JP2020152024A - インクジェット記録用圧着用紙及びその製造方法 - Google Patents
インクジェット記録用圧着用紙及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020152024A JP2020152024A JP2019053615A JP2019053615A JP2020152024A JP 2020152024 A JP2020152024 A JP 2020152024A JP 2019053615 A JP2019053615 A JP 2019053615A JP 2019053615 A JP2019053615 A JP 2019053615A JP 2020152024 A JP2020152024 A JP 2020152024A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- ink
- sensitive adhesive
- paper
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
【課題】 水性顔料インクを用いたインクジェット式プリンタで印字した場合に顔料インクの発色性や乾燥性、顔料インクの転移の抑制に優れており、水性染料インクを用いたインクジェット式プリンタで印字した場合でも染料インクの発色性や染料インクの転移の抑制、親展面が水に晒された時の耐水性に優れたインクジェット記録用圧着用紙を提供すること。【解決手段】 基紙の少なくとも一方の面に、非剥離性感圧接着剤基剤と微粒子充填剤とバインダーとカチオン性インク定着剤とを含有する感圧接着剤塗工層を有し、カチオン性インク定着剤が、数平均分子量30000以下且つカチオン化度が2〜9meq/gであるポリアミン系樹脂を含有し、且つバインダーとしてケン化度が90〜98mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコールを含有を特徴とする。【選択図】図4
Description
本発明は、インクジェット式プリンタによる印刷に適したインクジェット記録用圧着用紙に係り、特に、水性顔料インクタイプまたは水性染料インクタイプのどちらか一方もしくは両方を使用したインクジェットプリンタによる印刷において好適なインクジェット記録用圧着用紙に関する。
感圧接着剤を塗工した面に親展情報や広告情報等を印刷した上で当該感圧接着剤塗工面が内面となるように用紙を折り畳み、所定の圧力をかけることで圧着封止する圧着用紙が種々の用途に用いられている。このような圧着用紙は、郵送コストの低減を目的として、個人情報印刷面を内側にして再剥離可能に圧着し、封書の代わりとして用いる葉書(以下、「圧着葉書」と略す)として、また郵送や投函等で配布される圧着広告などの圧着印刷物としても多方面で利用されている。
圧着用紙の製造方法の一例は以下の通りである。先ず、一定の圧力を加えることにより接着可能で、且つ再剥離可能な感圧接着剤組成物を基紙表面に塗工し、固定情報である枠組や発送者情報等の共通情報をUV硬化型のインキによりフォーム印刷機で印刷する。次いで、可変情報である個人情報(親展情報)を各種プリンタで印字し、用紙を2つ折り若しくは3つ折り等に折り畳んでからドライシーラーの加圧ロール間に通して感圧接着剤組成物を塗工した面同士を接着することで、ユーザーに提供される形態となる。なおここで、用紙を葉書大にカットすれば、圧着葉書となる。受取人は、圧着用紙乃至圧着葉書を受け取った後に、接着された感圧接着剤の塗工面を剥離して内部に印刷された親展情報を読み取る。
圧着用紙の製造工程では、圧着用紙は予め圧着用紙に固定情報(共通情報)をまとめて印刷した状態で保存され、保存された圧着用紙を必要な分だけ使用して親展情報の印刷を行い顧客に提供されるのが一般的である。このため、固定情報が印刷された後、親展情報が印刷されて顧客に提供されるまでの間にはある程度の日数が空くことも多く、固定情報の印刷に用いるインクには耐候性が求められ、UV硬化型インキが使用されるのが一般的である。
インクジェット方式のプリンタは、様々な手段でインクを無数の液滴として飛ばして、記録シートに付着させることで記録を行うものであるが、近年技術的な進歩も著しく記録速度の高速化が可能となり、カラー化も容易となった。これにより、多色オフセット印刷やカラー電子写真方式と比較しても見劣りをしない画像を得られるようになってきており、加えて、インクジェット方式のプリンタには、カラー印字におけるランニングコストが電子写真方式のプリンタと比較して安いという特徴もあり、広く普及してきている。このような理由から、近年、圧着用紙への親展情報の印字においても、インクジェット方式のプリンタが使用されることが多くなっている。
インクジェット記録用紙の使用用途はポスターや製図用途にも広がってきており、このためインクジェット記録用紙やインクジェット記録用インクについても、より従来以上に、色彩性や色再現性及び画像の耐候性等が求められるようになっている。このような要望に対して、インクジェット記録用インクや基材(インクジェット記録用紙)の改良も進み、最近では従来公知の水性染料インクに加え、水に色材顔料を分散させた水性顔料インクも使用されるようになり、上記の要求適性への対応が図られている。
インクジェット記録用圧着紙においても、水性顔料インクに対する適性が求められ、種々の技術が提案されている。水性顔料インク対応のインクジェット記録用圧着紙として、以下の適性が求められる。
(1)発色性
水性顔料インク中の色材顔料は、色材染料と比較して感圧接着剤組成物の塗工層内への吸収性が悪く、塗工層上に色材顔料が残存し易い。塗工層上に残った色材顔料が、後述のインク定着性、インク乾燥性に影響を与えるのを防ぐために、感圧接着剤組成物の塗工層のインク吸収性の向上が必要になるが、インク吸収性を強くすると、不透明な感圧接着剤塗工層内の深部にインク色材が定着し水性顔料インクの発色性が充分でなくなることがある。
水性顔料インク中の色材顔料は、色材染料と比較して感圧接着剤組成物の塗工層内への吸収性が悪く、塗工層上に色材顔料が残存し易い。塗工層上に残った色材顔料が、後述のインク定着性、インク乾燥性に影響を与えるのを防ぐために、感圧接着剤組成物の塗工層のインク吸収性の向上が必要になるが、インク吸収性を強くすると、不透明な感圧接着剤塗工層内の深部にインク色材が定着し水性顔料インクの発色性が充分でなくなることがある。
(2)インク定着性(開封時の印字転移防止)
水性顔料インク中の色材顔料は、色材染料と比較して感圧接着剤組成物の塗工層内への吸収性が悪く、塗工層上に色材顔料が残存し易い。このため、塗工層上に残存した色材顔料がドライシーラーで圧着され対向面に転移し、圧着葉書を剥離した際に転移した色材顔料により文字やバーコードの判読が困難になるという問題がある。
水性顔料インク中の色材顔料は、色材染料と比較して感圧接着剤組成物の塗工層内への吸収性が悪く、塗工層上に色材顔料が残存し易い。このため、塗工層上に残存した色材顔料がドライシーラーで圧着され対向面に転移し、圧着葉書を剥離した際に転移した色材顔料により文字やバーコードの判読が困難になるという問題がある。
(3)インク乾燥性
水性顔料インク中の色材顔料は、色材染料と比較して感圧接着剤組成物の塗工層表面で色材顔料同士の凝集が起こりやすく、乾燥性が悪化しやすい。乾燥性が悪化すると、インクジェットプリンタの内部を汚染し、印字部以外に色材顔料が付着し、望んだ印刷画像が得られない可能性がある。
水性顔料インク中の色材顔料は、色材染料と比較して感圧接着剤組成物の塗工層表面で色材顔料同士の凝集が起こりやすく、乾燥性が悪化しやすい。乾燥性が悪化すると、インクジェットプリンタの内部を汚染し、印字部以外に色材顔料が付着し、望んだ印刷画像が得られない可能性がある。
また、インクの種類によって基材を使い分ける必要がなくなるという利便性から、水性顔料インク適性に加え、水性染料インク適性も併せ持つインクジェット記録用圧着紙、いわゆる水性染料/顔料インク共用インクジェット記録用圧着紙の需要が高まっている。水性染料/顔料インク共用インクジェット記録用圧着紙には、前記水性顔料インク対応のインクジェット記録用圧着紙の適性に加え、水性染料インク適性としてインク耐水性が求められる。水性染料インク中の色材染料は一般に水に可溶であるため、水に晒されると感圧接着剤組成物の塗工層内に定着していた色材染料は流れ出てしまい、文字や画像の識別が困難となる。このため、色材染料を感圧接着剤組成物の塗工層内に固着させる必要がある。
これらの問題を解決するために、従来より、インクジェット記録用圧着紙に関する種々の提案がなされている。例えば特許文献1では、微粒子充填剤及びpH10以上で正電荷を保持するカチオン性化合物を含有する接着層において、前記カチオン性化合物が数平均分子量300〜1000のアルキルアミン・エピクロルヒドリン重縮合物又は数平均分子量300〜1000のアミン・エピクロルヒドリン重縮合物であり、該カチオン性化合物が該天然ゴム誘導体エマルジョン100質量部に対して絶乾部数で5〜60質量部含有され、更に該カチオン性化合物にカルシウム塩、マグネシウム塩又は亜鉛塩を1種又は2種以上併用することを特徴とすることで、インクジェット印字画像濃度、印字の転写防止性、耐水性・鮮明性及び塗工安定性が向上され、実用的に高品位である高速輪転インクジェット記録用圧着葉書用紙が提案されている(特許文献1参照)。
また、非剥離性感圧接着剤基剤と微粒子充填剤とバインダーと水溶性多価金属塩とを含有する感圧接着剤塗工層を有するインクジェット記録用圧着用紙であって、前記バインダーとしてケン化度が90〜98mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコールを含有することを特徴とすることで、水性顔料インクを用いたインクジェット式プリンタで印字した場合にも印字の発色濃度に優れており、インク定着性に優れて印字内容が対向面に転写することがないインクジェット記録用圧着用紙が提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、水性顔料インクを使用した高速インクジェット方式のプリンタに適用した場合に、十分な印字の発色濃度と定着性、乾燥性を付与するまでには至らないものであった。
また、特許文献2に記載された方法では、水性染料インクを使用した高速インクジェット方式のプリンタに適用した場合に、十分な印字の耐水性、定着性を付与するまでには至らないものであった。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、水性顔料インクを用いたインクジェット式プリンタで印字した場合に印字の発色濃度(以下、「顔料インクの発色性」と略す)や乾燥性、ドライシーラーで圧着後剥離時に親展面へ記録された印字の対向面への転移(以下、「顔料インクの転移性」と略す)に優れており、しかも、水性染料インクを用いたインクジェット式プリンタで印字した場合でも従来の水性染料インク専用インクジェット記録用圧着用紙に劣らない発色濃度(以下、「染料インクの発色性」と略す)やドライシーラーで圧着後剥離時に親展面へ記録された印字の対向面への転移(以下、「染料インクの転移性」と略す)、親展面が水に晒された時の色材染料の流れ出しの程度(以下、「耐水性」と略す)に優れたインクジェット記録用圧着用紙を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的並びに作用効果については、以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
上述の課題を解決するために、本発明に係るインクジェット記録用圧着用紙は、基紙の少なくとも一方の面に、非剥離性感圧接着剤基剤と微粒子充填剤とバインダーとカチオン性インク定着剤とを含有する感圧接着剤塗工層を有するインクジェット記録用圧着用紙であって、前記カチオン性インク定着剤が、数平均分子量30000以下且つカチオン化度が2〜9meq/gであるポリアミン系樹脂を含有し、且つ前記バインダーとしてケン化度が90〜98mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコールを含有し、且つ水性顔料インク及び水性染料インクを用いたインクジェット式プリンタに用いるものである。
このような構成によれば、感圧接着剤塗工層面の染料及び顔料(以下、「染料/顔料」と略す)インクの発色性が高く、乾燥性と耐水性に優れ、顔料/染料インクの転移性が抑えられる。特に、数平均分子量30000以下且つカチオン化度が2〜9meq/gであるポリアミン系樹脂を含有しているカチオン性インク定着剤を添加したことにより、従来の顔料インク適性を維持しながら染料インクの転移性と耐水性が顕著に改善される。また、ケン化度が90〜98mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコールをバインダーとして添加したことにより、染料/顔料インクの転移性の悪化が抑制される。
なお、本発明のインクジェット記録用圧着用紙においては、少なくとも一方の面に設けられた感圧接着剤塗工層が上記条件を満たしていればよく、もう一方の面は、同じ構成の感圧接着剤塗工層、異なる構成の感圧接着剤塗工層、感圧接着剤塗工層を設けない、等の構成を適宜採用すればよい。
また、本発明の好ましい実態の形態においては、前記感圧接着剤塗工層に、バインダーが前記微粒子充填剤100質量部に対して絶乾部数で20〜160質量部含有しても良い。
このような構成によれば、バインダーの配合量が適切な範囲であるため、過度なインク吸収性の向上や悪化を防ぎ、良好な水性染料/顔料インク発色性や転移性、乾燥性を維持できる。
また、本発明の好ましい実施の形態においては、前記感圧接着剤塗工層に架橋剤が前記微粒子充填剤100質量部に対して絶乾部数で0.1〜30質量部含有しても良い。
このような構成によれば、乾燥性をより向上することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記感圧接着剤塗工層に、界面活性剤が前記微粒子充填剤100質量部に対して絶乾部数で0.1〜5質量部で含有してもよい。
このような構成によれば、顔料インクの転移性をより抑制することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記カチオン性インク定着剤は、前記微粒子充填剤100質量部に対して絶乾部数で1〜50質量部の範囲であっても良い。
このような構成によれば、カチオン性インク定着剤の配合量が適切な範囲であるため、耐水性がより向上し、カチオン性インク定着剤の過剰な添加による乾燥性や耐水性の低下も抑えられる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記界面活性剤がアセチレン系ジアルコールのポリエーテル化物であってもよい。
このような構成によれば、前記界面活性剤がより限定されたことで顔料インクの転移性をより抑制することができる。
また、本願発明は、インクジェット記録用圧着用紙の製造方法としても捉えることができる。
本発明に係るインクジェット記録用圧着用紙の製造方法は、基紙を用意するステップと、非剥離性感圧接着剤基剤と微粒子充填剤とバインダーとカチオン性インク定着剤とを含む感圧接着剤組成物原料を用いて感圧接着剤組成物を調整するステップと、前記基紙の少なくとも一方の面に、前記感圧接着剤組成物を塗工して感圧接着剤塗工層を設けるステップと、を含み、前記カチオン性インク定着剤が、数平均分子量30000以下且つカチオン化度が2〜9meq/gであるポリアミン系樹脂を含有し、且つ前記バインダーとしてケン化度が90〜98mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコールを含有していることを特徴とするものである。
このような構成によれば、感圧接着剤塗工層面の染料/顔料インクの発色性が高く、乾燥性と耐水性に優れ、染料/顔料インクの転移性が抑えられるインクジェット記録用圧着用紙を容易に製造することができる。
本発明に係るインクジェット記録用圧着用紙は、水性顔料インクと水性染料インクのどちらを使用しても発色濃度が高く、ドライシーラーで圧着後剥離時に親展面へ記録された印字の対向面への転移が抑えられ、水性顔料インクの使用において発生しやすい乾燥性の悪化や水性染料インクの使用において発生しやすい耐水性の悪化を抑制するものである。
以下において、本発明の好適な実施の形態について詳細に述べるが、本発明は以下の記述で限定されるものではない。
先にも述べたように、インクジェット記録用圧着用紙へのインクジェットプリンタによる印字では、まずインクノズルから吐出されたインクジェットインクが液滴となって用紙表面に付着し、その後、付着した箇所から色材染料/顔料が用紙内部へと浸透して定着する。水性染料インクを用いた場合には、水性染料インク中の色材染料はインク中の水分と共に用紙内部へ浸透する。一方水性顔料インクを用いた場合には、水性顔料インク中の色材顔料は感圧接着剤塗工層への吸収性が悪いためインク中の水分のみが用紙内部へ浸透し、色材顔料は感圧接着剤塗工層表面に残存しやすい。そして、感圧接着剤塗工層表面に残存した色材顔料の吸収や定着が不十分であると、対向面への印字転移という問題が発生する。また、水性顔料インクで発色性を向上させるためにインク付着量を多くした場合には、塗工層にインクが十分に吸収されないことにより、乾燥性の悪化という問題が発生するおそれもある。また、水性染料インクを用いた印字表面が水に晒された場合、塗工層中の色材染料は水と共に流れ出てしまい、文字や画像の識別が困難となるおそれがある。
これらの問題を解決するために、本発明に係るインクジェット記録用圧着用紙は以下の構成を採用したものである。
本発明に係るインクジェット記録用圧着用紙は、基紙の少なくとも一方の面に感圧接着剤組成物からなる感圧接着剤塗工層を設けてなるものである。本発明において、インクジェット記録用圧着用紙に用いる基紙としては、クラフト紙、フォーム用紙、上質紙、中質紙、OCR用紙等の各種情報用紙を適宜使用することができる。これらの用紙は市販のものを用いても良いが、パルプから製造する場合には、必要に応じて湿潤紙力増強剤等を添加して耐水性を付与しても良い。ここで、基紙の繊維原料としては特に限定せず、一般的な木材パルプを適宜選択して用いることができるが、環境面を考慮して、工程で発生する損紙、古紙パルプ及びケナフ、バガス、竹等の非木材原料を使用してもよい。
本発明において、インクジェット記録用圧着用紙の米坪量は特に制限するものではないが、圧着葉書用紙に加工することを考慮して60〜200g/m2の範囲とすることが好ましく、詳細な米坪の選択は郵便法における葉書の重量基準を充たすように行い、圧着葉書の形態にした際に重量が2〜6gの範囲となるように設定する。
本発明において「感圧接着剤組成物」とは、通常状態では接着することがなく加圧により接着し、且つ加圧後手剥がしで剥離し得る組成物のことであり、一般的には、接着効果を担う非剥離性接着剤基剤と、接着強度の調整とインクの吸収等に寄与する微粒子充填剤と、感圧接着剤塗工層の表面強度等に寄与するバインダーと、インク定着性を付与するインク定着剤を主剤とするものである。
本発明において、感圧接着剤組成物に使用できる非剥離性感圧接着剤基剤としては、天然ゴム系ラテックスや合成ゴムラテックス等が挙げられる。天然ゴム系ラテックスとしては、天然ゴムにメタアクリル酸メチル、スチレンをグラフト重合させて得られた天然ゴム系ラテックス、天然ゴムとメタアクリル酸メチルと混合した天然ゴム系ラテックス、天然ゴム系ラテックスと保護コロイド系アクリル共重合エマルジョンとの混合物等が、適正な接着能力を発現しやすいという理由から好適に用いることができる。また、合成ゴムラテックスとしては、スチレン−ブタジエン系ラテックス、アクリロニトリル系ラテックス等が挙げられる。これらのラテックスは、それぞれ単独又は2種以上を混合して用いることが可能である。
また、本発明において非剥離性感圧接着剤基剤の配合量は、固形分で微粒子充填剤100質量部に対して絶乾部数で95〜170質量部の範囲とすることが好ましい。非剥離性感圧接着剤基剤の配合量が95質量部を下回る場合には、非剥離性感圧接着剤基剤の配合量が少ないために十分な接着力が得られず、圧着して封滅処理を行う際に強圧が必要となる。強圧で圧着葉書用紙の封滅処理が行われることで圧着された対向面相互間にも強圧がかかるために、再剥離した際に圧着面の印字内容が対向面に転写するおそれがある。一方、非剥離性感圧接着剤基剤の配合量が170質量部を上回る場合には、相対的に微粒子充填剤の配合割合が下がるためにインクの吸収性や定着性が低下し、感圧接着剤塗工層がインクジェットインクを十分且つ速やかに定着できないために発色性が悪くなるおそれがある。
本発明において、感圧接着剤組成物に配合する微粒子充填剤としては、特に限定するものではなく、カオリン、焼成カオリン、タルク、炭酸カルシウム、非晶質シリカ等の公知の微粒子充填剤を使用することができる。これらの中でも、インク吸収性に優れることから、非晶質シリカを使用することが好ましい。
非晶質シリカは多孔質で、水性顔料インクに対して高い吸収能を有していることから、感圧接着剤組成物に配合した場合に感圧接着剤塗工層のインク吸収性及びインク定着性が向上し、水性顔料インクを速やかに吸収して定着させることが可能となる。ここで、非晶質シリカのインク吸収力の度合いは吸油量で評価することができ、吸油量が大きくなるにつれインクジェットインクの吸収性も高くなると考えるのが一般的である。
本発明で用いる非晶質シリカは、ISO 787−5に基づいて測定した吸油量(以降、単に「吸油量」と記載することがある)が150〜400ml/100gであることが好ましい。より好ましくは180〜355ml/100gである。このような非晶質シリカを使用することにより、印刷・印字画像の発色性に優れ、インク吸収性、インク定着性及びインク転移性が良好なインクジェット記録用圧着用紙を得ることができる。
非晶質シリカの吸油量が150ml/100gを下回る場合には、インク吸収性が弱くなり、感圧接着剤塗工層表面にインクが残ることで染料/顔料インクの転移性や乾燥性が悪化することがある。また非晶質シリカの吸油量が400ml/100gを上回る場合には、インク吸収性が強くなりすぎて不透明な感圧接着剤塗工層内の深部にインク色材が定着し染料/顔料インクの発色性が充分でなくなることに加え、過剰な吸収性により接着剤までもが吸収されて加圧ロールの汚れが発生するおそれがある。
微粒子充填剤のレーザー回折法による数平均粒子径は、微粒子充填剤として非晶質シリカを用いる場合であれば1.0〜30.0μmであることが好ましい。より好ましくは2.0〜20.0μmである。このような数平均粒子径の微粒子充填剤を用いることで接着強度や塗工層強度が好ましいものとなり、染料/顔料インクの転移性をより抑制し、インクジェットプリンタによる記録画像の発色性をより向上させることができる。
微粒子充填剤の数平均粒子径が1.0μmを下回ると、表面強度が低下し対向面への染料/顔料インクの転移性が悪化するおそれが有る。一方、微粒子充填剤の数平均粒子径が30.0μmを上回ると、塗工層表面において微粒子充填剤自身の粒子径にて平滑性が失われ対向面への印字転移が発生するおそれがある。
本発明においては、前記微粒子充填剤として非晶質シリカの内、ゲル法シリカを用いることが好ましい。非晶質シリカは、その製法によりゲル法シリカと、沈降法シリカとがあるが、ゲル法シリカは沈降法シリカに比べ、塗工層強度が向上する傾向にある。そのため、微粒子充填剤としてゲル法シリカを含有させることで、罫線や一般情報をUV硬化型インキ等によるフォーム印刷で印刷する際にも、ブランケットや版等を汚しにくいインクジェット記録用圧着用紙とすることができる。
また、本発明の微粒子充填剤として、小麦粉澱粉を、小麦粉澱粉を除く微粒子充填剤に対して絶乾部数で10〜30質量部の範囲で配合してもよい。小麦粉澱粉を適正な範囲で配合することにより、接着力強度を適正に調整して対向面への印字転移を改善し、感圧接着剤塗工層表面に非晶質シリカのみの場合よりも大きな凹凸が生じて水性顔料インクの吸収性がより改善されるとともに、ブロッキングが改善される。
本発明において、感圧接着剤組成物に配合するバインダーとしては、ケン化度が90〜98mol%、より好ましくは92〜96mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコールを用いる。理由は定かではないが、バインダーとしてケン化度が90〜98mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコールを用いることで感圧接着剤塗工層の強度を向上させるとともに、染料/顔料インクの転移性の悪化を抑制することができる。ここで中間ケン化型ポリビニルアルコールのケン化度が98mol%を超えると、ポリビニルアルコールの被膜性が上がりすぎるためか、インクの吸収が阻害され、塗工層の表面にインクが残存することで染料/顔料インクの転移性が悪化することがある。一方、ケン化度が90mol%を下回ると、乾燥性が損なわれ、表面強度も低下する。更には、感圧接着剤塗工層の接着性能が低下してしまう。接着性能が低下すると、圧着葉書として適切な接着強度を付与するためには、より高い圧力での加圧接着が必要となるが、より高い圧力での加圧接着を行うと、染料/顔料インクの転移性の悪化が生じやすくなる。
感圧接着剤塗工層におけるバインダーの含有量は、微粒子充填剤に対して絶乾部数で20〜160質量部とすることが好ましい。より好ましくは40〜120質量部である。バインダーの含有量が160質量部を超えるとインクの吸収性を阻害し、また、染料/顔料インクの転移性、乾燥性の悪化の抑制を満足できないおそれがある。逆に20部を下回るとインク吸収性が高すぎることにより、塗工層内深部にインク色材が定着することで水性染料/顔料インク発色性の低下、感圧接着剤塗工層の接着性能の低下による染料/顔料インクの転移性の悪化に繋がるおそれがある。
また、バインダーとしては、本発明の目的とする効果を損ねない範囲で、リン酸エステル化澱粉、酸化澱粉、ヒドロキシエチル澱粉、部分ケン化型ポリビニルアルコール、完全ケン化型ポリビニルアルコール、アクリル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂などを併用して使用することができる。また、シラノール変性、カルボキシル基変性、アセトアセチル基変性、カチオン変性、などの各種変性ポリビニルアルコールを用いてもよい。
本発明においては、水性染料/顔料インクの定着性を付与するために、感圧接着剤塗工層にカチオン性インク定着剤を配合する。カチオン性インク定着剤を配合することで水性染料/顔料インク発色性の改善、水性染料インク耐水性の付与及び、滲み防止効果が得られる。これは、カチオン性インク定着剤が色材染料/顔料を感圧接着剤塗工層に定着させることで、水性染料/顔料インク発色性や水性染料インク耐水性を改善し、インクの滲みが抑制されることによるものである。
感圧接着剤組成物に配合するカチオン性インク定着剤としては、数平均分子量30000以下且つカチオン化度が2〜9meq/gであることを特徴とするポリアミン系樹脂が挙げられる。数平均分子量1000〜25000且つカチオン化度が3〜8meq/gであればより好ましい。カチオン性インク定着剤として数平均分子量30000以下且つカチオン化度が2〜9meq/gであるポリアミン系樹脂を用いることで、従来の顔料インク適性を維持しながら染料インクの転移性と耐水性が顕著に改善される。
本発明においてはカチオン性インク定着剤の配合量は、微粒子充填剤に対して絶乾部数で1.0〜50.0質量部の範囲とすることが好ましい。カチオン性インク定着剤の配合量が1.0質量部を下回ると、水性染料インクが定着しないことから染料インクの転移性、耐水性が悪くなり、配合量が50.0質量部を超えると塗工層表面で色材染料/顔料の凝集が起こり、塗工層表面に凝集した色材染料/顔料が残留することで水性染料/顔料インクの転移性、乾燥性、及び耐水性が悪化するおそれがある。
また、本発明にて用いるカチオン性インク定着剤としては、ポリアミン系樹脂の中でも第4級アンモニウム塩ポリマーがより好ましい。第4級アンモニウム塩ポリマーを使用することにより、色材染料/顔料の感圧接着剤塗工層への定着がより強固になり、良好な水性染料インク耐水性を得ることができる。
本発明においては、本発明による作用効果を阻害しない範囲で、カチオン性インク定着剤と同じくインク定着性を付与する水溶性多価金属塩を併用しても良い。前記数平均分子量はゲル浸透クロマトグラフィー法にて測定可能である。前記カチオン化度はコロイド滴定法にて測定可能である。
本発明において、感圧接着剤組成物に架橋剤を配合することが好ましい。ここで用いる架橋剤としては、本発明の目的とする効果を損ねない範囲で、チタン系、ジルコニウム系、オキサゾリン系、グリオキザール系、カルボジイミド系などを併用して使用することができる。また、架橋剤の配合量は、微粒子充填剤に対して絶乾部数で0.1〜30質量部の範囲とすることが好ましい。理由は定かではないが、感圧接着剤塗工層に架橋剤を配合することでインクの吸収能力が上がり、乾燥性を向上することができる。但し、インク吸収能力が上がることで、水性染料/顔料インクの発色性が低下することがある。ここで架橋剤の配合量が0.1質量部を下回ると、インク吸収能力が充分に向上せず、乾燥性の向上を満足できないおそれがあり、配合量が30質量部を超えるとインク吸収能力が良くなりすぎて、感圧接着剤塗工層内の深部にインク色材が定着することで水性染料/顔料インクの発色性が低下するおそれがある。
本発明において、顔料インクの転移性をさらに改善するために、感圧接着剤組成物に界面活性剤を配合することも好ましい。これらの中でも顔料インクの転移性により効果があるアセチレン系ジアルコールのポリエーテル化物であることがより好ましい。また、界面活性剤の配合量は、微粒子充填剤に対して絶乾部数で0.1〜5.0質量部の範囲とすることが好ましい。感圧接着剤組成物に界面活性剤を配合することで、感圧接着剤塗工層表面で顔料インクが濡れ広がりやすくなり、塗工層表面に残る顔料色材が凝集しにくくなるので、顔料インクの転移性を向上することができる。
ここで界面活性剤の配合量が0.1質量部を下回ると、塗工層表面の濡れ性が充分に向上せず、顔料インクの転移性の向上を満足できないおそれがあり、配合量が5.0質量部を超えるとインク吸収能力を阻害し塗工層表面にインクが残りやすくなることで乾燥性を悪化させるおそれがある。
本発明においては、水性染料/顔料インクの定着性をさらに改善するために、感圧接着剤組成物に、インク定着剤として水溶性多価金属塩を配合しても良い。水溶性多価金属塩としては、カルシウム及びマグネシウムの塩酸、硝酸、硫酸塩が挙げられる。これらの中でもインク定着性に優れ、より対向面への印字転移を抑制できることから硫酸マグネシウム及び/又は塩化カルシウムが好ましい。また、水溶性多価金属塩の配合量は、その種類によって適切な範囲が異なるが、例えば硫酸マグネシウムであれば、微粒子充填剤に対して絶乾部数で0.5〜23質量部の範囲とすることが好ましい。より好ましくは0.8〜19質量部である。また、塩化カルシウムであれば0.1〜20質量部の範囲とすることが好ましく、より好ましくは3〜15質量部である。水溶性多価金属塩を配合することでインク発色性の改善、及び、滲み防止効果が得られる。これは、水溶性多価金属塩がインク中の色材染料/顔料を感圧接着剤塗工層表面に定着させ、それと併せてインク溶媒分が塗工層中に吸収されることでインク発色性が改善しインクの滲みが抑制されることによるものである。
本発明の感圧接着剤組成物には、必要に応じて、その他当該技術分野で用いられる公知の添加剤を適宜用いてもよい。このような添加剤としては、例えば、消泡剤、増粘剤、pH調整剤、潤滑剤、分散剤、湿潤剤、染料、老化防止剤、防腐剤、等が挙げられる。なお、これらの添加剤を用いる場合には、本発明の目的を損なわないように配合量等を留意する必要がある。
本発明のインクジェット記録用圧着用紙においては、非剥離性感圧接着剤組成物は、基紙の片面当たり固形分で2.0〜12.0g/m2の範囲で塗工することが好ましい。塗工量が2.0g/m2を下回ると、ドライシーラーによる加圧処理後の接着力が不足し、接着状態が不安定となってしまうおそれがある。一方、塗工量が12.0g/m2を超えると非剥離性感圧接着剤塗工層の強度が不足し、加圧ロールの汚れを抑制できないおそれがある。また、基紙に感圧接着剤塗工層を形成するための塗工装置は特に限定されるものではなく、一般の塗工紙製造分野で用いられる公知の塗工装置を適宜使用できる。例えば、ブレードコータ、エアーナイフコータ、ロールコータ、リバースロールコータ、カーテンコータ、バーコータ、グラビアコータ、サイズプレスコータ、ビルブレードコータ、等を用いることが可能である。
以下に本発明に係るインクジェット記録用圧着用紙の実施例について具体的に説明するが、これによって本発明が限定されるものではない。なお、各実施例及び比較例中の部は、断らない限り乾燥質量部を示す。分子量は、断らない限り数平均分子量を表す。また、各実施例及び比較例中のカチオン性インク定着剤の数平均分子量はゲル浸透クロマトグラフィー法による測定値、カチオン化度は、コロイド滴定法による測定値を表す。
<実施例1>
感圧接着剤組成物の調整:微粒子充填剤として、ゲル法シリカ(商品名:サイロイドC−803/ダブリュー・アール・グレースジャパン社製)100質量部と、消泡剤0.3質量部とを水中に添加して十分に分散した後、小麦粉澱粉10質量部、バインダーとしてケン化度95.5〜97.5mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコール(商品名:JM−17/日本酢ビ・ポバール社製)80質量部、非剥離性感圧接着剤基剤として天然ゴムにメタクリル酸メチルを重合した天然ゴム系ラテックス110質量部を混合し、カチオン性インク定着剤として分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)20質量部を添加した後、架橋剤としてグリオキザール(40%水溶液)5.0質量部、界面活性剤としてアセチレン系ジアルコールのポリエーテル化物0.5質量部を加えて感圧接着剤組成物となる塗料を作成した。
インクジェット記録用圧着用紙の製造方法:作成した塗料をエアーナイフコータにて米坪113g/m2のフォーム用紙の両面に各々の面の塗工量が固形分で6.0g/m2となるように塗工し、インクジェット記録用圧着用紙を得た。
感圧接着剤組成物の調整:微粒子充填剤として、ゲル法シリカ(商品名:サイロイドC−803/ダブリュー・アール・グレースジャパン社製)100質量部と、消泡剤0.3質量部とを水中に添加して十分に分散した後、小麦粉澱粉10質量部、バインダーとしてケン化度95.5〜97.5mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコール(商品名:JM−17/日本酢ビ・ポバール社製)80質量部、非剥離性感圧接着剤基剤として天然ゴムにメタクリル酸メチルを重合した天然ゴム系ラテックス110質量部を混合し、カチオン性インク定着剤として分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)20質量部を添加した後、架橋剤としてグリオキザール(40%水溶液)5.0質量部、界面活性剤としてアセチレン系ジアルコールのポリエーテル化物0.5質量部を加えて感圧接着剤組成物となる塗料を作成した。
インクジェット記録用圧着用紙の製造方法:作成した塗料をエアーナイフコータにて米坪113g/m2のフォーム用紙の両面に各々の面の塗工量が固形分で6.0g/m2となるように塗工し、インクジェット記録用圧着用紙を得た。
<実施例2>
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)を、分子量5000、カチオン化度5.73meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:WSC−173/明成化学工業株式会社製)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)を、分子量5000、カチオン化度5.73meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:WSC−173/明成化学工業株式会社製)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
<実施例3>
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)を、分子量30000、カチオン化度8.25meq/gの第四級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−103/センカ株式会社製)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)を、分子量30000、カチオン化度8.25meq/gの第四級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−103/センカ株式会社製)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
<実施例4>
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)を、分子量20000、カチオン化度4.52meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:ユニセンスCP−91/センカ株式会社製)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)を、分子量20000、カチオン化度4.52meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:ユニセンスCP−91/センカ株式会社製)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
<実施例5>
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)の配合量を20質量部から50質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)の配合量を20質量部から50質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
<実施例6>
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)の配合量を20質量部から30質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)の配合量を20質量部から30質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
<実施例7>
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)の配合量を20質量部から15質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)の配合量を20質量部から15質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
<実施例8>
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)の配合量を20質量部から10質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)の配合量を20質量部から10質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
<実施例9>
実施例1において、ケン化度95.5〜97.5mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコール(商品名:JM−17/日本酢ビ・ポバール社製)の配合量を80質量部から160質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、ケン化度95.5〜97.5mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコール(商品名:JM−17/日本酢ビ・ポバール社製)の配合量を80質量部から160質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
<実施例10>
実施例1において、ケン化度95.5〜97.5mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコール(商品名:JM−17/日本酢ビ・ポバール社製)の配合量を80質量部から120質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、ケン化度95.5〜97.5mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコール(商品名:JM−17/日本酢ビ・ポバール社製)の配合量を80質量部から120質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
<実施例11>
実施例1において、ケン化度95.5〜97.5mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコール(商品名:JM−17/日本酢ビ・ポバール社製)の配合量を80質量部から30質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、ケン化度95.5〜97.5mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコール(商品名:JM−17/日本酢ビ・ポバール社製)の配合量を80質量部から30質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
<実施例12>
実施例1において、ケン化度95.5〜97.5mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコール(商品名:JM−17/日本酢ビ・ポバール社製)の配合量を80質量部から20質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、ケン化度95.5〜97.5mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコール(商品名:JM−17/日本酢ビ・ポバール社製)の配合量を80質量部から20質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
<実施例13>
実施例1において、ゲル法シリカ(商品名:サイロイドC−803/ダブリュー・アール・グレースジャパン社製)を沈降法シリカ(商品名:カープレックス#80/エボニック社製)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着紙を得た。
実施例1において、ゲル法シリカ(商品名:サイロイドC−803/ダブリュー・アール・グレースジャパン社製)を沈降法シリカ(商品名:カープレックス#80/エボニック社製)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着紙を得た。
<実施例14>
実施例1において、界面活性剤であるアセチレン系ジアルコールのポリエーテル化物の配合量を0.5質量部から0質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、界面活性剤であるアセチレン系ジアルコールのポリエーテル化物の配合量を0.5質量部から0質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
<実施例15>
実施例1において、架橋剤であるグリオキザール(40%水溶液)の配合量を5.0質量部から0質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、架橋剤であるグリオキザール(40%水溶液)の配合量を5.0質量部から0質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
<比較例1>
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)の配合量を20質量部から0質量部に、架橋剤であるグリオキザール(40%水溶液)の配合量を5.0質量部から0質量部に、界面活性剤であるアセチレン系ジアルコールのポリエーテル化物0.5部から0質量部にそれぞれ変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)の配合量を20質量部から0質量部に、架橋剤であるグリオキザール(40%水溶液)の配合量を5.0質量部から0質量部に、界面活性剤であるアセチレン系ジアルコールのポリエーテル化物0.5部から0質量部にそれぞれ変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
<比較例2>
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)を、分子量200000、カチオン化度7.05meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:ユニセンスCP−104/センカ株式会社製)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、分子量20000、カチオン化度6.98meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:パピオゲンP−105/センカ株式会社製)を、分子量200000、カチオン化度7.05meq/gの第4級アンモニウム塩ポリマー(商品名:ユニセンスCP−104/センカ株式会社製)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
<比較例3>
実施例1において、ケン化度95.5〜97.5mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコール(商品名:JM−17/日本酢ビ・ポバール社製)を、ケン化度99.3mol%以上の完全ケン化型ポリビニルアルコール(商品名:V/日本酢ビ・ポバール社製)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
実施例1において、ケン化度95.5〜97.5mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコール(商品名:JM−17/日本酢ビ・ポバール社製)を、ケン化度99.3mol%以上の完全ケン化型ポリビニルアルコール(商品名:V/日本酢ビ・ポバール社製)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用圧着用紙を得た。
[水性染料インク物性評価用試料の調製]
各実施例及び比較例で得られたインクジェット用圧着用紙に、インクジェットプリンタ(MJP30A:ミヤコシ社製)を用いて水性染料インクによるCMYKの各色ベタ印刷を行った。印刷後のインクジェット用圧着用紙を、水分5.5〜7.0%となるように調製し、10cm×10cmの試験片をカットして3枚重ねた後、ドライシーラーMS−9200II(株式会社デュプロ社製)にて感圧接着剤塗工層を設けた親展面同士を加圧接着した。なお、加圧接着する際は、接着直後の剥離強度が約150g/25mm巾となるようにシーラーギャップを設定した。こうして得られた圧着用紙試験片の圧着面同士を剥離し、以下の要領で各種評価を行った。
各実施例及び比較例で得られたインクジェット用圧着用紙に、インクジェットプリンタ(MJP30A:ミヤコシ社製)を用いて水性染料インクによるCMYKの各色ベタ印刷を行った。印刷後のインクジェット用圧着用紙を、水分5.5〜7.0%となるように調製し、10cm×10cmの試験片をカットして3枚重ねた後、ドライシーラーMS−9200II(株式会社デュプロ社製)にて感圧接着剤塗工層を設けた親展面同士を加圧接着した。なお、加圧接着する際は、接着直後の剥離強度が約150g/25mm巾となるようにシーラーギャップを設定した。こうして得られた圧着用紙試験片の圧着面同士を剥離し、以下の要領で各種評価を行った。
[水性顔料インク物性評価用試料の調製]
各実施例及び比較例で得られたインクジェット用圧着用紙に、インクジェットプリンタ(TruepressJet520、SCREEN社製)を用いて水性顔料インクによるCMYKの各色ベタ印刷を行った。印刷後のインクジェット用圧着用紙を、水分5.5〜7.0%となるように調製し、10cm×10cmの試験片をカットして3枚重ねた後、ドライシーラーMS−9200II(株式会社デュプロ社製)にて感圧接着剤塗工層を設けた親展面同士を加圧接着した。なお、加圧接着する際は、接着直後の剥離強度が約150g/25mm巾となるようにシーラーギャップを設定した。こうして得られた圧着用紙試験片の圧着面同士を剥離し、以下の要領で各種評価を行った。
各実施例及び比較例で得られたインクジェット用圧着用紙に、インクジェットプリンタ(TruepressJet520、SCREEN社製)を用いて水性顔料インクによるCMYKの各色ベタ印刷を行った。印刷後のインクジェット用圧着用紙を、水分5.5〜7.0%となるように調製し、10cm×10cmの試験片をカットして3枚重ねた後、ドライシーラーMS−9200II(株式会社デュプロ社製)にて感圧接着剤塗工層を設けた親展面同士を加圧接着した。なお、加圧接着する際は、接着直後の剥離強度が約150g/25mm巾となるようにシーラーギャップを設定した。こうして得られた圧着用紙試験片の圧着面同士を剥離し、以下の要領で各種評価を行った。
[水性染料/顔料インクの発色性についての評価]
剥離後の圧着面の記録画像の発色濃度を目視にて評価した。発色濃度の最も高いものを5、発色濃度の最も低いものを1として5段階で評価し、3以上を合格とした。
剥離後の圧着面の記録画像の発色濃度を目視にて評価した。発色濃度の最も高いものを5、発色濃度の最も低いものを1として5段階で評価し、3以上を合格とした。
[水性染料/顔料インクの転移性についての評価]
剥離後に、一方の圧着面に印刷された記録画像が対向面(もう一方の圧着面)に転移していないかを目視にて評価した。対向面への転移が最も少ないものを5、対向面への転移が最も多いものを1として5段階で評価し、3以上を合格とした。
剥離後に、一方の圧着面に印刷された記録画像が対向面(もう一方の圧着面)に転移していないかを目視にて評価した。対向面への転移が最も少ないものを5、対向面への転移が最も多いものを1として5段階で評価し、3以上を合格とした。
[水性顔料インクの乾燥性についての評価]
インクジェットプリンタ(TruepressJet520、SCREEN社製)を用い、水性顔料インクによるCMYKの各色ベタ印刷を、印刷速度128m/minにてインクジェット記録用圧着用紙6000mに連続印刷した。印刷後のインクジェット記録用圧着用紙に付着したインク汚れを目視にて観察し、用紙の汚れが最も少ないものを5、用紙への汚れが最も多いものを1として5段階で評価し、3以上を合格とした。インク乾燥性が悪い場合、ベタ印刷部のインクがインクジェットプリンタのフィードロール等に転移し、そのインクが更に用紙に転移することでインクジェット記録用圧着用紙にインク汚れが生じる。
インクジェットプリンタ(TruepressJet520、SCREEN社製)を用い、水性顔料インクによるCMYKの各色ベタ印刷を、印刷速度128m/minにてインクジェット記録用圧着用紙6000mに連続印刷した。印刷後のインクジェット記録用圧着用紙に付着したインク汚れを目視にて観察し、用紙の汚れが最も少ないものを5、用紙への汚れが最も多いものを1として5段階で評価し、3以上を合格とした。インク乾燥性が悪い場合、ベタ印刷部のインクがインクジェットプリンタのフィードロール等に転移し、そのインクが更に用紙に転移することでインクジェット記録用圧着用紙にインク汚れが生じる。
[水性染料インクの耐水性についての評価]
剥離後のインクジェット用圧着用紙を1分間水中に浸漬し、インクの流れ落ち具合を目視にて評価した。染料インク流れ出しが最も少ないものを5、染料インク流れ出しが最も多いものを1として5段階で評価し、3以上を合格とした。
剥離後のインクジェット用圧着用紙を1分間水中に浸漬し、インクの流れ落ち具合を目視にて評価した。染料インク流れ出しが最も少ないものを5、染料インク流れ出しが最も多いものを1として5段階で評価し、3以上を合格とした。
実施例及び比較例における感圧接着剤組成物塗料の配合が図1〜3に、実施例及び比較例にて得られたインクジェット記録用圧着用紙物性の評価が図4に、それぞれ示されている。
図4の結果からも明らかなように、実施例1〜15で得られたインクジェット記録用圧着用紙は、水性染料/顔料インクの発色性、水性染料/顔料インクの転移性、乾燥性、耐水性のいずれについても実運用上問題のないものであった。
これに対して比較例1により得られたインクジェット記録用圧着用紙は、染料インク転移性と耐水性の点で実用に供し得ないものであった。これはカチオン性インク定着剤を配合しなかったことが原因だと考えられる。
比較例2により得られたインクジェット記録用圧着用紙は、顔料インクの転移性と乾燥性の点で実用に供し得ないものであった。これは、カチオン性インク定着剤として用いた第4球アンモニウム塩ポリマーの分子量が30000以上だったことが原因だと考えられる。
比較例3により得られたインクジェット記録用圧着用紙は、水性染料/顔料インクの転移性の点で実用に供し得ないものであった。これは、バインダーとして用いたポリビニルアルコールのケン化度が99.3mol%を上回ったことが原因だと考えられる。
Claims (7)
- 基紙の少なくとも一方の面に、非剥離性感圧接着剤基剤と微粒子充填剤とバインダーとカチオン性インク定着剤とを含有する感圧接着剤塗工層を有するインクジェット記録用圧着用紙であって、前記カチオン性インク定着剤が、数平均分子量30000以下且つカチオン化度が2〜9meq/gであるポリアミン系樹脂を含有し、且つ前記バインダーとしてケン化度が90〜98mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコールを含有し、且つ水性顔料インク及び水性染料インクを用いたインクジェット式プリンタに用いるインクジェット記録用圧着用紙。
- 前記感圧接着剤塗工層に、バインダーが前記微粒子充填剤100質量部に対して絶乾部数で20〜160質量部含まれていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録用圧着用紙。
- 前記感圧接着剤塗工層に、架橋剤が前記微粒子充填剤100質量部に対して絶乾部数で0.1〜30質量部含まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録用圧着用紙。
- 前記感圧接着剤塗工層に、界面活性剤が前記微粒子充填剤100質量部に対して絶乾部数で0.1〜5質量部で含まれていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録用圧着用紙。
- 前記カチオン性インク定着剤は、前記微粒子充填剤100質量部に対して絶乾部数で1〜50質量部であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット記録用圧着用紙。
- 前記界面活性剤がアセチレン系ジアルコールのポリエーテル化物であることを特徴とする請求項1〜5に記載のインクジェット記録用圧着用紙。
- 基紙を用意するステップと、非剥離性感圧接着剤基剤と微粒子充填剤とバインダーとカチオン性インク定着剤とを含む感圧接着剤組成物原料を用いて感圧接着剤組成物を調整するステップと、前記基紙の少なくとも一方の面に、前記感圧接着剤組成物を塗工して感圧接着剤塗工層を設けるステップと、を含み、前記カチオン性インク定着剤が、数平均分子量30000以下且つカチオン化度が2〜9meq/gであるポリアミン系樹脂を含有し、且つ前記バインダーとしてケン化度が90〜98mol%の中間ケン化型ポリビニルアルコールを含有していることを特徴とする水性顔料インクまたは水性染料インクを用いたインクジェット式プリンタに用いるインクジェット記録用圧着用紙の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019053615A JP2020152024A (ja) | 2019-03-20 | 2019-03-20 | インクジェット記録用圧着用紙及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019053615A JP2020152024A (ja) | 2019-03-20 | 2019-03-20 | インクジェット記録用圧着用紙及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020152024A true JP2020152024A (ja) | 2020-09-24 |
Family
ID=72557292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019053615A Pending JP2020152024A (ja) | 2019-03-20 | 2019-03-20 | インクジェット記録用圧着用紙及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020152024A (ja) |
-
2019
- 2019-03-20 JP JP2019053615A patent/JP2020152024A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05221115A (ja) | インクジェット記録シート | |
DE60132058T2 (de) | Aufzeichnungsmaterial und Aufzeichnungsverfahren | |
JP5984641B2 (ja) | インクジェット記録用圧着原紙 | |
DE60206305T2 (de) | Farbstoffempfangsmaterial und Aufzeichnungsverfahren | |
JP3812609B2 (ja) | 再剥離性圧着葉書用記録紙 | |
JP3392649B2 (ja) | インクジェット記録用圧着葉書用紙 | |
JP2018051836A (ja) | インクジェット記録用圧着用紙及びその製造方法 | |
JP2020152024A (ja) | インクジェット記録用圧着用紙及びその製造方法 | |
JP2005125639A (ja) | 高速輪転インクジェット記録用圧着葉書用紙 | |
JP4331452B2 (ja) | 再剥離性圧着記録用紙 | |
JP6740183B2 (ja) | インクジェット記録用圧着用紙及びその製造方法 | |
JP2001219680A (ja) | 隠蔽葉書 | |
JP2004300245A (ja) | 疑似接着可能な記録用紙 | |
JP2017119410A (ja) | インクジェット記録用圧着用紙及びその製造方法 | |
JP3989345B2 (ja) | 擬似接着可能な記録用紙 | |
JP4047632B2 (ja) | 新聞印刷用インクジェット記録用紙 | |
JP6212459B2 (ja) | インクジェット記録用圧着用紙 | |
JP2008045115A (ja) | 再剥離性圧着記録用紙 | |
JP4634274B2 (ja) | 感圧記録紙及びこれを用いた感圧複写紙 | |
JP2003027398A (ja) | オフセット印刷可能なインクジェット用感圧接着性記録用紙 | |
JP2021042512A (ja) | 亜鉛化合物含有紙の製造方法 | |
JP4640890B2 (ja) | 再剥離性圧着記録用紙 | |
JP2004091989A (ja) | 擬似接着可能な記録用紙 | |
JP3909748B2 (ja) | 再剥離性圧着記録用紙 | |
JP4753564B2 (ja) | 再剥離性圧着記録用紙 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20190322 |