JPH10505376A - エチレン性不飽和無水物とビニル化合物との共重合体を含む、アリルを含むエポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エチレン性不飽和無水物とビニル化合物との共重合体を含む、アリルを含むエポキシ樹脂組成物

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JPH10505376A JP8509222A JP50922296A JPH10505376A JP H10505376 A JPH10505376 A JP H10505376A JP 8509222 A JP8509222 A JP 8509222A JP 50922296 A JP50922296 A JP 50922296A JP H10505376 A JPH10505376 A JP H10505376A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、エポキシ樹脂、カルボン酸無水物型エポキシ樹脂用架橋剤(硬化剤)、及び少なくとも1つのアリル網目形成化合物を含む樹脂組成物に関する。本発明に従い、無水物官能性化合物はエチレン性不飽和無水物とビニル化合物との共重合体である。特にSMA型として知られている無水マレイン酸とスチレンとの共重合体が好適である。驚くべきことには、少なくとも2%のトリアリルシアヌレート(TAC)が存在することにより、Tgが上昇する、例えば単純な2官能エポキシ樹脂を用いてでも130℃以上のガラス転移温度を有する樹脂が得られる、ことが見出だされた。さらに、少なくとも10%のアリルの存在により、無水物−ビニル化合物共重合体により架橋されたエポキシ樹脂のプリプレグとしての加工性が非常に向上することが見出だされた。

Description

【発明の詳細な説明】 エチレン性不飽和無水物とビニル化合物との 共重合体を含む、アリルを含むエポキシ樹脂組成物 本発明は、エポキシ樹脂、カルボン酸無水物型エポキシ樹脂用架橋剤(硬化剤 )、少なくとも1つのアリル網目形成化合物を含む樹脂組成物に関する。 そのような樹脂組成物はヨーロッパ特許第413、386号により知られている。こ の文書は特に電子産業用途に好ましい特性、を有するIPN(相互侵入高分子体 状網目)について言及している。この場合はエポキシ樹脂用硬化剤として多価フ ェノールを用いている。実際上、無水物架橋剤を使用した実施態様は満足の行く ものではなかった。注目すべきは、得たTg(ガラス転移温度)があまりにも低 く、また電気特性及びプリプレグの安定性についても改良の余地がある。 さらに、ヨーロッパ特許第413、386号において好適であるとして使用されてい る多官能エポキシ樹脂の使用により得られる水準と同等の熱特性を、安価な2官 能エポキシ樹脂によって得られることが望まれる。多官能エポキシ化合物に基づ く樹脂は、国際出願公開WO 85/03515号及びWO 86/02085号に記載されている。 無水物をエポキシ樹脂用架橋剤として用いた、アリルーエポキシ樹脂組成物に ついて記載する他の刊行物としては、 米国特許第2,707,177号,ドイツ国特許第35 21 506号、英国特許第994,484号, ヨーロッパ特許第417,837号がある。最後の特許明細書は、エチレン性不飽和無 水物、例えばマレイン酸無水物など、の使用について教示し、そこでは無水物が エポキシ樹脂を架橋するだけでなくアリル網目形成にも関与する。 日本国特許出願公開第4-44287号及び日本国特許出願公開第4-015211号におい ては、フレキシブルプリント基板用樹脂組成物が記載されている。該樹脂組成物 は、1分子に少なくとも2つのアリル基を有するフタレートに基づく化合物、エ チレンとα、β−不飽和ジカルボン酸及び/又はその無水物との共重合体、及び エチレンとエポキシ基を含むエチレン性不飽和モノマーとの共重合体を含む。こ こに記載された組成物は、特定のグラフトされたIPNである。記載された組成 物は通常のエポキシ樹脂よりむしろ熱可塑性樹脂を含むので、プリプレグとして の使用には適しない。 エチレン性不飽和無水物と芳香族酸との付加物(adducts)の、エポキシ樹脂用 硬化剤としての使用がベルギー国特許第627,887号に記載されている。該特許刊 行物は、無水マレイン酸とスチレンとの共重合体(SMA)をエポキシ樹脂用架 橋剤として使用することの提言も開示する。そのようなエポキシ樹脂組成物の問 題点は、いわゆるプリプレグを作るために使用できないことである。 プリプレグは電子産業用途の積層板、特にプリント配線 板、の製造に広く使用されている。そのような製造は、基布又は強化用布に樹脂 を含浸させ、該樹脂を一部硬化させる工程を含む。そのような含浸布はプリプレ グと呼ばれる。プリント配線板の製造は、1以上のプリプレグ層を、例えば1以 上の銅層と積層することを含む。 プリプレグを基板へと圧縮するのは通常、プリプレグを所定の寸法に切断して 、積層する工程を含む。両工程は布に含浸させる樹脂に対して、厳しい要求を課 す。例えば、一部硬化させた樹脂は十分な強さ及び高い粘度を有しなければなら ないが、積層された時に強い接着強度を与え、その結果、層間の十分な強度を与 えるため、十分に粘着性及び流動性がなければならない。また該樹脂は、要求さ れる一部硬化が不可能になるので、あまりにも反応性が高くてはならない。 これに関連してエポキシ樹脂が無水物を含む共重合体により架橋されている樹 脂組成物は、プリプレグとして処理するにはあまりにも脆いという欠点を有する 。例えば、そのようなプリプレグは、樹脂の一部が大量の乾燥ダストとして吹き 散ること無く切断することができない。これは時々、茸の胞子が風に散るのに例 えて“茸効果(mushroom effect)”と呼ばれる。 本発明は、一方では、アリル化合物及び無水物で架橋されたエポキシ樹脂に基 づく樹脂組成物の熱的及び電気的特性を向上することを目的とする。他方、2官 能エポキシ樹脂に基づく樹脂組成物であって、多官能エポキシ化合物に 基づく樹脂組成物と同等の熱的及び電気的特性を有するものを提供することを本 発明は志す。さらに、本発明は脆さの問題、それはエポキシ架橋剤としてSMA を使用した場合によく起きるが、を防止できる樹脂組成物を提供することを目的 とする。 該目的のため、本発明は最初のパラグラフで述べたタイプの樹脂組成物におい て、カルボン酸無水物がエチレン性不飽和無水物とビニル化合物との共重合体で ある樹脂組成物からなる。そのような共重合体では、無水物のエチレン性不飽和 部分がその主鎖に含まれる。カルボン酸無水物基はそのままの状態で残り、エポ キシ樹脂を架橋するための官能基として利用できる。 好適なエチレン性不飽和無水物の例としては、マレイン酸無水物、フマル酸無 水物、イタコン酸無水物、シトラコン酸無水物などが含まれる。好適なビニル化 合物の例としては、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン、スチレン 、α−メチルスチレンなどが含まれる。マレイン酸無水物の共重合体は、例えば Encyclopedia of Polymer Science and Engineering Vol.9(1987),p225以降など に記載されている。本発明の範囲において用語“共重合体”及びそれに類したも のは、不飽和無水物の混合物及び/又はビニルモノマーの混合物を含む重合体( 例えば、マレイン酸無水物、エチレン及びスチレンの3元共重合体など)を意味 する。 無水マレイン酸とスチレンとの共重合体(SMA)が好 ましく、2つのタイプが市販されている。タイプ2は、ほとんどが高分子量の3 元共重合体(通常Mwが100,000より大きい、例えば1,000,000 )を含む。実はこれらは熱可塑性でありプリプレグの製造には適しない。さらに 、無水物の含量が低いので(5〜15%)エポキシ樹脂用架橋剤としての使用に も適しない。一方、タイプ1のSMA共重合体は、分子量が1,500から約5 0,000の範囲であり、且つ無水物の含量が15%より多く、抜群に使用に適 している。SMA共重合体で、1,500から10,000の範囲の分子量を有 するものも好ましい。そのような共重合体の例に、市販されているSMA 10 00,SMA 2000及びSAM 3000がある。これらの共重合体はスチ レン:無水マレイン酸比がそれぞれ1:1,2:1,3:1であり分子量が約1 ,400から約2,000の範囲である。 共重合体の使用量は、無水物:エポキシ当量比が30から110%の範囲にな るようにすることができる。アリル化合物を20重量%以上使用するときは、該 比は75から100%の範囲内であることが望ましい。アリル化合物を10重量 %未満使用するときは、無水物:エポキシ当量比が40から60等量%であるこ とが好ましい。 共重合体架橋剤に加えて、多価フェノール架橋剤を使用してもよい。多官能芳 香族ヒドロキシ化合物の例としては、米国特許第5,210,157号に示されている化 学式のジヒドロキシ化合物が含まれる。さらに、ノボラック樹脂、例え ばフェノール/ホルムアルデヒド、クレゾール/ホルムアルデヒド又は、フェノ ール/p−ヒドロキシベンズアルデヒドなど、が多官能芳香族ヒドロキシ架橋剤 として機能する。無水物/ビニル共重合体は、他のタイプのエポキシ架橋剤、例 えばアミンを含む架橋剤(例えばジシアノジアミド)及び低分子量無水物(例え ば、メチルテトラヒドロフタル酸無水物、メチルヘキサヒドロフタル酸無水物、 メチルナジック酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物、ベンゾフェノンテトラ カルボン酸無水物、テトラヒドロフタル酸無水物など)と組み合わせてもよい。 追加の架橋剤は特に、高い難燃性が望まれるときに選択される。これに関連して 好ましいのはテトラブロモビスフェノール−Aである。追加の架橋剤は通常、共 重合体:フェノール等量比が90:10から10:90,好ましくは90:10 から40:60となるような量で使用される。 本明細書で用語“エポキシ樹脂”とは、C.A.May著,Epoxy Resin ,第2版,(New York & Basle:Marcel Dekker Inc.),1988に記載されている ようなオキシラン環を含む化合物の硬化可能な組成物をいう。 エポキシ樹脂の例には、フェノールタイプ、例えばビスフェノール−Aのジグ リシジルエーテル、フェノールホルムアルデヒドノボラック又はクレゾールホル ムアルデヒドノボラックのポリグリシジルエーテル、トリス(p−ヒドロキシフ ェノール)メタンのトリグリシジルエーテル、又はテトラフェニルエタンのテト ラグリシジルエーテルに基 づくもの;アミンタイプ、例えばテトラグリシジルメチレンジアニリン、又はp −アミノグリコールのトリグリシジルエーテルに基づくもの;脂環式タイプ、例 えば3、4−エポキシシクロヘキシルメチル−3、4−エポキシシクロヘキサン カルボキシレートに基づくものが含まれる。 用語“エポキシ樹脂”は、過剰のエポキシを含む化合物(例えば上述したタイ プの)及び芳香族ジヒドロキシ化合物の反応生成物をも意味する。これらのジヒ ドロキシ化合物はハロゲンにより置換されていてもよい。 フェノールタイプのエポキシ樹脂が、特に安価である点で好ましい。これは、 特に2官能エポキシ化合物、例えばビスフェノール−Aビスエポキシド及び他の グリシジルエーテル(例えば、ビスフェノール−F、スルホンジフェノール、テ トラブロモビスフェノール−Aのジグリシジルエーテル)に基づくエポキシ樹脂 に該当する。概して、そのようなビスエポキシドのガラス転移温度は約120℃ を越えない。本発明に従う樹脂の特に有利な点は、無水物−ビニル共重合体の架 橋剤及び少なくとも2重量%のトリアリルシアヌレート(TAC)の存在の組合 せにより、はるかに高いガラス転移温度(130〜190℃)がもたらされ、そ の一方で樹脂の加工性がすぐれたままであるというところにある。 ハロゲン化化合物を導入することによって、架橋剤だけでなく樹脂自体に難燃 性を付与することが可能である。従って、特にテトラブロモビスフェノール−A が本発明にお いて使用するのに適した、周知のエポキシ樹脂成分である。 エポキシ樹脂は、一般に単一の明確な構造式により表記されることに注意され なければならない。当業者であれば、これはエポキシ樹脂製造中に生じる副反応 による異なる化合物を含むというように解されなければならないことを知ってい るであろう。これらの副生成物が硬化エポキシ樹脂の正常な成分を構成するので 、それらは同様に、本発明に従う樹脂の正常な成分を構成する。 エポキシ樹脂の架橋は通常、促進剤の助けにより進む。好適な促進剤としては イミダゾール、より詳細にはアルキル置換イミダゾール、例えば、2−メチルイ ミダゾール及び2−エチル−4−メチルイミダゾールなど、及び3級アミン、例 えばベンジルジメチルアミンであってもよい。 そのような促進剤の使用量はエポキシ樹脂のタイプ、架橋剤のタイプ、及び促 進剤のタイプに依存する。あまりにも大量の促進剤を用いると反応性の高すぎる 樹脂系となる。そのような系はプリプレグを作るのには役に立たない。当業者は どの範囲であれば樹脂系がプリプレグへ容易に加工されるのに十分な低い反応性 となるかを容易に定めることができるであろう。一般に、そのような加工範囲は 、エポキシ樹脂と架橋剤との合計重量に基づき計算して促進剤が0.01と5重 量%との間の範囲である。多くの場合これは0.01から0.075重量%の範 囲であろう。ゲルタイム自体に関しては、促進剤のタイプと量、溶媒のタイプと 量、製造されるべきプリプレグのタイプに依存する。2 −メチルイミダゾール(2MI)を促進剤として、SMA共重合体を架橋剤とし て用いた場合は、約0.025重量%より多くの2MIを使用しないことが好ま しい。一般的な指針として、系のゲルタイムを120秒より短くしないことが推 奨できると言える。 ラジカルの影響下で架橋によるアリル高分子体網目を形成する好適なアリルモ ノマーの例には、トリアリルシアヌレート(TAC),トリアリルイソシアヌレ ート(TAIC);芳香族ポリアリルエステル、例えばジアリルフタレート、ジ アリルイソフタレート、トリアリルトリメリテート、テトラアリルピロメリテー ト、ジアリルテトラブロモフタレート;脂肪族ポリアリルエステル、例えばジア リルアジペート、ジアリルマレエート、ジアリルフマレート、及びポリアリルカ ーボネート、例えば、ジエチレングリコールジアリルカーボネートが含まれる。 あるいは、アリルモノマー及びアリルプレポリマーの混合物を本発明に従う樹 脂の調製に用いることができる。 樹脂中のポリアリル化合物は芳香族2官能メタクリレート、例えば米国特許第 5,210,157号に記載されているようなもの、により置換可能である。2、2−ジ (4−メタクリロキシエトキシフェニル)プロパン(BMEPP)の使用が好ま しい。 樹脂に入れるアリルの量及びタイプは所望する樹脂の特性により定められる。 本発明に従い、例えばマレイン酸無水物とビニル化合物との共重合体(例えばS MA)により 架橋されたエポキシ樹脂のTgは少なくとも2%のトリアリルシアヌレート(T AC)の使用により顕著に上昇させることができることが、驚くことに、見出だ された。このことは、TAC(好ましくは2〜20%)の他にはアリル化合物が ない場合でさえ、妥当する。この見出だされたTg効果は、しかし、総てのエポ キシ樹脂のTgを上昇させるようなものである。何よりも、最も驚いたことには 、上述したように単純な2官能エポキシ化合物を用いてガラス転移温度が130 ℃以上の樹脂が得られることである。 さらに驚いた本発明に従う結果は、少なくとも5%、好ましくは10%より多 くの、任意のアリル化合物を樹脂へ導入すると、無水物共重合体架橋剤を使用し た場合でも茸効果が起きない樹脂を与えることである。好ましくは、10〜60 重量%のアリル化合物が使用される。最適な結果、すなわち、より高いTg及び 良いプリプレグの加工性は、少なくとも10重量%のTACが樹脂中に存在して いるものについて得られる。 アリルの量が少ない(例えば、2〜5%のTAC)場合においてさえ、本発明 に従う樹脂は、何の変性もされていないエポキシ樹脂とは、かなり相違するとい うことは、注目すべきである。これに関連して、上述したかなり低いTAC含量 において、主なエポキシ樹脂の特性、すなわちTgが、それ程大きく上昇したと いうことは、驚きであると考えられなければならない。より高いアリル含量にお いては、本発明に従う樹脂は、通常のエポキシ樹脂とより相違 する。アリル化合物は、常にラジカル開始剤と共に用いられ、エポキシ樹脂の網 目とは化学的に結合していない高分子網目を形成する。通常、これに関連して、 アリル化合物が10重量%より多い場合においては、IPN(相互侵入高分子体 網目)の議論があることが極めて明白となる傾向がある:(少なくとも1部)硬 化された形態においては、本発明に従う樹脂は、その場合に分子スケールで2つ の化学的に異なる網目の緊密な物理的相互連結を含むであろう。このことは、単 一のTgを与え、いくつかの重要な特性、例えば耐化学薬品性、誘電特性、及び プリプレグの可とう性を高める結果となる。 一般に、開始剤はアリル化合物に対して、0.1〜5重量%使用される。好適 な開始剤にはパーオキサイド、例えば、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t −ブチルパーオキシ−3、5、5−トリメチルヘキサノエート、及びベンゾイル パーオキサイドが含まれる。あるいは、開始剤無しに、熱重合を行うこともでき る。 通常、本発明に従う樹脂の調製には有機溶媒が使用される。TACをIPN成 分として使用することの1つの利点は、それが溶媒としても働くことである。他 に溶媒が使用されるときは、エポキシ樹脂、架橋剤、及びポリアリル化合物がそ れに可溶でなければならず、一方で溶媒自体もIPNの一部硬化の前及び間にお いて、又はその最終硬化の前に揮散するよう十分に揮発性でなければならない。 好適な溶媒としてジメチルホルムアミド;グリコール エーテル、例えばエチレングリコールモノエチルエーテル、又はプロピレングリ コールモノエチルエーテル、及びそれらのエステル、例えばエチレングリコール モノエチルエーテルアセテート;ケトン、例えばメチルイソブチルケトン、メチ ルエチルケトン、アセトン、メチルイソプロピルケトン;芳香族炭化水素、例え ばトルエン、キシレンなどを使用してもよい。あるいは溶媒の混合物を使用でき る。好ましい溶媒は、ケトン、特にアセトン、及びメチルエチルケトン、又はこ れらとエーテル、特にプロピレングリコールモノエチルエーテル、との混合物で ある。 本発明はさらに、電子産業用途の、前述したタイプの樹脂を含む積層板に関す る。電子産業用途の積層板(特に、プリント配線板)は、通常基布又は強化用材 料(通常、ガラスファイバーに基づくもので、織布又は一方向配向平行フィラメ ントの方形直交積層板の形のもの)に樹脂を含浸させ、次いで該樹脂を全部又は 一部硬化させて製造される。後者の工程が最も普通であり、一部硬化させた樹脂 が含浸された布は“プリプレグ”と呼ばれる。プリント配線板をプリプレグ布か ら製造するためには、1以上のプリプレグ層を、例えば1以上の銅層と積層させ る。 一般に使用される樹脂はエポキシ樹脂である。現在における実施標準は、FR 4−積層板であり、それはビスフェノール−A及びテトラブロモビスフェノール −Aのジグリシジルエーテルから調製される臭素化エポキシ樹脂、硬化剤のジシ アンジアミド、有機溶媒、促進剤及び、触媒に基 づく。そのようなエポキシ樹脂の問題点は、Tgが低く(110〜135℃)、 さらにジシアンジアミドが樹脂及びそれから作ったプリプレグ中で結晶化し易い ということである。 本発明に従う樹脂は、例えば織布及び種々の材料、例えばガラス、石英、炭素 、アラミド、及び硼素繊維、の布に含浸するのに、特にプリント配線板用積層板 を作るのに、非常に適している。この用途には、好ましくはガラス織布と組み合 わせて使用される樹脂が要求される。 単純な2官能のエポキシ化合物に基づく場合でも本発明に従う樹脂成分の組み 合わせは電子産業用途に優れた特性を与えることが見出だされた。Tg効果につ いては先に述べた:対応する標準的エポキシ樹脂(ジシアンジアミド硬化)と比 較すると、本発明に従うTACを含む樹脂は約30〜50℃高いTgを有する。 さらに、本発明に従う樹脂は、標準的FR4エポキシ樹脂及びヨーロッパ特許第 413、386号に従うIPNに較べ、短時間の激しい温度上昇に対する耐性がかなり 良いことが見出だされた。これは、当業者に知られているはんだショック試験に おいて実証される。この試験では、材料が、急に室温から温度288℃のはんだ に移される。該材料(この場合は本発明に従う樹脂より作られた積層板)は、は んだに浮かび、それによって温度勾配(従って、張力勾配)を受ける。該材料は この条件に、少なくとも30秒間、泡の発生や離層を起こさずに、耐えなければ ならない。材料がより長い時間テストに耐えられ る程、プリント配線板用途に、より有用である。本発明に従う樹脂は、はんだシ ョック試験に10分間耐え、これは前述した既知のIPN(それは約3分間耐え る)、及びFR4エポキシ樹脂(約4分間)に較べかなりの向上である。さらに 本発明に従う樹脂は、誘電損失の顕著な減少を示す。1MHzで測定した場合( IPC TM-650,2.5.5.1に従い)、FR4エポキシ樹脂は20〜25X10-3、ヨー ロッパ特許第413、386号に従うIPNsが15〜20X10-3であるのに較べ、 本発明に従う樹脂は、10〜11X10-3である。 さらに本発明に従う樹脂は、従来のエポキシ樹脂が使用されるいかなる場合に も使用することができる:例えば接着剤、塗料、成形樹脂、埋封樹脂、封止樹脂 、シート成形コンパウンド、塊状成形コンパウンドとしてである。 プリント配線板用コンポジット(複合物)として使用されるのに加え、本発明 に従うIPN樹脂は、建築、航空機、及び自動車産業用のコンポジットを作るの に使用できる。適切な構造用コンポジットの製造は公知の方法、例えば、補強材 に溶融または溶解した樹脂を含浸し、又は樹脂のトランスファー成形、フィラメ ントワインディング、引抜成形、又はRIM(reaction injection moulding)に より行うことができる。 本発明に従う樹脂は、通常用いられる添加剤、例えば染料又は顔料、チクソト ロピック剤、流動度制御剤、及び安定化剤を含んでいてもよい。 本発明はさらに下記の非限定的な実施例により説明される。 実施例1 (比較例) エポキシ樹脂組成物を以下の処方により調製した:45.5gのEpikote 1143B80( FR−4樹脂、Shell製、エポキシ当量500、臭素 21重量%、80%メチルエチル ケトン溶液)を26.6gのSMA3000(Elf Atochem製,平均Mw 2870)と混合した。この 量の固体SMA3000は予め26.6gのメチルエチルケトン(MEK)に溶解した。次に 、158mgの2−メチルイミダゾール10% 溶液(2−メトキシ−1−プロパノール 中の)を加えた(固体樹脂成分量、すわなち固体FR−4樹脂及びSMA、に基 づき計算して0.025%)。その時点で樹脂はエポキシ基0.131当量と無水物基0.118 当量を含んだ。化学量論パーセント(簡単には、当量パーセント)、すなわち、 無水物基の当量数をエポキシ基の当量数で割った比率に100を乗じたもの、は 90.3%であった。 該樹脂溶液をアルミニウムの金型に流し入れた。樹脂を、硬化後の厚みが0.5 から1.0mmになるよう十分な量使用した。試料を強制循環空気オーブンへ入れた 。オーブンの温度を80℃にした。この温度を約1時間維持し、約30分間で1 20℃に上げ、さらに上げる前に30分維持し、次に約45分間で180℃に上 げた。180℃で1時間維持した。このサイクルの終了後、試料をゆっくりと室 温まで 冷却し、金型から取り出し、200℃で2時間、熱処理した。 実施例2 以下の樹脂成分の混合物を調製した:45.5gのEpikote 1143B80、26.6gのSMA30 00(同量のMEKに溶解したもの)、及び10.0gのTAC−プレポリマー溶液(7 0% MEK溶液)。該樹脂はエポキシ基0.072当量と無水物基0.065当量を含んだ 。当量パーセントは実施例1と同じく90.3%であった。該組成物の処方を重量で 表したパーセントは以下のとおりである:52.0重量%のFR−4、38.0重量%の SMA3000及び10.0重量%のTAC。TAC−プレポリマー溶液は以下の特性を有 する:Mw=143,000、Mn=7,100、分散20.1、モノマーからオリゴマーへの転化率43 %、固体含量70%、及びブルックフィールド粘度60Mpa.s。 該溶液に以下のものを順に加えた:158mgの2−メチルイミダゾール溶液(10g の2−メチルイミダゾールを、90gの2−メトキシ−1−プロパノールに溶解 したもの)及び70mgのターシャリ−ブチルパーオキシベンゾエート。硬化は実施 例1に記載したようにして行った。 実施例3 実施例1及び2と同様の方法で、樹脂を処方し、硬化させた。本処方はTACを 3重量%しか含まなかった。該組成物の残りを固体分について計算し、重量で表 したパーセン トは以下のとおりである:SMA3000 41.0%及びFR−4樹脂56.0%。以下の量を秤 り入れた:49.0gのEpikote 1143B80、28.7gのSMA3000(同量のMEKに溶解した もの)、3.0gのTAC−プレポリマー溶液、170mgの2MI−溶液(10% 1−メ トキシ−2−プロパノール溶液)、すなわち、FR−4及びSMAを合わせた量 に基づき計算して0.025%、21mgのターシャリ−ブチルパーオキシベンゾエート、 すなわちTACに対して1%。該処方はエポキシ基0.078当量と無水物基0.070当量 を含み、当量パーセントは89.7%であった。 実施例4 TACが5重量%であることを除き同じ処方の以下の組成物を調製した:48.0 gのEpikote 1143B80(54.8重量%)、28.1gのSMA3000(28.1gのMEKに溶解し たもの)(40.2重量%)、5.0gのTAC−プレポリマー溶液(5.0重量%)。0.0 25%の2−MI(固形樹脂、FR−4及びSMAを合わせた量に対して):10%溶 液166mg。1%のターシャリーブチルパーオキシベンゾエートは35mgに相当する 。当量パーセントは89.9%であった。 実施例5 20重量%のTACを含む、上述した処方と類似の実施例である。以下の量を 使用した: 40.4gのEpikote 1143B80(46.2重量%); 23.7gのSMA3000(同量のMEKに溶解したもの)(33.8重量%); 20.0gのTAC−プレポリマー溶液; 140mgの2−メチルイミダゾール溶液(10%); 0.025%の140mgのターシャリーブチルパーオキシベンゾエート、固体TACに 対して1%;当量パーセントは90.3%であった。 実施例1から5において開示したようにして調製した試料の特性を表1にまとめ て示した。 実施例6 実施例2に記載した組成の樹脂をプリプレグ及び積層板を作るのに用いたが、 促進剤及びターシャリーブチルパーオキシベンゾエートの量を、2−メチルイミ ダゾールをエポキシ樹脂とSMA−固体を合わせた量に対して0.035%、ターシャ リーブチルパーオキシベンゾエートをTAC固体に対して3%にそれぞれ変えた。 本樹脂溶液の組成は以下のとおりである: # 1500gのEpikote 1143B80 # 330gのTAC−プレポリマー溶液(70%MEK溶液) # 1758gのSMA3000溶液(50%MEK溶液) # 500gのMEK # 50gの2−メトキシ−1−プロパノール # 7.58gの2−メチルイミダゾール溶液(0.758gの固体2−メチルイミダゾ ールに7.58gの2−メトキシ−1−プロパノールを加えたもの) # 6.9gのターシャリ−ブチルパーオキシベンゾエート ブルックフィールド粘度は100mPa.sであった。 標準E−ガラス(スタイル7628 表面処理Z6032)に、この樹脂を、実験室用 処理装置を用いて含浸させた。本方法は、約50cm幅のガラス布を樹脂を入れた容 器に連続的に通過させることを含む。樹脂で飽和された布はトンネル乾燥機に通 され、ここでは、第一セクションで溶媒が揮発し、 温度が50℃から170℃へと次第に変わる。第2の処理セクション、温度が1 70℃では、いまや溶媒の無い樹脂が部分的に重合する。この重合段階を通常B −ステージといい、該材料をプリプレグと呼ぶ。樹脂の粘度及び処理装置の設定 された速さは、以下の特性を有するプリプレグを与えた:樹脂歩留まり(resin yield)44〜48%及び樹脂流れ(resin flow)19〜24%。これらの値は IPC(Institute for Interconnecting and Packaging Electronic Circuits) に定められた試験方法に従い求めた。 真空室を備えた油圧プレスでプリプレグを圧縮して積層板を作った。そのため に、50cmX50cmのプリプレグ8枚を銅箔(1オンス、電解型)の上に置いた。さ らにこの塊の上にも銅箔を置き、その全体を前述のプレスへ移した。圧縮工程の 間の比圧力は15気圧であった。プレスを5℃/分で170℃まで加熱し、その 温度を1時間維持した後、同じ速さで50℃まで冷却し、プレスを解放した。積 層板を2時間200℃で熱後処理した。積層板の厚みは1.4から1.6mmであった。 積層板について下記の特性を測定した: Tg(℃) DMA: 205℃ TMA: 170℃ DSC: 175℃ 圧力がま試験 −吸水(%) 合格か? 2時間後:0.25 合格 4時間後:0.35 合格 7時間後:0.45 合格 −吸水パーセント:0.1% −吸ジクロロメタン:0.9% −吸N−メチルピロリドン:0.05% −銅剥離強度: −受け入れたまま:13N/cm −はんだに浮かせた後:13N/cm −層剥離:はんだに浮かせた後10分<(10分より長い時間) 誘電特性 (予め乾燥した厚み1.44mmの積層板について測定した) 実施例7〜11 実施例1から6に記載したのと同様の方法で、当量パーセント90の代わりに 50%の試料を調製した。組成及びTgを表2にまとめて示した。 実施例12〜14 これらの実施例は実施例6に記載したのと類似の方法で調製した積層板に関し 、但し今回はSMA1000を以下の当量パーセント使用した:50、70、及び11 0%。これらの積層板の特性を表3にまとめて示した。 実施例15 実施例15では、エポキシクレゾールノボラック(ECN1280型)をSMA300 0及びテトラブロモビスフェノール−A(TBBPA)の組み合わせにより、硬 化して積層板を作った。2つの架橋基を合わせた当量パーセントは、90%であ る。組成および特性は以下のとおりである: 組成:ECN 1289:45.0% SMA3000 : 9.4% TBBPA: 35.5% TAC: 10.0% 積層板について下記の特性を測定した: Tg(℃) TMA: 185℃ DSC: 185℃ 圧力がま試験 −吸水(%) 合格か? 2時間後:0.34 合格 4時間後:0.38 合格 7時間後:0.46 合格 −吸水パーセント:0.1% −吸ジクロロメタン:0.2% −吸N−メチルピロリドン:0.1% −銅剥離強度: −受け入れたまま:17N/cm −はんだに浮かせた後:17N/cm −層剥離:はんだに浮かせた後7〜8分

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.エポキシ樹脂、カルボン酸無水物型エポキシ樹脂用架橋剤、及び少なくとも 1つのアリル網目形成化合物を含む樹脂組成物であって、カルボン酸無水物がエ チレン性不飽和無水物とビニル化合物との共重合体であることを特徴とする樹脂 組成物。 2.少なくとも2重量%のトリアリルシアヌレート(TAC)がアリル網目形成 化合物として存在することを特徴とする請求項1に従う樹脂組成物。 3.少なくとも10重量%のアリル網目形成化合物が存在することを特徴とする 請求項1に従う樹脂組成物。 4.エポキシ樹脂、及びエチレン性不飽和無水物とビニル化合物との共重合体の 形のエポキシ樹脂用架橋剤を含む樹脂組成物であって、少なくとも10重量%の アリル化合物、並びに適切な量のラジカル開始剤を含むことを特徴とする樹脂組 成物。 5.少なくとも2重量%のトリアリルシアヌレート(TAC)をアリル網目形成 化合物として含むことを特徴とする請求項4に従う樹脂組成物。 6.エポキシ樹脂用架橋剤が、分子量が約1,400から約50,000であり 無水物含量が15から60重量%であるところのスチレンとマレイン酸無水物と の共重合体であることを特徴とする上記いずれかの請求項に従う樹脂組成物。 7.共重合体がSMA 1000、SMA 2000、SMA 3000、及び それらの混合物とからなる群より選ばれることを特徴とする請求項6に従う樹脂 組成物。 8.共重合体が、無水物のエポキシ樹脂に対する当量比が40から110%の範 囲であるような量使用されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つの請 求項に従う樹脂組成物。 9.共重合体状の架橋剤に加えて、多価フェノール架橋剤が使用されることを特 徴とする請求項1〜8のいずれか1つの請求項に従う樹脂組成物。 10.難燃性を付与するような量の臭素がエポキシ樹脂に含まれることを特徴と する請求項1〜9のいずれか1つの請求項に従う樹脂組成物。 11.1つの合成層と1つの金属層とを少なくとも含む積層板であって、該合成 層が、繊維により強化されていても よい請求項1〜10のいずれか1つの請求項に従う樹脂組成物からなることを特 徴とする積層板。 12.請求項11に従う積層板より作られるプリント配線板(PWB)。
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