JP2006124883A - 再剥離性圧着記録用紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】再剥離性圧着記録用紙に紫外線硬化型のインキを用いて各種情報等を設け、紫外線照射による接着力の低下がなく、安定した接着力を有すると共に、郵送時の雨水等によって用紙が濡れても用紙を破ることなく、また受取人が剥す場合には、スムーズに剥離できるようにした情報記録用紙の提供。
【解決手段】常温・常圧状態では粘着性、接着性を示さず、加圧時に接着性を示す、圧着後剥離可能である感圧接着層を、少なくとも片面に有する再剥離性圧着記録用紙において、該感圧接着層に、合成シリカおよび染料定着剤としてのカチオン性樹脂の他に、変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョン(A)とアクリル共重合体系エマルジョン(B)とを配合比(B)/(A)0.10〜0.70で混合した感圧接着剤を含有し、紙基材の湿潤引張り強さ(JIS P 8113)が1.0kgf/15mm(MD)〜1.2kgf/15mm(MD)であること。
【選択図】なし

Description

本発明の感圧接着剤組成物は、常温・常圧状態では接着することがなく、加圧により接着し、且つ必要時には再剥離することが可能な接着剤およびこれを用いた再剥離性圧着記録用紙に関するものである。
近年、銀行、クレジット会社、保険会社、官庁等から各個人宛に貯金、残金状況等個人情報を通知する手段として、親展葉書が普及している。親展葉書は基材に感圧接着剤を塗布した後、共通情報はオフセット印刷、グラビア印刷等で行い、個人情報はレーザービーム方式、インクジェット方式等で印刷した後、印刷面同士を適度の圧力を加えることで接着させ、各個人に郵送された後、再剥離することで情報を得ることができる。
再剥離性圧着記録用紙による親展葉書の郵送途中又は、郵便受け等で雨水等に濡れると、感圧接着剤の界面で剥離すべきが、紙層が剥離してしまい受取人に知らせるべき情報が読み取れなくなってしまうという欠点があることが判った。また長時間雨水に濡れると、用紙表面の強さが極度に弱くなってしまい、手指等で軽く触っただけで用紙表面に紙裂けが発生してしまい、宛名面等の情報が消えてしまう欠点もあり、甚だしい時には葉書が破れてしまい親展葉書としての機能を失ってしまうこともある。
用紙が水に濡れた場合の挙動として、湿潤時の強度を向上させていない従来の一般の紙基材ではそれ自体の紙層間強度の低下が起こり、尚且つ接着剤の接着強度が濡れる事により向上することが剥離時に用紙が破れるという問題の主要因である。そこで、基材に耐水処理層を設けるか、もしくは基材自体を耐水性の有るものにすることで雨水等によって用紙が濡れても破れなくするという提案がある。しかし、この方法は紙基材の湿潤強度を上げる事でリサイクル時に用紙が再離解できないという欠点がある。
従来、感圧接着剤には、主にメタクリル酸メチルグラフト共重合天然ゴム系接着剤が主に使用されてきたが、耐紫外線(UV)性能、耐湿性能、耐熱性能に劣る為、オフセット印刷時のUV照射により接着力が低下し、また黄変、接着力の低下、硬化に代表されるように経時的に劣化する(以下老化現象という)ものであり、その性能変化は著しい。そのため郵送中等に自然に剥離し第3者の目に情報がふれ、親展はがきとしての本来の機能を果たさなくなる問題があった。そこで接着性能を改善するため、天然ゴム系接着剤の代替として安定性が高いSBR系樹脂やエチレン−酢酸ビニル系樹脂を接着剤として用いることが提案されている。(特許文献2〜4参照)
しかしSBR系樹脂は、天然ゴム系接着剤よりも安定性は高いが、欠点として、オフセット印刷時のUV照射をする際に分子中の不飽和結合が壊される為に分子構造が変化し接着性能等が低下する等の問題がある。またSBR系樹脂は親水性が低い為に、配合量が増加するとIJ適性が低下する問題もある。
エチレン−酢酸ビニル系樹脂は、耐UV性能、耐熱性能等安定性やIJ適性には優れているが、欠点として、オフセット印刷工程において使用されるインキの成分が、樹脂中の未反応アクリルモノマーと反応しやすいため、圧着を行った際に印刷された部分のインキが反対面の塗工層と反応して転写を生じてしまう為に、内容が読みにくくなる等の問題がある。さらにエチレン−酢酸ビニル樹脂は耐水性が劣るという問題がある為、湿度による水分によって経時で剥離強度が低下する等の問題がある。
特開 平7−309086号公報(第1−4頁) 特開2000−318353号公報(0001、0008〜0025段落) 特開2001−335762号公報(0001、0006〜0033段落) 特開2003−160764号公報(0001、0007〜0015段落)
従って、本発明の目的は、再剥離性圧着記録用紙に紫外線硬化型のインキを用いて各種情報等を設け、紫外線照射によるインキの定着処理等による対抗面への不所望の転写や接着力の低下がなく、安定した接着力を有すると共に、郵送時の雨水等によって用紙が濡れても用紙を破ることなく、更に用紙を再離解できることでリサイクル可能であり、また受取人が意図的に剥す場合には均一で緻密な剥離感が得られ、スムーズに剥離できるようにした情報記録用紙を提供することである。
本発明に係わる再剥離性圧着記録用紙は、常温・常圧状態では粘着性、接着性を示さず、加圧時に接着性を示す、圧着後剥離可能である感圧接着層を、少なくとも片面に有する再剥離性圧着記録用紙において、該感圧接着層に、合成シリカおよび染料定着剤としてのカチオン性樹脂の他に、変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョン(A)とアクリル共重合体系エマルジョン(B)とを配合比(B)/(A)0.10〜0.70で混合した感圧接着剤を含有し、紙基材の湿潤引張り強さ(JIS P 8113:1998)が1.0kgf/15mm(MD)〜1.2kgf/15mm(MD)であることを特徴とする再剥離性圧着記録用紙に関する。
本発明の再剥離性圧着記録用紙の有利な一つの実施態様においては、変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョンの変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体が式
Figure 2006124883
(式中、R、R及びRは、それらの合計の炭素数が6以上の直鎖のアルキル基であり、R、R及びRの少なくとも1つはメチル基を表す)
であらわされ、合成シリカ100重量部に対して変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョンを50〜200重量部含んでいる。
本発明の再剥離性圧着記録用紙はこの様な構成をとることによって、紫外線ランプの照射により再剥離強度の低下が無く、郵送途中に雨に当たるなど当該用紙が水に濡れた場合でも、用紙の表裏面や周縁の端面から内部に水が侵入しても用紙及び感圧接着剤層の強度が低下せず、更に用紙が再離解できることでリサイクル可能な再剥離性圧着記録用紙を提供することができた。
以下に本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
本発明の再剥離性圧着記録用紙の感圧接着剤塗工液で形成するオフセット印刷可能でインクジェット用インク受理可能な感圧接着層において、インクジェット方式による発色性、滲み、且つ耐水性並びにプロセスインキ、紫外線硬化型インキなどによるオフセット印刷適性並びに再剥離性を満たすには、主要成分となる薬品の選択が重要であり、変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョン、アクリル共重合体系エマルジョン等とカチオン性樹脂と合成シリカを組み合わせることがそれらの条件を満たす物である。
アクリル共重合系エマルジョンとしては、アクリル酸エステル、スチレン・アクリルなどのアクリル共重合体系エマルジョンなどがある。また、メチルメタクリレートのグラフト共重合体系天然ゴムエマルジョンにアクリル共重合体エマルジョンを併用した物が、印刷インキ受理性、表面強度、耐刷力、耐ブロッキング性、耐熱性、耐水性、顔料の固着性などを向上させる。
また、アクリル共重合体系エマルジョンは水溶性樹脂エマルジョンと分散させることが好ましい。本発明においてはアクリル共重合体系エマルジョン100重量部に対して少なくとも5重量部〜200重量部の水溶性樹脂エマルジョンが含有されていることが好ましい。
アクリル共重合体エマルジョンに分散される水溶性樹脂エマルジョンは、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルメルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、エチレン・無水マレイン酸共重合体、スチレン・無水マレイン酸共重合体、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体等の公知の水溶性高分子の中から、適宜選択して使用することが出来る。また、これらの樹脂は、単独に用いても2種類以上を併用しても良い。本発明においては、耐紫外線、印刷適性、耐ブロッキング性、耐水性等に優れた、ポリビニルアルコールを用いることが好ましい。
本発明において、感圧接着層の非剥離性接着剤としては、変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョン(A)と、アクリル共重合体系エマルジョン(B)の配合比(B)/(A)が0.10〜0.70の割合で混合した接着剤を主成分として含む接着層であることを特徴とする。
そして、変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合水性エマルジョンとアクリル共重合系エマルジョンの混合比率(B)/(A)は、適度に調整する必要がある。なぜなら変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョンが過多の場合は、ブロッキングの発生が多くなり、紙ライクな手触りが損なわれプリンター、印刷機での搬送トラブルが発生しやすくなる。また用紙が濡れた場合の耐水接着強度が不安定になり、紙基材の破れが生じ易くなるほか、黄変、紫外線による再剥離強度変化が発生する。反面、アクリル共重合体系エマルジョンが過多の場合は、インクジェット品位におけるインク滲みが起きやすくなり、また再剥離させたときに印字面の対向面へのインクの転写が起こり、対向面の情報の判読に支障をきたす。
更に好ましくは感圧接着剤層に使用されるアクリル共重合体エマルジョンの含有量を5重量%〜30重量%の範囲に調整することで、耐水接着強度の安定性、耐磨耗性、耐紫外線、弾性に優れた再剥離が容易な擬似接着剤層を得ることができる。
アクリル共重合体エマルジョンの含有量が5重量%以下では、オフセット印刷時における印刷強度が低くなり、インキによる塗工層剥け、紙剥けがおこる。また紫外線照射における天然ゴムの劣化による接着強度が不安定となる。30重量%以上では、表面のベタつき、ブロッキングが発生する場合がある。
カチオン性樹脂は、直接染料、酸性染料あるいは反応染料を紙に定着させる染料定着剤として用いており、シリカ系顔料をそのカチオン性によりカチオン活性させ、アニオン性を有するインクジェット用インクをイオン結合により定着させるのに効果があり、水性インクの耐水性を付与させる為に含有させる。本発明でいうカチオン性樹脂としてはポリアミン、ポリアルキルアミン及び変性ポリアミン系などのポリアミン系樹脂、ポリアミド・エポキシ樹脂、アミン・エピクロロヒドリン縮合樹脂などが使用できる。特にアミン・エピクロロヒドリン縮合樹脂を使用することが望ましい。印刷シートの単位面積当たりの塗工層に含まれるカチオン性樹脂は乾燥重量で0.1〜4.0 g/mとするのが好ましい。カチオン性樹脂が0.1g/mを下回る場合は、水性インクの耐水性の効果が不充分であり、4.0 g/mを上回る場合は、対向面への水性インクの転写が顕著になるからである。
合成シリカとしては沈降法合成シリカ又はゲル法合成シリカを使用できるが、再剥離強度を向上させる目的において、合成シリカは圧着時のクッション性に優れる超微粉シリカの二次凝集粒子である沈降法合成シリカを使用することが好ましい。ゲル法合成シリカの二次凝集粒子は緻密である為に硬く、クッション性がゲル法合成シリカと比較して劣る為である。沈降法合成シリカを用いることで再剥離強度が向上するので、ゲル法シリカを含有した感圧接着層と同じ再剥離強度を得る場合、圧着ローラーのクリアランスを広げて加圧を減少させることができるので、対向面へのインクの転写が起こらない再剥離性圧着記録用紙を得ることができる。沈降法合成シリカは、平均粒径が3〜4μmのものがさらにこのましい。二次凝集粒子の細孔にインクジェット用インクを取り込むからである。
なお本発明において、クッション性又はインクジェット用インクの吸収性を調整する為に、ゲル法合成シリカを沈降法合成シリカに混合して使用しても良い。
エマルジョン、例えば変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョンとアクリル共重合体系エマルジョンとの混合物に沈降法合成シリカ100重量部に対し、カチオン性樹脂を5〜80重量部の範囲となるように、沈降法合成シリカ及びカチオン性樹脂を添加し、塗工乾燥することにより、インクジェット用インクの発色、滲み、耐水性が十分に満たされる。
また、他の塗工用顔料、例えば酸化チタン、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、タルク、プラスチックピグメント、硫酸バリウム、水酸化アルミニウムなどを適宜併用しても良い。また平均粒径が20μm程度の小麦澱粉との併用は、感圧接着層の表面に二つのピークの異なる凹凸状態を形成し、再剥離強度を向上させながら、耐ブロッキング性を付与させるので最も好ましいが、これ以外の平均粒径が20μm程度の澱粉、例えば馬鈴薯、タピオカ、コーンなどを原料とした物、あるいはシリカ、カオリン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化チタン、プラスチックピグメントなどを適宜併用することができる。
感圧接着剤塗工液には各種添加剤を含有しても良く、塗工時の作業向上の為、レベリング剤や消泡剤・抑泡剤、後加工性を向上させるためにワックス類、視感による白色度向上のため蛍光染料、導電性を付与させるため界面活性剤や無機塩類からなるいわゆる帯電防止剤などを含有させることができる。その他、必要に応じて分散剤、印刷適性向上剤、潤滑剤、撥水剤、浸透剤、増粘剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、染料、染料定着剤、サイズ剤、紙力増強剤、保水剤、消臭剤、防腐剤、防黴剤等の添加剤なども目的に応じて併用することが出来る。
さらに、印刷強度(表面強度)を向上させる目的において酸化澱粉、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルローズ、ヒドロキシエチルセルローズ、大豆蛋白、合成蛋白、カゼインなどを並びに酢酸ビニル系、メチルメタクリレート・ブタジェン系エマルジョン、スチレン・ブタジエン系エマルジョン、アクリル・ブタジエン系エマルジョンなどを必要に応じ含有させることができる。
また、長時間雨水に濡れたときに生じる前記したときのような問題は紙基材製造時に湿潤紙力増強剤を併用することで解決できることがわかり、湿潤引張り強さ(JIS P 8113)が1.0kgf/15mm(MD)以上〜1.2kgf/15mm(MD)以下の範囲に入るように抄造することが必要である。
湿潤紙力増強剤としては、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリアミド・エピクロルヒドリン、ポリアクリルアミド等の公知の湿潤紙力増強剤がいずれも使用でき、紙基材を抄造後、湿潤引張り強さ(JIS P 8113)が1.0kgf/15mm(MD)以上〜1.2kgf/15mm(MD)以下となるだけの量を内添することが必要である。湿潤引張り強さが1.0kgf/15mm(MD)未満では長時間雨水に濡れたときに用紙が破れてくる。また、湿潤引張り強さが1.2kgf/15mm(MD)を超えると、長時間雨水に濡れたとしても用紙が破れる事はないが、リサイクル時の再離解が不可能になる。
上記オフセット印刷可能でインクジェット用インク受理可能な感圧接着剤塗工液の塗工は、エアーナイフコーター、ロールコーター、ブレードコーター、ロッドブレードコーター、バーコーター、ダイコーター等の一般的なコーターによって塗工されるが、塗工量は乾燥重量で3〜15g/mの範囲で調整されるのが望ましい。塗工量を上記範囲に限定した理由は、3g/m以下ではインクジェット用インク受理層且つオフセットインキ受理層として、インクの受容量が低下し、印字品位や印刷上がりなどの視感的な面で劣り、更にインクジェット用インクの耐水定着性や感圧接着剤層としての接着力が低下し、好ましくないためである。また、塗工量が15g/mを越えると、印字品位や印刷上がりなどの視感的な見栄えは向上するが、経済的な面から実用性が劣り、筆記性が乏しく、紙粉が発生しやすく、感圧接着層としての接着力が強すぎて印字面の紙表面破壊を起こし、好ましくない。
実施例:
本発明を以下の実施例、比較例により説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。なお、製造例、実施例または比較例において示す「部」及び「%」は、特に明記しない限り重量部及び重量%を示す。
製造例1:変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョンの製造
イオン交換水200部に部分ケン化ポリビニルアルコール(ケン化度88、重合度500)10部を分散させて加熱溶解し、1Lの高圧反応釜に仕込んだ。エチレンで釜内の空気を置換した後、エチレン圧を3.9MPaに調整し、攪拌しながら65℃に昇温した。VV−9(アルカン酸ビニルモノマー、シェル社製、炭素数9)407部を20%部分ケン化ポリビニルアルコール(ケン化度88、重合度500)溶液250部で乳化し、2%の過硫酸アンモニウム水溶液40部及び2%の重亜硫酸ナトリウム20部を釜内に5時間で滴下し反応を行なった。その後2時間65℃に保った後、イオン交換水120部を反応釜にフィードした後、ブチルアクリレート50部、5%t−ブチルペルオキシド水溶液10部、3%重亜硫酸ナトリウム10部を1時間で滴下し、1時間65℃に保った後、冷却し反応を終了した。得られたエマルジョンの不揮発分は50.5%であった。生成物は化1の変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体の水性エマルジョンに相当する。
湿潤引張り強さが1.0kgf/15mm(MD)の紙基材に、以下の組成の感圧接着剤塗工液を片面当たりに乾燥塗工量10g/mとなるように塗工、乾燥させて再剥離性圧着記録用紙を作製し、これを実施例1とした。
沈降法合成シリカ 100部、
製造例1の変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョン 50部、
ビニブランVA−757(アクリル共重合体系エマルジョン) 5部、
カチオン性樹脂 35部。
上記組成の感圧接着剤塗工液を上記紙基材の両面に塗工して、乾燥させて再剥離性圧着記録用紙を作製した。
実施例1の感圧接着塗剤工液でアクリル共重合体系エマルジョンを35部に変更した以外は、実施例1と同様にして再剥離性圧着記録用紙を作成し、これを実施例2とした。
実施例1の感圧接着剤塗工液で変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョンを200部、アクリル共重合体系エマルジョンを20部に変更した以外は、実施例1と同様にして再剥離性圧着記録用紙を作成し、これを実施例3とした。
実施例1の感圧接着剤塗工液で変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョンを200部、アクリル共重合体系エマルジョンを140部に変更した以外は、実施例1と同様にして再剥離性圧着記録用紙を作成し、これを実施例4とした。
実施例1で湿潤引張り強さが1.2kgf/15mm(MD)の紙基材に変更した以外は実施例1と同様にして再剥離性圧着記録用紙を作成し、これを実施例5とした。
(比較例1)
実施例1の感圧接着剤塗工液で変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョンを40部、アクリル共重合体系エマルジョンを4部に変更した以外は、実施例1と同様にして再剥離性圧着記録用紙を作成し、これを比較例1とした。
(比較例2)
実施例1の感圧接着剤塗工液で変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョンを250部、アクリル共重合体系エマルジョンを25部に変更した以外は、実施例1と同様にして再剥離性圧着記録用紙を作成し、これを比較例2とした。
(比較例3)
実施例1の感圧接着剤塗工液で変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョンを50部、アクリル共重合体系エマルジョンを4部に変更した以外は、実施例1と同様にして再剥離性圧着記録用紙を作成し、これを比較例3とした。
(比較例4)
実施例1の感圧接着剤塗工液で変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョンを50部、アクリル共重合体系エマルジョンを40部に変更した以外は、実施例1と同様にして再剥離性圧着記録用紙を作成し、これを比較例4とした。
(比較例5)
実施例1の感圧接着剤塗工液で変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョンを200部、アクリル共重合体系エマルジョンを15部に変更した以外は、実施例1と同様にして再剥離性圧着記録用紙を作成し、これを比較例5とした。
(比較例6)
実施例1の感圧接着剤塗工液で変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョンを200部、アクリル共重合体系エマルジョンを150部に変更した以外は、実施例1と同様にして再剥離性圧着記録用紙を作成し、これを比較例6とした。
(比較例7)
実施例1の紙基材を湿潤引張り強さが0.8kgf/15mm(MD)に変更した以外は、実施例1と同様にして再剥離性圧着記録用紙を作製し、これを比較例7とした。
(比較例8)
実施例1の紙基材を湿潤引張り強さが1.4kgf/15mm(MD)に変更した以外は、実施例1と同様にして再剥離性圧着記録用紙を作製し、これを比較例8とした。
(1)剥離強度試験:得られた再剥離性圧着記録用紙を幅100mm、長さ100mmに裁断し、塗工面同士を重ね合わせてドライシーラー(プレッスルエコノ:トッパン・フォームズ株式会社製)を用いて加圧接着した。次にこの試料の幅方向中央部を25mm幅に断裁して、23℃、50%R.H.環境下でストログラフM−1型(東洋精機製作所製)で速度300mm/分、剥離角90°(T型剥離)で剥離してその抵抗値を平均化して剥離強度gf/25mmを求める。
◎:100〜150g/25mmと、
○:50 〜100g/25mm未満は実用レベル剥離強度である。
△:20 〜50 g/25mm未満と、
×:0 〜20 g/25mm未満は剥離強度が弱く実用レベルでない。
(2)耐UV試験:得られた再剥離性圧着記録用紙の塗工面を、50mJ/cmの紫外線を照射した後に上記のような方法で剥離角90°剥離強度を測定する。
◎:80〜100%の接着力が保持されているので、実用レベルにある。
○:60〜 80%未満の接着力が保持されているので、実用レベルにある。
△:40〜 60%未満の接着力が保持されているので、実用レベルでない。
×: 0〜 40%未満の接着力が保持されているので、実用レベルでない。
(3)印刷適性試験:得られた再剥離性圧着記録用紙の塗工面を、
RI−3型印刷適性試験機(明製作所製)を使用してインキ濃度、耐刷力等を目視により観察し評価を行った。インキによる塗工層剥け、紙剥けなどが全くないものから◎、○、△、×とした。
(4)ノンインパクトプリンティング(NIP)印字適性試験:得られた再剥離性圧着記録用紙の塗工面を、
レーザービームプリンター(Canon社製、LASER SHOT LBP−950)を用いてテスト印字パターン(文字、線、ベタ)を印字し、視感で評価した。鮮明な画像、印字が得られたものから◎、○、△、×とした。
(5)インクジェット(IJ)印字適性試験:得られた再剥離性圧着記録用紙の塗工面を、
インクジェットプリンター(ヒューレットパッカード社製 HP DeskJet560J)のインクカートリッジにサイテックス1040黒インクを注入し、テスト印字パターン(文字、線、ベタ)を印字し、視感で評価した。鮮明な画像、印字が得られたものから◎、○、△、×とした。
(6)紙基材の湿潤引張り強さ(MD):
紙基材を5分間水に浸漬した後、JIS P 8113に準じて測定をおこなった。
(7)水浸漬状態での開封時紙破れ試験:剥離強度試験において幅100mm、長さ100mmで加圧接着された再剥離性圧着記録用紙を、
水に2時間浸漬後、濡れた状態のまま開封して、感圧接着剤層(塗工層)でなく、紙基材の紙層破壊の発生程度で評価した。紙の破れがないものから◎、○、△、×と評価した。×は紙の破れがひどいものである。
(8)用紙の再離解性:得られた再剥離性圧着記録用紙を、
JIS P 8209に準じた標準離解機を用いて50℃の温水に、苛性0.5%(対パルプ)で溶解してから投入し、離解濃度1%にして10分間離解処理をした。○は完全に離解できたものとし、×は離解できなかったことを示す。
上記の方法により試験を行い、その評価結果を下記表1に示した。
Figure 2006124883
表1から明らかなように、(B)/(A)は変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョン(A)と、アクリル共重合体系エマルジョン(B)の配合比(B)/(A)が0.1〜0.7の範囲内であり、紙基材の湿潤引張り強さが1.0〜1.2kgf/15mmである実施例1〜5はオフセット印刷で想定される紫外線照射における再剥離強度の劣化がなく、水に濡れたときの紙破れは起こらず、再剥離性圧着記録用紙の再離解が可能という優れた効果があることが判る。
これに対して、紙基材の湿潤引張り強さは1.0kgf/15mmであるが変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョン(A)と、アクリル共重合体系エマルジョン(B)の配合比(B)/(A)が0.1〜0.7の範囲外にある比較例1〜6は再剥離強度、IJ品位などの物性は実施例と同等であるが2時間水浸漬後の紙破れ試験では紙基材は耐え得るが塗工層が水膨潤により紙基材より剥離する為、親展情報が判読不能になる。また、比較例7は紙基材の湿潤引張り強さが低い為に2時間水浸漬後の紙破れ試験で紙破れが発生し、比較例8では紙基材の湿潤引張り強さが高い為に2時間水浸漬後の紙破れ試験で紙破れは発生しないが再剥離性圧着記録用紙の再離解が不可能であった。
本発明の再剥離性圧着記録用紙は変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョン(A)と、アクリル共重合体系エマルジョン(B)を混合した感圧接着剤を含有し、かつ配合比(B)/(A)が0.10以上〜0.70以下であることにより、紫外線ランプの照射により再剥離強度の低下が無く、紙基材の湿潤引張り強さ(JIS P 8113)が1.0kgf/15mm(MD)〜1.2kgf/15mm(MD)であることにより、郵送途中に雨に当たるなど当該用紙が水に濡れた場合、用紙の表裏面や周縁の端面から内部に水が侵入しても用紙及び感圧接着剤層の強度が低下せず、更に用紙が再離解できることでリサイクル可能な再剥離性圧着記録用紙を提供することができる。

Claims (2)

  1. 常温・常圧状態では粘着性、接着性を示さず、加圧時に接着性を示す、圧着後剥離可能である感圧接着層を、少なくとも片面に有する再剥離性圧着記録用紙において、該感圧接着層に、合成シリカおよび染料定着剤としてのカチオン性樹脂の他に、変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体水性エマルジョン(A)とアクリル共重合体系エマルジョン(B)とを配合比(B)/(A)0.10〜0.70で混合した感圧接着剤を含有し、紙基材の湿潤引張り強さ(JIS P 8113)が1.0kgf/15mm(MD)〜1.2kgf/15mm(MD)であることを特徴とする再剥離性圧着記録用紙。
  2. 下記一般式
    Figure 2006124883
    (式中、R、R及びRは、それらの合計の炭素数が6以上の直鎖のアルキル基であり、R、R及びRの少なくとも1つはメチル基を表す)
    で表される変性アルカン酸ビニル・エチレン共重合体の水性エマルジョンを合成シリカ100重量部に対して前記水性エマルジョン50〜200重量部を含んでなることを成ることを特徴とする感圧接着剤組成物。
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