JPH08303022A - 集合住宅の配管構造 - Google Patents

集合住宅の配管構造

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JPH08303022A
JPH08303022A JP10618695A JP10618695A JPH08303022A JP H08303022 A JPH08303022 A JP H08303022A JP 10618695 A JP10618695 A JP 10618695A JP 10618695 A JP10618695 A JP 10618695A JP H08303022 A JPH08303022 A JP H08303022A
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pipe
vertical hole
piping structure
floor
vertical
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Application number
JP10618695A
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English (en)
Inventor
Ryuji Matsuura
隆二 松浦
Naoto Tsuchiya
直人 土屋
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Sumitomo Realty and Development Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Realty and Development Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マンション等の集合住宅において、各居住区
画の専有部分に入ることなく、共用配管の保守、点検、
交換、補修等の作業を容易に行うことができる、集合住
宅の配管構造を提供することである。 【構成】 複数階にわたって積層された住居区画(2
b)を有する集合住宅(1)の配管構造であって、集合
住宅(1)の建屋を複数階にわたって上下方向に貫通す
る竪穴(6b)を形成し、この竪穴(6b)の内部に住
居区画(2b)に関する共用竪管(8、9、10、1
1、12)を配置し、集合住宅(1)の外廊下(4)か
ら竪穴(6b)内の共用配管(8、9、10、11、1
2)の保守、点検、交換、修理等を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数階にわたって積層
された住戸を有する、いわゆるマンション等の集合住宅
の配管構造に関するものであり、更に詳細には、集合住
宅に設置された配管の点検や補修及び取り替えを容易に
行うことができる、配管構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マンション等の集合住宅では、多
くの場合、給水管、排水管、ガス管等の共用竪管は各住
戸の専有部分のスラブを貫通するように配管されている
ので、各住戸の占有部分に入らなければ共用竪管の保
守、点検ができない。したがって、その住戸の住民が不
在のときには共用配管の保守、点検ができない。
【0003】また、共用配管の補修や取り替えを行うた
めには、該等する住戸の専有部分の天井や壁や床スラブ
を部分的に取り壊さなければならない。したがって、工
事に多くの費用と長い工事期間とを要する。
【0004】更に、共用配管の補修や取り替え工事中
は、その住戸での共用配管の使用が制限されるのみでな
く、その上下階の住戸でも共用配管の使用が制限され
る。したがって、工事が長期間に及ぶ場合には、他の居
住者に多大の迷惑をかけることにもなりかねない。
【0005】このような不都合を解消するため、集合住
宅の共用配管を廊下部分の上下のスラブを貫通するよう
に配置し、この共用配管を開閉自在の配管カバーで覆う
ことにより、共用配管の保守、点検等を容易に行うこと
ができるようにした、共用配管の設置構造が提案されて
いる(例えば、特公昭61ー49582号公報、実公昭
60ー17631号公報を参照のこと)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の共用配
管の設置構造は、共用配管のうち廊下部分に露出するよ
うに配置された部分については、配管カバーを開放する
ことによって保守、点検等を容易に行うことができるも
のの、この共用配管は廊下部分の床スラブを貫通して上
下に延在しているから、共用配管のうち床スラブに埋め
られた部分の保守、点検、交換、補修等の作業を行うに
は、床スラブを部分的に破壊しなければならない。した
がって、このような場合には、工事に長期間を要し、ま
た、多くの費用もかかることになる。
【0007】そこで、本発明の目的は、マンション等の
集合住宅において、各居住区画の専有部分に入ることな
く、共用配管の保守、点検、交換、補修等の作業を容易
に行うことができる、集合住宅の配管構造を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本願の請求項1に記載した集合住宅の配管構造は、
複数階にわたって積層された住居区画を有する集合住宅
の配管構造において、前記集合住宅の建屋を複数階にわ
たって上下方向に貫通する竪穴を形成し、前記竪穴の内
部に前記住居区画に関する共用竪管を配置したことを特
徴とする。
【0009】また、本願の請求項2に記載した集合住宅
の配管構造は、請求項1に記載の配管構造において、前
記集合住宅の各階には前記住居区画が複数個並設され、
前記竪穴は前記各住居区画に沿って複数本形成されてい
ることを特徴とする。
【0010】また、本願の請求項3に記載した集合住宅
の配管構造は、請求項1又は2に記載の配管構造におい
て、前記竪穴は前記建屋の最上階から最下階まで延在し
ていることを特徴とする。
【0011】また、本願の請求項4に記載した集合住宅
の配管構造は、請求項1又は2に記載の配管構造におい
て、前記竪穴は前記建屋の少なくとも二つの階にわたっ
て延在していることを特徴とする。
【0012】また、本願の請求項5に記載した集合住宅
の配管構造は、請求項ないし4のうちのいずれか一項に
記載した配管構造において、前記集合住宅の各階に前記
住居区画に沿って延在する通路を設け、前記竪穴を前記
通路と前記住居区画との間に配置し、前記竪穴と前記住
居区画とを耐火性隔壁によって遮断し、前記竪穴と前記
通路との間に開閉可能な扉を設けて成ることを特徴とす
る。
【0013】また、本願の請求項6に記載した集合住宅
の配管構造は、請求項5に記載の配管構造において、前
記竪穴と前記通路との間に、給湯器、電力メーター、ガ
スメーター、水道メーターを設置するためのスペースを
設け、前記スペースと前記竪穴とを隔壁によって遮断し
て成ることを特徴とする。
【0014】また、本願の請求項7に記載した集合住宅
の配管構造は、請求項5又は6に記載の配管構造におい
て、前記竪穴の内部には取り外し可能な点検用床が設け
られていることを特徴とする。
【0015】また、本願の請求項8に記載した集合住宅
の配管構造は、請求項5又は6に記載の配管構造におい
て、前記竪穴の内部には折り畳み可能な点検用床が設け
られていることを特徴とする。
【0016】そして、本願の請求項9に記載した集合住
宅の配管構造は、請求項1ないし8のうちのいずれか一
項に記載の配管構造において、前記共用竪管は、水道
管、ガス管、排水管、電気幹線、電話配管、テレビ配管
のうちの一又は二以上の管又は線であることを特徴とす
る。
【0017】
【作用】本願の請求項1に記載した集合住宅の配管構造
によれば、集合住宅の建屋を複数階にわたって上下方向
に貫通する竪穴に、集合住宅の居住区画に関する共用配
管を配置したから、共用配管は、建屋のスラブ等に埋設
されることなく、竪穴の内部に完全に露出した状態で延
在する。したがって、共用配管の保守、点検、交換、補
修等の作業を竪穴の内部で容易に行うことができる。
【0018】本願の請求項2に記載した集合住宅の配管
構造によれば、各階に複数の居住区画を有する集合住宅
に複数の竪穴を形成し、これらの竪穴が各居住区画に対
して一対一の関係で対応するように構成したから、各階
に多数の居住区画を有する大きな集合住宅においても共
用配管の保守、点検、交換、補修等の作業を容易に行う
ことができる。
【0019】本願の請求項3に記載した集合住宅の配管
構造によれば、竪穴が建屋の最上階から最下階まで延在
するから、共用配管を竪穴内で完全に露出させて配置す
ることができると共に、竪穴が建屋内に占める容積を最
小限にすることができる。
【0020】本願の請求項4に記載した集合住宅の配管
構造によれば、竪穴を建屋の二つ以上の階にわたって形
成することとし、必ずしも建屋の最上階から最下階まで
にわたって形成することとはしなかったから、種々の形
状や構造を有する建屋に本発明を無理なく適用して、共
用配管の保守、点検、交換、補修等の作業を容易に行う
ことができる。
【0021】本願の請求項5に記載した集合住宅の配管
構造によれば、配管用の竪穴と居住区画とを耐火性隔壁
で遮断したから、竪穴と居住区画との間の類焼を防止す
ることができる。また、配管用の竪穴を集合住宅の通路
に沿って設け、竪穴と通路との間に開閉可能な扉を設け
たから、竪穴内の共用配管の保守、点検等を通路から竪
穴内に入ることによって、居住区画の占有部分に入るこ
となく容易に行うことができる。
【0022】本願の請求項6に記載した集合住宅の配管
構造によれば、竪穴と通路との間のスペースに給湯器を
設置したから、竪穴内のガス管及び水道管と給湯器との
間の連結に便利であると共に、給湯器の保守、点検を通
路側から行うことができる。また、このスペースに電力
メーター、ガスメーター、水道メーターを設置したか
ら、これらのメーター類の検針を容易に行うことができ
る。更に、このスペースと竪穴とを耐火性隔壁によって
遮断すれば、給湯器と竪穴内の配管との間の類焼を防止
することもできる。
【0023】本願の請求項7に記載した集合住宅の配管
構造によれば、竪穴の内部に取り外し可能な点検用床を
設置したから、竪穴内の配管の保守、点検等の作業を点
検用床に乗って容易に行うことができると共に、保守、
点検等の作業中に作業者が竪穴内へ落下することを確実
に防止することができる。また、点検用床は取り外し可
能であるから、配管類の補修、交換作業の妨げにならな
い。
【0024】本願の請求項8に記載した集合住宅の配管
構造によれば、竪穴の内部に折り畳み可能な点検用床を
設置したから、竪穴内の配管の保守、点検等の作業を点
検用床に乗って容易に行うことができると共に、保守、
点検等の作業中に作業者が竪穴内へ落下することを確実
に防止することができる。また、点検用床は折り畳み可
能であるから、配管類の補修、交換作業の妨げにならな
い。
【0025】そして、本願の請求項9に記載した集合住
宅の配管構造によれば、竪穴内に配置される共用竪管
を、水道管、ガス管、排水管、電気幹線、電話配線、テ
レビ配線としたから、共用竪管を集中的に管理すること
が可能になる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0027】図1は、マンション等の集合住宅1の複数
の積層階のうちの一つの階層の平面図である。この階層
には、8つの住居区画2a、2b、…2hが隣接して横
方向に配置され、これらの住居区画2aないし2hの一
方の側には住居専有部分の一部を成すベランダ3a、3
b、…3hがそれぞれ設けられている。ここにいう住居
区画とは、主として居住者が生活活動を行う住居占有部
分を指すが、厳密な意味での住居占有部分のみを指すの
ではなく、一定の範囲で住居占有部分に隣接する部分も
含むものとする。
【0028】これらの住居区画2の他方の側には共用部
分である通路、即ち外廊下4が配置され、外廊下4は階
段5、5につながっている。そして、これらの住居区画
2a、2b…の外廊下4側には、それぞれ、配管用の竪
穴6a、6b、…6hが形成され、これらの竪穴6a、
6b…は、それぞれ、集合住宅1の建屋の最上階から最
下階まで上下方向に直線状に延在する。
【0029】図2は、上述の8つの居住区画のうちの一
つの居住区画2bの竪穴6b周りの部分的な拡大平面図
である。同図中、7aは柱部分、7bは居住区画2a、
2b間のコンクリート隔壁、7cは居住区画2bと廊下
4の間のコンクリート隔壁、そして、7dは、隔壁7b
と隔壁7cとを連結して竪穴6bを画成するコンクリー
ト隔壁である。隔壁7dは、居住区画2bと廊下4の間
に竪穴6bを画成するために、鈎状に屈曲している。
【0030】竪穴6b内には、水道管8、排水管9、1
0、ガス管11、電気幹線12、電話配管(図示せ
ず)、テレビ配管(図示せず)、テレビ及び電話の端子
盤T等の共用配管が配置されるほか、後述するガス給湯
器13の給湯管(図示せず)も配置される。居住区画2
bの浴槽14、トイレ15、洗面所16、キッチン17
等の水場は、水道管8、排水管9、10の近傍に在るこ
とが望ましいことから、これらの水場は竪穴6bに隣接
して配置されている。しかし、このような配置は、竪穴
6b内の共用配管と居住区画2b内の水場との配管長さ
を短縮するためであるから、このような事項を考慮しな
いのであれば、これらの水場を含めて、居住区画2b内
の間取りは任意に設定できる。
【0031】竪穴6b内に配置された水道管8、排水管
9、10等の共用配管は竪穴6bの内壁に沿って建屋の
上下方向に延在し、それらの全体が竪穴6b内に露出し
ている。
【0032】なお、図2中、参照番号18は玄関を、1
9は玄関ドアを、そして、20は玄関18に通じる室内
の廊下を、21はトイレ15のドアを、22は洗面所1
6のドアを、そして、23は廊下20の端部のドアを、
それぞれ示す。
【0033】竪穴6bの外廊下4側の開口部は鋼鉄製の
板からなる蓋体24によって覆われ、これによって竪穴
6bは居住区画2bからも外廊下4からも区画された空
間となる。蓋体24はコンクリート製の隔壁7c及び柱
部分7aに固定され、集合住宅1の建屋の一部となる。
【0034】蓋体24には点検用扉25が取り付けら
れ、作業者は点検用扉25を開くことによって竪穴6b
内に入ることができる。点検用扉25は通常時には施錠
され、作業者以外の者が竪穴6b内に侵入することがで
きないようになっている。蓋体24の点検用扉25の隣
にはガス給湯器13が設置され、ガス給湯器13を竪穴
6b内のガス管11の近傍に配置すると共に、ガス給湯
器13を外廊下4から点検できるようになっている。
【0035】蓋体24には竪穴6b内に突出するように
して隔壁26aが取り付けられ、この隔壁26aによっ
て竪穴6a内に空間26が画成されている。この空間2
6内にはガスメーター、水道メーター、電気メーター
(いずれも図示せず)が設置されると共に、前述のガス
給湯器13もこの空間26内に設置されている。この空
間26を蓋体24の裏面に沿って配置した理由は、竪穴
6b内に設置された水道管8、ガス管11、電気幹線1
2の近傍にそれらのメーター類を配置することにより、
水道管8、ガス管11、電気幹線12とメーター類との
連結を容易にするためである。また、これらのガスメー
ター、水道メーター、電気メーターはガス給湯器13の
下方に配置され、蓋体24に設けたメーター検針扉27
を外廊下4側から開くことによって検針できるようにな
っている。
【0036】この実施例では、空間26は隔壁26aに
よって竪穴6bから遮断されている。したがって、メー
ター検針扉27を常に施錠しておく必要はない。しか
し、隔壁26aの天井部及び底部が竪穴6b内に開放し
ているような場合には、メーター検針扉27から竪穴6
bへの落下事故を防止するために、メーター検針扉27
を施錠しておく必要がある。
【0037】なお、蓋体24に設けた点検用扉25、ガ
ス給湯器13、隔壁26a、メーター検針扉27は上記
の配置に限定されることはなく、それらの配置を種々に
変更することができる。
【0038】また、竪穴6b内には金属製の網目状の点
検用床28が取り付けられる。この点検用床28は取り
外し可能に構成されて、作業時にのみ竪穴6b内に設置
されるようにしてもよいし、また、折り畳み可能に構成
されて、竪穴6b内に常時設置されていてもよい。いず
れの場合にも、作業者は点検用扉25を開いて竪穴6b
内に入り、点検用床28に乗って共用配管の保守、点検
等の作業を行う。点検用床28は取り外し可能である
か、折り畳み可能であるから、共用配管の補修や交換の
際にも、点検用床28が邪魔になることはない。
【0039】なお、点検用床28は金属製の網目状の材
料で構成されるものに限定される必要はなく、一定の剛
性を有すると共に耐火性を有する材料であれば、種々の
材料で構成することができる。
【0040】本発明の集合住宅の配管構造には、上記実
施例のほかに、次のような変更態様が考えられる。
【0041】上記実施例では、竪穴6b内に配置される
共用配管として、水道管8、排水管9、10、ガス管1
1、電気配管・配線12、電話配管・配線(図示せ
ず)、テレビ配管・配線(図示せず)等を例示したが、
これら以外にも種々の配管を設置することができること
は明らかである。
【0042】また、給湯器13や各種のメーター類を竪
穴6b内に配置せず、外廊下4を挟んで竪穴6bの反対
側に配置することもできる。
【0043】更に、給湯器13を竪穴6b内に設置する
が、外廊下4に面する側には設置せず、居住区画2aな
いし2h側に設置することもできる。この場合には、給
湯器13の吸・排気通路(図示せず)は竪穴6bを通っ
て外廊下4まで延在させればよい。
【0044】また、上記実施例では、各居住区画2aな
いし2hに個々に竪穴6aないし6hを設けたが、同一
階の隣接する2つの居住区画、例えば居住区画2a、2
bで一つの竪穴を共用することもできる。
【0045】更に、上記実施例では、竪穴6aないし6
hを住居区画2aないし2hに沿って設けたが、竪穴6
aないし6h自体の機能にのみ着目するのであれば、そ
の設置場所は任意の場所でよい。
【0046】例えば、隣接する2つの居住区画の間に完
全に挟まれた状態で、完全に密閉された竪穴を配置し、
この竪穴を2つの居住区画で共用すると共に、この竪穴
に隣接する位置にエレベータや階段を設置することもで
きる。このエレベータや階段は、竪穴と同様に完全に密
閉された空間内に配置されてもよいし、一方が外気に開
放した空間内に設置されてもよい。
【0047】そして、上記実施例では、竪穴6bはその
長手方向(上下方向)に均一な断面積を有するが、一階
部分と二階部分とを有する、いわゆるメゾネット型のマ
ンションでは、給湯器やメーター類を設置する階では竪
穴の断面積を大きくし、他方の階では竪穴の断面積を小
さくする等、断面積を種々に変更することもできる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の集合住宅
の配管構造によれば、マンション等の集合住宅におい
て、各居住区画の専有部分に入ることなく、共用配管の
保守、点検、交換、補修等の作業を容易に行うことがで
きるという効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の配管構造を適用した集合住宅の複数
の積層階のうちの一つの階層の平面図である。
【図2】 図2の居住区画2bの竪穴付近の拡大平面図
である。
【図3】 図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】 図2のB−B方向からみた側面図である。
【符号の説明】
1…集合住宅 2a〜2h…居住区画 3a〜3h…ベランダ 4…外廊下 5…階段 6a〜6h…共用配管用の竪穴 8…水道管 9、10…排水管 11…ガス管 12…電気幹線 13…ガス給湯器 24…竪穴の蓋体 25…点検用扉 26…空間 26a…隔壁 27…メーター点検扉 28…点検用床

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階にわたって積層された住居区画を
    有する集合住宅の配管構造において、前記集合住宅の建
    屋を複数階にわたって上下方向に貫通する竪穴を形成
    し、前記竪穴の内部に前記住居区画に関する共用竪管を
    配置したことを特徴とする、集合住宅の配管構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の配管構造において、前
    記集合住宅の各階には前記住居区画が複数個並設され、
    前記竪穴は前記各住居区画に沿って複数本形成されてい
    ることを特徴とする、前記配管構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の配管構造におい
    て、前記竪穴は前記建屋の最上階から最下階まで延在し
    ていることを特徴とする、前記配管構造。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の配管構造におい
    て、前記竪穴は前記建屋の少なくとも二つの階にわたっ
    て延在していることを特徴とする、前記配管構造。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のうちのいずれか一項
    に記載した配管構造において、前記集合住宅の各階に前
    記住居区画に沿って延在する通路を設け、前記竪穴を前
    記通路と前記住居区画との間に配置し、前記竪穴と前記
    住居区画とを耐火性隔壁によって遮断し、前記竪穴と前
    記通路との間に開閉可能な扉を設けて成ることを特徴と
    する、前記配管構造。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の配管構造において、前
    記竪穴と前記通路との間に、給湯器、電力メーター、ガ
    スメーター、水道メーターを設置するためのスペースを
    設け、前記スペースと前記竪穴とを隔壁によって遮断し
    て成ることを特徴とする、前記配管構造。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載の配管構造におい
    て、前記竪穴の内部には取り外し可能な点検用床を設け
    たことを特徴とする、前記配管構造。
  8. 【請求項8】 請求項5又は6に記載の配管構造におい
    て、前記竪穴の内部には折り畳み可能な点検用床を設け
    たことを特徴とする、前記配管構造。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のうちのいずれか一項
    に記載の配管構造において、前記共用竪管は、水道管、
    ガス管、排水管、電気配管・配線、電話配管・配線、及
    び、テレビ配管・配線のうちの一又は二以上の管又は線
    であることを特徴とする、前記配管構造。
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