本発明は、インクジェットプリンターやプロッターに使用される記録シートに関するものであり、透明性が高く、とくにCAD用第二原図用紙として、また、ファンシー用途としてフルカラー出力に適したインクジェット記録シートを提供することに関するものである。
インクジェット記録方式は騒音が少なく、現像や定着等のプロセスを必要とせず、且つ容易にフルカラー記録が行える各種プリンターに利用され、近年急速に普及してきている。
設計製図の分野においては、従来の手書きによる図面の作成からCADシステムが普及してきた。このCADシステムの出力機器としてプロッター(プリンタープロッター)の使用が増大している。このプロッターについて記録方式で分類するとペンプロッター、静電プロッター、感熱プロッター、インクジェットプロッターに大別できる。この記録方式の中でもフルカラー化が容易であること、装置の保守が容易であり、なおかつ駆動音及び記録音の発生が非常に低いという利点によりインクジェットプロッターによる記録方式が注目されている。
また、クリスマスカード、バースデーカード、各種招待状等のグリーティングカードやペーパークラフト用紙といったいわゆるファンシーペーパーは、従来、予めオフセット印刷等で図柄の印刷を施したカード用紙やペーパークラフト用紙に筆記にてメッセージや模様を直接記入するものが多かった。しかし、近年のパーソナルコンピューター、デジタルカメラ、インクジェットプリンターの急速且つ広範囲な普及により一般家庭でも手軽に写真画像、グラフィックデザイン画像、またはイラスト等をパーソナルコンピューターで独自の処理を行いインクジェットプリンターで印字出力することによってプロ並のメッセージカードやペーパークラフトを手軽に製作することが可能となった。これにより、従来は予めオフセット印刷等を施したいわゆる既製品が使用されていたグリーティングカード等においても、自作による楽しさまたはオリジナリティーを出すため、オフセット印刷等の処理を施していない白紙のカード用紙やペーパークラフト用紙にインクジェットプリンターで写真や模様といった画像を印字し、その上でコメントを自筆するか、または更にコメントをもインクジェットプリンターにて印字するといった場合が増えてきている。
更に最近では、インクジェット記録方式の高速化・高精細化あるいはフルカラー化などの要求による、インクジェット記録装置の性能向上や用途拡大に伴い、インクジェット記録シートに対してもより高度な特性が求められている。
まず、インクジェット記録シートとしては、画像の印字濃度が高く色調が明るく鮮明であること、インクの吸収が早く印字画像の重なった場合においてもインクが流れ出したり滲んだりしないこと、印字ドットの縦方向や横方向への拡散が必要以上に大きくなく且つ周辺が滑らかでぼやけがないことなど、画像鮮明性に優れていること。その他にも記録後の寸法変化が少なく、カール、波打ち(コックリング)、変形がないこと等が要求される。
また、保存性に関していえば、高湿度条件下などや、印字画像部が水に浸された場合にもインクが流れ出さないように、印字画像の耐水性に優れていることが要求される。
画像のことに関して言えば、インクジェット記録方式でカラー画像を出力する場合、単色のシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの基本4色と、最近ではライトシアン、ライトマゼンタ、ダークイエローの中間色を含む計7色による多階調画像ドットを面順次方式により重ね印字することによって、混色であるレッド、グリーン、ブルー及びその他多数の中間色相と濃度の画像を形成し、天然色銀塩写真に近い画像を形成することができる。
インクジェット記録シートとしては、基本的には上質紙等の普通紙でも記録可能である。しかし、普通紙と呼ばれるインクジェット記録におけるインク受理層を設けていない一般的なカード用紙やペーパークラフト用紙等ではインクジェット記録適性がないため、鮮明且つ見る人を引きつけるような印字画像を得ることはできない。また一般的なこれらの用紙はインクジェット記録におけるインク吸収性が低いため、印字後にインクを乾燥させるため長い乾燥時間を必要とする。無論、設計製図用の高画質な図面用途としても普通紙では不十分であり、高画質であり画像鮮明性に優れているインクジェット記録シートを得るにはシートの表面に塗被層を設け、顔料、バインダー等を最適化したコート紙タイプのインクジェット記録シートが適している。
前述したCAD用第二原図用紙としては、ジアゾコピー用の第二原図である場合や、あるいは内容をチェックする必要のある設計図面やプログラムリストである場合は、記録シートは透明性が高くなければならない。またファンシーペーパー用途としても、招待状等のグリーティングカードやペーパークラフト用紙についても、人目を引きオリジナリティーの高いものとして透明性の高い基材の需要が大きくなってきている。CAD用第二原図用紙とファンシーペーパーという全く用途の異なる分野であるが、高透明性が必要であり、インクジェット記録において高画質であり画像鮮明性に優れているものが望まれているという点で要求品質が一致している。
高透明でありインクジェット記録適性があるということが望まれているが、CAD用第二原図用紙とファンシーペーパーとして元来必須とされている下記の品質特性を満足していなければならない。
・ 鉛筆による筆記性及び再筆記性。
・ 消しゴム等による消去性。
・ 朱肉、スタンプ等の捺印性。
・ 引張り、引裂き等の機械的強度。
・ 水、熱、湿、光、ガス等に耐え得る長期保存性。
・ 折り曲げ、折りたたみ性。
CAD用第二原図用紙及び透明ファンシーペーパーを得るための透明基材としては従来から、
・ ポリエチレンテレフタレートなどのプラスチックフイルム
・ トレーシングペーパー
・ 合成パルプ混抄紙
・ 油類、可塑剤などを含浸した透明化紙
など種々のものが試みられているがいずれも次のような欠点を有している。
フィルムベースのインクジェット記録用マットフィルムとしてCAD用途にも使用され、第二原図適性を兼ね備えたものの例が開示されている(例えば特許文献1参照)。このものは透明性、寸法安定性及び機械的強度には優れているが、折りたたみ性やコスト的に高価になってしまうという難点がある。トレーシングペーパーは折りたたみ性やコストについては問題ないが、寸法安定性、引裂き強度及び耐水性が劣り、特に水系塗工剤を塗工する際には基紙への水分吸収によるボコツキやシワの発生が著しく問題となる。一方、合成パルプ混抄紙は一般に木材パルプと合成パルプとの親和性の悪さに由来する地合ムラや透明度のムラが大きいほか、透明度そのものが低いという欠点がある。また油類、可塑剤等を透明化剤として紙中に含浸した透明化紙では、長期保存中に透明化剤が他へマイグレートし、巻き取りのブロッキングや画像の滲みを生じ、機械的強度も低下するという問題が発生する。また、イソシアネート等の反応性樹脂を含浸させて透明化基材を得るという例も開示されている(例えば特許文献2参照)。しかし、イソシアネート等の反応性樹脂を用いる場合、その反応の度合いを調整することが難しく反応が不完全なまま製品化された場合、経時で反応性樹脂の未反応部分の反応が進み、ボコツキやシワが発生するという可能性がある。
上記透明基材の中でも、コストが高いということと元々の透明性が低いという点は、致命的な欠点である。トレーシングペーパーは原料であるパルプを高度に叩解処理しフィブリル化を十分に進め、十分な繊維内及び繊維間結合を持たせることでパルプ内、パルプ間の結合を上げ、固−気界面がなくなるようにし、高い透明性を保っている。原料がパルプであるためコスト的には有利である。しかし、前述したようにトレーシングペーパーは水系塗工剤を塗工する場合、基紙への水分吸収によるボコツキやシワが発生するという問題がある。このボコツキやシワは記録シートとしては重大な欠陥であり、商品としての価値を著しく低下させるものである。一般的にインクジェット記録シートのインク受理層としては白色顔料と水溶性高分子化合物等からなる水系塗工剤が塗工され乾燥することによって得られる場合が多い。しかし、トレーシングペーパーには前述したような問題があるため、直接、水系塗工剤を塗工し、インクジェット記録に適したインク受理層を設けることは出来ない。
上記トレーシングペーパーの抱える問題を解決するために様々な開発がなされている(例えば特許文献3参照)。ここでは透明性を保ちながら、インク滲み、インクあふれのない優れたインクジェット適性を有するインクジェット記録用透明紙において、高度に叩解処理を施したパルプを用いて製造された透明紙(トレーシングペーパー)上に、シリカ及びビニルピロリドン重合体を主成分とした塗布液を塗布してなるインクジェット記録透明紙が開示されている。この場合、シリカ及びビニルピロリドン重合体が含まれる塗布液の溶媒が有機溶剤であることから、トレーシングペーパー上に塗布しインクジェット受理層とした場合においても、透明でありながらインクの滲み、あふれがなく、しかも、シワやボコツキの発生しないインクジェット記録透明紙が得られるとある。しかしながら、この場合、トレーシングペーパー上に直接、有機溶剤を溶媒としたシリカを含む塗布液を塗布するため、シリカについては有機溶剤への分散性が良い物に限定される。シリカの有機溶剤への分散性を良くするためには、シリカ表面を有機物処理し疎水性としたものを使用しなければならない。このシリカ自体が疎水性であるため、このシリカを含むインク受理層をトレーシングペーパー上に設けた場合、シワやボコツキは良好であるが水性インクの吸収性についてはインクの重ね合わせである重色部ではインク量が多くなるため十分とはいえず、水に分散する親水性のシリカを使用した水系塗工剤を塗布しインクジェット受理層とした場合と比較すると、インク滲みあふれの度合いが大きかった。また、該公報では、ビニルピロリドン重合体を使用しているが、該重合体は水またはアルコールに可溶な樹脂であり、該公報中の溶媒である有機溶剤をアルコールとした場合、インクジェット受理層中のバインダーとして使用することは出来る。しかし、ビニルピロリドン重合体のインク吸収性能は、ポリビニルアルコールやポリウレタンといった水性高分子化合物と比較すると劣り、インク滲みあふれの度合いが大きかった。また、該公報ではインクジェット記録シートとして重要なインクジェット記録部の耐水性能については全く考慮されていない。このようなインクジェット記録透明紙においても、記録部の耐水性能は必須である。
これまで述べたように、インクジェット記録シートにおいて、高透明性とインクジェット記録における高記録性能を両立させることは極めて難しい。しかも、インクジェット記録における用途は拡大しているため、更に厳しい品質性能を要求されている。トレーシングペーパーとしての透明性を損ねることなく、親水性シリカ及び水性高分子化合物を使用した水系塗工剤によって設けられたインクジェット受理層のようにインク量が多い場合でも十分なインク吸収性能を有し、しかもシワやボコツキがない、更にはインクジェット記録部の耐水性能も兼ね備えるといったインクジェット記録シートの開発が望まれていた。トレーシングペーパーを支持体とし、溶剤系塗工剤にてシワやボコツキを抑え、その上に水系塗工剤にてインクジェット適性を持たせるという例も開示されている(特許文献4参照)。しかし、この場合、水系塗工剤層中にカチオンポリマーを含有しないため、インクジェット記録シートの特性として不可欠である記録部の耐水性能がない。そのため、水にさらされた場合に記録部が流れ出し元の記録画像をとどめておくことができない。また、水系塗工剤中に含まれる樹脂がポリビニルアルコールとアクリル樹脂からなり、固形分比が9:1〜8:2とあるが、このようにポリビニルアルコールの比率が多いと、記録部の冴えは良いがインク乾燥性が悪く、被膜自体の耐水性も悪くなってしまう。
特開平6−72015号公報
特開平5−246130号公報
特開2000−335101号公報
特開平9−267550号公報
本発明の目的は、水性インクによるインクジェット記録方式のプリンター及びプロッターを用いて記録されるインクジェット記録シートにおいて、透明性が高く、フルカラー記録による画像鮮明性に優れ、インク乾燥性が速く、画像の滲みが少なく、シワやボコツキの発生がない安定操業が可能であり、さらにはインクジェット記録部の耐水性にも優れたインクジェット記録シートを提供することにあり、CAD用第二原図用紙及びファンシー用透明紙としての両特性を兼ね備えたインクジェット記録シートを提供することにある。
本発明者らは、前記の背景技術の問題点を改善するために鋭意研究した結果、透明性の高いシート状支持体、例えばトレーシングペーパーを用い、その少なくとも一方の面に少なくとも1層以上の層構成からなる塗被層を設けたインクジェット記録シートにおいて、該支持体直上層である第1の塗被層が溶剤系塗工剤であり、該溶剤系塗工剤は塩化ビニルと酢酸ビニルの共重合体及びポリ酢酸ビニルを含有し、その塗工量が0.5〜10g/m2であり、最表層である第2の塗被層が水系塗工剤であり、該水系塗工剤は水性ウレタン樹脂及び白色無機顔料を主体とし、更にはカチオン性高分子化合物を含むこと、該白色無機顔料がコールターカウンター法で測定される平均粒子径3.0〜15.0μmのシリカであり、該水系塗工剤に含まれる水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が3:1〜1:3であることを特徴とするインクジェット記録シートとすることにより、前記課題が解決されることを見出した。
また、上記水系塗工剤に含まれる白色無機顔料がコールターカウンター法で測定される平均粒子径が3.0〜10.0μmのシリカであることが好ましく、該水系塗工剤に含まれる水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が3:1〜1:3であることが好ましい。また、カチオン性高分子化合物としては、ポリアミン系樹脂、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド系樹脂、エピクロルヒドリン系樹脂、ジシアンジアミド系樹脂、アクリルアミドとジアリルアミン塩酸塩の共重合物の中から選ばれる少なくとも1種類を使用することが好ましい。また、上記溶剤系塗工剤が塩化ビニルと酢酸ビニルの共重合体、ポリ酢酸ビニルから選ばれる少なくとも1種類であり、その塗工量が1〜5g/m2であることが好ましい。以下、塗工量は特に断らない限り、乾燥後の塗工量を示す。更にJIS P 8149:2000で測定した不透明度が20.0%〜60.0%であることが好ましく、上記溶剤系塗工剤による塗被層及び水系塗工剤による塗被層を支持体の両面に設けることが好ましい。しかも、透明性が高く、コスト的に有利なものとするには支持体としてトレーシングペーパーを使用することが好ましい。
上記の構成をとることによって、本発明のインクジェット記録シートは、水性インクによるインクジェット記録方式のプリンター及びプロッターを用いて記録されるインクジェット記録シートにおいて、透明性が高く、フルカラー記録による画像鮮明性に優れ、インク乾燥性が速く、画像の滲みが少なく、シワやボコツキの発生がない安定操業が可能であり、更にはインクジェット記録部の耐水性にも優れたものであり、CAD用第二原図用紙として、また、ファンシー用透明紙としての両特性を兼ね備えている。
本発明はシート状支持体として透明性の高いもの、例えばトレーシングペーパーを用い、該支持体上に少なくとも1層以上の層構成からなる塗被層を設けたインクジェット記録シートにおいて、該支持体直上層である第1の塗被層が、溶剤系塗工剤で塗工される。該第1の塗被層はトレーシングペーパー及び第2の塗被層との接着性が良好で、かつ吸水によるボコツキやシワが発生しないように耐水性を有するものでなくてはならない。第1の塗被層に使用する樹脂としては、有機溶剤への溶解性が良好であり造膜性が良好であるという点から塩化ビニルと酢酸ビニルの共重合体及びポリ酢酸ビニルを使用することが好ましい。第1の塗被層の塗工量としてはトレーシングペーパーと第2の塗被層の接着を確保でき、かつ塗工面の凹凸がない塗工量である0.5〜10.0g/m2の範囲が有効であり、吸水によるボコツキやシワの発生を防ぐことの出来る耐水性能を得ることが出来る。更に好ましい最適塗工量は1〜5g/m2であり、特に好ましくは2〜4.5g/m2である。0.5g/m2未満の場合は十分な耐水性能が得られずボコツキやシワの発生が認められる。10.0g/m2を超えた場合は塗工性に悪影響を及ぼし、コーターヘッド部での液ダレや塗工ムラの原因となるし、記録紙の鉛筆筆記性が悪い。しかも、10.0g/m2を超えた場合はコスト的にも不利である。
かくして、得られた第1の塗被層上に水性ウレタン樹脂及び白色無機顔料を含む水系塗工剤からなるインク受容層を塗布する。本発明ではCAD用第二原図用紙及び透明ファンシーペーパー用に使用されるという目的で、塗布乾燥後の透明性が高い水性樹脂が用いられ、水性アクリル樹脂、水性ウレタン樹脂、スチレンアクリル樹脂、ポリビニルアルコール等があげられる。その中でも水性インクによるインクジェット記録が行われた場合、インクの滲みやあふれが発生しない樹脂として、また、被膜の耐水性能が高いという面から考えて、水性ウレタン樹脂が最適である。また、インクの滲みやあふれについては水性ウレタン樹脂だけではインクの吸収性及び乾燥性という意味だけでとらえると不完全である。水性ウレタン樹脂によって得られた高透明性を維持しつつ、更にウレタン樹脂だけの場合よりもインク吸収性及び乾燥性を完全なものにするため、また、CAD用第二原図用紙適性も付与させるという目的で平均粒子径(コールターカウンター法で測定)3.0〜15.0μm、好ましくは3.0〜10μmの親水性シリカを用いる。他の白色無機顔料としては、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、タルク、硫酸バリウム、酸化チタン等があげられる。しかし、これらの白色無機顔料はCAD用第二原図用紙適性として不可欠である鉛筆筆記性改良には効果はあるが、高い透明性及びインク吸収性を得ることは出来ない。シリカを使用する場合でも、平均粒子径が15.0μmを超えるシリカでは、鉛筆筆記時の摩耗度が大きく、さらにインクジェット記録適性においてもインク吸収性が悪化することとなる。平均粒子径が3.0μm未満のシリカを使用するとインク吸収性は向上するが透明性が低下することとなる。水性ウレタン樹脂及び平均粒子径3.0〜15.0μmのシリカを併用することで透明性を維持したままインクジェット適性をある程度満足するものは得られるが、CAD用第二原図用紙及び透明ファンシーペーパーとしての鉛筆筆記性及び透明性を満足させるにはJIS P 8149:2000における不透明度が20%〜60%の範囲内にあることが好ましい。この不透明度の範囲内においてインクジェット記録適性をも満足させるには、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比を3.5:1〜1:3.5、好ましくは3:1〜1:3の範囲内に収めることで達成できる。この比率範囲よりも水性ウレタン樹脂添加量が多い場合には不透明度が20%未満となり、透明性は高いがベタツキ感が生じ鉛筆筆記がスムーズに行えず、筆記跡が残る等の問題が発生する。この比率範囲よりもシリカ添加量が多い場合には不透明度が60%を超えてしまい、CAD用第二原図用紙及び透明ファンシーペーパー用途として透明性が足りず、下の図や柄が十分に透けて確認できる状態ではなくなってしまう。
また、記録部の耐水性もインクジェット記録シートとして欠かすことの出来ない品質要求項目である。記録用水性インク中の染料を定着させることを目的として、水系塗工剤中にカチオン性高分子化合物を含有させることで記録部の耐水性は達成できる。カチオン性高分子化合物としてインクジェット記録部の耐水性向上を目的に作られたものは数多くあるが、その中でどのような化合物を使用するかにノウハウがある。本発明ではカチオン性高分子化合物として、ポリアミン系樹脂、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド系樹脂、エピクロルヒドリン系樹脂、ジシアンジアミド系樹脂、アクリルアミドとジアリルアミン塩酸塩の共重合物の中から一つ以上選ばれて使用されることが好ましい。透明性及びインクジェット記録適性を満足しつつ、記録部の耐水性についても良好な物を得るには上記のカチオン性高分子化合物の中から1つ以上選択されることが良い。カチオン性高分子化合物の使用量はシリカ100重量部当たり10〜120重量部が好ましい。カチオン性高分子化合物の量が10重量部より少ないと記録部の耐水性が不十分となり、120重量部より多いとインクの吸収性が悪くなり、画像の滲みが悪化してしまう。
これまでに述べた、溶剤系塗工剤による第1の塗被層及びその上に設けられる水系塗工剤による第2の塗被層が片面にのみ設けられる場合でもその効果は発揮されるが、もう一方の面に溶剤系塗工剤による塗被層を設けることで、更に防湿効果が得られボコツキやシワの発生しにくい平らで安定したインクジェット記録シートとなる。また更に両面に水系塗工剤によるインクジェット記録適性を有する塗被層を設けることで、どちらの面にも同じようにインクジェット記録が可能となり、透明性の高い支持体に特有の、どちらがインクジェット記録面かがわからなくなるという問題が発生しなくなる。
本発明において、上記特徴を有する支持体直上層である第1の塗被層(溶剤系塗工剤)並びに、最表層である第2の塗被層(水系塗工剤)を設ける方法としては、オフマシンコーターが好ましく。例えば、従来公知のエアーナイフコーター、カーテンコーター、ダイコーター、ブレードコーター、バーコーター、ロッドコーター、ロールコーター、グラビアコーターなどの各種装置をオフマシンで用いることが出来る。塗工後の乾燥方法としてはエアードライヤー、ヤンキードライヤー、ドラムドライヤー等公知の乾燥設備が用いられる。また、キャレンダー処理については表面の平滑性が変化するため鉛筆筆記に影響を及ぼす。しかし、必要があればソフトキャレンダーによる処理を行ってもよい。
本発明によって得られたインクジェット記録シートの坪量としては40g/m2〜200g/m2が好ましく、更に、CAD用第二原図用紙及び透明ファンシーペーパーの両方の特性を満たすには70g/m2〜180g/m2の坪量が好ましい。
以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説明する。無論、本発明はこれらに限定されるものではない。また、例中の部は特に断らない限り、それぞれの重量部を示す。
基材としてトレーシングペーパー(GNT75、アルジョウィギンズ社製)を使用し、このトレーシングペーパー上に下記に示す組成の塗工液を乾燥後の塗工量が、支持体(基材)直上層である溶剤系塗工剤からなる塗被層(以下、「アンカーコート層」という。)3.5g/m2、最表層である水系塗工剤からなる塗被層(以下、「トップコート層」という。)6.0g/m2となるようにバーコーター法により塗工する。塗工液は順次投入、撹拌して調成する。それぞれの塗工後の乾燥条件については、アンカーコート層が125℃で50秒間で行い、トップコート層は130℃で1分間行うことでインクジェット記録シートを得た。この溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層成分と、水系塗工剤からなるトップコート層成分について詳しく示す。
〔アンカーコート層成分〕
塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体(ソルバインA、固形分濃度100%:日信化学工業社製)7部、ポリ酢酸ビニル(ビニロールS、固形分濃度47%:昭和高分子社製)3部、メチルエチルケトン30部とトルエン70部とした。
〔トップコート層成分〕
水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)60部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)25部、カチオン性高分子化合物としてポリアミン系樹脂(DK−856、固形分濃度50.0%:星光PMC社製)2部、水13部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が9:5とした。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)36部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)45部、カチオン性高分子化合物としてポリアミン系樹脂(DK−856、固形分濃度50.0%:星光PMC社製)2部、水17部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が3:5としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)60部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)15部、カチオン性高分子化合物としてポリアミン系樹脂(DK−856、固形分濃度50.0%:星光PMC社製)2部、水23部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が3:1としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)26.67部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)60部、カチオン性高分子化合物としてポリアミン系樹脂(DK−856、固形分濃度50.0%:星光PMC社製)2部、水11.33部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が1:3としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)60部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)25部、カチオン性高分子化合物としてジメチルジアリルアンモニュウムクロライド系樹脂(KR−850、固形分濃度28.0%:荒川化学工業社製)3.57部、水11.43部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が9:5としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)36部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)45部、カチオン性高分子化合物としてジメチルジアリルアンモニウムクロライド系樹脂(KR−850、固形分濃度28.0%:荒川化学工業社製)3.57部、水15.43部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が3:5としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)60部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)15部、カチオン性高分子化合物としてジメチルジアリルアンモニウムクロライド系樹脂(KR−850、固形分濃度28.0%:荒川化学工業社製)3.57部、水21.43部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が3:1としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)26.67部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)60部、カチオン性高分子化合物としてジメチルジアリルアンモニウムクロライド系樹脂(KR−850、固形分濃度28.0%:荒川化学工業社製)3.57部、水9.76部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が1:3としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)60部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)25部、カチオン性高分子化合物としてエピクロルヒドリン系樹脂(パピオゲンP−105、固形分濃度60.0%:センカ社製)1.67部、水13.33部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が9:5としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)36部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)45部、カチオン性高分子化合物としてエピクロルヒドリン系樹脂(パピオゲンP−105、固形分濃度60.0%:センカ社製)1.67部、水17.33部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が3:5としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)60部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)15部、カチオン性高分子化合物としてエピクロルヒドリン系樹脂(パピオゲンP−105、固形分濃度60.0%:センカ社製)1.67部、水23.33部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が3:1としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)26.67部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)60部、カチオン性高分子化合物としてエピクロルヒドリン系樹脂(パピオゲンP−105、固形分濃度60.0%:センカ社製)1.67部、水11.66部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が1:3としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)60部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)25部、カチオン性高分子化合物としてジシアンジアミド系樹脂(ネオフィックスFY、固形分濃度37.0%:日華化学社製)2.7部、水12.3部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が9:5としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)36部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)45部、カチオン性高分子化合物としてジシアンジアミド系樹脂(ネオフィックスFY、固形分濃度37.0%:日華化学社製)2.7部、水16.3部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が3:5としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)60部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)15部、カチオン性高分子化合物としてジシアンジアミド系樹脂(ネオフィックスFY、固形分濃度37.0%:日華化学社製)2.7部、水22.3部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が3:1としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)26.67部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)60部、カチオン性高分子化合物としてジシアンジアミド系樹脂(ネオフィックスFY、固形分濃度37.0%:日華化学社製)2.7部、水10.63部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が1:3としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)60部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)25部、カチオン性高分子化合物としてアクリルアミドとジアリルアミン塩酸塩の共重合物(スミレ−ズレジン1001、固形分濃度30.0%:住友化学工業社製)3.33部、水11.67部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が9:5としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)36部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)45部、カチオン性高分子化合物としてアクリルアミドとジアリルアミン塩酸塩の共重合物(スミレ−ズレジン1001、固形分濃度30.0%:住友化学工業社製)3.33部、水15.67部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が3:5としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)60部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)15部、カチオン性高分子化合物としてアクリルアミドとジアリルアミン塩酸塩の共重合物(スミレ−ズレジン1001、固形分濃度30.0%:住友化学工業社製)3.33部、水21.67部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が3:1としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)26.67部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)60部、カチオン性高分子化合物としてアクリルアミドとジアリルアミン塩酸塩の共重合物(スミレ−ズレジン1001、固形分濃度30.0%:住友化学工業社製)3.33部、水10部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が1:3としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例2において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例2と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例3において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例3と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例4において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例4と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例5において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例5と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例6において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例6と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例7において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例7と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例8において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例8と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例9において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例9と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例10において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例10と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例11において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例11と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例12において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例12と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例13において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例13と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例14において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例14と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例15において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例15と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例16において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例16と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例17において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例17と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例18において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例18と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例19において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例19と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例20において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ミズカシルP−78D、コールターカウンター法測定平均粒子径8.0μm:水澤化学工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例20と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例2における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例3における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例4における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例5における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例6における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例7における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例8における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例9における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例10における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例11における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例12における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例13における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例14における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例15における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例16における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例17における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例18における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例19における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例20における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例21における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例22における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例23における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例24における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例25における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例26における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例27における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例28における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例29における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例30における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例31における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例32における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例33における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例34における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例35における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例36における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例37における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例38における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例39における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例40における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例1
実施例1において、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層のどちらも設けずに支持体であるトレーシングペーパー(GNT75、アルジョウィギンズ社製)のみをインクジェット記録シートとした。
比較例2
実施例1において、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層を設け、水系塗工剤からなるトップコート層を設けなかったこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例3
実施例1において、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層を設けず、水系塗工剤からなるトップコート層のみ設けたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例4
実施例1において、水系塗工剤からなるトップコート層成分中から水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)を除き、水性ウレタン樹脂使用量を0部としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例5
実施例1において、水系塗工剤からなるトップコート層成分中からシリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)を除き、シリカ使用量を0部としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例6
実施例1において、水系塗工剤からなるトップコート層成分中からカチオン性高分子化合物を除いたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層の塗工量を0.5g/m2となるようにしたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例2において、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層の塗工量を0.5g/m2となるようにしたこと以外は実施例2と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例3において、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層の塗工量を0.5g/m2となるようにしたこと以外は実施例3と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例4において、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層の塗工量を0.5g/m2となるようにしたこと以外は実施例4と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例1において、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層の塗工量を6.0g/m2となるようにしたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例2において、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層の塗工量を6.0g/m2となるようにしたこと以外は実施例2と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例3において、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層の塗工量を6.0g/m2となるようにしたこと以外は実施例3と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
実施例4において、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層の塗工量を6.0g/m2となるようにしたこと以外は実施例4と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例7
実施例1において、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層の塗工量を16.0g/m2となるようにしたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例8
実施例2において、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層の塗工量を16.0g/m2となるようにしたこと以外は実施例2と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例9
実施例3において、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層の塗工量を16.0g/m2となるようにしたこと以外は実施例3と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例10
実施例4において、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層の塗工量を16.0g/m2となるようにしたこと以外は実施例4と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例11
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)60部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)11.3部、カチオン性高分子化合物としてポリアミン系樹脂(DK−856、固形分濃度50.0%:星光PMC社製)2部、水26.7部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が4:1としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例12
実施例1において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)20部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)60部、カチオン性高分子化合物としてポリアミン系樹脂(DK−856、固形分濃度50.0%:星光PMC社製)2部、水18部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が1:4としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例13
実施例5において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)60部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)11.3部、カチオン性高分子化合物としてジメチルジアリルアンモニウムクロライド系樹脂(KR−850、固形分濃度28.0%:荒川化学工業社製)3.57部、水25.13部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が4:1としたこと以外は実施例5と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例14
実施例5において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)20部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)60部、カチオン性高分子化合物としてジメチルジアリルアンモニウムクロライド系樹脂(KR−850、固形分濃度28.0%:荒川化学工業社製)3.57部、水16.43部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が1:4としたこと以外は実施例5と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例15
実施例9において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)60部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)11.3部、カチオン性高分子化合物としてエピクロルヒドリン系樹脂(パピオゲンP−105、固形分濃度60.0%:センカ社製)1.67部、水27.03部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が4:1としたこと以外は実施例9と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例16
実施例9において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)20部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)60部、カチオン性高分子化合物としてエピクロルヒドリン系樹脂(パピオゲンP−105、固形分濃度60.0%:センカ社製)1.67部、水18.33部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が1:4としたこと以外は実施例9と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例17
実施例13において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)60部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)11.3部、カチオン性高分子化合物としてジシアンジアミド系樹脂(ネオフィックスFY、固形分濃度37.0%:日華化学社製)2.7部、水26部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が4:1としたこと以外は実施例13と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例18
実施例13において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)20部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)60部、カチオン性高分子化合物としてジシアンジアミド系樹脂(ネオフィックスFY、固形分濃度37.0%:日華化学社製)2.7部、水17.3部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が1:4としたこと以外は実施例13と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例19
実施例17において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)60部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)11.3部、カチオン性高分子化合物としてアクリルアミドとジアリルアミン塩酸塩の共重合物(スミレ−ズレジン1001、固形分濃度30.0%:住友化学工業社製)3.33部、水25.37部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が4:1としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例20
実施例17において、〔トップコート層成分〕を、水性ウレタン樹脂(パテラコールIJ−50R、固形分濃度15%:大日本インキ化学工業社製)20部、シリカスラリー(ミズカシルP−78A、コールターカウンター法測定平均粒子径3.3μm:水澤化学工業社製 20%分散液)60部、カチオン性高分子化合物としてアクリルアミドとジアリルアミン塩酸塩の共重合物(スミレ−ズレジン1001、固形分濃度30.0%:住友化学工業社製)3.33部、水16.67部とし、水性ウレタン樹脂とシリカの固形分比が1:4としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例21
実施例1において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例22
実施例2において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例2と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例23
実施例3において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例3と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例24
実施例4において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例4と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例25
実施例5において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例5と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例26
実施例6において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例6と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例27
実施例7において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例7と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例28
実施例8において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例8と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例29
実施例9において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例9と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例30
実施例10において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例10と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例31
実施例11において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例11と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例32
実施例12において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例12と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例33
実施例13において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例13と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例34
実施例14において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例14と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例35
実施例15において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例15と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例36
実施例16において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例16と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例37
実施例17において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例17と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例38
実施例18において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例18と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例39
実施例19において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例19と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例40
実施例20において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ニップジェルBY−200、コールターカウンター法測定平均粒子径1.9μm:日本シリカ工業社製 20%分散液」としたこと以外は実施例20と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例41
実施例1において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例1と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例42
実施例2において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例2と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例43
実施例3において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例3と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例44
実施例4において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例4と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例45
実施例5において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例5と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例46
実施例6において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例6と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例47
実施例7において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液・」としたこと以外は実施例7と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例48
実施例8において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例8と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例49
実施例9において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例9と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例50
実施例10において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例10と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例51
実施例11において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例11と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例52
実施例12において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例12と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例53
実施例13において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例13と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例54
実施例14において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例14と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例55
実施例15において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例15と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例56
実施例16において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例16と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例57
実施例17において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例17と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例58
実施例18において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例18と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例59
実施例19において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例19と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例60
実施例20において、〔トップコート層成分〕中のシリカスラリーを、「ファインシールX−13、コールターカウンター法測定平均粒子径16.3μm:トクヤマ社製 20%分散液」としたこと以外は実施例20と同じ方法でインクジェット記録シートを得た。
比較例61
比較例2における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例62
比較例3における、水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例63
比較例4における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例64
比較例5における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例65
比較例6における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例81における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例82における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例83における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例84における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例85における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例86における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例87における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
実施例88における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例66
比較例7における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例67
比較例8における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例68
比較例9における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例69
比較例10における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例70
比較例11における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例71
比較例12における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例72
比較例13における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例73
比較例14における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例74
比較例15における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例75
比較例16における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例76
比較例17における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例77
比較例18における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例78
比較例19における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例79
比較例20における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例80
比較例21における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例81
比較例22における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例82
比較例23における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例83
比較例24における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例84
比較例25における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例85
比較例26における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例86
比較例27における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例87
比較例28における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例88
比較例29における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例89
比較例30における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例90
比較例31における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例91
比較例32における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例92
比較例33における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例93
比較例34における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例94
比較例35における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例95
比較例36における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例96
比較例37における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例97
比較例38における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例98
比較例39における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例99
比較例40における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例100
比較例41における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例101
比較例42における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例102
比較例43における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例103
比較例44における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例104
比較例45における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例106
比較例46における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例107
比較例47における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例108
比較例48における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例109
比較例49における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例110
比較例50における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例111
比較例51における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例112
比較例52における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例113
比較例53における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例114
比較例54における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例115
比較例55における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例116
比較例56における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例117
比較例57における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例118
比較例58における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例119
比較例59における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
比較例120
比較例60における、溶剤系塗工剤からなるアンカーコート層及び水系塗工剤からなるトップコート層を支持体の両面に塗布・乾燥しインクジェット記録シートを得た。
前記実施例及び比較例で得られたインクジェット記録シートについての評価を下記の表に示した。評価項目は「不透明度」、「透明性」、「インク乾燥性」、「画像の滲み」、「ボコツキ・シワ」、「鉛筆筆記性」、「印字部耐水性」の7項目とした。各項目の評価方法を説明し評価結果を示すこととする。
「不透明度」…JIS P 8149:2000「紙及び板紙−不透明度試験方法(紙の裏当て)−拡散照明法」に従って測定した値とした。数値は%を表す。
「透明性」…シートの透明性について目視評価した。
◎:特に透明性が良好。
〇:透明性良好。
△:透明性は少しあるように感じるが、下の図や柄が十分に透けて見えず、実用性が劣る。
×:透明性がなく、下の図や柄がほとんど透けて見えず、実用性がない。
「インク乾燥性」…エプソン社製インクジェットプリンターであるPM−950C機を使用し印字を行い、印字部表面のウエット感がなく乾燥状態となるまでに要した時間を目視評価した。
〇:60秒未満にあり、良好。
△:60〜120秒にあり、実用性が劣る。
×:120秒を超え、実用性がない。
「画像の滲み」…エプソン社製インクジェットプリンターであるPM−950C機を使用し単色もしくは重色を連続で記録し、隣接する印字部が相互もしくは片方にインクの流れ出しが生じていないかを目視評価した。
〇:滲みのない状態にあり、良好。
△:滲みのややある状態にあり、実用性が劣る。
×:滲みの大きい状態にあり、実用性がない。
「ボコツキ・シワ」…塗工乾燥後のシート紙面のボコツキ・シワの程度を目視評価した。
〇:ボコツキ・シワのない状態にあり、良好。
△:ボコツキ・シワの若干ある状態にあり、実用性が劣る。
×:ボコツキ・シワのかなりある状態にあり、実用性がない。
「鉛筆筆記性」…三菱鉛筆ユニ(商標登録)0.5mmHBを使用して筆記を行い摩耗度、筆記跡及び画線の鮮明性について評価した。
◎:摩耗が問題なく、筆記跡がなく画線も鮮明である状態にあり、非常に良好。
〇:摩耗が殆ど問題なく、筆記跡が殆どなく画線もほぼ鮮明である状態にあり、実用の範囲にある。
△:摩耗、筆記跡のいずれかにやや問題があり画線もあまり鮮明ではない状態にあり、実用性が劣る。
×:摩耗、筆記跡のいずれかに著しく問題があり画線が鮮明ではない状態にあり、実用性がない。
「印字部耐水性」…エプソン社製インクジェットプリンターであるPM−950C機を使用し印字を行い、ベタ印字した部分を水に5秒間浸し、濾紙で拭き取り、インクの流れ出しを目視評価した。
〇:インクの流れ出しが目立たず、耐水性が良好である状態にあり、良好。
△:インクの流れ出しが二次色で生ずるなど、耐水性がやや悪い状態にあり、実用性が劣る。
×:インクの流れ出しが全般に生じ、耐水性が非常に悪い状態にあり、実用性がない。
第1表から以下のことが判る:
請求項1の構成要件を満足する実施例1〜80のインクジェット記録シートは透明性が高く、インク乾燥性が速く、画像の滲みが少なく、シワやボコツキの発生がなく、インクジェット記録部の耐水性も優れたものであり、鉛筆筆記性も優れている。これに対して、溶剤塗工剤および/または水性塗工剤を有していない比較例1〜3(片面塗工)および比較例61〜63(両面塗工)の記録シートはインク乾燥性、画像の滲みおよび耐水性(比較例1)、更には鉛筆筆記性も悪い(比較例2および61)かあるいはボコツキ・シワに問題があり(比較例3および62)、水性ウレタン樹脂、白色無機顔料またはカチオン性高分子化合物が使用されていない比較例2および6(片面塗工)および比較例61および65(両面塗工)の記録シートは耐水性が悪い他に画像の滲み、鉛筆筆記性および/またはインク乾燥性に問題がある場合があり、実用性のないものである。
第1層塗工量が0.5g/m2と比較的に少ない実施例81〜84(片面塗工)および実施例89〜92(両面塗工)の場合には、ボコツキ・シワが多少発生し、6.0g/m2と比較的に多い実施例85〜88(片面塗工)および実施例93〜96(両面塗工)の場合には、鉛筆筆記性が実用範囲内であるが、16.0g/m2と本発明の範囲(0.5〜10g/m2)を逸脱する比較例7〜10(片面塗工)および比較例66〜69(両面塗工)の場合には鉛筆筆記性が非常に悪い。
水系塗工剤中に含まれる水性ウレタン樹脂とシリカとの比が本発明の範囲(3.5:1〜1:3.5)を逸脱する1:4または4:1の比較例11〜20(片面塗工)および比較例70〜79(両面塗工)の場合にはインク乾燥性および鉛筆筆記性が不足するかまたは透明性、滲みおよび鉛筆筆記性が不足し、実質的に実用性がない。白色無機顔料のシリカが1.9μmと本発明の範囲(3.0〜15.0μm)に不足する比較例21〜40(片面塗工)および比較例80〜99(両面塗工)の場合には鉛筆筆記性かまたは透明性が悪く実用性がなく、16.3μmと本発明の範囲より多い比較例51〜60(片面塗工)および比較例00〜119の場合にはインク乾燥性および鉛筆筆記性が悪い他に画像の滲みに問題のある場合が多く、実用に耐えない。
以上から明らかな通り、本発明の実施例によって得られたインクジェット記録シートは、水性インクによるインクジェット記録方式のプリンター及びプロッターを用いて記録されるインクジェット記録シートにおいて、透明性が高く、フルカラー記録による画像鮮明性に優れ、インク乾燥性が速く、画像の滲みが少なく、シワやボコツキの発生がない安定操業が可能であり、更にはインクジェット記録部の耐水性にも優れたものであり、CAD用第二原図用紙として、また、ファンシー用透明紙としての両特性を兼ね備えたインクジェット記録シートが得られたと言える。