JPH10505355A - 有機金属化合物類 - Google Patents

有機金属化合物類

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JPH10505355A JP8509296A JP50929695A JPH10505355A JP H10505355 A JPH10505355 A JP H10505355A JP 8509296 A JP8509296 A JP 8509296A JP 50929695 A JP50929695 A JP 50929695A JP H10505355 A JPH10505355 A JP H10505355A
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ラッシュワース・シモン・アンドリュー
マーチン・トレバー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、有機金属化合物類および有機金属アミン付加物類の調製方法に関する。グリニャール試薬が調製され、アミン系溶媒中でハロゲン化金属との反応に付される。アミンは、生産された有機金属化合物との有用な付加物の形成に使用できる。有機金属化合物またはそのアミン付加物は、気相エピタキシャル法による半導体層の成長に利用されうる。

Description

【発明の詳細な説明】 有機金属化合物類 本発明は、有機金属化合物類に関し、特に、化学ビームエピタキシ、MOVP E、またはALEのような気相エピタキシャル法による半導体層の成長に使用さ れる有機金属化合物類に関する。 半導体成長に使用される有機金属前駆体類は、通常、ハロゲン化アルキルマグ ネシウムRMgXのようなグリニャール試薬またはアルキルリチウム化合物をハ ロゲン化金属と反応させ、合成される。グリニャール試薬の形成とその後のハロ ゲン化金属との反応による前駆体形成には、酸素含有溶媒、典型的にはエーテル 系中で実施される。その後の精製工程は、前記有機金属前駆体から酸素含有エー テル系溶媒とその他の不純物を次に除去するために、実施される。 残念ながら残留した微量のエーテルは、上記で製造した前駆体類を用いて成長 させた半導体構造で酸素による汚染を起こす。結果として、前記半導体構造類の 性質に有害な影響をもたらす。 本発明の目的は、上述の欠点を回避した有機金属化合物類を製造する方法を提 供することである。 本発明によれば、グリニャール試薬をハロゲン化金属と反応させ有機金属化合 物を調製する方法が提供され、前記反応がアミン系溶媒中で実施されることを特 徴とする。 本発明の製法で使用されるグリニャール試薬は、好適にはアミン系溶媒、特に 前記有機金属化合物の調製に使用されるアミン中で調製される。 前記アミンは、たとえば、三級アルキルアミンまたは三級複素環式アミンのよ うな三級アミンであるのが好適である。本発明に使用されるアミン類は、好適に は、室温、典型的には18乃至20℃において液体である。本発明に使用される 三級アルキルアミン類は、好適には、式 (式中、R1、R2およびR3は、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基であ り、かつR1,R2およびR3は、同一であるかあるいはR1、R2およびR3のうち の2つが同一であってもよい) を有する。本発明における使用に好適なアルキルアミン類は、トリエチルアミン およびジメチルエチルアミンである。 本発明に使用される適切な複素環式アミン類として、ピリジン、2H−ピロー ル、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、1,3,5−トリアジンおよびヘキサ ハイドロトリアジンが挙げられる。 本発明の製法で新規化合物が結果として生じ、それらはここで本発明に包含さ れる。 本発明の二つ目の面によれば、式 MR3・A [式中、Mは金属、Rはアルキル基、Aは式 (式中、R1、R2およびR3は、上記の通りである) の三級アルキルアミンまたは三級複素環式アミンのような三級アミンである] の新規な有機金属アミン付加物が提供される。 前記グリニャール試薬は、適切ないかなる方法でも調製でき、典型的にはマグ ネシウムとハロゲン化アルキルとの反応によって調製され、そのアルキル基は前 記有機金属化合物に必要なものである。 本発明に従って調製できる有機金属化合物類として、II族、III族およびV族 金属類のアルキル化合物類が挙げられる。上記化合物類の例として、ジアルキル 亜鉛、ジアルキルカドミウム、トリアルキルアルミニウム、トリアルキルガリウ ム、トリアルキルインジウム、トリアルキルリン、トリアルキルヒ素およびトリ アルキルアンチモンが挙げられる。 本発明の製法は、有機金属化合物とアミンとの付加物を生成する。この付加物 の形成で、揮発性の金属および非金属微小不純物が前記有機金属化合物から除去 できる。不純物は、蒸留によって容易に付加物から除去できる。前記付加物は、 前記アミンの例えば加熱による除去によって分裂し、MOVPEまたはCBEの 前駆体などのいくつがの目的のために、単独の前記有機金属化合物を提供する。 これとは別に、付加物自体は、MOVPE、CBEおよび他の気相エピタキシ法 による、砒化ガリウム、砒化アルミニウムガリウムおよびセレン化亜鉛のような 例えばIII−V族層またはII−VI族層の蒸着のための前駆体として使用できる。 本発明による好適な工程は、下記の段階を含む: 1.NR3溶媒中におけるRMgXの合成 2.ペンタン中におけるMCl3の懸濁 3.NR3/ペンタン中におけるMCl3へのRMgXの付加 4.蒸留によろ揮発性物質の除去とMR3(NR3)の単離 5.MR3(NR3)からの揮発性不純物の除去 6.付加物の単離またはMR3(NR3)の熱分離およびNR3リガンドの分画蒸 留による除去。 ここで、本発明をさらに詳細に下記の例を用いて説明する。下記に述べた各反 応は、乾燥/酸素非含有窒素ガス(dinltrogen)雰囲気中で、標準的精製法によ り乾燥させ、脱酸素を行った反応物質を用いて実施した。 実施例1 本実施例は、溶媒としてトリエチルアミンを用いるトリイソプロピルガリウム の製造を示している。 イソプロピルマグネシウムブロミド(i−PrMgBr)のトリエチルアミン 溶液を、イソプロピルブロミド(i−PrBr;280g、2.3mol)を金 属マグネシウム薄片(magneslum metal turnings)(60g、2.5mol)の トリエチルアミン(NEt3;1000cm3)撹拌懸濁液に滴下することにより 、調製した。この結果、強い発熱反応が起こった。この反応は、ヨウ素結晶添加 によってより容易に開始させることができることが分かった。i−PrBrの添 加完了後、この反応混合物を室温で4時間、撹拌した。 次に、三塩化ガリウム(GaCl3;125g、0.7mol)のペンタン( 500cm3)溶液を、撹拌しながらゆっくりと、i−PrMgBrのNEt3溶 液に添加した。この結果、発熱反応が起こった。GaCl3−ペンタン溶液添加 完了後、この反応混合物を室温で4時間攪拌し、反応完了を確実にした。 真空(in vacuo)で蒸留し、揮発性物質を除去した後、粗生成物を真空蒸留(1 00℃)により、液体窒素(およそ−196℃)中で冷却された容器に単離した 。真空(in vacuo)蒸留(25−50℃)によって揮発性の不純物を粗生成物から 除去し、真空蒸留(80℃)によって、冷却された(およそ−106℃)容器中 に純粋な液体生成物が得られた。 プロトンNMR分光法により、有機金属生成物は、トリイソプロピルガリウム のトリエチルアミン付加物、i−Pr3Ga(NEt30.6として同定された。 プロトンNMRデータを下記に要約した: (ppm) (帰 属) 0.8(三重項、5.4H) NCH2 3 1.0(多重項、3H) GaC(CH32 1.4(二重項、18H) GaCH(C 32 2.4(四重項、3.6H) NC 2CH3 このi−Pr3Ga−NEt3付加物を、さらに、ICP発光分光分析(inducti vely coupled plasma emission spcctroscopy;ICP−ES)を用いて分析し 、微量金属不純物を求めた。検出された不純物は、シリコン(0.03ppm、 w.r.t.Ga)および亜鉛(0.2ppm w.r.t.Ga)だけであった。 収量 i−Pr3Ga(NEt30.6=49.4g iPr3Ga付加物の蒸気圧は、13℃において0.9mBarであることが 分かった。 上記のようにして調製したトリイソプロピルガリウムを用いて、下記条件下で 化学ビームエピタキシによって砒化ガリウム基質上にAlGaAs層を成長させ た: 基質温度 540℃ AlGaAs成長速度 1/hr V族前駆体− 熱分解アルシン III族前駆体類− トリイソプロピルガリウム トリエチルアミン付加物プラス AlH3−NMe2Et このようにして成長させたAlGaAs層(アルミニウム組成18%)は、4 ×1016cm-3(二次イオン質量分析SIMSによって測定)未満の酸素レベル を示した。この層は、従来法で(すなわち、エーテル系溶媒を用いて)合成され たトリイソプロピルガリウムや、SIMSで9×1016cm-3のより高い酸素レ ベルが検出された、AlH3(NMe2Et)を用いることにより成長させたAl GaAs層(アルミニウム組成25%)よりも優れている。トリイソプロピルガ リウム−トリエチルアミン付加物を用いて成長させたAlGaAs層は、トリエ チルガリウムおよびAlH3(NMe2Et)を用いて同一CBE成長条件下でこ れまでに得られた最良の層に酸素含量(<4×1016cm-3)の点で匹敵してい た。 付属図面のそれぞれ図1および図2は、本実施例に従って調製したトリイソプ ロピルガリウム付加物と従来法で調製したトリイソプロピルガリウムの蒸気圧と 成長速度を示している。明らかなように、前記付加物は、高い蒸気圧と大きい成 長速度を有し、化学蒸着法にとって有益である。 実施例2 本実施例は、溶媒としてジメチルエチルアミンを用いるトリイソプロピルガリ ウムの製造を示している。 イソプロピルマグネシウムブロミド(i−PrMgBr)のジメチルエチルア ミン溶液を、イソプロピルブロミド(i−PrBr;166g、1.4mol) を金属Mg薄片(48g、2.0mol)のジメチルエチルアミン(NMe2E t;500cm3)撹拌懸濁液に滴下することにより、調製した。この結果、少 量のヨウ素添加によってより容易に開始させることができる強い発熱反応が起こ った。i−PrBrの添加完了後、この反応混合物を室温で4時間、攪拌した。 次に、GaCl3(69g、0.4mol)のペンタン(260cm3)溶液を 、 攪拌しながらゆっくりと、i−PrMgBrのNMe2Et溶液に添加した。こ れは強い発熱反応を起こした。GaCl3−ペンタン溶液添加完了後、この反応 混合物を室温で4時間撹拌し、反応完了を確実にした。 大気圧蒸留(60℃)によって揮発性物質を除去した後、粗生成物を真空蒸留 (100℃)により、冷却した容器(およそ−196℃)中に単離した。揮発性 の不純物は真空中(in vacuo)で粗生成物から除去され、純粋な液体生成物が減圧 蒸留(70℃)によって容器内に得られた。 プロトンNMR分光法により、有機金属生成物は、トリイソプロピルガリウム のジメチルエチルアミン付加物、i−Pr3Ga(NMe2Et)として同定され た。プロトンNMRデータを下記に要約した: (ppm) (帰 属) 0.6(三重項、3H) NCH2 3 0.9(多重項、3H) GaC(CH32 1.4(二重項、18H) GaCH(C 32 1.9(一重項、6H) NC 3 2.4(四重項、2H) NC 2CH3 このi−Pr3Ga−NMe2Et付加物を、さらに、ICP−ESを用いて分 析し、微量金属不純物を求めた。検出された不純物は、シリコン(0.2ppm 、w.r.t.Ga)および亜鉛(4.6ppm w.r.t.Ga)だけであった。 収量 i−Pr3Ga(NMet2Et)=58.5g 実施例3 本実施例は、溶媒としてトリエチルアミンを用いるトリイソプロピルインジウ ムの製造を示している。 i−PrMgBrのNEt3溶液を、i−PrBr(72g、0.6mol) をNEt3(200cm3)中に滴下することにより、調製した。この結果、強い 発熱反応が起こった。i−PrBrの添加完了後、この反応混合物を室温で4時 間、攪拌した。 次に、i−PrMgBrのNEt3溶液を攪拌しながら三塩化インジウム(I nCl3;35g、0.2mol)のNEt3(200cm3)懸濁液に滴下した 。これは強い発熱反応を起こさせた。i−PrMgBr/NEt3溶液の添加完 了後、この反応混合物を2時間、加熱還流した。 真空中(in vacuo)で蒸留し揮発性物質を除去した後、真空蒸留(100℃)に より、粗生成物を冷却した容器(約−196℃)中に得た。揮発性の不純物は、 真空中(in vacuo)での蒸留によって粗生成物から除去され、純粋な液体生成物が 真空蒸留(70℃)により、冷却された容器(およそ−196℃)内に得られた 。 プロトンNMR分光法により、有機金属生成物は、トリイソプロピルインジウ ムのトリエチルアミン付加物、i−Pr3In(NEt3)として同定された。プ ロトンNMRデータを下記に要約した: (ppm) (帰 属) 0.8(三重項、9H) NCH2 3 1.1(多重項、3H) InC(CH32 1.6(二重項、18H) InCH(C 32 2.4(四重項、6H) NC 2CH3 このi−Pr3In−NEt3付加物を、さらに、ICP−ESを用いて分析し 、微量金属不純物を求めた。検出された不純物は、シリコン(0.04ppm、 w.r.t.In)および亜鉛(3.8ppm w.r.t.In)だけであった。 収量 i−Pr3In(NEt3)=8g 実施例4 本実施例は、溶媒としてジメチルエチルアミンを用いるトリイソプロピルイン ジウムの製造を示している。 i−PrMgBrのNMe2Et溶液を、i−PrBr(192g、1.6m ol)を金属Mg薄片(56g、2.3mol)のNMe2Etの撹拌懸濁液( 400cm3)に滴下することにより、調製した。 この結果、強い発熱反応が起こった。i−PrBrの添加完了後、この反応混 合物を室温で4時間、撹拌した。 次に、i−PrMgBrのNMe2Et溶液を撹拌しながらInCl3(72g 、 0.3mol)のペンタン懸濁液に添加した。これは発熱反応を起こさせた。i −PrMgBr/NMe2Et溶液の添加完了後、この反応混合物を2時間、加 熱還流した。 大気圧蒸留(60℃)で揮発性物質を除去した後、粗生成物を減圧蒸留(85 −90℃)によって容器中に得た。揮発性の不純物は、真空蒸留(25℃)によ って粗生成物から除去した。 真空蒸留(85−90℃)によって、純粋な液体生成物が、約−196℃に冷 却した容器中に得られた。 プロトンNMR分光法によって麦わら色(straw yellow)の液体が、トリイソプ ロピルインジウムのジメチルエチルアミン付加物、i−Pr3In(NMe2Et )として同定された。プロトンNMRデータを下記に要約した: (ppm) (帰 属) 0.8(三重項、3H) NCH2 3 1.0(多重項、3H) InC(CH32 1.5(二重項、18H) InCH(C 32 2.0(一重項、6H) NC 3 2.3(四重項、2H) NC 2CH3 このi−Pr3In−NMe2Et付加物を、さらに、ICP−EASを用いて 分析し、微量金属不純物を求めた。検出された不純物は、シリコン(<1ppm 、w.r.t.In)および亜鉛(0.12 w.r.t.In)だけであった。 収量 i−Pr3In(NMe2Et)=81.7g
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年8月13日 【補正内容】 明細書 有機金属化合物類 本発明は、有機金属化合物類に関し、特に、化学ビームエピタキシ、MOVP E、またはALEのような気相エピタキシャル法による半導体層の成長に使用さ れる有機金属化合物類に関する。 半導体成長に使用される有機金属前駆体類は、通常、ハロゲン化アルキルマグ ネシウムRMgXのようなグリニャール試薬またはアルキルリチウム化合物をハ ロゲン化金属と反応させ、合成される。グリニャール試薬の形成とその後のハロ ゲン化金属との反応による前駆体形成には、酸素含有溶媒、典型的にはエーテル 系中で実施される。その後の精製工程は、前記有機金属前駆体から酸素含有エー テル系溶媒とその他の不純物を次に除去するために、実施される。 残念ながら残留した微量のエーテルは、上記で調製した前駆体類を用いて成長 させた半導体構造で酸素による汚染を起こす。結果として、前記半導体構造類の 性質に有害な影響をもたらす。 有機金属アミン付加物類の存在は、例えばヘンリックソンC.H.ら(Henrlckso n C.H.et al)[インオーガニック・ケミストリー(Inorganic Chemistry)、7巻 、6号、 1968、1047〜1051頁]およびスティーブンス、LGら(StevensL.G. et al)[ジャーナル・オブ・インオーガニック・アンド・ニュークレアー・ケミ ストリー(Joumal of Inorganic and Nuclear ChemiStry)、26巻、1964、 97〜102頁]の報告において開示されている。 本発明の目的は、上述の欠点を回避した有機金属化合物類を調製する方法を提 供することである。 本発明によれば、グリニャール試薬をハロゲン化金属と反応させ有機金属化合 物を調製する方法が提供され、前記反応がアミン系溶媒中で実施されることを特 徴とする。 本発明の製法で使用されるグリニャール試薬は、好適にはアミン系溶媒、特に 前記有機金属化合物の調製に使用されるアミン中で調製される。 前記アミンは、たとえば、三級アルキルアミンまたは三級複素環式アミンのよ うな三級アミンであるのが好適である。本発明に使用されるアミン類は、好適に は、室温、典型的には18乃至20℃において液体である。本発明に使用される 三級アルキルアミン類は、好適には、式 (式中、R1、R2およびR3は、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基であ り、かつR1,R2およびR3は、同一であるかあるいはR1、R2およびR3のうち の2つが同一であってもよい) を有する。本発明における使用に好適なアルキルアミン類は、トリエチルアミン およびジメチルエチルアミンである。 本発明に使用される適切な複素環式アミン類として、ピリジン、2H−ピロー ル、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、1,3,5−トリアジンおよびヘキサ ハイドロトリアジンが挙げられる。 前記グリニャール試薬は、適切ないかなる方法でも調製でき、典型的にはマグ ネシウムとハロゲン化アルキルとの反応によって調製され、そのアルキル基は前 記有機金属化合物に必要なものである。 本発明に従って調製できる有機金属化合物類として、II族、III族およびV族 金属類のアルキル化合物類が挙げられる。上記化合物類の例として、ジアルキル 亜鉛、ジアルキルカドミウム、トリアルキルアルミニウム、トリアルキルガリウ ム、トリアルキルインジウム、トリアルキルリン、トリアルキルヒ素およびトリ アルキルアンチモンが挙げられる。 (請求の範囲1〜15は変更なし) 16.(削除) 17.(削除) 18.(削除) 19.(削除) 20.(削除)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),CA,CN,GB,JP,K R,US (72)発明者 マーチン・トレバー イギリス国 ウースターシャー WR14 3PS,マルバーン,セント・アンドリュ ース ロード(番地なし) デフェンス・ エバリュエーション・アンド・リサーチ・ エージェンシー内 (72)発明者 ホィッテーカー・ティモシー・ジョン イギリス国 ウースターシャー WR14 3PS,マルバーン,セント・アンドリュ ース ロード(番地なし) デフェンス・ エバリュエーション・アンド・リサーチ・ エージェンシー内 (72)発明者 フレーア・リチャード・ウィリアム イギリス国 ウースターシャー WR14 3PS,マルバーン,セント・アンドリュ ース ロード(番地なし) デフェンス・ エバリュエーション・アンド・リサーチ・ エージェンシー内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.グリニャール試薬をハロゲン化金属と反応させ、有機金属化合物を調製する 方法であって、この反応がアミン系溶媒中で実施されることを特徴とする方法。 2.前記グリニャール試薬がアミン系溶媒中で調製されることを特徴とする請求 項1に記載の方法。 3.グリニャール試薬の調製に用いられる前記アミン系溶媒が、グリニャール試 薬とハロゲン化金属との反応に用いられるものと同一であることを特徴とする請 求項2に記載の方法。 4.前記アミンが三級アミンであることを特徴とする請求項1、2または3に記 載の方法。 5.前記アミンが三級アルキルアミン類および三級複素環式アミン類から選択さ れることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。 6.前記アミンが室温で液体であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか 1項に記載の方法。 7.前記アミンが下記の一般式: (式中、R1、R2およびR3は、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基であ り、かつR1,R2およびR3は、同一であるかあるいはR1、R2およびR3のうち の2つが同一である) を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。 8.前記アミンがトリエチルアミンおよびジメチルエチルアミンから選択される ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。 9.前記アミンが、ピリジン、2H−ピロール、ピリミジン、ピラジン、ピリダ ジン、1,3,5−トリアジンおよびヘキサハイドロトリアジンから選択される ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。 10.前記グリニャール試薬は、マグネシウムとハロゲン化アルキルとの反応に よって調製され、そのアルキル基は前記有機金属化合物に必要なものであること を特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の方法。 11.前記有機金属化合物が、II族、III族およびV族金属類から選択された金 属のアルキル化合物であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に 記載の方法。 12.前記有機金属化合物が、ジアルキル亜鉛、ジアルキルカドミウム、トリア ルキルアルミニウム、トリアルキルガリウム、トリアルキルインジウム、トリア ルキルリン、トリアルキルヒ素およびトリアルキルアンチモンから選択されるこ とを特徴とする請求項11に記載の方法。 13.前記アルキル基がイソプロピル基であることを特徴とする請求項11また は12に記載の方法。 14.前記有機金属化合物と溶媒として使用されるアミンとの付加物が、単離さ れることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の方法。 15.前記有機金属アミン付加物を分離し前記有機金属化合物を残す段階を特徴 とする請求項14に記載の方法。 16.請求項1乃至15のいずれか1項に記載の製法によって常に調製される有 機金属化合物。 17.式 MR3・A [式中、Mは金属; Rはアルキル基;および Aは式 (式中、R1、R2およびR3は、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基であ り、かつR1,R2およびR3は、同一であるかあるいはR1、R2およびR3のうち の2つが同一である) の三級アルキルアミン、または三級複素環式アミンである] の有機金属アミン付加物類。 18.前記MR2のアルキル基がC1-5直鎖または分枝状アルキル基である請求項 17に記載の付加物。 19.前記アルキル基がイソプロピル基である請求項18に記載の付加物。 20.請求項1に記載の製法であり、実質的に、先の実施例のいずれかを参考と しこれまで説明してきたものである前記製法。
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