JP4634274B2 - 感圧記録紙及びこれを用いた感圧複写紙 - Google Patents

感圧記録紙及びこれを用いた感圧複写紙 Download PDF

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Description

本発明は、感圧記録紙及びこれを用いた感圧複写紙に関する。より特定的には、インクジェット記録方式を採用したフォーム印刷に好適に使用し得る感圧記録紙及びこれを用いた感圧複写紙に関する。
カーボン紙を用いることなく複写が可能な用紙として、基材の一方の面に顕色層が形成された感圧記録紙が知られている(例えば、特許文献1)。感圧記録紙は、単独で使用されるよりも、発色層を備えた用紙と組み合わせた感圧複写紙としての利用が一般的であり、各種伝票などに広く用いられている。図3は、感圧記録紙を用いた感圧複写紙の構成の一例を示す模式断面図である。
図3において、感圧複写紙20は、上用紙21、中用紙22及び下用紙23を備える。上用紙21は、基材24と、基材24の一方の面に形成された発色層25とを有する。発色層25はマイクロカプセル26を含有しており、マイクロカプセル26内には、電子供与性の有機化合物(以下、「発色剤」という)等を溶解した発色液が内包されている。中用紙22は、基材24と、基材24の一方の面に形成された、マイクロカプセル26を含有する発色層25と、基材24の他方の面に形成された顕色層27とを有する感圧記録紙である。顕色層27は、電子受容性化合物を主成分とする顕色剤組成物(以下、「顕色剤」という)にて形成されており、顕色剤は、前記発色剤と接触することにより呈色する。下用紙23は、基材24と、基材24の一方の面に形成された顕色層27とを有する感圧記録紙である。
前記のように構成された上用紙21、中用紙22及び下用紙23は、この順序で、かつ、発色層25と顕色層27とがそれぞれ対向するように積層されることにより、感圧複写紙20を構成する。感圧複写紙20は、上用紙21の基材24に筆圧やプリンタ等による圧力が加わると、発色層25に含まれるマイクロカプセル26が破壊されて発色液が顕色層27に付着し、発色剤と顕色剤とが反応することにより呈色する。これにより、例えば、上用紙21に書かれた文字と同じ文字が、中用紙22及び下用紙23にも複写される。なお、感圧複写紙20としては、前記上用紙21、中用紙22及び下用紙23の組み合わせ以外にも、上用紙21と下用紙23との組み合わせや、上用紙21と下用紙23との間に必要枚数の中用紙22を挟んだ組み合わせのもの等もある。以下、このような組み合わせの一単位を「複写セット」という。
ところで、インクジェット技術の進展により、近年、インクジェット記録方式によって可変情報を印刷することができるフォーム印刷機も登場している。インクジェット記録方式を採用したフォーム印刷では、オンデマンド方式と呼ばれるコンピュータデータを直接出力する方法が採用され、従来の印刷デザインに加えて、さらには可変情報、例えば宛名やバーコード等を同時に印字することができる。したがって、オフセット印刷では割高となる小ロットや多種類の印刷を、このインクジェット方式ではより安価で、かつ付加価値を付与して行うことができるといった利点がある。そこで、前記感圧複写紙20に対しても、従来の印刷ユニットによる印刷に加えて、インクジェット記録方式による可変情報印刷が望まれている。
特許第3373213号公報
しかしながら、感圧複写紙20に対してインクジェット記録方式による可変情報印刷を行うと、インク滲みが生じやすいという問題がある。例えば、アルファベットや数字等の情報を一次元の白黒のパターンで表し、コンピュータにデジタルで入力できるようにした自動認識手段であるバーコードは、細線にて構成されているが、このようなバーコードを印刷したときには、所定の幅を有する線が滲んで太くなるため、必要な情報を正確に印刷することが困難となる。また白抜き文字を印刷したときには、文字の潰れ等が生じてしまう。これらの問題が起こるのは、以下の理由によると考えられる。
例えば感圧複写紙20を伝票として使用する場合には、多数の複写セットを積層して使用するため、取り扱いが容易になるように、積層された複数組の複写セットの一側に糊等を塗布して、いわゆる組分けを行う。組分けでは、各複写セットを構成する用紙同士は、用紙間に組分け糊を浸透させて一体化し、一方各複写セット間には組分け糊を浸透させ難くして、弱い接着力で複写セット同士を保持する。これにより、多数の複写セットの中からでも、複写セットを構成する用紙を離散させることなく、かつ1回に1組の複写セットの取り出しが可能となる。
そこで、前記のように組分けされた感圧複写紙20では、例えば、上用紙21と中用紙22との間にある顕色層27や中用紙22と下用紙23との間にある顕色層27を、組分け糊が浸透し易くなるように構成している。ところが、ここで問題なのは、顕色層27に組分け糊が浸透し易いということは、他の液体も顕色層27に浸透し易いということである。このため、中用紙22や下用紙23として利用される感圧記録紙に、例えば可変情報となる宛名やバーコード、さらには簡易な枠線等をインクジェット記録方式等で印刷すると、その顕色層27に液体が浸透し易くなっていることから、インク滲みが生じ易くなる。
そこで、前記特許文献1では、顕色層27におけるインク滲みを抑える手段として、カチオン性樹脂と無機顔料とを含有するインク受理層をさらに備えた感圧複写紙が提案されている。しかしながら、このような構成では、インク受理層に含まれるカチオン性樹脂によって顕色層27に含まれる顕色剤が凝集してしまい、塗料取り扱いや塗工性に不具合が生じるほか、発色性が低下するという問題がある。
さらに、組分け糊を浸透させ易く構成された顕色層27は、表面強度が低いため、印刷時に粉落ち等が生じ易く、これにより印刷機のブランケット表面が汚れるという問題もある。このようなブランケット汚れは、印刷抜けや印刷汚れ等の原因となるものである。
したがって、本発明の目的は、インク滲みがなく、発色性に優れ、しかも顕色層の表面強度が高いことから印刷適性に優れており、特にインクジェット記録方式を採用したフォーム印刷に好適に使用することができる感圧記録紙及びこれを用いた感圧複写紙を提供することである。
すなわち本発明は、基材と、該基材の一方の面に顕色層を備えた感圧記録紙であって、前記顕色層が、バインダー、顕色剤及び顔料を含有する顕色剤塗料にて形成されており、該バインダーが変性澱粉を含み、顔料の平均粒子径が1〜10μmであることを特徴とする、感圧記録紙に関する。
このような構成を有する感圧記録紙は、変性澱粉を含むバインダーといった特定成分を含有した顕色剤塗料を用いることで、組分け糊を用紙の接着に必要なだけ浸透させることが可能な顕色層を形成させることができる。また、顔料の平均粒子径を特定範囲とすることで、表面強度が高く、発色性も良好な顕色層を得ることができる。
また前記変性澱粉として、酸化澱粉、リン酸澱粉、ヒドロキシエチルエーテル化澱粉及び尿素リン酸澱粉から選ばれる少なくとも1種を好適に使用することができる。
また前記顔料として特定の毬栗形状を有する炭酸カルシウムを含み、顕色剤塗料中に弱カチオン性ポリアミド樹脂を含有させることで、より一層発色性を高めることができる。これにより、インクジェット記録方式にて可変情報を印刷してもインク滲みがなく、印刷適性に優れ、かつ発色性に優れた感圧記録紙を得ることができ、しかも加工ガブリや粉落ち等も解消されるので、印刷機ブランケットの表面が汚れることによる、いわゆる紙紛等の汚れやこれに基づく印刷抜けも低減することができる。
さらに本発明は、前記感圧記録紙を用いてなる感圧複写紙に関する。本発明の感圧記録紙を、感圧複写紙の中用紙や下用紙として用いることで、組分け糊を用紙の接着に必要なだけ浸透させることができるとともに、インクジェット記録方式で印字したときにインク滲みがなく、発色性に優れ、しかも紙紛等の汚れやこれに基づく印刷抜け等が低減され、印刷適性に優れた感圧複写紙を得ることができる。
本発明の感圧記録紙は、インク滲みがなく、発色性に優れ、しかも顕色層の表面強度が高いことから印刷適性に優れており、特にインクジェット記録方式を採用したフォーム印刷に好適に使用することができる。またかかる感圧記録紙を用いた本発明の感圧複写紙は、用紙の接着に必要なだけ組分け糊を浸透させながら、しかもインクジェット記録方式での印刷処理においても、インク滲みが生じることがなく、印刷適性にも優れたものである。
以下に、本発明の実施形態に係る感圧記録紙及びこれを用いた感圧複写紙について説明する。図1は、本実施形態に係る感圧記録紙の構成を示す模式断面図である。図1に示すように、感圧記録紙1は、基材2と、該基材2の一方の面に形成された顕色層3とを備える。また図2は、本実施形態に係る感圧複写紙の構成の一例を示す模式断面図であり、後述する実施例において作成された感圧複写紙15の構成を示すものである。なお、本実施形態に係る感圧複写紙の基本的な構成は、前記背景技術にて説明した図3に示す感圧複写紙の構成とほぼ同様であるので、同様の構成をなすものには同一の符号を付し、以下説明を省略する。
基材2の一方の面に備えられる顕色層3は、バインダー、顕色剤及び顔料を含有する顕色剤塗料にて形成される。ここで、本実施形態の特徴であるバインダーは変性澱粉を含む。このようにバインダーとして変性澱粉を含むことで、発色性を向上させることができるだけでなく、後述するように、感圧記録紙を感圧複写紙として利用する際に、顕色層3に、用紙の接着に必要なだけの組分け糊を浸透させることができる。
バインダーに含まれる変性澱粉としては、例えば酸化澱粉、リン酸澱粉、ヒドロキシエチルエーテル化澱粉及び尿素リン酸澱粉から選ばれる少なくとも1種を好適に使用することができる。これらの変性澱粉は単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらのなかでも、発色性がより向上する点から酸化澱粉を特に好適に使用することができる。
前記バインダーには変性澱粉のほかにも、例えばスチレンブタジエンゴムや分散剤などが含まれることが好ましい。
本実施形態にて用いるスチレンブタジエンゴムには特に限定がないが、その粒子径は、顕色層3の発色性及び表面強度に影響を与える傾向がある。かかるスチレンブタジエンゴムを用いる際には、均一に分散して安定させるために、通常分散剤を同時に用いるが、スチレンブタジエンゴムの粒子径があまりにも小さい場合には、バインダー中に占める分散剤の量が増加するため、発色性(発色濃度)が低下する傾向がある。また逆に、スチレンブタジエンゴムの粒子径があまりにも大きい場合には、スチレンブタジエンゴムを顕色剤塗料中に均一に分散させることが困難となり、これにより顕色層3の表面強度が低下すると同時に、インクジェット印刷時の画像の鮮明さも低下する傾向がある。この顕色層3の表面強度の低下は、粉落ちや加工ガブリ等の原因となり、印刷機ブランケットの表面汚れを招く恐れもある。したがって、スチレンブタジエンゴムの平均粒子径は、130nm以上、さらには160nm以上、特に170nm以上であることが好ましく、また240nm以下、さらには210nm以下、特に200nm以下であることが好ましい。
前記のごときスチレンブタジエンゴムを用いる場合、スチレンブタジエンゴムと前記変性澱粉との配合割合は、乾燥質量比で、(スチレンブタジエンゴム):(変性澱粉)=1:1〜1:3、さらには1:1.4〜1:2.2の範囲とすることが好ましい。スチレンブタジエンゴムに対する変性澱粉の配合割合が1よりも少ない場合には、インクジェット記録方式による可変情報印刷を行った際に、インク滲みが生じ易くなる傾向がある。一方、スチレンブタジエンゴムに対する変性澱粉の配合割合が3よりも多い場合には、顕色層3の表面強度が低下してしまうほか、顕色剤塗料の安定性が悪くなり、基材2に対する塗工適性も低下する傾向がある。
またバインダーに分散剤を配合する場合、その種類及び量は、前記したように、スチレンブタジエンゴムが均一に分散される限り特に限定がなく、スチレンブタジエンゴムの平均粒子径や使用量に応じて適宜選択、調整することが好ましい。
顕色剤塗料に含有されるバインダーの量は、基材2への塗工適性や発色性、表面強度などの顕色層3の特性の向上効果を考慮すると、60〜80質量%、さらには65〜75質量%であることが好ましい。
顕色剤塗料に含有される顕色剤には特に限定がなく、ノーカーボン感圧複写紙や感圧記録紙の分野で一般に使用される、例えばノボラック型フェノール樹脂及びその多価金属塩や、サリチル酸、サリチル酸誘導体及びこれらの多価金属塩等を好適に使用することができる。
具体的には、ノボラック型フェノール樹脂及びその多価金属塩としては、例えばフェノールホルムアルデヒド樹脂、フェノールアセトアルデヒド樹脂、フェノールアセチレン樹脂、これらの多価金属塩などがあげられる。サリチル酸、サリチル酸誘導体及びこれらの多価金属塩としては、例えばサリチル酸、3,5−ジニトロサリチル酸、5−tert−ブチルサリチル酸、3−フェニルサリチル酸、3−メチル−5−tert−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−tert−アミルサリチル酸、3−シクロヘキシルサリチル酸、5−シクロヘキシルサリチル酸、3−メチル−5−イソアミルサリチル酸、5−イソアミルサリチル酸、3,5−ジ−sec−ブチルサリチル酸、5−ノニルサリチル酸、5,5−メチレンジサリチル酸、3,5−ジ(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸、サリチル酸ノボラック樹脂、サリチル酸とアルコキシキシレン、トリアルキルベンゼン、スチレン誘導体等の化合物との共重合物、これらの多価金属塩などがあげられる。これらの顕色剤は単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらのなかでも、有機固体酸系化合物からなる顕色剤は、発色濃度が高く、耐水性、耐光性及び経時安定性が良好であることから好適に使用することができ、特にサリチル酸誘導体及びその多価金属塩を好適に使用することができる。
顕色剤塗料に含有される顕色剤の量は、発色濃度、耐水性、耐光性、経時安定性といった顕色層3の特性の向上効果を考慮すると、3〜15質量%、さらには5〜10質量%であることが好ましい。
顕色剤塗料に含有される顔料には特に限定がなく、従来より使用されている、例えば酸性白土、活性白土、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウムなどの炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、カオリン、焼成カオリン、タルク、水酸化アルミニウム、珪酸アルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、酸化亜鉛、微粉珪酸、酸化チタン、珪酸カルシウム、尿素−ホルムアルデヒド樹脂等の通常の無機系白色顔料や有機系白色顔料を、単独で又は2種以上を組み合わせて好適に使用することができる。これらのなかでも、重質炭酸カルシウムや軽質炭酸カルシウムを特に好適に使用することができ、これらの炭酸カルシウムを、前記顕色剤のうち、有機固体酸系化合物からなる顕色剤と組み合わせて使用することにより、顕色層3の発色性のさらなる向上を図ることができる。
前記顔料の粒子径には特に限定がないが、あまりにも小さい場合には、顕色層3の表面強度が低下して印刷時のブランケット汚れや紙紛の原因となる恐れがあるので、平均粒子径が1μm以上、さらには2μm以上であることが好ましい。またかかる粒子径があまりにも大きい場合には、インク滲みが生じ易くなる傾向があるので、平均粒子径が10μm以下、さらには6μm以下であることが好ましい。
また特に前記炭酸カルシウムについて、その形状は、一般に毬栗形状、紡錘形状、キュービック形状、針形状等があるが、本実施形態において、そのなかでも毬栗形状の炭酸カルシウムを配合した場合には、感圧記録紙1を感圧複写紙15の中用紙あるいは下用紙として用いた際に、発色層25に含まれるマイクロカプセル26を効果的に破壊して、発色性をさらに高めることができる。
なお本実施形態において、毬栗形状の炭酸カルシウムとは、いくつかの紡錘形状の炭酸カルシウムを凝集させた形状をいう。また特に毬栗形状の炭酸カルシウムの平均粒子径とは、該炭酸カルシウムの最外径をマイクロトラック(日機装(株)製)を用いて測定した粒子径の平均値である。
顕色剤塗料に含有される顔料の量は、表面強度、発色性といった顕色層3の特性の向上効果を考慮すると、10〜90質量%、さらには15〜85質量%であることが好ましい。
さらに本実施形態において、インクジェット記録方式で印字が行われる際に、インクの定着性をより向上させるには、顕色剤塗料に弱カチオン性ポリアミド樹脂が含有されていることが好ましい。
一般に顕色層3はアニオン性であり、インクジェット記録方式にて使用されるインクジェット染料もアニオン性であるため、印刷時に顕色層3とインクジェット染料とは結着することがなく、染料の定着性が低く、インク滲みを招き易いことが知られている。このような問題を解決するために、カチオン性の樹脂を染料定着剤として配合する試みがなされているが、このようなカチオン性の樹脂を配合すると、顕色剤塗料に凝集が生じて基材2への塗工性が低下する場合がある。したがって、本実施形態では、インクジェット染料の定着性を向上させながら、顕色剤塗料に凝集を起こさせることのない、弱カチオン性ポリアミド樹脂を顕色剤塗料に配合することが好ましい。このことにより、基材2への塗工適性により優れた顕色剤塗料が得られるとともに、顕色層3のインク滲みをさらに低減することができる。
弱カチオン性ポリアミド樹脂としては、例えばポリアミド・エポキシ樹脂やポリアミド・尿素樹脂等があげられ、これらは単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。なお本実施形態において、弱カチオン性とは、pH9以上のアニオン性を示す塗料に添加した際に、カチオン性をほとんど示さず、凝集しない性質をいう。
顕色剤塗料に含有される弱カチオン性ポリアミド樹脂の量は、あまりにも少ない場合には、インクジェット染料の定着効果を充分に得ることが困難になる傾向があり、逆にあまりにも多い場合には、例えば形成される顕色層3に含まれる顕色剤の量が少なくなり、発色性が低下するほか、顕色剤塗料が凝集する傾向があるので、1〜25質量%、さらには3〜20質量%であることが好ましい。
顕色剤塗料には、前記弱カチオン性ポリアミド樹脂のほかに、さらにカチオン性樹脂が適宜含有されていてもよい。かかるカチオン性樹脂としては、例えばジメチルジアニルアンモニウムクロライド重合物、アリルアミン酸塩重合物、ジアリルアミン塩酸塩重合物、ジアリルアミン塩酸塩−アクリルアミド共重合物、ジメチルジアニルアンモニウムクロライド−アクリルアミド共重合物、ジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物、ジメチルアミン−アンモニア−エピクロルヒドリン重縮合物、メタクロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド重合物、ジシアンジアミド−ジエチレントリアミン重縮合物、ジシアンジアミド−ホルマリン重縮合物等があげられ、これらは単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
また前記顕色剤塗料には、その特性を損なわない限り、例えば顔料分散剤、pH調整剤、保水剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤、着色剤、耐水化剤、湿潤剤、蛍光染料、紫外線吸収剤、カチオン性高分子電解質等の従来より公知の各種添加剤が適宜配合されていてもよい。
感圧記録紙1を構成する基材2には特に限定がなく、例えば化学パルプや機械パルプを使用したフォーム用紙、上質紙、ヤンキー紙、クラフト紙、板紙、ライナー、新聞紙、グラシン紙、パーチメント紙等の紙や合成紙;ポリエチレンテレフタレート等からなる樹脂フィルム、紙と樹脂フィルムとの複合フィルム等といったフィルム材やシート材等を使用することができる。また、一度印刷された紙を水離解して再生した古紙再生紙等も使用することができ、このような古紙再生紙を利用した場合には、低コスト化を図ることができる。
以上のように、本実施形態によると、顕色層3に含まれるバインダーとして変性澱粉を配合することで、インクジェット記録方式による可変情報印刷に適用した場合であっても、顕色層3におけるインク滲みを解消することができる。また、所定の粒子径を有する顔料を用いることで、発色性に優れた感圧記録紙1を得ることができる。
本実施形態に係る感圧記録紙1は、前記背景技術にて説明したように、例えば伝票類として、上用紙と下用紙とを組み合わせた複写セットで構成された感圧複写紙15、あるいは上用紙、中用紙及び下用紙を組み合わせた複写セットで構成された感圧複写紙20として利用することができる。このように複写セットで構成された感圧複写紙とする場合には、用紙の接着に必要とされる最低限度の組分け糊を浸透させるだけで良好に組分けすることができるとともに、インクジェット記録方式による印刷時には、顕色層3におけるインクの浸透を低減してインク滲みを解消することができ、しかも発色性に優れるという顕著な効果を奏する。このことにより、本実施形態に係る感圧複写紙は、インクジェット記録方式による可変情報印字に適用した場合でも、優れた印字適性を呈する。
なお本実施形態において、顕色層3で生じるインク滲みとは、感圧記録紙1を中用紙あるいは下用紙として利用する際に、顕色層3にバーコードや枠線等をインクジェット記録方式にて印刷する場合と、感圧記録紙1を感圧複写紙15(感圧複写紙20)として利用した際に、上用紙21の基材24に圧力がかかって顕色層3に複写が行われた場合との両方を含む。
以下に、本実施形態に係る感圧記録紙1の製造方法について、一例をあげて説明する。まず、バインダー及び顔料、さらに必要に応じて弱カチオン性ポリアミド樹脂、その他の各種添加剤などを所定の割合で混合する。次いで、得られた溶液に顕色剤を分散させることにより、顕色剤塗料を調製する。この顕色剤塗料を、基材2の少なくとも一方の面に塗工し、顕色層3を形成する。本実施形態にて用いられる顕色剤塗料は、前記のように、顕色剤の凝集等がなく塗工適性に優れていることから、基材2に良好に塗工することができる。
顕色剤塗料の塗工方法には特に限定がなく、例えばグラビアコータ、エアードライヤ、エアーナイフコータ、ロールコータ、ブラッシュコータ、ダイコータ、ナイフコータ、ブレードコータ、サイズプレスコータ、カーテンコータ等を用いる、従来より公知の方法や塗工機を使用することができる。基材2に対する顕色剤塗料の塗工量にも特に限定がないが、発色性やコスト面を考慮すると、2〜20g/m2程度、さらには3〜15g/m2程度であることが好ましい。また、このような塗工量にて形成された顕色層3の厚さは、0.01〜1000nm程度であることが好ましい。
そして、必要に応じて基材の他方の面に、発色液を内包したマイクロカプセルを含有する溶液を塗布して発色層を形成することにより、感圧記録紙1が得られる。発色層の形成方法及び構成には特に限定がなく、例えば従来より公知のものと同様であればよい。得られた感圧記録紙1は、例えば図2に示すように、基材24の一方の面にマイクロカプセル26を含有する溶液を塗布して形成された発色層25を備えた用紙を上用紙21として用い、この上用紙21の発色層25と、基材2の一方の面に設けられた顕色層3とが対向するように積層することで、感圧複写紙15として使用することができる。
前記のごとく作製された感圧記録紙は、インクジェット記録方式によるプリンタを用いて顕色層に宛名やバーコード等を印刷しても、該顕色層にはインク滲みが生じ難く、発色性に優れ、しかも顕色層の表面強度が高いことから印刷適性にも優れており、ピッキングもなく加工カブリを解消し、ブランケット汚れ等を解消することもできる。またかかる感圧記録紙を用いて作製された感圧複写紙は、用紙の接着に必要なだけ組分け糊を浸透させながら、しかもインクジェット記録方式での印刷処理においても、滲みが発生することがなく、印刷適性にも優れている。
次に、本発明の感圧記録紙及びこれを用いた感圧複写紙を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、実施例及び比較例における各種物性値の測定は、以下の方法により実施した。
(1)塗工適性
塗工機(石川島播磨重工業(株)製、型番:テスト塗工機)を用いて、顕色剤塗料を基材(大王製紙(株)製、商品名:たいおう)に4.0g/m2の塗工量で塗布し、以下の評価基準にて評価した。
(評価基準)
◎:均一に塗工することができた。
○:希釈による粘度調整を行い、塗工することができた。
×:粘度が高く、希釈による粘度調整を行っても、塗工することができなかった。
(2)インク滲み
コンティニュアス方式のインクジェットプリンタ(サイテックス・デジタル・プリンティング社製、型番:Scitex6240)を用いて、感圧記録紙1の顕色層3に、ブラックで2cm×2cmのベタ印字(塗りつぶし印字)を行った。このときのインクの滲みを目視にて観察し、以下の評価基準にて評価した。
(評価基準)
◎:インク滲みが全くなく、非常に良好な状態であった。
○:インク滲みがなく、良好な状態であった。
×:実使用上に問題が生じるまでのインク滲みが発生した。
(3)ブランケット汚れ
フォーム輪転印刷機((株)太陽機械製作所製、型番:TOF−200)を用いて、感圧記録紙1の顕色層3に伝票類の枠線を印刷し、紙粉がブランケット上に堆積した印刷時期を確認し、以下の評価基準にて評価した。
(評価基準)
◎:50000mを印刷しても、ブランケット上に汚れが認められなかった。
○:50000mを印刷すると、ブランケット上にわずかに汚れが認められた。
×:30000mを印刷するまでに、ブランケット上に汚れが認められた。
(4)発色性
ドットプリンタ(日本電気(株)製、型番:PC−PR201/65)を用いて、感圧複写紙15に印字を行った。そして、下用紙10(感圧記録紙1)に複写された印字濃度をマクベス濃度計(型番:RD914、ラッテン#106フィルタ)を用いて測定し、発色濃度値に基づいて以下の評価基準にて評価した。
(評価基準)
◎:発色濃度値が0.50以上であった。
○:発色濃度値が0.45以上、0.50未満であった。
×:発色濃度値が0.45未満であった。
(実施例1)
図1に示したものと同様に構成された感圧記録紙1を作製するに際し、まず顕色剤塗料を調製した。バインダーとしては、スチレンブタジエンゴム(日本A&L社製、品番:P−9634、平均粒子径:170nm)35質量部と、変性澱粉(王子コーンスターチ(株)製、品番:王子エースB)35質量部とを用いた。両者の乾燥質量比は、(スチレンブタジエンゴム):(変性澱粉)=1:1である。顔料としては、毬栗形状の炭酸カルシウム(奥多摩工業(株)製、平均粒子径:4μm)10質量部と、紡錘形状の炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)製、品番:カルサイト紡錘型、平均粒子径:4μm)10質量部とを用いた。
前記バインダー及び顔料と、弱カチオン性ポリアミド樹脂(住友化学工業(株)製、商品名:スミレーズレジンSR−1005)4質量部とを混合し、溶液を調製した。次いでこの溶液に、顕色剤として3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛6質量部を混合し、サンドグラインダーにて均一に分散させることにより、顕色剤塗料を得た。
得られた顕色剤塗料を、塗工機(石川島播磨重工業(株)製、型番:テスト塗工機)を用いて基材2(大王製紙(株)製、商品名:たいおう)の片面に4.0g/m2の塗工量で塗布し、前記評価方法に基づいて塗工適性を評価した。評価結果を表1に示す。
前記塗工後の顕色剤塗料に乾燥処理を施して、基材2の片面に厚さ0.4nmの顕色層3を形成し、A4サイズの感圧記録紙1を得た。
次に図2に示すように、得られた感圧記録紙1を下用紙10として、また市販のノーカーボン用紙(坪量:40g/m2)を上用紙21として用い、下用紙10の顕色層3と上用紙21のマイクロカプセル26を含む発色層25とが対向するように積層し、感圧複写紙15を作製した。
得られた感圧記録紙1及び感圧複写紙15を用い、前記評価方法に基づいてインク滲み、ブランケット汚れ並びに発色性を評価した。評価結果を表1に示す。
(実施例2〜4)
スチレンブタジエンゴムと変性澱粉との配合割合を表1に示すように変更した他は、実施例1と同様にして感圧記録紙1及び感圧複写紙15を作製し、各種物性を評価した。得られた評価結果を表1に示す。
(実施例5〜9)
スチレンブタジエンゴムの平均粒子径を表1に示すように変更した他は、実施例2と同様にして感圧記録紙1及び感圧複写紙15を作製し、各種物性を評価した。得られた評価結果を表1に示す。
(実施例10〜13)
毬栗形状の炭酸カルシウムの平均粒子径を表1に示すように変更した他は、実施例3と同様にして感圧記録紙1及び感圧複写紙15を作製し、各種物性を評価した。得られた評価結果を表1に示す。
(実施例14〜16)
変性澱粉の種類を表1に示すように変更した他は、実施例7と同様にして感圧記録紙1及び感圧複写紙15を作製し、各種物性を評価した。得られた評価結果を表1に示す。
Figure 0004634274
実施例1〜16では、いずれも変性澱粉を含むバインダー、顕色剤及び平均粒子径が1〜10μmの顔料を含有した顕色剤塗料が用いられているので、該顕色剤塗料の塗工適性が良く、印刷あるいは印字を行っても、インク滲みやブランケット汚れがほとんどなく、しかも発色性の良い感圧記録紙1及びこれを用いた感圧複写紙15が得られた。
特に実施例1〜4、6〜8、11、12及び14〜16では、いずれもバインダーの一成分であるスチレンブタジエンゴムの平均粒子径が本実施形態に係るさらに好適な範囲内であるとともに、顔料の一成分である毬栗形状の炭酸カルシウムの平均粒子径が本実施形態に係る好適な範囲内であるので、顕色層3の表面強度が高く、フォーム輪転印刷機での印刷後にブランケット汚れが生じなかった。
実施例1〜4、6〜8及び10〜13では、いずれもスチレンブタジエンゴムの平均粒子径が本実施形態に係るさらに好適な範囲であるとともに、バインダーの一成分である変性澱粉として酸化澱粉が用いられているので、発色性に優れたものが得られた。
また実施例2、3、5〜9、11、12及び14〜16では、いずれもスチレンブタジエンゴムと変性澱粉との配合割合が本実施形態に係るさらに好適な範囲内であるとともに、毬栗形状の炭酸カルシウムの平均粒子径が本実施形態に係るさらに好適な範囲内であるので、インク滲みや塗工適性に優れたものが得られた。
(比較例1)
変性澱粉を用いなかった他は、実施例1と同様にして感圧記録紙1及び感圧複写紙15を作製し、各種物性を評価した。得られた評価結果を表2に示す。
(比較例2)
毬栗形状の炭酸カルシウムの平均粒子径を本発明の範囲よりも小さくした他は、実施例3と同様にして感圧記録紙1及び感圧複写紙15を作製し、各種物性を評価した。得られた評価結果を表2に示す。
(比較例3)
毬栗形状の炭酸カルシウムの平均粒子径を本発明の範囲よりも大きくした他は、実施例3と同様にして感圧記録紙1及び感圧複写紙15を作製し、各種物性を評価した。得られた評価結果を表2に示す。
(比較例4)
変性澱粉を用いず、スチレンブタジエンゴムの平均粒子径を表2に示すように変更し、毬栗形状の炭酸カルシウムの代わりに板状のカオリンを用いた他は、実施例2と同様にして感圧記録紙1及び感圧複写紙15を作製し、各種物性を評価した。得られた評価結果を表2に示す。
(比較例5)
変性澱粉を用いず、毬栗形状の炭酸カルシウムの代わりにキュービック形状の炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)製、品番:カルサイト立方体、平均粒子径:4μm)を用いた他は、実施例7と同様にして感圧記録紙1及び感圧複写紙15を作製し、各種物性を評価した。得られた評価結果を表2に示す。
(比較例6)
変性澱粉を用いず、毬栗形状の炭酸カルシウムの代わりに針形状の炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)製、品番:アラゴナイト針形状、平均粒子径:4μm)を用い、弱カチオン性ポリアミド樹脂の代わりにアニオン性ポリアミド樹脂を用いた他は、実施例7と同様にして感圧記録紙1及び感圧複写紙15を作製し、各種物性を評価した。得られた評価結果を表2に示す。
(比較例7)
変性澱粉を用いず、弱カチオン性ポリアミド樹脂の代わりにカチオン性ポリアミド樹脂を用いた他は、実施例2と同様にして感圧記録紙1及び感圧複写紙15を作製し、各種物性を評価した。得られた評価結果を表2に示す。
Figure 0004634274
比較例1及び4〜7では、バインダーの一成分である変性澱粉が用いられていないため、インク滲みが大きく、発色性に劣るものとなった。
比較例2では、顔料の一成分である毬栗形状の炭酸カルシウムの平均粒子径が本発明の範囲よりも小さいため、塗工適性に劣るとともに、顕色層3の表面強度が低下して印刷時のブランケット汚れが生じた。比較例3では、逆に毬栗形状の炭酸カルシウムの平均粒子径が本発明の範囲よりも大きいため、塗工適性に劣るとともに、インク滲みが生じた。
本発明の感圧記録紙は、感圧複写紙の中用紙や下用紙等として好適に使用することができる。また、かかる感圧記録紙を用いた本発明の感圧複写紙は、インクジェット記録方式を採用したフォーム印刷に好適に使用することができる。
本発明の実施形態に係る感圧記録紙の構成を示す模式断面図である。 本発明の実施形態に係る感圧複写紙の構成の一例を示す模式断面図であり、実施例にて作製した感圧複写紙の構成を示す模式断面図である。 感圧複写紙の構成の一例を示す模式断面図である。
符号の説明
1 感圧記録紙
2、24 基材
3、27 顕色層
10、23 下用紙
15、20 感圧複写紙
21 上用紙
22 中用紙
25 発色層
26 マイクロカプセル

Claims (3)

  1. 基材と、該基材の一方の面に顕色層を備えた感圧記録紙であって、
    前記顕色層が、バインダー、顕色剤及び顔料を含有する顕色剤塗料にて形成されており、該バインダーが変性澱粉とスチレンブタジエンゴムとを含み、
    前記スチレンブタジエンゴムの平均粒子径が130〜240nmで、前記顕色剤塗料に含有される前記バインダー量が60〜80重量%であり、
    前記顔料が毬栗形状の炭酸カルシウムを含み、
    pH9以上のアニオン性を示す前記顕色剤塗料に添加した際に当該顕色剤塗料が凝集しないポリアミド樹脂が前記顕色剤塗料に含有されており、
    前記顔料の平均粒子径が1〜10μmであることを特徴とする、感圧記録紙。
  2. 前記変性澱粉が、酸化澱粉、リン酸澱粉、ヒドロキシエチルエーテル化澱粉及び尿素リン酸澱粉から選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載の感圧記録紙。
  3. 請求項1又は2に記載の感圧記録紙を用いてなる感圧複写紙。
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