(2H,s),
2.17(2H,s),3.45−3.51(1H,m),
3.59(4H,t,J=11.0Hz),4.69(2H,s),
5.21(1H,s),7.16(2H,d,J=7.5Hz),
7.25(1H,t,J=7.5Hz),
7.33(2H,t,J=7.5Hz),9.55(1H,s)
実施例27)
1−{[4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチ
ル}−5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジ
ンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジ
オン及び[4−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロペンタ−
1−エン−1−イル]メチルブロミドを実施例24と同様の方法で反応させ、標題
化合物(44mg)を得た。
・収率(%): 15.5
・m.p: 156−157℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.02(3H,s),1.21(3H,s),2.08(2H,s),
2.16(2H,s),2.28(6H,s),3.45−3.51(1H,m),
3.62(4H,s),4.68(2H,s),5.21(1H,s),
6.76(1H,s),6.87(1H,s),6.69(1Hs,)
実施例28)
1−{[3,4−ジ(ヒドロキシメチル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチ
ル}−5−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン
28−a)
[3,4−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロペンタ−1−エン
−1−イル]メチルブロミド
四臭化炭素(3.18g、9.6mmol)及びトリフェニルホスフィン(3.15g、12.9mmo
l)の混合物をジクロロメタン中の[3,4−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ
メチル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチルアルコール(3.09g、8.0mm
ol)に氷浴による冷却下に添加し、次いで、反応混合物を30分間0℃で撹拌
した。室温において一晩撹拌した後、反応混合物をジクロロメタンで抽出し、M
gSO4で乾燥し、濾過し、濃縮し、カラムクロマトグラフィーにて分離し、目的
とする生成物(2.43g)を得た。
・収率(%): 67.4
・1H NMR(CDCl3): δ 0.05(6H,s),0.91(9H,s),
1.85(1H,d,J=15.5Hz),2.26(2H,m),
2.62−2.70(3H,m),3.44(1H,t,J=9.0Hz),
3.60(2H,m),3.78(1H,d,J=7.5Hz),
4.08(2H,s),5.25(1H,s)
28−b)
1−[3,4−ジ(ヒドロキシメチルシクロペンタ−1−エン−1−イル)メチル
]−5−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン
ジメチルホルムアミド(10ml)中の5−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピ
リミジンジオン(0.16g、0.66mmol)及び[3,4−ジ(t−ブチルジメチルシリル
オキシメチル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチルブロミド(0.30g、0
.66mmol)の混合物を、重炭酸ナトリウム(66mg、0.79mmol)の存在下に50℃で
一晩加熱した。ジメチルホルムアミドを濃縮した後、カラムクロマトグラフィー
による分離を行い、1−{[3,4−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)
シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチル}−5−エチル−6−フェニルチオ
−2,4−ピリミジンジオンを得た。次いで、この化合物をTHF(10ml)中でn
−テトラブチルアンモニウムフルオリドと室温で1時間反応させた。THFを濃
縮した後、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離し、目的とする生成
物(48mg)を得た。
・収率(%): 18.7
・1H NMR(CDCl3): δ 1.03(3H,t),1.84(1H,d,J=15.5Hz),
2.38(2H,m),2.60(1H,br),
2.70(2H,q,J=7.0Hz),
3.44(1H,t,J=9.0Hz),3.59−3.63(2H,m),
3.78(1H,d,J=7.5Hz),
4.59(2H,dd,J=4.5,7.Hz),5.25(1H,s),
7.16(1H,d,J=7.5Hz),
7.26(1H,t,J=8.5Hz),
7.34(2H,t,J=7.5Hz),9.30(1H,s)
実施例29)
1−{[3,4−ジ(ヒドロキシメチル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチ
ル}−5−エチル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオ
ン
5−エチル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン及
び[3,4−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロペンタ−1−エ
ン−1−イル]メチルブロミドを実施例28と同様の方法で反応させ、標題化合物
(53mg)を得た。
・収率(%): 19.3
・m.p: 156−157℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.03(3H,t,J=7.5Hz),
1.86(1H,d,J=15.5Hz),2.28(6H,s),
2.42(2H,m),2.60(1H,m),2.68−2.73(2H,m),
3.44(1H,t,J=7.5Hz),3.56−3.64(2H,m),
3.79(1H,d,J=7.5Hz),
4.59(2H,d,J=8.5Hz),5.27(1H,s),
6.76(2H,),6.88(1H,s),9.44(1H,s)
実施例30)
1−{[3,4−ジ(ヒドロキシメチル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチ
ル}−5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジ
ンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジ
オン及び[3,4−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロペンタ−
1−エン−1−イル]メチルブロミドを実施例28と同様の方法で反応させ、標題
化合物(51mg)を得た。
・収率(%): 17.9
・m.p: 136−137℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.20(3H,d,J=7.0Hz),
1.25(3H,d,J=7.0Hz),
1.87(1H,d,J=15.5Hz),2.28(6H,s),
2.40−2.44(2H,m),2.60(1H,br),
2.96−3.00(1H,m),3.44−3.53(2H,m),
3.58−3.65(1H,m),
3.80(1H,dd,J=4.0,6.5Hz),
4.62−4.69(2H,m),5.27(1H,s),6.76(2H,s),
6.88(1H,s),9.01(1H,s)
実施例31)
1−{[3,4−ジ(ヒドロキシメチル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチ
ル}−5−エチル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオン
5−エチル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオン及び
[3,4−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロペンタ−1−エン
−1−イル]メチルブロミドを実施例28と同様の方法で反応させ、標題化合物(
42mg)を得た。
・収率(%): 17.9
・1H NMR(CDCl3): δ 0.94(3H,t),1.82(1H,d,J=15.5Hz),
2.18−2.22(2H,m),2.31(6H,s),
2.38−2.45(2H,m),2.76(1H,br),
3.42−3.49(2H,m),3.60(1H,m),3.94(1H,m),
4.33(2H,dd,J=15.5,29.5Hz),5.43(1H,s),
6.52(2H,s),6.78(1H,s),9.79(1H,s)
実施例32)
1−{[3,4−ジ(ヒドロキシメチル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチ
ル}−5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジン
ジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオ
ン
及び[3,4−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロペンタ−1−
エン−1−イル]メチルブロミドを実施例28と同様の方法で反応させ、標題化合
物(48mg)を得た。
・収率(%): 17.5
・1H NMR(CDCl3): δ 1.21 (3H,d,J=7.0Hz),
1.24(3H,d,J=7.0Hz),
1.83(1H,d,J=15.5Hz),2.31(6H,s),
2.37(2H,m),2.57(1H,br),2.74−2.79(1H,m),
3.38−3.50(2H,m),3.60(1H,q,J=5.0Hz),
3.90(1H,d,J=7.0Hz),
4.25(1H,d,J=16.0Hz),
4.34(1H,d,J=16.0Hz),5.42(1H,s),
6.51(2H,s),6.77(1H,s),9.33(1H,s)
実施例33)
1−{[3,4−ジ(ヒドロキシメチル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチ
ル}−5−エチル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン
5−エチル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン及び
[3,4−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロペンタ−1−エン
−1−イル]メチルブロミドを実施例28と同様の方法で反応させ、標題化合物(
68mg)を得た。
・収率(%): 25.0
・m.p: 79−80℃
・1H NMR(CDCl3): δ 0.94−0.97(3H,t,J=7.5Hz),
1.54(1H,d,J=15.5Hz),2.03−2.04(1H,m),
2.31−2.35(5H,m),2.39(3H,s),2.40(3H,s),
3.27−3.33(1H,m),3.41(1H,m),3.50(1H,m),
3.79(1H,m),4.31(1H,m),4.40(1H,d),
5.34(1H,m),7.31(1H,s),7.49(2H,s),
9.06(1H,s)
実施例34)
1−{[3,4−ジ(ヒドロキシメチル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]メチ
ル}−5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジン
ジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオ
ン及び[3,4−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロペンタ−1
−エン−1−イル]メチルブロミドを実施例28と同様の方法で反応させ、標題化
合物(74mg)を得た。
・収率(%): 26.3
・m.p: 81−82℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.20(3H,d,J=7.0Hz),
1.24(3H,d,J=7.0Hz),
1.50(1H,d,J=15.5Hz),2.24−2.31(2H,m),
2.39(3H,s),2.40(3H,s),2.54(2H,m),
3.29(1H,m),3.40(1H,br),3.49(1H,m),
3.71−3.84(1H,m),4.27−4.39(1H,m),
5.20−5.34(1H,m),7.33(1H,s),
7.49(2H,s),9.39(1H,s)
実施例35)
1−[2−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)エチル]−5−エチル−6−
(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン
35−a)2−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)エチル トルエンスルホネー
ト
パラ−トルエンスルホニルクロリド(3.81g、20mmol)を2−(シクロペンタ
−1−エン−1−イル)エチルアルコール(2.24g、20mmol)のピリジン(30ml
)溶液に添加し、次いで反応混合物を室温で2時間撹拌した。ピリジンを除去し
た後、残留物をジクロロメタンで抽出し、1規定HClで洗浄し、乾燥し、濾過
し、カ
ラムクロマトグラフィーで分離して目的とする生成物(2.80g)を得た。
・収率(%): 52.6
・1H NMR(CDCl3): δ 0.82(2H,m),1.99−2.30(6H,m),2.49(3H,s),
3.51(1H,m),4.03(1H,m),5.22(1H,s),
7.41(2H,d),7.74(2H,d)
35−b)
1−[2−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)エチル]−5−エチル−6−
(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン
重炭酸ナトリウム(0.10g、1.2mmol)及びヨウ化リチウム(13mg、0.1mmol)
の混合物を、5−エチル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジン
ジオン(0.27g、1.0mmol)及び2−(シクロペンタ−1−エン−1−イル)エチ
ルトルエンスルホネート(0.27g、1.0mmol)のジメチルホルムアミド溶液(10ml
)に添加した。次いで、反応混合物を90℃で一晩撹拌し、濃縮してジメチルホル
ムアミドを除去し、ジクロロメタンで抽出し、乾燥し、濾過し、カラムクロマト
グラフィーにて分離して白色固体の目的とする生成物(148mg)を得た。
・収率(%): 40.4
・m.p: 211−213℃
・1H NMR(CDCl3): δ 0.81(2H,dd,J=7.0,1.5Hz),
0.97(3H,t,J=7.5Hz),1.99−2.30(6H,m),
2.40(6H,s),3.29(1H,m),3.91(1H,m),
5.22(1H,s),7.35(1H,s),7.50(2H,s),
8.81(1H,s)
・Mass: m/e 366(M+),94(100)
実施例36)
1−[2−(シクロペンタ−3−エン−1−イル)エチル]−5−エチル−6−
(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン
36−a)2−(シクロペンタ−3−エン−1−イル)エチル トルエンスルホネー
ト
パラ−トルエンスルホニルクロリド(3.81g、20mmol)を2−(シクロペンタ
−3−エン−1−イル)エチルアルコール(2.24g、20mmol)のピリジン(30ml
)溶液に添加し、次いで反応混合物を室温で2時間撹拌した。ピリジンを除去し
た後、残留物をジクロロメタンで抽出し、1規定HClで洗浄し、乾燥し、濾過
し、カラムクロマトグラフィーで分離し、目的とする生成物(3.24g)を得た。
・収率(%): 60.8
・1H NMR(CDCl3): δ 1.69(2H,m),1.85(2H,m),2.02(2H,m),
2.25(1H,m),3.42(1H,m),3.94(1H,m),
5.56(2H,d),7.4192H,d),7.74(2H,d),
36−b)
1−[2−(シクロペンタ−3−エン−1−イル)エチル]−5−エチル−6−
(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン
重炭酸ナトリウム(0.10g、1.2mmol)及びヨウ化リチウム(13mg、0.1mmol)
の混合物を、5−エチル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジン
ジオン(0.27g、1.0mmol)及び2−(シクロペンタ−3−エン−1−イル)エチ
ルトルエンスルホネート(0.27g、1.0mmol)のジメチルホルムアミド溶液(10ml
)に添加した。次いで、反応混合物を90℃で一晩撹拌し、濃縮してジメチルホル
ムアミドを除去し、ジクロロメタンで抽出し、乾燥し、濾過し、カラムクロマト
グラフィーによって分離して白色固体の目的とする生成物(136mg)を得た。
・収率(%): 37.1
・m.p: 190−191℃
・1H NMR(CDCl3): δ 0.97(3H,t,J=7.5Hz),1.69(2H,m),
1.85(2H,m),2.02(2H,m),2.25(1H,m),
2.37(3H,m),2.41(6H,s),3.17(1H,m),
3.82(1H,m),5.56(2H,d),7.36(1H,s),
7.53(2H,s),8.64(1H,s)3.82(1H,m),
5.56(2H,d),7.36(1H,s),7.53(2H,s),
8.64(1H,s)
・Mass: m/e 366(M+),94(100)
実施例37)
1−[2−(シクロペンタ−3−エン−1−イル)エチル]−5−イソプロピル
−
6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオ
ン及び2−(シクロペンタ−3−エン−1−イル)エチル トルエンスルホネー
トを実施例35と同様の方法で反応させ、標題化合物(140mg)を得た。
・収率(%): 36.8
・m.p: 175−176℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.13(3H,d,J=7.0Hz),
1.20(3H,d,J=7.0Hz),1.70(2H,m),
1.82(2H,m),2.03(1H,m),2.33(3H,m),
2.41(6H,s),3.13(1H,m),3.80(1H,m),
5.56(2H,dd,J=4.0,10.0Hz),7.36(1H,s),
7.55(2H,s),8.45(1H,s)
実施例38)
1−[2−(シクロペンタ−3−エン−1−イル)エチル]−5−イソプロピル
−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオ
ン及び2−(シクロペンタ−3−エン−1−イル)エチル トルエンスルホネー
トを実施例35と同様の方法で反応させ、標題化合物(109mg)を得た。
・収率(%): 29.6
・m.p: 109−110℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.14(6H,d,J=7.0Hz),1.70(2H,m),
1.93(2H,m),2.15(1H,m),2.31(6H,s),
2.45(2H,m),2.79(1H,m),
3.67(2H,t,J=7.5Hz),5.62(2H,s),
6.53(2H,s),6.78(1H,s),8.83(1H,s)
実施例39)
1−[2−(シクロペンタ−3−エン−1−イル)エチル]−5−イソプロピル
−
6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジ
オン及び2−(シクロペンタ−3−エン−1−イル)エチル トルエンスルホネ
ートを実施例35と同様の方法で反応させ、標題化合物(134mg)を得た。
・収率(%): 34.8
・m.p: 128−129℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.24(6H,d,J=7.0Hz),1.68(2H,m),
2.03(2H,m),2.18(1H,m),2.29(6H,s),
2.48(2H,m),3.53(1H,m),
4.00(2H,t,J=8.0Hz),5.64(2H,s),
6.77(2H,s),6.88(1H,s),8.95(1H,s)
・Mass: m/e 384(M+),247(100)
実施例40)
1−{2−(シクロペンタ−2−エン−1−イル)エチル]−5−エチル−6−
(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン
40−a)2−(シクロペンタ−2−エン−1−イル)エチルブロミド
四臭化炭素(19.2g、57.8mmol)及びトリフェニルホスフィン(15.2g、57.8mm
ol)の混合物をジクロロメタン(15ml)中の2−(シクロペンタ−2−エン−1
−イル)エチルアルコール(4.32g、38.5mmol)に氷浴による冷却下に添加し、
次いで反応混合物を2時間0℃で撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで抽出
し、乾燥し、MgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮し、カラムクロマトグラフィーに
より分離し、目的とする生成物(5.53g)を得た。
・収率(%): 82.0
・1H NMR(CDCl3): δ 1.26−2.29(6H,m),2.80(1H,m),3.43(2H,t),
5.72(2H,s)
40−b)
1−[2−(シクロペンタ−2−エン−1−イル)エチル]−5−エチル−6−
(3,
5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン
重炭酸ナトリウム(0.10g、1.2mmol)及びヨウ化リチウム(13mg、0.1mmol)
の混合物を、5−エチル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジン
ジオン(0.27g、1.0mmol)及び2−(シクロペンタ−2−エン−イル)エチルブ
ロミド(0.18g、1.0mmol)のジメチルホルムアミド溶液(10ml)に添加した。次
いで、反応混合物を90℃で一晩撹拌し、濃縮してジメチルホルムアミドを除去し
、ジクロロメタンで抽出し、乾燥し、濾過し、カラムクロマトグラフィーにより
分離し、白色固体の目的とする生成物(112mg)を得た。
・収率(%): 30.6
・m.p: 183−185℃
・1H NMR(CDCl3): δ 0.97(3H,t),1.24(1H,m),1.49(1H,m),
1.70(2H,m),2.00(1H,m),2.24(2H,m),
2.41(6H,s),2.49(1H,m),3.23(1H,m),
3.81(1H,m),5.48(1H,m),5.66(1H,m),
7.35(1H,s),7.52(2H,s),8.73(1H,s)
実施例41)
1−[2−(シクロペンタ−2−エン−1−イル)エチル]−5−イソプロピル
−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオ
ン及び2−(シクロペンタ−2−エン−1−イル)エチルブロミドを実施例40と
同様の方法で反応させ、標題化合物(123mg)を得た。
・収率(%): 32.3
・1H NMR(CDCl3): δ 1.15(3H,d,J=6.85Hz),
1.23(3H,d,J=6.85),1.29(1H,m),
1.42(1H,m),1.75(2H,m),1.92(1H,m),
2.05(1H,m),2.29(2H,m),2.45(6H,s),
2.52(1H,m),3.35(1H,m),3.92(1H,m),
5.50(1H,m),5.73(1H,m),7.92(1H,s),
7.48(2H,s),8.85(1H,s)
実施例42)
1−[2−(シクロペンタ−2−エン−1−イル)エチル]−5−イソプロピル
−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオ
ン及び2−(シクロペンタ−2−エン−1−イル)エチルブロミドを実施例40と
同様の方法で反応させ、標題化合物(132mg)を得た。
・収率(%): 35.8
・m.p: 148−149℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.15(6H,d),1.36(1H,m),1.55(1H,m),
1.70(1H,m),2.00(1H,m),2.27(2H,m),
3.69(2H,m),5.56(1H,dd,J=2.05Hz),
5.71(1H,dd,J=2.25Hz),6.54(2H,s),
6.78(1H,s),8.37(1H,s)
実施例43)
1−[2−(シクロペンタ−2−エン−1−イル)エチル]−5−イソプロピル
−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジ
オン及び2−(シクロペンタ−2−エン−1−イル)エチルブロミドを実施例40
と同様の方法で反応させ、標題化合物(98mg)を得た。
・収率(%): 25.5
・m.p: 138−140℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.25(6H,dd,J=1.85Hz),1.45(1H,m),
1.57(1H,m),1.68(2H,m),2.01(1H,m),
2.29(6H,s),2.35(1H,m),2.61(1H,m),
3.53(1H,m),4.02(2H,t),
5.59(1H,dd,J=2.0Hz),
5.72(1H,dd,J=2.25Hz),6.77(2H,s),
6.88(1,s),8.67(1H,s)
実施例44)
1−(2−シクロペンチル)エチル−5−エチル−6−(3,5−ジメチルベンゾ
イル)−2,4−ピリミジンジオン
44−a)(2−シクロペンチル)エチル トルエンスルホネート
パラ−トルエンスルホニルクロリド(16.0g、83.8mmol)を(2−シクロペン
チル)エチルアルコール(8.76g、76.2mmol)のピリジン(250ml)溶液に添加し
、次いで反応混合物を室温で6時間撹拌した。ピリジンを除去した後、残留物を
酢酸エチルで抽出し、1規定HClで洗浄し、乾燥し、濾過し、カラムクロマト
グラフィーにより分離し、目的とする生成物(15.7g)を得た。
・収率(%): 73
・1H NMR(CDCl3): δ 0.90−1.89(11H,m),2.45(3H,s),4.05(2H,t),
7.27−7.88(4H,dd)
44−b)
1−(2−シクロペンチル)エチル−5−エチル−6−(3,5−ジメチルベンゾ
イル)−2,4−ピリミジンオン
重炭酸ナトリウム(0.10g、1.2mmol)及びヨウ化リチウム(13mg、0.1mmol)
の混合物を、5−エチル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジン
ジオン(0.27g、1.0mmol)及び2−(シクロペンチル)エチル トルエンスルホ
ネート(0.27g、1.0mmol)のジメチルホルムアミド溶液(10ml)に添加した。次
いで、反応混合物を90℃で一晩撹拌し、濃縮してジメチルホルムアミドを除去し
、ジクロロメタンで抽出し、乾燥し、濾過し、カラムクロマトグラフィーにより
分離し、白色固体(90mg)を得た。
・収率(%): 24.5
・1H NMR(CDCl3): δ 0.95(2H,m),0.97(3H,t),1.41−1.62(9H,m),
2.02(1H,m),2.28(1H,m),2.41(6H,s),
3.18(1H,m),3.79(1H,m),7.35(1H,s),
7.52(2H,s),8.64(1H,s)
実施例45)
1−(2−シクロペンチル)エチル−5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチル
ベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオ
ン及び(2−シクロペンチル)エチル トルエンスルホネートを実施例44と同様
の方法で反応させ、標題化合物(95mg)を得た。
・収率(%): 24.9
・m.p: 174−176℃
・1H NMR(CDCl3): δ0.95(2H,m),1.15(3H,d,J=6.85Hz),
1.23(3H,d,J=6.85Hz),1.391.69(9H,m),
2.32(1H,m),2.41(6H,s),3.15(1H,m),
3.77(1H,m),7.36(1H,s),7.55(2H,s),
8.90(1H,s)
実施例46)
1−(2−シクロペンチル)エチル−5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチル
フェノキシ)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオ
ン及び(2−シクロペンチル)エチル トルエンスルホネートを実施例44と同様
の方法で反応させ、標題化合物(105mg)を得た。
・収率(%): 28.3
・m.p: 136−138℃
・1H NMR(CDCl3): δ 1.04(2H,m),1.15(6H,d),1.46−1.71(9H,m),
2.31(6H,s),2.80(1H,m),3.65(2H,t),
6.53(2H,s),6.78(1H,s),8.60(1H,s)
実施例47)
1−(2−シクロペンチル)エチル−5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチル
フェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオ
ン及び(2−シクロペンチル)エチル トルエンスルホネートを実施例44と同様
の方法で反応させ、標題化合物(80mg)を得た。
・収率(%): 20.7
・m.p: 95−97℃
・1H NMR(CDCl3): δ1.11(2H,m),1.25(6H,d),1.47−1.78(9H,m),
2.29(6H,s),3.53(1H,m),4.00(2H,t),
6.77(2H,s),6.88(1H,s),9.1991H,s)
実施例48)
1−[2−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロパン−1−イル]メチル−5−
エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン
重炭酸ナトリウム(0.10g、1.2mmol)を撹拌下にある5−エチル-6−フェニ
ルチオ−2,4−ピリミジンジオン(0.25g、1.0mmol)及び2−ビス(t−ブチル
ジメチルシリルオキシメチル)シクロプロパン−1−イル]メチルブロミド(0.
42g、1.0mmol)のジメチルホルムアミド(10ml)溶液に添加し、次いで反応混合
物を90℃で一晩加熱した。反応混合物を水(30ml)に注ぎ、エーテルで抽出し(
2回)、乾燥し、濾過し、濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより分離し、薄
黄色の油状の1−[2−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロ
プロパン−1−イル]メチル−5−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジ
ンジオン(125mg)を得た。この化合物のTHF(5ml)溶液をn−テトラブチル
アンモ
ニウムフルオリド(1.0モル、THF溶媒、1.0ml)と室温で6時間反応させた。
反応混合物を濃縮してTHFを除去し、カラムクロマトグラフィーにより分離
し、白色固体の1−[2−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロパン−1−イル
]メチル−5−エチル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン(142mg)を
得た。
・収率(%): 39.4
・m.p: 118−119℃
・1H NMR(CDCl3): δ 0.22(1H,t,J=5.5Hz),
0.53(1H,dd,J=5.5,3.5Hz),
1.05(3H,t,J=7.0Hz),1.07(1H,m),
2.70−2.75(1H,m),3.25(1H,d,J=11.0Hz),
3.53(1H,d,J=13.0Hz),
3.75(1H,d,J=11.5Hz),4.05−4.13(2H,m),
4.0(1H,dd,J=4.0,11.0Hz),7.20(2H,d),
7.28(1H,t),7.36(2H,t),9.36(1H,s)
実施例49)
1−[2−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロパン−1−イル]メチル−5−
エチル−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン
5−エチル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン及
び2−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロプロパン−1−イ
ル]メチルブロミドを実施例48と同様の方法で反応させ、標題化合物(191mg)
を得た。
・収率(%): 49.0
・m.p: 111−112℃
・1H NMR(CDCl3): δ 0.22(1H,t,J=5.0Hz),
0.53(1H,dd,J=8.5,5.5Hz),
1.04(3H,t,J=7.5Hz),1.37−1.42(1H,m),
2.29(6H,s),2.71−2.74(2H,m),
3.28(1H,d,J=10.0Hz),
3.53(1H,d,J=12.5Hz),
3.73(1H,d,J=11.0Hz),4.05−4.14(2H,m),
4.9(1H,d,J=11.5Hz),6.79(2H,s),
6.89(1H,s),9.45(1H,s),
実施例50)
1−[2−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロパン−1−イル]メチル−5−
エチル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオン
5−エチル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオン及び
2−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロプロパン−1−イル
]メチルブロミドを実施例48と同様の方法で反応させ、標題化合物(151mg)を
得た。
・収率(%): 40.3
・1H NMR(CDCl3): δ 0.27(1H,t,J=5.5Hz),
0.59(1H,dd,J=5.0,3.5Hz),
0.94(3H,t,J=7.5Hz),1.26(1H,m),
2.17−2.24(2H,m),2.32(6H,s),
3.29(1H,d,J=11.0Hz),
3.55(1H,d,J=12.5Hz),
3.80(2H,d,J=11.0Hz),
3.98(1H,dd,J=8.5,60Hz),
4.12(1H,d,J=12.5Hz),6.79(2H,s),
6.80(1H,s),9.01(1H,s)
実施例51)
1−[2−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロパン−1−イル]メチル−5−
エチル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン
5−エチル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン及び
2−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロプロパン−1−イル
]メチルブロミドを実施例48と同様の方法で反応させ、標題化合物(202mg)を
得た。
・収率(%): 52.4
・m.p: 79.5−80.4℃
・1H NMR(CDCl3): δ 0.10(1H,t,J=5.5Hz),
0.61(1H,dd,J=9.0,5.5Hz),
0.98(3H,t,J=7.0Hz),1.21(1H,m),
2.26(2H,m),2.41(6H,s),
3.35(1H,d,J=11.0Hz),
3.45(1H,d,J=12.0Hz),3.70−3.81(2H,m),
4.01−4.13(2H,m),7.36(1H,s),7.52(1H,s),
7.59(1H,s),8.97(1H,s)
実施例52)
1−[2−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロパン−1−イル]メチル−5−
イソプロピル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−フェニルチオ−2,4−ピリミジンジオン及び2−ビス
(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロプロパン−1−イル]メチル
ブロミドを実施例48と同様の方法で反応させ、標題化合物(106mg)を得た。
・収率(%): 42.5
・1H NMR(CDCl3): δ 0.24(1H,t,J=5.5Hz),
0.55(1H,dd,J=8.0,5.5Hz),1.12(1H,m),
1.20(3H,5,J=7.0Hz),
1.26(3H,t,J=7.0Hz),2.75−2.81(1H,m),
3.21(1H,d,J=11.0Hz),
3.56(1H,d,J=12.0Hz),
3.84(1H,d,J=11.0Hz),4.11−4.14(2H,m),
4.5(1H,dd,J=4.0,11.0Hz),7.21(2H,d),
7.29(1H,t),7.36(2H,t),8.26(1H,s)
実施例53)
1−[2−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロパン−1−イル]メチル−5−
イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−2,4−ピリミジンジ
オン及び2−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロプロパン−
1−イル]メチルブロミドを実施例48と同様の方法で反応させ、標題化合物(21
1mg)を得た。
・収率(%): 52.1
・m.p: 111.3−112.6℃
・1H NMR(CDCl3): δ 0.24(1H,t,J=5.5Hz),
0.55(1H,dd,J=8.0,5.5Hz),1.10(1H,m),
1.21(3H,d,J=7.0Hz),
1.26(3H,d,J=7.0Hz),2.75−2.81(1H,m),
.26(1H,d,J=11.0Hz),
3.56(1H,d,J=12.0Hz),
3.75(1H,d,J=11.0Hz),4.11−4.13(2H,m),
4.5(1H,dd,J=4.0,11.0Hz),6.75(2H,s),
6.89(1H,s),9.00(1H,s)
実施例54)
1−[2−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロパン−1−イル]メチル−5−
イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2,4−ピリミジンジオ
ン及び[2−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロプロパン−
1−イル]メチルブロミドを実施例48と同様の方法で反応させ、標題化合物(16
8mg)を得た。
・収率(%): 43.2
・m.p: 90.8−91.6℃
・1H NMR(CDCl3): δ 0.24(1H,t,J=5.5Hz),
0.58(1H,dd,J=5.0,3.5Hz),
1.12(3H,d,J=7.0Hz),
1.15(3H,d,J=7.0Hz),1.20−1.22(1H,m),
2.32(6H,s),2.75−2.81(1H,m),
3.28(1H,d,J=1.0Hz),
3.54(1H,d,J=12.0Hz),3.75−3.79(2H,m),
3.94(1H,dd,J=8.5,6.0Hz),
4.10(1H,d,J=12.0Hz),6.57(2H,s),
6.79(1H,s),8.70(1H,s)
実施例55)
1−[2−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロパン−1−イル]メチル−5−
イソプロピル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオン
5−イソプロピル−6−(3,5−ジメチルベンゾイル)−2,4−ピリミジンジオ
ン及び[2−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)シクロプロパン−
1−イル]メチルブロミドを実施例48と同様の方法で反応させ、標題化合物(19
4mg)を得た。
・収率(%): 48.5
・m.p: 91−92℃
・1H NMR(CDCl3): δ 0.07(1H,t,J=5.5Hz),
0.60(1H,dd,J=9.0,5.0Hz),
1.13(3H,t,J=6.5Hz),
1.23(3H,d,J=8.0Hz),1.25(1H,m),
2.33−2.3(1H,m),2.41(6H,s),
3.28(1H,d,J=2.0Hz),
3.35(1H,d,J=12.5Hz),3.68−3.77(2H,m),
3.96−4.12(2H,m),7.36(1H,s),7.54(1H,s),
7.54(1H,s),7.60(1H,s),8.84(1H,s)
実験例
抗ウイルス活性試験及び毒性試験
J.Med.Chem.34,357,1991,に記載された方法に従い、MT−4細胞のウイル
スに起因する細胞変性の阻害の程度に基づいて抗HIV効力検定を行った。即ち
、培地にMT−4細胞を2.5×105細胞/mlの濃度に分散させた後、1000CCID50(
50%細胞培養感染量)のHIVに感染させた。ウイルス感染後直ちに、異なる濃
度の試験化合物を入れた平底マイクロカ価容器(microtitray)に細胞分散液を1
00μlずつ入れた。4〜5日間37℃で培養した後、J.Virol.Methods,20,309,1
988に記載されている3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフ
ェニルテトラゾリウムブロミド(MTT)法により、生存細胞数を測定した。こ
の抗ウイルス活性の評価と並行して、本発明の化合物の細胞毒性を評価した。こ
の細胞毒性の評価は、擬似感染させた宿主細胞の生存性をMTT法で測定するこ
とにより行った。
試験結果を表に示す。
本発明の化合物は、対照薬物であるAZTよりも抗ウイルス活性に優れること
がわかった。
医薬製剤実施例
次の表に示す各成分を用い、通常の注射剤の製造方法に従って注射剤を製造し
た。
次の表に示す各成分を用い、通常の製造方法に従ってバイアル剤を製造した。
次の表に示す各成分を用い、通常の製造方法に従って錠剤を製造した。
次の表に示す各成分を用い、通常の製造方法に従ってカプセル剤を製造した。
【手続補正書】
【提出日】1997年10月21日
【補正内容】
(1)請求の範囲を別紙のとおり補正する。
(2)明細書第2頁第6行目〜第7行目に「C1−C4の低級アルコキシ、」とあ
るのを「C1−C4の低級アルコキシ又は」と補正する。
(3)明細書第2頁第8行目に「及び」とあるのを「又は」と補正する。
(4)明細書第2頁第8行目に「酸素原子、」とあるのを「酸素原子又は」と補
正する。
(5)明細書第3頁第1行目に「、置換されたシリル基等」とあるのを「又は置
換されたシリル基」と補正する。
(6)明細書第4頁第9行目に「水素塩(acid salts)」とあるのを「酸付加塩
」と補正する。
(7)明細書第5頁下から第1行目に「(I)」とあるのを「(b)」と補正する。
(8)明細書第6頁下から第8行目に「(c)」とあるのを「(d)」と補正する。
(9)明細書第14頁第5行目に「(シクロ−」とあるのを「(シクロペンタ−」
と補正
する。
(10)明細書第16頁第5行目に「(シクロペンタ−3−エン−」とあるのを「(
シクロペンタ−1−エン−」と補正する。
(11)明細書第18頁第8行目に「[(4−」とあるのを「(4−」と補正する。
(12)明細書第20頁下から第1行目に「−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−」
とあるのを「−フェニルチオ−」と補正する。
(13)明細書第21頁第1行目に「−(3,5−ジメチルフェニルチオ)−」とある
のを「−フェニルチオ−」と補正する。
(14)明細書第23頁第16行目に「(シクロペンタ−3−」とあるのを「(シクロ
ペンタ−3−エン−」と補正する。
(15)明細書第27頁下から第6行目に「1−{[4−」とあるのを「1−{[4,
4−」と補正する。
(16)明細書第27頁下から第4行目に「[4−」とあるのを「[4,4−」と補正
する。
(17)明細書第27頁下から第1行目に「[4−」とあるのを「[4,4−」と補正
する。
(18)明細書第28頁第9行目に「1−{[4−」とあるのを「1−{[4,4−」
と補正する。
(19)明細書第28頁第12行目に「[4−」とあるのを「[4,4−」と補正する。
(20)明細書第28頁第13行目に「−1−イル)」とあるのを「−1−イル]」と
補正する。
(21)明細書第28頁第16行目に「1−{[4−」とあるのを「1−{[4,4−」
と補正する。
(22)明細書第28頁第17行目に「−1−イル)メチル}」とあるのを「−1−イ
ル]メチル}」と補正する。
(23)明細書第29頁第2行目に「1−{[4−」とあるのを「1−{[4,4−」
と補正する。
(24)明細書第29頁第5行目に「[4−」とあるのを「[4,4−」と補正する。
(25)明細書第29頁第16行目に「1−{[4−」とあるのを「1−{[4,4−」
と補正する。
(26)明細書第29頁第18行目に「[4−」とあるのを「[4,4−」と補正する。
(27)明細書第30頁第4行目に「1−{[4−」とあるのを「1−{[4,4−」
と補正する。
(28)明細書第30頁第8行目に「[4−」とあるのを「[4,4−」と補正する。
(29)明細書第30頁第18行目に「1−{[3,4−ジ」とあるのを「1−{[3,4−
ビス」と補正する。
(30)明細書第30頁第21行目に「[3,4−ジ」とあるのを「[3,4−ビス」と補正
する。
(31)明細書第30頁第24行目に「[3,4−ジ」とあるのを「[3,4−ビス」と補正
する。
(32)明細書第31頁第10行目に「1−[3,4−ジ」とあるのを「1−[3,4−ビス
」と補正する。
(33)明細書第31頁第13行目に「[3,4−ジ」とあるのを「[3,4−ビス」と補正
する。
(34)明細書第31頁第17行目に「1−{[3,4−ジ」とあるのを「1−{[3,4−
ビス」
と補正する。
(35)明細書第32頁第2行目に「1−{[3,4−ジ」とあるのを「1−{[3,4−
ビス」と補正する。
(36)明細書第32頁第5行目に「[3,4−ジ」とあるのを「[3,4−ビス」と補正
する。
(37)明細書第32頁第17行目に「1−{[3,4−ジ」とあるのを「1−{[3,4−
ビス」と補正する。
(38)明細書第32頁第21行目に「[3,4−ジ」とあるのを「[3,4−ビス」と補正
する。
(39)明細書第33頁第8行目に「1−{[3,4−ジ」とあるのを「1−{[3,4−
ビス」と補正する。
(40)明細書第33頁第10行目〜第11行目に「[3,4−ジ」とあるのを「[3,4−ビ
ス」と補正する。
(41)明細書第33頁下から第4行目に「1−{[3,4−ジ」とあるのを「1−{
[3,4−ビス」と補正する。
(42)明細書第34頁第1行目に「[3,4−ジ」とあるのを「[3,4−ビス」と補正
する。
(43)明細書第34頁第13行目に「1−{[3,4−ジ」とあるのを「1−{[3,4−
ビス」と補正する。
(44)明細書第34頁第15行目〜第16行目に「[3,4−ジ」とあるのを「[3,4−ビ
ス」と補正する。
(45)明細書第35頁第2行目に「1−{[3,4−ジ」とあるのを「1−{[3,4−
ビス」と補正する。
(46)明細書第35頁第6行目に「[3,4−ジ」とあるのを「[3,4−ビス」と補正
する。
(47)明細書第37頁第9行目に「7.4192H,d)」とあるのを「7.41(2H,d)」
と補正する。
(48)明細書第40頁第4行目に「2−エン−イル)」とあるのを「2−エン−1
−イル)」と補正する。
(49)明細書第42頁第5行目に「1−(2−シクロペンチル)エチル−」とある
のを「1−(2−シクロペンチルエチル)−」と補正する。
(50)明細書第42頁第7行目に「(2−シクロペンチル)エチル」とあるのを「
2−シクロペンチルエチル」と補正する。
(51)明細書第42頁第8行目〜第9行目に「(2−シクロペンチル)エチルアル
コール)」とあるのを「2−シクロペンチルエチルアルコール)」と補正する。
(52)明細書第42頁第17行目に「1−(2−シクロペンチル)エチル−」とある
のを「1−(2−シクロペンチルエチル)−」と補正する。
(53)明細書第42頁第18行目に「ピリミジンオン」とあるのを「ピリミジンジオ
ン」と補正する。
(54)明細書第42頁第21行目に「2−(シクロペンチル)エチル」とあるのを「
2−シクロペンチルエチル」と補正する。
(55)明細書第43頁第5行目に「1−(2−シクロペンチル)エチル−」とある
のを「1−(2−シクロペンチルエチル)−」と補正する。
(56)明細書第43頁第8行目に「(2−シクロペンチル)エチル」とあるのを「
2−シクロペンチルエチル」と補正する。
(57)明細書第43頁第18行目に「1−(2−シクロペンチル)エチル−」とある
のを「1−(2−シクロペンチルエチル)−」と補正する。
(58)明細書第43頁第21行目に「(2−シクロペンチル)エチル」とあるのを「
2−シクロペンチルエチル」と補正する。
(59)明細書第44頁第4行目に「1−(2−シクロペンチル)エチル−」とある
のを「1−(2−シクロペンチルエチル)−」と補正する。
(60)明細書第44頁第6行目に「(3,5−ジメチルフェノキシ)」とあるのを「
(3,5−ジメチルフェニルチオ)」と補正する。
(61)明細書第44頁第7行目に「(2−シクロペンチル)エチル」とあるのを「
2−シクロペンチルエチル」と補正する。
(62)明細書第44頁第13行目に「9.1991H,s)」とあるのを「9.19(1H,s)」
と補正する。
(63)明細書第44頁第15行目に「1−[2−」とあるのを「1−[2,2−」と補
正する。
(64)明細書第44頁第18行目に「2−」とあるのを「[2,2−」と補正する。
(65)明細書第44頁第23行目に「1−[2−」とあるのを「1−[2,2−」と補
正する。
(66)明細書第45頁第3行目に「1−[2−」とあるのを「1−[2,2−」と補
正する。
(67)明細書第45頁第15行目に「1−[2−」とあるのを「1−[2,2−」と補
正する。
(68)明細書第45頁第18行目に「2−」とあるのを「[2,2−」と補正する。
(69)明細書第46頁第3行目に「1−[2−」とあるのを「1−[2,2−」と補
正する。
(70)明細書第46頁第5行目〜第6行目に「2−」とあるのを「[2,2−」と補
正する。
(71)明細書第46頁第17行目に「1−[2−」とあるのを「1−[2,2−」と補
正する。
(72)明細書第46頁第19行目〜第20行目に「2−」とあるのを「[2,2−」と補
正する。
(73)明細書第47頁第6行目に「1−[2−」とあるのを「1−[2,2−」と補
正する。
(74)明細書第47頁第8行目に「2−」とあるのを「[2,2−」と補正する。
(75)明細書第47頁下から第6行目に「1−[2−」とあるのを「1−[2,2−
」と補正する。
(76)明細書第47頁下から第3行目に「2−」とあるのを「[2,2−」と補正す
る。
(77)明細書第48頁第11行目に「1−[2−」とあるのを「1−[2,2−」と補
正する。
(78)明細書第48頁第14行目に「[2−」とあるのを「[2,2−」と補正する。
(79)明細書第49頁第1行目に「1−[2−」とあるのを「1−[2,2−」と補
正する。
(80)明細書第49頁第4行目に「[2−」とあるのを「[2,2−」と補正する。
請求の範囲
1.一般式(I)で示される化合物又はその薬学的に許容しうる酸付加塩。
(式中、R1、R2及びR3は各々独立に水素原子、ハロゲン原子、C1−C10のア
ルキル、C1−C10のチオアルキル、C3−C8の置換若しくは非置換環状アルキ
ル、不飽和アルキル、置換されたアルキルヒドロキシル、アリールヒドロキシル
、C1−C10のアルキルアミン、ニトロ、C1−C4の低級エステル、C1−C4の
低級アルコキシ又はC1−C4の低級チオアルコキシを表し、Zは酸素原子、硫黄
原子、炭素原子又はカルボニル基を表し、Xは酸素原子又は硫黄原子を表し、n
は1〜3の整数を表し、(Sub)シクロアルキル又は(Sub)シクロアルケニル
は
を表し、ここで
R4及びR5は各々独立に水素原子、ヒドロキシメチル、保護されたヒドロキシメ
チル、ベンジル、置換されたカルボニル、置換されたアルキルスルホニル若しく
はアリールスルホニル又は置換されたシリル基を表す。)
2.式(a)の化合物と式(b)の化合物を反応させて請求項1記載の一般式(I
)の化合物を製造する方法。
(式中、R1、R2及びR3は各々独立に水素原子、ハロゲン原子、C1−C10のア
ルキル、C1−C10のチオアルキル、C3−C8の置換若しくは非置換環状アルキ
ル、不飽和アルキル、置換されたアルキルヒドロキシル若しくはアリールヒドロ
キシル、C1−C10のアルキルアミン、ニトロ、C1−C4の低級エステル、C1−
C4の低級アルコキシ又はC1−C4の低級チオアルコキシを表し、Zは酸素原子
、硫黄原子、炭素原子又はカルボニル基を表し、Xは酸素原子又は硫黄原子を表
し、nは1〜3の整数を表し、(Sub)シクロアルキル又は(Sub)シクロアル
ケニルは
を表し、ここで
R4及びR5は各々独立に水素原子、ヒドロキシメチル、保護されたヒドロキシメ
チル、ベンジル、置換されたカルボニル、置換されたアルキルスルホニル若しく
はアリールスルホニル又は置換されたシリル基を表す。Lieはハロゲン原子、ア
ルキルスルホニル又はアリールスルホニル基のような離脱基である。)
3.活性成分としての一般式(I)の化合物又はその酸付加塩と、賦形剤、結合
剤、崩壊剤、滑沢剤、溶解剤、溶解補助剤、安定化剤、軟膏基剤、pH調節剤及
び芳香剤からなる群から選択された1種以上の補助剤とからなる薬剤組成物。
(式中、R1、R2及びR3は各々独立に水素原子、ハロゲン原子、C1−C10のア
ルキル、
C1−C10のチオアルキル、C3−C8の置換若しくは非置換環状アルキル、不飽
和アルキル、置換されたアルキルヒドロキシル若しくはアリールヒドロキシル、
C1−C10のアルキルアミン、ニトロ、C1−C4の低級エステル、C1−C4の低
級アルコキシ又はC1−C4の低級チオアルコキシを表し、Zは酸素原子、硫黄原
子、炭素原子又はカルボニル基を表し、Xは酸素原子又は硫黄原子を表し、nは
1〜3の整数を表し、(Sub)シクロアルキル又は(Sub)シクロアルケニルは
を表し、ここで
R4及びR5は各々独立に水素原子、ヒドロキシメチル、保護されたヒドロキシメ
チル、ベンジル、置換されたカルボニル、置換されたアルキルスルホニル若しく
はアリールスルホニル又は置換されたシリル基を表す。)
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(31)優先権主張番号 1996/47458
(32)優先日 1996年10月22日
(33)優先権主張国 韓国(KR)
(31)優先権主張番号 1996/47459
(32)優先日 1996年10月22日
(33)優先権主張国 韓国(KR)
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),AU,BR,CA,C
N,JP,MX,RU,US,VN
(72)発明者 キム,ジューング−ヨウング
大韓民国,442−374,キュングキ−ド,ス
ウェオン,パルダル−ク,マエタン 4−
ドング,サムスング ファースト アパー
トメント,6−1108
(72)発明者 クウォン,ホ−セオク
大韓民国,441−390,キュングキ−ド,ス
ウェオン,クォンスン−ク,クォンスン−
ドング,1274,シンドンガ アパートメン
ト,506−1105
(72)発明者 リー,スン−ホワン
大韓民国,459−100,キュングキ−ド,ソ
ングタン,ドッコク−ドング,ダエリム
アパートメント,105−403
(72)発明者 リー,ジャエ−ウング
大韓民国,465−032,キュングキ−ド,ハ
ナム,シンジャング−ドング,390−3
(72)発明者 ジュー,ジョング−ホー
大韓民国,156−052,ソウル,ドングジャ
ク−ク,ノリャングジン 2−ドング,
289−83
(72)発明者 キム,ビョング−チュル
大韓民国,459−110,キュングキ−ド,ソ
ングタン,ジサン−ドング,アジョー フ
ァースト アパートメント,102−412
(72)発明者 カング,ドング−ウーク
大韓民国,427−030,キュングキ−ド,ク
ワチョン,ウォンムーン−ドング,4,ジ
ョーコング アパートメント,268−203
【要約の続き】