JPH04306431A - 屋外熱交換機の配置方法 - Google Patents

屋外熱交換機の配置方法

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JPH04306431A
JPH04306431A JP9626891A JP9626891A JPH04306431A JP H04306431 A JPH04306431 A JP H04306431A JP 9626891 A JP9626891 A JP 9626891A JP 9626891 A JP9626891 A JP 9626891A JP H04306431 A JPH04306431 A JP H04306431A
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JP
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heat exchanger
outdoor heat
shaft
floor
building
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JP9626891A
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Yoshiaki Murakami
村上 喜昭
Naonobu Sumita
住田 直伸
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Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層集合住宅やビル等
の室内空調を行うために、ビル等に取り付ける屋外熱交
換機と屋内熱交換機とからなるセパレート式の空冷ヒー
トポンプの配置方法に関し、特にこの屋外熱交換機の配
置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高層集合住宅やビル等に配置されるセパ
レート型空冷ヒートポンプの屋外熱交換機の配置方法は
、従来、これらの建物の各戸のベランダや屋上等の外気
に直接面した床部に据置いたり、又はベランダの天井等
に吊架する方法が採用されている。そしてこれらの屋外
熱交換機は、屋内の空調ゾーンに配設した屋内熱交換機
に冷媒管で連通することにより室内の空調を行っている
。このように屋外熱交換機は常に建物の屋外のベランダ
等に据付る方法が適用されているだけであり、内部に屋
外熱交換機を配置して室内の空調を行う方法は採用され
ていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の屋外熱交換機の配置方法において、屋外熱交換機を
ベランダ等の床部に据付る方法では、この床スペースが
縮小するため、ベランダの使い勝手が悪くなった。また
ベランダ等の上方に屋外熱交換機を天吊りする方法では
、一般的にベランダ等は幅狭なためこの取付作業や保守
を行う際に足場確保が困難であるとともに、この作業に
は常に落下等の危険が伴う等の問題があった。さらにこ
の方法は、ベランダの使用勝手という点では上記のベラ
ンダの床に設置する方法より優れているが、建物の外観
上の見栄えが悪くなるという欠点もあった。
【0004】このように、従来の屋外熱交換機の配置方
法では、いずれの場合も、屋外熱交換機を外気に面する
ように配置するには、建物のベランダ等を活用するしか
ないため、屋内熱交換機の配置ゾーンから離れた位置に
設置されることが多い。このため冷媒管が延長するのに
伴い、冷媒の流動時に生じる熱損失が大きくなって空調
効率が低減するとともに、冷媒管等の配管資材の使用量
が増加するため、施工費用がかさむ等の問題があった。 また従来の配置方法では、屋外熱交換機が風雨に直接さ
らされるので耐用年数が短くなるとともに、風雨により
転倒したり落下するのを防止するため十分堅固に固定す
る必要があった。さらに、屋外熱交換機の駆動時にはし
ばしば近隣に対する騒音の影響が発生するため、多額の
費用をかけて防音壁の取付を余儀なくされることもあっ
た。
【0005】そこで本発明は、屋外熱交換機を建物内に
配置することにより、セパレート型空冷ヒートポンプに
使用する冷媒管を短縮させて空調効率を向上させること
ができるとともに、建物の外観上の見栄えを良くするこ
とができる屋外熱交換機の配置方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は高層集合住宅や
ビル等に取付て室内の空調を行う屋外熱交換機と屋内熱
交換機とからなるセパレート型空冷ヒートポンプの屋外
熱交換機の配置方法に関し、上記目的を達成したもので
ある。その方法は、高層建造物等の最下階から最上階ま
でに中空のシャフトを貫通し、同シャフト内を上下方向
に平行な仕切壁で吸気側と排気側に区分し、シャフト上
端の吸気側と排気側を外気に連通するとともにシャフト
下端の吸気側のみを外気に連通し、上記仕切壁シャフト
の吸気側から排気側に気流を形成して熱交換を行わせる
屋外熱交換機を適数配置するとともに、同屋外熱交換機
と屋内熱交換機とを冷媒管で連通する。なお、シャフト
は、各階床毎に格子状の床と防音防火扉を設けるのが望
ましい。
【0007】
【作用】本発明の屋外熱交換機の配置方法では、屋内熱
交換機を駆動させるとそれに連動して屋外熱交換機が駆
動する。そして、屋内熱交換機の冷媒により室内熱が吸
収された後、この冷媒は冷媒管を介して屋外熱交換機に
伝熱され、屋外熱交換機により室内熱がシャフトの排気
側に排出される。そしてこの奪取熱はシャフトの排気側
を介して排気側上端の排気口から外部に排出される。こ
れと同時に外部からシャフトの吸気側を介して屋外熱交
換機に吸い込まれた空気により冷媒が冷却され、この冷
媒は冷媒管を介して屋内熱交換機に伝熱さた後、この冷
媒により所定の温度に冷却された空気が屋内熱交換機か
ら室内に放出されて室内空調が行われる。
【0008】この際、屋外熱交換機は、シャフト内の吸
気側から排気側に気流を形成するように取付られている
ので、特に高層建物ではドラフト効果も伴って効率の良
い熱交換を行うことができる。このため、シャフト内の
空間が狭い場合でも従来の設置方法と同様に屋外熱交換
機の熱交換効果が発揮されるとともに、この仕切壁によ
り熱交換気流のショートサーキットが防止される。また
、シャフトの側壁に設けた防音防火扉を開いてシャフト
内に入ることにより屋外熱交換機の保守点検も安全に行
うことができる。
【0009】
【実施例】本発明の屋外熱交換機の配置方法の一実施例
を図1、図2により説明する。高層集合住宅1 の最上
階1aと最下階1bとの間の例えば躯体2 内に内部中
空のシャフト3 が貫通される。このシャフト3内に上
下方向に平行な仕切壁4 が設けられてシャフト3 内
が吸気側3aと排気側3bに形成される。吸気側3aの
下端は、建物の地下に埋設したコンクリート製の吸気ダ
クト5 を介して屋外に設けた吸気口6に連通されると
ともに、吸気側3aの上端は高層集合住宅1 の屋上に
設けた排気口7aに連通される。また、シャフト3 内
の排気側3bの下端は住宅の床部により封鎖されるとと
もに、排気側3bの上端は上記住宅の屋上に設けた他の
排気口7bに連通される。上記仕切壁4 の長手方向に
は、各階の屋内熱交換機8 の設置位置に対応する位置
にそれぞれ、1〜3個の屋外熱交換機9 が配置され、
この屋外熱交換機9 によってシャフト3 の吸気側3
aから排気側3b側に気流を形成できるようなっている
。またこの屋外熱交換機9 はそれぞれ、冷媒配管10
a,10b を介して各住戸の内壁に設けた屋内熱交換
機8 に連通され、両熱交換機8,9 は連動するよう
になっている。
【0010】そして、各屋内熱交換機8 の駆動に連動
して屋外熱交換機9 が駆動すると、屋外の吸気口6 
から吸い込まれた空気は、吸気ダクト5 とシャフト3
 内の吸気側3aを介して建物の屋上に設けた排気口7
aから排出されるとともに、この空気により屋外熱交換
機9 で熱交換される。そして、この媒体は冷媒配管1
0a を介して屋内熱交換機8 に移送され、屋内熱交
換機8 により室内に放出されるとともに、屋内熱交換
機8 の媒体に吸収された室内の熱は他の冷媒配管10
b を介して屋外熱交換機9 に移送されて冷凍回路が
形成され、奪取熱は排気側3bを介して建物の屋上に設
けたの排気口7bから外部に排出される。
【0011】またシャフト3 内の吸気側3aと排気側
3b内にはそれぞれ、例えばグレーチング等の格子状の
床11が各階の床面と同一平面状に設けられ、これらの
床11に隣接するシャフト3 の側壁に点検口13が設
けられ、各点検口13に防音防火扉12がそれぞれ開閉
できるように蝶番で固定される。そして、これらの防音
防火扉12を開けて点検口13からシャフト3 内の吸
気側3aあるいは排気側3b内に入ることにより各屋外
熱交換機9 の保守、点検ができるようになっている。
【0012】なお、本実施例では吸気、排気用のシャフ
ト3 は高層集合住宅1 の躯体2 の内部に設けたが
これに限定するものではなく、各種のパイプシャフト等
の余裕スペースを利用することもできる。これらの場合
もパイプシャフト内を上記と同様に仕切壁4 で吸気側
3aと排気側3bに区分し、この仕切壁4 に上記と同
様に屋外熱交換機9 を配置し、この屋外熱交換機9 
を冷媒配管10a,10b を介して屋内熱交換機8 
に連通してもよい。この場合も上記と同様にパイプシャ
フトの吸、排気側3a,3b 内に格子状の床部11を
設けるとともに、この床部11に隣接するパイプシャフ
トの側壁に点検口を設け、この点検口に防音防火扉12
を開閉可能に取付け、屋外熱交換機9 の保守、点検が
できるように構成することもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明の屋外熱交換機の配置方法では、
建物内に鉛直方向のシャフトを貫通させて、このシャフ
ト内を上下方向に平行な仕切壁で吸気側と排気側に区分
し、この仕切壁に屋外熱交換機を配置する方法を採用し
たので、従来の建物のベランダ等に配置させる方法より
冷媒管の延長距離が短縮できる。このため、冷媒管の熱
損失が低減して空調効率を向上させることができるとと
もに、冷媒管等の配管材料の使用が少なく済むのでこれ
らの材料費が節約できる。また屋外熱交換機は、上記の
ように建物内に設けたシャフト内に配置するので防音効
果が高く、近隣に対する騒音の影響を懸念する必要がな
い。さらに上記の屋外熱交換機は風雨に直接さらされな
いため、耐用年数を延長させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋外熱交換機の配置方法の実施例を示
す断面図である。
【図2】図1の部分平面断面図である。
【符号の説明】
3      シャフト 3a    吸気側 3b    排気側 4      仕切壁 8      屋内熱交換機 9      屋外熱交換機 10a  冷媒配管 10b  冷媒配管 11    床部 12    防音防火壁 13    点検口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  高層集合住宅やビル等に設置して室内
    の空調を行う屋外熱交換機と屋内熱交換機とからなるセ
    パレート型空冷ヒートポンプの屋外熱交換機の配置方法
    において、高層建造物等の最下階から最上階までに中空
    のシャフトを貫通し、同シャフト内を上下方向に平行な
    仕切壁で吸気側と排気側に区分し、シャフト上端の吸気
    側と排気側を外気に連通するとともにシャフト下端の吸
    気側のみを外気に連通し、上記仕切壁にシャフトの吸気
    側から排気側に気流を形成して熱交換を行わせる屋外熱
    交換機を適数配置するとともに、同屋外熱交換機と屋内
    熱交換機とを冷媒管で連通したことを特徴とする屋外熱
    交換機の配置方法。
  2. 【請求項2】  シャフトは、各階床毎に格子状の床と
    防音防火扉を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    屋外熱交換機の配置方法。
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