JP2644158B2 - 金属アルキル付加物 - Google Patents

金属アルキル付加物

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JP2644158B2 JP5008540A JP854093A JP2644158B2 JP 2644158 B2 JP2644158 B2 JP 2644158B2 JP 5008540 A JP5008540 A JP 5008540A JP 854093 A JP854093 A JP 854093A JP 2644158 B2 JP2644158 B2 JP 2644158B2
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は化合物半導体材料の製造に有用な
金属アルキル類の製造に係る。
【0002】化合物半導体材料、たとえばヒ化ガリウ
ム、リン化インジウム、リン化ガリウムおよびテルル化
カドミウム水銀のような材料はエレクトロニクス産業で
マイクロ波振動子、半導体発光ダイオードおよびレーザ
ーならびに赤外検知器などに応用用途を有する周知の材
料である。
【0003】このような材料は従来、通常はサブストレ
ート結晶上に気相エピタキシヤル(VPE)法によって
1つ以上の活性層を形成することで製造されている。
【0004】MをIII 族元素、QをV族元素としてMQ
の形で表わされる化合物半導体が元素Mのトリアルキル
化物をV族元素Qの気体状化合物たとえば水素化物と反
応させることによってVPEで製造できることはかなり
前から知られている。この方法はたとえばGa(C
3 3 とAsH3 からヒ化ガリウム(ガリウムヒ素)
を製造するのに好適な方法である。
【0005】このため、金属アルキル、特にトリメチル
ガリウムやトリメチルインジウムのような III族トリア
ルキル(化物)が半導体材料の製造において重要になっ
てきた。
【0006】しかし、トリメチルガリウムやトリメチル
インジウムのような金属アルキル類は揮発性で自然発火
性であり加水分解反応性が爆発的に高いため極めて危険
である。
【0007】トリメチルガリウムやトリメチルインジウ
ムには特別な容器が必要であり、これを用意するには莫
大な費用を要する。
【0008】エレクトロニクス レターズ(Electronic
s Letters )、1980年3月13日、16巻、6号中
のレンツ(H.Renz)とバイトライン(J.Weidlein)によ
る論文にはトリメチルインジウムとルイス塩基P(CH
3 3 の付加物の生成が記載されている。こうして生成
した付加物は常温で固体であり、危険がなくゾーン精製
法で精製される。しかしこの文献に記載されている付加
物からトリメチルインジウムを分離するのは困難であ
る。
【0009】本発明の目的は、室温で安定で、かつ必要
なときにはかなり低い熱分解(解離)温度より上で容易
にその成分に分離される金属アルキル付加物を提供する
ことによってこの付加物から金属アルキルを生成する方
法を提供することである。
【0010】III 族金属アルキルの製造方法は、(a)
式(R3 M)y ・L[式中、R3 は同一でも異なっても
よい3個のアルキル基Rを表わし、MはIII 族の金属元
素を表わし、Lは20℃で安定な有機ルイス塩基によっ
てもたらされるアリール含有リンドナーリガンドを表わ
し、yはリガンド内に存在するリンドナー原子の数に等
しい整数である]を有するアルキルの付加物を形成し、
(b)この付加物を加熱してその熱解離を起こさせるこ
とによって金属アルキルを気体生成物として遊離させる
ことからなる。
【0011】本方法はIII 族金属の低級アルキル化物、
特にヘキサメチルジアルミニウム、トリメチルガリウム
およびトリメチルインジウムの製造に特に適している。
【0012】リガンドLを提供するルイス塩基はアリー
ル含有リンルイス塩基である。アルキルルイス塩基の代
わりにアリールのものを使用することの主な利点は次の
ことである。
【0013】i このルイス塩基の塩基性が低下してお
り、そのためこれから生成する付加物の解離温度は低め
である。
【0014】ii このルイス塩基の揮発性は一般に低め
である。
【0015】これら2つの利点のため、本発明の方法で
形成される付加物は比較的低い温度で容易に解離して、
汚染源となるルイス塩基を極く低濃度でしか含有しない
気体アルキル生成物を生成する。
【0016】本発明の目的に対して許容できる低い揮発
性を有することが判明しているアリール含有リンルイス
塩基は、融点が50℃〜200℃の範囲にあるものであ
る。さらに、生成熱が5〜15kcal mol-1、特に6〜1
2kcal mol-1である式(R3M)y ・Lの付加物を与え
るようなルイス塩基が好ましいことが判明している。生
成熱が約5kcal mol-1未満の付加物は室温(15〜20
℃)で解離する傾向があるため本方法には適さないし、
生成熱が12kcal mol-1より大きく特に15kcal mol-1
より大きい付加物では通常許容できない程高い解離温度
が必要になり、このような温度では気体アルキル生成物
中の汚染物であるルイス塩基が高レベルになりうる。
【0017】リガンドLとこれの起源となる有機ルイス
塩基は双方とも次の一般式IIを有すると最も好ましい。
【0018】
【化3】
【0019】ただし、Ar1 およびAr2 は同一かまた
は異なるアリール基であり、Xはリン原子であり、Ar
3 はアリール基であってAr1 およびAr2 の一方また
は両方と同一又は異なっていてもよく、Zは
【0020】
【化4】
【0021】(ここで、Dは脂肪族基であり、Ar4
アリール基である)であり、nは0,1,2,3,4又
は5である。Xはリンである
【0022】Ar1 ,Ar2 とAr3 とAr4 の各基は
フエニル、置換フエニル(たとえばo−,p−,もしく
はm−トリルC6 4 CH3 またはメシチルC6
2 (CH3 3 )、p−ジフエニルまたはナフチルから
選択することができる。基Ar1,Ar2 ,Ar3 およ
びAr4 がフエニルであると好ましい。
【0023】Dとしては脂肪族鎖(CH2 m (ただし
mは1〜12の整数であり、2〜4が最も好ましい)が
好ましく、nとしては1〜3が好ましい。
【0024】一般式IIの一座および多座配位リガンドL
の例としてはトリフェニルホスフィン、トリス−p−ト
リルホスフィン、トリメシチルホスフィン、トリス−p
−ビフェニルホスフィンおよびトリナフチルホスフィ
ン、DIPHOS(Ph2 PCH2 CH2 PPh2 )、
TRIPHOS(Ph2 PCH2 CH2 P(Ph)CH
2 CH2 PPh2 )およびTETRAPHOS−1(P
2 PCH2 CH2 P(Ph)CH2 CH2 P(Ph)
CH2 CH2 PPh2 )(Ph=フエニル)がある。
【0025】一般式IIの二座、特に多座配位ルイス塩基
を使用することの1つの特別な利点は、塩基の融点より
低い熱解離温度を有する式(R3 M)y ・Lの付加物を
形成し易いことである。固体の塩基/付加物混合物から
アルキルが遊離する速度は温度だけに依存し、解離の進
行に伴なって変化する付加物とルイス塩基解離生成物の
濃度にはほとんど影響を受けない。本発明者らは、Xが
リンである場合一般式IIのルイス塩基を使用したときの
さらなる利点が、これらが通常II族金属とは容易に付加
物を形成しないことであるということを見い出した。II
族金属が存在すると微量であっても III族/V族化合物
半導体層のVPE生長に干渉し得、これらの層の内部で
不要なドーパントとして作用し得る。したがって、本方
法においてこれらアリール含有リンルイス塩基を用いる
ことによって付加的に III族金属アルキルの精製方法を
得ることができる。この方法によって生成する(R
3 M)y ・L付加物は一般にII族金属不純物を含まない
からである。
【0026】付加物(R3 M)y ・Lを製造するには、
式R3 M.E(Eはエーテル)の前駆体付加物を生成
し、この前駆体付加物R3 M.EとV族ドナーリガンド
Lとの間で置換反応を生起せしめると好ましい。Lはル
イス塩基としてEよりも弱いかもしれないが、所望の
(R3 M)y ・L付加物が生成するように、揮発性のエ
ーテルEを留去することによって置換反応の平衡をずら
すことができる。
【0027】たとえば、Eはジエチル・エーテルでもよ
く、PAr3 特に上に特定したようなトリフエニルホス
フイン等で、またはDIPHOS、TRIPHOSもし
くはTETRAPHOSで置き換えることができる。1
例を挙げると、(CH3 3Ga.(C2 5 2 Oの
生成の際には約20kcal mol-1(84kJ mol-1)の反応
熱が生ずるのに対し、これより弱いルイス塩基のPPh
3 を含有する(CH33 Ga.PPh3 の生成の際に
発生する反応熱はほぼ6kcal mol-1(25kJ mol-1)だ
けである。生成時の反応熱が約5kcal mol-1(21kJ m
ol-1)未満の付加物は温室で解離する傾向があるため本
発明の付加物としては不適当である。
【0028】式R3 M.Eの前駆体付加物は多くの公知
ルートの1つによって製造することができる。たとえ
ば、R3 Mが(CH3 3 Gaまたは(CH3 3 In
の場合にはエーテルEを溶媒の形態で存在させてGaC
3 またはInCl3 をCH3Liか適当なグリニヤー
ル試薬のいずれかと反応させればよい。
【0029】本発明によって一般式(R3 M)y ・Lの
付加物が提供される。ここで、R3は同一でも異なって
もよい3個のアルキル基Rを表わし、MはIII 族の金属
元素を表わし、Lは20℃で安定な有機ルイス塩基から
得られるアリール含有リンドナーリガンドを表わし、y
はこのリガンド中に存在するリンドナー原子の数に等し
い整数である。Mはアルミニウム、ガリウムまたはイン
ジウムを表わすのが好ましい。各Rは好ましくは低級ア
ルキル基を表わし、メチルが最も好ましい。
【0030】リガンドLを形成する起源となるルイス塩
基は50℃〜200℃の範囲で融解する低揮発性の固体
が好ましい。
【0031】付加物(R3 M)y ・Lの生成熱は5〜1
5kcal mol-1であり、6〜12kcalmol-1が最も好まし
い。
【0032】Lは、塩基中に存在するV族ドナー原子
(複数の場合はその各々)が三価で少なくとも1個の隣
接アリール基に直接結合しているリンルイス塩基から誘
される
【0033】Lは次の一般式IIで表わされる
【0034】
【化5】
【0035】ここで、Ar1 およびAr2 は同一かまた
は異なるアリール基であり、Xはリン原子であり、Ar
3 はアリール基であってAr1 およびAr2 の一方また
は両方と同一または異なっていてもよくZは
【0036】
【化6】
【0037】(ただし、Dは脂肪族基であり、Ar4
アリール基である)であり、nは0,1,2,3,4又
は5である。Xはリンである
【0038】Ar1 ,Ar2 およびAr3 とAr4 の各
基はフエニル、置換フエニル(たとえばo−,p−,も
しくはm−トリルC6 4 CH3 、またはメシチルC6
2(CH3 3 )、p−ジフエニルまたはナフチルか
ら選択し得る。基Ar1 ,Ar2 ,Ar3 およびAr4
がフエニルであると好ましい。
【0039】Dは脂肪族鎖(CH2 m (ただし、mは
1〜12の整数であり、2〜4が最も好ましい)が好ま
しく、nは1〜3が好ましい。
【0040】一般式IIの一座および多座配位リガンドL
の例としてはトリフェニルホスフィン、トリス−p−ト
リルホスフィン、トリメシチルホスフィン、トリス−p
−ビフェニルホスフィン、トリナフチルホスフィン、D
IPHOS(Ph2 PCH2CH2 PPh2 )、TRI
PHOS(Ph2 PCH2 CH2 P(Ph)CH2 CH
2 PPh2 )およびTETRAPHOS−1(Ph2
CH2 CH2 P(Ph)CH2 CH2 P(Ph)CH2
CH2 PPh2 )がある。
【0041】本発明の方法で金属アルキル類を製造する
ことによって、揮発性の金属アルキルの製造、輸送およ
び取り扱いに関して上述した困難性を回避することが可
能である。しかし、使用時点(たとえばVPE装置内)
で金属アルキルを利用できる状態にするためには、たと
えば大気圧の不活性ガス中または減圧下で式(R3 M)
y ・Lの付加物を比較的低い温度に加熱することによっ
てこの付加物から金属アルキルを分離すればよい。たと
えば、(CH3 3 Ga.PPh3 を大気圧の窒素中で
180℃または減圧(10-2mmHg)下で90℃に加熱
することによりこの付加物からトリメチルガリウムを得
ることができる。
【0042】本発明の具体例である式(R3 M)y ・L
の付加物は半導体化合物の製造方法で使用するのに(C
3 3 Pのようなリガンドを含有する公知の付加物お
よびエーテルやその他の酸素含有リガンドを含有する付
加物より好ましい。というのは、このリガンドLはアル
キル化物から容易に分離できしかも微量のリガンドLは
生成した半導体化合物中でドーパントとして作用する可
能性が低いからである。
【0043】
【実施例】以下添付の図面を参照して本発明の具体例を
例示説明する。
【0044】以下の実施例では次の記号を使用する。
【0045】 m.p.=融点 b.p.=沸点 NMR=核磁気共鳴スペクトル IR=赤外 ppm =100万分の1実施例1 前駆体付加物Me3 Ga.Et2 O(Et=エチル)か
ら付加物Me3 Ga.PPh3 を得ることによってこの
付加物からトリメチルガリウムMe3 Gaを製造した。
この前駆体付加物はジエチルエーテル中でメチルリチウ
ムから得た。使用した全反応経路は次のとおりである。
【0046】 Et2 O GaCl3 +3MeLi → Me3 Ga.Et2 O+3LiCl…反応1 Me3 Ga.Et2 O+PPh3 →Me3 Ga.PPh3 +Et2 O…反応2 Me3 Ga.PPh3 →Me3 Ga+PPh3 …反応3 1.1 トリメチルガリウムエテレートの製造:反応1 氷冷攪拌しながらエーテル中のメチルリチウム(1.6
7M溶液112ml)をGaCl3 (エーテル50ml中1
1.0g)に加えた。この混合物を室温で一晩攪拌し、
濾過し、濾液をビグルー(Vigreux )カラム(長さ16
cm)で溶媒が全て除かれMe3 Ga.Et2 Oが留出さ
れる(b.p.99℃)まで分留した。収率は10.3
g(87%)であった。
【0047】 1.2 付加物Me 3 Ga.PPh 3 の製造:反応2 ベンゼン(30ml)中のトリフエニルホスフイン(3.
6g)を室温でベンゼン(10ml)中のMe3 Ga.E
2 O、92.6gに加えた。この混合物をビグルー
(Vigreux )カラム(長さ16cm)で分留して、留出物
の温度が80℃(ベンゼンのb.p.)に達するまで低
沸点留分(36℃)を除去した。次にこの混合物を冷却
し、減圧下で溶媒を蒸発させて晶出点まで濃縮した。結
晶性化合物1.7gが得られた。これを融点が一定する
までペンタン(約120ml)で再結晶した。この化合物
は132℃でひどく分解することなく融解する。この付
加物のIR、NMRおよびマススペクトルをとって構造
を確認した。またサンプルを微量分析(CとH)にかけ
た。結果は測定値がC、66.6%、H、6.47%で
あった。Me3 Ga.PPh3 は、C、66.9%、
H、6.41%となる。得られたIR、NMRおよびマ
ススペクトルの結果は次のとおり。
【0048】1 H NMR(C 6 6 中) PPh3 フエニル基中の水素原子(δ、8.25−6.
90ppm )のMe3 Gaメチル基中の水素原子(0.2
ppm )に対するモル比はNMRピークの積分によると
1.8:1(計算値1.66:1)であった。得られた
値が多少大きいのは、フエニルのピーク強度に寄与する
6 6 溶媒中に微量に存在する分子種C6 x 6-x
(x=1〜6)の影響と説明される。
【0049】マススペクトル(70eV) 結果を第1図に示す。
【0050】付加物の親イオンはみられなかった。
【0051】 出現ピーク:PPh3 + 質量262.3 Me3 Ga+ 質量116.2および114.2 (71Gaと69Ga同位体による) Me3 Ga+ 質量101.2および99.3 MeGa+ 質量86.2および84.1 Ga+ 質量71.1および69.1 ガリウム含有種のガリウムの2つの同位体(71と6
9)に対する強度比は約1.5であり、これは同位体の
天然存在比Ga69−60.4%、Ga71−39.6%と
良く一致している。
【0052】IRスペクトル 得られたスペクトルを第2図に示す。これによって付加
物の構造が再確認される。
【0053】1.3 試験例1:反応3 Me3 Ga.PPh3 の製造を2回繰り返した。その目
的は、 1.大気圧の窒素中、と 2.減圧下 で油浴を用いる加熱作用によって付加物をMe3 Gaと
PPh3 に分けるためである。
【0054】いずれの場合も過剰(約20%)のPPh
3 を用いた。付加物は上の1.2と同様にして得た。た
だし、終了時のベンゼンによる結晶化の代わりに減圧下
で溶媒を蒸発させ、その生成物をさらに精製することな
く用いた。
【0055】窒素下で加熱したサンプルは180℃でM
3 Gaと同定されたガスをゆっくり発生し始めた。加
熱はこの時点で停止した。
【0056】減圧下(10-2mmHg)で加熱したサンプ
ルはほぼ80℃(油浴の温度)でMe3 Gaを発生し始
めた。この温度でフラスコ内の固体が融解し始めた(P
Ph3 のm.p.=80℃)。加熱を続けて温度をゆっ
くりと90℃まで上げた。フラスコの内容物が全部融解
し、ガスの発生が見えなくなってから約15分後に加熱
を停止した。Me3 Gaを液体窒素トラップ中に集め
た。
【0057】Me3 GaはNMRスペクトル(δ、−
0.07ppm ;C6 6 )で同定した。Me3 Gaは
1.3g回収され、Me3 Ga.Et2 Oに基づく収率
は71%であった。(製造はMe3 Ga.Et2 O 3
gから出発した。)加熱後にフラスコ内に残った残渣を
NMRで検査した。それによると、付加物の形態のメチ
ルガリウム種の量は無視し得る量だけで全体がPPh3
であり、したがってこれをこのプロセスで再利用でき
た。
【0058】実施例2 付加物(Me3 In)2 .DIPHOSからのMe3
nの製造(DIPHOS=Ph2 P−CH2 −CH2
PPh2 、Ph=フエニル)。
【0059】 付加物(Me3 In)2 .DIPHOSの製造 エーテル(65ml)中の1.3Mメチルリチウム溶液を
エーテル(50ml)中のInCl3 (6g)に加えた。
この混合物を2時間還流し濾過した。この濾液にベンゼ
ン(100ml)中のDIPHOS(6g)溶液によって
ベンゼン(100ml)を加えた。ビグルー(Vigreux )
カラムで分別蒸留してエーテルを除去した。残りのベン
ゼン溶液を濾過し、減圧下で溶媒を蒸発させた。m.
p.156℃の粗製化合物(9.78g)をベンゼンで
繰り返し結晶化して融点が一定(163℃)になるまで
精製した。この化合物の特性をIR,NMR.マススペ
クトルおよび元素分析で検査した。
【0060】結果は次のとおり。
【0061】NMR 1 H化学シフト(ppm ) In(CH3 3 :0.07; DIPHOS:C
2 :2.50(二重線)C6 5 :7.52−7.2
7および7.07−6.9; 積分するとCH3 :CH2 比は予想通り4.5:1であ
った。
【0062】元素分析: 測定値:C、53.83;H、5.90% (Me3 In)2 .DIPHOSに対する計算値:C、
53.51;H、5.89%
【0063】
【表1】マススペクトル 質 量 強 度 DIPHOS+ 397.8 1.4% In115 Me2 + 144.9 100 In113 Me2 + 143.0 4.7 In115 Me+ 130.0 12.2 In113 Me+ 128.0 1.3試験例2 :Me3 Inの(Me3 In)2 .DIPHO
S付加物からの製造 液体窒素中に浸漬したガラス容器
に連結し真空ポンプにつないだフラスコ中減圧下(10
-2mmHg)で(Me3 In)2 .DIPHOS(3.0
7g)を加熱した。加熱(油浴)は次第に上昇させた。
ほぼ80℃でMe3 Inがガラス容器中に回収され始め
た。120℃で分解反応が激しくなり、反応フラスコの
内容物は淡褐色かつ泡状になった。温度をゆっくりと1
30℃まで上げ、泡立ちが完全に止むまで一定に保っ
た。ガラス容器中に集まった白色化合物(1.01g)
はNMRでMe3 In(0.2ppm に1本のピーク)と
して同定された。収率87%。反応フラスコ中に残され
た残渣のNMRスペクトルではDIPHOSのピークし
かなかった。
【0064】実施例3 付加物(Me3 Ga)2 .DIPHOSからのMe3
aの製造 付加物(Me3 Ga)2 .DIPHOSの製造 実施例1と同様にしてエーテル中でGaCl3 とMeL
iからMe3 Ga.Et2 Oを製造し、使用前に蒸留し
た。ベンゼン(150ml)中のDIPHOS(8.2
g)溶液をベンゼン(50ml)中のMe3 Ga.Et2
O(6.8g)に加え、混合物を室温で半時間攪拌し
た。次に分別蒸留によって揮発し易いエーテルを除去し
(ビグルー(Vigreux )カラム)、減圧下でベンゼンを
蒸発させた。m.p.155℃の粗製化合物(12.5
g)を融点が一定(163℃)になるまでベンゼンで結
晶化を繰り返して精製した。
【0065】この化合物の特性をNMR、IR、マスス
ペクトルおよび元素分析で検査した。
【0066】NMR 1 H化学シフト(ppm ) Ga(CH3 3 :0.15; DIPHOS:C
2 、2.52; C6 5 :7.55−7.27および7.1−6.87元素分析 実測値:C、61.39;H、6.73% (Me3 Ga)2 .DIPHOSとしての計算値:C、
61.20;H、6.74%試験例3 :(Me3 Ga)2 .DIPHOS付加物から
のMe3 Gaの製造 液体窒素中に浸漬したガラス受器につなぎ真空ポンプに
連結したフラスコ内で(Me3 Ga)2 .DIPHOS
(3.32g)を減圧下(10-2mmHg)で加熱した。
油浴の温度をゆっくりと130℃に上げた。Me3 Ga
の発生がほぼ80℃で始まり110℃で激しくなった。
回収した乾燥Me3 Gaを減圧下室温で再度蒸留し、N
MRで同定した(0.2ppm にピーク1個)。収率1.
01g(91.2%)。反応フラスコ内の残渣のNMR
スペクトルは“DIPHOS”ピークのみを示した。
【0067】実施例4 付加物(Me3 Al)2 .DIPHOSからの(C
3 6 Al2 の製造 付加物(Me3 Al)2 .DIPHOSの製造 ヘキサン中の(1.15M)Me6 Al2 溶液21mlの
形態で“トリメチルアルミニウム”を、ベンゼン(25
0ml)に溶解したDIPHOS(10.2g)に加え
た。分留カラムを用いて約50mlの揮発性物質を蒸留除
去し、残った溶液を減圧下で50mlに濃縮した。白色個
体が沈積した。これを濾過した。収率9.2g(62
%)、Mp.〜163℃。
【0068】NMR 1 H化学シフト(ppm ) Al(CH3 3 :−0.175; DIPHOS、C
2 :2.62、C65 :6.87−7.12および
7.32−7.61 積分:CH3 :CH2 =4.5:1マススペクトル DIPHOS+ (m/z、398.4、68.1%)と
Me2 Al+ (m/z、57.3、100%)の主ピー
クがみられた。
【0069】試験例4:(Me3 Al)2 .DIPHO
S付加物からのMe6 Al2 の製造 減圧下で(Me3 Al).DIPHOS(3.0g)を
加熱し、揮発性のMe6 Al2 をコールドトラップ(液
体N2 温度)に集めた。解離離はほぼ115℃(加熱浴
温度)で始まった。140℃で物質が融解し、泡立ちが
みられた。泡立ちが終わるまで加熱を続けた。収率0.
71g(87.6%)。
【0070】この生成物は 1H NMRスペクトル
(δ、−0.35ppm )によってMe6Al2 と同定さ
れた。
【0071】実施例5 付加物(Me3 In)3 .TRIPHOSからのMe3
Inの製造 付加物(Me3 In)3 .TRIPHOSの製造 TRIPHOS(1.5g)をベンゼン(20ml)に溶
解し、Me3 In(1.3g)を減圧下液体窒素温度で
凝縮添加した。室温に暖めた後溶媒を減圧蒸発させると
油(2.8g)が残った。
【0072】NMR 1 H化学シフト(ppm ) In(CH3 3 :0.125; TRIPHOS、C
2 :1.90−2.60、C6 5 :6.9−7.1
7および7.27−7.67 積分:CH3 :CH2 =3.10:1マススペクトル 主ピークはm/z540(TRIPHOS)、145/
143(Me2 In)および130/128(MeI
n)に現われた。
【0073】試験例5:(Me3 In)3 .TRIPH
OS付加物からのMe3 Inの製造 (Me3 In)3 .TRIPHOS(2.8g)を減圧
下で加熱し、Me3 Inを液体窒素の温度のコールドト
ラップに凝縮回収した。加熱浴で60℃になると付加物
からMe3 Inが遊離し始め、75℃では急速になっ
た。温度をゆっくりと145℃まで上げ、ある量のMe
3 In(1.0g、75.7%収率)を3時間かけ回収
し、 1HNMRで同定した。不揮発性残渣のNMRスペ
クトルによってTRIPHOSには配位したMe3 In
が少量含まれていることを確認した。
【0074】実施例6 付加物(Me3 Al)4 .TETRAPHOSからのM
6 Al2 の製造 付加物(Me3 Al)4 .TETRAPHOSの製造 TETRAPHOS(2.55g)をベンゼン(100
ml)に懸濁し、これにヘキサン溶液(6.6ml)の形態
のMe6 Al2 (Me6 Al2 1.15M)を加えた。
次にTETRAPHOSをMe6 Al2 と反応させて可
溶性の付加物にすることによって溶解した。分別蒸留に
よってヘキサンやその他の揮発性不純物を除去し、減圧
下室温でベンゼンを蒸発させると白色の個体付加物
(3.92g)が残った。
【0075】NMR 1 H化学シフト(ppm ) Al(CH3 3 :−0.25; TETRAPHO
S、CH2 :1.85−2.62、C6 5 :6.87
−7.15および7.30−7.75 積分:CH3 :CH2 =3:1試験例6 :(Me3 Al)4 .TETRAPHOS付加
物からのMe6 Al2 の製造 (Me3 Al)4 .TETRAPHOS(1.58g)
を減圧下で加熱し、液体窒素コールドトラップに凝縮さ
せてをMe6 Al2 を回収した。Me6 Al2の遊離は
浴温が60℃に達したときにみられた。温度をゆっくり
140℃に上げた。Me6 Al2 の収率(0.48g)
は定量的だった。
【図面の簡単な説明】
【図1】明細書中で特定する反応2の生成物のマススペ
クトルの原子の質量に対する強度のグラフである。
【図2】明細書中で特定する反応2の生成物の赤外吸収
スペクトルの波数に対する赤外透過率のグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハリナ・チユズインスカ イギリス国、ロンドン・ダブリユ・3・ 9・エス・ジエイ、アクスブリツジ・ロ ード・409、グロスヴエナー・コート・ 5 (72)発明者 マーク・マリアン・フアクター イギリス国、ロンドン・エヌ・ダブリ ユ・3・7・ピー・アール、ハンプステ ツド、クロレイン・ガーデンズ・14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(R3 M)y .L[式中、R3 は3個
    のアルキル基Rを表わし、Rは同一でも異なっていても
    よく、MはIII 族金属元素を表わし、Lは50〜200 ℃の
    融点を有する有機ルイス塩基によって形成されかつ一般
    式II 【化1】 (式中、Ar1 およびAr2 は同一または異なるアリー
    ル基であり、Ar3 はアリール基であってAr1 および
    Ar2 の一方または両方と同一または異なっていてもよ
    く、Zは 【化2】 (式中、Dは脂肪族基であり、Ar4 はアリール基であ
    る)であり、nは0,1,2,3,4又は5である)を
    有するアリール含有リンドナーリガンドを表わし、yは
    リガンド中に存在するリンドナー原子の数に等しい整数
    である]を有しかつ生成熱が5〜12kcal/モルであるこ
    とを特徴とするIII 族金属アルキルの付加物。
  2. 【請求項2】 MがGa,In又はAlである請求項
    の付加物。
  3. 【請求項3】 nが0,1,2又は3である請求項
    付加物。
  4. 【請求項4】 Ar1 ,Ar2 ,Ar3 及びAr4 がそ
    れぞれフェニルである請求項の付加物。
  5. 【請求項5】 Rがメチルである請求項の付加物。
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