JP4094152B2 - インクジェット記録紙の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォトグレード用のインクジェット記録紙の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ、ワードプロセッサー、パーソナルコンピューター等のプリンターには、液体のインクを特殊構造のノズルからジェット状に噴射し、その飛跡を制御して用紙に付着させて印字するインクジェットプリンターが広く利用されている。また、これに使用する用紙としては、インクジェット用インクの定着性や吸収性、印字濃度、ドット形状の真円性、ドット周辺のシャープ性、光沢度、白色度、耐水性及び吸脱湿による寸法安定性等の諸特性を保持させたインクジェット記録紙が用いられている。
【0003】
しかし、前記インクジェット記録紙にあって、特にフォトグレード用としては、その記録面の特性として、高い光沢度、写真に近い光沢平滑感、高い印字濃度、優れたインクジェット用インクの定着性や吸収性等を保持したインクジェット記録紙が要求されている。
【0004】
このようなより高度な特性を付与する方法としては、通常に用いられているアート紙やキャストコート紙のような高光沢印刷用紙の表面に、表面処理剤としてPVA、ポリビニルピロリドン、ポリウレタン、ポリビニルアセタール等のような水系の樹脂やエマルジョンを直接に塗被する方法や、ポリエステルフィルムの表面に前記水系の樹脂やエマルジョンを直接に塗被し、該塗被面が半乾燥の湿潤状態の時に、上質紙等を重ね合わせてそのまま乾燥し、乾燥後ポリエステルフィルムを剥がして、上質紙等の表面に前記水系の樹脂やエマルジョンの皮膜を形成すると同時に、ポリエステルフィルムの表面光沢と平滑性とを写し取るフィルム転写法や、キャストコート紙のキャストコート層の塗被組成物を改良して、キャストコート紙そのものに特性を付与する方法等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記水系の樹脂やエマルジョンを直接に塗被する方法では、樹脂を選択することによって、ある程度までの光沢度や平滑性は得られるが、インクジェットインクの吸収性が遅くなってインクジェットインクのブロッキングを起こしたり、インクジェットインクの重ね部分やインクジェットインク同士の境界面でインクジェットインクの滲みが生じたり、インクジェットインクの吸収不良によるプリンター内で走行中に擦れが起こったりして満足なものが得られていない。
【0006】
また、前記フィルム転写法では、ポリエステルフィルムの表面の状態を写し取るもので、これもある程度までの光沢度や平滑性は得られるが、フィルム自体がもつ光沢度や平滑性に左右されて、転写された表面に部分的なムラやボコ付き感を生じ易く、写真のような光沢平滑感を得ることは難しい。
【0007】
更に、前記キャストコート層の塗被組成物の改良としては、顔料の選択、接着剤の選択、各種の添加剤の選択等に対して種々検討されているが、未だ十分な品質のものが得られていない。
【0008】
そこで発明者らは、特にキャストコート塗被組成物の内、顔料に対する再検討を行うと同時に、キャストコート紙の層形成方法について再検討を試みたものである。
【0009】
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、インクジェット記録紙の記録面に高い光沢度、写真に近い光沢平滑感、高い印字濃度、優れた印字耐水性および優れたインクジェットインクの定着性・吸収性等を保持したインクジェット記録紙の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、基紙の一方の面に、顔料としてシリカ及び/又は軽質炭酸カルシウムを、添加剤としてカチオン化剤を含有するインクジェット下塗り塗料をドライ換算で5〜20g/m2 塗被し乾燥して下塗り層を形成し、該インクジェット下塗り層の上に、キャスト塗工機による方法を除く、ブレードコーター、エアーナイフコーター、リバースコーター、バーコーター、グラビアコーター又はダイコーターで、顔料としてγ−アルミナを使用し、添加剤としてカチオン性のエマルジョンを含有するインクジェットコート塗料をドライ換算で4〜15g/m2 塗被し乾燥してインクジェットコート塗料層を形成し、次いで平滑化処理を行った後、該インクジェットコート塗料層の上にキャスト塗工機によりリウェット法で、顔料としてアニオン性のコロイダルシリカを、添加剤として離型剤を使用したインクジェットキャスト光沢塗料(即ちリウェット塗料)をドライ換算で0.1〜5g/m2 塗被し乾燥してインクジェットキャスト光沢層を形成することによって、最表面のJIS−Z−8741による60度鏡面光沢度が60〜80%のインクジェット記録紙を得ることを要旨とするものである。
【0011】
本発明によれば、インクジェット下塗り層の上に、インクジェットコート塗料層を形成し、その表面を平滑化処理した後、キャスト塗工機でリウェット法によってインクジェットキャスト光沢塗料を塗被したこと、及び、インクジェットコート塗料層とインクジェットキャスト光沢塗料層が相互に作用しあうことによって、その最表面が、JIS−Z−8741による60度鏡面光沢度で60〜80%の高い光沢度、写真に近い光沢平滑感、高い印字濃度、優れた印字耐水性及び優れたインクジェットインクの定着性・吸収性等の特性を保持したインクジェット記録紙となる。
【0012】
即ち、インクジェットコート塗料層を形成後、平滑化処理することなく、リウェット法によりインクジェットキャスト光沢塗料を塗被してインクジェットキャスト光沢層を形成したのでは、前記のような特性を保持したインクジェット記録紙は得られない。
【0013】
また、インクジェットコート塗料層あるいはインクジェットキャスト光沢塗料層のいずれか一層でキャスト層を形成しても、当然のことながら、前記のような特性を保持したインクジェット記録紙は得られない。
【0014】
なお、インクジェット下塗り層は、基紙の表面の粗さを覆って平滑にし、この上に形成するインクジェットコート塗料層を平滑にすることによって、最表面であるインクジェットキャスト光沢層の平滑性を向上させる。
【0015】
また、インクジェット下塗り層は添加剤としてカチオン化剤を含有することによってインクジェットインクの発色濃度を向上させる。更に、インクジェット下塗り層の形成によって、通気性のばらつきが小さくなり、キャスト塗工機でインクジェットキャスト光沢層を形成する時のキャスト作業性を向上させる。
【0016】
次に、インクジェットコート塗料層は、インクジェットインクを確実に吸収して、擦れやブロッキングやベタツキ等を起こすことなく、この上に形成するインクジェットキャスト光沢層の特性の発揮をより効果的なものとすることができる。
【0017】
更に、インクジェットコート塗料層はカチオン性のアルミナ水和物であるγ−アルミナ及びカチオン性のエマルジョンを含有するため、該インクジェットコート塗料層の上に塗被する、インクジェットキャスト光沢塗料中のアニオン性のコロイダルシリカとの電気的な結合により、強固な接着を得ることができる。
【0018】
また、本発明によれば、インクジェット下塗り層の上にインクジェットコート塗料層を形成した後、キャスト塗工機でのインクジェットキャスト光沢塗料の塗被に先だって、その表面を平滑化処理したことにより、得られるインクジェット記録紙の最表面に高い平滑感を付与することができる。
【0019】
更に、前記平滑化処理に加えて、インクジェットキャスト光沢塗料をインクジェットコート塗料層の上に塗被した時、該インクジェットキャスト光沢塗料が、既に形成されているインクジェットコート塗料層を湿潤し膨潤させるとともに、インクジェットキャスト光沢塗料の顔料に使用した微細粒子のコロイダルシリカが、インクジェットコート塗料層の微細な亀裂および凹凸に入り込んで、より平滑なインクジェットキャスト光沢層を形成することと、インクジェットキャスト光沢塗料自体がもつ特性とが絡み合って高い光沢度や写真に近い光沢平滑感が得られるものと推定される。
【0020】
また、インクジェットキャスト光沢塗料に使用したコロイダルシリカがアニオン性であるため、前述したとおり、下層のインクジェットコート塗料層に含有されているカチオン性のアルミナ水和物であるγ−アルミナ及びカチオン性のエマルジョンとの電気的な結合により、インクジェットキャスト光沢塗料に接着剤を使用することなく強固な接着を得ることができる。
【0021】
なお、本発明によれば、前もって形成されたインクジェットコート塗料層の上に、リウェット法によりインクジェットキャスト光沢層を形成したため、該インクジェットキャスト光沢層形成時の塗被速度がアップし、キャスト面の面形成がし易く、安定した作業性が得られると共に、品質面において前記のような諸特性を保持したインクジェット記録紙を容易に安価に製造することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明のインクジェット記録紙の製造方法の実施の形態を説明する。図1は本発明の製造方法により製造されるインクジェット記録紙の縦断側面図である。
【0023】
本発明の製造方法により製造されたインクジェット記録紙は、図1に示すように、基紙1の一方の面に形成したインクジェット下塗り層2を介して、インクジェットコート塗料層3及びインクジェットキャスト光沢層4を順次積層して構成した4層体構造であって、その最表面のJIS−Z−8741による60度鏡面光沢度を60〜80%としたものである。
【0024】
基紙1は、上質紙、中質紙、アート・コート紙用の原紙、キャストコート紙用の原紙及び微塗工紙等の内から適宜に選択して使用される。基紙1の坪量としては、通常30〜250g/m2 程度のものが使用される。
【0025】
インクジェット下塗り層2は、基紙1の一方の面にインクジェット下塗り塗料をドライ換算で5〜20g/m2 程度、塗被し乾燥することによって形成される。このインクジェット下塗り塗料の組成は、顔料、接着剤及びカチオン化剤を主成分とし、これに分散剤、粘性調整剤及び架橋剤等が必要に応じて適宜に添加使用される。
【0026】
インクジェット下塗り層2を形成する目的は、基紙1の表面の粗さを覆って平滑にし、この上に形成するインクジェットコート塗料層3を平滑にすることによって、最表面であるインクジェットキャスト光沢層4の平滑性を向上させること、インクジェットインクの印字発色濃度を向上させること、更に、通気性のばらつきを小さくして、キャスト塗工機でインクジェットキャスト光沢層4を形成する時のキャスト作業性を向上させること等である。
【0027】
インクジェット下塗り層2の顔料としては、シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ水和物、カオリン、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、サチンホワイト及び有機顔料等を単独又は併用して使用できるが、品質、価格等を勘案すると、中でもシリカ、軽質炭酸カルシウムが好ましく使用される。
【0028】
インクジェット下塗り層2の接着剤としては、PVA、ポリビニルピロリドン、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、カゼイン、ゼラチン、澱粉及びアルギン酸ナトリウム等の水溶性樹脂、更に、酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリウレタン、アクリル共重合体、マレイン酸共重合体等の合成樹脂のエマルジョンが使用される。これらは適宜に選択し単独又は併用して適量を用いる。
【0029】
インクジェット下塗り層2に添加するカチオン化剤としては、次のようなものが使用される。即ち、
第1級、第2級または第3級アミン等の塩・・・例えばラウリルアミン酢酸塩、ステアリルアミン酢酸塩等。
第4級アンモニウム塩型化合物・例えばラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、ラウリルジメチルアンモニウムクロライド等。
カチオン性高分子化合物・・・・例えばポリアリルアミン塩酸塩、ポリジメチルアミノエチルメタクリレート、ポリジエチルアミノエチルアクリレート等。
カチオン性基を有するモノマー単独又は他の物質との共重合体・・・・・・・例えばジエチルアミノスチレン。
この他に、ポリアルキレンポリアミン類、第2級アミン、第3級アミンや第4級アンモニウム基を有するアクリル樹脂、ジシアンジアミド系樹脂等を使用することができる。その使用量は選択する顔料によっても変わってくるが、通常は顔料に対して4〜20%程度に添加される。
【0030】
次にインクジェットコート塗料層3は、前記インクジェット下塗り層2の上に、インクジェットコート塗料をドライ換算で4〜15g/m2程度、塗被乾燥して形成する。このインクジェットコート塗料の組成は顔料、接着剤、カチオン性エマルジョンを主成分とし、これに離型剤、分散剤、粘性調整剤および架橋剤等が必要に応じて適宜に添加使用される。
【0031】
インクジェットコート塗料層3を形成する目的は、インクジェットインクの優れた吸収性を保持させることと、この上に形成するインクジェットキャスト光沢層4によって高い光沢度、写真に近い光沢平滑感、高い印字濃度、優れたインクジェットインクの定着性等をより効果的に発揮させることとによるものである。因みにインクジェットコート塗料層3を形成しないで、インクジェット下塗り層2を形成した後、平滑化処理して、直接インクジェットキャスト光沢塗料を塗被したのでは、JIS−Z−8741による60度鏡面光沢度は35%程度乃至それ以下の光沢度しか得られず、当初の目的を達成することができない。
【0032】
更に、インクジェットコート塗料層3はカチオン性のアルミナ水和物であるγ−アルミナ及びカチオン性のエマルジョンを含有しているので、該インクジェットコート塗料層3の上に形成する、インクジェットキャスト光沢層4に使用されるアニオン性のコロイダルシリカとの電気的な結合により強固な接着を得ることができる。
【0033】
インクジェットコート塗料層3の顔料としては、アルミナ水和物、微粒子のシリカ等が用いられ、特にキャスト面の形成には、使用するキャスト塗料濃度を高濃度とした方が作業面および品質面から有利であることから、カチオン性のアルミナ水和物であるγ−アルミナが好ましく用いられる。
【0034】
インクジェットコート塗料層3の接着剤としては、前記インクジェット下塗り層2の形成に用いるインクジェット下塗り塗料の接着剤と同様なものが使用できる。これらの接着剤は適宜に選択し単独又は併用して適量を用いる。
【0035】
インクジェットコート塗料層3のカチオン性のエマルジョンとしては、カチオン化された酢酸ビニル系エマルジョン、ウレタン系エマルジョン、アクリル系エマルジョン等のカチオン変性の合成樹脂エマルジョンが好適である。
【0036】
インクジェットコート塗料層3形成後の平滑化処理としては、通常に用いられるスーパーキャレンダー、グロスキャレンダー、サーモプラニッシャー等を用いて、ロールのニップ間を通し塗被層の表面を平滑にすることによって達成される。
【0037】
次にインクジェットキャスト光沢層4は、前記インクジェットコート塗料層3を形成後、平滑化処理した後、インクジェットキャスト光沢塗料をドライ換算で0.1〜5g/m2 塗被乾燥して形成する。このインクジェットキャスト光沢塗料の組成は顔料及び離型剤を主成分とし、これに分散剤、粘性調整剤および架橋剤等が必要に応じて適宜に添加使用される。
【0038】
インクジェットキャスト光沢層4を形成する目的は、その最表面にJIS−Z−8741による60度鏡面光沢度で60〜80%の高い光沢度、写真に近い光沢平滑感、高い印字濃度、優れたインクジェットインクの定着性等を保持させることである。更に、インクジェットキャスト光沢層4はアニオン性のコロイダルシリカを使用しているため、下層のインクジェットコート塗料層3に含有されるカチオン性のアルミナ水和物であるγ−アルミナ及びカチオン性のエマルジョンとの電気的な結合により、インクジェットキャスト光沢塗料に接着剤を使用することなく強固な接着を得ることができる。
【0039】
インクジェットキャスト光沢層4の顔料としては、微粒子のシリカ、500nm以下のコロイダルシリカ等が使用され、中でも500nm以下のアニオン性のコロイダルシリカが好ましく使用される。
【0040】
インクジェットキャスト光沢層4の離型剤としては、塗被面がクロムメッキしたキャストドラムからスムーズに剥がれるようにする目的で添加するものであって、脂肪酸、脂肪酸塩、各種ワックスエマルジョン等が適宜に選択され、単独又は併用して使用される。しかし、これらの離型剤は多量に用いるとインクジェットインクの吸収性の低下を引き起こすので、塗被面の剥がれる状態とインクジェットインクの吸収性の低下の状態とを総合的に見て両者のバランスを採った適量を用いる。
【0041】
次に本発明のインクジェット記録紙の製造方法について説明する。
先ず、第1工程として、ロール状の基紙1の一方の面に、塗工機、例えばブレードコーター、エアーナイフコーター、リバースコーター、バーコーター、グラビアコーター、ダイコーター等によって、前記組成のインクジェット下塗り塗料組成物をドライ換算で5〜20g/m2 になるように塗被し乾燥してインクジェット下塗り層2を形成しロール状に巻き取る。ここでインクジェット下塗り塗料の塗被は、1度塗被としても2度以上の塗被としても良く、多層に分けて塗被することはより平滑となるので好ましい。
【0042】
次いで第2工程として、ロール状に巻き取られたインクジェット下塗り層2の上に、前記インクジェットコート塗料をドライ換算で4〜15g/m2になるように塗被し乾燥させてインクジェットコート塗料層3を形成しロール状に巻き取る。なお、インクジェットコート塗料の塗被には、第1工程と同様にブレードコーター、エアーナイフコーター、リバースコーター、バーコーター、グラビアコーター、ダイコーター等の塗工機が使用される。
【0043】
次いで第3工程として、ロール状に巻き取られたインクジェットコート塗料層3は、通常に用いられるスーパーキャレンダー、グロスキャレンダー、サーモプラニッシャー等を用いて、ロールのニップ間を通すことにより塗被層の表面を平滑にする。
【0044】
更に、第4工程として、キャスト塗工機でリウェット法によって、前記インクジェットキャスト光沢塗料、即ち、リウェット塗料をドライ換算で0.1〜5g/m2 になるように塗被し、既に形成されているインクジェットコート塗料層3を湿潤し膨潤させ、膨潤した状態で、クロムメッキしたキャストドラムに圧着させ、乾燥させると同時に鏡面を転写させて、インクジェットキャスト光沢層4を形成しロール状に巻き取ることにより、本発明の製造方法によるインクジェット記録紙が得られる。
【0045】
次にキャスト紙を製造するキャスト法を説明すると、一般にウェット法、ゲル化法及びリウェット法の3つの方法が知られている。
【0046】
即ち、ウェット法は、直接法とも呼ばれているもので、基紙にキャスト塗料を塗被し、湿潤状態のままでキャストドラムに圧着させ、乾燥と同時にキャストドラムの鏡面を写し取る方法である。
【0047】
ゲル化法は、凝固法とも呼ばれているもので、基紙にキャスト塗料を塗被し、湿潤状態の塗被層を酸や塩類の水溶液によって処理し、塗被層をゲル化させた状態でキャストドラムに圧着させ、乾燥と同時にキャストドラムの鏡面を写し取る方法である。
【0048】
リウェット法は、基紙にキャスト塗料を塗被し乾燥した後、スーパーキャレンダー等によって表面を平滑化した後、塗被層を再びリン酸塩等の水溶液によって湿潤し膨潤させ、膨潤した状態でキャストドラムに圧着させ、乾燥と同時にキャストドラムの鏡面を写し取る方法である。
【0049】
これらの方法は広く認知されているものであり、それぞれの方法によって得られたキャスト紙の品質面には微妙な違いが保持されたものとなる。
本発明では、それぞれの方法によって試験した結果、インクジェットキャスト光沢層4の形成にリウェット法を適用することにより、該インクジェットキャスト光沢層4形成時の塗被速度がアップし、キャスト面の面形成がし易く、安定した作業性が得られると共に、得られる品質が最適にフォトグレード用インクジェット記録紙に適応できること等の理由から採用したものである。
【0050】
【実施例】
次に、実施例および比較例によって本発明を詳細に説明するが、これは本発明の効果を具体的に説明するためのものであって、これによって本発明が限定されるものではない。
【0051】
<実施例1>
基紙1として113g/m2 のコート紙用の原紙を用い、第1工程として、塗工機にエアーナイフコーターを使用して、下記インクジェット下塗り塗料組成物をドライ換算で15g/m2 になるように塗被乾燥し、インクジェット下塗り層2を形成しロール状に巻き取った。
上記配合により塗料濃度20%のインクジェット下塗り塗料を作成した。
【0052】
次いで、第2工程として、前記インクジェット下塗り層2の上に、エアーナイフコーターにより、下記インクジェットコート塗料組成物をドライ換算で13g/m2 となるように塗被乾燥し、インクジェットコート塗料層3を形成しロール状に巻き取った。
<インクジェットコート塗料組成物> (表示はドライ重量部)
AKP−G015(γ−アルミナ、住友化学社製) 100重量部酢酸(市販の試薬品) 有姿で4重量部PVA210(PVA、クラレ社製) 12重量部ウルトラゾール SIX11 (カチオン性アクリルエマルジョン、ガンツ化成社製) 8重量部セロゾール524(離型剤、カルナバワックス、中京油脂社製) 1重量部上記配合により塗料濃度30%のインクジェットコート塗料を作成した。
【0053】
次いで、第3工程として、ロール状に巻き取られたインクジェットコート塗料層3を、スーパーキャレンダーにより線圧150kg/cmの条件で平滑化処理して、再びロール状に巻き取った。
【0054】
更に、第4工程として、平滑化処理を施した前記インクジェットコート塗料層3の上に、リウェット法のキャスト塗工機のバーコーターにより、下記インクジェットキャスト光沢塗料組成物をドライ換算で0.1g/m2 となるように塗被し、既に形成されたインクジェットコート塗料層3を湿潤し膨潤させ、膨潤状態のままでクロムメッキしたキャストドラムに圧着させ、乾燥させると同時にキャストドラムの鏡面を転写させてインクジェットキャスト光沢層4を形成して巻き取り、これを所定の寸法に裁断して、本発明の製造方法による坪量が141.1g/m2 の実施例1のインクジェット記録紙を得た。
<インクジェット光沢塗料組成物> (表示はドライ重量部)
スノーテックスO(コロイダルシリカ、日産化学工業社製) 20重量部オレイン酸アンモニウム(離型剤、市販品) 5重量部上記配合により塗料濃度3%のインクジェットキャスト光沢塗料を作成した。
【0055】
<実施例2>実施例1の第1工程で得られたインクジェット下塗り層2の上に、第2工程として、エアーナイフコーターにより、下記インクジェットコート塗料組成物をドライ換算で15g/m2 となるように塗被し乾燥させてインクジェットコート塗料層3を形成しロール状に巻き取った。
<インクジェットコート塗料組成物> (表示はドライ重量部)
AKP−G015(γ−アルミナ、住友化学社製) 100重量部酢酸(市販の試薬品) 有姿で4重量部PVA210(PVA、クラレ社製) 12重量部ポリトロンX3601.01 (カチオン変性アクリルラテックス、旭化成工業社製) 8重量部セロゾール524(離型剤、カルナバワックス、中京油脂社製) 1重量部上記配合により塗料濃度30%のインクジェットコート塗料を作成した。
【0056】
次いで、第3工程として、実施例1と同様に、ロール状に巻き取られたインクジェットコート塗料層3を、スーパーキャレンダーにより線圧150kg/cmの条件で平滑化処理して、再びロール状に巻き取った。
【0057】
更に、平滑化処理をしたインクジェットコート塗料層3の上に、第4工程として、リウェット法のキャスト塗工機のバーコーターにより、下記インクジェットキャスト光沢塗料組成物をドライ換算で5g/m2 となるように塗被し、既に形成されたインクジェットコート塗料層3を湿潤し膨潤させ、膨潤状態のままでクロムメッキしたキャストドラムに圧着させ、乾燥させると同時にキャストドラムの鏡面を転写させてインクジェットキャスト光沢層4を形成して巻き取りこれを所定の寸法に裁断して、本発明の製造方法による坪量が148g/m2の実施例2のインクジェット記録紙を得た。
<インクジェット光沢塗料組成物> (表示はドライ重量部)
カタロイドSI30(コロイダルシリカ、触媒化成工業社製) 30重量部オレイン酸アンモニウム(離型剤、市販品) 6重量部上記配合により塗料濃度15%のインクジェットキャスト光沢塗料を作成した。
【0058】
<比較例1>実施例1の第2工程で得られたインクジェットコート塗料層3を、第3工程の平滑化処理を行わずに、第4工程のインクジェットキャスト光沢塗料組成物を塗被しインクジェットキャスト光沢層を形成したことの他は、実施例1と同様にして比較例1のインクジェット記録紙とした。(坪量141.1g/m2
【0059】
<比較例2>実施例1の第3工程で得られた平滑化処理を施したインクジェットコート塗料層3の上に、リウェット法のキャスト塗工機のバーコーターを使用し、通常の印刷用キャストコート紙製造に使用されるリウェット液を用いて塗被量をドライ換算で0.1g/m2 としたことの他は、実施例1と同様にして比較例2のインクジェット記録紙とした。(坪量141.1g/m2
<リウェット液組成物> (表示はドライ重量部)
ヘキサメタリン酸ソーダ(市販の試薬品) 10重量部ポリエチレンエマルジョン(離型剤、市販品) 10重量部上記配合により濃度1%のリウェット液を作成した。
【0060】
実施例1〜2及び比較例1〜2で得たインクジェット記録紙を試験試料として、その各々に対して、次に示す各測定項目を対応して示した測定方法によって測定しその結果を表1にまとめた。
【0061】
<試験項目および試験方法>
1.光沢度
最表面のJIS−Z−8741による60度の鏡面光沢度を測定する。単位は%で表示する。
【0062】
2.印字濃度
最表面にエプソン社製のプリンターPM−700Cを使用して、指定インクのブラックを使用し、印字モードとして専用光沢フィルムで標準テストチャートを印字し、印字24時間後マクベス濃度計RD915によって指定印字部分(ブラック)の濃度を測定する。
【0063】
3.印字耐水性
最表面にエプソン社製のプリンターPM−700Cを使用して、指定インクを使用し、印字モードとして専用光沢フィルムで標準テストチャートを印字し、印字24時間後、指定箇所に水滴を3滴滴下し、10秒後ティシュペーパーで軽く3回擦って、ティシュペーパーへのインクの溶出の有無を視覚で観察する。
(判定基準)
◎・・・非常に優れる。 ○・・・優れる。 △・・・普通。
×・・・劣る。 ××・・・非常に劣る。
【0064】
4.記録紙耐水性
最表面に水滴を1滴滴下し10秒後に指先で軽く10回擦って塗料の溶出の有無を視覚で観察する。
(判定基準)
◎・・・非常に優れる。 ○・・・優れる。 △・・・普通。
×・・・劣る。 ××・・・非常に劣る。
【0065】
5.インクの吸収性
最表面に前記エプソン社製のプリンターPM−700Cを使用して、指定インクを使用し、印字モードとして専用光沢フィルムで印字し、印字面の擦れ、重色部分のインクの滲みの有無を視覚で観察する。
(判定基準)
◎・・・非常に優れる。 ○・・・優れる。 △・・・普通。
×・・・劣る。 ××・・・非常に劣る。
【0066】
6.光沢平滑感
最表面の光沢平滑感を視覚により次の5段階により判定する。
(判定基準)
◎・・・非常に優れる。 ○・・・優れる。 △・・・普通。
×・・・劣る。 ××・・・非常に劣る。
【0067】
<試験の結果>
【表1】
【0068】
上記試験の結果から読み取れるように、本発明の製造方法によるインクジェット記録紙である実施例1〜2の品質は、比較例1〜2の品質に比べていずれの項目においても極めて優れたものであることが判る。
【0069】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のインクジェット記録紙の製造方法により得られるインクジェット記録紙は、基紙の一方の面に形成したインクジェット下塗り層の上に、インクジェットコート塗料層を形成し、その表面を平滑化処理した後、キャスト塗工機でリウェット法によってインクジェットキャスト光沢塗料を塗被したこと、及び、インクジェットコート塗料層とインクジェットキャスト光沢塗料層が相互に作用しあうことによって、その最表面が、高い光沢度、写真に近い光沢平滑感、高い印字濃度、優れた印字耐水性を有するものであり、また、優れたインクジェットインクの定着性・吸収性等の特性を保持できるものである。
【0070】
また、インクジェット下塗り層は、基紙の表面の粗さを覆って平滑にし、この上に形成するインクジェットコート塗料層を平滑にすることによって、最表面のインクジェットキャスト光沢層の平滑性を向上させることができる。また、カチオン化剤を含有することによってインクジェットインクの発色濃度を向上させ、インクジェット下塗り層の形成によって、通気性のばらつきが小さくなり、キャスト塗工機でインクジェットキャスト光沢層を形成する時のキャスト作業性を向上させる。
【0071】
次に、インクジェットコート塗料層は、インクジェットインクを確実に吸収して、擦れやブロッキングやベタツキ等を起こすことなく、この上に形成するインクジェットキャスト光沢層の特性の発揮をより効果的なものとする。
【0072】
更に、インクジェットコート塗料層はカチオン性のアルミナ水和物であるγ−アルミナ及びカチオン性のエマルジョンを含有することによって、該インクジェットキャストコート塗料層の上に塗被する、インクジェットキャスト光沢塗料中のアニオン性のコロイダルシリカとの電気的な結合により強固な接着が得られる。
【0073】
また、インクジェット下塗り層の上にインクジェットコート塗料層を形成した後、キャスト塗工機でのインクジェットキャスト光沢塗料の塗被に先だって、その表面を平滑化処理したことにより、得られるインクジェット記録紙の最表面に高い平滑感を付与することができる。
【0074】
更に、前記平滑化処理に加えて、インクジェットキャスト光沢塗料をインクジェットコート塗料層の上に塗被した時、即ち、リウェット塗料として使用した時に、該インクジェットキャスト光沢塗料が、既に形成されているインクジェットコート塗料層を湿潤し膨潤させるとともに、インクジェットキャスト光沢塗料の顔料に使用した微細粒子のコロイダルシリカが、インクジェットコート塗料層の微細な亀裂および凹凸に入り込んで、より平滑なインクジェットキャスト光沢層を形成することと、インクジェットキャスト光沢塗料自体がもつ特性とが絡み合って高い光沢度や写真に近い光沢平滑感が得られると推定される。
【0075】
更に、インクジェットキャスト光沢塗料に使用したコロイダルシリカがアニオン性であるため、前述したとおり、下層のインクジェットコート塗料層に含有されるカチオン性のアルミナ水和物であるγ−アルミナ及びカチオン性のエマルジョンとの電気的な結合により、インクジェットキャスト光沢塗料に接着剤を使用することなく強固な接着を得ることができる。
【0076】
また、前もって形成したインクジェットコート塗料層の上に、リウェット法によりインクジェットキャスト光沢層を形成したため、該インクジェットキャスト光沢層形成時の塗被速度がアップし、キャスト面の面形成がし易く、安定した作業性が得られると共に、品質面において前記のような諸特性を保持したインクジェット記録紙を容易に安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法によるインクジェット記録紙の縦断側面図である。
【符号の説明】
1…基紙
2…インクジェット下塗り層
3…インクジェットコート塗料層
4…インクジェットキャスト光沢層

Claims (1)

  1. 基紙の一方の面に、顔料としてシリカ及び/又は軽質炭酸カルシウムを、添加剤としてカチオン化剤を含有するインクジェット下塗り塗料をドライ換算で5〜20g/m2 塗被し乾燥して下塗り層を形成し、該インクジェット下塗り層の上に、キャスト塗工機による方法を除く、ブレードコーター、エアーナイフコーター、リバースコーター、バーコーター、グラビアコーター又はダイコーターで、顔料としてカチオン性のγ−アルミナを、添加剤としてカチオン性のエマルジョンを含有するインクジェットコート塗料をドライ換算で4〜15g/m2 塗被し乾燥してインクジェットコート塗料層を形成し、次いで平滑化処理を行った後、該インクジェットコート塗料層の上にキャスト塗工機によりリウェット法で、顔料としてアニオン性のコロイダルシリカを、添加剤として離型剤を使用したインクジェットキャスト光沢塗料(即ちリウェット塗料)をドライ換算で0.1〜5g/m2 塗被し乾燥してインクジェットキャスト光沢層を形成し、最表面のJIS−Z−8741による60度鏡面光沢度を60〜80%としたことを特徴とするインクジェット記録紙の製造方法。
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