JPH10325235A - 収納構造 - Google Patents

収納構造

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JPH10325235A
JPH10325235A JP13458297A JP13458297A JPH10325235A JP H10325235 A JPH10325235 A JP H10325235A JP 13458297 A JP13458297 A JP 13458297A JP 13458297 A JP13458297 A JP 13458297A JP H10325235 A JPH10325235 A JP H10325235A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の周囲に載置した室外機器が、建物周囲
の通路の通行の邪魔になることなく、通路のスペースを
確保することができる収納構造を提供する。 【解決手段】 建物の周囲の外壁(40)は、建物の内部に
向かって凹状に凹む収納部(80)を備え、この収納部(80)
は、室外に設置されて建物内部の室内機器と配管(30)に
より連結される電気温水器(20)や空気調和器の室外機(1
0)等の室外機器を収納可能に形成されていることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は建物の周囲の外壁
に物を載置したり、収納可能な収納部を形成した収納構
造に関するものである。
【0002】
【先行技術】図3は、従来の建物周囲の概略断面図を示
すものである。従来、建物の外壁140は、出窓等により
建物の外側に向かって突出する部分以外は、通常は、フ
ラットな状態で建物の周囲に形成されている。そして、
空気調和器の室外機110や、電気温水器120等の建物に隣
接して設置される室外機器は、建物周囲の室外の地面上
に外壁140に隣接させて載置されていた。このように、
かかる室外機器を建物の外部に配置した理由は、室外機
110や電気温水器120等が熱を伴う空気や、機械音を発生
させるため、建物内部に熱や音を入れないためである。
また、外壁140に隣接して配置するのは、電気温水器120
からの送給管121や、室外機110からの冷媒管111の長さ
を可能な限り短くして熱損失を少なくするためである。
【0003】なお、具体的には、建物の外壁140は、コ
ンクリート等からなる基礎160の上部に形成された建物
躯体となる壁パネル141やその表面に固定されたセラミ
ック材からなるサイディング150等から形成されてい
た。そして、建物の外壁140の周囲には、建物の周囲に
巡らされたフェンス130との間に人が建物周囲に沿って
通行可能な通路170が形成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の建物の構造において、特に、都市部の住宅用土地の高
騰に伴い、建物周囲の通路170に余裕のあるスペースを
確保することは容易ではなく、かかる狭い通路に電気温
水器120や室外機110等の室外機器を配置すると、人が通
路170を通行するのに邪魔になりやすいという第一の問
題点があった。
【0005】また、建物の周囲に電気温水器120や室外
機110等の室外機器を設置すると、建物外観の見栄えが
良くないという第二の問題点があった。さらに、建物の
周囲に電気温水器120や室外機110等から延びる配管や冷
媒管等が建物の外側に沿って配置されるため、かかる配
管等が露出すると見苦しく、建物外観の見栄えが良くな
いという第三の問題点があった。
【0006】そこで、請求項1記載の発明は、上記した
従来の技術の有する第一および第二の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、建物の周
囲に載置した室外機器が、建物周囲の通路の通行の邪魔
になることなく、通路のスペースを確保することがで
き、建物外観の見栄えが良い収納構造を提供しようとす
るものである。
【0007】これに加え、請求項2記載の発明は、外壁
と同じサイディングを使用することにより、外観を良好
に維持するとともに防水性を担保した収納構造を提供し
ようとするものである。これに加え、請求項3記載の発
明は、階段下の空間を有効に利用することができる収納
構造を提供しようとするものである。
【0008】これに加え、請求項4記載の発明は、上記
した従来の技術の有する第三の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、室外機器からの
配管を収納の内部において、建物の内部に入れることが
できて、配管が露出することなく、建物外観の見栄えが
良い収納構造を提供しようとするものである。これに加
え、請求項5記載の発明は、収納部の内部から外部に向
かって熱を伴う空気を排出することができる上に、建物
の外から収納部の内部を隠すことができて、建物外観を
良好にすることができる収納構造を提供しようとするも
のである。
【0009】これに加え、請求項6記載の発明は、収納
部の高さを確保することができ、室外機器等の設置作業
も容易な収納構造を提供しようとするものである。これ
に加え、請求項7記載の発明は、基礎を介して、室外機
器からの配管等を建物の内部の床下に差し込むことがで
きて、配管作業が容易な収納構造を提供しようとするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
建物の周囲の外壁(40)は、建物の内部に向かって凹状に
凹む収納部(80)を備え、この収納部(80)は、室外に設置
されて建物内部の室内機器と配管(30)により連結される
室外機器を収納可能に形成されていることを特徴とす
る。
【0011】なお、ここで、「室外機器」とは、「室外
に設置されて建物内部の室内機器と配管(30)により連結
される」ものであって、建物の周囲の室外に建物に隣接
して設置されるガス機器や電気機器や空調用の空気調和
器等を意味するものである。これらの室外機器は、燃焼
室等を有するため室外の新鮮な空気を取り入れるため
や、室外に放熱する必要があるため等の理由により、室
外に設置されているものである。具体的には、例えば、
電気温水器(20)や、空気調和器の室外機(10)等を意味す
るものである。なお、ここで、「室内機器」は、前記
「室外機器」からの配管(30)等が連結されるものであっ
て、具体的には、例えば、空気調和器の室内に設置され
る室内機や、電気温水器(20)からの配管(30)が連結され
る分岐管や蛇口等を含むものである。
【0012】また、ここで、「配管(30)」とあるのは、
室外機器と室内機器との間を連結してあるものであっ
て、その内部にガスや流体物を流すことができる管や、
電源コードや制御信号を送る電線等を含むものである。
本発明は、建物の周囲の外壁(40)に、建物の内部に向か
って凹状に凹んだ収納部(80)を備え、その収納部(80)の
内部に室外機器(例えば、電気温水器(20)や空気調和器
の室外機(10)等)を収納することができる。このため、
建物の周囲に設置しなければならない室外機器を、建物
から突出するような位置に設置することを避けることが
できる。これにより、建物周囲の空間を確保することが
できて、建物周囲の外観をスッキリさせることができ、
建物外観を良好に維持することができる。さらに、建物
周囲に建物表面から突出するような位置に室外機器を設
置することを避けることができるため、建物の周囲に僅
かなスペースの土地しかないような場合であっても、建
物周囲に隣接して通行可能な通路(70)を確保することが
できる。
【0013】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の特徴点に加え、収納部(80)の内面は、建物周囲の
外壁(40)と同じサイディング(50)を連続して形成したこ
とを特徴とする。本発明は、収納部(80)の内部に建物周
囲の外壁(40)と同じサイディング(50)を連続して形成し
ているため、収納部(80)の内部を外壁(40)が連続したも
のとして見ることができ、建物の全体外観のデザイン上
の調和を乱すことなく、収納部(80)を形成することがで
き、建物外観を良好に維持することができる。また、収
納部(80)の内面を外壁(40)と同じサイディング(50)で形
成したことにより、外壁(40)と同様の防水構造にするこ
とができ、建物内部への水の浸入を抑えることができ
て、防水構造を担保することができる。
【0014】また、収納部(80)の内部にサイディング(5
0)を形成したことにより、室外機器から発生する音を建
物内部に伝わることを抑えることができて、防音性を担
保することができる。請求項3記載の発明は、上記した
請求項1または請求項2記載の特徴点に加え、収納部(8
0)は、建物内部の階段(90)下に形成されていることを特
徴とする。
【0015】なお、ここで、建物内部の階段(90)とは、
複数の段板や、この段板を支持するささら桁等により形
成されて人が階上を歩行可能な通路を含むものである。
また、建物内部の階段(90)下とは、その階段(90)の人が
歩行可能な通路の下方を意味しており、例えば、階段(9
0)の一階から二階へ一直線に斜めに形成された階段(90)
の通路の下方や、階段(90)の途中に踊り場(91)が形成さ
れている場合は、それらの下方をも含むものである。
【0016】本発明は、収納部(80)が建物内部の階段(9
0)の下に形成されているため、階段(90)下の空間を収納
部(80)の空間として利用することができる。これによ
り、階段(90)の下の空間の有効利用を図ることができ
る。請求項4記載の発明は、上記した請求項1、請求項
2または請求項3記載の特徴点に加え、収納部(80)は、
その内部に建物の内部と連通する配管口(61)を備えたこ
とを特徴とする。
【0017】本発明は、収納部(80)の内部に建物の内部
と連通する配管口(61)を形成している。このため、室外
機器から延びる配管(30)を配管口(61)を介して建物の内
部に入れることができる。これにより、建物の外壁(40)
の表面に配管(30)を通すための孔等を別途、開ける必要
もなく、室外機器の設置作業を容易にすることができ
る。また、配管(30)を建物の外側の表面に沿って形成す
ることを回避することができ、建物外観を良好に維持す
ることができる。また、建物の内部側に凹状に凹んだ収
納部(80)の内部に配管口(61)を形成したことにより、建
物の外壁(40)に沿って室外機器を配置するよりも、配管
(30)の長さを短くすることができて、配管(30)の使用量
を少なくすることができる上に、配管(30)から放熱する
熱損失を少なくすることができる。
【0018】請求項5記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2、請求項3または請求項4記載の特徴点に
加え、収納部(80)は、建物の外部からの視線を遮るため
に、収納部(80)の周囲の外壁(40)と面一となるような位
置にガラリ戸(81)を形成したことを特徴とする。なお、
ここで、「ガラリ戸(81)」とは、細幅の板を斜め羽重ね
状に隙間をあけて取り付けて、外部からの視線を遮蔽す
ることができて空気の流れは遮らないルーバー状の戸を
含むものである。また、この「ガラリ戸(81)」は、開閉
可能な開き戸や、引戸や、側端や上端を回転軸として開
閉可能なものを含むものであるが、常時は、開閉不可能
に固定したものも含むものである。
【0019】本発明は、収納部(80)の周囲の外壁(40)と
面一となるような位置にガラリ戸(81)を形成している。
このため、室外機器から熱等を伴う空気が発生しても、
ガラリ戸(81)を介して、収納部(80)の外側に排出するこ
とができる。また、収納部(80)の外側の空気もガラリ戸
(81)を介して収納部(80)の内部に自由に入り込むことが
できる。これにより、収納部(80)の内部に熱がこもるこ
とを抑えるとともに、燃焼装置等を有する室外機器を使
用しても収納部(80)の内部が酸欠状態となるこを抑える
ことができる。さらに、さらに、ガラリ戸(81)を形成し
たことにより、収納部(80)の内部の室外機(10)等を建物
の外側から隠すことができて、建物外観が見苦しくな
く、建物外観を良好なものにすることができる。また、
ガラリ戸(81)が外壁(40)と面一に形成されているため、
建物外観を外壁(40)に沿ってフラットな状態にすること
ができ、建物の表面外観を凹凸のないスッキリしたもの
にすることができて、建物外観を良好に維持することが
できる。
【0020】請求項6記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5記載
の特徴点に加え、建物の基礎(60)も収納部(80)の内面に
沿って、建物内部に向かって凹状に形成されていること
を特徴とする。本発明は、建物の基礎(60)も収納部(80)
の内面に沿って、建物の内部に向かって凹状に形成され
ているため、収納部(80)の下面を、基礎(60)に邪魔され
ることなく、基礎(60)よりも下方に位置することができ
る。これにより、基礎(60)の上方に収納部(80)を形成す
る場合と比較して、収納部(80)の垂直方向の高さを充
分、確保することができる。また、収納部(80)の室外側
に基礎(60)が形成されていないため、収納部(80)に室外
機器を搬入する作業において、基礎(60)が邪魔になるこ
となく、搬入作業を容易にすることができる。
【0021】請求項7記載の発明は、上記した請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請
求項6記載の特徴点に加え、配管口(61)は、建物の内部
の床下(63)と室外とを連通するために基礎(60)に開口す
る開口部(62)から形成されていることを特徴とする。本
発明は、配管口(61)が基礎(60)に開口する開口部(62)か
ら形成されているため、この基礎(60)の開口部(62)を介
して、室外機器からの配管(30)等を建物の内部の床下(6
3)に直接、差し込むことができる。そして、配管(30)を
床下(63)の空間内を介して、建物内の目的場所にまで簡
単に配置することができて、配管(30)の取付作業を容易
にすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて、更に詳しく説明する。図1及び図2は、本
発明の実施の形態を示すものであり、図1は収納構造の
概略縦断面図、図2は室内の階段から見た収納構造の概
略平面図をそれぞれ示すものである。
【0023】まず、本実施の形態の構成について説明す
る。本実施の形態に係る収納構造は、建物の周囲の外壁
40において、建物の内部に向かって凹状に凹む収納部80
を備えているものである。この収納部80の室外側には、
建物周囲に沿って人が歩行可能な通路70が形成されてい
る。前記収納部80は、建物の内部の階段90の通路の下に
位置するように形成されている。具体的には、一階から
二階へ通ずる階段90の途中に形成された踊り場91の下方
に位置しているものである。
【0024】前記収納部80は、室外に設置されて建物内
部の室内機器と配管30により連結される室外機器を収納
可能に形成されている。具体的には、この室外機器は、
室外機10の室外側に縦方向に二個、重ねた全体形状が方
形状の空気調和器の室外機10と、この室外機10の建物側
に位置し、全体形状が円柱状の電気温水器20とから形成
されている。
【0025】なお、ここで、空気調和器は、特に図示し
ないが、建物の室内側に室内機を配置し、建物の室外側
に室外機10を設置して、この室内機と室外機10との間を
配管30で連結してフレオンガス等の冷媒を移動させるこ
とにより、室内の空気を適当な温湿度に保持し、清潔な
空気を送給して建物の室内の居住状態を快適にするもの
である。そして、室外機10は、室外側に向かって熱を伴
う空気を送風することができるように配置されている。
そして、空気調和器の配管30とは、空気調和器の室内機
と室外機10との間で冷媒を移動させるための空気調和器
用配管11である。具体的には、特に図示しないが冷媒を
室外機10に送給する送給管や、冷媒が室外機10から供給
される供給管や、除湿により生成された水を外部に排出
するドレン管等から形成されるものである。さらに、こ
れらに沿って室外機10に電力や電気信号を送給する4芯
ケーブルからなる室外機用コード等も含まれるものであ
る。
【0026】また、ここで、電気温水器20とは、電気ヒ
ータにより水道水を加熱して内部に貯留し、室内の洗面
所や風呂に湯を送給することができるものである。この
電気温水器20からの配管30は、建物内に湯を送給する送
給管21を備えている。前記外壁40は、建物周囲に形成さ
れた壁パネル41と、この壁パネル41の室外側に横方向に
沿って固定された木質からなる胴縁51と、この胴縁51を
介して固定されるセラミック材からなるサイディング50
とを備えているものである。なお、前記壁パネル41は、
特に図示していないが、四角枠状の枠材と、この枠材を
塞ぐ面材とから形成されているものである。
【0027】そして、収納部80の内面は、建物周囲の外
壁40と同じサイディング50を連続して形成してある。す
なわち、収納部80の下面を除く、上面、側面及び奥側の
正面には、周囲の外壁40と同様に胴縁51の上にサイディ
ング50が形成されている。なお、収納部80の下面は、建
物の基礎60と同様にコンクリートにより僅かに室外側に
向かって傾斜した平面状に形成されている。
【0028】また、建物の基礎60は、収納部80の内面に
沿って、建物内部に向かって凹状となるように形成され
ている。そして、収納部80は、その内部の奥側の正面に
建物の内部と連通する配管口61を備えている。具体的に
は、配管口61は、建物の内部の床下63と収納部80の内部
とを連通するために基礎60に開口する開口部62から形成
されている。この開口部62は、基礎60の上端面を予め、
下方に向かって切り欠いたように形成したものである。
【0029】前記収納部80は、建物の外部からの視線を
遮るために、収納部80の周囲の外壁40と面一となるよう
な位置にガラリ戸81を形成している。このガラリ戸81
は、細幅の板を斜め羽重ね状に隙間をあけて取り付け
て、外部からの視線を遮蔽することができて空気の流れ
は遮らないものであって、特に図示しないが開閉可能な
開き戸により形成されているものである。
【0030】次に、上記した実施の形態の作用及び効果
について説明する。本実施の形態は、建物の周囲の外壁
40に、建物の内部に向かって凹状に凹んだ収納部80を備
え、その収納部80の内部に電気温水器20と室外機10とを
収納している。このため、建物の周囲に設置しなければ
ならないかかる室外機器を、建物から突出するような位
置に設置することを避けることができる。これにより、
建物周囲の空間を確保することができて、建物周囲の外
観をスッキリさせることができ、建物外観を良好に維持
することができる。さらに、建物周囲に建物表面から突
出するような位置に室外機器を設置することを避けるこ
とができるため、建物の周囲に僅かなスペースの土地し
かないような場合であっても、建物周囲に隣接して通行
可能な通路70を確保することができる。
【0031】また、収納部80の内部に建物周囲の外壁40
と同じサイディング50を連続して形成しているため、収
納部80の内部を外壁40が連続したものとして見ることが
でき、建物の全体外観のデザイン上の調和を乱すことな
く、収納部80を形成することができ、建物外観を良好に
維持することができる。また、収納部80の内面を外壁40
と同じサイディング50で形成したことにより、外壁40と
同様の防水構造にすることができ、建物内部への水の浸
入を抑えることができて、防水性を担保することができ
る。また、サイディング50を収納部80の内面に形成した
ことにより、室外機10から発生する音が建物内部に伝わ
ることを抑え、防音性を担保することができる。
【0032】また、収納部80が建物内部の階段90の下に
形成されているため、階段90下の空間を収納部80の空間
として利用することができる。これにより、階段90の下
の空間の有効利用を図ることができる。また、本実施の
形態において、収納部80の内部に建物の内部と連通する
配管口61を形成している。このため、室外機器から延び
る配管30を配管口61を介して建物の内部に入れることが
できる。これにより、建物の外壁40の表面に配管30を通
すための孔等を別途、開ける必要もなく、室外機器の設
置作業を容易にすることができる。また、配管30を建物
の外側の表面に沿って形成することを回避することがで
き、建物外観を良好に維持することができる。そして、
配管口61が基礎60に開口する開口部62から形成されてい
るため、この基礎60の開口部62を介して、室外機器から
の配管30等を建物の内部の床下63に直接、差し込むこと
ができる。すなわち、配管30を床下63の空間内を介し
て、建物内の目的場所にまで簡単に配置することができ
て、配管30の取付作業を容易にすることができる。
【0033】そして、収納部80の周囲の外壁40と面一と
なるような位置にガラリ戸81を形成している。このた
め、室外機器から熱等を伴う空気が発生しても、ガラリ
戸81を介して、収納部80の外側に排出することができ
る。また、収納部80の外側の空気もガラリ戸81を介して
収納部80の内部に自由に入り込むことができる。これに
より、収納部80の内部に熱がこもることを抑えるととも
に、燃焼装置等を有する室外機器を使用しても収納部80
の内部が酸欠状態となるこを抑えることができる。さら
に、ガラリ戸81を形成したことにより、収納部80の内部
の室外機10等を建物の外側から隠すことができて、建物
外観が見苦しくなく、建物外観を良好なものにすること
ができる。また、ガラリ戸81が外壁40と面一に形成され
ているため、建物外観を外壁40に沿ってフラットな状態
にすることができ、建物の表面外観を凹凸のないスッキ
リしたものにすることができて、建物外観を良好に維持
することができる。
【0034】そして、本実施の形態において、建物の基
礎60も収納部80の内面に沿って、建物の内部に向かって
凹状に形成されている。このため、収納部80の下面を、
基礎60に邪魔されることなく、基礎60よりも下方に位置
することができる。これにより、基礎60の上方に収納部
80を形成する場合と比較して、収納部80の垂直方向の高
さを充分、確保することができる。また、収納部80の室
外側に基礎60が形成されていないため、収納部80に室外
機器を搬入する作業において、基礎60が邪魔になること
なく、搬入作業を容易にすることができる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、建物の周囲に載置した室外機器
が、建物周囲の通路の通行の邪魔になることなく、通路
のスペースを確保することができる収納構造を提供する
ことができる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、外壁と同じ
サイディングを使用することにより、外観を良好に維持
するとともに防水性を担保した収納構造を提供すること
ができる。請求項3記載の発明によれば、階段下の空間
を有効に利用することができる収納構造を提供すること
ができる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、室外機器か
らの配管を収納の内部において、建物の内部に入れるこ
とができて、建物外観を良好にすることができる収納構
造を提供することができる。請求項5記載の発明によれ
ば、収納部の内部から外部に向かって熱を伴う空気を排
出することができる上に、建物の外から収納部の内部を
隠すことができて、建物外観を良好にすることができる
収納構造を提供することができる。
【0038】請求項6記載の発明によれば、収納部の高
さを確保することができ、室外機器等の設置作業も容易
な収納構造を提供することができる。請求項7記載の発
明によれば、基礎を介して、室外機器からの配管等を建
物の内部の床下に差し込むことができて、配管作業が容
易な収納構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、収納構造を示す
概略縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、室内の階段から
見た収納構造を示す概略平面図である。
【図3】従来の建物周囲を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 室外機 11 空気調和器用
配管 20 電気温水器 21 送給管 30 配管 40 外壁 41 壁パネル 50 サイディング 51 胴縁 60 基礎 61 配管口 62 開口部 63 床下 70 通路 80 収納部 81 ガラリ戸 90 階段 91 踊り場 110 室外機 111 冷媒管 120 電気温水器 121 送給管 130 フェンス 140 外壁 141 壁パネル 150 サイディング 160 基礎 170 通路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の周囲の外壁は、建物の内部に向か
    って凹状に凹む収納部を備え、 この収納部は、室外に設置されて建物内部の室内機器と
    配管により連結される室外機器を収納可能に形成されて
    いることを特徴とする収納構造。
  2. 【請求項2】 収納部の内面は、建物周囲の外壁と同じ
    サイディングを連続して形成したことを特徴とする請求
    項1記載の収納構造。
  3. 【請求項3】 収納部は、建物内部の階段下に形成され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    収納構造。
  4. 【請求項4】 収納部は、その内部に建物の内部と連通
    する配管口を備えたことを特徴とする請求項1、請求項
    2または請求項3記載の収納構造。
  5. 【請求項5】 収納部は、建物の外部からの視線を遮る
    ために、収納部の周囲の外壁と面一となるような位置に
    ガラリ戸を形成したことを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3または請求項4記載の収納構造。
  6. 【請求項6】 建物の基礎も収納部の内面に沿って、建
    物内部に向かって凹状に形成されていることを特徴とす
    る請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求
    項5記載の収納構造。
  7. 【請求項7】 配管口は、建物の内部の床下と室外とを
    連通するために基礎に開口する開口部から形成されてい
    ることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請
    求項4、請求項5または請求項6記載の収納構造。
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