JPH0455136Y2 - - Google Patents

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JPH0455136Y2
JPH0455136Y2 JP1987172317U JP17231787U JPH0455136Y2 JP H0455136 Y2 JPH0455136 Y2 JP H0455136Y2 JP 1987172317 U JP1987172317 U JP 1987172317U JP 17231787 U JP17231787 U JP 17231787U JP H0455136 Y2 JPH0455136 Y2 JP H0455136Y2
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JP
Japan
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handrail wall
equipment
balcony
view
building
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JP1987172317U
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JPH0176937U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は共同住宅、事務所等建築物におけるバ
ルコニー或いは外廊下に使用されている手摺壁
(以下 手摺壁等と略す)の一部分を同じ外観、
機能を有するケース構造のものとし、且つその内
部空間に空調機室外ユニツトやガス給湯装置等、
機能上、室外に設置を必要とする機器(以下 室
外機等と略す)を組込み使用することができる手
摺壁に関するものである。
(従来の技術) 現在この様な建築物に使われている室外機等の
設置については、集中設備方式を除き、建物の外
壁部、軒裏天井或いはバルコニーの内側などが利
用されているが、設置を当初から考慮されたもの
でないことが多くそのため使用するうえで種々の
不具合や障害が生じている。また建築当初より居
住区画の内部に設置するよう計画されたものもあ
るが、このため室内プラン設定上制約をうけた
り、居住スペースの無駄を生ずる欠点がある。
更に外廊下側への設置については、ここが居住
者共有の場所・通路となることが多く、従つてそ
の部分の利用は殆ど行なわれていない。
(考案が解決しようとする問題点) 前述の様に室外機等の設置には、種々の場所が
考えられているが、その使用においては従来から
次の様な問題が多く指摘されている。
(1) 建物の外壁部や軒下天井においては、設置し
た室外機等のため日照や視界の妨げになりまた
建物デザイン上からも好ましくない。更に各室
の機器設置の有無により建物外観上の不統一を
生じる欠点がある。一方バルコニー内側の場合
にはデツドスペースを生じ、且つ室外機等から
でる排気流などの影響もあつてバルコニーの有
効な利用を阻害している。
また何れの場所も居住区画に接近しているた
め室外機等の振動や騒音からのセパレーシヨン
が困難である等の問題がある。
(2) 居住区画内部への設置については、躯体壁や
出窓部分などの利用が行なわれているが、何れ
もこれによる室内プランに対する制約や居住ス
ペースの無駄を避けることができず、メリツト
が少ないと共に振動や騒音のセパレーシヨンに
ついてはより条件がわるくなる。
(3) 外廊下部分の利用については、殆どの場合こ
こが共通の通路となるため室外機等の設置は通
常不可能で、このため廊下側居住区画における
機器等の設置については、制約を受けることが
多くこの面の対策が強く望まれている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は室外機等の設置場所および使用に伴な
う種々の問題を解決するため、バルコニーや外廊
下の手摺壁等を利用して、その一部分をそれと同
一または適合した形状を持つたケース構造のもの
とし、その内側空間に必要とする室外機等を組込
み使用出来るようにしたものでケース構造の内・
外側板には吸・排気口を設ける他は他の手摺壁等
と同じ外観・機能をもつ、また居住区画内にある
機器類とは、あらかじめバルコニー或いは廊下床
面に設けた埋設ピツトまたは埋設配管等により接
続され機能するため通行その他の障害とはならな
い。
第1図は独立型バルコニーへの実施例の斜視
図、第2図は外廊下への実施例の斜視図であり室
外機等を組込んだケース構造は両側の手摺壁と連
結され固定される、外側面に排気口2内側面に吸
気口13を設けているが、建物外観への影響は最
小限に止めることができる。
(作用) 本考案に述べる機能を持つた機器収納手摺壁は
その内部空間に各種の機器を組込む事が可能であ
り、これにより従来からあつた問題が解決できる
と共に、新たな効果が期待できる、以下にその実
施例を示す。
第3図は手摺壁ケース構造の内部に空調機の室
外ユニツトを組込んだ例の断面図を、第4図に同
横断面図を示すが、床板3の上にコンデンサー4
冷却フアン5コンプレツサーユニツト6リザーバ
ー7およびコントロールユニツト8が取り付けら
れ機能する。必要な冷却空気は吸気口13から入
り、熱交換の後排気口2から排出される。
第5図はケース構造の内部にガス給湯装置を組
込んだ例の断面図を、第6図に同横断面図を示す
が、床板3の上にバーナーユニツト9熱交換器1
0および給水装置等11およびガスコントロール
12が取付き、燃焼のための空気は吸気口13か
ら入り排気口2から排出する様になつている。こ
の様な実施例において、今まで問題或いは改善が
望まれていた次の点について効果が期待できる。
(1) 手摺壁のケース構造は組込む機器により厚み
が若干広くなることがあるが、バルコニー全体
としてのスペースが有効に利用でき、且つ日
照、視界の妨げとならない。
(2) 機器が居住区画から離れて設置されるため、
振動や騒音が減ずると共に、燃焼ガスや排熱は
建物外部に排出されるため排気流による影響も
なくなる。
(3) 機器組込みのための容積が多く必要な場合
は、横方向への拡張が可能であり設計上の自由
度がある。
(4) 機器への接近性が良く、点検、整備が容易と
なる。
(実施例) 機器収納手摺壁のもつ特性を利用した実施例と
して次の様なものが考えられるが、その他の屋外
に設置を必要とする機器においてもその利用が可
能である。
(1) 空調機の室外ユニツト (2) ガス給湯装置 (3) 小規模ボイラー (4) 集中集塵装置 (5) ごみ処理装置 (考案の効果) 本考案に示す機能を持つた機器収納手摺壁の利
用により、次の効果が期待できる。
(1) 建物のデザインに影響を与えることなく室外
機等が設置でき、その有無に係わらず外観の統
一も容易となり、デザインをすつきりさせるこ
とができる。
(2) 居住区画のスペースや形状、形態に関係なく
室外機等の設置、使用ができる。
(3) 手摺壁等として使用されていたスペースおよ
び機能を失うことなく有効に利用できる。
(4) 従来、共用の通路があつたためその利用に問
題のあつた外廊下側の居住区画における室外機
等の設置が容易となつた。
【図面の簡単な説明】
次の各図により機器収納手摺壁の実施例および
ケース構造内への室外機等組込みの実施例を示
す。第1図は独立バルコニーに実施の斜視図、第
2図は外廊下に実施の斜視図、第3図は空調機室
外ユニツトの組込み断面図、第4図は同組込みの
横断面図、第5図はガス給湯装置の組込み断面
図、第6図は同組込みの横断面図である。 1……外側板、2……排気口、3……床板、4
……コンデンサー、5……冷却フアン、6……コ
ンプレツサーユニツト、7……リザーバー、8…
…コントロールユニツト、9……バーナーユニツ
ト、10……熱交換器、11……給水装置等、1
2……ガスコントロール、13……吸気口、14
……バルコニー床、15……配線・配管用埋設ピ
ツト、16……内側板、17……天板、18……
側面板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建築物のバルコニー等の手摺壁において、その
    一部分に手摺壁と同種の材料又は異種材料で製作
    した、排気口2をもつ外側板1と吸気口13をも
    つ内側板16およびこれを連結する天板17、側
    面板18並びに床板3からなる箱状の構造体(以
    下 ケース構造と略す)を設置し、手摺壁として
    の外観及び機能を他の部分と同一に保つと共に、
    その内部空間に空調機やガス給湯装置等の室外に
    設置を必要とする機器を組込み機能させることを
    特徴とする機器収納手摺壁。
JP1987172317U 1987-11-11 1987-11-11 Expired JPH0455136Y2 (ja)

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JPH0176937U JPH0176937U (ja) 1989-05-24
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