JPH1018370A - 集合住宅 - Google Patents

集合住宅

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Publication number
JPH1018370A
JPH1018370A JP19546496A JP19546496A JPH1018370A JP H1018370 A JPH1018370 A JP H1018370A JP 19546496 A JP19546496 A JP 19546496A JP 19546496 A JP19546496 A JP 19546496A JP H1018370 A JPH1018370 A JP H1018370A
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JP
Japan
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water heater
corridor
water
supply
common corridor
Prior art date
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Pending
Application number
JP19546496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Sugiyama
寛紀 杉山
Shinichi Nishio
新一 西尾
Hideaki Hibino
秀昭 日比野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施工、メンテナンス、検針等を極力1ヶ所で共
用廊下側から好都合に行うことができ、平面プラン上の
自由度を極力向上させ、また、共用廊下等を通行する人
に対して排気ガスによる不快感を与えない集合住宅を提
供すること。 【解決手段】水、ガス、電気用の供給竪管15a及び、
廃水用の排水竪管19aを設置し、これら竪管15a、
19aを、共用廊下6の外部に隣接配置し、排水竪管1
9aに複数の分岐排水管19を、対応した住戸5の雑廃
水を輸送自在に接続し、供給竪管15aに、複数の湯沸
器ユニット11を、各住戸5にそれぞれ対応し、かつ該
住戸5に温水を供給自在な形で接続設置し、この湯沸器
ユニット11は共用廊下6の外部に、供給竪管15a及
び排水竪管19aに隣接配置し、湯沸器ユニット11の
排気ガス放出口12を、共用廊下6に背向する方向又は
前記廊下伸延方向に沿った方向に向けて配置して構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃焼型水加熱器等が配設
されたマンション等の集合住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のフロア空間が層状に形成さ
れたマンション等の集合住宅には、これら各フロア空間
の各住戸に、水、ガス、電気を供給するための竪方向の
供給本管や、これら各フロア空間の各住戸からの雑廃水
を輸送排出するための竪方向の雑排水本管が設けられて
いる。また、このような集合住宅には、各住戸に対して
温水を供給し得る形でガス湯沸器等の燃焼型水加熱器が
該住戸の外部に配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
供給本管や雑排水本管を極力1ヶ所にまとめて配置し、
またこれら供給本管や雑排水本管に対するメータユニッ
ト(メータボックス)を極力1ヶ所にまとめ、更に燃焼
型水加熱器をこれら供給本管や雑排水本管のそばに配置
して、施工、メンテナンス、検針等を極力1ヶ所で好都
合に行えるようにすることが望まれている。
【0004】しかし、メンテナンス等を住戸内に立ち入
って行うことは好ましくないため、上述した供給本管や
雑排水本管及び燃焼型水加熱器を共用廊下に面した形で
配置することが考えられる。例えば、従来、メータボッ
クスを各住戸の玄関に隣接し、かつ共用廊下に面した位
置等に配置していたように、上述した供給本管や雑排水
本管及び燃焼型水加熱器を該玄関に隣接した位置等に配
置することが考えられる。しかし、これでは該玄関付近
等における平面プラン上の制約が大きくなり好ましくな
い。また、燃焼型水加熱器を共用廊下に面した形で配置
するため、該燃焼型水加熱器が稼働している最中には、
該燃焼型水加熱器から排気ガスが放出され、共用廊下等
を通行する人が、該燃焼型水加熱器から放出される排気
ガスを浴び不快感を感じるという不都合が従来と同様に
生じる。
【0005】本発明は上記事情に鑑み、供給本管、雑排
水本管、燃焼型水加熱器に対する、施工、メンテナン
ス、検針等を極力1ヶ所で共用廊下側から好都合に行う
ことができ、住戸における平面プラン上の自由度を極力
向上させ、また、燃焼型水加熱器からの排気ガスによ
り、共用廊下等を通行する人に対して不快感を与えるよ
うなことがない集合住宅を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち第1の発明
は、建物本体(100)を有し、前記建物本体(10
0)内に複数のフロア空間(3)を上下層状に設け、前
記各フロア空間(3)に、所定の廊下伸延方向(矢印
A、B方向)に伸延た形で共用廊下(6)を設置し、前
記各フロア空間(3)に、前記共用廊下(6)に沿った
形で複数の住戸(5)を配列設置し、前記建物本体(1
00)に、水、ガス、電気を供給自在な供給本管(15
a)及び、廃水を輸送排出自在な雑排水本管(19a)
を、前記複数のフロア空間(3)に亙って上下方向に設
置し、前記供給本管(15a)及び前記雑排水本管(1
9a)を、前記各フロア空間(3)において、前記共用
廊下(6)の前記住戸(5)の設置側とは反対側外部に
隣接する形で配置し、前記雑排水本管(19a)に、複
数の排水横管(19)を、前記各フロア空間(3)の前
記各住戸(5)に対応した形で、これら対応した住戸
(5)からの雑廃水を前記雑排水本管(19a)に輸送
自在に接続し、前記供給本管(15a)に、複数の燃焼
型水加熱器(11)を、前記各フロア空間(3)の前記
各住戸(5)にそれぞれ対応した形で、かつ前記供給本
管(15a)から水を受け取り、受け取った水を加熱自
在で、かつこれら対応した住戸(5)に前記加熱した温
水を供給自在な形で接続設置し、前記燃焼型水加熱器
(11)は、前記共用廊下(6)を挾んで該燃焼型水加
熱器(11)と対応した住戸(5)と対向する形で、該
共用廊下(6)の外部に、前記供給本管(15a)及び
前記雑排水本管(19a)に隣接配置し、前記燃焼型水
加熱器(11)の排気ガス放出口(12)を、前記共用
廊下(6)に背向する方向(矢印E方向)又は前記共用
廊下(6)の前記廊下伸延方向(矢印A、B方向)に沿
った方向に向けて配置して構成される。
【0007】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明による集合住宅において、前記建物本体(100)
に、前記燃焼型水加熱器(11)及び前記供給本管(1
5a)及び前記雑排水本管(19a)を被覆する形の収
納ケーシング(20)を設け、前記収納ケーシング(2
0)に、前記燃焼型水加熱器(11)の排気ガス放出口
(12)に対応した形で、該収納ケーシング(20)の
内外を連通するガラリ部(21)を設けて構成される。
【0008】なお、( )内の番号等は、図面における
対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以
下の「作用」の欄についても同様である。
【0009】
【作用】上記した構成により本発明のうち第1の発明で
は、供給本管(15a)、雑排水本管(19a)、燃焼
型水加熱器(11)に対する、施工、メンテナンス、検
針等を、各フロア空間(3)における、共用廊下(6)
の住戸(5)の設置側とは反対側外部に隣接した位置で
行う。また、これら供給本管(15a)、雑排水本管
(19a)、燃焼型水加熱器(11)は、共用廊下
(6)の住戸(5)の設置側とは反対側外部に設置され
る。更に、燃焼型水加熱器(11)を稼働させた場合、
該燃焼型水加熱器(11)の排気ガス放出口(12)か
ら放出される排気ガスは共用廊下(6)に向けて直接放
出されることはない。
【0010】また本発明のうち第2の発明では、供給本
管(15a)、雑排水本管(19a)、燃焼型水加熱器
(11)は、収納ケーシング(20)により直接風雨等
にさらされることがない。或いは子供などによるいたず
らから保護される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による集合住宅の一例を示した水平
断面図、図2は、図1における湯沸器ユニット付近の拡
大図、図3は、図2のI矢視図、図4は、図3のX1−
Y1線断面図、図5は、図3のX2−Y2線断面図であ
る。
【0012】マンション等である集合住宅1は、図1乃
至図5に示すように、基本的に鉄筋コンクリート構造物
である建物本体100を有しており、建物本体100は
地盤(図示せず)上に立設された複数の柱(図示せず)
及び、これら柱(図示せず)に一体的に架設された複数
の梁(図示せず)及び、これら柱(図示せず)及び梁
(図示せず)に、層状に、しかも前記柱及び前記梁と一
体的に支持されてた複数のスラブ2等を有している。こ
れらスラブ2、2間には、それぞれフロア空間3が形成
されており、各フロア空間3は、図1に示すように水平
方向である図の矢印A、B方向(即ち、図1の紙面上下
方向)に伸延した形で形成されている。なお、各スラブ
2の上側には、図4及び図5に示すように、水平な床部
材2aが設置されており、このスラブ2と床部材2aと
の間の部位(即ち、スラブ2の上方でかつ床部材2aの
下方の部位)は床下空間4aとなっている。また、この
床部材2aの上方の部位(即ち、スラブ2の下方でかつ
床部材2aの上方の部位)は床上空間4bとなってい
る。
【0013】各フロア空間3の床上空間4bには複数の
住戸5が設置されており、これら住戸5は該床上空間4
bのうち矢印A、B方向に伸延した縁端部3a(即ち、
図1の紙面右側)に沿り、かつ隣接して配置されてい
る。また、各床上空間4bには、矢印A、B方向に伸延
した縁端部3b(即ち、図1の紙面左側)に沿り、かつ
隣接して、所定の廊下伸延方向となる前記矢印A、B方
向に伸延した形の外廊下である共用廊下6が設置されて
おり、共用廊下6は、縁端部3bとは反対側において前
記複数の住戸5と隣接するように配置されている。ま
た、各住戸5のうち、前記縁端部3aに隣接した部位は
ベランダ5aとなっており、ベランダ5a以外の部位は
いわゆる室内となった居住部5bとなっている。また、
居住部5bとベランダ5aとの間、居住部5bと共用廊
下6との間、居住部5bと隣接する他の居住部5bとの
間には、図1、図4、図5に示すように、前記柱(図示
せず)、前記梁(図示せず)、前記スラブ2、前記床部
材2a等と一体的に形成された側壁7が適宜設けられて
いる。更に、各フロア空間3の縁端部3bの位置(即
ち、共用廊下6に沿った位置)には、共用廊下6を通行
する人等の落下等を防止するための防護柵9(例えば床
側のスラブ2等と一体的に形成された壁状の鉄筋コンク
リート)が、建物本体100の側部となる形で設けられ
ている。なお、防護柵9は人等の落下等を防止する高さ
をもって設けられているが、図3乃至図5に示すよう
に、フロア空間3の側方全面を覆うものではなく(床下
空間4aは全て覆っているが、床上空間4bは一部だけ
しか覆っていない)、従って防護柵9の上側には共用廊
下6に対して採光等をなすための開口部9aが設けられ
ている。なお、上下に隣接したフロア空間3、3間にお
いて、共用廊下6、居住部5b、ベランダ5a、防護柵
9等の配置位置は上下方向に対応した状態になってい
る。また、各共用廊下6の天井側には、図3乃至図5に
示すように、該共用廊下6の天井側のスラブ2との間に
天井空間30aを形成する形で廊下天井板30が、スラ
ブ2や前記側壁7等に適宜接合された形で設置されてい
る。
【0014】建物本体100は、図1乃至図5に示すよ
うに、上下方向に伸延した筒状のシャフトケーシング2
0を複数有しており、各シャフトケーシング20は前記
防護柵9の共用廊下6と反対側(即ち、住戸5の設置側
とは反対側)に接合固定され、従って上下層状に配置さ
れた複数の防護柵9に亙って接合固定された形で設けら
れている。また、各フロア空間3のレベルにおける各シ
ャフトケーシング20の配置位置は、該フロア空間3の
各住戸5に対応した位置になっており、例えば図1に示
すように、2つの隣接した住戸5、5に対して1つのシ
ャフトケーシング20が対応するようになっている。各
シャフトケーシング20内には、図1乃至図4に示すよ
うに、複数のフロア空間3に対応した位置にユニット設
置空間13が上下に並んで配置され設けられており、ま
た各シャフトケーシング20内には、上下に並んだ複数
のユニット設置空間13に亙って配管配線ユニット15
が複数のフロア空間3に亙って上下方向に収納されてい
る。配管配線ユニット15は、水、ガス、電気を供給自
在な複数の供給竪管15aと、雑廃水(即ち、台所や便
所などからの廃水)を輸送排出自在な複数の排水竪管1
9aから構成されている。また、各ユニット設置空間1
3には、公知の湯沸器ユニット11が2台づつ、適宜な
取付部材を介してシャフトケーシング20に対して固定
的に設けられており、湯沸器ユニット11は、給排水、
ガス、電気等の使用量をそれぞれ計測し得る、従って水
道メータ、ガスメータ、電気メータ等からなる図2に示
す所定のメータユニット17(但し、2つの湯沸器ユニ
ット11、11間でメータユニット17、17は別個の
ものである)を介して前記供給竪管15aから、水やガ
ス等を受取自在で、受け取った水をガスの燃焼によって
加熱して温水にすることができるようになっている。と
ころで、各ユニット設置空間13に設けられた湯沸器ユ
ニット11は、図2及び図3に示すように、それぞれシ
ャフトケーシング20における図の矢印A側の側部20
a、矢印B側の側部20b近傍に設置されている。即
ち、湯沸器ユニット11は、建物本体100の側部であ
る防護柵9から建物本体100の外部に向かった方向
(即ち、該建物本体100から遠ざかる方向)に突出す
る形で配設されている。なお、湯沸器ユニット11の前
面部11aには、図3及び図4に示すように、操作スイ
ッチ12a及び、排気ガス放出口12等が設けられてい
るが、側部20a近傍に配置された湯沸器ユニット11
はその前面部11aを矢印A方向に向けており、側部2
0b近傍に配置された湯沸器ユニット11はその前面部
11aを矢印B方向に向けている。また、湯沸器ユニッ
ト11の前面部11aに対応して、側部20a、20b
には外側に開放自在(図5では紙面手前側に開放自
在)、即ち図2の矢印C、D方向に開閉自在の扉22が
設けられており、該扉22には、図3及び図5に示すよ
うに、排気ガス放出口12から吹き出される排気ガスが
シャフトケーシング20の外部に放出されるように、排
気ガス放出口12に対応してガラリ21が設けられてい
る。
【0015】一方、シャフトケーシング20内の各供給
竪管15aには、図4に示すように、各ユニット設置空
間13において、前記メータユニット17、17を介し
て分岐供給管16がそれぞれ接続されており、各分岐供
給管16は、接続された各供給竪管15aから水、ガ
ス、電気等を取り出し自在になっている。また、別の分
岐供給管16が該ユニット設置空間13内の湯沸器ユニ
ット11にも1対1で接続されており、該分岐供給管1
6は、接続された湯沸器ユニット11から、該湯沸器ユ
ニット11によって加熱された温水を取り出し自在にな
っている。また、これら分岐供給管16のうち、配管配
線ユニット15或いは湯沸器ユニット11とは反対側
は、シャフトケーシング20を貫通する形で、対応する
フロア空間3の共用廊下6側に到達しており、しかも共
用廊下6のうち前記天井空間30aに到達している。そ
して、各分岐供給管16は、天井空間30aを介して対
応する居住部5b(即ち、シャフトケーシング20に対
応した居住部5bのこと)に、側壁7等を適宜貫通する
形で到達しており、該居住部5bには、該分岐供給管1
6を介して水、温水、ガス、電気等が供給されるように
なっている。
【0016】また、シャフトケーシング20内の配管配
線ユニット15のうち各排水竪管19aには、図4に示
すように、各ユニット設置空間13において、前記メー
タユニット17、17をそれぞれ介して分岐排水管19
がそれぞれ接続されており、各分岐排水管19は、接続
された排水竪管19aに雑廃水を輸送自在になってい
る。また、分岐排水管19のうち、配管配線ユニット1
5とは反対側は、シャフトケーシング20を貫通する形
で、対応するフロア空間3の床下空間4a側に到達して
おり、この床下空間4aを介して対応する居住部5b
(即ち、シャフトケーシング20に対応した居住部5b
のこと)の真下の位置に到達している。即ち、該居住部
5bから排水される雑廃水が、該分岐排水管19を介し
て排水されるようになっている(なお別の実施例とし
て、二重床を形成せず、分岐排水管19を天井空間30
a等に配管することも可能である。)。更に、各ユニッ
ト設置空間13内の、上述したメータユニット17、1
7は、図2に示すように、シャフトケーシング20にお
ける共用廊下6側の側部20c近傍に設置されている。
側部20c近傍に配置されたメータユニット17、17
はその表示部を共用廊下6方向に向けている。また、メ
ータユニット17、17の表示部に対応して、シャフト
ケーシング20の側部20cには覗き窓23が、防護柵
9上側の開口部9aに対応して設けられており、共用廊
下6側から該覗き窓23を介してメータユニット17、
17の表示等が容易に読み取れるようになっている。
【0017】一方、各居住部5bには空調器ユニット2
5が設けられている。空調器ユニット25は、居住部5
b内に配置された図示しない室内器及び、図3及び図5
に示すように、共用廊下6のうち、該居住部5bの近傍
の天井空間30a内に設置された室外器25aを有して
おり、図示しない室内器と室外器25aとの間は、天井
空間30aを介して敷設された連絡ダクト25bにより
接続されている。なお、廊下天井板30のうち、室外器
25aに対応した位置には、図示しない通気穴が設けら
れている。
【0018】本発明による集合住宅1は以上のように構
成されているので、湯沸器ユニット11を稼働させた場
合、該湯沸器ユニット11の排気ガス放出口12から排
気ガスが放出され、該排気ガスは、前記排気ガス放出口
12に対応して設けられたガラリ部21を介してシャフ
トケーシング20の外部に、該排気ガス放出口12の向
いている方向である図の矢印A方向又は矢印B方向に放
出される。つまり、排気ガスは、共用廊下6の伸延方向
である矢印A、B方向に放出されるため、該共用廊下6
に向けて直接放出されることはない。つまり、湯沸器ユ
ニット11が稼働している最中にも、共用廊下6等を通
行する人は、該湯沸器ユニット11から放出される排気
ガスを浴びることがないので不快感を感じることがなく
都合がよい。また、湯沸器ユニット11や供給竪管15
a、排水竪管19aに対する施工、メンテナンス等は、
共用廊下6に位置する作業員が、防護柵9上側の開口部
9aを介してシャフトケーシング20の扉22を図2の
矢印C方向に開放し、例えば湯沸器ユニット11の前面
部11aにおける操作スイッチ12a等を操作する形で
容易に行える。同様に、メータユニット17における検
針やメンテナンス等も覗き窓23等を介して共用廊下6
側から容易に行える。
【0019】なお、上述した実施例では、湯沸器ユニッ
ト11の排気ガス放出口12を、共用廊下6の伸延方向
に沿った方向、即ち矢印A、B方向に向けて配置した
が、本発明による集合住宅の構造においては、湯沸器ユ
ニット11等である燃焼型水加熱器の排気ガス放出口を
共用廊下6に背向する方向、例えば図1、図2、図4、
図5の矢印E方向等に向けて配置してもよい。
【0020】また、集合住宅1においてスプリンクラ設
備を設け、該スプリンクラ設備のスプリンクラ給水用配
管を上述したシャフトケーシング20内に設けてもよ
い。なお、この場合、該スプリンクラ設備の制御装置等
と接続した操作部をメータユニット17付近の位置に配
置すると、メンテナンスなどに都合が良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち第1の
発明は、建物本体100等の建物本体を有し、前記建物
本体内に複数のフロア空間3等のフロア空間を上下層状
に設け、前記各フロア空間に、所定の廊下伸延方向に伸
延た形で共用廊下6等の共用廊下を設置し、前記各フロ
ア空間に、前記共用廊下に沿った形で複数の住戸5等の
住戸を配列設置し、前記建物本体に、水、ガス、電気を
供給自在な供給竪管15a等の供給本管及び、廃水を輸
送排出自在な排水竪管19a等の雑排水本管を、前記複
数のフロア空間に亙って上下方向に設置し、前記供給本
管及び前記雑排水本管を、前記各フロア空間において、
前記共用廊下の前記住戸の設置側とは反対側外部に隣接
する形で配置し、前記雑排水本管に、複数の分岐排水管
19等の排水横管を、前記各フロア空間の前記各住戸に
対応した形で、これら対応した住戸からの雑廃水を前記
雑排水本管に輸送自在に接続し、前記供給本管に、複数
の燃焼型水加熱器を、前記各フロア空間の前記各住戸に
それぞれ対応した形で、かつ前記供給本管から水を受け
取り、受け取った水を加熱自在で、かつこれら対応した
住戸に前記加熱した温水を供給自在な形で接続設置し、
前記燃焼型水加熱器は、前記共用廊下を挾んで該燃焼型
水加熱器と対応した住戸と対向する形で、該共用廊下の
外部に、前記供給本管及び前記雑排水本管に隣接配置
し、前記燃焼型水加熱器の排気ガス放出口12等の排気
ガス放出口を、前記共用廊下に背向する方向又は前記共
用廊下の前記廊下伸延方向に沿った方向に向けて配置し
て構成されるので、供給本管、雑排水本管、燃焼型水加
熱器に対する、施工、メンテナンス、検針等を、各フロ
ア空間における、共用廊下の住戸の設置側とは反対側外
部に隣接した位置で、従って極力1ヶ所で、該共用廊下
側から好都合に行うことができる。また、これら供給本
管、雑排水本管、燃焼型水加熱器は、共用廊下の住戸の
設置側とは反対側外部に設置されるので、住戸側或いは
共用廊下側においては、これら供給本管、雑排水本管、
燃焼型水加熱器を設置しなくても済み、その結果、住戸
における平面プラン上の自由度が極力向上され(勿論、
玄関付近における自由度も向上される)、共用廊下に対
しても極力広い空間を提供することができる。これによ
り、上下階での各住戸等におけるプランや用途の違いに
も対応できる集合住宅となる。特に、雑排水本管が住戸
内の位置になくて済むので平面プラン上の自由度の向上
は非常に大きい。更に、燃焼型水加熱器を稼働させた場
合、該燃焼型水加熱器の排気ガス放出口から排気ガスが
放出されるが、燃焼型水加熱器の排気ガス放出口は、共
用廊下に背向する方向又は廊下伸延方向に沿った方向に
向けて配置されているため、該排気ガス放出口からの排
気ガスは共用廊下に向けて直接放出されることはない。
つまり、燃焼型水加熱器が稼働している最中にも、共用
廊下等を通行する人は、該燃焼型水加熱器から放出され
る排気ガスを浴びることがないので不快感を感じること
がなく都合がよい。
【0022】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明による集合住宅において、前記建物本体に、前記燃焼
型水加熱器及び前記供給本管及び前記雑排水本管を被覆
する形のシャフトケーシング20等の収納ケーシングを
設け、前記収納ケーシングに、前記燃焼型水加熱器の排
気ガス放出口に対応した形で、該収納ケーシングの内外
を連通するガラリ21等のガラリ部を設けて構成される
ので、供給本管、雑排水本管、燃焼型水加熱器は、収納
ケーシングにより直接風雨等にさらされることがない。
或いは子供などによるいたずらから保護される。従っ
て、第1の発明による効果に加えて、供給本管、雑排水
本管、燃焼型水加熱器が風雨から保護され、或いはいた
ずら等から保護され、故障や破損を極力防ぐことができ
る。またこれに加えて、収納ケーシングにより外観が改
善され、集合住宅の美観が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による集合住宅の一例を示した
水平断面図である。
【図2】図2は、図1における湯沸器ユニット付近の拡
大図である。
【図3】図3は、図2のI矢視図である。
【図4】図4は、図3のX1−Y1線断面図である。
【図5】図5は、図3のX2−Y2線断面図である。
【符号の説明】
1……集合住宅 3……フロア空間 5……住戸 6……共用廊下 11……燃焼型水加熱器(湯沸器ユニット) 12……排気ガス放出口 15a……供給本管(供給竪管) 19……排水横管(分岐排水管) 19a……雑排水本管(排水竪管) 20……収納ケーシング(シャフトケーシング) 21……ガラリ部(ガラリ) 100……建物本体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物本体を有し、 前記建物本体内に複数のフロア空間を上下層状に設け、 前記各フロア空間に、所定の廊下伸延方向に伸延た形で
    共用廊下を設置し、 前記各フロア空間に、前記共用廊下に沿った形で複数の
    住戸を配列設置し、 前記建物本体に、水、ガス、電気を供給自在な供給本管
    及び、廃水を輸送排出自在な雑排水本管を、前記複数の
    フロア空間に亙って上下方向に設置し、 前記供給本管及び前記雑排水本管を、前記各フロア空間
    において、前記共用廊下の前記住戸の設置側とは反対側
    外部に隣接する形で配置し、 前記雑排水本管に、複数の排水横管を、前記各フロア空
    間の前記各住戸に対応した形で、これら対応した住戸か
    らの雑廃水を前記雑排水本管に輸送自在に接続し、 前記供給本管に、複数の燃焼型水加熱器を、前記各フロ
    ア空間の前記各住戸にそれぞれ対応した形で、かつ前記
    供給本管から水を受け取り、受け取った水を加熱自在
    で、かつこれら対応した住戸に前記加熱した温水を供給
    自在な形で接続設置し、 前記燃焼型水加熱器は、前記共用廊下を挾んで該燃焼型
    水加熱器と対応した住戸と対向する形で、該共用廊下の
    外部に、前記供給本管及び前記雑排水本管に隣接配置
    し、 前記燃焼型水加熱器の排気ガス放出口を、前記共用廊下
    に背向する方向又は前記共用廊下の前記廊下伸延方向に
    沿った方向に向けて配置して構成した集合住宅。
  2. 【請求項2】前記建物本体に、前記燃焼型水加熱器及び
    前記供給本管及び前記雑排水本管を被覆する形の収納ケ
    ーシングを設け、 前記収納ケーシングに、前記燃焼型水加熱器の排気ガス
    放出口に対応した形で、該収納ケーシングの内外を連通
    するガラリ部を設けて構成した請求項1記載の集合住
    宅。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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