JPH10337980A - 再剥離性圧着葉書用記録紙 - Google Patents

再剥離性圧着葉書用記録紙

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JPH10337980A
JPH10337980A JP9166654A JP16665497A JPH10337980A JP H10337980 A JPH10337980 A JP H10337980A JP 9166654 A JP9166654 A JP 9166654A JP 16665497 A JP16665497 A JP 16665497A JP H10337980 A JPH10337980 A JP H10337980A
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子 貢 一 金
Yoshihiko Ota
田 好 彦 太
Masahito Wakai
井 雅 人 若
Makoto Kondo
藤 誠 近
Akiko Tamaki
巻 明 子 田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 表裏両面のインクジェット用インクの受理性
を向上し、印字適性及び耐水性を改良させると共に、プ
ロセスインキ、UVインキなどによるオフセット印刷適
性を向上させ、併せてカールの発生及び紙の表面が接着
するブロッキングを抑制させた再剥離性圧着葉書用記録
紙の提供をする。 【解決手段】 再剥離性圧着葉書用記録紙において、宛
名面側となる支持体に合成シリカ、ポリビニルアルコー
ル、エチレン・酢酸ビニル共重合物、アクリルアマイド
系カチオンポリマー、ジメチルジアリルアンモニウムク
ロリド・二酸化イオウ共重合物及びポリアミドポリウレ
ア樹脂を混合した塗工液を塗布したオフセット印刷可能
なインクジェット用インク受理層を形成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の再剥離性圧着葉書用
記録紙は、インクジェット方式による記録、並びに水性
インクを用いる他のペンプロッター等の記録、印刷、筆
記に用いることができ、鉛筆やボールペン等を用いた筆
記が可能で、プロセスインキ、UVインキなどによるオ
フセット印刷も可能であり、更に、これら各種の方法を
印刷・印字等の用途に於いて兼用可能であり、且つ、印
刷・印字等を行った情報の機密性を守ることが出来る再
剥離性を有する葉書用記録紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各自治体、社会保険庁、国税
庁、水道局等やNTT、電力、ガス会社等の公的及び準
公的機関からの使用量通知、請求通知、受領書通知、又
は銀行、生命保険会社、証券会社等の金融機関からの利
用金額案内、残高通知、督促状、更には学校等からの成
績通知や受験(検)合否通知書等の個人的プライバシー
に係わる書類の郵送が多く、それらは発送者の判断によ
り封書又は葉書の何れかで郵送されていた。しかし、最
近、このようなプライバシーに係わる書類の郵送にはプ
ライバシー保護の観点より、又「プライバシー保護法」
の施行と相まって封書が使用されるケースが増えてき
た。
【0003】封書は葉書と比較し、情報の隠蔽化と多量
伝達する事が可能ではあるが、郵送料金が葉書50円に
対し封書80円(いずれも1回の郵送料)と高いことか
ら、多くのプライバシー書類を扱う公的及び準公的機関
や金融機関、学校法人関係等で多額の郵送料金費用が掛
かる問題があった。その問題の郵送料金を葉書の形態で
行なえるようにし、しかも情報の隠蔽化が可能なように
する種々の葉書用紙が提案されている。その一つに、例
えば透明フィルムを介した粘着二つ折り接着葉書(特開
昭64−16691号公報)や接合部のエッジ部分の全
域或は一部分が非エッジ部分より大きな剥離力を有する
ことを特徴とする再剥離性の感圧接着葉書(特開平2−
289393号公報)等がある。これらを含め、従来の
再剥離性の接着性葉書は、再剥離比の接着機能を有する
塗布を支持体の片面にのみ行っている為、紙等シート状
のものによく見られる両端が持ち上がるカールが発生
し、印刷加工並びにフォーム加工に於いて作業性の効率
を妨げる問題がある。
【0004】また、カールを防止するために、紙の両面
に再剥離性の接着機能を有する塗布が行われている葉書
用紙もあるが、過度の温度又は湿度条件下に於いて、巻
き取った際に紙の表裏が接着するブロッキングを発生す
る問題がある。
【0005】一方、近年、情報システムの発展はめざま
しく、それにともない各情報システムに適合した記録方
式が種々開発されている。コピー、印字スピードの高速
化のみならずカラー化に代表される高画質化が進み、こ
れらの実現に大きく寄与する為に複写・印字方式である
電子写真記録方式、インクジェット記録方式、感熱記録
媒体を使用するサーマルヘッド記録方式が広く採用され
ている。
【0006】電子写真方式に用いる転写用紙には、トナ
ーの転写性や定着性、給紙、排紙などの走行性が要求さ
れる。この場合、走行性を改良するためには、用紙の寸
法安定性を向上させる必要があり、そのために一般にパ
ルプのろ水度を高くする方法が知られている。しかしな
がら、ろ水度の高いパルプを使用すると紙力が低下し、
特に表面強度が低下して紙粉の発生が多くなることが知
られている。また、顔料塗布層が形成されていない為、
オフセット印刷された場合には画像の鮮明性に欠けると
いう問題がある。更に、電子写真方式には、印字スピー
ドが遅い、セレンドラムやトナーなどの消耗品費が多く
かかるという問題もある。
【0007】また、インクジェット専用紙は発色性とイ
ンク吸収性を確保するために顔料を含む塗布層が設けら
れるのが一般的である。また、より優れた解像度と諧調
性を得るためには、インクの広がりを抑えつつ、インク
の吸収性に優れた記録紙が必要である。更に、カラーイ
ンクジェットの場合には発色性、耐水性、耐光性なども
要求される。これらの性能を満たすために多量のインク
を急速に吸収し且つ定着させることが必要となるため、
顔料を含んだコート層を厚くせねばならない。その結
果、筆記性に乏しい、紙粉が発生しやすい、製造上の負
担が大きい、コスト高となる等の問題点を有していた。
【0008】更に、従来のインクジェット記録用紙は、
降雨中の郵便配達時に、宛名面で受理されたインクジェ
ット用インクの耐水性を向上させる為に、カチオン性の
染料定着剤や耐水化剤を併用させている。この一例とし
て、記録画像を形成するための受像層に感圧接着剤を含
有させ、この塗工層の上にカチオン性樹脂をオーバー塗
工させた印刷用シート(特開平9−119094号公
報)がある。しかし、オーバー塗工されただけのカチオ
ン性樹脂では、表面での定着性が余り得られず、プロセ
スインキ、UVインキなどによるオフセット印刷の際
に、酸性の湿し水に溶出して印刷用版に転移して印刷画
像を汚すという印刷適性上の問題がある。
【0009】サーマルヘッド方式は、コンパクトで且つ
騒音が少ないなど色々な面で優れているが、被印字体に
印字媒体を重ね、この印字媒体の上から殴打して、紙な
どの被印字体に印字媒体を強圧接触させることによって
印字する、いわゆるインパクト方式の印字機構とは異な
り、印字媒体の上からサーマルヘッドを接触させるだけ
で、殴打強圧する事無く印字媒体上の熱溶触性インク層
を紙などの被印字体に熱転写して印字するものであるた
め、その印字の鮮明度あるいは転写性が被印字体表面の
平滑性によって大きく左右されることが知られている。
すなわち、表面凹凸の大きい紙(ラフペーパー)などを
被印字体とする場合にはサーマルヘッドの接触熱により
溶融された熱溶融性インクが、ラフペーパーの凹凸に沿
った付着状態とならず、凸部のみに付着するため、印字
の端部が、欠けたり抜けたりして、印字が鮮明でなく、
印字品質が悪いという問題がある。更に、印字スピード
が遅い、インクリボンなどの消耗品費が多くかかるとい
う問題もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように各々の印
刷・印字等の方法に於いて、要求特性が多々混在する中
でインクジェット方式でのインクジェット用インクの耐
水性とプロセスインキ、UVインキなどによるオフセッ
ト印刷適正、並びに各種プリンターの記録性と走行性並
びに経済性を満足させることのできる再剥離性葉書用記
録紙を開発することは極めて困難であった。
【0011】コンピュータによる電子記録が広く普及し
ていくなかで、インクジェット方式は、ゼログラフィ
ー、レーザービームプリント、フラッシュタイプの印字
から移行されつつある。そこで、特にインクジェット記
録用として降雨中の郵便配達時の宛名面で受理されたイ
ンクジェット用インクの耐水性が改良され、且つプロセ
スインキ、UVインキなどによるオフセット印刷ができ
る再剥離性葉書用記録紙の開発をする必要性が出てき
た。
【0012】従って、本発明は、再剥離性圧着葉書用記
録紙の最大の目的である表裏両面のインクジェット用イ
ンクの受理性を向上し、印字適性及び耐水性を改良させ
ると共に、プロセスインキ、UVインキなどによるオフ
セット印刷適性を向上させ、併せてカールの発生及び紙
の表面が接着するブロッキングを抑制させた再剥離性圧
着葉書用記録紙の提供を行うものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の課題
を解決するために鋭意研究した結果、郵便葉書を二枚並
べた大きさのフォーム用紙(非塗工紙)坪量127.9
g/m2 の一方の支持体片面(隠蔽情報面側)に、再剥
離性圧着塗布層として天然ゴム系エマルジョン、スチレ
ン・アクリル系エマルジョン、合成シリカ、小麦澱粉、
非イオン系界面活性剤、サイクロデキストリン、ポリア
ミド・エピクロロヒドリン樹脂あるいは水溶性変性ポリ
アミン系樹脂の少なくともいずれか一方を混合した混合
物からなる接着剤塗布層塗工液を乾燥重量約4〜19g
/m2 で塗布形成し、該用紙の他方の支持体片面(宛名
面側)、すなわちこの再剥離性圧着塗布層と反対のオフ
セット印刷可能なインクジェット用インク受理面に、合
成シリカ、ポリビニルアルコール、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合物、アクリルアマイド系カチオンポリマー、ジ
メチルジアリルアンモニウムクロリド・二酸化イオウ共
重合物及びポリアミドポリウレア樹脂を混合した塗工液
を乾燥重量で約4〜19g/m2 塗布し、最終米坪15
1.0g/m2 ±5.0g/m2 、厚さ0.180〜
0.195mmになるようにインクジェット用インク剤
受理層を形成することにより本発明を完成するに至っ
た。なお、上記の米坪、厚さは一例であり、これに限定
されるものではない。
【0014】本発明に係る二つ折り用の再剥離性圧着葉
書用記録紙を作成する方法としては、支持体として上記
のフォーム用紙(非塗工紙)の他に、上質紙、中質紙
(非塗工紙)、各種バインダーで含浸された含浸紙及び
各種顔料で塗工された塗工紙、アート紙など接着剤塗布
液やインクジェット用インク受理剤塗布液を塗布する為
に用いられる基材であれば、原紙として使用できる。先
ず接着剤塗布液を基材となる原紙に塗布し、乾燥後オフ
セット印刷可能なインクジェット用インク受理できる再
剥離性の再剥離性圧着塗布層を形成し、次に再剥離性圧
着塗布層とは反対となる面にオフセット印刷可能なイン
クジェット用インク受理剤の塗布を行い、オフセット印
刷可能なインクジェット用インク受理層を形成する順序
が望ましいが、この逆の順序でも良く、又2ステージの
コーターヘッドで一度に表裏両面塗布しても良い。ま
た、本発明の別の実施形態としてZ状に折り込まれて圧
着されるいわゆる三つ折りタイプは支持体の表裏両面
に、オフセット印刷可能なインクジェット用インク受理
できる再剥離性の再剥離性圧着塗布層を形成させる事で
得られる。
【0015】その結果、水性インクを用いる他のペンプ
ロッター等の記録、印刷、筆記に用いることができ、鉛
筆やボールペン等を用いた筆記が可能で、インクジェッ
ト記録用紙として発色性、耐水性が良く、滲みが少な
く、且つプロセスインキ、UVインキなどによるオフセ
ット印刷で画像の鮮明で印刷作業性の良好であるという
特徴を持つ再剥離性圧着葉書用記録紙が得られた。
【0016】本発明の再剥離性圧着葉書用記録紙のオフ
セット印刷可能なインクジェット用インク受理層(宛名
面側)においてインクジェット方式による発色性、滲
み、且つ耐水性並びにプロセスインキ、UVインキなど
によるオフセット印刷適性を満たすには、主成分となる
薬品の選択が重要であり、合成シリカ、ポリビニルアル
コール、エチレン・酢酸ビニル共重合物、アクリルアマ
イド系カチオンポリマー、ジメチルジアリルアンモニウ
ムクロリド・二酸化イオウ共重合物及びポリアミドポリ
ウレア樹脂を加えたものがその条件を満たすものであ
る。
【0017】これら塗工液には各種添加剤を含有しても
良く、塗工時の作業向上のためレベリング剤や消泡剤・
抑泡剤、後加工性を向上させるためにワックス類、視感
による白色度向上のため蛍光染料、導電性を付与させる
ため界面活性剤や無機塩類からなるいわゆる帯電防止剤
などを含有させることができる。その他、必要に応じて
分散剤、印刷適性向上剤、潤滑剤、撥水剤、浸透剤、増
粘剤、紫外線吸収剤、染料、染料定着剤、サイズ剤、紙
力増強剤、保水剤、防腐剤、防黴剤等の添加剤なども目
的に応じて併用することが出来る。
【0018】さらに、印刷強度(表面強度)を向上させ
る目的において酸化澱粉、カルボキシメチルセルロー
ズ、ヒドロキシエチルセルローズ、大豆蛋白、合成蛋
白、カゼインなどを並びにスチレン・ブタジェン系、酢
酸ビニル系、メチルメタクリレート・ブタジェン系、ア
クリルニトリル・ブタジェン系ラテックスなどを必要に
応じ含有させることができる。
【0019】上記オフセット印刷可能なインクジェット
用インク受理層塗布液の塗工は、エアーナイフコータ
ー、ロールコーター、ブレードコーター、ロッドブレー
ドコーター、バーコーター、ダイコーター等の一般的な
コーターによって塗布されるが、塗布量は乾燥重量で4
〜19g/m2 の範囲で調整されるのが望ましい。塗布
量を上記範囲に限定した理由は、4g/m2 未満ではイ
ンクジェット用インク受理層且つオフセットインキ受理
層として、それらの受容力が低下し、印字品位や印刷上
がりなどの視感的な面で劣り、更にインクジェット用イ
ンクの耐水定着性が低下し、好ましくないためである。
また、塗工量が19g/m2 を越えると、印字品位や印
刷上がりなどの視感的な見栄えは向上するが、経済的な
面から実用性が劣り、筆記性が乏しく、紙粉が発生しや
すく、好ましくない。
【0020】オフセット印刷可能なインクジェット用イ
ンク受理層塗工液の有機高分子接着剤として、ポリビニ
ルアルコール及びエチレン・酢酸ビニル共重合物の混合
物を使用し、ポリビニルアルコールとエチレン・酢酸ビ
ニル共重合物の比は1:2〜1:10の範囲であり、そ
のポリビニルアルコール及びエチレン・酢酸ビニル共重
合物の合計量を合成シリカ100重量部に対し、15〜
65重量部配合してなることがインクジェット記録方式
において発色、滲み、耐水性を有し、且つオフセット印
刷の耐刷力を有する為に必要な配合割合であるが、この
合成シリカ、ポリビニルアルコール、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合物の混合物単独ではインクジェット用インク
の発色、滲み、耐水性を十分に満たすものではない。
【0021】前記の合成シリカ、ポリビニルアルコー
ル、エチレン・酢酸ビニル共重合物の混合物に合成シリ
カ100重量部に対し、アクリルアマイド系カチオンポ
リマーを5〜45重量部、ジメチルジアリルアンモニウ
ムクロリド・二酸化イオウ共重合物を5〜45重量部、
ポリアミドポリウレア樹脂を1〜15重量部の範囲とな
るように添加し、塗工乾燥することにより、インクジェ
ット用インクの発色、滲み、耐水性が十分に満たされ
る。
【0022】合成シリカとしてはインクジェット用イン
クを効率良く吸収させる為に、超微粉含水ケイ酸の二次
凝集物であるゲルタイプで、その平均粒径が3μmの物
を使用し、二次凝集の細孔にインクジェット用インクを
取り込む物が最も好ましいが、これ以外の合成シリカや
他の塗工用顔料、例えば酸化チタン、カオリン、炭酸カ
ルシウム、タルク、プラスチックピグメント、硫酸バリ
ウム、水酸化アルミなどを適宜併用しても良い。
【0023】ポリビニルアルコールとしてはケン化度が
98.5モル%、重合度1750のものが被膜の耐水性
が強く、被膜を形成すると合成シリカなどの顔料を支持
体に固着させ、更にその水酸基の作用によりインクジェ
ット用インクを表面に吸着させ、印字濃度を高くするこ
とができて発色には好ましいが、他のケン化度、重合度
の物を併用あるいは単独で使用しても良い。また、エチ
レン・酢酸ビニル共重合物としてはその被膜の耐水性が
20℃24時間で膨張率20%、溶出率2.7%のもの
が被膜の耐水性が強く、被膜を形成すると疎水性材質へ
の接着性が強い為、合成シリカなどの顔料を支持体に固
着させ、オフセット印刷適性を向上させ、更にそのカル
ボキシル基の作用によりインクジェット用インクの滲み
を小さく制御することができて好ましいが、他の膨張
率、溶出率の物を併用あるいは単独で使用しても良い。
【0024】このようなポリビニルアルコール及びエチ
レン・酢酸ビニル共重合物を混合することにより、発
色、滲み、耐水性を調節でき、そのポリビニルアルコー
ルとエチレン・酢酸ビニル共重合物の比は前記の1:2
〜1:10の範囲である、またオフセット印刷の耐刷力
を有する為に、そのポリビニルアルコール及びエチレン
・酢酸ビニル共重合物の合計量は合成シリカ100重量
部に対し、15〜65重量部配合してなることが必要
で、15重量部より少ないとオフセット印刷に使用でき
る耐刷力に達せず、65重量部より多いとインクジェッ
ト用インクの乾燥性が劣る。さらにこれら二種類の有機
高分子接着剤は互いの相溶性に優れている為、この有機
高分子接着剤系における塗工液は物理的化学的に安定性
があり塗工性は良好である。
【0025】アクリルアマイド系カチオンポリマーは、
シリカ系顔料をそのカチオン性によりカチオン活性さ
せ、アニオン性を有するインクジェット用インクをイオ
ン結合により定着させるのに効果があり、耐水性をより
改善する。
【0026】ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・
二酸化イオウ共重合物は、そのカチオン性により、アニ
オン性を有するインクジェット用インクの定着に寄与す
る。また、その疎水基の働きによりインクジェット用イ
ンクの滲みを改善する。
【0027】ポリアミドポリウレア樹脂は、ポリビニル
アルコールの耐水化剤として、その架橋作用により、イ
ンクジェット用インクによるポリビニルアルコールの乾
燥被膜の膨潤を押さえインクジェット用インク受理層の
耐水性をより改善すると共に、プロセスインキ、UVイ
ンキなどによるオフセット印刷の際に、インクジェット
用インク受理層からのカチオン性物質の湿し水への溶出
を防止し、印刷適性を改善する。
【0028】また、本発明の再剥離性圧着葉書用記録紙
の接着剤塗布液で形成するオフセット印刷可能なインク
ジェット用インク受理可能な再剥離性圧着層(隠蔽情報
面側)においてインクジェット方式による発色性、滲
み、且つ耐水性並びにプロセスインキ、UVインキなど
によるオフセット印刷適性並びに再剥離性を満たすに
は、主成分となる薬品の選択が重要であり、天然ゴム系
エマルジョン、スチレン・アクリル系エマルジョン、合
成シリカ、小麦澱粉、非イオン系界面活性剤、サイクロ
デキストリン、ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂あ
るいは水溶性変性ポリアミン系樹脂の少なくともいずれ
か一方を加えたものがその条件を満たすものである。
【0029】これら塗工液には各種添加剤を含有しても
良く、塗工時の作業向上のためレベリング剤や消泡剤・
抑泡剤、後加工性を向上させるためにワックス類、視感
による白色度向上のため蛍光染料、導電性を付与させる
ため界面活性剤や無機塩類からなるいわゆる帯電防止剤
などを含有させることができる。その他、必要に応じて
分散剤、印刷適性向上剤、潤滑剤、撥水剤、浸透剤、増
粘剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、染料、染料定着剤、
サイズ剤、紙力増強剤、保水剤、消臭剤、防腐剤、防黴
剤等の添加剤なども目的に応じて併用することが出来
る。
【0030】さらに、印刷強度(表面強度)を向上させ
る目的において酸化澱粉、ポリビニルアルコール、カル
ボキシメチルセルローズ、ヒドロキシエチルセルロー
ズ、大豆蛋白、合成蛋白、カゼインなどを並びにスチレ
ン・ブタジェン系、酢酸ビニル系、メチルメタクリレー
ト・ブタジェン系、アクリルニトリル・ブタジェン系ラ
テックスなどを必要に応じ含有させることができる。
【0031】上記オフセット印刷可能なインクジェット
用インク受理可能な再剥離性圧着層塗布液の塗工は、エ
アーナイフコーター、ロールコーター、ブレードコータ
ー、ロッドブレードコーター、バーコーター、ダイコー
ター等の一般的なコーターによって塗布されるが、塗布
量は乾燥重量で4〜19g/m2 の範囲で調整されるの
が望ましい。塗布量を上記範囲に限定した理由は、4g
/m2 未満ではインクジェット用インク受理層且つオフ
セットインキ受理層として、それらの受容力が低下し、
印字品位や印刷上がりなどの視感的な面で劣り、更にイ
ンクジェット用インクの耐水定着性や接着剤層としての
接着力が低下し、好ましくないためである。また、塗工
量が19g/m2 を越えると、印字品位や印刷上がりな
どの視感的な見栄えは向上するが、経済的な面から実用
性が劣り、筆記性が乏しく、紙粉が発生しやすく、接着
剤層としての接着力が強すぎて印字面の紙破壊を来し、
好ましくない。
【0032】オフセット印刷可能でインクジェット用イ
ンク受理可能な再剥離性圧着層の塗工液として、天然ゴ
ム系エマルジョン100重量部に対し、非イオン系界面
活性剤2〜12重量部を配合からなる混合物が再剥離性
圧着層の塗工液の調成及び塗工機において塗工液の安定
性を付与させるものであるが、この混合物単独ではイン
クジェット用インクの発色、滲み、耐水性を十分に満た
すものではない。
【0033】この混合物に天然ゴム系エマルジョン10
0重量部に対し、ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂
あるいは水溶性変性ポリアミン系樹脂の少なくともいず
れか一方を5〜100重量部の範囲となるように添加
し、塗工乾燥することにより、インクジェット用インク
の発色、滲み、耐水性を十分に満たされる。
【0034】天然ゴム系エマルジョンとしては、通常封
筒用口糊などで用いられている感圧接着剤で良く、天然
生ゴム、天然加硫ゴム、メタクリル酸メチル(MMA)
やスチレンモノマーなどのグラフト共重合天然ゴムエマ
ルジョンなどやこれらの混合物或いはスチレンブタジェ
ン(SBR)やブタジェン(BR)などの合成ゴムエマ
ルジョン並びにアクリル酸エステル、スチレンアクリル
などのアクリル共重合系エマルジョンなどを適宜併用し
ても良い。この中で、MMAのグラフト共重合天然ゴム
エマルジョンにスチレンアクリル共重合エマルジョンを
併用したものが、印刷インキ受理性、表面強度、耐刷
力、耐ブロッキング性、耐熱性、顔料の固着性などを向
上させるのでより好ましい。
【0035】非イオン系界面活性剤は通常消泡、湿潤、
乳化、分散、洗浄、可溶化、気泡、潤滑、帯電防止剤と
して利用されているが、本発明においてはアニオン系の
天然ゴムエマルジョンとカチオン系のインクジェット用
インクの定着性、耐水化剤などを単純に混合するとアニ
オンとカチオンの反応によりショックを起こし、天然ゴ
ムエマルジョンが凝縮するので、これを防止するため、
緩衝剤として使用している。すなわち、アニオン系の天
然ゴムエマルジョンと非イオン系界面活性剤を混合する
ことにより、天然ゴムエマルジョンの表面を改質・保護
し、疑似的に天然ゴムエマルジョンを非イオン系にさせ
ることにより、カチオン系の定着剤、耐水化剤などを支
障なく混合させることが可能となった。この非イオン系
界面活性剤としてはポリオキシエチレンオリイルエーテ
ル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシ
エチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリ
ルエーテル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテ
ル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテルなどのポリオ
キシエチレンアルキルエーテルやポリオキシエチレンア
ルキルアリルエーテルなどが挙げられるが、この中で特
にポリオキシエチレン(12.8)オリイルエーテルは
アニオン系の天然ゴムエマルジョンを粘着性などの品質
を疎外せずにマスキング出来ることにより、カチオン系
のインクジェット用インクの定着剤、耐水化剤などとの
相溶性を向上させ、再剥離性圧着層の塗工液の調成及び
塗工機において塗工液の安定性を付与させて、より好ま
しい。なお、EDTAなどのキレート剤でカチオン物質
をマスキングさせても同様な効果が得られ、単独或いは
併用しても良い。
【0036】ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂とし
ては一般的には抄紙用の乾燥・湿潤紙力剤として用いら
れているが、このポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂
がエポキシ環の側鎖を有し、これが塗工、乾燥される際
に熱により水に不溶な網目状の架橋構造を取り、合成シ
リカが受容したインクジェット用インクの耐水性を付与
させる。他に、ポリアミドアミン・エピクロロヒドリン
樹脂なども同様な効果が得られる。また、水溶性変性ポ
リアミン系樹脂として一般的にポリアミン系樹脂は主と
して直接染料用の染料固着剤として用いられているが、
この染料固着剤分子は多数のカチオン基を持ち、これら
に染料分子のアニオン基が結合し、非水溶性の分子が形
成され、ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂と同様に
耐水性が得られる。従って、ポリアミド・エピクロロヒ
ドリン樹脂あるいは水溶性変性ポリアミン系樹脂の少な
くともいずれか一方を使用することがより好ましい。
【0037】微粒子状の充填剤として、合成シリカはイ
ンクジェット用インクを効率良く吸収させる為に、超微
粉含水ケイ酸の二次凝集物であるゲルタイプで、その平
均粒径が3μmの物を使用し、二次凝集の細孔にインク
ジェット用インクを取り込む物が最も好ましいが、これ
以外の合成シリカや他の塗工用顔料、例えば酸化チタ
ン、カオリン、炭酸カルシウム、タルク、プラッスチッ
クピグメント、硫酸バリウム、水酸化アルミなどを適宜
併用しても良い。小麦澱粉としてはその平均粒径が2
0.2μmとの併用により、再剥離性圧着層の表面を二
つのピークの異なる凹凸状態を形成し、天然ゴムの自着
性を面で無く、点接触させることで耐ブロッキング性と
圧着後の再剥離性を付与させるので最も好ましいが、こ
れ以外の澱粉、例えば馬鈴薯、タピオカ、コーンなどを
原料とした物でも良い。
【0038】サイクロデキストリンとしてはブドウ糖が
α−1,4−グルコシド結合によりドーナツ状の分子構
造を取り、その空洞内に天然ゴム粒子を取り込み、太陽
光やUV印刷時の紫外線などによる天然ゴムの接着力劣
化を防止させて、より好ましい。他に、ベンゾエート
系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、アクリ
ロニトリル系、などの紫外線吸収剤を単独或いは併用さ
せても良い。
【0039】以上のようにして構成されたオフセット印
刷可能なインクジェット用インク受理層を設けることに
より、特に再剥離性のオフセット印刷可能なインクジェ
ット用インク受理層の耐水定着性の向上が図れ、併せて
両面塗布を行うことにより、片面のみの塗布時の乾燥縮
みにより発生するカールの矯正が行え、更にブロッキン
グを抑制し、印刷・印字適性の改良がなされた再剥離性
圧着葉書用記録紙が得られる。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明を以下の実施例、比較例に
より更に本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの
例に限定されるものではない。なお、実施例、比較例の
重量部数はすべて固形分換算での数値で示すものとす
る。
【0041】実施例1 合成シリカ(水沢化学工業社製:商品名「ミズカシルP
−78A」)の20重量%液を100重量部、ポリビニ
ルアルコール(クラレ社製:商品名「PVA−11
7」)の8重量%液を12重量部、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合物(昭和高分子社製:商品名「ポリゾール E
VA AD−6」)の56重量%液を40重量部、アク
リルアマイド系カチオンポリマー(住友化学工業社製:
商品名「スミレッズレジン 1001」)の30重量%
液を30重量部、ジメチルジアリルアンモニウムクロリ
ド・二酸化イオウ共重合物(荒川化学工業社製:商品名
「KR−850」)の28重量%液を15重量部、ポリ
アミドポリウレア樹脂(住友化学工業社製:商品名「ス
ミレッズレジン 5004」)の45重量%液を5重量
部に水を加えて、十分に撹拌混合して16重量%液の塗
布液を得た。この塗布液をフォーム用紙坪量127.9
g/m2 の原紙の片面に、乾燥塗布量が9g/m2 とな
るように塗布、乾燥し再剥離性圧着葉書用記録紙の宛名
面側となるオフセット印刷可能なインクジェット用イン
ク受理層を作成した。
【0042】比較例1 実施例1のポリビニルアルコール(クラレ社製:商品名
「PVA−117」)の8重量%液を26重量部、エチ
レン・酢酸ビニル共重合物(昭和高分子社製:商品名
「ポリゾール EVA AD−6」)の56重量%液を
26重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして、
再剥離性圧着葉書用記録紙の宛名面側となるオフセット
印刷可能なインクジェット用インク受理層を作成した。
【0043】比較例2 実施例1のポリビニルアルコール(クラレ社製:商品名
「PVA−117」)の8重量%液を4重量部、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合物(昭和高分子社製:商品名「ポ
リゾール EVA AD−6」)の56重量%液を48
重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして、再剥
離性圧着葉書用記録紙の宛名面側となるオフセット印刷
可能なインクジェット用インク受理層を作成した。
【0044】比較例3 実施例1のポリビニルアルコール(クラレ社製:商品名
「PVA−117」)の8重量%液を3重量部、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合物(昭和高分子社製:商品名「ポ
リゾール EVA AD−6」)の56重量%液を10
重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして、再剥
離性圧着葉書用記録紙の宛名面側となるオフセット印刷
可能なインクジェット用インク受理層を作成した。
【0045】比較例4 実施例1のポリビニルアルコール(クラレ社製:商品名
「PVA−117」)の8重量%液を16重量部、エチ
レン・酢酸ビニル共重合物(昭和高分子社製:商品名
「ポリゾール EVA AD−6」)の56重量%液を
54重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして、
再剥離性圧着葉書用記録紙の宛名面側となるオフセット
印刷可能なインクジェット用インク受理層を作成した。
【0046】比較例5 実施例1のアクリルアマイド系カチオンポリマー(住友
化学工業社製:商品名「スミレッズレジン 100
1」)を抜いた以外は、実施例1と同様にして、再剥離
性圧着葉書用記録紙の宛名面側となるオフセット印刷可
能なインクジェット用インク受理層を作成した。
【0047】比較例6 実施例1のジメチルジアリルアンモニウムクロリド・二
酸化イオウ共重合物(荒川化学工業社製:商品名「KR
−850」)を抜いた以外は、実施例1と同様にして、
再剥離性圧着葉書用記録紙の宛名面側となるオフセット
印刷可能なインクジェット用インク受理層を作成した。
【0048】比較例7 実施例1のポリアミドポリウレア樹脂(住友化学工業社
製:商品名「スミレッズレジン 5004」)を抜いた
以外は、実施例1と同様にして、再剥離性圧着葉書用記
録紙の宛名面側となるオフセット印刷可能なインクジェ
ット用インク受理層を作成した。
【0049】再剥離性圧着葉書用記録紙の宛名面側とな
るオフセット印刷可能なインクジェット用インク受理層
の実施例1、比較例1〜7における各特性の評価方法は
次の通りである。(良い順に◎、○、△、×、とする)
実施例1、比較例1〜7で得られたサンプルをA4判
(縦方向297mm,横方向210mm)の試験片に
し、オフセット印刷可能なインクジェット用インク受理
層面に、キャノン社製BJC−600Jを使用して印字
を行った。 (1)発色性 印字後、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのベタ
部の発色性を視感で比較評価した。(発色性の良い順に
◎、○、△、×、とする) (2)滲み 印字後、細線のフェザリングを視感で比較評価した。
(フェザリングの発生しない順に◎、○、△、×、とす
る) (3)耐水性(泣き出し法) 印字後、1〜2日放置し、転写用の東洋濾紙5Aを水で
濡らし、余分な水分を別の濾紙に吸い取らせ、転写用濾
紙に印字面を当て、手漉き用丸型プレス機で2kg/c
2 で5秒間プレスし、転写用濾紙に転写されたインク
濃度で評価した。(インク濃度低い順に◎、○、△、
×、とする) (4)乾燥性 印字後、印字部分を指で触れて汚れなくなる時間により
評価した。(時間が短い順に◎、○、△、×、とする) (5)オフセット印刷適性 RI−3型印刷適性試験機(明製作所製)を使用して印
刷強さを評価した。(印刷強さが強い順に◎、○、△、
×、とする)
【0050】
【表1】
【0051】実施例2 接着剤として天然ゴム系エマルジョン(レヂテックス社
製:商品名「レヂテックスHSX−101」)を100
重量部、スチレン・アクリル系エマルジョン(ジョンソ
ンポリマー社製:商品名「ジョンクリルSCX63
1」)を16重量部、顔料として合成シリカ(水沢化学
工業社製:商品名「ミズカシルP−78A」)を78重
量部、ブロッキング防止剤として小麦澱粉(ローヌプー
ラン社製:商品名「アクティサイズG302Z」)を7
8重量部、耐水化剤としてポリアミド・エピクロロヒド
リン樹脂(昭和高分子社製:商品名「ポリフィックス3
01A」)を62重量部、天然ゴム系エマルジョンの酸
化、光劣化防止剤としてサイクロデキストリン(日本食
品加工社製:商品名「セルデックスSH−20」)を1
6重量部、アニオン系の天然ゴムエマルジョンのカチオ
ンショック緩衝剤として非イオン系界面活性剤(花王株
式会社製:商品名「エマルゲン420」)を5重量部を
混合して水を加えて濃度を28%に調成し、接着剤塗布
液とした。この接着剤塗布液をフォーム用紙(坪量12
7.9g/m2 )の片面に、乾燥塗布量が10g/m2
となるようにエアーナイフコーターにて塗布、乾燥し、
再剥離性圧着葉書用記録紙の圧着面側となるオフセット
印刷可能なインクジェット用インク受理層を形成した。
【0052】実施例3 実施例2の原紙をフォーム用紙からコート紙(坪量12
7.9g/m2 )に変更した以外は、実施例2と同様に
して、再剥離性圧着葉書用記録紙の圧着面側となるオフ
セット印刷可能なインクジェット用インク受理層を形成
した。
【0053】実施例4 実施例2の非イオン系界面活性剤(花王株式会社製:商
品名「エマルゲン420」)を2重量部に変更した以外
は、実施例2と同様にして、再剥離性圧着葉書用記録紙
の圧着面側となるオフセット印刷可能なインクジェット
用インク受理層を形成した。
【0054】実施例5 実施例2のポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂(昭和
高分子社製:商品名「ポリフィックス301A」)の6
2重量部を水溶性変性ポリアミン系樹脂(日本PMC社
製:商品名「S−RD−115」)62重量部に変更し
た以外は、実施例2と同様にして、再剥離性圧着葉書用
記録紙の圧着面側となるオフセット印刷可能なインクジ
ェット用インク受理層を形成した。
【0055】比較例8 実施例2の非イオン系界面活性剤(花王株式会社製:商
品名「エマルゲン420」)を1重量部に変更した以外
は、実施例2と同様にして、再剥離性圧着葉書用記録紙
の圧着面側となるオフセット印刷可能なインクジェット
用インク受理層を形成した。
【0056】比較例9 実施例2の非イオン系界面活性剤(花王株式会社製:商
品名「エマルゲン420」)を16重量部に変更した以
外は、実施例2と同様にして、再剥離性圧着葉書用記録
紙の圧着面側となるオフセット印刷可能なインクジェッ
ト用インク受理層を形成した。
【0057】比較例10 実施例2のポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂(昭和
高分子社製:商品名「ポリフィックス301A」)の6
2重量部をカチオン性4級アンモニウム塩ポリマー(日
本油脂社製:商品名「ブレンマーPQWT−40H」)
62重量部に変更した以外は、実施例2と同様にして、
再剥離性圧着葉書用記録紙の圧着面側となるオフセット
印刷可能なインクジェット用インク受理層を形成した。
【0058】比較例11 実施例2の天然ゴム系エマルジョン(レヂテックス社
製:商品名「レヂテックスHSX−101」)100重
量部を天然ゴム系エマルジョン(サイデン化学社製:商
品名「加圧接着剤K」)60重量部に、スチレン・アク
リル系エマルジョン(ジョンソンポリマー社製:商品名
「ジョンクリルSCX631」)16重量部をスチレン
・アクリル系エマルジョン(ジョンソンポリマー社製:
商品名「ジョンクリルJ−790」)16重量部に、ポ
リアミド・エピクロロヒドリン樹脂(昭和高分子社製:
商品名「ポリフィックス301A」)62重量部を0重
量部に、非イオン系界面活性剤(花王株式会社製:商品
名「エマルゲン420」)5重量部を0重量部に変更し
た以外は、実施例2と同様にして、再剥離性圧着葉書用
記録紙の圧着面側となるオフセット印刷可能なインクジ
ェット用インク受理層を形成した。
【0059】上記各実施例及び各比較例に従って製作し
た再剥離性圧着葉書用記録紙について、塗布液の調成、
塗布液の操業安定性、インクの印字品位、圧着後の剥離
強度、耐水性、インクの転写、オフセット印刷適性の各
性能試験を行なった。表2に各実施例及び各比較例の処
方、及び各性能試験の結果を示す。以下各性能試験の方
法とその評価の仕方を示す。 (1)塗布液の調成 実機の塗工調成設備での混合の容易さを評価する。容易
な順に◎、○、△、×とした。 (2)塗布液の操業安定性 実機の塗工設備でのロングラン適性を評価する。順調な
順に◎、○、△、×とした。 (3)インクの印字品位 インクジェットプリンター(ヒューレットパッカード社
製HP DeskJet560J)のインクタンクにサ
イテックス1007黒インクを注射器で注入し、接着面
にテスト印字パターン(文字、線、ベタ)を印字し、視
感で評価した。良い順に◎、○、△、×とした。 (4)剥離強度 塗布液を原紙にコートした面(以下、単に接着面と称す
る)を内側に折り込み、葉書の大きさにカットし、ロー
ル加圧により接着し、その接着力を測定する。ロール加
圧には、スウィングシーラーSP−401(日本通信紙
株式会社製)を使用した。ロール加圧は、幅10cmの
試料をロールシーラーの目盛り3(約150μm)の条
件でローラー処理を行う。各実施例及び各比較例の再剥
離性圧着葉書用記録紙は上記の条件でロール圧着を行
う。本作業は迅速に行い、試料はポリ袋に密封保存する
ため、試料は実機製造時の水分を維持しているものとす
る。次に20℃、65%RHの環境下でストログラフM
−1型(東洋精機製作製)で速度300mm/分、剥離
角90°(T型剥離)で剥離し、その抵抗値を測定す
る。試料は幅10cmを4等分して測定し、数値を平均
して接着力g/25mmを求める。剥離可能な接着力と
は、望ましくは60〜120g/25mmである。 (5)耐水性 インクジェットプリンター(ヒューレットパッカード社
製HP DeskJet560J)のインクタンクにサ
イテックス1007黒インクを注射器で注入し、接着面
にベタ印字を行う。次に東洋濾紙5Aを水に漬けた後、
余分な水分を別の紙に取らせ、この濾紙を印字面に当て
て丸型プレス機で2kg/cm2 を5秒間かけた後、濾
紙に転写されたインク濃度を視感で評価した。インク濃
度の薄い順に◎、○、△、×とした。 (6)再剥離後のインクの転写 インクジェットプリンター(ヒューレットパッカード社
製HP DeskJet560J)のインクタンクにサ
イテックス1007黒インクを注射器で注入し、接着面
にテスト印字パターン(文字、線、ベタ)を試料の左半
面に印字する。接着面を内側に折り込み、剥離強度の測
定と同様にロール加圧を行い、手で再剥離させ、接着面
の右半面に転写したインクの濃度を視感で評価した。イ
ンク濃度の薄い順に◎、○、△、×とした。 (7)オフセット印刷適性 RI−3型印刷適性試験機(明製作所製)を使用して印
刷の上がり、耐刷力を評価した。インクはUVインク
(T&K社製、ベストキュアーRNC、藍、PS、T−
4)を0.4cc、印刷速度:60rpm、印圧:8.
5mm、4回刷り。視感で評価し、良い順に◎、○、
△、×とした。
【0060】
【表2】
【0061】表2から明らかのように、比較例の8〜1
1の再剥離性圧着葉書用記録紙は塗布液の調成、ロング
ラン適性、IJ用再剥離性圧着葉書用記録紙としての物
性がバランスのとれたものとなっていない。比較例8は
非イオン系界面活性剤が少ないため、カチオン性薬品と
アニオン性薬品の混合が難しく、調成時にややショック
を発生する。また剥離強度も高くなり、剥離時にインク
の転写を起こしてしまう。一方、比較例9は非イオン系
界面活性剤が多すぎるため、塗布液の調成は容易だが、
泡の発生や剥離強度の急激な低下などが起こる。比較例
10は耐水化剤としてポリアミド・エピクロロヒドリン
樹脂ではなく、カチオン性4級アンモニウム塩ポリマー
を使用した例であるが、調成は不可能であった。比較例
11は非イオン系界面活性剤を使用せずに調成した全く
別の系の塗布液である。そのため塗布液は非常に不安定
であり、シェアーにより実機の調成設備や塗工機の各所
で凝集物を発生させた。また、カチオン性耐水化剤の添
加ができず、耐水性が全くないものとなった。これに対
して、本発明の実施例2〜5は、塗布液の調成も容易で
あり、実機塗工設備でのロングラン適性にも優れてい
る。またIJ用再剥離性圧着葉書用記録紙としても印字
品位、耐水性、剥離強度、UVインキによるオフセット
印刷適性とバランスのとれたものとなっている。
【0062】
【発明の効果】上記結果から明かな様に、本発明の再剥
離性圧着葉書用記録紙は各種情報を親展面にインクジェ
ットプリンターで印字後、親展面を圧着しても、印字の
転写が起こることがなく、耐水性に優れ、高速インクジ
ェットの水溶性インクに対する印字適性に最適なもので
ある。また本発明は、再剥離性圧着葉書用記録紙の表裏
両面におけるインクジェット用インクの受理性が向上
し、印字適性及び耐水性が改良され、プロセスインキ、
UVインキなどによるオフセット印刷適性が向上し、併
せてカールの発生及び紙の表面が接着する、いわゆるブ
ロッキング現象を抑制できる。更に本発明は、再剥離性
圧着葉書用記録紙の圧着面用接着剤塗布液において、カ
チオン性薬品とアニオン性薬品の混合が難しく、調成時
にショックを発生し易く、シェアーにより実機の調成設
備や塗工機の各所で凝集物を発生し易い現象を抑制する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若 井 雅 人 新潟県長岡市西蔵王3−5−1 北越製紙 株式会社研究所内 (72)発明者 近 藤 誠 新潟県長岡市西蔵王3−5−1 北越製紙 株式会社研究所内 (72)発明者 田 巻 明 子 新潟県長岡市西蔵王3−5−1 北越製紙 株式会社研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再剥離性圧着葉書用紙の支持体を隠蔽情
    報面側と宛名面側に分け、隠蔽情報面側の支持体に常
    温、常圧時の通常では接着することのない接着剤を塗布
    した接着剤塗布層を形成し、該接着剤塗布層の重ね合せ
    面同士を接合し、且つ該接合面を剥離することにより、
    再度、面上の情報を読むことが出来る再剥離性圧着葉書
    用記録紙において、宛名面側となる支持体に合成シリ
    カ、ポリビニルアルコール、エチレン・酢酸ビニル共重
    合物、アクリルアマイド系カチオンポリマー、ジメチル
    ジアリルアンモニウムクロリド・二酸化イオウ共重合物
    及びポリアミドポリウレア樹脂を混合した塗工液を塗布
    したオフセット印刷可能なインクジェット用インク受理
    層を形成したことを特徴とする再剥離性圧着葉書用記録
    紙。
  2. 【請求項2】 前記再剥離性圧着葉書用記録紙の宛名面
    側となる支持体に形成するオフセット印刷可能なインク
    ジェット用インク受理層用の塗工液の有機高分子接着剤
    として、ポリビニルアルコール及びエチレン・酢酸ビニ
    ル共重合物の混合物を使用し、ポリビニルアルコール及
    びエチレン・酢酸ビニル共重合物の比が1:2〜1:1
    0の範囲であり、そのポリビニルアルコール及びエチレ
    ン・酢酸ビニル共重合物の合計量を合成シリカ100重
    量部に対し、15〜65重量部配合してなる請求項1記
    載の再剥離性圧着葉書用記録紙。
  3. 【請求項3】 前記圧着葉書用記録紙の宛名面側となる
    支持体に形成するオフセット印刷可能なインクジェット
    用インク受理層用の塗工液として、合成シリカ100重
    量部に対し、アクリルアマイド系カチオンポリマーを5
    〜45重量部、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド
    ・二酸化イオウ共重合物を5〜45重量部、ポリアミド
    ポリウレア樹脂を1〜15重量部配合してなる請求項1
    記載の再剥離性圧着葉書用記録紙。
  4. 【請求項4】 再剥離性圧着葉書用紙の支持体を隠蔽情
    報面側と宛名面側に分け、隠蔽情報面側の支持体に常
    温、常圧時の通常では接着することのない接着剤を塗布
    した接着剤塗布層を形成し、該接着剤塗布層の重ね合せ
    面同士を接合し、且つ該接合面を剥離することにより、
    再度、面上の情報を読むことが出来る再剥離性圧着葉書
    用記録紙において、隠蔽情報面側となる支持体に天然ゴ
    ム系エマルジョン、スチレン・アクリル系エマルジョ
    ン、合成シリカ、小麦澱粉、非イオン系界面活性剤、サ
    イクロデキストリン、ポリアミド・エピクロロヒドリン
    樹脂あるいは水溶性変性ポリアミン系樹脂の少なくとも
    いずれか一方を混合した混合物からなる接着剤塗布層塗
    工液を塗布し、隠蔽情報面側にオフセット印刷可能でイ
    ンクジェット用インク受理可能な再剥離性圧着層を形成
    したことを特徴とする再剥離性圧着葉書用記録紙。
  5. 【請求項5】 前記再剥離性圧着葉書用記録紙の隠蔽情
    報面側となる支持体に形成するオフセット印刷可能でイ
    ンクジェット用インク受理可能な再剥離性圧着層の塗工
    液として、天然ゴム系エマルジョン100重量部に対
    し、非イオン系界面活性剤を2〜12重量部を配合して
    なる請求項4記載の再剥離性圧着葉書用記録紙。
  6. 【請求項6】 前記再剥離性圧着葉書用記録紙の隠蔽情
    報面側となる支持体に形成するオフセット印刷可能でイ
    ンクジェット用インク受理可能な再剥離性圧着層の塗工
    液として、天然ゴム系エマルジョン100重量部に対
    し、ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂あるいは水溶
    性変性ポリアミン系樹脂の少なくともいずれか一方を5
    〜100重量部を配合してなる請求項4又は5記載の再
    剥離性圧着葉書用記録紙。
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